JP2010042817A - バージンシール - Google Patents

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真一 稲葉
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Abstract

【課題】 キャップの開封履歴を容易に確認可能にするバージンシールを提供すること。
【解決手段】 バージンシール10であって、切断誘導部20を構成するように相隣る切れ目21、22のそれぞれが、キャップ2を開封するキャップ回転進み方向に斜交してキャップ2の側から容器本体3の側に延びる斜線21A、22Aであって、この斜線21A、22Aのキャップ2の側の一端が容器本体3の側の他端よりも該キャップ回転進み方向の後方側に位置する斜線21A、22Aを有する形態からなり、切断誘導部20の切れ目21、22が設けられる範囲のシール本体11の裏面のうち、少なくとも上記相隣る切れ目21、22が設けられる範囲のシール本体11の裏面を糊抑え部12としてなるもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は包装容器におけるキャップのバージンシールに関する。
従来、店頭で、包装容器のキャップの不正な開封を防止するバージンシール(改竄防止ラベル)として、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1に記載の改竄防止ラベルシールは、容器本体に対して螺動して開封可能にされるネジ式キャップの改竄防止ラベルシールであって、シール本体はキャップと容器本体の境界に跨って貼着され、シール本体の切断誘導部(ミシン目)がキャップと容器本体の境界に沿うように設けられる。ここで、切断誘導部はキャップを開封するキャップ回転進み方向に沿うシール本体の切断開始端部となる後方縁部から切断終了端部となる前方縁部の全域に設けられる。尚、切断誘導部を構成する切れ目は、キャップ回転進み方向に平行をなす直線状のミシン目からなる。
更に、特許文献1に記載の改竄防止ラベルシールは、シール本体の外周縁部の複数か所に、改竄防止用の切込み部を設けている。
このような従来の改竄防止ラベルシールにあっては、使用者が容器を開封し、内容物を使用しようとする場合には、キャップを容器本体に対して螺動することにより、キャップを外すことになる。このとき、シール本体は切断誘導部の切れ目に沿って破断し、キャップ側に貼着された上側シール片と容器本体側に貼着された下側シール片とに分かれる。
他方、容器を不正に開封して内容物に改竄を加えようとする場合には、改竄者はシール本体をキズつけることなく剥がすことを試みる。このとき、改竄者がシール本体を剥がそうとして、シール本体の外周縁部から剥がすことを試みると、外周縁部に設けてある改竄防止用の切込み部が破断する。シール本体の外周縁部の破断の痕跡が一目で不正な開封の履行を知らせるものになる。
また、特許文献2には、改竄防止用のラベルシールの破封用ミシン目の形状として、直線状に断続するミシン目のほか、ラベル破断時の破断線の乱れやけばだちを強調するために、破断するミシン目を破断線方向に対し1つ置きに横方向にずらす、各ミシン目を破断方向に対して傾斜させる、V字型と逆V字型を破断方向に対して交互に反復させる、ことが記載されている。
特開2006-243483 実開昭63-79364
しかしながら、特許文献1に記載の改竄防止ラベルシールにあっては、キャップを容器本体に対して螺動して開封するとき、切断誘導部はキャップ回転進み方向に沿うシール本体の後方縁部から前方縁部の全域に設けられており、シール本体は切断誘導部の切れ目に沿ってキャップ回転進み方向に沿う一直線状にきれいに切断されて上下のシール片に分かれる。上下のシール片の切断面は直線状になる。
このため、改竄者がキャップを上述の如くに開封した後、キャップをもとの閉じ位置に戻すと、キャップ側の上側シール片と容器本体側の下側シール片とがそれらの直線状切断面をきれいに合致させる。このような上下のシール片はあたかも単一の切断されていないシール本体を呈する如くになり、キャップの開封履歴を一目で察知することを困難にする。また、特許文献2に記載の破封用ミシン目は、ミシン目の裏面に糊抑え部を設けているが、上下のシール片が合致するため、一目で開封履歴を察知するには十分ではない。
本発明の課題は、キャップの開封履歴を容易に確認可能にするバージンシールを提供することにある。
請求項1の発明は、複数の切れ目を断続的に配置した切断誘導部が設けられ、裏面に粘着剤が塗布されているシール本体を有し、シール本体はキャップと容器本体の境界に跨って貼着され、シール本体の切断誘導部がキャップと容器本体の境界に沿うように設けられ、容器本体に対し回動して開封されるキャップのバージンシールであって、切断誘導部を構成するように相隣る切れ目のそれぞれが、キャップを開封するキャップ回転進み方向に斜交してキャップの側から容器本体の側に延びる斜線であって、この斜線のキャップの側の一端が容器本体の側の他端よりも該キャップ回転進み方向の後方側に位置する斜線を有する形態からなり、切断誘導部の切れ目が設けられる範囲のシール本体の裏面のうち、少なくとも上記相隣る切れ目が設けられる範囲のシール本体の裏面を糊抑え部としてなるようにしたものである。
バージンシール10は、図1に示す如く、キャップ2が容器本体3に対し回動(本実施例では螺動)して開封される包装容器1に用いられ、キャップ2の不正な開封を防止する。
バージンシール10は、プラスチックフィルム、紙等からなるシール本体11の裏面の概ね全面に粘着剤が塗布され、その裏面の後述する糊抑え部12を除く概ね全面を粘着剤層として用いられる。シール本体11を構成するプラスチックフィルムとしては、例えばPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等を用いることができる。また、シール本体11は、紙、パルプ類を使用することもできるが、粘着剤層を介して包装容器1に貼付して使用されるため、包装容器や粘着剤との兼ね合いでプラスチックフィルムであることが好ましい。シール本体11の裏面に塗布される粘着剤としては、例えばアクリル系粘着剤等を用いることができる。
バージンシール10は、シール本体11に、複数の切れ目20A、21、22・・・を一直線状に断続的に配置した切断誘導部20を設ける。バージンシール10は、キャップ2と容器本体3の境界に跨ってシール本体11を貼着されて用いられ、シール本体11の切断誘導部20がキャップ2と容器本体3の境界に沿うように設けられる。使用者が容器1を開封し、内容物を使用しようとする場合には、キャップ2を容器本体3に対して螺動することにより、キャップ2を外すことになる。このとき、シール本体11は切断誘導部20の切れ目20A、21、22・・・に沿って破断し、キャップ2側に貼着された上側シール片11aと容器本体3側に貼着された下側シール片11b(図3)とに分かれる。
バージンシール10は、シール本体11の外周縁部の複数か所に、改竄防止用切れ目30を設けている。容器1の内容物に改竄を加えようとする改竄者がシール本体11を剥がそうとして、シール本体11の外周縁部から剥がすことを試みると、外周縁部に設けてある改竄防止用切れ目30が破断する。シール本体11の外周縁部の破断の痕跡が一目で不正な開封の履行を知らせるものになる。
しかるに、バージンシール10は、改竄者がシール本体11を上述の如くに剥がすことなく、キャップ2を一旦開封した後にキャップ2をもとの閉じ位置に戻したとしても、キャップ2の開封履歴を一目で察知できるように、以下の構成を具備する。
切断誘導部20はキャップ2を回転するキャップ回転進み方向Nに沿うシール本体11の概ね一直線上に、切断開始端部となる後方縁部Rから中途部又は前方縁部Fに渡るように設けられる。キャップ2を開封した後のシール本体11(上側シール片11aと下側シール片11b)をキャップ2と容器本体3から剥がし易くするためには、切断誘導部20は後方縁部Rから前方縁部Fにまで設けることが好ましい。
切断誘導部20は、キャップ回転進み方向Nに沿う切断誘導始端部となる最後部の貫通状切れ目20Aをシール本体11の後方縁部Rに交差配置させている。切れ目20Aは、好適には、使用者がキャップ2に加えるキャップ回転力に対し、シール本体11が大きな抵抗なく切断開始し得るように、キャップ回転進み方向Nに平行に沿う直線状(マイナス状)の形態とする。
切断誘導部20は、キャップ回転進み方向Nに沿って、上述の最後部の切れ目20Aに後続する2個以上の貫通状切れ目21、22・・・をシール本体11の中途部又は前方縁部Fにまで備える。
切断誘導部20を構成するように相隣る切れ目21、22・・・のそれぞれは、キャップ2を開封するキャップ回転進み方向Nに斜交してキャップ2の側から容器本体3の側に延びる斜線21A、22A・・・であって、この斜線21A、22A・・・のキャップ2の側の一端(上端)が容器本体3の側の他端(下端)よりも該キャップ回転進み方向Nの後方側に位置する斜線21A、22A・・・を有する形態からなる。
このとき、相隣る切れ目21、22・・・は、当該切れ目21、22・・・の上記斜線21A、22A・・・に交差する補助線21B、22Bであって、当該切れ目21、22・・・に相隣る他の切れ目21、22・・・に近づく方向に延びる補助線21B、22Bを有する形態からなることが好ましい。斜線21A、22A・・・は、キャップ回転進み方向Nに対して垂直方向に斜線Aを外接する幅方向の大きさが同じ幅であることが好ましく、更に相隣る切れ目21、22・・・が、同じ幅であることが好ましい。
また、相隣る切れ目21、22・・・は、互いに間隔Lを介して離れている。間隔Lは、斜線21A、22A・・・または相隣る切れ目21、22の幅より狭いことが好ましい。このとき、相隣る切れ目21、22の間で、前方側に位置する切れ目22のその斜線22Aのキャップ2の側の一端(上端)から後方側に位置する切れ目21の補助線21Bに至る距離と、後方側に位置する切れ目21のその斜線21Aの容器本体3の側の他端(下端)から前方側に位置する切れ目22の補助線22Bに至る距離のそれぞれは、相隣る切れ目21、22の上下の切断距離(後述する切断ラインPf、Pr)になる。
本実施例では、切断誘導部20を構成する切れ目21、22・・・を全て同一のX字状の形態(図4(A)に示す形態)としている。従って、切れ目21(他の切れ目22・・・も同じ)は、斜線21Aに交差する補助線21Bを、斜線21Aの中間点に斜交してキャップ2の側から容器本体3の側に延びる斜線であって、この斜線のキャップ2の側の一端(上端)が容器本体3の側の他端(下端)よりもキャップ回転進み方向Nの前方側に位置する斜線からなるものとしている。
切断誘導部20の切れ目20A、21、22・・・が設けられる範囲のシール本体11の裏面のうち、上述の斜線21A、22A・・・を有して相隣る切れ目21、22・・・が設けられる範囲のシール本体11の裏面を糊抑え部12とする。糊抑え部12は少なくとも後述する切離片11c(シール本体11の欠落部K)に対応する範囲に設けられれば良い。糊抑え部12は、シール本体11の裏面に塗布された粘着剤の上に、糊抑え剤を塗布することにより形成され、この部分の粘着力を喪失させる。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(請求項1)
(a)バージンシール10において、シール本体11に設けられて切断誘導部20を構成するように相隣る切れ目21、22のそれぞれが、キャップ2を開封するキャップ回転進み方向Nに斜交してキャップ2の側から容器本体3の側に延びる斜線21A、22Aであって、この斜線21A、22Aのキャップ2の側の一端(上端)が容器本体3の側の他端(下端)よりも該キャップ回転進み方向Nの後方側に位置する斜線21A、22Aを有する形態からなる。このようなシール本体11が貼着された容器1のキャップ2を容器本体3に対して回動して開封しようとし、キャップ2に回転力を付与すると、シール本体11は切断誘導部20の切れ目20A、21、22・・・に沿って破断され、キャップ2の側に貼着された上側シール片11aと容器本体11Bの側に貼着された下側シール片11bとに分離され、キャップ2を開封可能にする。
このとき、切断誘導部20を構成する上述の各切れ目21、22は、図2(A)に示す如く、その斜線21A、22Aのキャップ2の側の一端(上端)から後方向き(矢印r)に引裂開始され、その斜線21A、22Aの容器本体3の側の他端(下端)から前方向き(矢印f)に引裂開始される。そして、相隣る上述の切れ目21、22の間で、図2(B)に示す如く、前方側に位置する切れ目22のその斜線22Aのキャップ2の側の一端(上端)から引裂開始されて後方向きに延びる切断ラインPrが後方側に位置する切れ目21(補助線21B)に到達するとともに、後方側に位置する切れ目21のその斜線21Aの容器本体3の側の他端(下端)から引裂開始されて前方向きに延びる切断ラインPfが前方側に位置する切れ目22(補助線22B)に到達すると、シール本体11は切断誘導部20の各切れ目20A、21、22・・・に沿ってキャップ回転進む方向Nに沿う前方縁部Fから後方縁部Rまで破断されるものになる。
(b)前述(a)でシール本体11が前方縁部Fから後方縁部Rまで破断されたとき、相隣る前後の切れ目21、22の間で、前方側に位置する切れ目22と後方側に位置する切れ目21は、図2(B)に示す如く、キャップ2の側で切断ラインPrにより連続され、かつ容器本体3の側で切断ラインPfにより連続される。従って、シール本体11内で相隣る前後の切れ目21、22に挟まれていた部分は、それらの切れ目21、22とそれらの切断ラインPr、Pfによりシール本体11から切離される切離片11cになる(図2(B))。他方、この相隣る切れ目21、22が設けられる範囲のシール本体11の裏面は糊抑え部12とされ、この範囲内にあった上述の切離片11cはキャップ2と容器本体3にもともと貼着されていない。これにより、シール本体11から上述の如くに切離された切離片11cはシール本体11及び容器1の側から剥落し、シール本体11には切離片11cが欠落した欠落部Kを生ずる(図2(B))。
(c)前述(a)で一端開封したキャップ2をもとの位置に戻したとき、図3に示す如く、キャップ2の側の上側シール片11aの切断面と容器本体3の側の下側シール片11bの切断面とが仮に合致したとしても、シール本体11は上述(b)の欠落部Kの発生によりキャップ2の開封履歴を一目で察知させる状況を呈する。
(請求項2)
(d)相隣る切れ目21、22が離れているから、シール本体11はそれらの切れ目21、22の間の切れ目となっていなかった部分を必ず破断し、シール本体11の破断の痕跡を確実に残し、キャップ2の開封履歴を確実に察知させる状況を呈する。
(請求項3)
(e)前述(a)の相隣る切れ目21、22が、当該切れ目21、22の斜線21A、22Aに交差する補助線21B、22Bであって、当該切れ目21、22に相隣る他の切れ目21、22に近づく方向に延びる補助線21B、22Bを有する形態からなる。従って、相隣る前述の切れ目21、22の間で、前方側に位置する切れ目22のその斜線22Aのキャップ2の側の一端(上端)から引裂開始されて後方向きに延びる切断ラインPrが後方側に位置する切れ目21の補助線21Bに速やかに到達し、或いは後方側に位置する切れ目21のその斜線21Aの容器本体3の側の他端(下端)から引裂開始されて前方向きに延びる切断ラインPfが前方側に位置する切れ目22の補助線22Bに速やかに到達し、シール本体11の破断並びに切離片11cの形成、ひいてはシール本体11における欠落部Kの発生を迅速容易にする。ここで、後方向きに延びる切断ラインPrと前方向きに延びる切断ラインPfとの距離が等しいことが、特に好ましい。
切断誘導部20の相隣る切れ目21、22・・・は、前述の如くの斜線21A、22A・・・を有するものであれば良く、前述した図4(A)に示した形態のものに限らず、例えば図4(B)〜(E)に示した切れ目41(斜線41A)、切れ目51(斜線51A、補助線51B、51C)、切れ目61(斜線61A、補助線61B、61C)、切れ目71(斜線71A、補助線71B、71C)等のいずれかの形態のもの等も採用できる。従って、シール本体11として、前述した図1に示したもの以外に、例えば図5〜図9の変形例のもの等も採用できる。特に、各斜線21A、22A・・・の中間点が切断誘導始端部の貫通状切れ目20Aからキャップ回転進む方向Nに直線状に位置するか、切断誘導線20の垂直方向において各斜線21A等のキャップ側の一端(上端)と容器本体側の他端(下端)が同じ高さであることが好ましい。
図5のシール本体11は、図1のシール本体11において切断誘導部20を構成する切れ目21、22・・・を、図4(B)の形態の貫通状切れ目41、42・・・に変更したものである。切れ目41、42は、切れ目21、22の斜線21A、22Aと同様の斜線41A、42Aのみからなる。シール本体11が破断されるとき、前方側に位置する切れ目42の斜線42Aのキャップ2の側の一端(上端)から後方向きに延びる切断ラインPrが後方側の切れ目41に到達するとともに、後方側に位置する切れ目41の斜線41Aの容器本体3の側の他端(下端)から前方向きに延びる切断ラインPfが前方側の切れ目42に到達する。これにより、相隣る前後の切れ目41、42の間で、それらの切れ目41、42とそれらの切断ラインPr、Pfによりシール本体11から切離される切離片11cが形成され、シール本体11にはこの切離片11cが剥落して欠落した欠落部Kを生ずる。
図6のシール本体11は、図1のシール本体11において切断誘導部20を構成する切れ目21、22・・・を、図4(C)の形態の貫通状切れ目51、52・・・に変更したものである。切れ目51、52は、切れ目21、22の斜線21A、22Aと同様の斜線51A、52Aを有するとともに、前方側に位置する切れ目51、52に近づく方向に延びる補助線51B、52B、後方側に位置する切れ目51、52に近づく方向に延びる補助線51C、52Cを有する。シール本体11が破断されるとき、前方側に位置する切れ目52の斜線52Aのキャップ2の側の一端(上端)から後方向きに延びる切断ラインPrが後方側の切れ目51(補助線51B)に到達するとともに、後方側に位置する切れ目51の斜線51Aの容器本体3の側の他端(下端)から前方向きに延びる切断ラインPfが前方側の切れ目52(補助線52C)に到達する。これにより、相隣る前後の切れ目51、52の間で、それらの切れ目51、52とそれらの切断ラインPr、Pfによりシール本体11から切離される切離片11cが形成され、シール本体11にはこの切離片11cが剥落して欠落した欠落部Kを生ずる。
図7のシール本体11は、図1のシール本体11において切断誘導部20を構成する切れ目21、22・・・を、図4(D)の形態の貫通状切れ目61、62・・・に変更したものである。切れ目61、62は、切れ目21、22の斜線21A、22Aと同様の斜線61A、62Aを有するとともに、前方側に位置する切れ目61、62に近づく方向に延びる補助線61B、62B、後方側に位置する切れ目61、62に近づく方向に延びる補助線61C、62Cを有する。シール本体11が破断されるとき、前方側に位置する切れ目62の斜線62Aのキャップ2の側の一端(上端)から後方向きに延びる切断ラインPrが後方側の切れ目61(補助線61B)に到達するとともに、後方側に位置する切れ目61の斜線61Aの容器本体3の側の他端(下端)から前方向きに延びる切断ラインPfが前方側の切れ目62(補助線62C)に到達する。これにより、相隣る前後の切れ目61、62の間で、それらの切れ目61、62とそれらの切断ラインPr、Pfによりシール本体11から切離される切離片11cが形成され、シール本体11にはこの切離片11cが剥落して欠落した欠落部Kを生ずる。
図8のシール本体11は、図1のシール本体11において切断誘導部20を構成する切れ目21、22・・・を、図4(E)の形態の貫通状切れ目71、72・・・に変更したものである。切れ目71、72は、切れ目21、22の斜線21A、22Aと同様の斜線71A、72Aを有するとともに、前方側に位置する切れ目71、72に近づく方向に延びる補助線71B、72B、後方側に位置する切れ目71、72に近づく方向に延びる補助線71C、72Cを有する。シール本体11が破断されるとき、前方側に位置する切れ目72の斜線72Aのキャップ2の側の一端(上端)から後方向きに延びる切断ラインPrが後方側の切れ目71(補助線71B)に到達するとともに、後方側に位置する切れ目71の斜線71Aの容器本体3の側の他端(下端)から前方向きに延びる切断ラインPfが前方側の切れ目72(補助線72C)に到達する。これにより、相隣る前後の切れ目71、72の間で、それらの切れ目71、72とそれらの切断ラインPr、Pfによりシール本体11から切離される切離片11cが形成され、シール本体11にはこの切離片11cが剥落して欠落した欠落部Kを生ずる。
図9のシール本体11は、図1のシール本体11において切断誘導部20を構成する切れ目21、22・・・を、図4(A)の形態の貫通孔状切れ目81、83・・・と図4(D)の形態の貫通孔状切れ目82、84・・・とが交互に並置されるように変更したものである。切れ目81、83・・・は、切れ目21における斜線21A、補助線21Bと同様の斜線81A、83A、補助線81B、83Bを有する。切れ目82、84・・・は、切れ目61における斜線61A、補助線61B、61Cと同様の斜線82A、84A、補助線82B、82C、84B、84Cを有する。シール本体11が破断されるとき、相隣る切れ目81と切れ目82の間では、前方側に位置する切れ目82の斜線82Aのキャップ2の側の一端(上端)から後方向きに延びる切断ラインPrが後方側の切れ目81(補助線81B)に到達するとともに、後方側に位置する切れ目81の斜線81Bの容器本体3の側の他端(下端)から前方向きに延びる切断ラインPfが前方側の切れ目82(補助線82C)に到達する。これにより、相隣る前後の切れ目81、82の間で、それらの切れ目81、82とそれらの切断ラインPr、Pfによりシール本体11から切離される切離片11cが形成され、シール本体11にはこの切離片11cが剥落して欠落した欠落部Kを生ずる。また、相隣る切れ目82と切れ目83の間では、前方側に位置する切れ目83の斜線83Aのキャップ2の側の一端(上端)から後方向きに延びる切断ラインPrが後方側の切れ目82(補助線82B)に到達するとともに、後方側に位置する切れ目82の斜線82Aの容器本体3の側の他端(下端)から前方向きに延びる切断ラインPfが前方側の切れ目83(補助線83B)に到達する。これにより、相隣る前後の切れ目82、83の間で、それらの切れ目82、83とそれらの切断ラインPr、Pfによりシール本体11から切離される切離片11cが形成され、シール本体11にはこの切離片11cが剥落して欠落した欠落部Kを生ずる。
即ち、切断誘導部20を構成するように相隣る切れ目21、22・・・は、上述の図9の切れ目81、82・・・の如くに、異なる形態の切れ目を並置してなるものでも良い。
図1はバージンシールの未破断状態を示す模式図である。 図2は切断誘導部の切れ目の引裂状態を示す模式図である。 図3はバージンシールの破断状態を示す模式図である。 図4は切断誘導ラインの切れ目の形態を示す模式図である。 図5はバージンシールの変形例を示す模式図である。 図6はバージンシールの変形例を示す模式図である。 図7はバージンシールの変形例を示す模式図である。 図8はバージンシールの変形例を示す模式図である。 図9はバージンシールの変形例を示す模式図である。
符号の説明
1 容器
2 キャップ
3 容器本体
10 バージンシール
11 シール本体
11a 上側シール片
11b 下側シール片
11c 切離片
12 糊抑え部
20 切断誘導部
21、22、41、42、51、52、61、62、71、72、81、82、83、84 切れ目
21A、22A、41A、42A、51A、52A、61A、62A、71A、72A、81A、82A、83A、84A 斜線
21B、22B、51B、52B、51C、52C、61B、62B、61C、62C、71B、72B、71C、72C、81B、82B、83B、84B、81C、82C、83C、84C 補助線

Claims (3)

  1. 複数の切れ目を断続的に配置した切断誘導部が設けられ、裏面に粘着剤が塗布されているシール本体を有し、
    シール本体はキャップと容器本体の境界に跨って貼着され、シール本体の切断誘導部がキャップと容器本体の境界に沿うように設けられ、
    容器本体に対し回動して開封されるキャップのバージンシールであって、
    切断誘導部を構成するように相隣る切れ目のそれぞれが、キャップを開封するキャップ回転進み方向に斜交してキャップの側から容器本体の側に延びる斜線であって、この斜線のキャップの側の一端が容器本体の側の他端よりも該キャップ回転進み方向の後方側に位置する斜線を有する形態からなり、
    切断誘導部の切れ目が設けられる範囲のシール本体の裏面のうち、少なくとも上記相隣る切れ目が設けられる範囲のシール本体の裏面を糊抑え部としてなるバージンシール。
  2. 前記相隣る切れ目が離れている請求項1に記載のバージンシール。
  3. 前記相隣る切れ目の少なくとも一の切れ目が、当該切れ目の前記斜線に交差する補助線であって、当該切れ目に相隣る他の切れ目に近づく方向に延びる補助線を有する形態からなる請求項1又は2に記載のバージンシール。
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