JP2010042451A - 鍛造用金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】前方押し出しで成形した前方先端部位の隅部が水平断面形状において鋭角状になるような鍛造製品を製造する場合であっても、1回の鍛造工程で製造して生産性を向上することができ、割れ等の成形不良も発生しないようにする。
【解決手段】この発明の鍛造用金型11は、鍛造素材5を下降方向前方に押し出して成形することにより、前方先端部位93の隅部が水平断面形状において鋭角状になる鍛造製品9を製造する際に使用する金型であり、前方先端面93bを下方から押圧する背圧付与用金型34が、前方先端部位93の形成が開始される開始位置Mより所定距離Dだけ下方で、押し出されてくる鍛造素材5を待機するとともに、潤滑剤が溜まる領域を形成していることを特徴としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、対となる上金型と下金型とで囲まれる成形孔内に鍛造素材をセットし、上金型を下降させて鍛造素材に荷重を加え、鍛造素材を下降方向前方に押し出して成形することにより、前方先端部位の隅部が水平断面形状において鋭角状になる鍛造製品を製造する際に使用する鍛造用金型に関するものである。
鍛造は機械部品等を製造する塑性加工方法の一つである。鍛造とは、鍛造装置内に上下対となる金型を配設し、該金型内に鍛造素材を配置し上金型を移動させ鍛造素材に荷重を加えることにより鍛造素材を成形し鍛造製品を製造するものである。
鍛造による生産は、鍛造装置への鍛造素材の投入から、鍛造装置からの鍛造製品の排出までを自動化した連続生産が一般的である。この連続生産は、例えば、図8に示すように、成形に用いる金型内に鍛造素材105を投入し(図8(a))、加圧成形し(図8(b))、成形後上金型102を上昇させ、ダイス133内に残された、成形された鍛造製品をノックアウトピンによりダイス133の上方に持上げ(図8(c))、搬出装置によって鍛造装置外に持ち出す工程となる。
鍛造製品105が複雑な形状を有する場合は、1回の成形では最終形状を得ることが困難であるため、上記工程を複数回繰り返して最終形状に成形する方法が用いられている。
また、異なる高さの突出部を有する鍛造品を製造する場合は、下記の特許文献1に開示されているように、背圧を付与して成形することで、欠肉等の不良発生を防止する方法が提案されている。
特開平11−285774号公報
そして、上記の特許文献1では、その図5のモデル図および段落[0032][0033]に示されているように、先ず、鍛造の開始時には、図5(a)の如く、押出金型46をダイ本体58の上面と略面一となるように位置決めしておき、その後成形キャビティの浅底部88に鍛造素材52が充填された後に、押出金型46の抜出しに伴って深底部86に鍛造素材52を充填させ、一方、深底部86の底面74は、鍛造素材52に対して有効な背圧Pbを及ぼしつつ、目的位置まで下降することによって高突部78を形成し、その結果目的とする高突部78を、欠肉等の欠陥を防止しつつ、安定して形成することが出来るようになっている。
複数回の成形工程を経て成形する場合は、金型の段取り換え、鍛造素材の再投入に伴う素材の予備加熱、素材金型への潤滑剤の塗布などの各工程が成形工程ごとに必要となるので、生産性が悪く、1回の鍛造工程で成形が完了する生産性の良い鍛造工程が望まれている。
しかし、複雑な形状を有する場合、従来の鍛造方法でただ単に1回の鍛造工程で成形してみると、最終フロー成形部に割れ、亀裂、ダレ(欠肉)等の成形不良が発生するという問題があった。
また、異なる高さの突出部を有する鍛造品を製造する場合、上記特許文献1の背圧付与方法は確かに有効ではあるが、より複雑な形状の場合、例えば図9に示すような、異なる高さを有するとともに、その前方押し出しで成形した前方先端部位193の隅部193aが水平断面形状において鋭角状になるような鍛造製品109を製造する場合は、この背圧付与方法を用いても、その隅部193aに、図9に示すように、割れ、亀裂、ダレが発生するという問題があった。
そして、この割れ、亀裂、ダレの発生要因は次のようなメカニズムと推定される。
前方押し出し部位で水平断面形状が鋭角を有しているので、鍛造素材のフローがその鋭角部位と中央の部位とでは異なる状態となり、その部位間に引っ張り力が発生し、その影響により割れが生じる。
また形状が複雑で、例えば、成形時に3段状態に鍛造素材がフローするような場合、肉厚が薄くなり一番成形の困難な形状を有する部位が最後に成形されることになり、その結果、最後に成形される時点では加工硬化が発生し、また鍛造素材の温度も低下するため、鍛造素材の塑性流動性が悪くなり、割れが発生しやすくなる。
さらに、特許文献1の背圧付与方法では、押出金型46をダイ本体58の上面と略面一となるように位置決めしておくため、前方先端部位の成形時に、押出金型が下降してもその成形孔周壁の潤滑剤が不足するようになり、成形孔周壁と前方先端部位の鍛造素材との間の摩擦で鍛造素材の流れが悪くなり、この点からも鍛造素材のフローが鋭角部位と中央の部位とでは異なる状態となり、その部位間に引っ張り力が発生し、その影響により割れが生じる。
特に、延性、展性の悪い材料ではこれらの影響を受けやすく割れが発生しやすい。
このような鋭角状隅部での成形不良発生のメカニズムによって、上記特許文献1の背圧付与方法を適用した場合でも成形不良を防止することができなかった。
この発明は上記に鑑み提案されたもので、複雑な形状であって、かつ異なる高さを有するとともにその前方押し出しで成形した前方先端部位の隅部が水平断面形状において鋭角状になるような鍛造製品を製造する場合であっても、1回の鍛造工程で製造して生産性を向上することができ、割れ、亀裂、ダレ等の成形不良も発生しない鍛造用金型を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、対となる上金型と下金型とで囲まれる成形孔又は鍛造素材の少なくとも一方に予め潤滑剤を塗布し、上記成形孔内に鍛造素材をセットし、上金型を下降させて鍛造素材に荷重を加え、鍛造素材を下降方向前方に押し出して成形することにより、前方先端部位の隅部が水平断面形状において鋭角状になる鍛造製品を製造する際に使用する鍛造用金型において、上記前方先端部位を成形する成形孔の深さ方向に上下移動可能に設けられ、前方先端部位の前方先端面を下方から押圧し、所定初期値を持つ背圧を付与しつつその面を形成する背圧付与用金型を備え、上記背圧付与用金型は、前方先端部位を成形する成形孔の深さ方向であってその前方先端部位の形成が開始される開始位置より所定距離だけ下方に組み込まれ、押し出されてくる鍛造素材を待機するとともに、潤滑剤が溜まる領域を形成している、ことを特徴としている。
また、上記所定距離は前方先端部位の深さ方向全長の10〜70%である、ことが好ましい。
また、上記背圧付与用金型はガスクッション、油圧クッション、水圧クッションの何れか、またはその組み合わせからなる背圧付与手段によって前方先端面を下方から押圧し背圧を付与する、ことが好ましい。
また、上記背圧付与手段は、前方先端面が背圧付与用金型に接触した時点で初期値として35〜55N/mm2の背圧を前方先端面に付与し、その後押し出しとともに背圧を漸増させ、押し出し完了時点で最終値として45〜65N/mm2の背圧を前方先端面に付与する、ことが好ましい。
また、上記上金型は、当該上金型による鍛造素材の押し出し完了時点での荷重が、2400〜3500kNに設定されている、ことが好ましい。
また、上記成形孔の周壁に予め、黒鉛と鉱物油の混合物である油性潤滑剤を塗布する、ことが好ましい。
また、上記鍛造素材は水性潤滑剤が塗布された後、成形孔にセットされる、ことが好ましい。
また、上記鍛造素材は、150〜300℃に加熱された状態で水性潤滑剤中に浸漬され、引き上げ後2〜4時間常温に放置されて、予め水性潤滑剤が塗布されている、ことが好ましい。
また、上記下金型の温度は100〜350℃に、成形孔にセットする時の鍛造素材の温度は350〜470℃にそれぞれ保持される、ことが好ましい。
また、上記鍛造素材の材質は、Siが10〜11.5質量%、Feが0.5以下質量%、Cuが2〜3質量%、Mnが0.1以下質量%、Mgが0.2〜0.5質量%、Crが0.1以下質量%、Znが0.1以下質量%、Tiが0.1以下質量%、残部がAlであるアルミニウム合金である、ことが好ましい。
そして、対となる上金型と下金型とで囲まれる成形孔又は鍛造素材の少なくとも一方に予め潤滑剤を塗布し、上記成形孔内に鍛造素材をセットし、上金型を下降させて鍛造素材に荷重を加え、鍛造素材を下降方向前方に押し出して成形することにより、前方先端部位の隅部が水平断面形状において鋭角状になる鍛造製品を製造する鍛造製品の製造方法は、上記前方先端部位を成形する成形孔の深さ方向に上下移動可能に背圧付与用金型を設け、上記背圧付与用金型は、前方先端部位を成形する成形孔の深さ方向であってその前方先端部位の形成が開始される開始位置より所定距離だけ下方に組み込まれ、押し出されてくる鍛造素材を待機するとともに、潤滑剤が溜まる領域を形成するものであって、上記上金型による鍛造素材の押し出しにより前方先端面が背圧付与用金型に接触した時点から、背圧付与用金型は前方先端面を下方から押圧し所定初期値を持つ背圧を付与しつつその面を形成する、というような製造方法となる。
また、上記の製造方法で製造された鍛造製品は好ましいものとなる。
また、上記鍛造用金型を有する鍛造機械を含めて構成した鍛造生産システムは好ましいものとなる。
この発明の鍛造用金型では、背圧付与用金型が、前方先端部位を成形する成形孔の深さ方向であってその前方先端部位の形成が開始される開始位置より所定距離だけ下方で、押し出されてくる鍛造素材を待機するとともに、潤滑剤が溜まる領域を形成し、上金型による鍛造素材の押し出しにより前方先端面が背圧付与用金型に接触した時点から、背圧付与用金型は前方先端面を下方から押圧し所定初期値以上の背圧を付与しつつその面を形成するようにしたので、前方先端部位における鍛造素材のフローが鋭角部位と中央の部位とで差がなくなり、均一化し、その部位間に発生する引っ張り力が小さくなる。
また形状が複雑で、例えば、成形時に3段状態に素材がフローするような場合、肉厚が薄くなり一番成形の困難な形状を有する部位が最後に成形されることになり、その結果、最後に成形される時点では鍛造素材の温度が低下してしまうが、背圧付与用金型で前方先端面を下方から押圧し所定初期値以上の背圧を付与するようにしたので、前方先端部位に適度な蓄熱が行われて鍛造素材の温度を適正に維持することができ、したがって、鍛造素材の塑性流動性を維持することができる。
また、この発明では、背圧付与用金型が、前方先端部位を成形する成形孔の深さ方向であってその前方先端部位の形成が開始される開始位置より所定距離だけ下方で、押し出されてくる鍛造素材を待機するとともに、潤滑剤が溜まる領域を形成するようにしたので、前方先端部位の成形孔周壁に潤滑剤を予め塗布しておいて、その状態で鍛造素材の押し出しを待機でき、したがって、潤滑剤を十分に供給でき、成形孔と前方先端部位の鍛造素材との間の摩擦が緩和されて鍛造素材の流れが改善され、その結果前方先端部位における鍛造素材のフローが鋭角部位と中央の部位とで差がなくなり、均一化し、その部位間に発生する引っ張り力が小さくなる。
そして、上記のように、前方先端部位において、鍛造素材のフローを均一化でき、また鍛造素材の塑性流動性を維持できるので、1回の鍛造工程で製造することができ、それによって生産性を向上することができ、また割れ、亀裂、ダレ等の成形不良も確実に防止することができる。
この発明の鍛造用金型の全体構成を示す図である。 この鍛造用金型で製造する鍛造製品の外観図である。 この発明の鍛造用金型を用いて鍛造製品を製造する際の製造工程の前半を順に示す図である。 この発明の鍛造用金型を用いて鍛造製品を製造する際の製造工程の後半を順に示す図である。 ガスクッションによる背圧力を示す図である。 本発明の鍛造生産システムの一例を概略的を示す図である。 各種条件およびその評価結果を示す図である。 従来の鍛造工程の説明図である。 従来の鍛造工程で製造した鍛造品の一例を示す図である。
以下にこの発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1はこの発明の一例である鍛造用金型の全体構成を示す図、図2はこの鍛造用金型で製造する鍛造製品の一例の外観図である。これらの図において、この発明の鍛造用金型1は、図2に示すような鍛造製品9を製造するための金型である。鍛造製品9は、3段構成のもので、フランジ形状部91と、筒状部92と、水平断面形状で隅部93aが鋭角状となっている三日月形状部93とからなる。ここで、水平断面形状とは、鍛造方向に対する略垂直な断面での形状をいう。また、三日月形状部93のような形状だけでなく、その他種々の形状であってもよい。例えば、部位の鍛造方向に対する略垂直な断面形状(水平断面形状)が、15〜30度(好ましくは20〜25度)である角度を有する多角形、三角形、台形、平行四辺形、ひし形、一部の辺が円弧状である形状、辺の一部が円弧状である形状、三日月状形状よりさらに細い新月状形状、見込み角度が70〜85度である円弧を有するかまぼこ形状などを挙げることができる。
鍛造用金型1は、対となる上金型2と下金型3とで囲まれる成形孔4内に鍛造素材5をセットし、上金型2を下降させて鍛造素材5に荷重を加え、鍛造素材5を下降方向前方に押し出して成形することにより、鍛造製品9を製造する。なお、上金型2の下降方向への移動により、その前方に鍛造素材5が押し出されて成形されるため、鍛造製品9の三日月形状部93は成形時に前方先端部位となる。また、鍛造用金型1は、鍛造装置の主要部として構成され、上金型2の上下動や、後述するノックアウトピン37の上下動は、鍛造装置の駆動機構で行われるようになっている。
上金型2は製品形状の主に上部を成形し、下金型3は製品形状の主に下部を成形する。
下金型3は、製品形状の主に側面を成形する入れ子型31と、主に内周面を形成する凸型32と、入れ子型31を囲むダイス33とを備えている。入れ子型31は、中央が中空状に形成され、凸型32はその中空部分に立設されている。そして、入れ子型31の内周壁面と、凸型32の外周壁面とで上記の成形孔4を構成し、上金型2の下降が下死点に達して鍛造が完了し図1の状態なった時点で、鋳造素材5にはフランジ形状部91と筒状部92と三日月形状部(前方先端部位)93とが形成される。
入れ子型31と凸型32との間の成形孔4のうち、三日月形状部93を成形する成形孔4aの下方(前方)には、背圧ピン(背圧付与用金型)34が配設され、背圧ピン34のさらに下方にはガスクッション35と、ストッパー36と、ノックアウトピン37とが設けられている。この背圧ピン34とガスクッション35とストッパー36とは背圧付与手段を構成している。
また、ここでは図示されていない潤滑剤噴霧装置からは、成形孔4の周壁面に潤滑剤が噴霧され塗布されるようになっている。この潤滑剤には、鉱物油等の油性潤滑剤が用いられ、黒鉛と鉱物油との混合物であれば、潤滑効果が高まるので好ましい。また、水性潤滑油では金型温度を下げるので、この点からも油性潤滑剤が好ましい。
この鍛造素材5は水性潤滑剤が塗布された後、成形孔4にセットされる。すなわち、鍛造素材5を150〜300℃に加熱した状態で水性潤滑剤中に浸漬し、引き上げ後2〜4時間常温に放置することで、鍛造素材5に水性潤滑剤を塗布しておくのが好ましい。潤滑剤塗布状態が安定するからである。この水性潤滑剤としては、水溶性黒鉛潤滑剤を用いるのが好ましい。なお、鍛造素材5に塗布する潤滑剤に水性のものを使用し、油性のものを使用しなかったのは、水性潤滑剤の方が、鍛造素材5になじみがよく、鍛造素材5の潤滑性をよりよく保持できるからである。
ダイス33の外周上縁には、下金型3を加熱して温度を制御するヒーター8を配置してある。ヒーター8の加熱能力は、250〜400℃であるのが好ましい。簡易で小型のヒーターを用いることができる。例えば、供給電力200V、出力2kw、MAX450℃仕様のものを挙げることができる。
また、十分な塑性流動を得るために、下金型3の温度は、上記のヒーター8によって100〜350℃(好ましくは120〜250℃)に保持されるのが好ましい。これ未満では、成形が不安定になり、これを超えると潤滑剤塗布状態が不安定になるからである。成形孔4にセットする際の鍛造素材5の温度は350〜470℃に保持されているのが好ましい。
入れ子型31の鍛造素材5と接する内周壁面の材質は合金工具鋼か超硬を用いるのが好ましく、摩擦抵抗の摩耗対策の点からは特に超硬が好ましい。また、前方先端部位93に相当する入れ子型31と凸型32の各表面のコーティング処理としてTiCなどのCVD処理を施すのが好ましい。耐焼き付き性が向上するからである。また、その部分の表面粗さは、Ry=0.5μm以下、好ましくは0.1〜0.4μmであるのが好ましい。耐焼き付き性が向上し、塑性流動がより充分に制御されるからである。
鍛造素材5の材料としては、鍛造で塑性加工可能な金属材料を用いることができる。例えば、アルミニウム、鉄、マグネシウム、およびこれらを主成分とする合金を挙げることができる。
アルミニウム合金であれば、Al−Mg−Si系合金を用いることができ、JIS6061合金、A390合金等を用いることができる。例えばSiが10〜11.5質量%、Feが0.5以下質量%、Cuが2〜3質量%、Mnが0.1以下質量%、Mgが0.2〜0.5質量%、Crが0.1以下質量%、Znが0.1以下質量%、Tiが0.1以下質量%、残部がAlであるアルミニウム合金とすることができる。
本発明に用いる鍛造素材5の製法は、連続鋳造、押出、圧延等いずれであっても良い。アルミニウムやアルミニウム合金の場合、連続鋳造された丸棒材が安価で好ましい。アルミニウム合金においては、気体加圧式ホットトップ鋳造法で連続鋳造された丸棒材(例えば、昭和電工株式会社製SHOTIC材(登録商標))が、優れた内部健全性を持ち、結晶粒が微細であり、かつ、塑性加工による結晶粒の異方性がないため、摩擦抵抗部の抵抗効果を安定的に得ることができるので好ましい。
次に、図3、図4を用いて、前方先端部位成形時の背圧付与手段の動作について説明する。
図3および図4はこの発明の鍛造用金型を用いて鍛造製品を製造する際の製造工程を順に示す図であり、図3(a)(b)(c)はその前半を、図4(d)(e)(f)はその後半を示している。
先ず図3(a)では、所定の寸法に切断された鍛造用素材5を成形孔4に挿入する。このとき、背圧ピン34の上端面は、前方先端部位93を成形する成形孔4aの深さ方向であってその前方先端部位93の形成が開始される開始位置Mより所定距離Dだけ下方の位置で、押し出されてくる鍛造素材5を待機している。この所定距離Dは、前方先端部位93の深さ方向全長の10〜70%に設定され、鍛造動作の安定性の点から25〜70%とするのが好ましい。例えば深さ方向全長が10.5mmのとき2.6〜7.3mmとすることができる。
次に、上金型2が下降し鍛造素材5を押圧するので塑性流動が開始する。さらに塑性流動が進むと、鍛造素材5は、図3(b)に示すように、成形孔4aに流入し、続いて図3(c)に示すように背圧ピン34の上端面に到達する。
背圧ピン34にはガスクッション35からの背圧力が初期値として予め付与されているので、上金型2がさらに下降してその初期値を超えるまで背圧ピン34は停止したままで待機位置から変化しない。
ガスクッション35はガスクッションピストン35aおよび背圧ピン34を介して前方先端部位93の前方先端面93bに背圧を付与しており、一方、上金型2の下降が進み、上金型2からの荷重がその背圧力を上回ると、ガスクッション35は縮退し、その縮退に応じて背圧ピン34が押し下げられ、図4(d)に示すように、鍛造素材5は成形孔4a内に充満してゆく。その後、背圧ピン34は、図4(e)に示すように、その下端面がストッパー36に当接して停止し、成形が完了する。その後、上金型2が上昇し、図4(f)に示すように、成形孔4内にとどまった鍛造製品9はノックアウトピン37で押し上げられ、成形孔4から取り出される。
図5はガスクッションによる背圧力を示す図である。なお、横軸の(a)〜(e)は、図3(a)〜図4(e)の各時点に相当し、縦軸は背圧力を示している。
ガスクッション35による背圧は、背圧ピン34を介して前方先端面93bに作用し、鍛造素材5に付与される。この背圧力Pは、図5に示すように、鍛造素材5が背圧ピン34の上端面に到達するまでの(a)(b)の時点では「0」で、到達した(c)の時点でガスクッション35の初期値P1となる。この背圧力Pは、背圧ピン34の下端面がストッパー36に当接する(e)の時点まで漸増し、(e)の時点で最終値P2となる。すなわち、(c)から(e)までは、前方先端面93bを介して鍛造素材5に背圧力Pが付与された状態で成形が行われる。その後、上金型2が上昇するので、背圧力Pは「0」に下がる。
ここで、背圧力Pの初期値P1は、例えば上金型2が下死点に達し押し出しが完了した時点で荷重(メイン加重)が2400〜3500KNである場合、35〜55N/mm2とするのが好ましく、その後ガスクッション35のストロークが変化して最終値P2となるが、この最終値P2は45〜65N/mm2とするのが好ましい。ストロークの変化に対して圧力がこの範囲を超えると、鍛造素材5の塑性流動がうまくいかなくなり、割れ、焼き付きや充満不良が発生するおそれがある。背圧力Pの最終値P2が初期値P1の100〜130%以内であれば成形を安定して行うことができ、好ましい。上記の背圧力Pは、1組のガスクッション35と背圧ピン34で得るようにしてもよいし、複数組で得るようにしてもよい。
上記のように、この発明の鍛造用金型1では、背圧ピン34が、成形孔4aの深さ方向であって前方先端部位93の形成が開始される開始位置Mより所定距離Dだけ下方で、押し出されてくる鍛造素材5を待機するように組み込まれているとともに、上金型2による鍛造素材5の押し出しにより前方先端面93bが背圧ピン34に接触した時点から、前方先端面93bを下方から押圧し所定初期値P1以上の背圧を付与しつつその面93bを形成するようにしたので、前方先端部位93における鍛造素材5のフローが隅部(鋭角部位)93aと中央の部位とで差がなくなり、均一化し、その部位間に発生する引っ張り力が小さくなる。
また鍛造製品9のように、形状が複雑で、成形時に3段状態に素材がフローするような場合、肉厚が薄くなり一番成形の困難な形状を有する部位93が最後に成形されることになり、その結果、最後に成形される時点では鍛造素材5の温度が低下してしまうが、この発明の鍛造用金型1では、背圧ピン34で前方先端面93bを下方から押圧し所定初期値P1以上の背圧を付与するとともに、上からの荷重がその所定初期値P1を越えるまでは背圧ピン34は停止し、鍛造素材5が前方先端部位93に留まることになるため、前方先端部位93に適度な蓄熱が行われて鍛造素材5の温度を適正に維持することができ、したがって、鍛造素材5の塑性流動性を維持することができると考えることができる。
また、この発明では、背圧ピン34が、成形孔4aの深さ方向であって前方先端部位93の形成が開始される開始位置Mより所定距離Dだけ下方で、押し出されてくる鍛造素材5を待機するようにしたので、成形孔4の周壁の上方側だけでなく下方側の成形孔4aの周壁にも潤滑剤を予め塗布しておくことができ、その状態で鍛造素材5の押し出しを待機するようになる。したがって、その開始位置Mから所定距離Dまでの領域Sは、鍛造素材5が押し出されるとともに周壁を伝わって流下してきた潤滑剤で満たされて潤滑剤溜まりとなり、その領域Sには潤滑剤が十分に供給される。したがって、成形孔4aと前方先端部位93の鍛造素材5との間の摩擦が大幅に緩和されて鍛造素材5の流れが改善され、その結果前方先端部位93における鍛造素材5のフローが、この点からも隅部(鋭角部位)93aと中央の部位とで差がなくなり、均一化し、その部位間に発生する引っ張り力が小さくなると考えることができる。
そして、上記のように、前方先端部位93において、鍛造素材5のフローを均一化でき、また鍛造素材5の塑性流動性を維持できるので、鍛造製品9のような複雑な形状であっても1回の鍛造工程で製造することができ、それによって生産性を向上することができる。また割れ、亀裂、ダレ等の成形不良も確実に防止することができる。
また、上記の鍛造用金型1を用いて製造した鍛造製品9は、メタルフローが筒状部92から三日月形状部93にかけて連続したものになっているので、三日月形状部93の機械的強度が良好なものとなる。また、三日月形状部93の成形不良の発生を抑えることができ、特に充分な鋭角形状を有しているので、機械加工などの後処理工程を省略することができる。
なお、上記の背圧付与手段にはガスクッション35を用いるようにしたが、ストローク変位がゼロの状態で所定の圧力(初期値)を有しているものであればその種類に特に制限はなく、ガスクッション以外に、油圧クッション、水圧クッションを用いることができる。
次に、本発明の鍛造生産システムについて説明する。
図6は本発明の鍛造生産システムの一例を概略的を示す図である。この鍛造生産システムは、連続鋳造装置601、均質処理装置602、矯正装置603、ピーリング装置604、素材切断装置605、予備加熱装置606、予備潤滑装置607、素材加熱処理装置608、および鍛造装置(鍛造機械)609から構成される。鍛造装置609は、上記の鍛造用金型を含めて構成されている。
また、必要に応じて、鍛造装置609の後段に、溶体化加熱装置610、焼き入れ装置611、時効処理装置612を設けてもよい。また、連続鋳造装置601の前段に、溶湯の純度を良くするための溶湯処理装置(図示省略)を設けるようにしてもよい。
そして、各装置間の搬送に自動搬送装置を設けることで一貫生産ラインを構成することができる。さらに、素材供給装置(図示せず)と、素材搬送装置(図示せず)と、鍛造製品搬出装置(図示せず)とを含ませた一貫自動生産システムがより好ましいシステムである。
上記の各装置のうち、素材切断装置605は、素材を所定の長さに切断するためのものである。素材供給装置は一定量の鍛造用素材をホッパー内に保留し、次工程へ素材を供給するためのものである。素材搬送装置は鍛造用素材を金型へ搬送するためのものである。鍛造装置609は鍛造用素材を鍛造するためのものである。鍛造製品搬出装置はノックアウトピン機構により鍛造製品を金型内から排出し次工程に搬送するためのものである。素材加熱装置608は素材を再結晶温度以上に加熱して鍛造加工性を高めるためのものでる。時効処理装置612は取り出した鍛造製品を連続的に溶体化・時効処理を実施する熱処理のためのものである。
以下、具体例を示して本発明の作用効果を明確にするが、本発明はこれに限定されるものではない。
図2の形状を有した鍛造製品9を、この発明の鍛造用金型1を用いて製造した。メイン加重は、下死点で3000kNとした。背圧初期値P1、背圧最終値P2、潤滑剤溜りの深さ方向長さD、金型の潤滑剤、金型温度、鍛造用素材の潤滑剤、鍛造用素材の温度の各条件を図7に示した。なお、成形品の前方先端部位の深さ方向の長さは14mmであったので、その深さ方向の長さに対して潤滑材溜まり2mmは14%、8mmは57%になった。
材質がSi:10.30、Fe:0.20、Cu:2.40、Ti:0.01、Mn:0.01、Mg:0.35、Cr:0.01、Zn:0.01(単位:質量%)を含有するアルミニウム合金である、連続鋳造した鋳造棒を切断したものを鍛造用素材とした。
成形状態を成形後の外観観察の結果で評価した結果を図7に併記した。◎は、外観において、割れ、ダレがなく焼き付きも発生しなかったことを示し、〇は、外観において割れの発生が無かったことを示し、△は、外観において割れの発生は無く、合格範囲であるが焼き付きが見られたことを示している。また×1は、外観において、割れが発生したことを示し、×2は、外観において、割れは無かったが、ダレが発生して形状不良となったことを示し、×3は、外観において、焼き付きが発生し不良となったことを示し、×4は、外観において、割れが発生したことを示し、×5は、外観において焼き付きが発生し不良となったことを示している。
比較例3は、2回の鍛造成形で目的の形状を得たものであり、比較例7のボンデ処理とは、りん酸塩皮膜処理のことである。
1 鍛造用金型
2 上金型
3 下金型
31 入れ子型
32 凸型
33 ダイス
34 背圧ピン(背圧付与用金型)
35 ガスクッション
35a ガスクッションピストン
36 ストッパー
37 ノックアウトピン
4 成形孔
4a 成形孔
5 鍛造素材
8 ヒーター
9 鍛造製品
91 フランジ形状部
92 筒状部
93 三日月形状部(前方先端部位)
93a 隅部(鋭角部位)
93b 前方先端面
D 背圧ピンの待機位置
M 前方先端部位形成の開始位置
S 前方先端部位形成の開始位置Mから所定距離Dまでの潤滑剤溜り領域

Claims (1)

  1. 対となる上金型と下金型とで囲まれる成形孔又は鍛造素材の少なくとも一方に予め潤滑剤を塗布し、上記成形孔内に鍛造素材をセットし、上金型を下降させて鍛造素材に荷重を加え、鍛造素材を下降方向前方に押し出して成形することにより、前方先端部位の隅部が水平断面形状において鋭角状になる鍛造製品を製造する際に使用する鍛造用金型において、
    上記前方先端部位を成形する成形孔の深さ方向に上下移動可能に設けられ、前方先端部位の前方先端面を下方から押圧し、所定初期値を持つ背圧を付与しつつその面を形成する背圧付与用金型を備え、
    上記背圧付与用金型は、前方先端部位を成形する成形孔の深さ方向であってその前方先端部位の形成が開始される開始位置より所定距離だけ下方に組み込まれ、押し出されてくる鍛造素材を待機するとともに、潤滑剤が溜まる領域を形成している、
    ことを特徴とする鍛造用金型。
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