JP2010041813A - 発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電量を増加させることが可能な発電装置を提供する。
【解決手段】この発電装置50は、ホイール30aに固定的に設置され、円弧形状を有する固定部1と、固定部1の円弧形状に沿って揺動可能に配置されるとともに、固定部1の円弧形状に沿って振動することにより発電が行われるように構成された可動部2とを備え、固定部1の円弧形状部分の曲率半径は、回転体2の曲率半径よりも小さい。
【選択図】図4

Description

本発明は、発電装置に関し、特に、可動部を備えた発電装置に関する。
従来、可動部を備えた発電装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、ホイール(回転体)と、ホイールに配置された単振り子(可動部)と、単振り子とバネによって接続されたハンマーと、ハンマーを挟む位置にそれぞれ配置された圧電セラミックスとを備えた発電装置が開示されている。上記特許文献1に記載の発電装置では、ホイールの回転によって単振り子が振動するとともに、単振り子の振動に連動してハンマーも振動する。そして、振動するハンマーにより圧電セラミックスに打撃が加えられることによって発電が行われるように構成されている。
特開2007−202381号公報
上記特許文献1に開示された従来の発電装置では、単振り子がバネによってハンマーと接続されている分、単振り子の振動の振幅が制限されるので、その分、発電量を増加するのが困難であるという問題点がある。
この発明は、発電量を増加させることが可能な発電装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による発電装置は、回転体に固定的に設置されるものであって、略円弧形状の移動経路を有する固定部と、移動経路に沿って移動可能に配置されるとともに、固定部に対する移動により発電が行われるように構成された可動部とを備え、移動経路の曲率半径は、回転体の曲率半径よりも小さい。
この発明の第2の局面による車両は、回転体と、請求項1〜4のいずれかに記載の発電装置と、電子機器とを備え、電子機器に対して、発電装置により発電された電力を供給するように構成される。
この発明の第1の局面による発電装置では、上記の構成により、発電量を増加させることができる。
この発明の第2の局面による車両では、上記の構成により、電子機器により大きな電力を供給することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による発電装置50の構造を示した平面図である。図2は、図1の100―100線における断面図である。図3は、図1の200―200線における断面図である。図4〜図6は、本発明の第1実施形態による発電装置50の動作を説明するための図である。
発電装置50は、図1および図2に示すように、筐体としての固定部1と、固定部1に対して移動可能な可動部2とを備えている。固定部1の内部には、第1発電部10と第2発電部20とが構成されている。
固定部1は、内部空間を有するとともに、互いに対向する内部空間の上面および下面が略円弧形状に形成されている。固定部1には、内部空間の上面および下面の表面に沿って、それぞれ、略円弧形状の固定基板1aが設けられている。各固定基板1a上には、それぞれ、集電部3aおよび連結部3bからなる集電電極3と、集電部4aおよび連結部4bからなる集電電極4とが形成されている。集電電極3および集電電極4は、それぞれ、集電部3aおよび集電部4aが互いに所定の間隔を隔てて隣接し合うように配置されている。連結部3bおよび4bは、それぞれ、集電電極3a同士および集電電極4a同士を連結している。また、集電電極3の連結部3bと、集電電極4の連結部4bとは、それぞれ、負荷5を介して接続されている。なお、集電電極3および4は、それぞれ、本発明の「第1電極」の一例である。
可動部2は、固定部1の円弧形状に沿うようにして上面および下面が略円弧形状に形成された錘2aを備えている。錘2aは、たとえば、ステンレスまたはタングステンにより構成されている。錘2aには、上面および下面の表面上に、それぞれ、円弧形状に沿って形成されるとともに錘2aに伴って移動可能な可動基板2bが設けられている。各可動基板2bの表面上には、それぞれ、シリコン酸化膜2cが形成されている。
シリコン酸化膜2cの表面上には、所定の間隔を隔ててガード電極2dが形成されている。シリコン酸化膜2cのガード電極2d間における領域には、電荷を注入することにより形成されたエレクトレット2eが設けられている。エレクトレット2eは、一定の電荷を半永久的に保持する機能を有する。また、ガード電極2dは接地されている(図示せず)。なお、エレクトレット2eは、本発明の「第2電極」の一例である。
可動基板2b上のエレクトレット2eと、固定基板1a上の集電電極3および4とは、それぞれ、対向するように配置されている。また、上述した第1発電部10および20は、それぞれ、互いに対向する可動基板2b上のエレクトレット2eと、固定基板1a上の集電電極3および4とから構成されている。
図1および図3に示すように、固定部1の内部空間の上面および下面には、それぞれ、Y方向側の端部近傍に、X方向に延びる溝部5aおよび5bが形成されている。同様に、錘2aの上面および下面にも、それぞれ、Y方向側の端部近傍に、X方向に延びる溝部6aおよび6bが形成されている。そして、固定部1の溝部5aと錘2aの溝部6aとの間、および、固定部1の溝部5bと錘2aの溝部6bとの間には、それぞれ、ベアリングボール7が配置されている。また、固定部1および錘2aのY方向側の両側面にも、それぞれ、溝部5cおよび6cが形成されている。そして、固定部1の溝部5cと錘2aの溝部6cとの間にもベアリングボール7が配置されている。なお、固定部1の溝部5a、5bおよび5cと、錘2aの溝部6a、6bおよび6cと、ベアリングボール7とは、それぞれ、本発明の「ガイド部」の一例である。
以上の構成により、可動部2は、略円弧形状に沿って形成された各溝部により、略円弧形状の移動経路をA方向に移動可能に構成されている。なお、円弧形状とは、固定部1と可動部2とがそれぞれ1つの曲率半径を有する状態だけでなく、可動部2の振動時に、固定部1と可動部2とが互いに接触しない程度ずれた略円弧形状の状態を含んでいる。
各エレクトレット2eに対向配置された集電電極3および4には、それぞれ、エレクトレット2eに保持された電荷によって静電誘導が発生することにより電荷が誘導されるように構成されている。そして、可動部2が固定部1に対してA方向に往復移動する際、各エレクトレット2eと各集電電極3および4とは、それぞれ、対向状態を維持しながら相対的に略円弧形状に移動する。これにより、各集電電極3および4にそれぞれ誘導された電荷量が変化するとともに、電荷量の変化分に相当する電位差が発生する(発電する)。そして、発生した電位差によって負荷5が動作するように構成されている。なお、このとき、可動部2は、固定部1内を共振周波数によって移動(振動)する場合に最大の発電量が得られるように構成されている。
ここで、第1実施形態による発電装置50は、図4に示すように、たとえば、自動車のタイヤ30のホイール30aに固定的に配置される。
ホイール30aが回転する際にはホイール30aの回転に伴って固定部1も回転し、錘2aには重力とともに遠心力が加わる。また、たとえば、遠心力の働く方向を下向きとした場合、錘2aに働く重力(重力加速度)は、ホイール30aの回転により相対的に変化するとともに振動のための加速度となる。したがって、錘2aは、固定部1の中を振り子のように振動するようになる。
すなわち、図5に示すように、ホイール30aの中心点O1から発電装置50が配置された位置までの曲率半径をrとし、発電装置50の固定部1の上面における円弧形状の移動経路の曲率半径をlとした場合、本発明の第1実施形態による発電装置50は、図6に示すような曲率半径がrの回転体40(ホイール30aに相当)に取り付けられた軸の長さがl(曲率半径がl)の振り子41(可動部2に相当)の振動と同様の構成に置き換えることが可能である。
常に共振周波数により可動部2が振動する場合に、常に最大の発電量が得られる。したがって、以下、可動部2(振り子41)がホイール30a(回転体40)の速度の変化にその都度対応した共振周波数によって常に振動する条件について説明する。
具体的には、中心点O2を有する振り子41は、中心点O1を有する回転体40の軸の頂点が中心線C1上に配置されているとともに、回転体40の回転運動に伴って振動する。このとき、振り子41が中心線C1に対して、角度θだけ振動した場合、中心線C1と、中心点O1と振り子41とを繋ぐ線との成す角をαとすると、振り子41には、遠心力Fが加えられる。遠心力F、および、振り子41に加えられる周方向に働く力Fxは、以下の式(1)および(2)により表される。
F=−mrωro ・・・(1)
Fx=−mrωro ・sin(θ−α)・・・(2)
なお、ωroは、回転体40の角速度である。
このとき、振り子の最下点から移動点まで移動した分に相当する円弧の距離をxとした場合、θは、以下の式(3)のように近似される。
θ=x/l・・・(3)
また、角度αおよびθが小さい場合には、上記(3)を以下の式(4)に近似可能である。
α≒x/r・・・(4)
このとき、θおよびαが微小である場合、式(2)におけるsin(θ−α)を(θ−α)と近似することが可能であるとともに、その近似式に上記式(3)および(4)を代入することにより、上記式(2)は以下の式(5)になる。
Fx≒−mrωro ・(x/l−x/r)=−mrωro (r−l)x/(l・r)・・・(5)
ここで、振り子41の周方向に加えられる力Fxについては、公式F=ma=m・dx/dtを当てはめると、上記式(5)は以下の微分方程式(6)として表される。
m・dx/dt=−mrωro ・(r−l)x/(l・r)・・・(6)
これにより、上記式(6)を展開することにより以下の式(7)が導かれる。
dx/dt=∫{rωro ・(r−l)/(l・r)}・x・dx・・・(7)
ここで、上記の微分方程式(7)におけるdx/dt=ωre(振り子41の共振周波数)とすることにより、微分方程式(7)から以下の式が導き出される。
ωre={ωro ・(r−l)/l}1/2・・・(8)
なお、ωreは、振り子41の共振周波数(最も振動する周波数)である。
このとき、回転体40の角速度ωroと振り子41の共振周波数ωreが常に一致するための条件は、上記式(8)により、以下のように導かれる。
ωro=ωre={ωro ・(r−l)/l}1/2・・・(9)
そして、上記式(9)から、l=r/2という条件が導き出される。これにより、回転体40の角速度ωroと振り子41の共振周波数ωreが常に一致するための条件は、l=r/2となる。
以上により、ホイール30aに対して発電装置50をl=r/2となるように構成することによって、可動部2は、ホイール30aの速度変化に対応した共振周波数で常に振動することが可能となる。
なお、発電装置50をホイール30aに設置する場合、発電された電力が供給される負荷5(図2参照)の一例としては、タイヤの空気圧センサの電源、または車両に供えられた電子機器などの電源として使用可能である。
図7は、上記したホイール30aに対してl=r/2となるように発電装置50を配置した場合におけるシミュレーションの結果を示している。
発電装置50を上記のように配置したホイール30aを備えた自動車を走行させた際、自動車の速度の増加に伴って発電量が増加した。これは、可動部2が、自動車の速度変化にその都度対応した共振周波数によって振動することにより、常に所定の速度においての最大の発電量を得ていることを示している。
本発明の第1実施形態に係る発電装置によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)可動部2を固定部1の円弧形状の移動経路に沿って移動可能に設けるとともに、円弧形状の移動経路に沿って振動するように構成する。これによって、円弧形状部分に沿った経路の長さを調整することにより、振幅を調整することができる。したがって、バネにより可動部2を移動可能に固定する場合に比べて振幅を大きくするように調整することができるので、その分、発電量を増加させることができる。
(2)固定部1の円弧形状部分の曲率半径の大きさlを、ホイール30aの曲率半径の大きさrの2分の1の大きさになるように構成することによって、発電装置50の可動部2は、ホイール30aの角速度の変化に対応して共振周波数を変化させるとともに、常に共振周波数により振動するので、より発電量を増加させることができる。
(3)固定部1および可動部2にそれぞれ溝部5a、5bおよび5cと、溝部6a、6bおよび6cとを設けるとともに、固定部1の溝部5a、5bおよび5cと可動部2の溝部6a、6bおよび6cとの間にベアリングボール7を配置する。これによって、可動部2は、各溝部間に設けられたベアリングボール7の配列方向(溝部が延びる方向)に沿って振動する。したがって、可動部2を各溝部に沿って確実に振動させることができる。また、ベアリングボール7を配置することにより、可動部2の振動の際に発生する摩擦力を低減させることができる。
(4)可動部2にエレクトレット2eを設けるとともに、エレクトレット2eに対向する位置に集電電極3および4を設けることによって、可動部2が振動する際に、集電電極3および4とエレクトレット2eとの間において、静電誘導による発電を行うことができる。
(5)振り子の動作と同様の動作を行うことが可能なように、固定部に対して可動部が円弧形状に沿って振動することが可能なように構成しているので、実際に振り子を構成する場合に比べて、振り子の軸部を構成する領域を必要としない分、装置本体を小型化することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、図8〜図9を参照して、第1実施形態の構成において示した可動部が常に共振周波数により振動する条件について、さらに摩擦および発電負荷などの種々の条件を考慮した場合について説明する。
可動部2が振動する際に、第1実施形態の条件(遠心力および重力)に以下の条件を加える。すなわち、遠心力と振り子との作用による力、および、重力と振り子との作用からなる力(以下の式(10))と、静電気力、遠心力および重力によって発生する各々の摩擦力(以下の式(11))と、入力エネルギー(以下の式(12))と、発電に使う力Feとを新たに加える。
−m{(r−l)ω/l+gcos(ωt)/l}・x・・・(10)
μ{Fz+|mrω−mgcos(ωt)|}・・・(11)
mgsin(ωt)・・・(12)
式(10)における−m(r−l)ω・x/lは遠心力と振り子との作用からなる力であるとともに、−mgcos(ωt)・x/lは重力と振り子との作用からなる力である。
式(11)におけるμFzは静電気力による摩擦であり、μmrωは遠心力による摩擦である。そして、−μmgcos(ωt)は重力による摩擦である。なお、μは、摩擦係数である。
式(12)における入力エネルギーとは、可動部2に対する重力の方向が反転する際に加えられる力である。また、発電に使う力Feとは、静電誘導により発生した電子のうち、電圧として負荷5に供給されずに集電電極3および4に残った電子が、エレクトレット2eに引っ張られることにより発生する力である。
上記の式(10)〜(12)からなる条件を、第1実施形態と同様に、公式F=ma=m・dx/dtに対応させることにより、以下の微分方程式(13)が導かれる。
m・dx/dt=−m{(r−l)ω/l+gcos(ωt)/l}・x±[Fe+μ{Fz+|mrω−mgcos(ωt)|}]+mgsin(ωt)・・・(13)
以下、上記の微分方程式(13)に基づいてシミュレーションを行った結果について説明する。
図8は、上記の微分方程式(13)に基づいて、固定部1の曲率半径lに対する発電量の変化についてシミュレーションを行った結果を示す図である。図9は、図8を詳細に示した図である。なお、シミュレーションの条件としては、可動部2の振幅の制限を4cmとするとともに、車両が時速60kmで走行した場合とする。また、摩擦係数μ=0(摩擦力を考慮しない場合)から、摩擦係数μ=0.005(摩擦力が大きい場合)までの範囲についてシミュレーションを行った。
図8および図9に示すように、シミュレーションの結果、摩擦係数μ=0の場合と、摩擦係数μ=0.001の場合とには、固定部1の曲率半径lが10cmの場合(ホイール30aの曲率半径rの2分の1の大きさの場合)に最大の発電量が得られた。すなわち、摩擦力をほとんど考慮しない場合においては、静電気力などの他の条件を加えたとしても第1実施形態と同様に、固定部1の曲率半径lをホイール30aの曲率半径rの2分の1の大きさに設定した場合に最大の発電量が得られることが判明した。
これに対して、摩擦係数がμ=0.002、μ=0.003およびμ=0.005の場合では、固定部1の曲率半径lが6cm以上8cm以下の範囲(ホイール30aの曲率半径rの2分の1よりも小さい場合)において、それぞれ、最大の発電量を得た。すなわち、摩擦を考慮する場合においては、固定部1の曲率半径lを、ホイール30aの曲率半径rの2分の1近傍で、かつ、曲率半径rの2分の1よりも小さくする方がより好ましいことが判明した。
本発明の第2実施形態に係る発電装置によれば、以下の効果を得ることができる。
(6)固定部1の円弧形状部分の曲率半径の大きさlを、ホイール30aの曲率半径の大きさrの2分の1よりも小さくなるように構成することによって、摩擦力およびその他の条件を考慮した場合においても、発電装置50において常に最大の発電量を得ることができる。その結果、発電量の増加を図ることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、第1実施形態の効果と同様である。
(第3実施形態)
第3実施形態では、図10〜図11を参照して、第1実施形態の構成において、固定部1と可動部2との互いに対向する側面同士に第1発電部10および第2発電部20を設ける例について説明する。
図10および図11に示すように、固定部1の両側の側面に集電電極3および集電電極4が配置されている。また、可動部2の両側の側面にエレクトレット2eが配置されている。そして、集電電極3および4とエレクトレット2eとは互いに対向するように構成されている。これにより、固定部1の側面と、可動部2の側面との間の領域に第1発電部10および第2発電部20がそれぞれ形成されている。
なお、第3実施形態のその他の構成および動作は、第1実施形態の構成および動作と同様である。
本発明の第3実施形態に係る発電装置によれば、以下の効果を得ることができる。
(7)固定部1と可動部2との互いに対向する側面に第1発電部10と第2発電部20とを設ける場合においても、第1実施形態と同様に、可動部2にバネを設ける場合に比べて発電量を増加させることができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、第1実施形態の効果と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、可動部2が真円の円弧形状に沿って振動する例を示したが、本発明はこれに限らず、円弧形状とは、真円の円弧形状だけでなく、可動部2が移動する際の妨げにならない程度に円弧形状からずれた状態であってもよい。
また、上記実施形態では、固定部1および可動部2にそれぞれ設けられた溝部とベアリングボール7とによるガイド部を設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、たとえば、固定部1に設けられた溝部に対して嵌合するような凸部を可動部2に設けるなど、ベアリングボール7を使用したガイド部以外のガイド部を形成してもよい。
また、上記実施形態では、固定部1側に集電電極3および4を設けるとともに、可動部2側にエレクトレット2eを設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、固定部1側にエレクトレット2eを設けるとともに、可動部2側に集電電極3および4を設けてもよい。
また、上記実施形態では、静電誘導による発電を行う例を示したが、本発明はこれに限らず、静電誘導以外の発電方法を用いてもよい。この場合、たとえば、電磁誘導であってもよいし、また、可動部が圧電体などに衝突することによって発電する方法であってもよい。
本発明の第1実施形態による発電装置の構造を示した平面図である。 図1に示した100−100線における断面図である。 図1に示した200−200線における断面図である。 本発明の第1実施形態による発電装置の配置例について示した図である。 本発明の第1実施形態による発電装置について説明するための図である。 本発明の第1実施形態による発電装置について説明するための図である。 本発明の第1実施形態による発電装置について説明するための図である。 本発明の第2実施形態による発電装置について説明するための図である。 本発明の第2実施形態による発電装置について説明するための図である。 本発明の第3実施形態による発電装置の構造を説明するための平面図である。 図10に示した300−300線における断面図である。
符号の説明
1 固定部
2 可動部
2e エレクトレット(第2電極)
3 集電電極(第1電極)
4 集電電極(第1電極)
5a、5b、5c、6a、6b、6c 溝部(ガイド部)
7 ベアリングボール(ガイド部)
30a ホイール(回転体)
50 発電装置

Claims (5)

  1. 回転体に固定的に設置される発電装置であって、
    略円弧形状の移動経路を有する固定部と、
    前記移動経路に沿って移動可能に配置されるとともに、前記固定部に対する移動により発電が行われるように構成された可動部とを備え、
    前記移動経路の曲率半径は、前記回転体の曲率半径よりも小さい、発電装置。
  2. 前記移動経路の曲率半径の大きさは、前記回転体の曲率半径の大きさの2分の1近傍以下の大きさである、請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記移動経路に沿って設けられたガイド部をさらに備える、請求項1または2に記載の発電装置。
  4. 前記固定部は第1電極を含むとともに、前記可動部は第2電極を含み、
    前記第1電極および前記第2電極は、互いに対向するようにそれぞれ配置されるとともに、前記第1電極および前記第2電極の少なくとも一方の電極は、エレクトレットである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発電装置。
  5. 回転体と、
    請求項1〜4のいずれかに記載の発電装置と、
    電子機器とを備え、
    前記電子機器に対して、前記発電装置により発電された電力を供給するように構成された、車両。
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