JP2010041719A - 無線装置 - Google Patents

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Toshiya Iwasaki
利哉 岩▲崎▼
Atsushi Suyama
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Abstract

【課題】特定のサブキャリアレベルを低減させて与干渉対策を行う場合に当該低減させているキャリア位置情報の伝送を不要とする。
【解決手段】所定のサブキャリアレベルを低減させて与干渉対策を行う場合に、同じキャリア位置において物理データとショートトレーニングフィールドおよび/またはロングトレーニングフィールドのレベルを同時に低減する。これにより一部のデータキャリアレベルが低減されているという情報が無くても等化処理および/またはレベル調整が可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、マルチキャリア変調方式で変調された信号を送信及び/又は受信する無線装置並びにマルチキャリア変調方式で信号を変調する信号変調方法に関するものである。
2012年にサービス開始が予定されているITS(Intelligent Transport Systems
)車車間通信システムは、そのアプリケーションの一つとして見通し外にある自車両の位置の他車両への通知により見通しの悪い交差点等での出会い頭車両衝突事故防止が考えられており、720MHz帯を使用する予定である。図1に示すように、ITS車車間通信システムの使用周波数帯低域側端部には、ガードバンド5MHzを挟んで地上デジタルテレビジョン放送システムの使用周波数帯が隣接しており、ITS車車間通信システムの使用周波数高域側端部には、ガードバンド5MHzを挟んで電気通信として用いられる周波数帯が隣接している。
特開2002−247004号公報 特開2006−186630号公報
このようにITS車車間通信システムの使用周波数帯の両端に他システムの使用周波数帯が隣接しているため、ITS車車間通信システム側から隣接する他システムへの干渉(与干渉)を低減すること及び隣接する他システムからのITS車車間通信システム側への干渉(被干渉)に強くすることが、ITS車車間通信システムにおいて重要な課題となっている。
ここで、特許文献1では、隣接干渉(与干渉)を低減するために、伝送チャネル帯域の少なくとも一方の端部で小さなレベルのサブキャリアが存在するようにしたマルチキャリア変調方式のデジタル伝送装置が提案されている。
しかしながら、特許文献1で提案されているマルチキャリア変調方式のデジタル伝送装置は、隣接干渉(与干渉)を低減することはできるが、伝送チャネル帯域の少なくとも一方の端部におけるサブキャリアレベルの低下によって自システムの通信性能が劣化してしまう。
また、特許文献2では、伝送スループットと送信電力の双方に対して最適化を図るために、伝搬路推定結果に基づき、サブキャリアと変調方式又は符号化率との組み合わせの中から、単位ビット当たりの所要送信電力が小さい組み合わせから順番に選択することにより、総送信可能ビット数を最大化しながら効率的に送信電力を割り当てていくサブキャリア適応制御方法が提案されている。
しかしながら、特許文献2で提案されているサブキャリア適応制御方法は、例えば、同一周波数を用いる複数セルから構成される無線サービスにおいて、システム全体の伝送スループット向上と他セルへの与干渉が低減可能であるが、周波数軸上で考えた場合、その使用されている周波数全体で電力低減を図り、与干渉低減する方法であるため、使用周波数帯が隣接する他システムへの与干渉電力を効率的に低減することはできない。
尚、上記においてはITS車車間通信システムにおける課題を述べたが、使用周波数帯の両端に他のシステムの使用周波数帯が隣接しているITS車車間通信システム以外の無線システム或いは使用周波数帯の片端のみに他のシステムの使用周波数帯が隣接している無線システムにおいてもITS車車間通信システムの場合と同様に、当該無線システム側から使用周波数帯が隣接する他システムへの干渉(与干渉)を低減すること及び使用周波数帯が隣接する他システムからの当該無線システム側への干渉(被干渉)に強くすることが、当該無線システムにおいて重要な課題となっている。
本発明は、上記の状況に鑑み、使用周波数帯が隣接する他システムからの干渉(被干渉)に強い無線装置及び信号変調方法を提供することを第1の目的とする。
さらに、本発明は、上記の状況に鑑み、自システムの通信品質を確保しつつ使用周波数帯が隣接する他システムへの干渉(与干渉)を低減することができる無線装置及び信号変調方法を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る無線装置は、チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアに対して第1の変調方式を採用し、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアに対して前記第1の変調方式よりもノイズ耐性の強い第2の変調方式を採用したマルチキャリア変調方式で変調された信号を、送信及び/又は受信するようにしている。尚、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアに対して前記第2の変調方式を採用する場合、前記チャネル帯域の低域側端部の所定本数と前記チャネル帯域の高域側端部の所定本数とは、同数であってもよいし、互いに異なる数であってもよい。
このような構成によると、被干渉の影響が大きいチャネル帯域の片端又は両端においてノイズ耐性の強い変調方式が採用されるので、使用周波数帯が隣接する他システムからの干渉(被干渉)に強くなる。
さらに、前記マルチキャリア変調方式において、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアのレベルを、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルよりも低くすることが望ましい。
このような構成によると、与干渉の主要な要因となるチャネル帯域の片端又は両端においてサブキャリアレベルが低減されるので、使用周波数帯が隣接する他システムへの干渉(与干渉)を低減することができるとともに、レベルが低減されるサブキャリアの変調にノイズ耐性の強い変調方式が採用されるので、自システムの通信品質を確保することができる。すなわち、自システムの通信品質を確保しつつ使用周波数帯が隣接する他システムへの干渉(与干渉)を低減することができる。
また、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに対する前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアのレベルの低減度合いに関する情報、前記第2の変調方式に関する情報、及び前記所定本数に関する情報のうち少なくとも1つの情報が、前記マルチキャリア変調方式で変調された信号に付加されて送信及び/又は受信されるようにしてもよい。
このような構成によると、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに対する前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアのレベルの低減度合い、前記第2の変調方式、及び前記所定本数の少なくとも一つを可変にでき、状況に応じて適応的な対応が可能となる。さらに、前記第1の変調方式に関する情報及び前記第1の変調方式によって変調されるサブキャリアの本数に関する情報のうち少なくとも1つの情報が、前記マルチキャリア変調方式で変調された信号に付加されてもよい。尚、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに対する前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアのレベルの低減度合いに関する情報には、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに関する情報及び前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアのレベルに関する情報が含まれている。
また、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに対する前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアのレベルの低減度合いに関する情報、前記第2の変調方式に関する情報、及び前記所定本数に関する情報の組み合わせパターンを予め複数設定し、前記組み合わせパターンの情報が、前記マルチキャリア変調方式で変調された信号に付加されて送信及び/又は受信されるようにしてもよい。
このような構成によると、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに対する前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアのレベルの低減度合いに関する情報、前記第2の変調方式に関する情報、及び前記所定本数に関する情報の組み合わせパターンを予め複数設定しているので、その複数の組み合わせパターンの中から一つのパターンを選択するができ、状況に応じて適応的な対応が可能となる。さらに、前記組み合わせパターンに、前記第1の変調方式に関する情報及び前記第1の変調方式によって変調されるサブキャリアの本数に関する情報のうち少なくとも1つの情報を含めてもよい。尚、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに対する前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアのレベルの低減度合いに関する情報には、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに関する情報及び前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアのレベルに関する情報が含まれている。
上記目的を達成するために本発明に係る信号変調方法は、チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアに対して第1の変調方式を採用し、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアに対して前記第1の変調方式よりもノイズ耐性の強い第2の変調方式を採用したマルチキャリア変調方式で信号を変調する。
このような信号変調方法によると、当該信号変調方法を用いた無線通信システムにおいて、被干渉の影響が大きいチャネル帯域の片端又は両端においてノイズ耐性の強い変調方式が採用されるので、使用周波数帯が隣接する他システムからの干渉(被干渉)に強くなる。
さらに、前記マルチキャリア変調方式において、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアのレベルを、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルよりも低くすることが望ましい。
このような信号変調方法によると、当該信号変調方法を用いた無線通信システムにおいて、与干渉の主要な要因となるチャネル帯域の片端又は両端においてサブキャリアレベルが低減されるので、使用周波数帯が隣接する他システムへの干渉(与干渉)を低減することができるとともに、レベルが低減されるサブキャリアの変調にノイズ耐性の強い変調方式が採用されるので、自システムの通信品質を確保することができる。すなわち、当該信号変調方法を用いた無線通信システムにおいて、自システムの通信品質を確保しつつ使用周波数帯が隣接する他システムへの干渉(与干渉)を低減することができる。
本発明によると、チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアに対して第1の変調方式を採用し、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアに対して前記第1の変調方式よりもノイズ耐性の強い第2の変調方式を採用したマルチキャリア変調方式で信号を変調するので、その変調信号を用いる無線通信システムの使用周波数帯と使用周波数帯が隣接する他システムからの干渉(被干渉)に強くなる。さらに、前記マルチキャリア変調方式において、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアのレベルを、前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルよりも低くすることによって、その変調信号を用いる無線システムの通信品質を確保しつつ、その変調信号を用いる無線通信システムの使用周波数帯と使用周波数帯が隣接する他システムへの干渉(与干渉)を低減することができる。
は、日本での720MHz周辺の周波数割当を示す図である。 は、物理層から見たIEEE802.11p準拠のパケット構成(簡略版)を示す図である。 は、ITS車車間通信を行う車載無線通信装置が車両に搭載された状態を示す図である。 は、ITS車車間通信を行う車載無線通信装置の概略構成を示す図である。 は、従来の変調方法及び被干渉対策の一例である本発明に係る変調方法の概要を示す図である。 は、従来の変調方法及び与干渉対策の一例である本発明に係る変調方法の概要を示す図である。 は、被干渉対策の他の例である本発明に係る変調方法の概要を示す図である。 は、与干渉対策の他の例である本発明に係る変調方法の概要を示す図である。 は、物理層から見たパケット構成(簡略版)の例を示す図である。 は、シグナル・フィールドのデータ割り当て例を示す図である。 は、本発明の変調方式における組み合わせパターン例を示す図である。 は、本発明の変調方式における組み合わせパターン例を示す図である。 は、ITS車車間通信を行う車載無線通信装置の他の概略構成を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。本発明に係る無線装置として、ここではITS車車間通信システムで用いられる車載無線通信装置を例に挙げて説明する。
ところで、米国では車車間通信の規格としてIEEE802.11pの規格が検討されている。日本においても米国と使用される周波数は異なるが(日本では720MHz帯、米国では5.9GHz帯)、IEEE802.11p規格をもとにした車車間通信の規格が採用される可能性が高い。そこで、ITS車車間通信システムで用いられる車載無線通信装置の説明を行うにあたり、先ず始めにIEEE802.11p準拠のパケット構成について説明する。
物理層から見たIEEE802.11p準拠のパケット構成(簡略版)は、図2に示すように、ショート・トレーニング・フィールドSTF、ロング・トレーニング・フィールドLTF、及びシグナル・フィールドSIGからなる物理ヘッダの後に、物理データDATAが続いている。ショート・トレーニング・フィールドSTFは、AGC(Automatic Gain Control)制御、パケット検出、シンボル同期、及び周波数粗調整を行うための情報が記載されているフィールドである。また、ロング・トレーニング・フィールドLTFは、周波数微調整及び伝送路推定を行うための情報が記載されているフィールドである。また、シグナル・フィールドSIGは、物理データDATAの伝送レート(変調方式)やパケット長の情報がBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調されて記載されているフィールドである。また、IEEE802.11pでは、物理データDATAに対する変調方式として、マルチキャリア変調であるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式が採用されている。
次に、ITS車車間通信を行う車載無線通信装置について説明する。ITS車車間通信を行う車載無線通信装置100は、図3に示すように車両200内に設置される。
車載無線通信装置100は、図4に示すように、シリアル/パラレル変換器(S/P変換器)1、変調器2、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部3、ガードインターバル付加部4、付加処理部5、デジタル/アナログ変換器(D/A変換器)6、パワーアンプ7、及び物理ヘッダ処理部8からなる送信部を備えている。
また、車載無線通信装置100は、図4に示すように、送信と受信とを切り替えるためのスイッチ9と、送受信アンテナ10とを備えている。
また、車載無線通信装置100は、図4に示すように、可変利得アンプ11、アナログ/デジタル変換器(A/D変換器)12、分離処理部13、ガードインターバル除去部14、FFT(Fast Fourier Transform)部15、復調器16、パラレル/シリアル変換器(P/S変換器)17、及び物理ヘッダ処理部18からなる受信部とを備えている。
車載無線通信装置100は送信時に次のような動作を行う。S/P変換器1は、送信データ(シリアルデータ)を並列化して、サブキャリア本数と同数の変調器2に出力する。サブキャリア毎の変調器2は、S/P変換器1の出力データ(パラレルデータ)のサブキャリア毎の一次変調及びレベル調整を行う。変調器2から出力されるデータは、IFFT部3による逆高速フーリエ変換処理で二次変調された後、ガードインターバル付加部4によってガードインターバルが付加され、付加処理部5によって物理ヘッダ処理部8から出力される物理ヘッダが付加され、D/A変換部6によってアナログ信号に変換され、パワーアンプ7によって電力増幅され、スイッチ9を経由して、送受信アンテナ10から送信される。
また、車載無線通信装置100は受信時に次のような動作を行う。送受信アンテナ10で受信された受信データは、スイッチ9を経由して、可変利得アンプ11によってレベル調整され、A/D変換部12によってデジタル信号に変換され、分離処理部13によって物理データと物理ヘッダとに分離され、物理データはガードインターバル除去部14に出力され、物理ヘッダは物理ヘッダ処理部18に出力される。分離処理部13から出力された物理データは、ガードインターバル除去部14によってガードインターバルが除去された後、FFT(Fast Fourier Transform)部15による高速フーリエ変換処理で一次復調され、サブキャリア本数と同数の復調器16によって二次復調される。サブキャリア毎の復調器16によってサブキャリア毎に二次復調されたデータは、P/S変換器17によって受信データ(シリアルデータ)に変換される。
続いて、車載無線通信装置100において実施するマルチキャリア変調方法について説明する。
被干渉対策を行う場合、車載無線通信装置100は、例えば、図5(b)に示すようなマルチキャリア変調方法を実施する。図5(b)に示すマルチキャリア変調は、チャネル帯域(サブキャリアが配置されている帯域)の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアに対して16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)で一次変調を行い、
前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアに対して16QAMよりもノイズ耐性の強いQPSK(QuadraturePhase Shift Keying)で一次変調を行うOFDM変調であ
る。
この場合、サブキャリア本数と同数の変調器2のうち、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアに対応するものは16QAM変調を行う変調器とし、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアに対応するものはQPSK変調を行う変調器としておく。また、これに対応して、サブキャリア本数と同数の復調器16のうち、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアに対応するものは16QAM復調を行う復調器とし、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアに対応するものはQPSK復調を行う復調器とする。
図5(b)に示すようなマルチキャリア変調方法は、被干渉の影響が大きいチャネル帯域の両端においてノイズ耐性の強い変調方式(ここではQPSK)が採用されるので、図5(a)に示すような従来のマルチキャリア変調方法に比べて使用周波数帯が隣接する他システムからの干渉(被干渉)に強くなる。
与干渉対策を行う場合、車載無線通信装置100は、例えば、図6(c)に示すようなマルチキャリア変調方法を実施する。図6(c)に示すマルチキャリア変調は、チャネル帯域(サブキャリアが配置されている帯域)の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアに対して16QAMで一次変調を行い、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアに対して16QAMよりもノイズ耐性の強いQPSKで一次変調を行い、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアのレベルを、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルの1/2としているOFDM変調である。
この場合、サブキャリア本数と同数の変調器2のうち、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアに対応するものは16QAM変調を行う変調器とし、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアに対応するものはQPSK変調を行う変調器とするとともに、サブキャリア毎の変調器2によるサブキャリア毎のレベル調整によって、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアのレベルが、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルの1/2となるようにする。また、これに対応して、サブキャリア本数と同数の復調器16のうち、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアに対応するものは16QAM復調を行う復調器とし、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアに対応するものはQPSK復調を行う復調器とする。
図6(c)に示すようなマルチキャリア変調方法は、与干渉の主要な要因となるチャネル帯域の両端においてサブキャリアレベルが低減されるので、図6(a)に示すような従来のマルチキャリア変調方法に比べて使用周波数帯が隣接する他システムへの干渉(与干渉)を低減することができるとともに、レベルが低減されるサブキャリアの変調にノイズ耐性の強い変調方式(ここではQPSK)が採用されるので、図6(b)に示すような従来のマルチキャリア変調方法(特許文献1で提案されている方法)に比べて通信品質を良くすることができる。
上述した図5(b)に示すマルチキャリア変調及び図6(c)に示すマルチキャリア変調では、チャネル帯域(サブキャリアが配置されている帯域)の両端のサブキャリアの本数が低域側端部と高域側端部で同数になっているが、異なる数(片方が零である場合を含む)であってもよい。例えば、被干渉対策を行う場合は図7(a)や図7(b)のようなマルチキャリア変調としてもよく、与干渉対策を行う場合は図8(a)や図8(b)のようなマルチキャリア変調としてもよい。
上述した図5〜図8は、基本的にパケットを時間軸から観測した場合の物理データDATA(図2参照)の部分についてのスペクトラムを示した図である。
与干渉対策を行う場合に実施される図6(c)並びに図8(a)及び(b)に示すマルチキャリア変調方法では、物理データDATAの部分に対して、チャネル帯域の端部におけるサブキャリアのレベル低減及びノイズに強い変調方式の採用を行うことは、必須である。さらに、与干渉対策を行う場合に実施するマルチキャリア変調の拡張版としては、チャネル帯域の端部におけるサブキャリアのレベル低減を物理データDATAの部分だけでなく、シグナル・フィールドSIG(図2参照)まで拡張する方法、ロング・トレーニング・フィールドLTF(図2参照)まで拡張する方法、又はショート・トレーニング・フィールドSTF(図2参照)まで拡張する方法などの様々な方法が考えられる。
一方、被干渉対策を行う場合に実施される図5(b)並びに図7(a)及び(b)に示すマルチキャリア変調方法では、物理データDATAの部分に対してのみ、チャネル帯域の端部におけるノイズに強い変調方式の採用を行う。与干渉対策を行う場合のように、物理ヘッダ(シグナル・フィールドSIG、ロング・トレーニング・フィールドLTF、ショート・トレーニング・フィールドSTF)まで拡張する方法は考えられない。
ところで、従来のシグナル・フィールドSIG(図2参照)には、上述した通り、物理データDATAの伝送レート(変調方式)やパケット長の情報が記載されている。しかしながら、図6(c)並びに図8(a)及び(b)に示すマルチキャリア変調方法や図5(b)並びに図7(a)及び(b)に示すマルチキャリア変調方法を実施する場合に、チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに対する前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアのレベルの低減度合いに関する情報、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアの変調に用いられる第2の変調方式に関する情報、及び前記所定本数に関する情報のうち少なくとも1つの情報を物理ヘッダに記載して、チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに対する前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアのレベルの低減度合い、前記第2の変調方式、及び前記所定本数の少なくとも一つを変更可能とするためには、従来のシグナル・フィールドSIGとは異なる領域に別途記載する必要がある。というのは、IEEE802.11p準拠の従来のシグナル・フィールドSIGでは、リザーブビットが1ビットしかないためである。尚、チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに対する前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアのレベルの低減度合いに関する情報、前記第2の変調方式に関する情報、及び前記所定本数に関する情報のうち少なくとも1つの情報に加えて、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアの変調に用いられる第1の変調方式に関する情報及び前記第1の変調方式によって変調されるサブキャリアの本数に関する情報のうち少なくとも1つの情報も、従来のシグナル・フィールドSIGとは異なる領域に別途記載するようにしてもよい。
上述した、従来のシグナル・フィールドSIGとは異なる領域への別途記載の具体例としては、図9(a)〜図9(c)に示す三つの例が挙げられる。
図9(a)は、IEEE802.11p準拠の従来のシグナル・フィールドSIGを含んだ拡張シグナル・フィールドSIG’を設定した場合のパケット構成を示す図である。この拡張シグナル・フィールドSIG’には、従来通りの伝送レート、パケット長だけでなく、チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに対する前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアのレベルの低減度合いに関する情報、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアの変調に用いられる第2の変調方式に関する情報、及び前記所定本数に関する情報のうち少なくとも1つの情報が記載される。
図9(b)は、IEEE802.11p準拠の従来のシグナル・フィールドSIGのリザーブビットを利用し、リザーブビットが立っている場合は第2のシグナル・フィールドSIG2の情報を読みに行く場合のパケット構成を示す図である。この場合、IEEE802.11p準拠の従来のシグナル・フィールドSIGについては何ら変わりないが、第2のシグナル・フィールドSIG2に、チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに対する前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアのレベルの低減度合いに関する情報、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアの変調に用いられる第2の変調方式に関する情報、及び前記所定本数に関する情報のうち少なくとも1つの情報が記載される。
図9(c)は、見た目はIEEE802.11p準拠の従来のパケットと同じ構成であるが、シグナル・フィールドSIGに記載されている物理データDATAの伝送レート(変調方式)に関する情報(以下、レート情報という)の扱い方に工夫を加える。従来のシグナル・フィールドSIGに記載されているレート情報は4ビットあり、16種類を表現することができるが、実際、割り当てがあるのは図10(a)に示すように8種類なので、残り8種類を図10(b)に示すように、チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに対する前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアのレベルの低減度合いに関する情報、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアの変調に用いられる第2の変調方式に関する情報、及び前記所定本数に関する情報の組み合わせパターンに割り当てる。前記組み合わせパターンは、効果的と思われるものを予め八つ設定しておく。その設定の一例を図11及び図12に示す。図11及び図12の設定例では、前記組み合わせパターンに、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアの変調に用いられる第1の変調方式に関する情報及び前記第1の変調方式によって変調されるサブキャリアの本数に関する情報も含まれている。尚、前記組み合わせパターンの各々は、ある意味で伝送レートを示しているといえる。
例えば、図11及び図12に示す組み合わせパターン設定を採用する場合、車載無線通信装置100を図13に示す構成とし、サブキャリア本数と同数の変調器2のうち、10個の変調器がQPSK変調を行いそれ以外の変調器が16QAM変調を行い、サブキャリア本数と同数の復調器16のうち、10個の復調器がQPSK復調を行いそれ以外の復調器が16QAM変調を行うようにするとよい。尚、図13において図4と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
図13に示す構成は、図4に示す構成に組み合わせパターン選択部19及び組み合わせパターン判定部20を追加した構成である。
組み合わせパターン選択部19は、図11及び図12に示す八つの組み合わせパターンから一つを選択し、その選択結果に応じて変調器2を制御して、サブキャリア毎のレベルを決定するとともに、どのサブキャリアにどの変調器を割り当てるかを決定してサブキャリア毎の変調方式も決定する。、また、組み合わせパターン選択部19は、その選択結果を物理ヘッダ処理部8にも出力する。物理ヘッダ処理部8は、組み合わせパターン選択部19の出力に基づいて、選択された組み合わせパターンの情報をシグナル・フィールドSIGに記載する。
組み合わせパターン判定部20は、物理ヘッダ処理部18の出力に基づいて、受信データの伝送に用いられている組み合わせパターンを判定し、その判定結果に応じて復調器16を制御して、どのサブキャリアにどの復調器を割り当てるかを決定してサブキャリア毎の復調方式を決定する。
また、チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリア以外のサブキャリアのレベルに対する前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアのレベルの低減度合い、前記チャネル帯域の両端の所定本数のサブキャリアの変調に用いられる第2の変調方式、及び前記所定本数等の本発明に係る信号変調方法の各種パラメータを状況に応じて適応的に変化させてもよい。例えば、図13に示す構成の車載無線通信装置100において、路車間通信等により、自車両200(図3参照)の現在位置での他システム(地上デジタルテレビジョン放送システム及び電気通信システム)との干渉状況(被干渉状況及び与干渉状況)を把握する干渉状況把握部から、組み合わせパターン選択部19が干渉状況を受け取るようにし、組み合わせパターン選択部19が干渉状況に応じて組み合わせパターンを選択するようにしてもよい。
尚、上述した実施形態では、ITS車車間通信システムで用いられる車載無線通信装置を例に挙げて説明を行ったが、使用周波数帯の両端に他のシステムの使用周波数帯が隣接しているITS車車間通信システム以外の無線システム或いは使用周波数帯の片端のみに他のシステムの使用周波数帯が隣接している無線システムにおいて用いられる無線装置についても、本発明を適用することができる。
また、本発明は、送信及び受信を行う無線装置(送受信装置)のみならず、送信のみを行う無線装置(送信装置)、受信のみを行う無線装置(受信装置)にも適用することができる。また、本発明は、OFDM変調のみならず、他のマルチキャリア変調にも適用することができる。
1 シリアル/パラレル変換器(S/P変換器)
2 変調器
3 IFFT部
4 ガードインターバル付加部
5 付加処理部
6 デジタル/アナログ変換器(D/A変換器)
7 パワーアンプ
8 物理ヘッダ処理部
9 スイッチ
10 送受信アンテナ
11 可変利得アンプ
12 アナログ/デジタル変換器(A/D変換器)
13 分離処理部
14 ガードインターバル除去部
15 FFT部
16 復調器
17 パラレル/シリアル変換器(P/S変換器)
18 物理ヘッダ処理部
19 組み合わせパターン選択部
20 組み合わせパターン判定部
100 ITS車車間通信を行う車載無線通信装置
200 車両

Claims (3)

  1. ショートトレーニングフィールド、ロングトレーニングフィールド、シグナルフィールドからなる物理ヘッダを付加して物理データをマルチキャリア方式で伝送する無線装置において、
    前記物理データおよび前記ショートトレーニングフィールドに対し、チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアレベルを前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数以外のサブキャリアレベルより低くすることを特徴とする無線装置。
  2. ショートトレーニングフィールド、ロングトレーニングフィールド、シグナルフィールドからなる物理ヘッダを付加して物理データをマルチキャリア方式で伝送する無線装置において、
    前記物理データおよび前記ロングトレーニングフィールドに対し、チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアレベルを前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数以外のサブキャリアレベルより低くすることを特徴とする無線装置。
  3. ショートトレーニングフィールド、ロングトレーニングフィールド、シグナルフィールドからなる物理ヘッダを付加して物理データをマルチキャリア方式で伝送する無線装置において、
    前記物理データおよび前記物理ヘッダに対し、チャネル帯域の片端又は両端の所定本数のサブキャリアレベルを前記チャネル帯域の片端又は両端の所定本数以外のサブキャリアレベルより低くすることを特徴とする無線装置。
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