JP2010041662A - 差動増幅回路 - Google Patents

差動増幅回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2010041662A
JP2010041662A JP2008205604A JP2008205604A JP2010041662A JP 2010041662 A JP2010041662 A JP 2010041662A JP 2008205604 A JP2008205604 A JP 2008205604A JP 2008205604 A JP2008205604 A JP 2008205604A JP 2010041662 A JP2010041662 A JP 2010041662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sampling
capacitor
differential amplifier
differential
inverting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008205604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5169607B2 (ja
Inventor
Hideaki Murakami
秀明 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008205604A priority Critical patent/JP5169607B2/ja
Publication of JP2010041662A publication Critical patent/JP2010041662A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5169607B2 publication Critical patent/JP5169607B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

【課題】動作速度を低下させることなく安定した動作を行うことができる、スイッチトキャパシタ回路を使用した差動増幅回路を得る。
【解決手段】ゲインが比較的高いときには、スイッチSW11及びSW12をそれぞれオフさせて遮断状態にすると共に、第2差動増幅器3をパワーダウンさせて第1差動増幅器2だけが作動するようにし、ゲインが比較的低いときには、スイッチSW11及びSW12をそれぞれオンさせて導通状態にすると共に、第1差動増幅器2だけでなく第2差動増幅器3も作動させるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部からの差動入力信号をサンプリングし、該差動入力信号にゲインをかけて出力する、スイッチトキャパシタ回路を使用した差動増幅回路に関し、特にCCDイメージセンサやビデオイメージセンサ等に使用される、相関2重サンプリング回路(CDS)、プログラマブルゲインアンプ(PGA)、スイッチトキャパシタアンプに使用する差動増幅回路に関する。
図7は、CDS及びPGAに使用される、スイッチトキャパシタ回路を使用した差動増幅回路の従来例を示した図である(例えば特許文献1及び2参照。)。
図7の差動増幅回路100は、差動増幅器101、スイッチSW101〜108、サンプリング用コンデンサCs101,Cs102及び帰還用コンデンサCf101,Cf102からなる。
図7において、まずサンプリング動作時にはスイッチSW101、SW102、SW104、SW105及びSW108がそれぞれオン(ON)しており、スイッチSW103はオフ(OFF)している。また、スイッチSW106及びSW107は、帰還用コンデンサCf101及びCf102の各端部をそれぞれ第2基準電圧Vref2に接続している。このとき、各入力端子にはCCDからの入力信号Vip及びVimがそれぞれ対応して入力されており、サンプリング用コンデンサCs101には入力信号Vipと第1基準電圧Vref1との電圧差に応じた電荷が、サンプリング用コンデンサCs102には、入力信号Vimと第1基準電圧Vref1との電圧差に応じた電荷がそれぞれ保存される。
また、差動増幅器101の両出力端はスイッチSW108によって短絡されており、帰還用コンデンサCf101及びCf102には、スイッチSW106及びSW107を介して、第1基準電圧Vref1と第2基準電圧Vref2の電圧差に応じた電荷がそれぞれ保存されている。
次に、サンプリング動作が終わって差動信号を出力する状態になると、スイッチSW101、SW102、SW104、SW105、SW108がそれぞれオフして、スイッチSW103がオンする。スイッチSW106及びSW107は、帰還用コンデンサCf101及びCf102の各端部を差動増幅器101の対応する出力端にそれぞれ接続する。
このとき、サンプリング用コンデンサCs101とCs102において、各一端はスイッチSW103を介して接続され、各他端は同電圧になるために電荷が対応する帰還用コンデンサCf101及びCf102へと移動し、差動増幅器101の各出力端の電圧差(Vop−Vom)は、下記(a)式のようになる。
Vo=Vop−Vom=Csa/Cfa×{(Vip−Vref1)−(Vim−Vref1)}=Csa/Cfa×(Vip−Vim)………………(a)
なお、前記(a)式において、Csaはサンプリング用コンデンサCs101及びCs102の各容量値を、Cfaは帰還用コンデンサCf101及びCf102の各容量値をそれぞれ示している。
前記(a)式により、スイッチトキャパシタ回路101のゲインは容量値Csaと容量値Cfaとの比で決まるため、容量値Csa及びCfaを適当に選ぶことによってゲインを設定することができる。
特開2002−57945号公報 特開2006−174091号公報
しかし、図7のような構成では、ゲイン設定値が大きい場合は容量値Cfaが小さくなって差動増幅器101の負荷容量が小さくなるため、差動増幅器101の位相余裕が不足することになり動作が不安定になるという問題があった。
また、ゲイン設定値が小さい場合には容量値Cfaが大きくなるため、差動増幅器101の負荷容量が大きくなり、該負荷容量を充電するための電流が不足することから、スイッチング周波数を低下させる必要が生じ、動作速度の低下につながるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、動作速度を低下させることなく安定した動作を行うことができる、スイッチトキャパシタ回路を使用した差動増幅回路を得ることを目的とする。
この発明に係る差動増幅回路は、1対の第1入力端子及び第2入力端子に入力された差動入力信号をサンプリングし増幅して得られた差動信号を、対応する1対の第1出力端子及び第2出力端子から出力する、スイッチトキャパシタ回路を使用した差動増幅回路において、
各非反転入力端が接続されると共に各反転入力端が接続され、各非反転出力端が接続されると共に各反転出力端が接続された複数の差動増幅器と、
前記差動入力信号をサンプリングするサンプリング動作中、前記第1入力端子と前記各反転入力端の接続部との間に接続される第1サンプリング用コンデンサと、
前記差動入力信号をサンプリングするサンプリング動作中、前記第2入力端子と前記各非反転入力端の接続部との間に接続される第2サンプリング用コンデンサと、
前記サンプリング動作が終了して前記第1出力端子及び第2出力端子から前記差動信号を出力する際に、前記各非反転出力端の接続部と前記各反転入力端の接続部との間に接続される容量可変の第1帰還用コンデンサと、
前記サンプリング動作が終了して前記第1出力端子及び第2出力端子から前記差動信号を出力する際に、前記各反転出力端の接続部と前記各非反転入力端の接続部との間に接続される容量可変の第2帰還用コンデンサと、
を備え、
前記各差動増幅器は、前記第1帰還用コンデンサ及び前記第2帰還用コンデンサの容量値に応じて選択的に作動するものである。
具体的には、前記第1サンプリング用コンデンサの一端が前記各反転入力端の接続部に接続されると共に、前記第2サンプリング用コンデンサの一端が前記各非反転入力端の接続部に接続され、
前記サンプリング動作中は、前記第1サンプリング用コンデンサの他端を前記第1入力端子に接続すると共に前記第2サンプリング用コンデンサの他端を前記第2入力端子に接続し、前記サンプリング動作が終了すると、前記第1サンプリング用コンデンサ及び第2サンプリング用コンデンサにおける前記第1入力端子及び第2入力端子への接続を遮断すると共に前記第1サンプリング用コンデンサ及び第2サンプリング用コンデンサの前記各他端を接続する第1スイッチ回路と、
前記サンプリング動作が終了して前記第1出力端子及び第2出力端子から前記差動信号を出力する場合は、前記第1帰還用コンデンサを前記各非反転出力端の接続部と前記各反転入力端の接続部との間に接続すると共に、前記第2帰還用コンデンサを前記各反転出力端の接続部と前記各非反転入力端の接続部との間に接続する第2スイッチ回路と、
を備えるようにした。
また、前記第1サンプリング用コンデンサの一端が前記各反転入力端の接続部に接続されると共に、前記第2サンプリング用コンデンサの一端が前記各非反転入力端の接続部に接続され、前記第1帰還用コンデンサは前記各非反転出力端の接続部と前記各反転入力端の接続部との間に、前記第2帰還用コンデンサは前記各反転出力端の接続部と前記各非反転入力端の接続部との間にそれぞれ接続され、
前記サンプリング動作中は、前記第1サンプリング用コンデンサの他端を前記第1入力端子に接続すると共に前記第2サンプリング用コンデンサの他端を前記第2入力端子に接続し、前記サンプリング動作が終了すると、前記第1サンプリング用コンデンサ及び第2サンプリング用コンデンサにおける前記第1入力端子及び第2入力端子への接続を遮断すると共に前記第1サンプリング用コンデンサ及び第2サンプリング用コンデンサの前記各他端を接続する第1スイッチ回路と、
前記サンプリング動作中は、前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサの各両端をそれぞれ短絡し、前記サンプリング動作が終了して前記第1出力端子及び第2出力端子から前記差動信号を出力する場合は、前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサに対する前記短絡をそれぞれ解除する第2スイッチ回路と、
を備えるようにしてもよい。
また、前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサは、並列に接続された複数のコンデンサからそれぞれなり、前記第1帰還用コンデンサの該各コンデンサを選択的に前記各非反転出力端の接続部と前記各反転入力端の接続部との間に接続すると共に、前記第2帰還用コンデンサの該各コンデンサを選択的に前記各反転出力端の接続部と前記各非反転入力端の接続部との間に接続して前記第1帰還用コンデンサ及び前記第2帰還用コンデンサの各容量値を変える第3スイッチ回路を備えるようにした。
また、前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサの容量値に比例した数の前記差動増幅器が作動するようにした。
また、前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサは、前記差動入力信号をサンプリングして増幅する際のゲインの設定値に応じてそれぞれ容量値が変えられると共に、前記各差動増幅器は、該ゲインの設定値に応じて選択的に作動するようにした。
また、この発明に係る差動増幅回路は、1対の第1入力端子及び第2入力端子に入力された差動入力信号をサンプリングし増幅して得られた差動信号を、対応する1対の第1出力端子及び第2出力端子から出力する、スイッチトキャパシタ回路を使用した差動増幅回路において、
複数の差動増幅器と、
前記差動入力信号をサンプリングするサンプリング動作中、前記第1入力端子と該各差動増幅器の反転入力端との間にそれぞれ接続される各第1サンプリング用コンデンサと、
前記サンプリング動作中、前記第2入力端子と前記各差動増幅器の非反転入力端との間にそれぞれ接続される各第2サンプリング用コンデンサと、
前記サンプリング動作が終了して前記第1出力端子及び第2出力端子から前記差動信号を出力する際に、前記各差動増幅器の非反転出力端と反転入力端との間にそれぞれ接続される各第1帰還用コンデンサと、
前記サンプリング動作が終了して前記第1出力端子及び第2出力端子から前記差動信号を出力する際に、前記各差動増幅器の反転出力端と非反転入力端との間にそれぞれ接続される各第2帰還用コンデンサと、
を備え、
前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサが接続された前記差動増幅器が作動すると共に、前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサが接続されなかった前記差動増幅器が動作を停止するものである。
また、前記サンプリング動作中は、前記各第1サンプリング用コンデンサを前記第1入力端子と前記各差動増幅器の反転入力端との間にそれぞれ接続すると共に前記各第2サンプリング用コンデンサを前記第2入力端子と前記各差動増幅器の非反転入力端との間にそれぞれ接続し、前記サンプリング動作が終了すると、前記各第1サンプリング用コンデンサと前記各第2サンプリングコンデンサにおける前記第1入力端子及び第2入力端子との接続をそれぞれ遮断して、対応する前記第1サンプリング用コンデンサ及び前記第2サンプリング用コンデンサの該遮断した各端部をそれぞれ接続する第1スイッチ回路と、
前記サンプリング動作が終了して前記第1出力端子及び第2出力端子から前記差動信号を出力する際に、前記各第1帰還用コンデンサを、対応する前記各差動増幅器の非反転出力端と反転入力端との間にそれぞれ接続すると共に、前記各第2帰還用コンデンサを、対応する前記各差動増幅器の反転出力端と非反転入力端との間にそれぞれ接続する第2スイッチ回路と、
を備え、
前記第2スイッチ回路によって前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサが接続された前記差動増幅器が作動すると共に、前記第2スイッチ回路によって前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサが接続されなかった前記差動増幅器は動作を停止するようにした。
また、前記各差動増幅器は、前記差動入力信号をサンプリングして増幅する際のゲインの設定値に応じて選択的に作動し、前記第2スイッチ回路は、該作動した差動増幅器に対してのみ、対応する前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサをそれぞれ接続するようにした。
具体的には、前記各差動増幅器は、供給されるバイアス電流の有無に応じて作動又は動作を停止するようにした。
本発明の差動増幅回路によれば、ゲインの設定によって変動する第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサの各容量値に最適な差動増幅器のみが作動するようにしたことから、差動増幅器の位相余裕を確保することができ動作速度を低下させることなく安定した動作を行うことができると共に、第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサの各容量値が小さい場合は同時に作動する差動増幅器の数を少なくすることができるため消費電流を抑制することができる。
また、第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサの各容量値と、作動する差動増幅器の数がゲインの設定値と連動するようにしたことから、設定されたゲインに最適な帰還容量と差動増幅器の組み合わせが可能になる。
また、各差動増幅器は、供給されるバイアス電流の有無に応じて作動又は動作を停止するようにして、差動増幅器内部のトランジスタをオフさせて差動増幅器の動作を停止させるようにしたことから、余計なスイッチ等の回路を付加する必要がなく前記トランジスタをオフさせるため、出力端への寄生容量を小さくすることができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態における差動増幅回路の回路例を示した図である。
図1において、差動増幅回路1は、スイッチトキャパシタ回路を使用して、入力端子INp及びINmに入力された差動入力信号Vip,Vimをサンプリングして増幅し差動信号Vop,Vomとして出力端子OUTp,OUTmから出力するものである。
差動増幅回路1は、第1差動増幅器2、第2差動増幅器3、スイッチSW1〜SW15、サンプリング用コンデンサCs1,Cs2及び帰還用コンデンサCf1〜Cf4で構成されている。
なお、入力端子INpは第1入力端子を、入力端子INmは第2入力端子を、出力端子OUTpは第1出力端子を、出力端子OUTmは第2出力端子をそれぞれなす。また、サンプリング用コンデンサCs1は第1サンプリング用コンデンサを、サンプリング用コンデンサCs2は第2サンプリング用コンデンサを、帰還用コンデンサCf1及びCf3は第1帰還用コンデンサを、帰還用コンデンサCf2及びCf4は第2帰還用コンデンサをそれぞれなす。また、スイッチSW1〜SW3は第1スイッチ回路を、スイッチSW4〜SW10及びSW13〜SW15は第2スイッチ回路を、スイッチSW11及びSW12は第3スイッチ回路をそれぞれなす。
スイッチSW1の一端は入力端子INpに接続され、スイッチSW1の他端と第1差動増幅器2の反転入力端との間にサンプリング用コンデンサCs1が接続されている。同様に、スイッチSW2の一端は入力端子INmに接続され、スイッチSW2の他端と第1差動増幅器2の非反転入力端との間にサンプリング用コンデンサCs2が接続されている。スイッチSW1とサンプリング用コンデンサCs1の接続部と、スイッチSW2とサンプリング用コンデンサCs2の接続部との間にスイッチSW3が接続されている。帰還用コンデンサCf1の一端は第1差動増幅器2の反転入力端に接続され、所定の基準電圧Vref1と第1差動増幅器2の反転入力端との間にはスイッチSW4が接続されている。帰還用コンデンサCf1の他端は、スイッチSW6によって所定の第2基準電圧Vref2か又は第1差動増幅器2の非反転出力端のいずれかに接続される。
また、帰還用コンデンサCf2の一端は第1差動増幅器2の非反転入力端に接続され、所定の基準電圧Vref1と第1差動増幅器2の非反転入力端との間にはスイッチSW5が接続されている。帰還用コンデンサCf2の他端は、スイッチSW7によって所定の第2基準電圧Vref2か又は第1差動増幅器2の反転出力端のいずれかに接続される。第1差動増幅器2の非反転出力端と反転出力端との間にスイッチSW8が接続され、第1差動増幅器2の非反転出力端は出力端子OUTpに、第1差動増幅器2の反転出力端は出力端子OUTmにそれぞれ接続されている。また、第1差動増幅器2には、所定のバイアス電圧PD1が入力されている。
一方、第2差動増幅器3において、反転入力端は第1差動増幅器2の反転入力端に、非反転入力端は第1差動増幅器2の非反転入力端にそれぞれ接続され、第2差動増幅器3には所定のバイアス電圧PD2が入力されている。帰還用コンデンサCf3の一端は第2差動増幅器3の反転入力端に接続され、基準電圧Vref1と第2差動増幅器3の反転入力端との間にはスイッチSW9が接続されている。帰還用コンデンサCf3の他端は、スイッチSW11の一端に接続され、スイッチSW11の他端は、スイッチSW13によって第2基準電圧Vref2か又は第2差動増幅器3の非反転出力端のいずれかに接続される。
また、帰還用コンデンサCf4の一端は第2差動増幅器3の非反転入力端に接続され、基準電圧Vref1と第2差動増幅器3の非反転入力端との間にはスイッチSW10が接続されている。帰還用コンデンサCf4の他端は、スイッチSW12の一端に接続され、スイッチSW12の他端は、スイッチSW14によって第2基準電圧Vref2か又は第2差動増幅器3の反転出力端のいずれかに接続される。第2差動増幅器3の非反転出力端と反転出力端との間にスイッチSW15が接続され、第2差動増幅器3の非反転出力端は出力端子OUTpに、第2差動増幅器3の反転出力端は出力端子OUTmにそれぞれ接続されている。なお、図1では、各スイッチSW1〜SW15の動作制御を行う制御回路は省略している。
ここで、図2は、図1の第1差動増幅器2の回路例を示した図である。なお、第1差動増幅器2及び第2差動増幅器3は同じ回路構成をなしていることから、第1差動増幅器2の場合を例にして説明し、第2差動増幅器3の場合は第1差動増幅器2と同様であるのでその説明を省略する。
図2において、第1差動増幅器2は、PMOSトランジスタM1〜M4及びNMOSトランジスタM5〜M9で構成され、NMOSトランジスタM6及びM8は差動対をなしている。PMOSトランジスタM1及びM3の各ソースは接続され、該接続部は電源電圧Vddに接続されており、PMOSトランジスタM1及びM3の各ゲートには所定のバイアス電圧Vb1がそれぞれ入力されている。
PMOSトランジスタM1のドレインはPMOSトランジスタM2のソースに、PMOSトランジスタM3のドレインはPMOSトランジスタM4のソースにそれぞれ接続され、PMOSトランジスタM2及びM4の各ゲートには所定のバイアス電圧Vb2がそれぞれ入力されている。PMOSトランジスタM2のドレインはNMOSトランジスタM5のドレインに接続され、該接続部が反転出力端(Om)をなし、PMOSトランジスタM4のドレインはNMOSトランジスタM7のドレインに接続され、該接続部が非反転出力端(Op)をなす。NOSトランジスタM5及びM7各ゲートには所定のバイアス電圧Vb3それぞれ入力されている。
NMOSトランジスタM5のソースはNMOSトランジスタM6のドレインに、NMOSトランジスタM7のソースはNMOSトランジスタM8のドレインにそれぞれ接続され、NMOSトランジスタM6のゲートが非反転入力端(Inp)をなし、NMOSトランジスタM8のゲートが反転入力端(Inm)をなしている。NMOSトランジスタM6及びM8の各ソースは接続され、該接続部と接地電圧との間にNMOSトランジスタM9が接続されている。通常、NMOSトランジスタM9のゲートには外部から所定のバイアス電圧PD1が入力されており、NMOSトランジスタM9は差動対に定電流を供給する定電流源をなしている。また、第1差動増幅器2の動作を停止させるパワーダウン時は、バイアス電圧PD1の入力が停止してNMOSトランジスタM9のゲートがローレベルになり、NMOSトランジスタM9はオフして遮断状態になると共に、各PMOSトランジスタM1〜M4及び各NMOSトランジスタM5,M7をそれぞれオフさせて遮断状態にするようにバイアス電圧Vb1〜Vb3が入力される。
図3は、図1の第1差動増幅器2の他の回路例を示した図である。なお、第1差動増幅器2及び第2差動増幅器3は同じ回路構成をなしていることから、第1差動増幅器2の場合を例にして説明し、第2差動増幅器3の場合は第1差動増幅器2と同様であるのでその説明を省略する。また、図3では、図2と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図2との相違点のみ説明する。
図3における図2との相違点は、NMOSトランジスタM10及びM11を追加したことと、NMOSトランジスタM6及びM8の各ドレインの接続を変えたことにある。
図3において、第1差動増幅器2は、PMOSトランジスタM1〜M4及びNMOSトランジスタM5〜M11で構成され、NMOSトランジスタM6及びM8は差動対をなしている。また、PMOSトランジスタM1のドレインとPMOSトランジスタM2のソースとの接続部にNMOSトランジスタM6のドレインが接続され、PMOSトランジスタM3のドレインとPMOSトランジスタM4のソースとの接続部にNMOSトランジスタM8のドレインが接続されている。
また、NMOSトランジスタM5のソースと接地電圧との間にNMOSトランジスタM10が、NMOSトランジスタM7のソースと接地電圧との間にNMOSトランジスタM11がそれぞれ接続され、NMOSトランジスタM10及びM11の各ゲートには所定のバイアス電圧PD1がそれぞれ入力されている。第1差動増幅器2の動作を停止させるパワーダウン時は、バイアス電圧PD1の入力が停止してNMOSトランジスタM9〜M11の各ゲートがローレベルになり、NMOSトランジスタM9〜M11はそれぞれオフして遮断状態になる。同時に、各PMOSトランジスタM1〜M4及び各NMOSトランジスタM5,M7をそれぞれオフさせて遮断状態にするようにバイアス電圧Vb1〜Vb3が入力される。
このような構成において、図1の差動増幅回路1の動作について説明する。
ゲインが比較的高いときには、第1差動増幅器2だけが作動して第2差動増幅器3はパワーダウンしている。このような状態では、サンプリング動作時にスイッチSW1、SW2、SW4、SW5及びSW8がそれぞれオンしており、スイッチSW3、SW9、SW10、SW11、SW12及びSW15はそれぞれオフしている。また、スイッチSW6、SW7、SW13及びSW14は、帰還用コンデンサCf1,Cf2及びスイッチSW11,SW12の各端部をそれぞれ第2基準電圧Vref2に接続する。このとき、入力端子INp及びINmには、CCDからの信号Vip及びVimがそれぞれ対応して入力されており、サンプリング用コンデンサCs1には入力信号Vipと第1基準電圧Vref1との電圧差に応じた電荷が、サンプリング用コンデンサCs2には、入力信号Vimと第1基準電圧Vref1との電圧差に応じた電荷がそれぞれ保存される。
次に、サンプリング動作が終わって差動信号を出力する状態になると、スイッチSW1、SW2、SW4、SW5及びSW8がそれぞれオフして遮断状態になり、スイッチSW3がオンして導通状態になる。また、スイッチSW6、SW7、SW13及びSW14によって、帰還用コンデンサCf1の端部は第1差動増幅器2の非反転出力端に、帰還用コンデンサCf2の端部は第1差動増幅器2の反転出力端にそれぞれ接続され、スイッチSW11の端部は第2差動増幅器3の非反転出力端に、スイッチSW12の端部は第2差動増幅器3の反転出力端にそれぞれ接続される。また、スイッチSW9、SW10及びSW15はそれぞれオフして遮断状態のままであり、スイッチSW11及びSW12もそれぞれオフして遮断状態である。
このとき、サンプリング用コンデンサCs1とCs2において、各一端はスイッチSW3を介して接続され、各他端は同電圧になるために電荷が対応する帰還用コンデンサCf1及びCf2へと移動し、第1差動増幅器2の各出力端の電圧差(Vop−Vom)は、下記(1)式のようになる。
Vo=Vop−Vom=Cs/Cf×{(Vip−Vref1)−(Vim−Vref1)}=Cs/Cf×(Vip−Vim)………………(1)
なお、Csはサンプリング用コンデンサCs1及びCs2の各容量値を、Cfは帰還用コンデンサCf1及びCf2の各容量値をそれぞれ示している。
次に、比較的ゲインが低い場合について説明する。
ゲインが比較的低いときには、スイッチSW11及びSW12がそれぞれオンして導通状態になり、第1差動増幅器2だけでなく第2差動増幅器3も作動する。この場合、スイッチSW1、SW2、SW4、SW5、SW8、SW9、SW10及びSW15もそれぞれオンして導通状態になり、スイッチSW3がオフして遮断状態になる。このとき、入力端子INp及びINmにはCCDからの差動信号Vip,Vimが入力されており、サンプリング用コンデンサCs1には入力信号Vipと第1基準電圧Vref1との電圧差に応じた電荷が保存され、サンプリング用コンデンサCs2には入力信号Vimと第1基準電圧Vref1との電圧差に応じた電荷が保存される。
次に、サンプリングが終わって差動信号を出力する状態になると、スイッチSW1、SW2、SW4、SW5、SW8、SW9、SW10及びSW15はそれぞれオフして遮断状態になり、スイッチSW3がオンして導通状態になる。このため、スイッチSW6、SW7、SW13及びSW14によって、帰還用コンデンサCf1の端部は第1差動増幅器2の非反転出力端に、帰還用コンデンサCf2の端部は第1差動増幅器2の反転出力端にそれぞれ接続され、スイッチSW11の端部は第2差動増幅器3の非反転出力端に、スイッチSW12の端部は第2差動増幅器3の反転出力端にそれぞれ接続される。
第1差動増幅器2及び第2差動増幅器3は、各反転入力端が接続されると共に各非反転入力端が接続されており、各反転出力端が接続されると共に各非反転出力端が接続されている。また帰還用コンデンサCf1〜Cf4は、対応する第1差動増幅器2及び第2差動増幅器3に接続されたときに、位相余裕が確保できる容量値を有しており、第1差動増幅器2及び第2差動増幅器3の各出力電流は、対応する帰還用コンデンサCf1〜Cf4を充電するために必要な電流値以上の余裕のある電流値になるように設定されている。
なお、図1では、スイッチと差動増幅器との組み合わせが2つずつである場合を例にして示したが、これは一例であり、スイッチと差動増幅器との組み合わせが4つずつであったり、又はコンデンサ2組と差動増幅器4つ等のように様々な組み合わせが考えられる。また、図1のスイッチSW15をなくしてスイッチSW8がスイッチSW15を兼ねるようにしてもよく、この場合、スイッチSW4〜SW10、SW13及びSW14が第2スイッチ回路をなす。
また、図1の第2差動増幅器3に接続される各コンデンサ及び各スイッチをそれぞれ第1差動増幅器2に接続するようにしてもよく、このようにした場合、図1は図4のようになる。なお、図4において、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示している。図4では、スイッチSW6が図1のスイッチSW13を、スイッチSW7が図1のスイッチSW14を、スイッチSW8が図1のスイッチSW15をそれぞれ兼ねている。図4における各スイッチの動作は図1の場合と同様であるのでその説明を省略する。
このように、本発明の第1の実施の形態における差動増幅回路は、ゲインが比較的高いときには、スイッチSW11及びSW12をそれぞれオフさせて遮断状態にすると共に、第2差動増幅器3をパワーダウンさせて第1差動増幅器2だけが作動するようにし、ゲインが比較的低いときには、スイッチSW11及びSW12をそれぞれオンさせて導通状態にすると共に、第1差動増幅器2だけでなく第2差動増幅器3も作動させるようにした。このことから、差動増幅器の位相余裕を確保することができ動作速度を低下させることなく安定した動作を行うことができると共に、容量値が小さい場合は同時に作動する差動増幅器の数が少なくなるため消費電流を抑制することができる。
第2の実施の形態.
前記第1の実施の形態では、外部から入力される基準電圧Vref1及びVref2を使用したが、基準電圧Vref1及びVref2の代わりに各差動増幅器の入力端と出力端をショートするスイッチを設けるようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第2の実施の形態とする。
図5は、本発明の第2の実施の形態における差動増幅回路の回路例を示した図である。なお、図5では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
図5における図1との相違点は、基準電圧Vref1,Vref2及びスイッチSW6,SW7,SW13〜SW15をなくし、スイッチSW4を第1差動増幅器2の非反転出力端と反転入力端との間に、スイッチSW5を第1差動増幅器2の反転出力端と非反転入力端との間に、スイッチSW9を第2差動増幅器3の非反転出力端と反転入力端との間に、スイッチSW10を第2差動増幅器3の反転出力端と非反転入力端との間にそれぞれ接続したことにある。これに伴って、図1の差動増幅回路1を差動増幅回路1aにした。
図5において、差動増幅回路1aは、入力端子INp及びINmに入力された差動入力信号Vip,Vimをサンプリングして増幅し該差動信号Vop,Vomとして出力端子OUTp,OUTmから出力する。
差動増幅回路1aは、第1差動増幅器2、第2差動増幅器3、スイッチSW1〜SW5,SW8〜SW12、サンプリング用コンデンサCs1,Cs2及び帰還用コンデンサCf1〜Cf4で構成されている。なお、この場合、スイッチSW4、SW5及びSW8〜SW10は第2スイッチ回路をなす。
第1差動増幅器2の非反転出力端と反転入力端との間には、帰還用コンデンサCf1とスイッチSW4が並列に接続され、第1差動増幅器2の反転出力端と非反転入力端との間には、帰還用コンデンサCf2とスイッチSW5が並列に接続されている。また、第2差動増幅器3の非反転出力端と反転入力端との間には、帰還用コンデンサCf3とスイッチSW11の直列回路が接続されると共にスイッチSW9が接続され、第2差動増幅器2の反転出力端と非反転入力端との間には、帰還用コンデンサCf4とスイッチSW12の直列回路が接続されると共にスイッチSW10が接続されている。
このような構成において、図5の差動増幅回路1aの動作について説明する。
ゲインが比較的高いときには、第1差動増幅器2だけが作動して第2差動増幅器3はパワーダウンしている。このような状態では、サンプリング動作時にスイッチSW1、SW2、SW4、SW5及びSW8がそれぞれオンしており、スイッチSW3、SW9、SW10、SW11及びSW12はそれぞれオフしている。このとき、入力端子INp及びINmには、CCDからの信号Vip及びVimがそれぞれ対応して入力されており、スイッチSW8がオンして導通状態になることにより、第1差動増幅器2及び第2差動増幅器3において、それぞれ反転出力端と非反転出力端が短絡される。このときの各反転出力端と非反転出力端の電圧をVoとすると、サンプリング用コンデンサCs1には入力信号Vipと電圧Voとの電圧差に応じた電荷が、サンプリング用コンデンサCs2には、入力信号Vimと電圧Voとの電圧差に応じた電荷がそれぞれ保存される。
次に、サンプリングが終わって差動信号を出力する状態になると、スイッチSW1、SW2、SW4、SW5及びSW8がそれぞれオフして遮断状態になり、スイッチSW3がオンして導通状態になる。また、スイッチSW9及びSW10はそれぞれオフして遮断状態のままであり、スイッチSW11及びSW12もそれぞれオフして遮断状態である。
このとき、サンプリング用コンデンサCs1とCs2において、各一端はスイッチSW3を介して接続され、各他端は同電圧になるために電荷が対応する帰還用コンデンサCf1及びCf2へと移動し、第1差動増幅器2の各出力端の電圧差(Vop−Vom)は、下記(2)式のようになる。
Vo=Vop−Vom=Cs/Cf×{(Vip−Vo)−(Vim−Vo)}=Cs/Cf×(Vip−Vim)………………(2)
次に、比較的ゲインが低い場合について説明する。
ゲインが比較的低いときには、スイッチSW11及びSW12がそれぞれオンして導通状態になり、第1差動増幅器2だけでなく第2差動増幅器3も作動する。この場合、スイッチSW1、SW2、SW4、SW5、SW8、SW9及びSW10もそれぞれオンして導通状態になり、スイッチSW3がオフして遮断状態になる。このとき、入力端子INp及びINmにはCCDからの差動信号Vip,Vimが入力されており、サンプリング用コンデンサCs1には入力信号Vipと電圧Voとの電圧差に応じた電荷が保存され、サンプリング用コンデンサCs2には入力信号Vimと電圧Voとの電圧差に応じた電荷が保存される。
次に、サンプリングが終わって差動信号を出力する状態になると、スイッチSW1、SW2、SW4、SW5、SW8、SW9及びSW10はそれぞれオフして遮断状態になり、スイッチSW3がオンして導通状態になる。このため、第1差動増幅器2の非反転出力端と反転入力端との間には帰還用コンデンサCf1が接続され、第1差動増幅器2の反転出力端と非反転入力端との間には帰還用コンデンサCf2が接続される。また、第2差動増幅器3の非反転出力端と反転入力端との間には帰還用コンデンサCf3とスイッチSW11の直列回路が接続され、第2差動増幅器2の反転出力端と非反転入力端との間には帰還用コンデンサCf4とスイッチSW12の直列回路が接続される。
第1差動増幅器2及び第2差動増幅器3は、各反転入力端が接続されると共に各非反転入力端が接続されており、各反転出力端が接続されると共に各非反転出力端が接続されている。また帰還用コンデンサCf1〜Cf4は、対応する第1差動増幅器2及び第2差動増幅器3に接続されたときに、位相余裕が確保できる値であり、第1差動増幅器2及び第2差動増幅器3の各出力電流は、対応する帰還用コンデンサCf1〜Cf4を充電するために必要な電流値以上の余裕のある電流値になるように設定されている。
なお、図5では、スイッチと差動増幅器との組み合わせが2つずつである場合を例にして示したが、これは一例であり、スイッチと差動増幅器との組み合わせが4つずつであったり、又はコンデンサ2組と差動増幅器4つ等のように様々な組み合わせが考えられる。
また、図5の第2差動増幅器3においても、スイッチSW1〜SW3及びサンプリング用コンデンサCs1,Cs2に相当するスイッチSW1a〜SW3a及びサンプリング用コンデンサCs1a,Cs2aを接続するようにしてもよく、このようにした場合、図5は図6のようになり、スイッチSW11及びSW12をなくすことができ、回路を簡素化することができ、スイッチSW11及びSW12を付加することによる歪を抑制することができる。
なお、図6では、図5と同じもの又は同様のものは同じ符号で示しており、スイッチSW1a〜SW3aの動作はスイッチSW1〜SW3と同じであるのでその説明を省略する。また、この場合、スイッチSW1〜SW3及びSW1a〜SW3aは第1スイッチ回路をなし、サンプリング用コンデンサCs1及びCs1aはそれぞれ第1サンプリング用コンデンサを、サンプリング用コンデンサCs2及びCs2aはそれぞれ第2サンプリング用コンデンサをなす。
このように、本第2の実施の形態における差動増幅回路は、前記第1の実施の形態と同様に、ゲインが比較的高いときには、スイッチSW11及びSW12をそれぞれオフさせて遮断状態にして第2差動増幅器3をパワーダウンさせ第1差動増幅器2だけが作動するようにし、ゲインが比較的低いときには、スイッチSW11及びSW12をそれぞれオンさせて導通状態にし、第1差動増幅器2だけでなく第2差動増幅器3も作動させるようにしたことから、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態における差動増幅回路の回路例を示した図である。 図1の第1差動増幅器2の回路例を示した図である。 図1の第1差動増幅器2の他の回路例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態における差動増幅回路の他の回路例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態における差動増幅回路の回路例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態における差動増幅回路の他の回路例を示した図である。 スイッチトキャパシタ回路を使用した差動増幅回路の従来例を示した図である。
符号の説明
1,1a 差動増幅回路
2 第1差動増幅器
3 第2差動増幅器
SW1〜SW15,SW1a,SW2a,SW3a スイッチ
Cs1,Cs2,Cs1a,Cs2a サンプリング用コンデンサ
Cf1〜Cf4 帰還用コンデンサ

Claims (10)

  1. 1対の第1入力端子及び第2入力端子に入力された差動入力信号をサンプリングし増幅して得られた差動信号を、対応する1対の第1出力端子及び第2出力端子から出力する、スイッチトキャパシタ回路を使用した差動増幅回路において、
    各非反転入力端が接続されると共に各反転入力端が接続され、各非反転出力端が接続されると共に各反転出力端が接続された複数の差動増幅器と、
    前記差動入力信号をサンプリングするサンプリング動作中、前記第1入力端子と前記各反転入力端の接続部との間に接続される第1サンプリング用コンデンサと、
    前記差動入力信号をサンプリングするサンプリング動作中、前記第2入力端子と前記各非反転入力端の接続部との間に接続される第2サンプリング用コンデンサと、
    前記サンプリング動作が終了して前記第1出力端子及び第2出力端子から前記差動信号を出力する際に、前記各非反転出力端の接続部と前記各反転入力端の接続部との間に接続される容量可変の第1帰還用コンデンサと、
    前記サンプリング動作が終了して前記第1出力端子及び第2出力端子から前記差動信号を出力する際に、前記各反転出力端の接続部と前記各非反転入力端の接続部との間に接続される容量可変の第2帰還用コンデンサと、
    を備え、
    前記各差動増幅器は、前記第1帰還用コンデンサ及び前記第2帰還用コンデンサの容量値に応じて選択的に作動することを特徴とする差動増幅回路。
  2. 前記第1サンプリング用コンデンサの一端が前記各反転入力端の接続部に接続されると共に、前記第2サンプリング用コンデンサの一端が前記各非反転入力端の接続部に接続され、
    前記サンプリング動作中は、前記第1サンプリング用コンデンサの他端を前記第1入力端子に接続すると共に前記第2サンプリング用コンデンサの他端を前記第2入力端子に接続し、前記サンプリング動作が終了すると、前記第1サンプリング用コンデンサ及び第2サンプリング用コンデンサにおける前記第1入力端子及び第2入力端子への接続を遮断すると共に前記第1サンプリング用コンデンサ及び第2サンプリング用コンデンサの前記各他端を接続する第1スイッチ回路と、
    前記サンプリング動作が終了して前記第1出力端子及び第2出力端子から前記差動信号を出力する場合は、前記第1帰還用コンデンサを前記各非反転出力端の接続部と前記各反転入力端の接続部との間に接続すると共に、前記第2帰還用コンデンサを前記各反転出力端の接続部と前記各非反転入力端の接続部との間に接続する第2スイッチ回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の差動増幅回路。
  3. 前記第1サンプリング用コンデンサの一端が前記各反転入力端の接続部に接続されると共に、前記第2サンプリング用コンデンサの一端が前記各非反転入力端の接続部に接続され、前記第1帰還用コンデンサは前記各非反転出力端の接続部と前記各反転入力端の接続部との間に、前記第2帰還用コンデンサは前記各反転出力端の接続部と前記各非反転入力端の接続部との間にそれぞれ接続され、
    前記サンプリング動作中は、前記第1サンプリング用コンデンサの他端を前記第1入力端子に接続すると共に前記第2サンプリング用コンデンサの他端を前記第2入力端子に接続し、前記サンプリング動作が終了すると、前記第1サンプリング用コンデンサ及び第2サンプリング用コンデンサにおける前記第1入力端子及び第2入力端子への接続を遮断すると共に前記第1サンプリング用コンデンサ及び第2サンプリング用コンデンサの前記各他端を接続する第1スイッチ回路と、
    前記サンプリング動作中は、前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサの各両端をそれぞれ短絡し、前記サンプリング動作が終了して前記第1出力端子及び第2出力端子から前記差動信号を出力する場合は、前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサに対する前記短絡をそれぞれ解除する第2スイッチ回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の差動増幅回路。
  4. 前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサは、並列に接続された複数のコンデンサからそれぞれなり、前記第1帰還用コンデンサの該各コンデンサを選択的に前記各非反転出力端の接続部と前記各反転入力端の接続部との間に接続すると共に、前記第2帰還用コンデンサの該各コンデンサを選択的に前記各反転出力端の接続部と前記各非反転入力端の接続部との間に接続して前記第1帰還用コンデンサ及び前記第2帰還用コンデンサの各容量値を変える第3スイッチ回路を備えることを特徴とする請求項1、2又は3記載の差動増幅回路。
  5. 前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサの容量値に比例した数の前記差動増幅器が作動することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の差動増幅回路。
  6. 前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサは、前記差動入力信号をサンプリングして増幅する際のゲインの設定値に応じてそれぞれ容量値が変えられると共に、前記各差動増幅器は、該ゲインの設定値に応じて選択的に作動することを特徴とする請求項5記載の差動増幅回路。
  7. 1対の第1入力端子及び第2入力端子に入力された差動入力信号をサンプリングし増幅して得られた差動信号を、対応する1対の第1出力端子及び第2出力端子から出力する、スイッチトキャパシタ回路を使用した差動増幅回路において、
    複数の差動増幅器と、
    前記差動入力信号をサンプリングするサンプリング動作中、前記第1入力端子と該各差動増幅器の反転入力端との間にそれぞれ接続される各第1サンプリング用コンデンサと、
    前記サンプリング動作中、前記第2入力端子と前記各差動増幅器の非反転入力端との間にそれぞれ接続される各第2サンプリング用コンデンサと、
    前記サンプリング動作が終了して前記第1出力端子及び第2出力端子から前記差動信号を出力する際に、前記各差動増幅器の非反転出力端と反転入力端との間にそれぞれ接続される各第1帰還用コンデンサと、
    前記サンプリング動作が終了して前記第1出力端子及び第2出力端子から前記差動信号を出力する際に、前記各差動増幅器の反転出力端と非反転入力端との間にそれぞれ接続される各第2帰還用コンデンサと、
    を備え、
    前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサが接続された前記差動増幅器が作動すると共に、前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサが接続されなかった前記差動増幅器が動作を停止することを特徴とする差動増幅回路。
  8. 前記サンプリング動作中は、前記各第1サンプリング用コンデンサを前記第1入力端子と前記各差動増幅器の反転入力端との間にそれぞれ接続すると共に前記各第2サンプリング用コンデンサを前記第2入力端子と前記各差動増幅器の非反転入力端との間にそれぞれ接続し、前記サンプリング動作が終了すると、前記各第1サンプリング用コンデンサと前記各第2サンプリングコンデンサにおける前記第1入力端子及び第2入力端子との接続をそれぞれ遮断して、対応する前記第1サンプリング用コンデンサ及び前記第2サンプリング用コンデンサの該遮断した各端部をそれぞれ接続する第1スイッチ回路と、
    前記サンプリング動作が終了して前記第1出力端子及び第2出力端子から前記差動信号を出力する際に、前記各第1帰還用コンデンサを、対応する前記各差動増幅器の非反転出力端と反転入力端との間にそれぞれ接続すると共に、前記各第2帰還用コンデンサを、対応する前記各差動増幅器の反転出力端と非反転入力端との間にそれぞれ接続する第2スイッチ回路と、
    を備え、
    前記第2スイッチ回路によって前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサが接続された前記差動増幅器が作動すると共に、前記第2スイッチ回路によって前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサが接続されなかった前記差動増幅器は動作を停止することを特徴とする請求項7記載の差動増幅回路。
  9. 前記各差動増幅器は、前記差動入力信号をサンプリングして増幅する際のゲインの設定値に応じて選択的に作動し、前記第2スイッチ回路は、該作動した差動増幅器に対してのみ、対応する前記第1帰還用コンデンサ及び第2帰還用コンデンサをそれぞれ接続することを特徴とする請求項8記載の差動増幅回路。
  10. 前記各差動増幅器は、供給されるバイアス電流の有無に応じて作動又は動作を停止することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の差動増幅回路。
JP2008205604A 2008-08-08 2008-08-08 差動増幅回路 Expired - Fee Related JP5169607B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008205604A JP5169607B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 差動増幅回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008205604A JP5169607B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 差動増幅回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010041662A true JP2010041662A (ja) 2010-02-18
JP5169607B2 JP5169607B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=42013672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008205604A Expired - Fee Related JP5169607B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 差動増幅回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5169607B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017076353A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 アルプス電気株式会社 正弦波乗算装置とこれを有する入力装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07336169A (ja) * 1994-06-03 1995-12-22 Youzan:Kk 増幅回路
JP2003008361A (ja) * 2001-06-25 2003-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位相補償増幅回路とそれを用いたスイッチドキャパシタ回路および抵抗可変型アンプ回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07336169A (ja) * 1994-06-03 1995-12-22 Youzan:Kk 増幅回路
JP2003008361A (ja) * 2001-06-25 2003-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位相補償増幅回路とそれを用いたスイッチドキャパシタ回路および抵抗可変型アンプ回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017076353A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 アルプス電気株式会社 正弦波乗算装置とこれを有する入力装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5169607B2 (ja) 2013-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4958133A (en) CMOS complementary self-biased differential amplifier with rail-to-rail common-mode input-voltage range
US7330074B2 (en) Differential amplifier with cascade control
JP4188931B2 (ja) 演算増幅器及び演算増幅器のオフセット電圧キャンセル方法
EP3002874B1 (en) High-bandwidth high-gain amplifier
US7868810B2 (en) Amplifier circuit and A/D converter
CN109104157B (zh) 一种自调零运算放大器
KR102105619B1 (ko) 입력 공통모드 전압 샘플링 기반의 차동 증폭기 및 그를 이용한 비교기
JP2007174029A (ja) 利得可変回路及びそれを用いた自動利得制御増幅器
CN101951236A (zh) 一种数字可变增益放大器
JP2008067143A (ja) 差動増幅回路、サンプルホールド回路
US20140266445A1 (en) Low-Power Inverter-Based Differential Amplifier
JP2007019821A (ja) スイッチトキャパシタ型可変利得増幅回路
JP2007110460A (ja) 四端子二重絶縁ゲート電界トランジスタを用いたcmos増幅器、それを用いた多入力cmos増幅器、高利得多入力cmos増幅器、高利得高安定多入力cmos増幅器および多入力cmos差動増幅器
WO2007105282A1 (ja) ゲイン可変増幅器
KR102415919B1 (ko) 공통 모드 피드백 제어 회로를 갖는 반전 의사 완전 차동 증폭기
JP4978022B2 (ja) 演算増幅器
US20110063036A1 (en) Operational amplifier
JP5169607B2 (ja) 差動増幅回路
EP2495872B1 (en) Two-stage class AB operational amplifier
US11658626B2 (en) Split miller compensation in two-stage differential amplifiers
JP3748263B2 (ja) 広帯域増幅器
JP4545705B2 (ja) 差動増幅回路
JP2006174033A (ja) 演算増幅回路、サンプルホールド回路及びフィルタ回路
WO2011023614A1 (en) Switched amplifier circuit arrangement and method for switched amplification
CN113014209B (zh) 一种基于稳定带宽电路的浮空偏置动态放大电路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5169607

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees