JP2010041356A - 音声調整卓 - Google Patents

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Abstract

【課題】多チャンネルの音源に対する制御を小型化された装置で実現する。
【解決手段】モード判定部31は、モード切換スイッチEX1〜EX4がオンになっているか判定する。チャンネル割り当て部32は、モード切換スイッチがオンの場合、そのグループに含まれる複数のチャンネルCH1〜CH4を自己及び他のグループのフェーダF1〜F4に割り当て、個別モードとする。チャンネルスイッチ判定部34は、モード切換スイッチがオフの場合に、チャンネルスイッチSW1〜SW4がオンであるか判定する。チャンネルスイッチのすべてがオフの場合、そのグループのフェーダで、そのグループのすべてのチャンネルを一括して操作する。グループモードで、グループのいずれかのチャンネルスイッチがオンになった場合に、オンになったチャンネルをそのグループのフェーダに割り当てる。オンになったチャンネルのみをそのグループのフェーダで制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、多チャンネルの音源に対する制御を小型化された装置で実現し、さらに操作時における使用者の負担を軽減して、放送事故を防止することができる音声調整卓に関する。
オーディオミキシングコンソール(以下、音声調整卓という)は、複数の音源に対して音声回線を通じて接続されており、回線を通じて入力された音源からの出力信号に対して音声調整(ボリュームなどの制御)行う装置のことをいう。近年では、従来ステレオであった放送音声がサラウンドになり入力される音源数も多くなることから、多チャンネルの処理能力が音声調整卓に要求されるようになった。
多チャンネルの処理を実現するためには、音声調整卓に設けられた操作部材(以下、フェーダという)を、チャンネル数分増やす構成で対応可能である。しかし、フェーダをチャンネル数分増やすと、音声調整卓が大型化して、限られたスペースに音声調整卓を設置することが困難となる。また、チャンネル数分、音声調整卓に設けられたフェーダを増やし、多チャンネルに対応できるようにしても、フェーダの数が多くなりすぎて、音声を調整する使用者の負担が大きくなる。さらに、使用者の負担が大きくなることによって操作ミス、すなわち放送事故に繋がる恐れもある。
上述のような音声調整卓の多チャンネル化に伴う問題を解決する技術として、特許文献1に記載の技術がある。この技術は、使用者の負担を軽減するため、同一系統の複数のチャンネル(例えば、マイク系統のチャンネル、CDやMDなどの音源系統のチャンネル、VTRなどの映像系統のチャンネルなど)を、1つのグループにまとめ、これをマスターフェーダで同時に操作するものである。また、この技術は、使用者の操作ミス、すなわち放送事故を防止するため、個々のチャンネルの音声出力のオン・オフを切り換えるチャンネルスイッチや、前記マスターフェーダに割り当てられたチャンネルの音声出力のオン・オフを切り換えるミュートスイッチを設けて、音声出力の制御を行うものである。
特開平8−130427号公報
上記特許文献1記載の技術は、同一系統の複数のチャンネルを一纏めにして、1つのマスターフェーダで同時に操作することが可能となるため、操作性は向上する。その反面、個々のチャンネルを操作するフェーダに加えて、マスターフェーダを別途設けるため、音声調整卓の大型化を招く。
また、特許文献1記載の技術は、個々のチャンネルのフェーダやマスターフェーダにチャンネルスイッチやミュートスイッチを設けることで、フェーダの不使用時(リハーサルなどで一旦設定したボリュームなどの設定を、その後に動かしたくない場合)には、使用者がたとえフェーダやマスターフェーダに触れたとしても、フェーダの制御が行われないようにして、使用者の誤操作を防止している。しかし、この技術では、使用者がチャンネルスイッチやミュートスイッチ等を押下し忘れ、しかも、チャンネルのフェーダやグループマスターフェーダを誤操作した場合には、放送事故を防止することができない。
本発明は、上記のような従来技術の課題を解決するもので、その目的は、多チャンネルの音源に対する制御を小型化された装置で実現し、さらにフェーダの数を少なくすることによって操作時における使用者の負担を軽減して、放送事故を防止することができる利便性の高い音声調整卓を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の音声調整卓は、複数の音源入力チャンネルと、前記複数のチャンネル中の1チャンネルの出力を個別に調整するか、あるいは複数チャンネルの出力を一括して調整するフェーダと、前記フェーダの調整操作を個別モードとグループモードに切り換えるモード切換スイッチと、モード切換スイッチの状態が、個別モードであるかグループモードであるかを判定するモード判定部と、前記モード判定部の判定の結果、個別モードである場合、前記複数のチャンネル中の1チャンネルを、前記フェーダに割り当てると共に、グループモードである場合、前記複数のチャンネルを一括して前記フェーダに割り当てるチャンネル割り当て部と、を備えたことを特徴とする。
このような構成を有する本発明では、1つのフェーダがチャンネルを個別制御と、グループ制御をすることが可能となる。そのため、チャンネル数分のフェーダ及びマスターフェーダが必要ではなくなり、音声調整卓の小型化を図ることができる。また、チャンネル数分のフェーダが必要ではないため、使用者の負担を軽減することができる。
本発明において、複数の音源入力チャンネルと、前記複数のチャンネル中の1チャンネルの出力を個別に調整するか、あるいは複数チャンネルの出力を一括して調整するフェーダと、前記フェーダの調整操作を個別モードとグループモードに切り換えるモード切換スイッチとを1つのグループとして、これらのグループを複数グループ配置し、かつ、これら複数のグループにおけるモード切換スイッチは、いずれか1つのグループのモード切換スイッチのみが個別モードになり得るように設定され、各グループにおけるモード切換スイッチの状態が、個別モードであるかグループモードであるかを判定するモード判定部と、このモード判定部の判定の結果、あるグループのモード切換スイッチの状態が個別モードである場合、そのグループに属する複数のチャンネルを、複数のグループのフェーダに割り当てると共に、すべてのグループのモード切換スイッチがグループモードである場合、各グループに属する複数のチャンネルをグループ毎に一括してそのグループのフェーダに割り当てるもできる。
このような構成とした場合、個別モードの場合には、他のグループのフェーダを、選択されたグループの各チャンネルの個別制御に使用することができる。その結果、個別モード時において、同一のグループ内の各チャンネルを別々のフェーダで制御することが可能となり、操作性が向上する。
更に、本発明において、前記複数のチャンネルには、それぞれのチャンネルに対するフェーダの制御の可否を決定するチャンネルスイッチが設けられ、前記モード切換スイッチの判定の結果、グループモードである場合に、前記チャンネルスイッチの状態を判定するチャンネルスイッチ判定部を備え、前記チャンネル割り当て部は、前記チャンネルスイッチ判定部の判定の結果、前記チャンネルスイッチがフェーダの制御を可能とする状態の場合、前記フェーダに前記チャンネルを割り当てることも可能である。
このようにグループモードにおいて、各チャンネルごとにフェーダの割り当てを可能とすることで、同一グループ内の各チャンネルを1つのフェーダで操作する場合であっても、各チャンネルに設けられたチャンネルスイッチをオン・オフすることで、グループモードにおいても、各チャンネルを個別に制御することができる。
以上のように本発明によれば、多チャンネルの対応と装置の小型化を実現し、さらに使用者の負担を軽減して、放送事故を防止することができる。
次に、本発明を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。この実施形態の音声調整卓は、それぞれ1つのフェーダを有する4つのグループを有し、かつ、各グループに4つのチャンネルを設けたものである。
[1.最良の実施形態]
[1−1.操作部の構成]
図1は、本実施形態の音声調整卓の操作部を示すものである。この操作部は、それぞれ4つのチャンネルを有する4つのグループG1〜G4に分割されている。各グループG1〜G4には、それぞれ4つのチャンネルのオン・オフの状態を表示するためのチャンネル表示部CH1〜CH4と、各チャンネルをオン・オフするためのチャンネルスイッチSW1〜SW4が設けられている。
ここで、第1のグループの4つのチャンネルは、一例として、マイクの音声出力信号を調整するMIC1〜MIC4である。第2のグループの4つのチャンネルは、音源の音声出力信号を調整するCD1−AFである。第3のグループの4つのチャンネルは、VTR1〜VTR4の音声出力信号を調整するVTR1〜VTR4である。第4のグループは、中継地からの音声出力信号を調整する札幌〜福岡である。そのため、各チャンネル表示部CH1〜CH4には、これら各チャンネルの内容に対応した表示がなされている。
各グループG1〜G4には、個別モード(例えば、リハーサル時に使用される)と、グループモード(例えば、放送時に使用される)を切り換えるモード切換スイッチEX1〜EX4が、それぞれ1つずつ設けられている。また、グループG1〜G4には、個別モードにおいて個々のチャンネルの出力を調整する機能、及びグループモードにおいてG1〜G4の制御対象である4つのチャンネル全体の出力の調整を行う機能を有するフェーダF1〜F4が、それぞれ1つずつ設けられている。更に、個別モードにおいて、そのグループのフェーダがどのチャンネルを操作するか、及び、グループモードにおいてそのグループのフェーダがグループのすべてのチャンネルを同時に制御するかを表示するフェーダ表示部D1〜D4が、各グループに1つずつ設けられている。
ここで、個別モードとは、同一のグループに属する複数のチャンネルの音声を、同じグループのフェーダ及び他のグループのフェーダを使用して、個別に操作することができる状態をいう。また、グループモードとは、同一グループに割り当てられた複数のチャンネル全体の出力をそのグループのフェーダで調整することができる状態、及び前記チャンネルスイッチSW1〜SW4を使用することでグループG1〜G4に設けられたそれぞれのチャンネルの音声をそのグループのフェーダで個別に操作することができる状態をいう。以下、これらの状態を、グループモードと個別モードに分けて具体的に説明する。
[1−2.個別モード]
モード切換スイッチEX1〜EX4をオンにすることによって、個別モードとなる。以下では、モード切換スイッチEX1〜EX4、フェーダF1〜F4、フェーダ表示部D1ーD4について説明する。なお、個別モードは、グループG1〜G4に設けられたそれぞれのチャンネルの音声を個別に操作することができる状態であるため、チャンネルスイッチSW1〜SW4は使用しない。
例えば、第1のグループG1に属する4つのチャンネルであるマイクMIC1〜MIC4の出力を個別に制御するため、モード切換スイッチEX1をオンとして個別モードにすると、マイクMIC1〜MIC4はそれぞれ、各グループに設けられたフェーダF1〜F4に割り当てられる。すなわち、第1のグループG1のフェーダF1には第1のグループG1の第1マイクロフォンMIC1が、第2のグループG2のフェーダF2には第1のグループG1の第2マイクロフォンMIC2が、第3のグループG3のフェーダF3には第1のグループG1の第3マイクロフォンMIC3が、第4のグループG4のフェーダF4には第1のグループG1の第4マイクロフォンMIC4が割り当てられる。同時に、フェーダ表示部D1〜D4には、図1に示すように、それぞれ制御対象のチャンネルMIC1〜MIC4が表示される。
このように第1のグループG1の4つのチャンネルに、各グループの4つのフェーダF1〜F4が割り当てられた状態で、各フェーダF1〜F4を操作すると、フェーダF1〜F4に割り当てられたチャンネルMIC1〜MIC4の出力が調整される。
そして、モード切換スイッチEX1からモード切換スイッチEX4に切り替えると、つまり、モード切換スイッチEX4をオンにすると、各フェーダF1〜F4にはグループG4のチャンネルCH1〜CH4が割り当てられる。すなわち、第1のグループG1のフェーダーF1には第4グループG4の第1のチャンネルである札幌放送局からの音声が、第2のグループG2のフェーダF2には第4グループG4の第2のチャンネルである仙台放送局からの音声が、第3グループG3のフェーダF3には第4グループの第3のチャンネルである名古屋放送局からの音声が、第4グループG4のフェーダF4には第4グループG4の第4のチャンネルCである福岡放送局からの音声が割り当てられる。同時に、フェーダ表示部D1〜D4には、図2に示すように、それぞれ制御対象のチャンネルの内容を示す「札幌」〜「福岡」が表示される。
このように、第4グループG4の4つのチャンネルが、各グループの4つのフェーダF1〜F4に割り当てられた状態で、各フェーダF1〜F4を操作すると、フェーダF1〜F4に割り当てられたグループ4の第1のチャンネルである札幌放送局からの音声から第4のチャンネルである福岡放送局からの音声の出力が調整される。
[1−3.グループモード]
モード切換スイッチEX1〜EX4がいずれもオンでない場合、すなわち、すべてのモード切換スイッチがグループモードに切り替わっている場合に、本実施形態の音声調整卓はグループモードとなる。以下では、チャンネルCH1〜CH4、チャンネルスイッチSW1〜SW4、フェーダF1〜F4、フェーダ表示部D1〜D4について、図3、図4を参照して説明する。
(1)全チャンネルの一括操作
この一括操作は、各グループのモード切換スイッチEX1〜EX4がいずれもグループモードに切り替わっており、しかも、各チャンネルのオン・オフ状態を示すチャンネルスイッチSW1〜SW4がオフ状態、すなわち、そのチャンネルが各グループのフェーダによって操作不可能な状態に設定されている状態である。この場合、フェーダ表示部D1〜D4には、グループ名が表示され、各フェーダがグループモードであることが表示される。また、チャンネル表示部CH1〜CH4にも、そのチャンネルがオフ状態であることの表示(LEDの消灯)がなされる。
この一括操作では、例えば、第1のグループでは、例えば、図3に示すように第1のグループG1のフェーダF1には、モード切換スイッチEX1の制御対象である4つのチャンネルMIC1〜MIC4全体の音声が割り当てられ、第1のグループG1のフェーダF1を操作すると第1のグループG1の制御対象チャンネルMIC1〜MIC4全体の出力を調整することが可能となる。同様に、他のグループにおいても、そのグループのフェーダを操作することで、グループに属するチャンネル全体の出力調整を行うことができる。
(2)個々のチャンネルの個別操作
本実施形態では、グループモードにおいても、個々のチャンネルの出力を個別制御できる。ここで、例えば、チャンネルスイッチSW1のみをオンにした場合、図4に示すようにチャンネルスイッチSW1に対応するチャンネル(第1のマイクロフォンMIC1)のみが、第1のグループG1のフェーダF1に割り当てられる。このとき、チャンネルスイッチSW1がオン状態となったことが、LEDを点灯させるなどして、チャンネル表示部CH1に表示される。そして、第1のグループG1のフェーダF1を操作するとそのチャンネル(第1のマイクロフォンMIC1)の出力が調整される。
この場合、複数のチャンネルスイッチSW1〜SW4は、排他的にオン・オフするものであっても良いし、複数のチャンネルスイッチを同時にオンとするようにしても良い。いずれにせよ、オン状態に設定された1つまたは複数のチャンネルが、そのグループのフェーダによって制御される。なお、図3及び図4に示すように、第2のグループ以下についても、前記第1のグループと同様に、すべてのチャンネルスイッチをオフとした一括操作と、一つまたは複数のチャンネルスイッチをオンすることによる個別操作とを行うことができる。
[1−4.制御手段]
次に、上記のような操作部を有する本実施形態を実現するために必要な制御手段の構成について、図5の構成図を参照して説明する。なお、前記図1〜図4に示した部材と同一のものについては、同一の符号を付す。
図中EX1〜EX4は、個別モードとグループモードを切り換えるモード変換スイッチ、F1〜F4は、個別モード及びグループモードにおいてチャンネルの出力を調整するフェーダ、SW1〜SW4は、モード切換スイッチEX1〜EX4の制御対象である各チャンネルの出力を個別にオン・オフするチャンネルスイッチである。
31は、モード切換スイッチEX1〜EX4のオン・オフ、すなわち、個別モードかグループモードかを判定するモード判定部である。32は、モード切換スイッチEX1〜EX4がオンの場合、グループの制御対象である各チャンネルを各フェーダF1〜F4に割り当てるチャンネル割り当て部である。33は、フェーダF1〜F4が操作された場合にそのフェーダF1〜F4に割り当てられたチャンネルの音声を調整し、音声装置35に出力する制御部である。
[1−5.制御手段の作用]
以下、本実施形態の制御手段の作用について、図5の構成図及び図6のフローチャートを参照して説明する。
(1)個別モード
まず、モード判定部31が、音声調整卓に設けられた第1のグループのモード切換スイッチEX1がオンであるか、つまり、個別モードであるか否か判定する(図6のステップ1)。モード判定部31の判定の結果、第1のモード切換スイッチEX1が個別モードである場合には(図6のステップ1のYES)、モード判定部31はモード切換スイッチEX1がオンであることを、チャンネル割り当て部32に出力する。
このチャンネル割り当て部32は、第1のグループのモード切換スイッチEX1の制御対象である第1のグループに属する各チャンネルCH1〜CH4を、音声調整卓に設けられた自己のグループのフェーダF1及び他のグループのフェーダF2〜F4に割当てる(図6のステップ2)。割り当ての仕方としては、事前に第1のグループの各チャンネルCH1〜CH4と各フェーダF1〜F4の対応関係を定めておき、モード切換スイッチEX1〜EX4がオンの場合に、事前に定められた各チャンネルと各フェーダの対応関係で割り当てを行う。なお、使用者が各チャンネルとフェーダの対応関係を設定・変更できるようにしても良い。
そして、制御部33は、使用者がいずれかのグループのフェーダF1〜F4を操作したか否か判定し(図6のステップ3)、判定の結果、使用者がフェーダF1〜F4のいずれかを操作したと制御部33が判定した場合には(図6のステップ3のYES)、制御部33は、使用者が操作したフェーダF1〜F4に対応する第1のグループのチャンネルCH1〜CH4の出力を調整し、音声装置35に出力する(図6のステップ4)。なお、フェーダF1〜F4の操作がされていない場合には(図6のステップ3のNO)、ステップ1の処理に戻る。
一方、モード切換スイッチ判定部31の判定の結果、第1のモード切換スイッチEX1がオフである場合には(ステップ1のNO)、モード切換スイッチ判定部31は、他のモード切換スイッチEX2〜EX4について順次オンであるか否かを判定する(ステップ5、ステップ10、ステップ14)。そして、モード切換スイッチ判定部31の判定の結果、いずれかのモード切換スイッチEX2〜EX4がオンの場合には、以降はステップ2からステップ4までの処理と同じ処理を行う(ステップ6〜ステップ8。ステップ11〜ステップ13、ステップ15〜ステップ17)。
(2)グループモードの個別操作
一方、モード切換スイッチ判定部31の判定の結果、モード切換スイッチEX1〜EX4がすべてオフの場合には、グループモードになり、モード切換スイッチ1の制御対象であるチャンネル全体の音声を制御するグループ操作、またはグループに含まれる各チャンネルを個別に調整する個別操作が可能となる。
まず、個別操作について説明すると、チャンネルスイッチ判定部34は、チャンネルスイッチSW1〜SW4がオンか否かを判定する(ステップ18)。チャンネルスイッチ判定部34の判定の結果、あるグループのチャンネルスイッチSW1〜SW4の少なくとも1つがオンの状態である場合には(ステップ18のYES)、オン状態のチャンネルスイッチSW1〜SW4に対応するチャンネルCH1〜CH4をそのグループのフェーダに割り当てる(ステップ19)。その結果、前記図4で説明したように、希望するチャンネルのチャンネルスイッチをオンとすることで、グループモードでも、オンとなったチャンネルをそのグループのフェーダで操作できる。
すなわち、制御部33は、使用者がフェーダF1〜F4を操作したか否か判定し(ステップ20)、制御部33の判定の結果、使用者がフェーダF1〜F4のいずれかを操作したと判定された場合には(ステップ20のYES)、制御部33は、使用者に操作されたフェーダF1〜F4に対応するチャンネルCH1〜CH4の出力を調整し、音声装置35に出力し、音声装置35は音声を出力する(ステップ21)。
(3)グループモードの一括操作
前記チャンネルスイッチSW1〜SW4のいずれもがオフの場合(ステップ18のNO)は、各グループのフェーダF1〜F4は、図3に示すように、そのグループに属するすべてのチャンネルCH1〜CH4全体の出力を同時に調整する一括操作となる。なお、このときフェーダ表示部D1〜D4には制御対象であるグループ名が表示されることは、前記図3の通りである。
前記チャンネルスイッチ判定部34の判定の結果、すべてのチャンネルスイッチSW1〜SW4がオフの状態である場合(ステップ18のNO)、すなわち、グループモードではあるが、グループに含まれる複数のチャンネルについて個別に音声の調整が必要でない場合、制御部33はグループモードの一括操作と判定して、使用者がフェーダF1〜F4を操作したか否か判定する(ステップ22)。制御部33の判定の結果、使用者がフェーダF1〜F4を操作したと判定された場合には(ステップ22のYES)、制御部33は、使用者に操作されたフェーダF1〜F4の設けられたグループに属するチャンネル全体をそのフェーダに割り当て、その出力を調整して音声装置35に出力する(ステップ23)。なお、使用者がいずれのグループのフェーダF1〜F4を操作していない場合には、ステップ1の処理に戻る。
[1−6.実施形態の効果]
以上のような本実施形態によれば、個別制御の場合には、他のグループのフェーダを、選択されたグループの各チャンネルの個別制御に使用することができる。すなわち、個別制御に当たって、チャンネル数分のフェーダが必要ではなくなり、音声調整卓の小型化を図ることができる。その結果、リハーサル時のような個々のチャンネルを独立して調整するような場合に有効である。
一方、グループモードでは、複数のチャンネルを一つのフェーダで同時に制御できるので、そのグループに設けられたフェーダが従来技術のマスタフェーダとしての役割を果たす。その結果、リハーサルモードのように、個々のチャンネルの音量調整は要求されず、グループ全体の調整を同時にかつ迅速に行う場合に有効である。しかも、グループモードでも、チャンネルスイッチを使用することで、個々のチャンネル音量調整も行うことができるので、一括操作と個別操作を自由に選択できる利点もある。
[2.その他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、各グループの数、各グループに属するチャンネル数は自由に変更可能である。また、チャンネルスイッチを設けることなく、グループモードと個別モードの切り替えを行うようにしても良い。その場合でも、マスタフェーダを設けることなく、グループモードと個別モードを実現できるので、音声調整卓の小型化が達成できる。
本発明の音声調整卓の一実施形態における操作部の構成を示す正面図で、個別モードを示す。 本発明の音声調整卓の一実施形態における操作部の構成を示す正面図で、個別モードを示す。 本発明の音声調整卓の一実施形態における操作部の構成を示す正面図で、グループモードを示す。 本発明の音声調整卓の一実施形態における操作部の構成を示す正面図で、グループモードでの個別操作を示す。 本発明の音声調整卓の一実施形態における制御手段の機能ブロック図。 図5の制御手段の動作を示すフローチャート。
符号の説明
EX1〜EX4…モード切換スイッチ
CH1〜CH4…チャンネル表示部
SW1〜SW4…チャンネルスイッチ
G1〜G4…グループ
D1〜D4…フェーダ表示部
F1〜F4…フェーダ
31…モード判定部
32…チャンネル割り当て部
33…制御部
34…チャンネルスイッチ判定部
35…音声装置

Claims (3)

  1. 複数の音源入力チャンネルと、前記複数のチャンネル中の1チャンネルの出力を個別に調整するか、あるいは複数チャンネルの出力を一括して調整するフェーダと、
    前記フェーダの調整操作を個別モードとグループモードに切り換えるモード切換スイッチと、
    モード切換スイッチの状態が、個別モードであるかグループモードであるかを判定するモード判定部と、
    前記モード判定部の判定の結果、個別モードである場合、前記複数のチャンネル中の1チャンネルを、前記フェーダに割り当てると共に、グループモードである場合、前記複数のチャンネルを一括して前記フェーダに割り当てるチャンネル割り当て部と、
    を備えることを特徴とする音声調整卓。
  2. 複数の音源入力チャンネルと、前記複数のチャンネル中の1チャンネルの出力を個別に調整するか、あるいは複数チャンネルの出力を一括して調整するフェーダと、前記フェーダの調整操作を個別モードとグループモードに切り換えるモード切換スイッチとを1つのグループとして、
    これらのグループを複数グループ配置し、かつ、これら複数のグループにおけるモード切換スイッチは、いずれか1つのグループのモード切換スイッチのみが個別モードになり得るように設定され、
    各グループにおけるモード切換スイッチの状態が、個別モードであるかグループモードであるかを判定するモード判定部と、
    このモード判定部の判定の結果、あるグループのモード切換スイッチの状態が個別モードである場合、そのグループに属する複数のチャンネルを、複数のグループのフェーダに割り当てると共に、すべてのグループのモード切換スイッチがグループモードである場合、各グループに属する複数のチャンネルをグループ毎に一括してそのグループのフェーダに割り当てるチャンネル割り当て部と、
    を備えることを特徴とする音声調整卓。
  3. 前記複数のチャンネルには、それぞれのチャンネルに対するフェーダの制御の可否を決定するチャンネルスイッチが設けられ、
    前記モード切換スイッチの判定の結果、グループモードである場合に、前記チャンネルスイッチの状態を判定するチャンネルスイッチ判定部を備え、
    前記チャンネル割り当て部は、前記チャンネルスイッチ判定部の判定の結果、前記チャンネルスイッチがフェーダの制御を可能とする状態の場合、前記フェーダに前記チャンネルを割り当てることを特徴とする請求項1または請求項2記載の音声調整卓。
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