JP2010041136A - 増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】広い周波数帯域、特に、低周波帯域においても整合が可能な増幅器の提供を図る。
【解決手段】入力信号を受け取る入力端子INと、第1電源線Vccおよび第2電源線GNDの間に直列に設けられた負荷および増幅用トランジスタ12と、前記負荷と前記増幅用トランジスタとの間に接続された出力端子OUTと、前記出力端子の出力信号をフィードバックする帰還回路13と、前記入力端子および前記増幅用トランジスタの制御端子の間に設けられた内部容量C1と、を備えるように構成する。
【選択図】図3

Description

この出願は、トランジスタを用いた増幅器に関し、特に、受信システムの入力部に配置される増幅器に関する。
従来、受信システムの入力部に配置される増幅器には、入力整合特性および低雑音特性が求められている。
図1は増幅器の一例を概略的に示すブロック図である。
増幅器100は、受信システム(受信回路)の入力部に配置された集積回路(LSI)内に設けられる。すなわち、図1に示されるように、例えば、アンテナANTで受信した入力信号は、LSIの外部に設けた動作点分離容量(外付け容量)C0を介して入力端子INに供給され、その入力信号を増幅した出力信号を出力端子OUTから出力する。
ここで、外付け容量C0は、前段システム(例えば、アンテナANT)と集積回路の直流電位を分離することで、前段システムと集積回路の動作点を確保するためのものである。そして、増幅器100で発生する雑音を低く抑えることにより、所望の信号を雑音に埋もれさせること無く受信可能とするようになっている。
図2は従来の増幅器の一例を示す回路図である。
図2に示されるように、従来の増幅器10は、外付け容量C0を介して供給される入力信号を受け取る入力端子IN、高電位電源線Vccおよび接地線GNDの間に直列に設けられた負荷11およびnチャネル型MOSトランジスタの増幅用トランジスタ(nMOSトランジスタ)12、並びに、入力信号を増幅した出力信号を出力する出力端子OUTを備える。なお、参照符号Vinは信号源を示し、また、Rsは入力抵抗を等価的に示している。
さらに、増幅器10は、出力信号をフィードバックする帰還回路13、および、入力端子INおよび帰還回路13の間に対してLSIの内部に設けた動作点分離容量(内部容量)C10を備える。
ここで、負荷11の一方の端子は、高電位電源線Vccに接続され、増幅用トランジスタ12のソースは、接地線GNDに接続され、そして、負荷11の他方の端子および増幅用トランジスタ12のドレインの接続ノードは、出力端子OUTに接続されている。
また、増幅用トランジスタ12のゲートは、入力端子INに接続され、また、帰還回路13の一方の端子は、出力端子OUTに接続され、そして、帰還回路13の他方の端子は、内部容量C10を介して入力端子(増幅用トランジスタ12のゲート)に接続されている。なお、増幅用トランジスタ12のゲートには、所定のバイアス電圧Vbが印加されるようになっている。
すなわち、図2の増幅器10は、増幅用トランジスタ12によるソース接地増幅器に対して、例えば、帰還抵抗Rfより成る帰還回路13で抵抗負帰還をかけることにより、低雑音増幅器の入力インピーダンスを抵抗性として広い周波数帯域において信号を効率よく取り込むことができるように構成されている。
さらに、図2の増幅器10は、例えば、入力端子INに抵抗を並列接続するものと比較して、整合をとる役割をもつ帰還ループ内の抵抗Rf(帰還回路13)の値を大きくすることができる。ここで、抵抗が発生する雑音電流/(In,Rf)2は、次の式(1)で示される。
/(In,Rf)2=4kT/Rf (1)
なお、上記式(1)において、kはボルツマン定数、Tは絶対温度を示している。
従って、図2の増幅器は、抵抗Rfの値が大きいほど雑音電流が小さくなるので、増幅器10から発生する雑音を低く抑えることが可能となり、所望の信号を雑音に埋もれさせること無く受信可能とするものである。さらに、帰還ループ内に内部容量C10を配置することにより、増幅用トランジスタ12の動作点確保が容易となる利点もある。
特開平07−297648号公報
上述したように、図2に示す従来の増幅器(抵抗負帰還型低雑音増幅器)10では、帰還ループ内に内部容量(動作点分離容量)C10を配置することで、増幅用トランジスタ12の動作点確保が容易となる。しかしながら、その副次的効果として、前段システムからみた容量成分の値が小さくなり、その結果、前段システムと外付け容量(外部素子)C0を含む増幅器10との低周波における整合が困難になる。
一般的に、動作点分離容量である外付け容量C0およびLSIとして構成される増幅器10における内部容量C10は、C0>>C10の関係となるために、外部からみた容量成分は内部容量C10により支配される。すなわち、より小さな容量である内部容量C10の値により、増幅器10が受信可能な周波数の下限が制限されてしまうことになる。
ところで、近年、地上波デジタルテレビ放送が開始され、また、近い将来には、その利用する周波数帯域も広げられることになっている。すなわち、デジタルテレビ放送の周波数が、例えば、45MHz〜862MHzといったVHF帯域からUHF帯域まで使用することになるため、より低周波までの整合を行うことが求められている。
しかしながら、前述した図2の増幅器10は、VHF帯域の周波数を受信可能とするためには、例えば、LSI内に設ける内部容量C10を数十pFまで大きくしなければならず、その内部容量C10を形成するための占有面積の増大等によりコスト増加を招くといった課題がある。
この出願は、上述した課題に鑑み、広い周波数帯域、特に、低周波帯域においても整合が可能な増幅器の提供を目的とする。
第1の実施形態によれば、入力信号を受け取る入力端子と、第1電源線および第2電源線の間に直列に設けられた負荷および増幅用トランジスタと、出力信号をフィードバックする帰還回路と、前記入力端子および前記増幅用トランジスタの制御端子の間に設けられた内部容量と、を備えることを特徴とする増幅器が提供される。
第2の実施形態によれば、入力信号を受け取る入力端子と、第1電源線および第2電源線の間に直列に設けられた負荷および増幅用トランジスタと、出力信号をフィードバックする帰還回路と、第1スイッチ手段と、第2スイッチ手段と、を備えることを特徴とする増幅器が提供される。
前記第1スイッチ手段は、前記入力端子および前記増幅用トランジスタの制御電極の間に設けられ、第1状態では、該入力端子を,第1内部容量を介して該増幅用トランジスタの制御電極に接続すると共に、第2状態では、該入力端子を直接該増幅用トランジスタの制御電極に接続する。
前記第2スイッチ手段は、前記入力端子および前記帰還回路の間に設けられ、前記第1状態では、該入力端子を直接該帰還回路に接続すると共に、前記第2状態では、該入力端子を,第2内部容量を介して該帰還回路に接続する。
各実施例によれば、広い周波数帯域、特に、低周波帯域においても整合が可能な増幅器を提供することができる。
以下、増幅器の実施例を、添付図面を参照して詳述する。
図3は第1実施例の増幅器を示す回路図である。
図3に示されるように、本実施例の増幅器1は、外付け容量C0を介して供給される入力信号を受け取る入力端子IN、高電位電源線(第1電源線)Vccおよび接地線(第2電源線)GNDの間に直列に設けられた負荷11およびnチャネル型MOSトランジスタの増幅用トランジスタ12、並びに、入力信号を増幅した出力信号を出力する出力端子OUTを備える。
さらに、増幅器1は、出力信号をフィードバックする帰還回路13、および、入力端子INおよび増幅用トランジスタ12のゲート(制御端子)の間に設けられた動作点分離容量(内部容量)C1を備える。
ここで、負荷11の一方の端子は、高電位電源線Vccに接続され、増幅用トランジスタ12のソース(第1端子)は、接地線GNDに接続され、そして、負荷11の他方の端子および増幅用トランジスタ12のドレイン(第2端子)の接続ノードは、出力端子OUTに接続されている。すなわち、増幅用トランジスタ12は、ソース接地トランジスタとして構成されている。
また、増幅用トランジスタ12のゲートは、内部容量C1を介して入力端子INに接続され、さらに、帰還回路13の一方の端子は、出力端子OUTに接続され、そして、帰還回路13の他方の端子は、直接入力端子(増幅用トランジスタ12のゲート)に接続されている。なお、増幅用トランジスタ12のゲートには、所定のバイアス電圧Vbが印加されるようになっている。
すなわち、図3の増幅器は、前述した図2の増幅器と同様に、増幅用トランジスタ12によるソース接地増幅器に対して、例えば、帰還抵抗Rfより成る帰還回路13で抵抗負帰還をかけることにより、低雑音増幅器の入力インピーダンスを抵抗性として広い周波数帯域において信号を効率よく取り込むことができるようになっている。
さらに、図3の増幅器1は、帰還ループ内に存在する内部容量C1を、増幅用トランジスタ12のゲート(ソース接地増幅器の入力部)の前段に配置することにより、低周波帯域からの幅広い周波数に対して整合(マッチング)を取ることが可能になる。
すなわち、本第1実施例の増幅器1は、前段システムから増幅器1をみた容量値が外付け容量C0で決まるため、図2に示す従来の増幅器10よりも前段システムからみた容量値が増えることになり、低周波帯域における増幅器1のインピーダンス変化を抑えることができる。
その結果、低周波帯域においても、例えば、アンテナANTとの整合が容易となり、また、内部容量(動作点分離容量)C1も配置されるため、トランジスタの動作点を確保することもできる。
図4は従来の増幅器および本実施形態の増幅器によるシミュレーション結果を示す図であり、図4(a)は、周波数と反射係数の関係を示し、また、図4(b)は、周波数と雑音指数の関係を示している。なお、図4(a)および図4(b)において、参照符号Le1およびLe2は第1実施例の増幅器1によるシミュレーション結果を示し、また、Lp1およびLp2は従来の増幅器10によるシミュレーション結果を示す。
図5は図4のシミュレーションに使用した従来の増幅器を示す回路図であり、また、図6は図4のシミュレーションに使用した本実施形態の増幅器を示す回路図である。なお、図5および図6において、帰還回路13は、直列接続されたバッファ131および抵抗素子132で構成され、また、バッファ131は、nMOSトランジスタ1311および電流源1312によるソースフォロア回路で構成されている。
すなわち、図5に示されるように、図4のシミュレーションに使用した従来の増幅器は、図2に示す増幅器10において、負荷11を95Ωの抵抗素子で構成し、帰還回路13を直列接続されたバッファ131および400Ωの抵抗素子132で構成し、外付け容量C0を1nFの容量で構成し、そして、内部容量C10を6pFの容量で構成したものに相当する。
また、図6に示されるように、図4のシミュレーションに使用した本実施形態の増幅器は、図3に示す増幅器1において、負荷11を95Ωの抵抗素子で構成し、帰還回路13を直列接続されたバッファ131および400Ωの抵抗素子132で構成し、外付け容量C0を1nFの容量で構成し、そして、内部容量C1を6pFの容量で構成したものに相当する。
すなわち、図4のシミュレーションに使用した従来の増幅器10および本実施形態の増幅器1は、負荷11や増幅用トランジスタ12のサイズ、並びに、外付け容量C0および内部容量C1,C10等の設計パラメータは、全て同一となるように設定されている。
まず、図4(a)に示されるように、周波数と反射係数の関係について、従来の増幅器10によるシミュレーションでは、曲線Lp1で示されるように、例えば、仕様で要求される−10dB以下となるのは、ほぼ80MHz〜2GHzの周波数帯域である。すなわち、従来の増幅器10では、例えば、45MHz〜862MHzといったVHF帯域からUHF帯域まで使用するデジタルテレビ放送の周波数で十分な整合を取るのが難しいことを意味する。
これに対して、本実施形態の増幅器1によるシミュレーションでは、曲線Le1で示されるように、例えば、−10dB以下となるのは、ほぼ5MHz〜2GHzの周波数帯域であり、本実施形態の増幅器1の方が広い周波数帯域、特に、低周波帯域において整合が可能なことが分かる。すなわち、本実施形態の増幅器1は、例えば、45MHz〜862MHzといったデジタルテレビ放送の周波数で十分な整合を取ることができる。
また、図4(b)に示されるように、周波数と雑音指数の関係について、従来の増幅器10によるシミュレーションでは、曲線Lp2で示されるように、例えば、仕様で要求される3.5dB以下となるのは、ほぼ6MHz〜3GHzの周波数帯域である。
これに対して、本実施形態の増幅器1によるシミュレーションでは、曲線Le2で示されるように、例えば、3.5dB以下となるのは、ほぼ40MHz〜2GHzの周波数帯域である。
すなわち、従来の増幅器(図5の回路)10および本実施形態の増幅器(図6の回路)1の両方とも、例えば、45MHz〜862MHzといったデジタルテレビ放送の周波数で十分に低い雑音指数を得ることができる。
ただし、例えば、入力信号が非常に弱くて雑音に埋もれてしまうような場合、整合が可能な高い周波数帯域においては、図5の回路(増幅器10)の方が高感度で好ましい。なお、これら両回路を切り替え可能とした実施例は、図12および図13を参照して、後に詳述する。
図7は第2実施例の増幅器を示す回路図である。
図7と図3との比較から明らかなように、本第2実施例の増幅器は、負荷(出力負荷)11を抵抗素子により構成している。このように、負荷11を抵抗素子とすることにより、広い周波数において整合を取ることが可能となる。
図8は第3実施例の増幅器を示す回路図であり、上記第2実施例において、増幅用トランジスタ12のドレインと、一方の端子が高電位電源線Vccに接続された負荷11の他方の端子との間に、増幅用トランジスタ12とカスコード接続されるカスコード接続用トランジスタ120が直列に接続されている。
すなわち、増幅用トランジスタ12をカスコード構成とすることにより増幅率を向上させるようになっている。なお、カスコード接続用トランジスタ120の段数は、回路の電源電圧および使用するトランジスタの種類(閾値電圧)等により変化するが、例えば、1個のカスコード接続用トランジスタ120を設けて2段のトランジスタ12,120により入力信号を増幅する。なお、カスコード接続用トランジスタ120のゲートにもバイアス電圧Vb’が印加されている。
図9は第4実施例の増幅器を示す回路図であり、図10は第5実施例の増幅器を示す回路図であり、そして、図11は第6実施例の増幅器を示す回路図である。
図9と図3との比較から明らかなように、本第4実施例の増幅器は、帰還回路13を抵抗素子により構成している。このように、帰還回路13を抵抗素子とすることにより、広い周波数において整合を取ることが可能となる。
また、図10と図3との比較から明らかなように、本第5実施例の増幅器は、帰還回路13をバッファ131および抵抗素子132により構成している。このように、帰還回路13をバッファ131および抵抗素子132により構成することで、広い周波数において負荷11を駆動することが可能となる。
さらに、図11に示されるように、本第6実施例の増幅器は、図6に示すシミュレーションに使用した増幅器と同様に、第5実施例におけるバッファ131を、nMOSトランジスタ1311および電流源1312によるソースフォロア回路により構成することで、広い周波数において抵抗素子132の駆動を可能としている。ここで、バッファ131としては、ソースフォロア回路に限定されるものではなく、他の知られている様々な回路を適用することもできる。
図12は第7実施例の増幅器を示す回路図であり、また、図13は第8実施例の増幅器を示す回路図である。ここで、図13に示す第8実施例の増幅器は、前述した図8の第3実施例と同様に、増幅用トランジスタをカスコード接続した2つのトランジスタ12および120で構成すると共に、上述した図11の第6実施例と同様に、バッファ131を、nMOSトランジスタ1311および電流源1312で構成するようになっている。なお、図12および図13は、それぞれスイッチSW11,SW12,SW21,SW22による第1状態および第2状態を示している。
図12および図13に示されるように、本第7および第8実施例は、入力端子INおよび増幅用トランジスタ12のゲートの間に直列に第1スイッチ手段141および第1内部容量C11を設けると共に、入力端子INおよび帰還回路13(抵抗素子132)の間に直列に第2スイッチ手段142および第2内部容量C12を設けるようになっている。
ここで、第1スイッチ手段141は、同期して動作するスイッチSW11およびSW12を備え、また、第2スイッチ手段142は、同期して動作するスイッチSW21およびSW22を備える。
そして、図12に示されるように、スイッチSW11およびSW21がオンで、スイッチSW12およびSW22がオフする第1状態では、図10に示す第5実施例と同様の回路(図6に相当する回路)となる。
一方、図13に示されるように、スイッチSW11およびSW21がオフで、スイッチSW12およびSW22がオンする第2状態では、従来と同様の回路(図5に相当する回路)となる。
すなわち、まず、通常の広い周波数帯域での整合が必要な場合には、スイッチSW11,SW21,SW12,SW22を図12に示す第1状態として使用し、一方、高い周波数帯域での使用において、入力信号が非常に弱くて雑音に埋もれてしまうような場合には、スイッチSW11,SW21,SW12,SW22を図13に示す第2状態として使用する。
このように、増幅器が使用される状況に応じて、スイッチSW11,SW21,SW12,SW22を第1状態および第2状態に切り替えることができる。なお、これらスイッチSW11,SW21,SW12,SW22の切り替えは、知られている技術を適用して自動的に、或いは、ユーザの操作に従って行うことができる。
上述した各実施例では、トランジスタ12,120および1311をnMOSトランジスタとして説明したが、これらのトランジスタは、電源線の極性等を反転してpMOSトランジスタとして構成することができる。さらに、トランジスタ12,120および1311は、MOSトランジスタに限定されるものではなく、バイポーラトランジスタやガリウム砒素等を使用した化合物半導体素子等を適用することも可能である。
図14は各実施例の増幅器を適用した受信回路を概略的に示すブロック図である。
図14に示されるように、上述した各実施例の増幅器(低雑音増幅器)1および各種回路200を組み合わせることにより受信回路を構成することができる。
図15は各実施例の増幅器を有するLSIの一例を示すブロック図であり、また、図16は各実施例の増幅器を有するLSIの他の例を示すブロック図である。
図15に示す例では、増幅器1、クロック生成回路301、ミキサ302およびアナログ/ディジタル・コンバータ(ADC)303により、1つのLSI(半導体チップ)300を構成している。
また、図16に示す例では、増幅器1,ミキサ421およびADC422を有するアナログ回路402、クロック生成回路401、並びに、デジタル復調回路403により、1つのLSI400を構成している。
図17は図15のLSIを使用した受信回路の一例を示すブロック図であり、図18は図16のLSIを使用した受信回路の一例を示すブロック図である。
図17の例では、受信回路が、図15に示すLSI300および1つのLSIとされたデジタル復調回路500により構成される。すなわち、図17の例では、受信回路が2つのLSI300および500により構成される。
図18の例では、受信回路が、図16に示すLSI400により構成される。すなわち、図18の例では、受信回路が1つのLSI400により構成される。
このように、上述した各実施例の増幅器は、1つ或いは複数のLSIにより構成され、例えば、広い周波数帯域を使用すると共に低雑音が要求されるデジタルテレビ放送等の受信回路に適用することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに、以下の付記を開示する。
(付記1)
入力信号を受け取る入力端子と、
第1電源線および第2電源線の間に直列に設けられた負荷および増幅用トランジスタと、
前記負荷と前記増幅用トランジスタとの間に接続された出力端子と、
前記出力端子の出力信号をフィードバックする帰還回路と、
前記入力端子および前記増幅用トランジスタの制御端子の間に設けられた内部容量と、を備えることを特徴とする増幅器。
(付記2)
入力信号を受け取る入力端子と、
第1電源線および第2電源線の間に直列に設けられた負荷および増幅用トランジスタと、
前記負荷と前記増幅用トランジスタとの間に接続された出力端子と、
前記出力端子の出力信号をフィードバックする帰還回路と、
前記入力端子および前記増幅用トランジスタの制御電極の間に設けられ、第1状態では、該入力端子を,第1内部容量を介して該増幅用トランジスタの制御電極に接続すると共に、第2状態では、該入力端子を直接該増幅用トランジスタの制御電極に接続する第1スイッチ手段と、
前記入力端子および前記帰還回路の間に設けられ、前記第1状態では、該入力端子を直接該帰還回路に接続すると共に、前記第2状態では、該入力端子を,第2内部容量を介して該帰還回路に接続する第2スイッチ手段と、を備えることを特徴とする増幅器。
(付記3)
付記1または2に記載の増幅器において、
前記負荷の第1端子は、前記第1電源線に接続され、
前記増幅用トランジスタの第1端子は、前記第2電源線に接続され、
前記出力信号は、前記負荷の第2端子および前記増幅用トランジスタの第2端子を接続するノードから取り出されることを特徴とする増幅器。
(付記4)
付記1または2に記載の増幅器において、
前記負荷の第1端子は、前記第1電源線に接続され、
前記増幅用トランジスタの第1端子は、前記第2電源線に接続され、
前記負荷の第2端子と前記増幅用トランジスタの第2端子との間には、該増幅用トランジスタとカスコード接続される少なくとも1つのカスコード接続用トランジスタが直列に接続され、
前記出力信号は、前記負荷の第2端子および前記カスコード接続用トランジスタを接続するノードから取り出されることを特徴とする増幅器。
(付記5)
付記4に記載の増幅器において、
前記カスコード接続用トランジスタは、前記増幅用トランジスタと同じ導電型の1個のトランジスタであり、前記カスコード接続用トランジスタの第1端子は前記増幅用トランジスタの第2端子に接続され、
前記出力信号は、前記負荷の第2端子および前記カスコード接続用トランジスタの第2端子を接続するノードから取り出されることを特徴とする増幅器。
(付記6)
付記1〜5のいずれか1項に記載の増幅器において、
前記入力端子は、外付け容量を介して前記入力信号を受け取ることを特徴とする増幅器。
(付記7)
付記1〜6のいずれか1項に記載の増幅器において、
前記増幅用トランジスタの前記制御端子は、所定の電圧でバイアスされていることを特徴とする増幅器。
(付記8)
付記1〜6のいずれか1項に記載の増幅器において、
前記負荷は、第1抵抗素子を備え、
前記帰還回路は、第2抵抗素子を備えることを特徴とする増幅器。
(付記9)
付記8に記載の増幅器において、
前記帰還回路は、さらに、前記出力端子および前記第2抵抗素子の間に設けられたバッファを備えることを特徴とする増幅器。
(付記10)
付記1〜9のいずれか1項に記載の増幅器を備えることを特徴とする受信回路。
増幅器の一例を概略的に示すブロック図である。 従来の増幅器の一例を示す回路図である。 第1実施例の増幅器を示す回路図である。 従来の増幅器および本実施形態の増幅器によるシミュレーション結果を示す図である。 図4のシミュレーションに使用した従来の増幅器を示す回路図である。 図4のシミュレーションに使用した本実施形態の増幅器を示す回路図である。 第2実施例の増幅器を示す回路図である。 第3実施例の増幅器を示す回路図である。 第4実施例の増幅器を示す回路図である。 第5実施例の増幅器を示す回路図である。 第6実施例の増幅器を示す回路図である。 第7実施例の増幅器を示す回路図である。 第8実施例の増幅器を示す回路図である。 各実施例の増幅器を適用した受信回路を概略的に示すブロック図である。 各実施例の増幅器を有するLSIの一例を示すブロック図である。 各実施例の増幅器を有するLSIの他の例を示すブロック図である。 図15のLSIを使用した受信回路の一例を示すブロック図である。 図16のLSIを使用した受信回路の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1,10,100 増幅器(低雑音増幅器)
11 負荷
12 増幅用トランジスタ
13 帰還回路
141 第1スイッチ手段
142 第2スイッチ手段
200 各種回路
300,400 LSI(半導体チップ)
301,401 クロック生成回路
302,421 ミキサ
303,422 ADC
402 アナログ回路
403 デジタル復調回路
500 デジタル復調回路(LSI)
C0 外付け容量(外部素子:動作点分離容量)
C1,C10,C11,C12 内部容量(LSI内の容量:動作点分離容量)
IN 入力端子
OUT 出力端子
SW11,SW12,SW21,CW22 スイッチ

Claims (5)

  1. 入力信号を受け取る入力端子と、
    第1電源線および第2電源線の間に直列に設けられた負荷および増幅用トランジスタと、
    前記負荷と前記増幅用トランジスタとの間に接続された出力端子と、
    前記出力端子の出力信号をフィードバックする帰還回路と、
    前記入力端子および前記増幅用トランジスタの制御端子の間に設けられた内部容量と、を備えることを特徴とする増幅器。
  2. 入力信号を受け取る入力端子と、
    第1電源線および第2電源線の間に直列に設けられた負荷および増幅用トランジスタと、
    前記負荷と前記増幅用トランジスタとの間に接続された出力端子と、
    前記出力端子の出力信号をフィードバックする帰還回路と、
    前記入力端子および前記増幅用トランジスタの制御電極の間に設けられ、第1状態では、該入力端子を,第1内部容量を介して該増幅用トランジスタの制御電極に接続すると共に、第2状態では、該入力端子を直接該増幅用トランジスタの制御電極に接続する第1スイッチ手段と、
    前記入力端子および前記帰還回路の間に設けられ、前記第1状態では、該入力端子を直接該帰還回路に接続すると共に、前記第2状態では、該入力端子を,第2内部容量を介して該帰還回路に接続する第2スイッチ手段と、を備えることを特徴とする増幅器。
  3. 請求項1または2に記載の増幅器において、
    前記負荷の第1端子は、前記第1電源線に接続され、
    前記増幅用トランジスタの第1端子は、前記第2電源線に接続され、
    前記出力信号は、前記負荷の第2端子および前記増幅用トランジスタの第2端子を接続するノードから取り出されることを特徴とする増幅器。
  4. 請求項1または2に記載の増幅器において、
    前記負荷の第1端子は、前記第1電源線に接続され、
    前記増幅用トランジスタの第1端子は、前記第2電源線に接続され、
    前記負荷の第2端子と前記増幅用トランジスタの第2端子との間には、該増幅用トランジスタとカスコード接続される少なくとも1つのカスコード接続用トランジスタが直列に接続され、
    前記出力信号は、前記負荷の第2端子および前記カスコード接続用トランジスタを接続するノードから取り出されることを特徴とする増幅器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の増幅器において、
    前記入力端子は、外付け容量を介して前記入力信号を受け取ることを特徴とする増幅器。
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