JP2010040669A - 半導体パッケージ - Google Patents

半導体パッケージ Download PDF

Info

Publication number
JP2010040669A
JP2010040669A JP2008199988A JP2008199988A JP2010040669A JP 2010040669 A JP2010040669 A JP 2010040669A JP 2008199988 A JP2008199988 A JP 2008199988A JP 2008199988 A JP2008199988 A JP 2008199988A JP 2010040669 A JP2010040669 A JP 2010040669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support frame
semiconductor package
plane electrode
layer
wiring layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008199988A
Other languages
English (en)
Inventor
Keita Tsuchiya
恵太 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Electronics Corp
Original Assignee
NEC Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Electronics Corp filed Critical NEC Electronics Corp
Priority to JP2008199988A priority Critical patent/JP2010040669A/ja
Publication of JP2010040669A publication Critical patent/JP2010040669A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

【課題】ショートが生じることなく、サポートフレームと多層配線基板の配線層との間で容量を形成する。
【解決手段】半導体パッケージ100は、第1のプレーン電極106a’を含む第1の配線層106aと、第Nのプレーン電極106b’を含む第Nの配線層106bとを含む多層配線基板102と、多層配線基板102上に搭載された半導体チップ150と、その側方に設けられ、導電性材料により構成されたサポートフレーム112と、多層配線基板102とサポートフレーム112との間に設けられた絶縁性の絶縁性接着層110と、を含む。サポートフレーム112は、第1のプレーン電極106a’と電気的に接続されるとともに第Nのプレーン電極106b’と絶縁され、サポートフレーム112と第Nのプレーン電極106b’との間で絶縁性接着層110を容量膜とする第1のキャパシタを形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体パッケージに関する。
近年、半導体装置の微細化はますます進んでいる。そのため、半導体チップの動作電源電圧低下による回路の動作マージンが低下しており、半導体パッケージ上に大きな電気容量を形成する必要がある場合が以前より増加しつつある。しかし、半導体パッケージ内部にコンデンサ等の容量を設けた場合、資材費や組立費、製造工程が増加してしまう。また、半導体パッケージサイズも大きくなってしまう。
特許文献1(特開2005−277389号公報)には、少なくとも1層の絶縁層と、複数の導体層と、ソルダレジストを有し、当該ソルダレジスト上にスティフナが第1接着層によって固定されている多層配線基板であって、当該スティフナを一方の電極とし、ソルダレジストを介して対向する導体層を他方の電極とし、ソルダレジストを誘電体層としたコンデンサが形成されていることを特徴とする多層配線基板が記載されている。ここで、第1接着層は、導電接着剤により構成されている。これにより、ICチップの近くに内蔵タイプのコンデンサを設けることにより、電源層もしくはグランド層に共振抑制機能を持たせた多層配線基板および半導体パッケージを提供できるとされている。
特許文献2(特開2001−35957号公報)には、ビルドアップ基板を用いたケース型BGAにおいて、ビルドアップ基板とスティフナを導電性の接着材を用いた導電性接着層で接着し、当該スティフナおよび当該ビルドアップ基板を用いてグランドプレーンを構成する技術が記載されている。
特開2005−277389号公報 特開2001−35957号公報
しかし、多層配線基板表面のソルダレジスト層には、製造不良やその他の理由で、ピンホールが存在する可能性がある。そのため、多層配線基板表面に導電性接着剤を塗布した際に、導電性接着剤がピンホールまで入り込むという問題が生じる。図16は、この構成を示す断面図である。半導体パッケージ200は、多層配線基板202と、多層配線基板202上に形成された半導体チップ250と、サポートフレーム212(スティフナに対応)と、半導体チップ250およびサポートフレーム212上に絶縁性接着層214を介して形成されたヒートスプレッダ216とを含む。多層配線基板202は、樹脂層204と配線層206との積層構造を有し、表面にソルダレジスト208が形成されている。ここで、サポートフレーム212は、導電性接着剤210を介して多層配線基板202に接着されている。このとき、図中破線で囲んだようにソルダレジスト208にピンホールがあると、導電性接着剤210が最上層の配線層206と接続してしまう。これにより、サポートフレーム212と配線層206の導体層とがショートしてしまう恐れがある。
本発明によれば、
第1のプレーン電極を含む第1の配線層と、前記第1の配線層上に設けられ、前記第1のプレーン電極と絶縁された第2のプレーン電極を含む第2の配線層とを含む多層配線基板と、
前記多層配線基板上に搭載された半導体チップと、
前記半導体チップの側方に設けられ、導電性材料により構成されたサポートフレームと、
前記多層配線基板と前記サポートフレームとの間に設けられ、当該サポートフレームを前記多層配線基板に接着する絶縁性の第1の接着層と、
を含み、
前記サポートフレームは、前記第1の配線層の前記第1のプレーン電極と電気的に接続されるとともに前記第2の配線層の前記第2のプレーン電極と絶縁され、
前記サポートフレームと前記第2の配線層の前記第2のプレーン電極との間で前記第1の接着層を容量膜とする第1のキャパシタを形成する半導体パッケージが提供される。
このような構成により、たとえ多層配線基板の表面にピンホールが存在するような場合であっても、多層配線基板表面に絶縁性の第1の接着層が形成されるため、多層配線基板の第2の配線層の第2のプレーン電極とサポートフレームとの間でショートが生じることなく、サポートフレームと多層配線基板の配線層(第2のプレーン電極)との間で容量を形成することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ショートが生じることなく、サポートフレームと多層配線基板の配線層との間で容量を形成することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態における半導体パッケージの構成を示す断面図である。
本実施の形態における半導体パッケージは、たとえば、フリップチップボールグリッドアレイ(FCBGA:Flip Chip Ball Grid Array)パッケージとすることができる。
半導体パッケージ100は、多層配線基板102と、多層配線基板102上に搭載された半導体チップ150と、半導体チップ150の側方に設けられ、導電性材料により構成されたサポートフレーム112と、多層配線基板102とサポートフレーム112との間に設けられ、サポートフレーム112を多層配線基板102に接着する絶縁性接着層110(第1の接着層)と、サポートフレーム112上に形成され、導電性材料により構成されたヒートスプレッダ116とを含む。ヒートスプレッダ116は、絶縁性接着層114によりサポートフレーム112に接着される。半導体チップ150は、半田ボール152を介して多層配線基板102上に搭載される。また、多層配線基板102の半導体チップ150が搭載された面と反対の裏面には、半田ボール130が形成されており、マザーボード等(不図示)と接続される。
多層配線基板102は、第1の配線層106aと、第1の配線層106a上に樹脂層104を挟んで設けられた第Nの配線層106bとを含む。第1の配線層106aは、第1のプレーン電極106a’を含む。第Nの配線層106bは、第Nのプレーン電極106b’を含む。第Nのプレーン電極106b’は、第1のプレーン電極106a’と絶縁されている。また、多層配線基板102の第Nの配線層106b上の表面にはソルダレジスト108が形成されている。ソルダレジスト108の半導体チップ150が搭載される箇所には、各半田ボール152の形成箇所に対応する開口部(不図示)が形成されている。
ここで、サポートフレーム112は、第1の配線層106aの第1のプレーン電極106a’と電気的に接続される。本実施の形態において、第1の配線層106aの第1のプレーン電極106a’には、電源電圧が供給されている。サポートフレーム112は、第1のプレーン電極106a’と電気的に接続されているため、サポートフレーム112にも電源電圧が供給される。本実施の形態において、絶縁性接着層110およびサポートフレーム112には、それぞれ貫通孔(第3の貫通孔、第4の貫通孔)が形成されており、当該貫通孔内に、導電性樹脂120が埋め込まれている。また、多層配線基板102の第1の配線層106aよりも上層に設けられた層には、各層のプレーン電極と絶縁された配線パターン107が設けられている。サポートフレーム112は、配線パターン107および導電性樹脂120を介して、第1の配線層106aの第1のプレーン電極106a’と電気的に接続される。
一方、第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’には、接地電圧が供給されている。第Nの配線層106bにおいて、第Nのプレーン電極106b’と配線パターン107とは絶縁されている。また、サポートフレーム112は、第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’とは絶縁されている。これにより、サポートフレーム112と第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’との間で絶縁性接着層110およびソルダレジスト108を容量膜とするキャパシタ(第1のキャパシタ)が形成される。
本実施の形態において、サポートフレーム112が、絶縁性接着層110を介して多層配線基板102に接続されるので、たとえ多層配線基板102のソルダレジスト108表面にピンホールが存在するような場合であっても、サポートフレーム112と第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’との間でショートが生じるのを防ぐことができる。
次に、本実施の形態における半導体パッケージ100の製造手順を説明する。
図2は、本実施の形態における半導体パッケージ100の絶縁性接着層110を示す平面図である。絶縁性接着層110は、シートにより構成することができる。絶縁性接着層110は、サポートフレーム112に対応する形状を有する。ここで、絶縁性接着層110には、多層配線基板102の配線パターン107に対応する箇所に、後に導電性樹脂120を充填するための開口部110aが形成されている。絶縁性接着層110は、たとえばエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等により構成することができる。また、誘電率を上げるために、シリカ、アルミナ等の高誘電率のフィラーを含有させた構成とすることもできる。
図3は、本実施の形態における半導体パッケージ100のサポートフレーム112を示す平面図である。サポートフレーム112には、多層配線基板102の配線パターン107に対応する箇所に、後に導電性樹脂120を充填するための開口部112aが形成されている。
このような絶縁性接着層110を用いて、多層配線基板102上に、サポートフレーム112を貼り付ける。また、半導体チップ150は、半田ボール152を介して多層配線基板102上に搭載する。図4は、サポートフレーム112および半導体チップ150が多層配線基板102表面のソルダレジスト108上に配置された状態を示す平面図である。図2および図3を参照して説明したように、絶縁性接着層110およびサポートフレーム112にはそれぞれ開口部110aおよび開口部112aが形成されている。開口部110aおよび開口部112aの底面には、配線パターン107が露出している。
つづいて、開口部110aおよび開口部112a内に、導電性樹脂120を埋め込む。図5は、開口部110aおよび開口部112aに導電性樹脂120を埋め込んだ状態を示す平面図である。これにより、サポートフレーム112が、配線パターン107を介して多層配線基板102の第1の配線層106aの第1のプレーン電極106a’と電気的に接続される。図1は、図2から図5をA−A’線で切断した断面図に対応する。
図6は、本実施の形態における半導体パッケージ100において、図16を参照して説明したのと同様に、ソルダレジスト108にピンホールが生じた場合の例を示す断面図である。本実施の形態における半導体パッケージ100によれば、図中破線で囲んだ箇所のように、ソルダレジスト108にピンホールが生じて絶縁性接着層110がソルダレジスト108のピンホール内に入り込んだとしても、絶縁性接着層110が絶縁性のため、サポートフレーム112と第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’との間でショートが生じることがない。
本実施の形態における半導体パッケージ100によれば、電源−グランド間のショートが生じることなく、サポートフレームと多層配線基板の配線層との間で容量を形成することができる。さらに、ソルダレジスト108だけでなく、絶縁性接着層110もキャパシタの容量膜とすることができるため、絶縁性接着層110の材料として誘電率の高い材料を用いたり、膜厚を薄くすることにより、キャパシタの容量値を大きくすることができる。本実施の形態の半導体パッケージ100によれば、半導体チップの微細化が進み、動作電源電圧低下による回路の動作マージンが減少し、半導体パッケージ上に大きな電気容量を形成する必要がある場合に、簡易な構成で、大きな電気容量を形成することができる。
本実施の形態において、絶縁性接着層110およびサポートフレーム112に、多層配線基板102の配線パターン107に対応する箇所に開口部を設けておくだけで、簡易な手順で第1の配線層106aの第1のプレーン電極106a’とサポートフレーム112とを電気的に接続させることができ、サポートフレーム112と第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’との間にキャパシタを形成することができる。
とくに、大型パッケージにおいては、通常、パッケージの反り低減のため、サポートフレームの幅が広く確保されており、サポートフレームがパッケージ内部の半導体チップ近くまで達していることが多い。そのため、大型パッケージではキャパシタの面積を広く取ることができ、容量を大きくすることができる。また、キャパシタから半導体チップまでの距離(経路)も短くすることができ、インダクタンスも小さくすることができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態において、ヒートスプレッダ116を多層配線基板102の第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’と電気的に接続して接地することにより、サポートフレーム112とヒートスプレッダ116との間にも容量を形成する点で、第1の実施の形態と異なる。
図7は、本実施の形態の半導体パッケージ100の構成を示す断面図である。図8から図12は、本実施の形態の半導体パッケージ100の平面図である。本実施の形態において、図7は、図8から図12をB−B’線で切断した断面図に対応する。
本実施の形態における半導体パッケージ100において、絶縁性接着層110およびサポートフレーム112には、それぞれ、第1の実施の形態で説明した開口部110aおよび開口部112aに加えて、さらに開口部110bおよび開口部112b(第1の貫通孔、第2の貫通孔)が形成されている。
サポートフレーム112の開口部112bには、導電性樹脂120が埋め込まれており、当該導電性樹脂120を介してヒートスプレッダ116と第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’とが電気的に接続される。ここで、開口部112b内において、導電性樹脂120の周囲には、導電性樹脂120とサポートフレーム112とを絶縁する絶縁樹脂材料(絶縁材料)122が設けられている。
本実施の形態においても、サポートフレーム112は、多層配線基板102中の配線パターン107およびサポートフレーム112の開口部112a内に設けられた導電性樹脂120を介して第1の配線層106aの第1のプレーン電極106a’と電気的に接続される。本実施の形態においても、第1のプレーン電極106a’には、電源電圧が供給されており、サポートフレーム112にも電源電圧が供給される。
一方、第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’には、接地電圧が供給されている。第Nの配線層106bにおいて、第Nのプレーン電極106b’と配線パターン107とは絶縁されている。また、サポートフレーム112は、第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’とは絶縁されている。これにより、サポートフレーム112と第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’との間で絶縁性接着層110およびソルダレジスト108を容量膜とするキャパシタが形成される。また、ヒートスプレッダ116が第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’と電気的に接続されているため、サポートフレーム112とヒートスプレッダ116との間でも、絶縁性接着層114を容量膜とするキャパシタ(第2のキャパシタ)が形成される。これにより、半導体パッケージ上にさらに大きな電気容量を形成することができる。
次に、図8から図12を参照して本実施の形態における半導体パッケージ100の製造手順を説明する。
図8は、本実施の形態における半導体パッケージ100の絶縁性接着層110を示す平面図である。絶縁性接着層110は、サポートフレーム112に対応する形状を有する。ここで、絶縁性接着層110には、多層配線基板102の配線パターン107に対応する箇所に、後に導電性樹脂120を充填するための開口部110aと、後に導電性樹脂120を充填してヒートスプレッダ116と接続するための開口部110bとが形成されている。図9は、本実施の形態における半導体パッケージ100のサポートフレーム112を示す平面図である。サポートフレーム112には、多層配線基板102の配線パターン107に対応する箇所に、後に導電性樹脂120を充填するための開口部112aと、後に導電性樹脂120を充填してヒートスプレッダ116と接続するための開口部112bとが形成されている。
このような絶縁性接着層110を用いて、多層配線基板102上に、サポートフレーム112を貼り付ける。また、半導体チップ150は、半田ボール152を介して多層配線基板102上に搭載する。図10は、サポートフレーム112および半導体チップ150が多層配線基板102表面のソルダレジスト108上に配置された状態を示す平面図である。図8および図9を参照して説明したように、絶縁性接着層110およびサポートフレーム112にはそれぞれ開口部110aおよび開口部110b、ならびに開口部112aおよび開口部112bが形成されている。また、本実施の形態において、開口部110bおよび開口部112b内には、絶縁樹脂材料122を形成する。絶縁樹脂材料122は、たとえばエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等により構成することができる。また、誘電率を上げるために、シリカ、アルミナ等の高誘電率のフィラーを含有させた構成とすることもできる。絶縁樹脂材料122は、サポートフレーム112の開口部112b内にだけ設ける構成とすることもできる。
つづいて、開口部110a、開口部112a、開口部110b、および開口部112b内に、導電性樹脂120を埋め込む。図11は、これらの開口部に導電性樹脂120を形成した状態を示す平面図である。これにより、サポートフレーム112が、多層配線基板102の第1の配線層106aと電気的に接続される。なお、サポートフレーム112の開口部112b内には、絶縁樹脂材料122が形成されているので、開口部112b内に形成された導電性樹脂120とサポートフレーム112とは絶縁されている。
その後、サポートフレーム112上に絶縁性接着層114を形成する。ここで、絶縁性接着層114は、サポートフレーム112の開口部112bに対応する箇所に開口部が設けられた構成とすることができる。つづいて、絶縁性接着層114の開口部内に、さらに導電性樹脂120を埋め込む。図12は、絶縁性接着層114の開口部に導電性樹脂120を埋め込んだ構成を示す平面図である。この後、絶縁性接着層114上にヒートスプレッダ116を形成することにより、ヒートスプレッダ116が、導電性樹脂120を介して第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’と電気的に接続され、接地される。
本実施の形態における半導体パッケージ100の構成によれば、サポートフレーム112および絶縁性接着層110内に設けられた開口部内に充填された導電性樹脂120を介してヒートスプレッダ116を接地することができる。本実施の形態において、絶縁性接着層110およびサポートフレーム112に、第Nのプレーン電極106b’と接続する箇所に開口部を設けておくとともに内部に絶縁樹脂材料122を形成しておくことにより、簡易な手順で第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’とヒートスプレッダ116とを電気的に接続させることができ、サポートフレーム112とヒートスプレッダ116との間にキャパシタを形成することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以上の実施の形態においては、ソルダレジスト108上に絶縁性接着層110を設ける例を示したが、図13に示すように、多層配線基板102を製造する時点で、多層配線基板102のソルダレジスト108を、絶縁性接着層110を形成する箇所(108a)には形成しないようにしておき、ソルダレジスト108内に絶縁性接着層110を埋め込むような形状とすることもできる。なお、この場合も、ソルダレジスト108の半導体チップ150が搭載される箇所には、各半田ボール152の形成箇所に対応する開口部(不図示)が形成されている。この場合の断面構造を図14および図15に示す。図14は、第1の実施の形態における半導体パッケージ100の断面図、図15は、第2の実施の形態における半導体パッケージ100の断面図である。このような構成とすることにより、容量膜の膜厚を薄くすることにより、容量の容量値を大きくすることができる。
また、絶縁性接着層110の材料として、誘電率の大きい材料を適宜選択することにより、容量の容量値を大きくすることができる。
なお、以上の実施の形態において、第1の配線層106aの第1のプレーン電極106a’に電源電圧が供給され、第Nの配線層106bの第Nのプレーン電極106b’に接地電圧が供給された例を示したが、これらは逆とすることもできる。
さらに、第1の実施の形態においても、何らかの方法でヒートスプレッダ116を接地することにより、サポートフレーム112とヒートスプレッダ116との間にも容量を形成するようにすることができる。
本発明の実施の形態(一例)における半導体パッケージの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態(一例)における絶縁性接着層の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態(一例)におけるサポートフレームの構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態(一例)におけるサポートフレームおよび半導体チップが多層配線基板表面のソルダレジスト上に配置された状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態(一例)における絶縁性接着層およびサポートフレームの開口部に導電性樹脂を形成した状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態(一例)における半導体パッケージの構成を示す断面図(拡大)である。 本発明の実施の形態(他の例)における半導体パッケージの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態(他の例)における絶縁性接着層の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態(他の例)におけるサポートフレームの構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態(他の例)におけるサポートフレームの構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態(他の例)におけるサポートフレームおよび半導体チップが多層配線基板表面のソルダレジスト上に配置された状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態(他の例)の半導体パッケージの平面図である。 絶縁性接着層が形成される箇所には形成しないようにしたソルダレジストの構成を示す平面図である。 図13に示した構成の半導体パッケージの一例を示す部分拡大断面図である。 図13に示した構成の半導体パッケージの他の例を示す部分拡大断面図である。 従来の半導体パッケージの構成を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
100 半導体パッケージ
102 多層配線基板
104 樹脂層
106a 第1の配線層
106a’ 第1のプレーン電極
106b 第Nの配線層
106b’ 第Nのプレーン電極
107 配線パターン
108 ソルダレジスト
108a 開口部
110 絶縁性接着層
110a 開口部
110b 開口部
112 サポートフレーム
112a 開口部
112b 開口部
114 絶縁性接着層
116 ヒートスプレッダ
120 導電性樹脂
122 絶縁樹脂材料
130 半田ボール
150 半導体チップ
152 半田ボール
200 半導体パッケージ
202 多層配線基板
204 樹脂層
206 配線層
208 ソルダレジスト
210 導電性接着剤
212 サポートフレーム
214 絶縁性接着層
216 ヒートスプレッダ
250 半導体チップ

Claims (9)

  1. 第1のプレーン電極を含む第1の配線層と、前記第1の配線層上に設けられ、前記第1のプレーン電極と絶縁された第2のプレーン電極を含む第2の配線層とを含む多層配線基板と、
    前記多層配線基板上に搭載された半導体チップと、
    前記半導体チップの側方に設けられ、導電性材料により構成されたサポートフレームと、
    前記多層配線基板と前記サポートフレームとの間に設けられ、当該サポートフレームを前記多層配線基板に接着する絶縁性の第1の接着層と、
    を含み、
    前記サポートフレームは、前記第1の配線層の前記第1のプレーン電極と電気的に接続されるとともに前記第2の配線層の前記第2のプレーン電極と絶縁され、
    前記サポートフレームと前記第2の配線層の前記第2のプレーン電極との間で前記第1の接着層を容量膜とする第1のキャパシタを形成する半導体パッケージ。
  2. 請求項1に記載の半導体パッケージにおいて、
    前記第1のプレーン電極には、電源電圧が印加され、前記第2のプレーン電極には、接地電圧が印加された半導体パッケージ。
  3. 請求項1または2に記載の半導体パッケージにおいて、
    前記サポートフレーム上に形成され、導電性材料により構成されたヒートスプレッダと、
    前記サポートフレームと前記ヒートスプレッダとの間に設けられ、前記ヒートスプレッダを前記サポートフレームに接着する絶縁性の第2の接着層と、
    をさらに含み、
    前記サポートフレームと前記ヒートスプレッダとの間で前記第2の接着層を容量膜とする第2のキャパシタを形成する半導体パッケージ。
  4. 請求項3に記載の半導体パッケージにおいて、
    前記ヒートスプレッダには、接地電圧が印加された半導体パッケージ。
  5. 請求項3または4に記載の半導体パッケージにおいて、
    前記サポートフレームには、当該サポートフレームを貫通する第1の貫通孔が設けられ、当該第1の貫通孔に埋め込まれた導電性材料を介して前記ヒートスプレッダと前記第2の配線層の前記第2のプレーン電極とが電気的に接続されるとともに、前記第1の貫通孔内において、前記導電性材料の周囲には、当該導電性材料と前記サポートフレームとを絶縁する絶縁材料が設けられた半導体パッケージ。
  6. 請求項3から5いずれかに記載の半導体パッケージにおいて、
    前記第1の接着層は、シートにより構成され、当該シートを貫通する第2の貫通孔が設けられ、当該第2の貫通孔に埋め込まれた導電性材料を介して、前記ヒートスプレッダと前記第2の配線層の前記第2のプレーン電極とが電気的に接続される半導体パッケージ。
  7. 請求項1から6いずれかに記載の半導体パッケージにおいて、
    前記サポートフレームには、当該サポートフレームを貫通する第3の貫通孔が設けられ、当該第3の貫通孔に埋め込まれた導電性材料を介して、前記サポートフレームと前記第1の配線層の前記第1のプレーン電極とが電気的に接続される半導体パッケージ。
  8. 請求項1から7いずれかに記載の半導体パッケージにおいて、
    前記第1の接着層は、シートにより構成され、当該シートを貫通する第4の貫通孔が設けられ、当該第4の貫通孔に埋め込まれた導電性材料を介して、前記サポートフレームと前記第1の配線層の前記第1のプレーン電極とが電気的に接続される半導体パッケージ。
  9. 請求項1から8いずれかに記載の半導体パッケージにおいて、
    前記多層配線基板の表面には、ソルダレジストが形成された半導体パッケージ。
JP2008199988A 2008-08-01 2008-08-01 半導体パッケージ Pending JP2010040669A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008199988A JP2010040669A (ja) 2008-08-01 2008-08-01 半導体パッケージ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008199988A JP2010040669A (ja) 2008-08-01 2008-08-01 半導体パッケージ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010040669A true JP2010040669A (ja) 2010-02-18

Family

ID=42012922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008199988A Pending JP2010040669A (ja) 2008-08-01 2008-08-01 半導体パッケージ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010040669A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8964403B2 (en) 2010-11-17 2015-02-24 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Wiring board having a reinforcing member with capacitors incorporated therein

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8964403B2 (en) 2010-11-17 2015-02-24 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Wiring board having a reinforcing member with capacitors incorporated therein

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7889509B2 (en) Ceramic capacitor
US7704548B2 (en) Method for manufacturing wiring board
WO2011102561A1 (ja) 多層プリント配線基板およびその製造方法
JP6559743B2 (ja) 半導体モジュール
US9155196B2 (en) Wiring board
US7754538B2 (en) Packaging substrate structure with electronic components embedded therein and method for manufacturing the same
JP5111342B2 (ja) 配線基板
JP2001217337A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR101696705B1 (ko) 칩 내장형 pcb 및 그 제조 방법과, 그 적층 패키지
JP2011029236A (ja) 配線基板及び半導体装置
JP2008010823A (ja) 半導体パッケージ及びその製造方法
US8058723B2 (en) Package structure in which coreless substrate has direct electrical connections to semiconductor chip and manufacturing method thereof
US8436463B2 (en) Packaging substrate structure with electronic component embedded therein and method for manufacture of the same
JP2005072311A (ja) キャパシタ、多層配線基板及び半導体装置
US8022513B2 (en) Packaging substrate structure with electronic components embedded in a cavity of a metal block and method for fabricating the same
TWI611523B (zh) 半導體封裝件之製法
JP6660850B2 (ja) 電子部品内蔵基板及びその製造方法と電子部品装置
JP5462450B2 (ja) 部品内蔵プリント配線板及び部品内蔵プリント配線板の製造方法
KR101139084B1 (ko) 다층 프린트 기판 및 그 제조 방법
JP2006310839A (ja) 電子素子搭載構造
JP2004289133A (ja) チップ・パッケージ
JP2003051427A (ja) キャパシタシートおよびその製造方法、キャパシタ内蔵基板、ならびに半導体装置
TWI381500B (zh) 嵌埋半導體晶片之封裝基板及其製法
JP6469441B2 (ja) 多層配線板
JP2009117409A (ja) 回路基板