JP2010040467A - 有機el表示装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水分の影響を効果的に防止し、かつ、製造コストを抑えることが出来る有機EL表示装置の固体封止方法を得る。
【解決手段】マザー素子基板100とマザー封止基板400が接着材シート30によって貼り付けられている。端子部102に対応している接着材シート30の接着材シート除去部31は、接着材シート30がマザー封止基板400に貼り付けられる時点で形成されているので、後で端子部102を加工する必要が無い。接着材シート除去部31が接着材シート30の端部にまで延在しているので、負圧中でマザー素子基板100とマザー封止基板400を接着した後、大気中に戻しても端子部周辺の接着材シート30の変形が無いので信頼性の高い固体封止型有機EL表示装置を実現できる。
【選択図】図8

Description

本発明は有機EL表示装置に係り、特に水分によるダークスポット等の発生を抑えた、信頼性の高い有機EL表示装置の製造方法に関する。
有機EL表示装置では画素電極(下部電極)と上部電極との間に有機EL層を挟持し、上部電極に一定電圧を印加し、下部電極にデータ信号電圧を印加して有機EL層の発光を制御することによって画像を形成する。下部電極へのデータ信号電圧の供給は薄膜トランジスタ(TFT)を介して行われる。有機EL表示装置には、有機EL層から発光した光を、有機EL層等が形成されたガラス基板方向に取り出すボトムエミッション型と、有機EL層等が形成されたガラス基板と逆の方向に取り出すトップエミッション型とがある。
有機EL表示装置に使用される有機EL材料は水分が存在すると発光特性が劣化し、長時間動作をさせると、水分によって劣化した場所が発光しなくなる。これは表示領域のダークスポットとして現れる。このダークスポットは時間の経過とともに成長し、画像の欠陥となる。なお、画素の周辺で発光しない領域が増加するエッジグロースという現象も水分の影響によって生ずる。
ダークスポット等の発生、あるいは成長を防止するためには、有機EL表示装置内への水分の浸入の防止、あるいは、浸入した水分を除去する必要がある。このために、有機EL層が形成された素子基板を周囲に設置したシールを介して、封止基板によって封止し、外部から有機EL表示装置内への水分の浸入を防止する。封止された内部の空間にはN等の不活性ガスを充填する。一方、有機EL表示装置内に進入した水分を除去するために、有機EL表示装置内に乾燥剤を設置する。これを中空封止型有機EL表示装置という。
中空封止型有機EL表示装置では、素子基板と封止基板のギャップ調整が難しい、封止内部の調整が難しい、封止剤によって封止するときの、封止剤から放出されたガスによる有機EL材料の汚染、スループットが低い等の問題がある。
中空封止の問題を対策するものとして、膜厚が決まっている樹脂シートを素子基板と封止基板の間に挟み、この樹脂シートによって有機EL材料を水分から保護する技術が存在する。これを固体封止と称する。
「特許文献1」には、固体封止の例が記載されており、図12は「特許文献1」に記載されている構成である。図12において、光透過性フィルム101上に形成した光硬化性樹脂102を、有機EL層22を設けた素子基板10の上に80℃に加熱した圧着ローラ105を用いて貼り付ける。ついで、紫外線を照射して光硬化性樹脂102を硬化させ、光透過性フィルム101を剥がすことによって光硬化性樹脂で封止した有機EL表示装置を得る。また、必要に応じて有機EL素子を窒化シリコン膜で被覆する構成が記載されている。
「非特許文献1」には、有機EL表示装置の封止として図13に示すように、次のような技術が記載されている。すなわち、封止基板40の、有機EL素子103に対応する場所に、樹脂フィルム107を貼り付け、ついでシール剤108を樹脂フィルム107の周辺に描画する。樹脂フィルム107をシール剤108を形成した封止基板40と有機EL素子103が形成されている素子基板10と張り合わせる。ついで、封止基板40から紫外線を照射し、80℃〜100℃の熱処理を行うことによってシール剤108の硬化を行い、同時に、流動性が出てきた樹脂フィルム107が封止基板40、素子基板10、および、シール剤108で形成される空間に広がって、この空間を埋める。最後に、個々の有機EL表示パネルに分断して完成する。
「特許文献2」には、マザーパネルに複数の表示素子を形成し、複数の表示素子に対して一括して封止膜を形成し、その後、端子部から保護膜をレーザアブレージョンによって保護膜を除去する構成が記載されている。図14は「特許文献2」に記載の構成であり、マザーパネル206に発光部207と端子部209を有する表示素子が複数形成されており、保護膜208によって被覆されている。そして、端子部209の一部210からレーザアブレージョンによって保護膜208を除去し、開口部210を形成している。
特開2004−139977号公報 特開2006−66364号公報 佐々木信也 日経エレクトリニクス2007年9月10非No.960 PP10−11
「特許文献1」に記載の技術では、個々の有機EL表示装置に樹脂シートを貼り付けて有機EL層を保護する構成が記載してあるが、マザーパネルに複数の有機ELパネルを形成して分離するような場合に、樹脂シートで被覆した場合の問題点等については記載も示唆も無い。
「非特許特許文献1」に記載の技術では、樹脂フィルムとシール剤の高さのバランスをとることが必要であり、高さのバランスが崩れると有機EL表示装置の寿命が劣化してしまう。また、封止後の熱工程で樹脂フィルムが流動性を示して広がるが、それにより、有機EL表示装置内の圧力が高くなり、外部とのリークパスが形成され、有機EL表示装置の寿命が劣化してしまう危険がある。さらに、シール剤が硬化する時の脱ガスの樹脂シートに及ぼす影響により、封止能力を低下させる危険がある。
「特許文献2」に記載の技術では、複数の有機EL表示パネルが形成されたマザーパネルに一枚の樹脂シートを貼り付けたあと、個々の有機ELパネルの端子毎に樹脂シートを除去するための開口部の加工を行っているために、生産能力が小さい。そのために、生産量を増やすには設備台数を増やす必要があり、これは製造コストの上昇となる。また、アブレージョンのためには、レーザ光を高エネルギで用いるために、接続端子の損傷が問題となる。さらに、レーザー光による除去では樹脂シートの残渣が端子上に残る恐れもある。
本発明の課題は、以上の問題点を克服し、封止の信頼性が高く、かつ、スループットの高い固体封止の有機EL表示装置を実現することである。
本発明は上記課題を解決するものであり、具体的な手段は次のとおりである。
(1)表示領域と端子部を有する素子基板と、前記表示領域を覆って接着材シートが形成され、前記接着材シートに封止基板が接着している有機EL表示装置の製造方法において、前記有機EL表示装置は、前記封止基板が複数形成されるマザー封止基板と、前記素子基板が複数形成されるマザー素子基板と前記マザー封止基板と前記マザー素子基板を接着するマザー接着材シートとから形成されるマザーパネルから分離されて形成され、前記マザー接着材シートは一枚のシートであって接着材シート除去部を有し、前記接着材シート除去部は前記マザー接着材シートの端部にまで延在し、前記マザー接着材シートは、前記マザー素子基板に形成される複数の表示領域を覆うように、かつ、前記マザー素子基板に形成される前記複数の端子を覆わないように前記マザー封止基板に接着することを特徴とする有機EL表示装置の製造方法。
(2)前記マザー接着材シートはロール状フィルムとなった保護フィルムに貼りつけられていることを特徴とする(1)に記載の有機EL表示装置。
(3)表示領域と端子部を有する素子基板と、前記表示領域を覆って接着材シートが形成され、前記接着材シートに封止基板が接着している有機EL表示装置の製造方法において、前記有機EL表示装置は、前記封止基板が複数形成されるマザー封止基板と、前記素子基板が複数形成されるマザー素子基板と前記マザー封止基板と前記マザー素子基板を接着するマザー接着材シートとから形成されるマザーパネルから分離されて形成され、前記マザー接着材シートは一枚のシートであって接着材シート除去部を有し、前記接着材シート除去部は、前記マザー接着材シートの端部にまで延在し、前記マザー接着材シートは前記マザー封止基板と負圧雰囲気中で接着され、前記マザー接着材シートが接着したマザー封止基板は、負圧雰囲気中でマザー素子基板と接着されてマザーパネルが形成され、前記マザー接着材シート除去部は前記マザーパネル形成後も外気と遮断されていないことを特徴とする有機EL表示装置の製造方法。
(4)表示領域と端子部を有する素子基板と、前記表示領域を覆って接着材が形成され、前記接着剤に封止基板が接着している有機EL表示装置の製造方法において、前記有機EL表示装置は、前記封止基板が複数形成されるマザー封止基板と、前記素子基板が複数形成されるマザー素子基板と前記マザー封止基板と前記マザー素子基板を接着する接着材とから形成されるマザーパネルから分離されて形成され、前記接着材は連続した面となるように、かつ、前記封止基板に接着材除去部が前記封止基板の端部にまで延在するように印刷され、前記接着材は、前記マザー封止基板が前記マザー素子基板に接着した時に、前記マザー素子基板に形成された端子部を覆わないように前記マザー封止基板に印刷されることを特徴とする有機EL表示装置の製造方法。
(5)前記マザー封止基板と前記マザー素子基板は負圧雰囲気中で接着されることを特徴とする(4)に記載の有機EL表示装置。
マザー素子基板に複数の表示領域が形成される領域に対応するマザー封止基板には接着材シートが接着され、マザー素子基板の端子部に対応する部分には接着材シートは形成されていないために、マザー素子基板とマザー封止基板とを接着して形成されたマザーパネルから、個々の有機EL表示装置を分離した後、端子部から接着材シートを除去しなくとも良い。したがって、端子部から接着材を除去するときの端子部に生ずる損傷の恐れを除去できる。また、端子部における接着材の除去残りを防止することが出来る。
本発明によれば、接着材シートに端部まで延在する接着材シート除去部を形成するので、負圧雰囲気中でマザー素子基板とマザー封止基板を接着したあと、大気中に戻した場合に、端子部において、気圧の変化に起因する接着材シートの変形を防止することが出来るので、信頼性の高い固体封止型有機EL表示装置を実現することが出来る。
本発明の具体的な実施例を説明する前に、本発明が適用される有機EL表示装置の構成について説明する。図1は本発明の有機EL表示装置を構成する有機EL表示パネル300の断面図である。図1において、素子基板10には画像を表示するための有機EL層や駆動のための薄膜トランジスタ(TFT)等がマトリクス状に形成された表示領域101が形成されている。
表示領域101を覆って、封止の役割を兼ねる接着材シート30が設置されている。この接着材シートによってガラスで形成される封止基板が素子基板に接着している。接着材シート30としては、熱硬化性のエポキシ樹脂が使用される。接着材の厚さは10μm〜20μmである。なお、接着材シート30としてはエポキシ樹脂に限らずアクリル樹脂あるいはシリコン樹脂でも良い。
接着材シート30は非透湿のものが好ましいが、必ずしも、水分に対するバリアが強力なものでなくとも良い。水分に対するバリアは主としてガラスで形成された封止基板40が担うからである。すなわち、図1のような構成であれば、上方からの水分の浸入はガラスである封止基板40によってブロックされるが、側部からの水分が有機EL層に到達するには長い距離を通過する必要があるということである。
素子基板10の端部には表示領域101に有機EL層への電力、映像信号等を供給するための端子部102が延在している。端子部102は接着材によって覆われていないが、配線は無機パッシベーション膜、あるいは、有機パッシベーション膜によって被覆されているので、端子部102の導電膜が腐食することは無い。また、導電膜は有機EL層ほど水分には影響を受けない。
図1はいわゆる固体封止であり、封止基板40と素子基板10の間に空間が形成されていない。したがって、中空封止の場合のように、封止基板40が押された場合に素子基板10に接触して黒点が生ずるというような問題は生じない。また、封止のときの、封止ガスの内部圧力による種々の問題点も生じない。
本発明は図1のような有機EL表示パネル300をマザーパネル200に複数形成する。そして、マザー素子基板100とマザー封止基板400を接着するための大判の接着材シート30をマザー封止基板に貼り付けた後、マザー封止基板400とマザー素子基板100とを接着する。本発明は表示領域101に接着材シート30を設置し、端子部102に接着材シート30を設置しない方法に特徴がある。
図2は本発明を適用したトップエミッション型の有機EL表示装置の表示領域の断面図である。本実施例はトップエミッション型の有機EL表示装置を例にとって説明するが、ボトムエミッション型の有機EL表示装置についても同様に本発明を適用することが出来る。トップエミッション型有機EL表示装置は、有機EL層の上にアノードが存在するトップアノード型と、有機EL層の上にカソードが存在するトップカソード型とが存在する。図1はトップアノード型の場合であるが、トップカソードの場合も本発明を同様に適用することが出来る。
図2において、素子基板10の上にはSiNからなる第1下地膜11と、SiOからなる第2下地膜12が形成されている。ガラス基板からの不純物が半導体層13を汚染することを防止するためである。第2下地膜12の上には半導体層13が形成される。半導体層13はCVDによってa−Si膜が形成されたあと、レーザ照射によってpoly−Si膜に変換する。
半導体層13を覆って、SiOからなるゲート絶縁膜14が形成される。ゲート絶縁膜14を挟んで、半導体層13と対向する部分にゲート電極15が形成される。ゲート電極15をマスクにして、半導体層13にリンあるいはボロン等の不純物をイオンインプランテーションによって打ち込み、導電性を付与して、半導体層13にソース部あるいはドレイン部を形成する。
ゲート電極15を覆って層間絶縁膜16がSiOによって形成される。ゲート配線とドレイン配線171を絶縁するためである。層間絶縁膜16の上にはドレイン配線171が形成される。ドレイン配線171は層間絶縁膜16およびゲート絶縁膜14にスルーホールを介して半導体層13のドレインと接続する。
その後、以上のようにして製作された薄膜トランジスタ(TFT)を保護するために、SiNからなる無機パッシベーション膜18が被着される。無機パッシベーション膜18の上には、有機パッシベーション膜19が形成される。有機パッシベーション膜19は無機パッシベーション膜18とともに、TFTをより完全に保護する役割を有するとともに、有機EL層22が形成される面を平坦にする役割を有する。したがって、有機パッシベーション膜19は1〜4μmと、厚く形成される。
有機パッシベーション膜19の上には反射電極24がAlまたはAl合金によって形成される。AlまたはAl合金は反射率が高いので、反射電極24として好適である。反射電極24は有機パッシベーション膜19および無機パッシベーション膜18に形成されたスルーホールを介してドレイン配線171と接続する。
本実施例はトップアノード型の有機EL表示装置なので、有機EL層22の下部電極21はカソードとなる。したがって、反射電極24として使用されるAlあるいはAl合金が有機EL層22の下部電極21を兼用することが出来る。AlあるいはAl合金は仕事関数が比較的小さいので、カソードとして機能することが出来るからである。
下部電極21の上には有機EL層22が形成される。有機EL層22は、下層から電子輸送層、発光層、ホール輸送層である。なお、電子輸送層と下部電極21との間に電子注入層を設ける場合もある。また、ホール輸送層と上部電極23の間にホール注入層を設ける場合もある。有機EL層22の上にはアノードとなる上部電極23が形成される。本実施例では上部電極23としてはIZOを用いている。IZOはマスクを用いず、表示領域全体に蒸着される。IZOの厚さは光の透過率を維持するために、30nm程度に形成される。IZOの代わりにITOを用いることも出来る。
電子輸送層としては電子輸送性を示し、アルカリ金属と共蒸着することにより電荷移動錯体化しやすいものであれば特に限定は無く、例えばトリス(8−キノリノラート)アルミニウム、トリス(4-メチル-8-キノリノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル−8−キノリノラート)−4−フェニルフェノラート−アルミニウム、ビス[2-[2-ヒドロキシフェニル]ベンゾオキサゾラート]亜鉛などの金属錯体や2−(4−ビフェニリル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール、1,3−ビス[5−(p−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]ベンゼン等を用いることができる。
発光層材料としては電子、ホールの輸送能力を有するホスト材料に、それらの再結合により蛍光もしくはりん光を発するドーパントを添加したもので共蒸着により発光層として形成できるものであれば特に限定は無く、例えば、ホストとしてはトリス(8−キノリノラト)アルミニウム、ビス(8−キノリノラト)マグネシウム、ビス(ベンゾ{f}−8−キノリノラト)亜鉛、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)アルミニウムオキシド、トリス(8−キノリノラト)インジウム、トリス(5−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム、8−キノリノラトリチウム、トリス(5−クロロ−8−キノリノラト)ガリウム、ビス(5−クロロ−8−キノリノラト)カルシウム、5,7−ジクロル−8−キノリノラトアルミニウム、トリス(5,7−ジブロモ−8−ヒドロキシキノリノラト)アルミニウム、ポリ[亜鉛(II)−ビス(8−ヒドロキシ−5−キノリニル)メタン]のような錯体、アントラセン誘導体、カルバゾール誘導体、等であっても良い。
また、ドーパントとしてはホスト中で電子とホールを捉えて再結合させ発光するものであって、例えば赤ではピラン誘導体、緑ではクマリン誘導体、青ではアントラセン誘導体などの蛍光を発光する物質やもしくはイリジウム錯体、ピリジナート誘導体などりん光を発する物質であっても良い。
ホール輸送層は、例えば、テトラアリールベンジシン化合物(トリフェニルジアミン:TPD)、芳香族三級アミン、ヒドラゾン誘導体、カルバゾール誘導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、アミノ基を有するオキサジアゾール誘導体、ポリチオフェン誘導体、銅フタロシアニン誘導体等を用いることができる。
なお、有機EL層22が端部において段切れによって破壊することを防止するために、画素と画素の間にバンク20が形成される。バンク20は有機材料で形成する場合もあるし、SiNのような無機材料で形成する場合もある。有機材料を使用する場合は、一般にはアクリル樹脂によって形成される。
バンク20上の上部電極23の上には導通を補助するために補助電極が用いられる場合もある。上部電極23の抵抗が大きい場合は輝度むらが生ずる場合があるからである。本実施例では補助電極を使用していないが、補助電極を使用した有機EL表示装置においても、本発明を適用できることは言うまでも無い。
上部電極の上には接着材シート30が形成されている。この接着材シート30は熱硬化性のエポキシ樹脂で、素子基板10、具体的には、上部電極とガラスで形成された封止基板40を接着している。接着材シート30の厚さは10μm〜20μmである。接着材シート30には封止基板40が接着されており、封止基板40によって有機EL層が水分から保護されている。
以下に、実施例を用いて、本発明の内容を詳細に説明する。
図3および図4は、本発明で使用されるシート状の接着材30が保護フィルム36によって保護された状態の接着材フィルム35である。本明細書では、図3あるいは図4に示すような、マザーパネルに存在する大判のいわばマザー接着材シートも、個々の有機EL表示パネルに存在する接着材シートも、いずれも、接着材シート30と呼ぶ。
図3は一枚の大判の接着材フィルム35の状態を示している。図3において、PETで形成された大判の保護フィルム36に大判の接着材シート30がサンドイッチされている。図3の接着材フィルム35に対して、図3(b)の矢印で示すように、カッターで切り込みをいれて、接着材フィルム35の一部を除去する。
図4は接着材フィルム35の一部が除去された状態を示す。図4(a)は平面図であり、図4(b)は、図4(a)のA−A断面図である。図4(a)において、保護フィルム36が表面に見えており、保護フィルム36の裏側に接着した接着材シート30の一部が長尺状に除去されている。接着材除去部31が形成されている保護フィルム35の断面図が図4(b)である。
図4(a)において、接着材シート除去部31は接着材シート30の左端にまで達している。これは本発明の特徴である。接着材シート30をマザー封止基板400に接着し、その後、接着材シート30が接着したマザー封止基板400をマザー素子基板100と減圧雰囲気中で接着したあと、大気中に戻した際、接着材シート除去部31が変形して、端子部周辺の接着材シート30の形状が不規則になることを防止するためである。
図4(b)における裏側保護フィルム36を除去して、図5に示すように、接着材シート30を封止基板40に貼り付ける。この貼り付けは気泡を含まないように、減圧下で、80℃程度の温度を加えて行う。80℃程度であれば、接着材シート30は十分に固化しないが、ある程度の接着性を持つので、封止基板40と接着材シート30をある程度の強度で接着することが出来る。
図5(a)は図4の接着材シート30が封止基板40に接着された状態を示している。図5(a)において、接着材シート30の保護フィルム36が表面に見えている。図5(a)における点線は、接着材シート30の長尺状除去部31である。図5(b)は図5(a)のA−A断面図であり、接着材シート30が除去された部分の断面図である。この部分は片側のみ接着材シート30が保護基板と封止基板40との間にサンドイッチされている。図5(c)は図5(a)のB−B断面図であり、接着材シート30が保護フィルム36と封止基板40によってサンドイッチされている状態を示している。
図6は図5における保護フルムを剥離した状態で、封止基板40に接着材シート30が貼り付けられている状態を示している。図6(a)は複数の封止基板40が形成されるマザー封止基板400の上に保護フィルムが接着した状態を示す平面図である。図6(b)は、図6(a)のA−A断面図である。マザー封止基板400は、素子基板10に形成される端子部102に対応することになる、長尺状の除去部31を除いて全面接着材シート30によって覆われている。長尺状の除去部31は、左側においては、端部にまで達している。
図7はマザー素子基板100の平面図であり、8個の素子基板10が形成されている。各々の素子基板10には表示領域101と端子部102とが形成されている。本発明の特徴は、図7におけるマザー素子基板100の端子部102が図6におけるマザー封止基板400の接着材シート除去部31と対応していることである。
図6のマザー封止基板400と図7のマザー素子基板100を接着材シート30を介して接着させたマザーパネル200が図8である。図8(a)はマザーパネル200を封止基板40側から見た平面図であり、図8(b)は図8(a)のA−A断面図であり、図8(b)は図8(a)のE−E断面図である。マザー封止基板400とマザー素子基板100の接着は減圧雰囲気中でマザー封止基板400をマザー素子基板100に圧力を加えながら、かつ、加熱しながらおこなう。加熱条件は例えば、100℃であれば2時間、120℃であれば30分程度の加熱である。この加熱によって、接着材シート30は硬化し、マザー封止基板400とマザー素子基板100は強固に接着される。また、界面からの湿度の浸入も防止することが出来る。
図8(a)および図8(c)に示すように、マザーパネル200の左側においては接着材シート除去部31が端部にまで達している。したがって、接着材シート除去部31の内側は、負圧雰囲気中でも、大気圧中でも外側と同じ圧力となっている。仮に、接着材シート除去部31が図8(a)の右側に示すように、両側において、閉じていた場合は次のような問題を生ずる。減圧雰囲気中において、マザー素子基板100とマザー封止基板400を接着材シート30によって接着する。接着後大気中に戻すと、接着材シート除去部31の部分は負圧のままとなっているので、接着材シート30が大気圧によって圧力を受け、その結果、接着材シート除去部31が変形する。接着材シート除去部31は端子部102を露出させるものであるから、端子部周辺を覆う接着材シート30が変形して、端子部102の導通に影響を与える事態を生ずる。また、接着材シート30が変形した部分から接着材シート30の剥離が生ずる場合もある。
これに対して、本発明のように、接着材シート30における接着材シート除去部31を接着材シート30の端部にまで形成しておけば、マザー封止基板400とマザー素子基板100を接着後、大気圧に戻しても、接着材シート除去部31に大気が入り込むので、圧力がバランスし、接着材シート除去部31が変形することを免れることが出来る。
図8(a)において、ハッチングがほどこされている部分が接着材シート30が設置されている部分である。図8(b)において、マザー素子基板100に形成されている表示領域101の上には接着材シート30が形成されており、その上にはマザー封止基板400が接着している。一方、マザー素子基板100の端子部102には接着材シート30は存在していない。したがって、マザーパネル200から個々の有機EL表示装置に分離した場合は、端子部102の上には接着材シート30も封止基板40も存在しないことになる。
マザー素子基板100をマザー封止基板400と接着後、図8(a)において、点線yおよび点線xに沿ってマザー素子基板100側からスクライビングをいれる。また、点線xtに沿ってマザー封止基板400側からスクライビングを入れておく。その後、マザー素子基板100側からガラスに衝撃を加えると、点線xおよび点線yに沿ってマザーパネル200は破断し、個々の有機EL表示装置に分離する。有機EL表示パネル300が個々に分離された後、スクライビングxtに沿って、封止基板40側からガラスに衝撃を加えると端子部102上の封止基板40が破断して、除去され、素子基板10の端子部102が露出することになる。
個々の有機EL表示パネル300は以上のような方法によってマザーパネル200から分離されるので、分離された場所によって断面が異なる。図9は以上のようにして形成された有機EL表示パネル300の切り取られた場所による断面の差を示す。図9(a)は切り取られた有機EL表示パネル(1)のB−B断面図である。図9(a)において、接着材シート30は封止基板40の端部よりもd1だけ内側に後退している。
B−B断面においては、接着材シート30はあらかじめ形成された除去部31によって区画されているために、図9におけるd1はあらかじめ設計することが出来る。すなわち、接着材シート30が封止基板40あるいは素子基板10の歯断面よりも常に内側に来るように制御することが出来る。つまり、図9(a)において、d1はゼロかゼロよりも大きくすることが出来る。一般には、接着材シート30は接着時に組成変形を起こすので、これを考慮し、d1は0.5mm程度に設定する。
図9(b)は切り取られた有機EL表示パネル(2)のC−C断面図である。図9(b)において、有機EL表示パネル300の端部は封止基板40、接着材シート30、および素子基板10が破断をした面である。素子基板10および封止基板40はガラスであるのに対し、接着材シート30は樹脂であるから破断の仕方が異なる。したがって、図9(b)に示すように、ガラスの端部と接着材シート30の端部とが不規則な形状となる。
図9(b)において、右側の端部は接着材シート30がガラス端部よりもd2だけはみ出した状態を示している。このはみ出し量は例えば0.2mm程度である。一方、図9の左側端部は接着材シート30がガラス端部よりも0.2mm内側に入り込んでいる。これは、接着材シート30が破断したときに、接着材シート30の端部が隣の有機EL表示パネル300にもっていかれた状態を示している。図9(b)では、たまたま、接着材シート30は右側で出っ張り、左側で引っ込んだ状態となっているが、これは一例であって、例えば、この逆もありうるし、あるいは、両側で出っ張る場合もありうる。このような製作方法であると、d2が0.2mm程度のプラスまたはマイナスがありうる。
図9(c)は有機EL表示パネル(3)のD−D断面図である。図9(c)において、左側、すなわち、端子側端面は接着材シート30が封止基板40の端部よりも内側に存在している。この部分は図9(a)で説明したように、制御することが出来る。一方、右側すなわち、端子部102とは逆側では、接着材シート30が封止基板40よりも外側に出っ張っている。この部分は図9(b)で説明したように、接着材シート30の破断面は予測が出来ず、d2は、0.2mm程度のプラスマイナスがありうる。このように、本発明における製造方法によれば、有機EL表示パネル300の断面によって、接着材シート30の端部と封止基板40あるいは素子基板10の端部との位置関係が異なるという特徴を持つ。
実施例1で説明したように、マザー封止基板400毎に接着材シート30を貼り付けてもよいが、量産化する場合は、製造のための場所をとる等から、必ずしも能率的ではない場合もある。図10はこの問題を解決する例である。
図10は実施例1に示す接着材シート30を多数、保護フィルム36に貼り付けて、ロール状フィルム361にした場合である。図10において、点線はマザー封止基板400の想定外形である。図10における左側からロール状フィルム361が供給され、接着材シート30をマザー封止基板400に転写する。そして転写が終わった保護シートを右側で巻き取る。
図10において、接着材シート除去部31は左側において、接着材シート30の端部にまで形成されている。これによって、マザー封止基板400とマザー素子基板100を接着する際の、外部気圧の変化に起因して端子部周辺における接着材シート30が変形する問題は回避することが出来る。
図10のような構成をとることによって、多くのマザーパネルに効率良く接着材シート30を貼り付けることが出来る。また、ロールで巻き取るために製造の場所を大きくとるということも無い。
実施例1および実施例2は素子基板10と封止基板40とは接着材シート30を用いて接着し、同時に接着材シート30に防湿効果を持たせている。本実施例は接着材として、接着材シート30を用いるのではなく、接着材38を塗布によってマザー封止基板400に直接印刷する。
図11は実施例1の接着材シート30と同様な形状の接着材38を塗布膜によって形成した状況を示している。塗布膜は精細度を必要としないので、例えば、スクリーン印刷で形成することが出来る。
印刷による接着材38の材料は例えば、エポキシ樹脂、あるいは、アクリル樹脂を用いることが出来る。印刷の膜厚は例えば、10μm〜20μmである。印刷の膜厚は素子基板10と封止基板40の十分な接着が確保できれば、もっと薄くても良い。
このようにして、マザー封止基板400に図11で示されるような、接着材38を印刷で形成したあと、80℃程度でプリベークを行い、接着材38を半硬化させる。半硬化された接着材38はある程度の粘着力を有するようになる。その後、マザー素子基板100とマザー封止基板400を半硬化した接着材38によって張り合わせ、マザーパネル200を製作する。その後100℃、2時間あるいは、120℃、30分で最終ベーキングを行う。最終ベーキング後は、素子基板10と封止基板40は強固に接着し、かつ、接着材38の耐湿効果も生ずる。
本実施例においても、接着材除去部31は図11の左側において、マザー封止基板400の外形の端部にまで形成されている。これによって、接着材除去部31は、マザーパネル200の端部にまで達するので、マザー素子基板100とマザー封止基板400を接着した後、大気中に戻したとき、気圧変動によって、端子部周辺において接着材影響を受けるという問題を回避することが出来る。
その後、マザーパネル200を個々の有機EL表示パネル300に分離する。分離の方法は実施例1に記載の通りである。また、個々の分離した有機EL表示パネル300の破断面は実施例1あるいは実施例2で説明したのと同様である。すなわち、図11で形成した有機EL表示パネル300は実施例1で説明したような断面となる。
本発明の有機EL表示装置の断面図である。 本発明の有機EL表示パネルの表示領域の断面図である。 加工前の接着材フィルムである。 実施例1の接着材フィルムである。 実施例1の保護フィルム付接着材シートがマザー封止基板に接着した図である。 実施例1の接着材シートがマザー封止基板に接着した図である。 マザー素子基板の平面図である。 実施例1のマザーパネルである。 実施例1で形成された有機EL表示パネルの断面図である。 実施例2におけるロール式接着材フィルムの例である。 印刷でマザー封止基板に接着材を形成した例である。 「特許文献1」に記載の技術である。 「非特許文献1」に記載の技術である。 「特許文献2」に記載の技術である。
符号の説明
10…素子基板、 11…第1下地膜、 12…第2下地膜、 13…半導体層、 14…ゲート絶縁膜、 15…ゲート電極、 16…層間絶縁膜、 17…SD電極、 18…無機パッシベーション膜、 19…有機パッシベーション膜、 20…バンク、 21…下部電極、 22…有機EL層、 23…上部電極、 30…接着材シート、 31…接着材シート除去部、 35…接着材フィルム、 36…保護フィルム、 38…印刷接着材、 40…封止基板、 100…マザー素子基板、 101…表示領域、 102…端子部、 200…マザーパネル、 300…有機EL表示パネル、 400…マザー封止基板。

Claims (5)

  1. 表示領域と端子部を有する素子基板と、前記表示領域を覆って接着材シートが形成され、前記接着材シートに封止基板が接着している有機EL表示装置の製造方法において、
    前記有機EL表示装置は、前記封止基板が複数形成されるマザー封止基板と、前記素子基板が複数形成されるマザー素子基板と前記マザー封止基板と前記マザー素子基板を接着するマザー接着材シートとから形成されるマザーパネルから分離されて形成され、
    前記マザー接着材シートは一枚のシートであって接着材シート除去部を有し、
    前記接着材シート除去部は前記マザー接着材シートの端部にまで延在し、
    前記マザー接着材シートは、前記マザー素子基板に形成される複数の表示領域を覆うように、かつ、前記マザー素子基板に形成される前記複数の端子を覆わないように前記マザー封止基板に接着することを特徴とする有機EL表示装置の製造方法。
  2. 前記マザー接着材シートはロール状フィルムとなった保護フィルムに貼りつけられていることを特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置の製造方法。
  3. 表示領域と端子部を有する素子基板と、前記表示領域を覆って接着材シートが形成され、前記接着材シートに封止基板が接着している有機EL表示装置の製造方法において、
    前記有機EL表示装置は、前記封止基板が複数形成されるマザー封止基板と、前記素子基板が複数形成されるマザー素子基板と前記マザー封止基板と前記マザー素子基板を接着するマザー接着材シートとから形成されるマザーパネルから分離されて形成され、
    前記マザー接着材シートは一枚のシートであって接着材シート除去部を有し、
    前記接着材シート除去部は、前記マザー接着材シートの端部にまで延在し、
    前記マザー接着材シートは前記マザー封止基板と負圧雰囲気中で接着され、
    前記マザー接着材シートが接着したマザー封止基板は、負圧雰囲気中でマザー素子基板と接着されてマザーパネルが形成され、
    前記マザー接着材シート除去部は前記マザーパネル形成後も外気と遮断されていないことを特徴とする有機EL表示装置の製造方法。
  4. 表示領域と端子部を有する素子基板と、前記表示領域を覆って接着材が形成され、前記接着剤に封止基板が接着している有機EL表示装置の製造方法において、
    前記有機EL表示装置は、前記封止基板が複数形成されるマザー封止基板と、前記素子基板が複数形成されるマザー素子基板と前記マザー封止基板と前記マザー素子基板を接着する接着材とから形成されるマザーパネルから分離されて形成され、
    前記接着材は連続した面となるように、かつ、前記封止基板に接着材除去部が前記封止基板の端部にまで延在するように印刷され、
    前記接着材は、前記マザー封止基板が前記マザー素子基板に接着した時に、前記マザー素子基板に形成された端子部を覆わないように前記マザー封止基板に印刷されることを特徴とする有機EL表示装置の製造方法。
  5. 前記マザー封止基板と前記マザー素子基板は負圧雰囲気中で接着されることを特徴とする請求項4に記載の有機EL表示装置の製造方法。
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