JP2010040281A - 直接型メタノール型燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電解質膜と、アノード電極と、カソード電極とからなる起電単位部材を含む燃料電池。アノード電極は2つの撥水性多孔質層を有し、そのうち電解質膜から遠い撥水性多孔質層25はもうひとつの撥水性多孔質層26よりガス透過性が低くなっている。また、前記起電部材のアノード電極側燃料流路の流路面積がアノード触媒層の面積に占める割合が高くなっている。
【選択図】図4
Description
アノード電極: CH3OH+H2O → CO2+6H++6e− (式1)
カソード電極: (3/2)O2+6H++6e− → 3H2O (式2)
α値が低いということは、カソードへの水の移動が少ないことを意味する。
電解質膜と、
前記電解質膜の一方の面に、前記電解質膜側から順に、アノード触媒層、第2の撥水性多孔質層、および第1の撥水性多孔質層を具備し、前記第1の撥水性多孔質層のガス透過性が第2の撥水性多孔質層のガス透過性よりも低いものであるアノード電極と
前記電解質膜の反対側の面に、前記電解質膜側から順に、カソード触媒層、および第3の撥水性多孔質層を具備したカソード電極と
を具備した起電部材単位を具備し、
前記起電部材のアノード電極側の表面に燃料流路が、前記起電部材のカソード電極側の表面に空気流路が配置されており、
前記アノード触媒層の面積に対する前記燃料流路の面積の比率が50〜90%であることを特徴とするものである。
電解質膜と、
前記電解質膜の一方の面に、前記電解質膜側から順に、アノード触媒層、第2の撥水性多孔質層、および第1の撥水性多孔質層を具備し、前記第1の撥水性多孔質層のガス透過性が第2の撥水性多孔質層のガス透過性よりも低いものであるアノード電極と
前記電解質膜の反対側の面に、前記電解質膜側から順に、カソード触媒層、および第3の撥水性多孔質層を具備したカソード電極と
を具備した起電部材単位を具備し、
前記第1の撥水性多孔質層の気体透過度が、1.4×10−5〜2.9×10−4cm3(STP)/(cm2・s・Pa)であることを特徴とするものである。
図1および図2は本発明による第1の実施の形態に係る直接メタノール型燃料電池の立面断面図および平面断面図を示すものである。図1中のA及びBの記号は、図2中に示すA及びBの記号に対応する面における断面図である事を示している。
次に、この燃料流路13−1をアノード触媒層22に正投影し、各頂点を結んだ時に最大の面積を有する図形の面積(図3においてはハッチングを施した矩形の面積が相当)S1がアノード触媒層22の面積、すなわち、アノード触媒層面積である。
そして、アノード触媒層の面積S1に対する燃料流路の面積S2の割合rS=S2/S1×100を「アノード触媒層の面積に対する燃料流路の面積の比率(以下、簡単に流路面積比ということがある)」とする。
ここで、上記燃料流路と同様に、空気流路の流路面積S3を観念すると、燃料流路の面積S2と空気流路の面積S3は、その差が小さいことが好ましい。具体的には、燃料流路の流路面積S2に対する空気流路の流路面積S3の比(S3/S2)が1.07〜0.93であることが好ましく、実質的に同じ(すなわち比が1)であることが最も好ましい。一般的に、この比率は1となるように設計されるが、実際には製造時に誤差が発生することがあり、たとえば、1.5mmの流路幅で設計されたときに、0.1mmの工作誤差があった場合、この範囲となる。
以下、本発明における厚み測定は、マイクロメータを用い、100μm/s以下の送り速度においてスピンドル先端が試料に当たり、ラチェットが2回鳴った状態における数値とした。なお、ここではマイクロメータとして株式会社ミツトヨ製MDC−25MT(商品名)を用いたが、その他のものであっても同仕様のものであれば用いることができる。
例えば、第1のアノードMPLの気体透過度は1.4×10−5〜2.9×10−4cm3(STP)/(cm2・s・Pa)であることが好ましい。そして、これに対して、第2のアノードMPLの気体透過度は、第1のアノードMPLの気体透過度よりも高いものであるが、その気体透過度が1.3×10−4〜2.6×10−3cm3(STP)/(cm2・s・Pa)であることが好ましい。ここで、気体透過度の低いMPLを作製するための方法は、特許文献1の特に段落[0037]〜[0054]に記載の方法などが挙げられる。
ここで気体透過度は、膜試料の直径5mmの円形部分に対し垂直に50(cc/min)の乾燥空気を通過させるのに必要な圧力から算出できる。
上記した起電部単位11を1つ用いた、本発明による直接メタノール型燃料電池の発電試験を行った。発電試験を行った直接メタノール型燃料電池100は図4に示すとおりの構造を有するものであった。なお、本発明の第1の実施の形態に係る直接メタノール型燃料電池と同一部分は、同一符号で示し、その説明を省略する。
実施例1に対し、アノード側MPL25と26の位置を交換させたものを作製し、発電試験を行った。作製方法、発電試験方法は実施例1と同様である。
比較例2と実施例1での電流電圧特性を比較すると図10に示すとおりであった。また、α値等の特性値は表1に示すとおりであった。
実施例1に対し、更に、カソード側MPL/GDL27にもMPL25と同じ部材を適用した。
11 起電部単位
13 アノード側燃料流路板
15 カソード側空気流路板
21 電解質膜
22 アノード触媒層
23 カソード触媒層
24 CCM
25 第1のアノードMPL
26 第2のアノードMPL
27 カソード側MPL/GDL27
Claims (12)
- 電解質膜と、
前記電解質膜の一方の面に、前記電解質膜側から順に、アノード触媒層、第2の撥水性多孔質層、および第1の撥水性多孔質層を具備し、前記第1の撥水性多孔質層のガス透過性が第2の撥水性多孔質層のガス透過性よりも低いものであるアノード電極と
前記電解質膜の反対側の面に、前記電解質膜側から順に、カソード触媒層、および第3の撥水性多孔質層を具備したカソード電極と
を具備した起電部材単位を具備し、
前記起電部材のアノード電極側の表面に燃料流路が、前記起電部材のカソード電極側の表面に空気流路が配置されており、
前記アノード触媒層の面積に対する前記燃料流路の面積の比率が50〜90%であることを特徴とする、直接型メタノール燃料電池。 - 前記第1の撥水性多孔質層の気体透過度が、1.4×10−5〜2.9×10−4cm3(STP)/(cm2・s・Pa)である、請求項1に記載の直接型メタノール燃料電池。
- 前記第2の撥水性多孔質層の気体透過度が、1.3×10−4〜2.6×10−3cm3(STP)/(cm2・s・Pa)である、請求項1または2に記載の直接型メタノール燃料電池。
- 前記燃料流路の面積に対する前記空気流路の面積の比が1.07〜0.93である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の直接型メタノール燃料電池。
- 前記第3の撥水性多孔質層が、前記第1の撥水性多孔質層と同種の材料により形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の直接型メタノール燃料電池。
- 前記カソード電極が、さらにガス拡散層を具備している、請求項1〜5のいずれか1項に記載の直接型メタノール燃料電池。
- 前記第1の撥水層多孔質層が、多孔質シート状支持体上に炭素粉末と撥水性ポリマーとを含んだスラリーを塗布した後、焼成することにより形成されたものである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の直接型メタノール燃料電池。
- 前記第1の撥水性多孔質層の厚さが、100μm以上である請求項1〜7のいずれか1項に記載の直接型メタノール燃料電池。
- 電解質膜と、
前記電解質膜の一方の面に、前記電解質膜側から順に、アノード触媒層、第2の撥水性多孔質層、および第1の撥水性多孔質層を具備し、前記第1の撥水性多孔質層のガス透過性が第2の撥水性多孔質層のガス透過性よりも低いものであるアノード電極と
前記電解質膜の反対側の面に、前記電解質膜側から順に、カソード触媒層、および第3の撥水性多孔質層を具備したカソード電極と
を具備した起電部材単位を具備し、
前記第1の撥水性多孔質層の気体透過度が、1.4×10−5〜2.9×10−4cm3(STP)/(cm2・s・Pa)である起電部材。 - 前記第3の撥水性多孔質層が、前記第1の撥水性多孔質層と同種の材料により形成されている、請求項10に記載の起電部材。
- 前記カソード電極が、さらにガス拡散層を具備している、請求項9または10に記載の起電部材。
- 前記第1の撥水性多孔質層の厚さが、100μm以上である請求項9〜11のいずれか1項に記載の起電部材。
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