JP2010040087A - ディスクチャック機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクチャック機構の移動精度が多少ばらついても、移動精度のばらつきを吸収して安定した状態でディスクを保持するディスクチャック機構を提供する。
【解決手段】ディスクチャック機構100は、(a)ディスク101の中心穴101aに先端(端部151b,152b)が出入り可能であり、支点(中央部151c,152c)を中心に回動可能であり、ディスク101の中心穴101aに先端が入り、ディスク101の内周101b側に回動し、ディスク101の内周101bを引っ掛けて支点側にディスク101を引き寄せる開閉ユニット150と、(b)開閉ユニット150の近隣に設置され、開閉ユニット150の先端と支点との間に相当する位置にディスク101と接触する部分(底面部161b,162b)が配置され、支点側に引き寄せられるディスク101を開閉ユニット150の先端と支点との間に止めるストッパユニット160とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、ディスクを保持するディスクチャック機構に関し、特に、複数のディスクの中から1つのディスクを選択して再生するディスクチェンジャー装置等に使用されるディスクチャック機構に関するものである。
従来、複数のディスクの中から1つのディスクを選択して再生する装置としてディスクチェンジャー装置が知られている。ディスクチェンジャー装置は、装置内に取り込んだディスクを収納棚まで搬送するディスクチャック機構を備える。そして、ディスクチャック機構として色々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、図11(A),図11(B)に示すように、ディスクチャック機構10は、ディスク11の内周11bを三方に押すことでディスク11を保持するものである。3つの回動アーム20の各々は、回動可能な状態で各固定軸21に取り付けられている。3つのローラ30の各々は、各回動アーム20の一端に取り付けられている。
そして、ディスクチャック機構10は、ディスク11を保持するときは、各回動アーム20を内側に向かって回動させる。三つのローラ30を密集させる。密集させた三つのローラ30をディスク11の中心穴11aに入れ、各回動アーム20を外側に向かって回動させる。三つのローラ30の側面31をディスク11の内周11bに押し付ける。
また、ディスクチャック機構10は、保持しているディスク11を解放するときは、各回動アーム20を内側に向かって回動させる。三つのローラ30を密集させる。密集させた三つのローラ30をディスク11の中心穴11aから出す。
特開昭64−48280号公報
しかしながら、上記のディスクチャック機構10でディスク11を保持するときに、ディスク11の内周11bに面してローラ30の側面31が配置される必要がある。このため、ローラ30の側面31の軸方向の長さが短ければ短い程、ローラ30の側面31をディスク11の内周11bに高い位置精度で移動することが要求される。ただし、現実には、ディスクチャック機構10をディスク11に高い位置精度で移動することが困難であり、多少なりともばらつきが生じる。また、収納するディスクの枚数が増えれば増える程、このばらつきも大きくなる。これに対して、ローラ30の側面31を長くすれば、ある程度のばらつきを吸収することができる。ただし、ローラ30の側面31が長ければ長い程、ローラ30の側面31とディスク11の内周11bとがずれ易くなり、不安定な状態でディスク11が保持される。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ディスクチャック機構の移動精度が多少ばらついても、移動精度のばらつきを吸収して安定した状態でディスクを保持するディスクチャック機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係わるディスクチャック機構は、下記(CL1)に示す特徴を備える。
(CL1)ディスクチャック機構は、(a)ディスクの中心穴に先端が出入り可能であり、支点を中心に回動可能であり、前記ディスクの中心穴に前記先端が入り、前記ディスクの内周側に回動し、前記ディスクの内周を引っ掛けて前記支点側に前記ディスクを引き寄せる開閉ユニットと、(b)前記開閉ユニットの近隣に設置され、前記開閉ユニットの先端と支点との間に相当する位置に前記ディスクと接触する部分が配置され、前記支点側に引き寄せられる前記ディスクを前記開閉ユニットの先端と支点との間に止めるストッパユニットとを備える。
これによって、ディスクの内周に引っ掛かる範囲内で、開閉ユニットの側面を移動することができれば、ディスクに対するディスクチャック機構の移動精度のばらつきを吸収することができる。結果、移動精度が少々低くても、開閉ユニットとストッパユニットとによって、安定した状態でディスクを保持することができる。
なお、本発明に係わるディスクチャック機構は、下記(CL2)〜(CL5)に示す特徴を備えるとしてもよい。
(CL2)上記(CL1)に記載のディスクチャック機構は、(a)垂直方向に移動可能であり、前記開閉ユニットと連結し、前記垂直方向に移動することによって前記開閉ユニットを回動させる駆動ユニットと、(b)垂直方向を回転軸として回転可能であり、外周に沿って傾斜して設けられたカムに前記駆動ユニットの一部が接触し、前記駆動ユニットを垂直方向に移動させるカム付ギアとを備える。
(CL3)上記(CL2)に記載のディスクチャック機構は、前記カム付ギアの所定の周回部分が通過したか否かを検出することによって、前記開閉ユニットの先端が開いているか否かを検出する開閉センサを備える。
(CL4)上記(CL1)に記載のディスクチャック機構は、前記ディスクに接触しているか否かを検出することによって、前記ディスクを保持しているか否かを検出するディスク有無センサを備える。
(CL5)上記(CL1)に記載のディスクチャック機構は、前記開閉ユニットの先端が前記ディスクの内周側に回動する方向に前記開閉ユニットを付勢する弾性体を備える。
本発明によれば、開閉ユニットが回動するときに、その側面によって支点側にディスクが引き寄せられる。そして、開閉ユニットとストッパユニットとでディスクが保持される。このため、ディスクの内周に引っ掛かる範囲内で、開閉ユニットの側面を移動することができれば、ディスクに対するディスクチャック機構の移動精度のばらつきを吸収することができる。結果、移動精度が少々低くても、安定した状態でディスクを保持することができる。
(実施の形態)
以下、本発明に係わる実施の形態について説明する。
<概要>
本実施の形態におけるディスクチャック機構は、下記(1)〜(5)に示す特徴を備える。
(1)ディスクチャック機構は、(a)ディスクの中心穴に先端が出入り可能であり、支点を中心に回動可能であり、ディスクの中心穴に先端が入り、ディスクの内周側に回動し、ディスクの内周を引っ掛けて支点側にディスクを引き寄せる開閉ユニットと、(b)開閉ユニットの近隣に設置され、開閉ユニットの先端と支点との間に相当する位置にディスクと接触する部分が配置され、支点側に引き寄せられるディスクを開閉ユニットの先端と支点との間に止めるストッパユニットとを備える。
(2)ディスクチャック機構は、(a)垂直方向に移動可能であり、開閉ユニットと連結し、垂直方向に移動することによって開閉ユニットを回動させる駆動ユニットと、(b)垂直方向を回転軸として回転可能であり、外周に沿って傾斜して設けられたカムに駆動ユニットの一部が接触し、駆動ユニットを垂直方向に移動させるカム付ギアとを備える。
(3)ディスクチャック機構は、カム付ギアの所定の周回部分が通過したか否かを検出することによって、開閉ユニットの先端が開いているか否かを検出する開閉センサを備える。
(4)ディスクチャック機構は、ディスクに接触しているか否かを検出することによって、ディスクを保持しているか否かを検出するディスク有無センサを備える。
(5)ディスクチャック機構は、開閉ユニットの先端がディスクの内周側に回動する方向に開閉ユニットを付勢する弾性体を備える。
以上の点を踏まえて、本実施の形態におけるディスクチャック機構について、図面を参照しながら説明する。
<構成>
図1に示すように、ディスクチャック機構100は、複数のディスクの中から1つのディスクを選択して再生するディスクチェンジャー装置50に使用されるものである。
<ディスクチャック機構100>
ここでは、一例として、図2,図3に示すように、ディスクチャック機構100は、ベース110、モータ120、カム付ギア130、駆動ユニット140、開閉ユニット150、ストッパユニット160、ディスク有無センサ170、基板180、開閉センサ190などを備える。モータ120によってカム付ギア130を反時計回り・時計回りに回転させ、バネ等の弾性体によってストッパユニット160側に付勢されている開閉ユニット150を回動させる。開閉ユニット150とストッパユニット160とでディスク101が保持される。
なお、図3については、開閉ユニット150の構造をわかりやすくするために、基板180の一部を仮想線(図中における破線)で表している。
<ベース110>
ベース110は、ディスクチャック機構100がディスクチェンジャー装置50に取り付けられた場合において、上面側に配置される上面部111と、上面部111の後端から下方に折り曲げられて背面側に配置される背面部112と、上面部111の右端から下方に折り曲げられて右側面側に配置される支柱部113とから構成される。
上面部111は、図4に示すように、Y方向よりもX方向の方が長い部分であり、図中の左側に配置される矩形部分111aが図中の右側に配置される矩形部分111bよりもY方向に突出した部分である。
背面部112は、図5に示すように、Z方向よりもX方向の方が長い部分であり、図中の左側に配置される矩形部分112aが図中の右側に配置される矩形部分112bよりもZ方向に突出した部分である。
また、背面部112は、図4,図5に示すように、矩形部分112aの右下部からY方向に突出した突起部112dが形成されている。矩形部分112bの下端中央からY方向に突出した突起部112eが形成されている。カム付ギア130が取り付けられる位置に合わせて矩形部分112aの中央にZ方向に細長いスリット112cが形成されている。
スリット112cは、駆動ユニット140の連結部分(後述)からカム付ギア130に伸びる昇降ピン143の可動範囲に合わせて、Z方向に細長い開口が形成されている。また、昇降ピン143がスリット112cに入るように、スリット112cのX方向の幅が昇降ピン143のX方向の幅より一回り大きく形成されている。
<モータ120>
モータ120は、図2に示すように、シャフト121の先にウォームギア122が取り付けられている。ウォームギア122がカム付ギア130の上部131に形成されたギア131aと噛み合うように、モータ120が配置される。上面部111においてY方向に突出した部分の裏面に取り付けられる固定部材123によってモータ120が上面部111に取り付けられる。
<カム付ギア130>
カム付ギア130は、図6(A)〜図6(C)に示すように、ギアとして機能する上部131と、カムとして機能する裾部132とを有する。形状が円柱状である。図6(A)に示すように、上面から見て、周回に沿ってウォームギア123と噛み合うギア131aが上部131に形成されている。図6(B)に示すように、正面から見て、周回に沿って右肩上がりの斜面132aが裾部132に形成されている。図6(C)に示すように、右側面から見て、裾部132の斜面132aの最高点と最下点との差が、図2に示す昇降ピン143のZ方向の変位量に相当する。
カム付ギア130は、図2に示すように、上面部111と基板180との間に配置される。Z方向を回転軸として、反時計回り・時計回りに回転可能な状態で、矩形部分111aの裏面中央に取り付けられる。モータ120のシャフト121が回転することによって、上部131のギア131aが反時計回り・時計回りに回転する。これに伴い、裾部132の斜面132aと接触する昇降ピン143が上下に変位する。
<駆動ユニット140>
駆動ユニット140は、図7(A)〜図7(C)に示すように、駆動アーム141と、駆動アーム142と、昇降ピン143とを備える。駆動アーム141は、細長く平らで両端が丸く、長手方向の両端に穴(不図示)が形成されている部品である。駆動アーム142は、駆動アーム141と同じ部品である。昇降ピン143は、Y方向に伸び、先端部143aがスリット112cを通ってカム付ギア130の裾部132の斜面132aと接触し、頭部143bが駆動アーム141の端部141aと駆動アーム142の端部142aとに取り付けられる部品である。
駆動ユニット140は、駆動アーム141の端部141aに形成された穴(不図示)と駆動アーム142の端部142aに形成された穴(不図示)とに、先端部143aから昇降ピン143が通される。昇降ピン143の軸方向を回転軸として回動可能な状態で、駆動アーム141の端部141aと駆動アーム142の端部142aとが連結される。図2,図3に示すように、背面部112の表面側から、昇降ピン143の先端部143aがスリット112cに通される。図5に示すように、スリット112cの位置に合わせて背面部112の矩形部分112aの表面中央に取り付けられる。
<開閉ユニット150>
開閉ユニット150は、図7(A)〜7(C)に示すように、開閉アーム151と、開閉アーム152と、捩りバネ153とを備える。開閉アーム151は、端部151aが丸く、端部151bがV字状であり、一定の幅を維持しながら、ヘ音記号のように端部151aからRを描いて端部151bまで伸び、端部151aと中央部151cとに穴(不図示)が形成されている部品である。開閉アーム152は、開閉アーム151を表裏反転させた部品である。捩りバネ153は、開閉ユニット150の先端(端部151b,152b)が開く方向に付勢する部品である。
開閉ユニット150は、長手方向をZ方向とし、短手方向をX方向とし、厚み方向をY方向として、開閉アーム151が開閉アーム152の前方に配置される。開閉アーム151に対して表裏反転させた関係で、開閉アーム152が駆動ユニット140の前方に配置される。開閉アーム151と開閉アーム152との間に捩りバネ153が挟まれる。捩りバネ153の一端が開閉アーム151の中央部151cに形成された穴(不図示)の上方に引っ掛けられる。捩りバネ153の他端が開閉アーム152の中央部152cに形成された穴(不図示)の上方に引っ掛けられる。
開閉ユニット150は、開閉アーム151の端部151aに形成された穴(不図示)と駆動アーム141の端部141bに形成された穴(不図示)とにピンが通される。開閉アーム151の端部151aが駆動アーム141の端部141bに回動可能な状態で取り付けられる。開閉アーム152の端部152aに形成された穴(不図示)と駆動アーム142の端部142bに形成された穴(不図示)とにネジが通される。駆動アーム142の端部142aが開閉アーム152の端部152bに回動可能な状態で取り付けられる。
開閉ユニット150は、開閉アーム151の中央部151cに形成された穴(不図示)と開閉アーム152の中央部152cに形成された穴(不図示)と捩りバネ153の巻き軸とにピンが通される。開閉アーム151の中央部151cと開閉アーム152の中央部152cとを支点として、開閉アーム151と開閉アーム152とが回動可能な状態でベース110に取り付けられる。このとき、図5に示すように、開閉ユニット150の先端(端部151b,152b)が背面部112の矩形部分112aの下端から出るようにして、スリット112cの下方に取り付けられる。
開閉ユニット150は、図7(A)〜7(C)に示すように、開閉アーム151の接触部151dと開閉アーム152の接触部152dとのY方向の両端間の長さが、ディスク101の中心穴101aの直径よりも小さい。先端(端部151b,152b)が開いた状態では、開閉アーム151の接触部151dと開閉アーム152の接触部152dとのX方向の両端の長さが、ディスク101の中心穴101aの直径よりも大きい。先端(端部151b,152b)が閉じた状態では、開閉アーム151の接触部151dと開閉アーム152の接触部152dとのX方向の両端間の長さが、ディスク101の中心穴101aの直径よりも小さい。
開閉ユニット150は、先端(端部151b,152b)が閉じた状態では、ディスク101の中心穴101aに先端(端部151b,152b)が出入り可能である。図5に示すように、ディスク101の中心穴101aに入った先端(端部151b,152b)が開いたときに、開閉アーム151の接触部151dと開閉アーム152の接触部152dとがディスク101の内周101bと接触する。このとき、開閉アーム151の接触部151dと開閉アーム152の接触部152dとが、傾斜し、ディスク101の内周101bを引っ掛けて支点(中央部151c,152c)側にディスク101を引き寄せる。
ここで、図7(A)〜図7(C)に示すように、開閉アーム151の接触部151dは、ディスク101の内周101bと接触する側面が滑らかである。同様に、開閉アーム152の接触部152dも、ディスク101の内周101bと接触する側面が滑らかである。開閉アーム151の接触部151dと開閉アーム152の接触部152dとが傾斜することによって、傾斜した開閉アーム151の接触部151dと開閉アーム152の接触部152dとの側面に沿って、ディスク101を支点(中央部151c,152c)側に引き寄せることができる。
<ストッパユニット160>
ストッパユニット160は、図3〜図5に示すように、ストッパ161とストッパ162とを備える。ストッパ161は、Z方向に伸びる矩形の背面部161aと、Y方向に伸びる矩形の底面部161bと、直角三角形の側面部161c,161dとから構成される部品である。ストッパ162は、ストッパ161と同じ部品である。
ストッパユニット160は、開閉ユニット150を挟むようにして、背面部112の矩形部分112aの表面下側にストッパ161とストッパ162とが配置される。開閉ユニット150の開閉動作に支障がきたさないように、背面部112の矩形部分112aの下端に合わせてストッパ161の底面部161bが配置される。ストッパ161の底面部161bと面一になるように、ストッパ162の底面部162bが配置される。ストッパ161とストッパ162との間隙がディスク101の中心穴110aの直径とほぼ同じ、またはそれよりも一回り大きいぐらいで、ストッパ161の背面部161aとストッパ162の背面部162aとがベース110にネジ止で固定される。
<ディスク有無センサ170>
ディスク有無センサ170は、図3,図5に示すように、ディスクチャック機構100でディスクを保持しているか否かを検出するセンサである。具体的には、接触を検出する突起部171を有するマイクロスイッチである。ストッパユニット160の下面より突起部171が下側に突出するようにして、突起部112dの下側に取り付けられる。突起部171がディスク101と接触して押されると、オフ状態からオン状態に切り替わる。そして、オン状態であるか否かによって、ディスクチャック機構100でディスクを保持しているか否かを検出する。
<基板180>
基板180は、図1に示すように、表面に開閉センサ190が実装されている。裏面にフレキシブルケーブル181を介してコントローラ(不図示)と電気的に接続されるコネクタ182や、配線183を介してモータ120と電気的に接続されるコネクタ184などが実装されている。図4,図5に示すように、突起部112eと支柱部113とにネジ止で固定される。支柱部113のZ方向の長さが、上面部111から突起部112eまでのZ方向の長さと同じであり、水平を維持した状態でベース110に基板180が取り付けられる。
<開閉センサ190>
開閉センサ190は、図2に示すように、開閉ユニット150の先端(端部151b,152b)が開いているか否かを検出するセンサである。具体的には、発光部と受光部とが対向して配置されている透過型フォトインタラプタである。発光部と受光部とのギャップ幅の方がカム付ギア130の周回部分132bの厚みよりも大きく、カム付ギア130の周回部分132bが発光部と受光部とのギャップを通過可能である。カム付ギア130の周回部分132bが発光部と受光部とのギャップを通過するように、基板180に設置される。このとき、開閉ユニット150の先端(端部151b,152b)が閉じるときに、カム付ギア130の周回部分132bで遮光される位置に設置される。そして、遮光されているか否かによって、開閉ユニット150の先端(端部151b,152b)が開いているか否かを検出する。
<動作>
次に、ディスクチャック機構100の動作について説明する。ここでは、ディスク1010を保持するときの開閉動作について説明する。
(S1)まず、ディスクチャック機構100は、待機状態では、捩りバネ153の付勢力で、開閉ユニット150の先端(端部151b,152b)が開いている。このとき、昇降ピン143は、捩りバネ153の付勢力で上向きの力を受け、スリット112cの上部に位置を維持しつつ、カム付ギア130の裾部132の斜面132aに接触している。
(S2)次に、ディスクチャック機構100は、ディスク101を保持するときは、図4に示すように、上面から見て、カム付ギア130を反時計回りに回転させる。図8(A),図8(B)に示すように、捩りバネ153の付勢力に抗って,斜面132aに接触した状態で昇降ピン143を下方に移動させる。これに伴い、駆動ユニット140の開閉角θが大きくなり、開閉ユニット150が捩りバネ153の付勢に抗って開閉ユニット150の先端(端部151b,152b)が閉じる方向に回動する。
(S3)次に、図9に示すように、ディスクチャック機構100は、下降し、開閉ユニット150の先端(端部151b,152b)が閉じた状態で、ディスク101の中心穴101aに、開閉ユニット150の先端(端部151b,152b)を入れる。
(S4)次に、ディスクチャック機構100は、図4に示すように、上面から見て、カム付ギア130を時計回りに回転させる。図10(A),図10(B)に示すように、捩りバネ153の付勢力に従って、斜面132aに接触した状態で昇降ピン143を上方に移動させる。これに伴い、駆動ユニット140の開閉角θが小さくなり、開閉ユニット150が捩りバネ153の付勢に従って開閉ユニット150の先端(端部151b,152b)が開く方向に回動する。
そして、開閉ユニット150の先端(端部151b,152b)が開くと、開閉ユニット150の接触部分(接触部151d,152d)にディスク101の内周101bが引っ掛かる。さらに、開閉ユニット150の接触部分(接触部151d,152d)の斜面に沿って、支点(中央部151c,152c)側にディスク101が引き寄せられる。開閉アーム151の接触部151dとストッパ161の底面部161bとでディスク101が保持される。開閉アーム152の接触部152dとストッパ162の底面部162bとでディスク101が保持される。開閉ユニット150とストッパユニット160とでディスク101が保持される。
これによって、ディスク101を保持する位置が多少ばらついても、開閉ユニット150の接触部分(接触部151d,152d)に引っ掛かる範囲内であれば、支点(中央部151c,152c)側にディスク101が引き寄せられるので、安定した状態でディスク101を保持することができる。
また、開閉ユニット150の先端(端部151b,152b)が尖っているので、先端(端部151b,152b)がディスク101の中心穴101aに入り易くなっている。先端(端部151b,152b)がディスク101の中心穴101aの真ん中から多少ずれても、先端(端部151b,152b)がディスク101の中心穴101aに入る範囲内であれば、開閉ユニット150の接触部分(接触部151d,152d)によってディスク101の内周101bを引っ掛けることができる。
なお、ディスクチャック機構100は、保持しているディスク101を解放するときは、上面から見て、カム付ギア130を反時計回りに回転させる。図8(A),図8(B)に示すように、捩りバネ153の付勢力に抗って,斜面132aに接触した状態で昇降ピン143を下方に移動させる。これに伴い、駆動ユニット140の開閉角θが大きくなり、開閉ユニット150が捩りバネ153の付勢に抗って開閉ユニット150の先端(端部151b,152b)が閉じる方向に回動する。
<まとめ>
以上、本実施の形態では、開閉ユニット150が回動するときに、開閉ユニット150の接触部分(接触部151d,152d)によって支点(中央部151c,152c)側にディスク101が引き寄せられる。そして、開閉ユニット150とストッパユニット160とでディスク101が保持される。このため、ディスク101の内周101bに引っ掛かる範囲内で、開閉ユニット150の接触部分(接触部151d,152d)を移動することができれば、ディスク101に対するディスクチャック機構100の移動精度のばらつきを吸収することができる。結果、移動精度が少々低くても、安定した状態でディスク101を保持することができる。
また、面一で配置されたストッパ161の底面部161bとストッパ162の底面部162bとによって、開閉ユニット150とストッパユニット160とで保持されているディスク101がふらつくことを抑制することができる。このため、3つの開閉アームによって、ディスク101の中心穴101aを三方で保持しなくとも、開閉アーム151,152と、ストッパ161,162とによって、ディスク101の内周101bの両側を保持するだけで、安定した状態でディスク101を保持することができる。
また、開閉アーム151と開閉アーム152とが同じ部品である。ストッパ161とストッパ162とが同じ部品である。このため、部品を共用することができ、少ない部品点数でディスクチャック機構100を製造することができる。
そして、ディスクチャック機構100がディスクチェンジャー装置に使用されることによって、搬送の信頼性を向上させ、コストを抑えたディスクチェンジャー装置を提供することができる。
(その他)
なお、ストッパユニット160に関しては、ベース110と一体化して1個の部品とするとしてもよい。
なお、開閉ユニット150の先端(端部151b,152b)が閉じているときは、開閉アーム151の接触部151dが、ストッパ161の底面部161bから2mmぐらい下方に出るのが望ましい。同様に、開閉アーム152の接触部152dが、ストッパ162の底面部162bから2mmぐらい下方に出るのが望ましい。
本発明は、ディスクを保持するディスクチャック機構などとして、特に、複数のディスクの中から1つのディスクを選択して再生するディスクチェンジャー装置等に使用されるディスクチャック機構などとして利用することができる。
実施の形態におけるディスクチャック機構を備えたディスクチェンジャー装置の内部を示す図である。 実施の形態におけるディスクチャック機構を示す正面斜視図である。 実施の形態におけるディスクチャック機構を示す背面斜視図である。 実施の形態におけるディスクチャック機構を示す上面図である。 実施の形態におけるディスクチャック機構を示す背面図である。 実施の形態におけるカム付ギアを示す三面図であり、(A)は、上面図であり、(B)は、正面図であり、(C)は、右側面図である。 実施の形態における駆動ユニットと開閉ユニットとを示す三面図であり、(A)は、上面図であり、(B)は、正面図であり、(C)は、右側面図である。 実施の形態におけるディスクチャック機構の開閉動作を示す第1の図である。 実施の形態におけるディスクチャック機構の開閉動作を示す第2の図である。 実施の形態におけるディスクチャック機構の開閉動作を示す第3の図である。 従来の技術におけるディスクチャック機構を示す図であり、(A)は、正面図であり、(B)は、ディスクを保持しているときの模式図である。
符号の説明
10 ディスクチャック機構
11 ディスク
11a 中心穴
11b 内周
20 回動アーム
21 固定軸
30 ローラ
31 側面
50 ディスクチェンジャー装置
100 ディスクチャック機構
101 ディスク
101a 中心穴
101b 内周
110 ベース
111 上面部
111a,111b 矩形部分
112 背面部
112a,112b 矩形部分
112c スリット
112d,112e 突起部
113 支柱部
120 モータ
121 シャフト
122 ウォームギア
123 固定部材
130 カム付ギア
131 上部
131a ギア
132 裾部
132a 斜面
132b 周回部分
140 駆動ユニット
141,142 駆動アーム
141a,141b,142a,142b 端部
143 昇降ピン
143a 先端部
143b 頭部
150 開閉ユニット
151,152 開閉アーム
151a,151b,152a,152b 端部
151c,152c 中央部
151d,152d 接触部
153 捩りバネ
160 ストッパユニット
161,162 ストッパ
161a,162a 背面部
161b,162b 底面部
161c,161d,162c,162d 側面部
170 ディスク有無センサ
171 突起部
180 基板
181 コネクタ
182 フレキシブルケーブル
190 開閉センサ

Claims (5)

  1. ディスクの中心穴に先端が出入り可能であり、支点を中心に回動可能であり、前記ディスクの中心穴に前記先端が入り、前記ディスクの内周側に回動し、前記ディスクの内周を引っ掛けて前記支点側に前記ディスクを引き寄せる開閉ユニットと、
    前記開閉ユニットの近隣に設置され、前記開閉ユニットの先端と支点との間に相当する位置に前記ディスクと接触する部分が配置され、前記支点側に引き寄せられる前記ディスクを前記開閉ユニットの先端と支点との間に止めるストッパユニットとを備える
    ことを特徴とするディスクチャック機構。
  2. 垂直方向に移動可能であり、前記開閉ユニットと連結し、前記垂直方向に移動することによって前記開閉ユニットを回動させる駆動ユニットと、
    垂直方向を回転軸として回転可能であり、外周に沿って傾斜して設けられたカムに前記駆動ユニットの一部が接触し、前記駆動ユニットを垂直方向に移動させるカム付ギアとを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクチャック機構。
  3. 前記カム付ギアの所定の周回部分が通過したか否かを検出することによって、前記開閉ユニットの先端が開いているか否かを検出する開閉センサを備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のディスクチャック機構。
  4. 前記ディスクに接触しているか否かを検出することによって、前記ディスクを保持しているか否かを検出するディスク有無センサを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクチャック機構。
  5. 前記開閉ユニットの先端が前記ディスクの内周側に回動する方向に前記開閉ユニットを付勢する弾性体を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクチャック機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013251033A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Panasonic Corp ディスク装置

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