JP2006085757A - ディスク装置の複数カートリッジ位置決め機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数種類のカートリッジに対応し、しかも、アクチェータや検出スイッチを用いることなく、簡単な機構でいずれのカートリッジでも精度よく位置決めする。
【解決手段】ディスクを内包し外形が異なる複数種類のカートリッジ(1,5)を載置可能なトレイ(60)が、駆動手段(40)により装置本体(20)に対して搬入・搬出されるディスク装置である。トレイ(60)は、載置したカートリッジ(1,5)に対する干渉の有無を検出することにより載置したカートリッジの種類を判別するカートリッジ判別手段(70)を備える。また、装置本体(20)は、カートリッジ(1,5)を載置したトレイ(60)を装置本体(20)内に挿入して挿入完了位置に到達したときに、カートリッジ判別手段(70)の判別結果に応じて、トレイ(60)に載置してあるカートリッジの位置決め穴にその一方が係合するように構成された一対の位置決め手段(50)を備える。
【選択図】図11
【解決手段】ディスクを内包し外形が異なる複数種類のカートリッジ(1,5)を載置可能なトレイ(60)が、駆動手段(40)により装置本体(20)に対して搬入・搬出されるディスク装置である。トレイ(60)は、載置したカートリッジ(1,5)に対する干渉の有無を検出することにより載置したカートリッジの種類を判別するカートリッジ判別手段(70)を備える。また、装置本体(20)は、カートリッジ(1,5)を載置したトレイ(60)を装置本体(20)内に挿入して挿入完了位置に到達したときに、カートリッジ判別手段(70)の判別結果に応じて、トレイ(60)に載置してあるカートリッジの位置決め穴にその一方が係合するように構成された一対の位置決め手段(50)を備える。
【選択図】図11
Description
本発明は、光ディスク等のディスクの再生または記録再生を行うプレーヤまたはレコーダ等のディスク装置に関し、特にディスクを内包し外形が異なる複数種類のカートリッジを載置可能なトレイが、駆動手段により装置本体に対して搬入・搬出されるディスク装置の複数カートリッジ位置決め機構に関する。
一般に、ディスク装置では、ディスクを内包したカートリッジをトレイに載置し、このトレイを装置本体に搬入してディスクの装填位置にカートリッジを位置決めする必要がある。
従来のこの種のものとしては、例えば、特許文献1に記載のディスク装置のカートリッジ位置決め機構(図16に主要構成図のみを参考に示し、その説明は省略する。)や、特許文献2に記載のディスクドライブ装置(図17に主要構成図のみを参考に示し、その説明は省略する。)がある。
特開2003−217214号公報
特開2003−162860号公報
しかしながら、上記のような従来のものには、次のような課題があった。
すなわち、特許文献1に記載のものは、カートリッジ位置決め機構が1種類のカートリッジにのみ対応するものであり、そのため、外形が異なる2種類のカートリッジには対応できない。
また、特許文献2に記載のものは、外形が異なる2種類のカートリッジに対応しているが、カートリッジ位置決め手段の駆動機構としてアクチェータを設ける必要があり、コストアップを免れることができない。
また、特許文献2に記載のものは、カートリッジの種類を判別する判別手段については検出スイッチを用いることが想定されており、電気的に判別するしか方法がなかった。
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、複数種類のカートリッジに対応し、しかも、アクチェータや検出スイッチを用いることなく、簡単な機構でいずれのカートリッジでも精度よく位置決めすることのできるディスク装置の複数カートリッジ位置決め機構を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るディスク装置の複数カートリッジ位置決め機構は、ディスクを内包し外形が異なる複数種類のカートリッジをそれぞれ載置可能なトレイが、駆動手段により装置本体に対して搬入・搬出されるディスク装置の複数カートリッジ位置決め機構であって、前記トレイは、前記トレイに載置したカートリッジに対する干渉の有無を検出することにより載置したカートリッジの種類を判別するカートリッジ判別手段を備え、前記装置本体は、カートリッジを載置した前記トレイを前記装置本体内に挿入して挿入完了位置に到達したときに、前記カートリッジ判別手段の判別結果に応じて、前記トレイに載置してあるカートリッジの位置決め穴にその一方が係合するように構成された一対の位置決め手段を備えたことを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係るディスク装置の複数カートリッジ位置決め機構は、請求項1記載のディスク装置の複数カートリッジ位置決め機構において、前記トレイは、前記位置決め手段により位置決めされたカートリッジの側面に対応する位置に基準面を備えており、前記装置本体内にて前記トレイに載置したカートリッジに設けてある位置決め穴に前記位置決め手段が係合した状態で、当該カートリッジのシャッタを開ける反力によって当該カートリッジの側面が前記基準面を押圧することを特徴とするものである。
本発明は以上のように、ディスクを内包し外形が異なる複数種類のカートリッジをそれぞれ載置可能なトレイが、駆動手段により装置本体に対して搬入・搬出されるディスク装置の複数カートリッジ位置決め機構であって、前記トレイは、前記トレイに載置したカートリッジに対する干渉の有無を検出することにより載置したカートリッジの種類を判別するカートリッジ判別手段を備え、前記装置本体は、カートリッジを載置した前記トレイを前記装置本体内に挿入して挿入完了位置に到達したときに、前記カートリッジ判別手段の判別結果に応じて、前記トレイに載置してあるカートリッジの位置決め穴にその一方が係合するように構成された一対の位置決め手段を備えた構成としたので、複数種類のカートリッジに対応し、しかも、アクチェータや検出スイッチを用いることなく、簡単な機構でいずれのカートリッジでも精度よく位置決めすることができる効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図15を参照して説明する。
図1は、本発明によるカートリッジ位置決め機構を備えたディスク装置の一実施形態について説明のためトレイを搬出方向へ装置本体から取り外して示す斜視図、図2は底面側から見た斜視図、図3はトレイが搬入完了位置にある状態を示す斜視図であり、このディスク装置10は、装置本体20と、装置本体20に対して搬入・搬出されるトレイ60とを備えている。
図1は、本発明によるカートリッジ位置決め機構を備えたディスク装置の一実施形態について説明のためトレイを搬出方向へ装置本体から取り外して示す斜視図、図2は底面側から見た斜視図、図3はトレイが搬入完了位置にある状態を示す斜視図であり、このディスク装置10は、装置本体20と、装置本体20に対して搬入・搬出されるトレイ60とを備えている。
図1に示すように、装置本体20はシャーシ21を備え、シャーシ21内に、トラバースベース30と、駆動機構40と、左右一対の位置決め手段50(50a,50b)とが収納されている。
トレイ60は、図15(a)に示す種類(以下、Aタイプと称する。)のカートリッジ1と、図15(b)に示す種類(以下、Bタイプと称する。)のカートリッジ5とを載置可能であり、両タイプのカートリッジ1,5はいずれもディスクを内包している。
また、トレイ60は、A,B各タイプのカートリッジ1,5以外に、例えば、大小2サイズの単体のディスク(図示省略)も載置可能である。
そして、A,B各タイプのカートリッジ1,5または各サイズの単体のディスクがトレイ60のそれぞれ所定位置に載置されたときは、カートリッジ1,5の内包ディスクまたは単体のディスクのいずれも、その回転中心位置が平面的にみて一致するように載置位置が決められている。
Aタイプのカートリッジ1は、左右の位置決め穴(丸穴)2a,(長穴)2bと、直線状にスライドするシャッタ3とを備えている。そして、トレイ60には図13に示す位置に載置される。
また、Bタイプのカートリッジ5は、左右の位置決め穴(丸穴)6a,(長穴)6bと、内包ディスクの円周方向にスライドする図示しないシャッタとを備えている。そして、トレイ60には図14に示す位置に載置される。
図13と図14とを対比すると明らかなように、トレイ60の搬入方向後端からAタイプのカートリッジ1の搬入方向後端までの距離に比べて、Bタイプのカートリッジ5の搬入方向後端までの距離が短い。
また、Aタイプのカートリッジ1の位置決め穴2a,2bと、Bタイプのカートリッジ5の位置決め穴6a,6bとは、左右の間隔がほぼ同一であり、トレイ60の搬入方向後端からAタイプのカートリッジ1の位置決め穴2a,2bまでの距離に比べて、Bタイプのカートリッジ5の位置決め穴6a,6bまでの距離が短い。
このようなA,B両タイプのカートリッジ1,5を所定位置に載置して左右の位置決め穴2a,6a,2b,6bを位置決めに使用するため、図1、図2に示すように、トレイ60の左側には、A,B両タイプのカートリッジ1,5の左側の位置決め穴2a,6aに対応する縦長の貫通孔61aが設けられている。
また、Aタイプのカートリッジ1の右側の位置決め穴2bは、この実施形態では位置決めに使用する場合を想定しないため、トレイ60の右側には、Bタイプのカートリッジ5の右側の位置決め穴6bに対応するだけであり、縦長ではなく円形の貫通孔61bが設けられている。
シャーシ21の左右両側には、凸状のガイド突起22a,22b(右側22bは図9参照)が設けられている。一方、トレイ60の裏面左右両側には、凹状のガイド溝62a,62bが設けられている。
そして、ガイド溝62a,62bがガイド突起22a,22bに案内されることで、トレイ60はシャーシ21にスライド可能に保持されている。
図4に示すように、シャーシ21の手前に設けられた駆動機構40は、ローディングモータ41と、ローディングモータ41により減速機構を介して駆動される駆動ギヤ42とを備えている。
一方、トレイ60の裏面には、駆動ギヤ42と噛合するラック63が設けられている。そのため、ローディングモータ41が正・逆方向に回転することで、トレイ60は装置本体20に対して搬入・搬出されるようになっている。
また、シャーシ21の駆動機構40の奥側には、駆動ギヤ42に隣接してスライドカム43が横方向にスライド可能に保持されている。スライドカム43には、上部にピン44,45が形成され、また、駆動ギヤ42と噛合するラック46が設けられている。
一方、トレイ60の裏面には、スライドカム43のピン44と係合するカム64が設けられている。カム64は、トレイ60の搬入方向先端から縦方向に沿って直線状に延びる縦向き部64aと、これに連なる傾斜部64bと、さらに横方向に沿って一定長さ延びる横向き部64cとで構成される。
また、トレイ60の裏面には、スライドカム43のピン45と係合するカム65が設けられている。カム65は、カム64の横向き部64cに対応するものである。
そのため、トレイ60が最も引き出された位置(すなわちA,B各タイプのカートリッジ1,5または各サイズの単体のディスクを載置する位置)にあるときは、スライドカム43のピン44は、カム64の縦向き部64aの搬入方向先端に係合している。
この位置から、ローディングモータ41の所定方向回転によりトレイ60が装置本体20に対して搬入されていって搬入完了位置の直前に至るまでの間は、スライドカム43のピン44がカム64の縦向き部64aに係合しているため、スライドカム43はスライドしないで初期位置に静止している。
トレイ60が搬入完了位置の直前に至ると、スライドカム43のピン44がカム64の傾斜部64bに当接するため、ピン44が傾斜部64bから横方向のモーメントを受けることで、スライドカム43は図4の矢印C方向へ傾斜部64bの横方向成分長さだけ駆動される。
スライドカム43のこの駆動により、スライドカム43のラック46が駆動ギヤ42と噛合するとともに、トレイ60のラック63が駆動ギヤ42から離脱し、駆動の切り替えが行われる。
そして、スライドカム43のピン44がカム64の横向き部64cと係合し、また、スライドカム43のピン45がカム65と係合することで、スライドカム43のピン44,45がトレイ60を搬入完了位置(前後方向)に位置決めした状態を保ちながら、駆動ギヤ42がスライドカム43を駆動してさらに横方向にスライドさせる。
図1、図5、図6に示すように、トラバースベース30は、スピンドルモータ31と、ピックアップ32とを備えている。
トラバースベース30は、装置本体20の最奥側の左右に設けたピン33a,33bにより、シャーシ21に揺動可能に保持されている。また、トラバースベース30の手前側に設けたピン34a,34bは、スライドカム43の平行なカム溝47a,47bと係合している。
スライドカム43が初期位置に静止している間、図5に示すように、ピン34a,34bはカム溝47a,47bの下部と係合している。そのため、トラバースベース30は、手前側が下方へ傾斜した待避位置に保持される。
一方、スライドカム43のラック46が駆動ギヤ42と噛合して、駆動ギヤ42がスライドカム43をさらに横方向(矢印C方向)にスライドさせるとき、ピン34a,34bはカム溝47a,47bにより上方向(矢印D方向)へ駆動される。これにより、トラバースベース30は、手前側が所定高さまで上昇したディスク装填位置に位置決めされる。
図7、図8に示すように、トレイ60(図示省略)には、Aタイプのカートリッジ1とBタイプのカートリッジ5とを判別するカートリッジ判別手段70が設けられている。
カートリッジ判別手段70は、トレイ60に回転支点71を持ち、図示しないバネにより反時計方向に付勢された検出アーム72を備え、トレイ60の所定位置に載置されたカートリッジ1,5の後部位置を検出するものである。
図7に示すように、後部位置がより前側にあるAタイプのカートリッジ1の場合は、所定位置に載置されたときその後部底面1aが検出アーム72と干渉しないため、検出アーム72は回転しない所定の位置に保持される。
これに対し、図8に示すように、後部位置がより後側にあるBタイプのカートリッジ5の場合は、所定位置に載置されたときその後部底面5aが検出アーム72と干渉して、検出アーム72は時計方向に回転する。
そのため、カートリッジ判別手段70は、検出アーム72が回転しない所定位置に保持されるときは、Aタイプのカートリッジ1が載置されたものと判別し、また、検出アーム72が時計方向に回転したときは、Bタイプのカートリッジ5が載置されたものと判別する。
そして、Aタイプのカートリッジ1が載置された場合は、トレイ60が矢印E方向に搬入完了位置まで搬入されたときも、図7に示すように、検出アーム72の先端部72aが、位置決め手段50のスライドプレート58(シャーシ21に前後スライド可能に保持され、図示しないバネにより矢印F方向へ付勢されている。)の上向き凸部59cに当接せず、スライドプレート58は移動しない。
これに対し、Bタイプのカートリッジ5が載置された場合は、トレイ60が矢印E方向に搬入完了位置まで搬入されたとき、図8に示すように、検出アーム72の先端部72aが、位置決め手段50のスライドプレート58の上向き凸部59cに当接し、スライドプレート58はトレイ60とともに矢印G方向へ前進される。
図9〜図12に示すように、位置決め手段50は、Aタイプのカートリッジ1の左側の位置決め穴(丸穴)2aに対応する左側の位置決め部材51aと、Bタイプのカートリッジ5の右側の位置決め穴(長穴)6bに対応する右側の位置決め部材51bと、両位置決め部材51a,51bを選択的に使用する揺動レバー55とで構成される。
左側の位置決め部材51aは、Aタイプのカートリッジ1の左側の位置決め穴(丸穴)2aと係合可能な位置決めピン52aを備えていて、シャーシ21に立設した軸23aに係合して上下にスライド可能に保持されている。
また、右側の位置決め部材51bは、Bタイプのカートリッジ5の右側の位置決め穴(長穴)6bと係合可能な位置決めピン52bを備えていて、シャーシ21に立設した軸23bに係合して上下にスライド可能に保持されている。
揺動レバー55は、シャーシ21の手前側に形成した横断部24に取り付けられる。すなわち、シャーシ21の横断部24の背後には、スライドカム43が配置され、このスライドカム43と底部で連結されたサブスライドカム48が、シャーシ21の横断部24の手前に配置される。
そして、揺動レバー55は、シャーシ21の横断部24とサブスライドカム48との間に、支軸56を介して取り付けられる。
支軸56は、シャーシ21の横断部24に形成されたガイド溝25に沿って上下にスライド可能に係合し、かつ、サブスライドカム48のカム溝49と係合している。
そのため、スライドカム43がスライドするとき、それと一体のサブスライドカム48が矢印C方向にスライドすることで、支軸56が矢印H方向に上昇し、揺動レバー55も上昇するようになっている。
前述したように、Aタイプのカートリッジ1が載置されている場合は、トレイ60が搬入完了位置まで搬入されたときも、図7に示すようにスライドプレート58は移動しない。このとき、支軸56が上昇すると、図11に示すように、揺動レバー55の右腕部55bがスライドプレート58の下向き凸部59bに当接して上昇を阻止されるため、揺動レバー55は矢印I方向に揺動する。
一方、Bタイプのカートリッジ5が載置されている場合は、トレイ60が搬入完了位置まで搬入されたとき、図8に示すようにスライドプレート58は前進される。このとき、支軸56が上昇すると、図12に示すように、揺動レバー55の左腕部55aがスライドプレート58の下向き凸部59aに当接して上昇を阻止されるため、揺動レバー55は矢印J方向に揺動する。
位置決め部材51a,51bは、図10に示すように、前部にピン53a,53bを備えている。このピン53a,53bは、シャーシ21の横断部24に形成されたガイド溝26a,26bに沿って上下にスライド可能に係合することで、位置決め部材51a,51bが軸23a,23bのまわりに回転することを防止している。
また、ピン53a,53bは、揺動レバー55の左右先端に形成したU字溝57a,57bと係合している。
そのため、Aタイプのカートリッジ1がトレイ60に載置されて揺動レバー55が矢印I方向に揺動するときは、図11に示すように、揺動レバー55の左先端に形成したU字溝57aがピン53aを矢印K方向に上昇させることで、位置決め部材51aの位置決めピン52aがAタイプのカートリッジ1の左側の位置決め穴(丸穴)2aと係合して位置決めする。
一方、Bタイプのカートリッジ5がトレイ60に載置されて揺動レバー55が矢印J方向に揺動するときは、図12に示すように、揺動レバー55の右先端に形成したU字溝57bがピン53bを矢印L方向に上昇させることで、位置決め部材51bの位置決めピン52bがBタイプのカートリッジ5の右側の位置決め穴(長穴)6bと係合して位置決めする。
図13、図14は、トレイ60にカートリッジ1,5を位置決めした状態を示し、トレイ60は、Aタイプのカートリッジ1のシャッタ3を開けるシャッタ開閉機構66と、Bタイプのカートリッジ5の図示しないシャッタを開けるシャッタ開閉機構67とを備えている。
また、トレイ60は、Aタイプのカートリッジ1の前部左側面に対応する位置に、位置決め用の基準面68を備えている。また、Bタイプのカートリッジ5の中央部より前方左側面および後方左側面に対応する位置に、位置決め用の基準面69a,69bを備えている。
そして、Aタイプのカートリッジ1の位置決め用の基準面68は、Bタイプのカートリッジ5とは干渉せず、また、Bタイプのカートリッジ5の位置決め用の基準面69a,69bは、Aタイプのカートリッジ1とは干渉しないようになっている。
Aタイプのカートリッジ1をトレイ60に位置決めする場合は、図13に示すように、位置決め部材51aの位置決めピン52aがカートリッジ1の左側の位置決め穴(丸穴)2aと係合する。これにより、カートリッジ1は、シャーシ21に対して位置決めされる。
また、シャッタ開閉機構66がカートリッジ1のシャッタ3を開ける反力(矢印M方向に加わる)によって、カートリッジ1の前部左側面が基準面68に押圧される。これにより、カートリッジ1は、トレイ60に対して位置決めされる。
その結果、カートリッジ1は、内包ディスクがスピンドルモータ31に正確にクランプされるディスク装填位置に、確実に位置決めされることとなる。
Bタイプのカートリッジ5をトレイ60に位置決めする場合は、図14に示すように、位置決め部材51bの位置決めピン52bがカートリッジ5の右側の位置決め穴(長穴)6bと係合する。これにより、カートリッジ5は、シャーシ21に対して位置決め穴6bの長さ分だけ余裕をもたせて位置決めされる。
また、シャッタ開閉機構67がカートリッジ5のシャッタを開ける反力(矢印N方向に加わる)によって、カートリッジ5の前方左側面および後方左側面が基準面69a,69bに押圧される。これにより、カートリッジ5は、トレイ60に対して位置決めされる。
その結果、カートリッジ5は、内包ディスクがスピンドルモータ31に正確にクランプされるディスク装填位置に、確実に位置決めされることとなる。
本発明によれば、2種類のカートリッジを判別、位置決めするために、検出スイッチ等、電機的な装置や新たな駆動源を用いることもなく、検出アーム、スライドプレート等簡単な機構の追加でカートリッジの判別を行い、トレイの搬入、搬出とトラバースベースの上下駆動のために使用する駆動源を用いて位置決め機構の駆動を行うことが可能である。また、カートリッジの位置決めのために、カートリッジの左右の位置決め穴の内どちらか一方とトレイ側面を用いることにより、位置決め機構をより簡単な機構で成立させることができる。このため、大幅なコストアップになることもなく、外形と位置決め穴位置が異なる2種類のカートリッジを搬入完了状態で精度良く位置決めすることが可能である。
なお、上記の実施形態ではA,B2種類のタイプのカートリッジ1,5について説明したが、本発明はこれに限定するものでなく、必要に応じて、3種類以上のカートリッジに適用することも可能である。
1 カートリッジ(Aタイプ)
2a,6a 位置決め穴(丸穴)
2b,6b 位置決め穴(長穴)
3 シャッタ
5 カートリッジ(Bタイプ)
10 ディスク装置
20 装置本体
21 シャーシ
22a,22b ガイド突起
23a,23b 軸
24 横断部
25 ガイド溝
26a,26b ガイド溝
30 トラバースベース
31 スピンドルモータ
32 ピックアップ
33a,33b ピン
34a,34b ピン
40 駆動機構
41 ローディングモータ
42 駆動ギヤ
43 スライドカム
44,45 ピン
46 ラック
47a,47b カム溝
48 サブスライドカム
49 カム溝
50(50a,50b) 位置決め手段
51a,51b 位置決め部材
52a,52b 位置決めピン
53a,53b ピン
55 揺動レバー
55a 左腕部
55b 右腕部
56 支軸
57a,57b U字溝
58 スライドプレート
59a,59b 下向き凸部
59c 上向き凸部
60 トレイ
61a,61b 貫通孔
62a,62b ガイド溝
63 ラック
64,65 カム
64a 縦向き部
64b 傾斜部
64c 横向き部
66,67 シャッタ開閉機構
68,69a,69b 基準面
70 カートリッジ判別手段
71 回転支点
72 検出アーム
2a,6a 位置決め穴(丸穴)
2b,6b 位置決め穴(長穴)
3 シャッタ
5 カートリッジ(Bタイプ)
10 ディスク装置
20 装置本体
21 シャーシ
22a,22b ガイド突起
23a,23b 軸
24 横断部
25 ガイド溝
26a,26b ガイド溝
30 トラバースベース
31 スピンドルモータ
32 ピックアップ
33a,33b ピン
34a,34b ピン
40 駆動機構
41 ローディングモータ
42 駆動ギヤ
43 スライドカム
44,45 ピン
46 ラック
47a,47b カム溝
48 サブスライドカム
49 カム溝
50(50a,50b) 位置決め手段
51a,51b 位置決め部材
52a,52b 位置決めピン
53a,53b ピン
55 揺動レバー
55a 左腕部
55b 右腕部
56 支軸
57a,57b U字溝
58 スライドプレート
59a,59b 下向き凸部
59c 上向き凸部
60 トレイ
61a,61b 貫通孔
62a,62b ガイド溝
63 ラック
64,65 カム
64a 縦向き部
64b 傾斜部
64c 横向き部
66,67 シャッタ開閉機構
68,69a,69b 基準面
70 カートリッジ判別手段
71 回転支点
72 検出アーム
Claims (2)
- ディスクを内包し外形が異なる複数種類のカートリッジをそれぞれ載置可能なトレイが、駆動手段により装置本体に対して搬入・搬出されるディスク装置の複数カートリッジ位置決め機構であって、
前記トレイは、前記トレイに載置したカートリッジに対する干渉の有無を検出することにより載置したカートリッジの種類を判別するカートリッジ判別手段を備え、
前記装置本体は、カートリッジを載置した前記トレイを前記装置本体内に挿入して挿入完了位置に到達したときに、前記カートリッジ判別手段の判別結果に応じて、前記トレイに載置してあるカートリッジの位置決め穴にその一方が係合するように構成された一対の位置決め手段を備え
たことを特徴とするディスク装置の複数カートリッジ位置決め機構。 - 前記トレイは、前記位置決め手段により位置決めされたカートリッジの側面に対応する位置に基準面を備えており、
前記装置本体内にて前記トレイに載置したカートリッジに設けてある位置決め穴に前記位置決め手段が係合した状態で、当該カートリッジのシャッタを開ける反力によって当該カートリッジの側面が前記基準面を押圧することを特徴とする請求項1記載のディスク装置の複数カートリッジ位置決め機構。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004266564A JP2006085757A (ja) | 2004-09-14 | 2004-09-14 | ディスク装置の複数カートリッジ位置決め機構 |
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JP2004266564A Withdrawn JP2006085757A (ja) | 2004-09-14 | 2004-09-14 | ディスク装置の複数カートリッジ位置決め機構 |
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