JP2010039909A - 操作レバー負荷付与装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作レバーに明確な反力を付与する。
【解決手段】操作レバー負荷付与装置1は、第1の反力付与部材6と、第2の反力付与部材7と、第1のギア8と、第2のギア9と、駆動ギア10と、モータ11と、第1の当接センサ12と、第2の当接センサ13と、回転検出装置14と、制御回路とを備えて構成されている。制御回路は、第1の当接センサ12が操作レバー2の第1の反力付与部材6に対する当接を検出したとき、及び第2の当接センサ13が操作レバー2の第2の反力付与部材7に対する当接を検出したときに、モータ11を回転駆動させ、回転検出装置14が1回転を検出したときにモータ11の駆動を停止させる。
【選択図】図1
【解決手段】操作レバー負荷付与装置1は、第1の反力付与部材6と、第2の反力付与部材7と、第1のギア8と、第2のギア9と、駆動ギア10と、モータ11と、第1の当接センサ12と、第2の当接センサ13と、回転検出装置14と、制御回路とを備えて構成されている。制御回路は、第1の当接センサ12が操作レバー2の第1の反力付与部材6に対する当接を検出したとき、及び第2の当接センサ13が操作レバー2の第2の反力付与部材7に対する当接を検出したときに、モータ11を回転駆動させ、回転検出装置14が1回転を検出したときにモータ11の駆動を停止させる。
【選択図】図1
Description
本発明は操作レバーの操作時に操作負荷を付与する操作レバー負荷付与装置に関する。
従来、操作レバーにおける操作負荷付与調整装置は、使用者が操作したときに、使用者に操作感を与えるためのものである。例えば特許文献1に記載の該操作レバー負荷付与装置は、揺動される操作レバーの基端部の揺動体を設け、この揺動体の一端側と、他端側とに、それぞれ、プッシュロッド、ばね、モータ、モータの回転を上下動に変換する上下動機構(ボールねじ機構)などを設け、操作レバーが一方向へ揺動されると、この揺動体の一端部を前記プッシュロッドを介し前記ばねで元方向へ付勢すると共に、前記モータを回転させ、上下動機構によりばねの圧縮度を変化させて付勢を調整する構成としている(例えば特許文献1)。
また、特許文献2に記載の操作抵抗感知型ジョイスティック装置は、ジョイスティック部材が軽く操作できないように、ジョイスティック部材の一方向側と他方向側とに、それぞれ油圧シリンダを設け、これら油圧シリンダによりジョイスティック部材に操作抵抗を与えるようにしている。
特開平8−255032号公報
特開平6−149400号公報
上記特許文献1の構成では、ばね力によってスローな操作抵抗を得ることが可能であるが、ばね力に依存しているため、クリック感のような明確な反力を得ることはできないという欠点があった。
また上記特許文献2の構成においても、油圧シリンダにより操作抵抗を付与できるものの、クリック感のような明確な反力を得ることはできないという欠点があった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作レバーに明確な反力を付与することができる操作レバー負荷付与装置を提供することにある。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作レバーに明確な反力を付与することができる操作レバー負荷付与装置を提供することにある。
請求項1の発明は、一端部を中心として揺動可能に設けられ、通常は元位置で立設状態にあり、他端部が操作力を受けて所定方向へ操作される操作レバーを備え、該操作レバーに対する前記所定方向への操作時に、操作負荷を付与する操作レバー負荷付与装置であって、短径部分及び長径部分を備えた偏心カム状をなし、前記操作レバーの前記元位置で該操作レバーと離間し、該操作レバーの前記所定方向の揺動時に該操作レバーと前記短径部分が当接する反力付与部材と、この反力付与部材を回転させるモータと、前記操作レバーが前記反力付与部材に当接したことを検出する当接検出手段と、前記反力付与部材の1回転を検出する回転検出手段と、前記当接検出手段が前記当接を検出したときに、前記モータを回転駆動させ、前記回転検出手段が前記反力付与部材の1回転を検出したときに前記モータの駆動を停止させる制御手段とを備えてなるところに特徴を有する。
この請求項1の発明によれば、使用者が操作レバーを所定方向へ操作すると、該操作レバーが反力付与部材の短径部分に当接し、この当接を当接検出手段が検出する。すると制御手段がモータを回転駆動させ、回転検出手段が、反力付与部材の1回転を検出したところで該モータの駆動を停止させる。従って、反力付与部材が1回転し、この1回転のうちに、反力付与部材の長径部分が操作レバーを前記所定方向と反対方向へ押し戻すようになり、明確な反力を呈示することができる。
請求項2の発明は、一端部を中心として一方向及び他方向へ揺動可能に設けられ、通常は元位置で立設状態にあり、他端部が操作力を受けて一方向及び他方向へ操作される操作レバーを備え、該操作レバーに対する操作時に、操作負荷を付与する操作レバー負荷付与装置であって、短径部分及び長径部分を備えた偏心カム状をなし、前記操作レバーの前記中立位置で該操作レバーと離間し、該操作レバーの前記一方向の揺動時に該操作レバーと前記短径部分が当接する第1の反力付与部材と、短径部分及び長径部分を備えた偏心カム状をなし、前記操作レバーの前記中立位置で該操作レバーと離間し、該操作レバーの前記他方向の揺動時に該操作レバーと前記短径部分が当接する第2の反力付与部材と、前記第1の反力付与部材と一体回転するように設けられた第1のギアと、前記第2の反力付与部材と一体回転するように設けられ前記第1のギアと同じ歯数の第2のギアと、これら第1のギアと第2のギアとに噛合する駆動ギアと、前記駆動ギアを回転させるモータと、前記操作レバーが前記第1の反力付与部材に当接したことを検出する第1の当接検出手段と、前記操作レバーが前記第2の反力付与部材に当接したことを検出する第2の当接検出手段と、前記第1の反力付与部材及び第2の反力付与部材の1回転を検出する回転検出手段と、前記第1の当接検出手段が前記当接を検出したとき及び前記第2の当接検出手段が前記当接を検出したときに、前記モータを回転駆動させ、前記回転検出手段が前記1回転を検出したときに前記モータの駆動を停止させる制御手段とを備えたところに特徴を有する。
この請求項2の発明によれば、操作レバーを一方向に操作すると、該操作レバーが第1の反力付与部材の短径部分に当接し、この当接を第1の当接検出手段が検出する。すると制御手段がモータを回転駆動させ、回転検出手段が、第1の反力付与部材の1回転を検出したところで、制御手段が、該モータの駆動を停止させる。従って、第1の反力付与部材が1回転し、この1回転のうちに、第1の反力付与部材の長径部分が操作レバーを前記一方向と反対方向へ押し戻すようになり、明確な反力を呈示することができる。
操作レバーを他方向に操作すると、操作レバーを一方向に操作すると、該操作レバーが第2の反力付与部材の短径部分に当接し、この当接を第2の当接検出手段が検出する。すると制御手段がモータを回転駆動させ、回転検出手段が、第2の反力付与部材の1回転を検出したところで、制御手段が該モータの駆動を停止させる。従って、第2の反力付与部材が1回転し、この1回転のうちに、第2の反力付与部材の長径部分が操作レバーを前記他方向と反対方向へ押し戻すようになり、明確な反力を呈示することができる。
従って、往復揺動タイプの操作レバーの操作レバー負荷付与に好適する。この場合、一つのモータにより一方向及び他方向での反力付与を行うことができ、また、一つの回転検出手段により第1の反力付与部材及び第2の反力付与部材の1回転を検出できて、構成の簡単化及びコストの低廉化に寄与できる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記反力付与部材は、これが1回転する間に前記操作レバーの角度変位を正弦波状に変位させるカム形状となっているところに特徴を有する。
この請求項3の発明によれば、違和感の無い反力を呈示できる。
請求項4は、請求項2の発明において、前記モータは一方向に回転駆動され、前記第1の反力付与部材及び第2の反力付与部材は、これらが1回転する間に前記操作レバーの角度変位を正弦波状に変位させるカム形状となっているところに特徴を有する。
請求項4は、請求項2の発明において、前記モータは一方向に回転駆動され、前記第1の反力付与部材及び第2の反力付与部材は、これらが1回転する間に前記操作レバーの角度変位を正弦波状に変位させるカム形状となっているところに特徴を有する。
この請求項4の発明によれば、モータが一方向に回転する構成でありながら、前記第1の反力付与部材及び第2の反力付与部材のいずれも、操作レバーに対して、正弦波状に角度変位させることができて、一方向及び他方向の双方とも、違和感の無い反力を呈示できる。
本発明の操作レバー負荷付与装置によれば、操作レバーに明確な反力を付与することができる。
以下、本発明の第1の実施例につき図1ないし図10を参照して説明する。図1〜図5に示す操作レバー負荷付与装置1は、操作レバー2に対して操作負荷を付与するものである。操作レバー2は、一端部(下端部)に球体部2aを備え、この球体部2aがベース3に設けられた球体受4に揺動可能に保持されており、従って、該操作レバー2は、一端部を中心として一方向(矢印L方向)及び他方向(矢印R方向)へ揺動可能に設けられている。この操作レバー2は、例えば車両における表示器の例えば縦に並べられた、あるいは横に並べられた表示アイコンなどを指示するためなどに用いられる。
この操作レバー2は、図示しないばねにより通常は元位置Cで立設状態に保持されており、他端部2bは、拘束板5の直線状のスリット5a内に配置されており、該操作レバー2の揺動方向が前記一方向及び他方向に拘束されると共に、該操作レバー2に対して揺動限度位置を与えるようになっている。この拘束板5は、前記ベース3に図示しない取付手段を介して取付けられている。
前記操作レバー負荷付与装置1は、第1の反力付与部材6と、第2の反力付与部材7と、第1のギア8と、第2のギア9と、駆動ギア10と、モータ11と、第1の当接センサ12と、第2の当接センサ13と、回転検出装置14と、制御回路15(図6参照)とを備えて構成されている。
上記第1の反力付与部材6と第1のギア8とは、回転軸16に一体回転するように設けられており、この回転軸16の両端部は、側面形状がほぼU状をなすフレーム17の前板部17a及び後板部17bに、該操作レバー2より矢印L方向側に位置して、回転可能に支持されている。この場合、第1の反力付与部材6は、図3に示すように、大別すると、短径部分6a(長径部分に比して短径な部分)と長径部分6bとを備えた偏心カム状をなしており、前記操作レバー2の前記中立位置Cで該操作レバー2と離間し、該操作レバー2の前記一方向への揺動時に該操作レバー2と前記短径部分6aが当接する。
上記第2の反力付与部材7と第2のギア9とは、回転軸18に一体回転するように設けられており、この回転軸18の両端部は、前記フレーム17の前板部17a及び後板部17bに、該操作レバー2より矢印R方向側に位置して、回転可能に支持されている。この場合、第2の反力付与部材7は、前記第1の反力付与部材6と同じ形状をなしている。すなわち、図3に示すように、短径部分7a(長径部分に比して短径な部分)と長径部分7bとを備えた偏心カム状をなしており、前記操作レバー2の前記中立位置Cで該操作レバー2と離間し、該操作レバー2の前記他方向への揺動時に該操作レバー2と前記短径部分7aが当接する。
この第1の反力付与部材6と、第2の反力付与部材7との角度関係は、180度ずれた関係にあり、第1の反力付与部材6の基準点Kは、第2の反力付与部材7ではK´で示され、また、第1の反力付与部材7における操作レバー2との最初の当接点Sは、第2の反力付与部材7ではS´で示される。
第1の反力付与部材6と第2の反力付与部材7とは同じ形状であるので、第1の反力付与部材6を代表して述べる。図7に示すように操作レバー2の回動角度をθ(t)[deg]と、第1の反力付与部材6の回転角度をα[deg]とし、第1の反力付与部材6の1回転(操作レバー2が当接してからの第1の反力付与部材6の1回転)の設定時間をB[ms](図8参照)とし、基準点Kと操作レバー2の接触点との角度をγ[deg]とし、第1の反力付与部材6の回転中心と上記接触点との距離をA[mm]とすると、
時間Bに対して、操作レバー2の角度θ(t)が図8(a)で示す正弦波状となるように設定している。なお、本実施例では、前記時間Bを400[ms]とし、操作レバー2の回動角度θ(t)を30[deg]としている。
時間Bに対して、操作レバー2の角度θ(t)が図8(a)で示す正弦波状となるように設定している。なお、本実施例では、前記時間Bを400[ms]とし、操作レバー2の回動角度θ(t)を30[deg]としている。
このとき、図8(c)に示すように、前記距離Aは、上記操作レバー2の角度θ(t)に対して、直線的に変化するように設定し、また、前記γは、図8(b)に示すように、定めておく。この場合、時間Bに対応する任意の点θ´から、図8(c)で対応する点A´と、図8(b)で対応する点γ´とを求め、これらから図8(d)で示す反力付与部材の径d´が求まる。この径d´の360[deg]分が反力付与部材のカム形状となる。
前記モータ11は、前記フレーム17の前板部17a外面に取付けられており、これの回転軸は、該前板部17aの孔部を通して、該前板部17a内面側に突出している。このモータ11の回転軸の突出部に前記駆動ギア10が一体回転し得るように取付けられており、この駆動ギア10は前記第1のギア8と第2のギア9とに噛合している。
上記モータ11は一方向である矢印D方向へ回転するものであり、従って前記第1のギア8、第2のギア9、第1の反力付与部材6、第2の反力付与部材7は矢印E方向に回転する。
上記モータ11は一方向である矢印D方向へ回転するものであり、従って前記第1のギア8、第2のギア9、第1の反力付与部材6、第2の反力付与部材7は矢印E方向に回転する。
前記第1の当接センサ12は、例えばリミットスイッチから構成され、前記拘束板5の下部に、前記操作レバー2の矢印L方向側の揺動限度位置となるように、取付部19を介して取付けられている。この第1の当接センサ12は、前記操作レバー2が第1の反力付与部材6に当接したときに該操作レバー2が該第1の当接センサ12に当接する位置にあり、もって、この第1の当接センサ12は、前記操作レバー2が第1の反力付与部材6に当接したことを検出するものである。
前記第2の当接センサ13も、例えばリミットスイッチから構成され、前記拘束板5の下部に、前記操作レバー2の矢印R方向側の揺動限度位置となるように、取付部20を介して取付けられている。この第2の当接センサ13は、前記操作レバー2が第2の反力付与部材7に当接したときに該操作レバー2が該第2の当接センサ13に当接する位置にあり、もって、この第2の当接センサ13は、前記操作レバー2が第2の反力付与部材7に当接したことを検出するものである。
前記回転検出装置14は、前記第1のギア8に付設された反射板21a、21bと、光センサ22とから構成されている。
前記反射板21aは、1回転検出用であり、反射板21bは1/2回転検出用である。前記光センサ22は、前記フレーム17の前板部17a外面に取付けられており、該前板部17aに形成された孔部17cを通して前記反射板21a、21bを光学的に検出する。光センサ22が反射光を1回検出すると、第1の反力付与部材6及び第2の反力付与部材7の1/2回転を検出し、2回検出すると、1回転を検出する。
前記反射板21aは、1回転検出用であり、反射板21bは1/2回転検出用である。前記光センサ22は、前記フレーム17の前板部17a外面に取付けられており、該前板部17aに形成された孔部17cを通して前記反射板21a、21bを光学的に検出する。光センサ22が反射光を1回検出すると、第1の反力付与部材6及び第2の反力付与部材7の1/2回転を検出し、2回検出すると、1回転を検出する。
前記制御回路15(図6参照)は、CPU、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピュータなどを含んで構成されており、この制御回路15は、制御手段として機能するものであり、その制御内容を図9のフローチャートを参照して述べる。ステップS1で前記第1の当接センサ12が、第1の反力付与部材6に対する操作レバー2の当接を検出したか否かを判断し、当接を検出していなければ、第2の当接センサ13が、第2の反力付与部材7に対する操作レバー2の当接を検出したか否かを判断する。
そして、ステップS1またはステップS2で前記当接が検出されると、ステップS3に移行してモータ11を回転駆動させる。そして、ステップS4で、前記回転検出センサ4が前記1回転を検出したときに前記モータ11の駆動を停止させる。
上記構成の作用を説明する。使用者が、操作レバーを図1の元位置状態から例えば矢印L方向に操作すると、図10(a)で示すように、該操作レバー2が第1の反力付与部材6の短径部分6aに当接し、この当接を第1の当接検出センサ12が検出する。すると制御回路15がモータ11を矢印D方向(図1参照)へ回転駆動させる。これにより、駆動ギア10、第1のギア8及び第2のギア9が回転し、第1の反力付与部材6及び第2の反力付与部材7が矢印E方向へ回転する(その回転途中(1/2回転前)状態を図10(b)に示す)。これにより操作レバー2が第1の反力付与部材6の長径部分6bにより操作方向(矢印L方向)とは反対方向である矢印LB方向へ押し戻され、つまり、明確な反力が付与される。
第1の反力付与部材6が1/2回転した時点では、図10(c)で示すように、前記操作レバー2はほぼ直立状態となる。そして、同図(d)の途中状態を経て、同図(e)の状態となると、回転検出装置14が該第1の反力付与部材6の1回転を検出し、制御回路15が、モータ11の駆動を停止させる。
このように本実施例によれば、使用者が操作レバー2を操作すると、操作限度位置(図10(a)から一旦押し戻されて、再度操作限度位置に戻る。この操作の間に明確な反力を呈示することができる。なお、操作レバー2が矢印R方向へ操作された場合も同様に、矢印R方向の操作限度位置から一旦押し戻されて、再度操作限度位置に戻り、この操作の間に明確な反力を呈示することができる。
また本実施例によれば、操作レバー2が矢印L及びR方向つまり往復揺動タイプであり、その両方向について第1の反力付与部材6及び7により反力を付与でき、往復揺動タイプの操作レバー2の操作レバー負荷付与に好適する。この場合、一つのモータ11により一方向及び他方向での反力付与を行うことができ、また、一つの回転検出センサ14により第1の反力付与部材6及び第2の反力付与部材7の1回転を検出できて、構成の簡単化及びコストの低廉化に寄与できる。さらに、モータ11を一方向へのみ回転させるから回転方向切換え手段が不要である。
また、本実施例によれば、反力付与部材6及び7は、これが1回転する間に操作レバー2の角度変位を正弦波状に変位させるカム形状となっているから、違和感の無い反力を呈示できる。
また、本実施例によれば、反力付与部材6及び7は、これが1回転する間に操作レバー2の角度変位を正弦波状に変位させるカム形状となっているから、違和感の無い反力を呈示できる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、操作レバー2が元位置から一方向へ操作されたときにのみ反力を付与するようにしても良い。また、回転検出装置14で第1の反力付与部材及び第2の反力付与部材7の1/2回転を検出したとき(図10(c)の状態)でモータ11を止めると、両反力付与部材6、7で操作レバー2を動き止めすることが可能となる。
また、本発明の第2の実施例として示す図11のように、第1の反力付与部材31、32を単に楕円カム形状に形成しても良い。
また、本発明の第3の実施例として示す図12ないし図14に示すように、上記第1の実施例の操作レバー付加付与装置1とほぼ同じ構成(第1の反力付与部材及び第2の反力付与部材のカム形状が楕円をなす点では異なる)の操作レバー付加付与装置1A及び1Bを直交する向きで且つ上下に並べて配置する構成としても良い。拘束板5には、矢印X1及びX2方向、これと直交する矢印Y1及びY2方向にスリット5a、5bが形成されている。なお、操作レバー付加付与装置1Aにおいて、前記操作レバー付加付与装置1と同一機能部分には添え字「A」を付し、操作レバー付加付与装置1Bにおいて、前記操作レバー付加付与装置1と同一機能部分には添え字「B」を付している。
また、本発明の第3の実施例として示す図12ないし図14に示すように、上記第1の実施例の操作レバー付加付与装置1とほぼ同じ構成(第1の反力付与部材及び第2の反力付与部材のカム形状が楕円をなす点では異なる)の操作レバー付加付与装置1A及び1Bを直交する向きで且つ上下に並べて配置する構成としても良い。拘束板5には、矢印X1及びX2方向、これと直交する矢印Y1及びY2方向にスリット5a、5bが形成されている。なお、操作レバー付加付与装置1Aにおいて、前記操作レバー付加付与装置1と同一機能部分には添え字「A」を付し、操作レバー付加付与装置1Bにおいて、前記操作レバー付加付与装置1と同一機能部分には添え字「B」を付している。
この第3の実施例によれば、操作レバー2に対して、矢印X1及びX2方向以外、これと直交する矢印Y1及びY2方向で、反力を付与することができる。また、この場合、操作レバー2を矢印Y1及びY2方向に操作するときには、操作レバー付加付与装置1Aの第1の反力付与部材6A及び第2の反力付与部材7Aは図14の回転位置に保持するようにしておけば、操作レバー2が矢印X1及びX2方向へ揺動することを防止できる。この実施例の操作レバーは、縦横に並んだ表示アイコンの指示用に好適する。
その他、本発明は上記各実施例に限定されるものでなく、次のように変更しても良い。当接検出手段は、リミットスイッチでなく光センサなどでも良い。また回転検出手段は磁気センサなどでも良い。
図面中、1は操作レバー負荷付与装置、2は操作レバー、5は拘束板、6は第1の反力付与部材、7は第2の反力付与部材、8は第1のギア、9は第2のギア、10は駆動ギア、11はモータ、12は第1の当接センサ(第1の当接検出手段)、13は第2の当接センサ(第2の当接検出手段)、14は回転センサ(回転検出手段)、14は制御回路(制御手段)、31は第1の反力付与部材、32は第2の反力付与部材、1A、1Bは操作レバー負荷付与装置を示す。
Claims (4)
- 一端部を中心として揺動可能に設けられ、通常は元位置で立設状態にあり、他端部が操作力を受けて所定方向へ操作される操作レバーを備え、該操作レバーに対する前記所定方向への操作時に、操作負荷を付与する操作レバー負荷付与装置であって、
短径部分及び長径部分を備えた偏心カム状をなし、前記操作レバーの前記元位置で該操作レバーと離間し、該操作レバーの前記所定方向の揺動時に該操作レバーと前記短径部分が当接する反力付与部材と、
この反力付与部材を回転させるモータと、
前記操作レバーが前記反力付与部材に当接したことを検出する当接検出手段と、
前記反力付与部材の1回転を検出する回転検出手段と、
前記当接検出手段が前記当接を検出したときに、前記モータを回転駆動させ、前記回転検出手段が前記反力付与部材の1回転を検出したときに前記モータの駆動を停止させる制御手段と
を備えてなる操作レバー負荷付与装置。 - 一端部を中心として一方向及び他方向へ揺動可能に設けられ、通常は元位置で立設状態にあり、他端部が操作力を受けて一方向及び他方向へ操作される操作レバーを備え、該操作レバーに対する操作時に、操作負荷を付与する操作レバー負荷付与装置であって、
短径部分及び長径部分を備えた偏心カム状をなし、前記操作レバーの前記中立位置で該操作レバーと離間し、該操作レバーの前記一方向の揺動時に該操作レバーと前記短径部分が当接する第1の反力付与部材と、
短径部分及び長径部分を備えた偏心カム状をなし、前記操作レバーの前記中立位置で該操作レバーと離間し、該操作レバーの前記他方向の揺動時に該操作レバーと前記短径部分が当接する第2の反力付与部材と、
前記第1の反力付与部材と一体回転するように設けられた第1のギアと、
前記第2の反力付与部材と一体回転するように設けられ前記第1のギアと同じ歯数の第2のギアと、
これら第1のギアと第2のギアとに噛合する駆動ギアと、
前記駆動ギアを回転させるモータと、
前記操作レバーが前記第1の反力付与部材に当接したことを検出する第1の当接検出手段と、
前記操作レバーが前記第2の反力付与部材に当接したことを検出する第2の当接検出手段と、
前記第1の反力付与部材及び第2の反力付与部材の1回転を検出する回転検出手段と、
前記第1の当接検出手段が前記当接を検出したとき及び前記第2の当接検出手段が前記当接を検出したときに、前記モータを回転駆動させ、前記回転検出手段が前記1回転を検出したときに前記モータの駆動を停止させる制御手段と
を備えてなる操作レバー負荷付与装置。 - 前記反力付与部材は、これが1回転する間に前記操作レバーの角度変位を正弦波状に変位させるカム形状となっていることを特徴とする請求項1に記載の操作レバー負荷付与装置。
- 前記モータは一方向に回転駆動され、
前記第1の反力付与部材及び第2の反力付与部材は、これらが1回転する間に前記操作レバーの角度変位を正弦波状に変位させるカム形状となっていることを特徴とする請求項2に記載の操作レバー負荷付与装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008204227A JP2010039909A (ja) | 2008-08-07 | 2008-08-07 | 操作レバー負荷付与装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008204227A JP2010039909A (ja) | 2008-08-07 | 2008-08-07 | 操作レバー負荷付与装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010039909A true JP2010039909A (ja) | 2010-02-18 |
Family
ID=42012360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008204227A Pending JP2010039909A (ja) | 2008-08-07 | 2008-08-07 | 操作レバー負荷付与装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010039909A (ja) |
-
2008
- 2008-08-07 JP JP2008204227A patent/JP2010039909A/ja active Pending
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