JP2010038982A - 液晶表示パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】表示品位に優れた液晶表示パネルを提供する。
【解決手段】液晶表示パネルは、表示領域Rに重なった画素パターンと、互いに厚みの異なる複数種類のダミーパターン部を有したダミーパターン41とを具備した第1基板と、第2基板と、液晶層と、複数の球状スペーサ15とを備えている。球状スペーサ15は、画素パターン上に配置され、かつ、複数種類のダミーパターン部の1種類のダミーパターン部上にインクジェット工法又は印刷法を用いて配置されている。球状スペーサ15は、表示領域Rから外れた第1基板及び第2基板間の隙間を表示領域Rに重なった第1基板及び第2基板間の隙間と一致させている。
【選択図】 図6

Description

この発明は、液晶表示パネルに関する。
画像を表示する表示パネルとして液晶表示パネルが用いられている。一般に、液晶表示パネルは、配向膜を有するアレイ基板及び対向基板を配向膜同士が対向するように配置し、2枚の基板間に液晶層を挟持して形成されている。2枚の基板は、周辺領域に配置されたシール材および封止材によって貼り合わされている。
2枚の基板間には基板間距離を保持するために球状(粒状)スペーサ又はフォトリソグラフィー法により形成された樹脂からなる柱状スペーサが配置されている(例えば、特許文献1参照)。柱状スペーサは、例えば、シール材より外側にも形成されている。カラー表示する場合には、2枚の基板の一方に、多くの場合、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)からなる着色層が配置されている。
近年、大型モニターやテレビジョン受像機用途等、従来CRTが使用されていたデバイス分野への液晶の応用展開に伴い、液晶表示パネルには更なる性能向上及び低コスト化が要求されている。このような背景の元、製造原価を抑えるためにインクジェット工法の適用が注目を集めている。
最近では、配向膜や着色層だけでなく、スペーサの配置にもインクジェット工法を使用することが検討されており、インクジェットにより遮光層上に球状スペーサを1個ずつ又は複数個ずつ配置することが考えられている(例えば、特許文献2参照)。また大型基板に対してはスペーサを印刷法により配置することも検討されている。
特開2003−186022号公報 特開2006−208728号公報
上記液晶表示パネルの画質の向上のため、精度の良いセルギャップ均一性が求められている。フォトリソグラフィー法により形成された樹脂からなる柱状スペーサを用いた場合、レジスト塗布時の膜厚分布があるため、基板面内で柱状スペーサの高さにばらつきが生じることになる。この場合、セルギャップを均一にすることは困難である。
これに対し、インクジェット工法により配置された球状スペーサを用いた場合、球状スペーサの直径は互いに同一であるため、ギャップ均一性の向上が期待される。しかしながら、液晶表示パネルの周辺部には、遮光部、シール材、液晶注入口、封止材、導電性領域等が設けられている。このため、この周辺部においては、特に、セルギャップ均一性が崩れ易く、表示領域と同等のギャップ均一性を維持することが難しい。
例えばシール材が太くなってしまった場合にはアレイ基板及び対向基板を接着する工程において荷重をかけた際、シール材の潰れ量が小さくなってしまい、周辺部のギャップが大きくなる可能性がある。表示領域と周辺部のギャップ差が大きくなった場合、周辺部のみ液晶表示パネルの透過率が異なるため、表示ムラとして視認されてしまう。
また、信号線および走査線が引出されるガラス基板の少なくとも1辺では、信号線および走査線が斜めに配列されることが多い。多数の信号線や走査線を斜めに配列する場合、アレイ基板の額縁領域が狭いと隣り合う配線との間隔が狭くなり製造上困難になるため、額縁領域を広くする必要が生じる。上記のように、額縁領域が広くなると、より一層表示ムラが発生し易い。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、表示品位に優れた液晶表示パネルを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の態様に係る液晶表示パネルは、
表示領域に重ねて基板上に形成された画素パターンと、前記表示領域から外れて前記基板上に形成され、互いに厚みの異なる複数種類のダミーパターン部を有したダミーパターンと、を具備した第1基板と、
前記第1基板に隙間を置いて対向配置された第2基板と、
前記第1基板及び第2基板間に挟持された液晶層と、
前記画素パターン上に配置され、かつ、前記複数種類のダミーパターン部の1種類のダミーパターン部上にインクジェット工法又は印刷法を用いて配置され、前記表示領域から外れた前記第1基板及び第2基板間の隙間を前記表示領域に重なった前記第1基板及び第2基板間の隙間と一致させる複数の球状スペーサと、を備えている。
この発明によれば、表示品位に優れた液晶表示パネルを提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明の第1の実施の形態に係る液晶表示パネルおよび液晶表示パネルの製造方法について詳細に説明する。始めに、液晶表示パネルの構成を説明する。
図1、図2、図3及び図4に示すように、液晶表示パネルは、第1基板としてのアレイ基板1と、第2基板としての対向基板2と、液晶層3と、カラーフィルタ4とを備えている。液晶表示パネルは、画像を表示する矩形状の表示領域Rを有している。
アレイ基板1は、透明な絶縁基板として、矩形状のガラス基板10を備えている。ガラス基板10上には複数の信号線11及び複数の走査線12が互いに交差して格子状に設けられ、これら信号線と走査線との各交差部近傍にスイッチング素子として、例えばTFT(薄膜トランジスタ)13が設けられている。
TFT13は、走査線12の一部を延在したゲート電極13a、ゲート電極上に設けられたゲート絶縁膜13b、ゲート絶縁膜を介してゲート電極と対向したチャネル層13c、チャネル層の一方の領域に接続されたソース電極13d及びチャネル層の他方の領域に接続されたドレイン電極13eを有している。ソース電極13dは、信号線11に接続され、ドレイン電極13eは、後述する画素電極14に接続されている。TFT13は、共通のゲート絶縁膜13bで形成されている。
表示領域Rにおいて、信号線11、走査線12及びTFT13を含むガラス基板10上には、赤色の着色層4R、緑色の着色層4Gおよび青色の着色層4Bが互いに隣接し、交互に並んで設けられている。着色層4R、4G、4Bはカラーフィルタ4を形成している。着色層4R、4G、4Bは、それぞれストライプ状に形成され、その周縁部を信号線11に重ねて配設されている。
着色層4R、4G、4B上には、複数の画素電極14がマトリクス状に設けられている。これら画素電極14は、ITO(インジウム・ティン・オキサイド)等の透明な導電材料により形成されている。各画素電極14は、各着色層に形成されたコンタクトホール4hを介して対応するTFT13のドレイン電極13eと電気的に接続されている。着色層4R、4G、4B及び画素電極14上には配向膜16が成膜されている。
上記したように、表示領域Rに重ねてガラス基板10上に、画素パターンPが形成されている。
一方、図2、図5、図6及び図7に示すように、表示領域Rの外側において、ガラス基板10上には、遮光部31及びダミーパターン41が形成されている。遮光部31は矩形枠状に形成されている。遮光部31は、表示領域Rを囲むとともにこの表示領域の周縁に接してガラス基板10上に形成されている。遮光部31は、表示領域Rの外側から漏れる光の遮光に寄与している。
ダミーパターン41は矩形枠状に形成されている。ダミーパターン41は、遮光部31の周縁に隙間を置いて形成されている。ダミーパターン41は、後述するシール材51に対して表示領域R及び遮光部31の反対側に位置している。
ダミーパターン41は、互いに厚みの異なる複数種類のダミーパターン部として、緑色の第1ダミー着色層42及び青色の第2ダミー着色層43を有している。第1ダミー着色層42は、緑色の着色層で形成されている。第2ダミー着色層43は、青色の着色層で形成されている。第1ダミー着色層42及び第2ダミー着色層43は、表示領域Rの外周に沿って交互に並べられている。なお、ダミーパターン41は、赤色、緑色及び青色の少なくとも2色のダミー着色層で形成されていれば良い。
この実施の形態において、第1ダミー着色層42は、着色層4Gと同時に同一材料を用いて形成されている。第2ダミー着色層43は、着色層4Bと同時に同一材料を用いて形成されている。第2ダミー着色層43は第1ダミー着色層42が形成された後に形成される。また、第1ダミー着色層42及び第2ダミー着色層43は、色毎に幅を異ならせて形成されている。これにより、ダミー着色層を色毎に厚みを異ならせて形成することができる。ここでは、第2ダミー着色層43は、第1ダミー着色層42の厚みを超えた厚みを有している。
図3、図5、図6及び図7に示すように、表示領域Rおよび表示領域の外側において、着色層4G及び第2ダミー着色層43上には、複数のスペーサとして、複数の球状スペーサ15が配置されている。より詳しくは、表示領域Rにおいて、球状スペーサ15は、着色層4Gに重なった配向膜16上に配置されている。但し、表示領域Rの球状スペーサ15は、着色層4G以外の着色層に重なっていても良く、複数色の着色層に重なっていても良い。球状スペーサ15は、インクジェット工法を用いて配置されている。
図1、図2、図3、図5、図6及び図7に示すように、対向基板2は、透明な絶縁基板として、矩形状のガラス基板20を備えている。このガラス基板20上には、ITO等の透明な導電膜で形成された対向電極21が形成されている。対向電極21上には、配向膜22が成膜されている。なお、対向電極21および配向膜22は、ガラス基板20全面にそれぞれ形成されている。
アレイ基板1及び対向基板2は、球状スペーサ15により所定の隙間を保持して対向配置されている。上記したように、ダミーパターン41を設け、第1ダミー着色層42及び第2ダミー着色層43の中、第2ダミー着色層43上にインクジェット工法を用いて球状スペーサ15を配置したことにより、球状スペーサ15は、表示領域Rから外れたアレイ基板1及び対向基板2間の隙間を、表示領域Rに重なったアレイ基板1及び対向基板2間の隙間と一致させている。
アレイ基板1および対向基板2は、両基板の周辺に配設されたシール材51により互いに接合されている。シール材51は、遮光部31及びダミーパターン41間に位置している。
液晶層3は、アレイ基板1及び対向基板2間に挟持されている。シール材51の一部には液晶注入口52が形成され、この液晶注入口は封止材53で封止されている。
次に、上記のように構成された液晶表示パネルの製造方法について説明する。特に、アレイ基板1の製造方法を詳しく説明する。
図1乃至図7に示すように、まず、ガラス基板10を用意する。用意したガラス基板10上には、成膜およびパターニング等を繰り返す等、通常の製造工程により、信号線11、走査線12及びTFT13等を形成する。
続いて、スピンナを用い、有機顔料として赤色顔料を分散した感光性赤色レジスト(以下、赤色レジストと称する)を、ガラス基板10上全面に塗布する。次いで、塗布された赤色レジストを90℃で5分間仮焼成(プリベーク)する。
その後、所定のフォトマスクを用い、赤色レジストにパターニングを露光する。露光する際、赤色レジストには、露光量150mJ/cmとして紫外線を照射する。ここで用いたフォトマスクは、赤色に着色したい個所に紫外線が照射されるようなパターンと、コンタクトホール4hのためのパターンとを有している。
次いで、露光された赤色レジストを約0.1重量%のTMAH(テトラメチルアンモニウムハイドライド)水溶液で約40秒間現像し、その後、さらに水洗いする。続いて、水洗いした赤色レジストを約200℃で約1時間本焼成(ポストベーク)する。これにより、赤色の着色層4Rが形成される。
続いて、スピンナを用い、有機顔料として緑色顔料を分散した感光性緑色レジスト(以下、緑色レジストと称する)100を、ガラス基板10上全面に塗布する(図8)。その後、フォトマスクMのパターンを変更し(図9)、上記した工程と同様の工程にて製造することにより、緑色の着色層4G及び第1ダミー着色層42が同時に同一材料で形成される(図10)。
次いで、スピンナを用い、有機顔料として青色顔料を分散した感光性青色レジスト(以下、青色レジストと称する)110を、ガラス基板10上全面に塗布する(図11)。その後、フォトマスクMのパターンを変更し(図12)、上記した工程と同様の工程にて製造することにより、青色の着色層4B及び第2ダミー着色層43が同時に同一材料で形成される(図7)。これにより、カラーフィルタ4およびダミーパターン41が形成される。
続いて、着色層4R、4G、4Bおよびコンタクトホール4hを含むガラス基板10全面に、ITOをスパッタリング法により堆積する。次いで、所定のマスクを用い、PEP(Photo Etching process)により画素電極14をパターン化する。これにより、着色層4R、4G、4Bに重なった複数の画素電極14が形成される。
その後、ガラス基板10の周縁部に、黒色樹脂を用いて遮光部31を形成する。続いて、表示領域Rを含むガラス基板10上にポリイミドからなる配向膜材料を塗布し、配向膜16を成膜する。そして、この配向膜16に所定の配向処理(ラビング)を施すことにより配向膜16が形成される。
これにより、アレイ基板1が完成する。
一方、対向基板2の製造方法においては、まず、ガラス基板20を用意する。用意したガラス基板20全面に、ITOをスパッタリング法により堆積する。これにより、ガラス基板20上に対向電極21が形成される。続いて、対向電極21に重ねてガラス基板20上にポリイミドからなる配向膜材料を塗布し、配向膜22を成膜する。そして、この配向膜22に所定の配向処理(ラビング)を施すことにより配向膜22が形成される。これにより、対向基板2が完成する。
次いで、図示しないインクジェット装置を用い、インクジェット装置のノズルヘッドを所定間隔ずつ移動させながら、球状スペーサを含む分散液を一体としてガラス基板10上に吐出する。そして、分散液が蒸発することにより、所定の位置、すなわち、着色層4Gに重なった配向膜16及び第2ダミー着色層43上に球状スペーサ15が配置されることとなる。ここでは、球状スペーサ15の直径は5μmである。上記したように、インクジェット工法を用いて球状スペーサ15が配置される。
その後、ガラス基板20の周辺に、例えば、熱硬化型のシール材51を印刷する。続いて、アレイ基板1および対向基板2を複数の球状スペーサ15により所定の隙間を保持して対向配置させ、アレイ基板および対向基板の周辺同士をシール材51により貼り合せる。その後、シール材51を加熱して硬化させ、アレイ基板1および対向基板2を固定する。これにより、空の表示パネルが形成される。
続いて、真空注入法により、シール材51の一部に形成された液晶注入口52から、カイラル材が添加されたネマティック液晶を注入する。その後、液晶注入口52を、例えば紫外線硬化型樹脂からなる封止材53により封止する。これにより、アレイ基板1および対向基板2間に液晶が封入され、液晶層3が形成される。そして、アレイ基板1の外面および対向基板2の外面にそれぞれ図示しない偏光板を配置することにより液晶表示パネルが完成する。
上記第2ダミー着色層43は、第1ダミー着色層42より厚く形成されているが、ここで、第2ダミー着色層43の膜厚を調整する手法について説明する。
図13に示すように、第1ダミー着色層42のピッチ(間隔)が70μmの場合を基準とする。すると、第1ダミー着色層42のピッチを小さくすると焼成後の第2ダミー着色層43を厚く形成できることが分かる。反対に、第1ダミー着色層42のピッチを大きくすると焼成後の第2ダミー着色層43を薄く形成できることが分かる。上記したように、第1ダミー着色層42のピッチを調整する手法を用いて、第2ダミー着色層43の膜厚が調整されている。
上記したように構成された液晶表示パネル及び液晶表示パネルの製造方法によれば、ダミーパターン41は表示領域Rの外側、より詳しくは、シール材51の外側に位置している。スピンコーターによる緑色レジスト塗布時、緑色レジストはガラス基板10の周辺に向かって膜厚が薄く成膜される傾向にあるため、着色層4Gと第1ダミー着色層42とで膜厚が互いに異なって形成される傾向にある。また、第1ダミー着色層42全域で膜厚にバラツキが生じる場合もある。
このため、緑色レジストで第1ダミー着色層42を形成した後、青色レジストを塗布して第2ダミー着色層43を形成している。これにより、第2ダミー着色層43を狙いの膜厚に形成することができ、第2ダミー着色層43に重なったアレイ基板1及び対向基板2間の隙間を表示領域Rに重なったアレイ基板1及び対向基板2間の隙間と一致させることができる。また、第2ダミー着色層43は、全域で同一の膜厚に形成することができる。なお、着色層4R、4G、4Bも、それぞれ表示領域R全域で同一の膜厚に形成することができる。
球状スペーサ15は、着色層4Gに重なった配向膜16上および狙いの膜厚に形成された第2ダミー着色層43上にそれぞれ配置されている。これにより、球状スペーサ15は、表示領域Rから外れたアレイ基板1及び対向基板2間の隙間を、表示領域Rに重なったアレイ基板1及び対向基板2間の隙間と一致させることができる。このため、表示領域Rを含む液晶表示パネル全域でセルギャップの均一性を向上させることができる。
ダミーパターン41は、シール材51の外側に設けられている。ダミーパターン41は、図示しないベゼル等の遮光部材で覆ったり、予め下に配線と同じ金属膜等によって遮光層を形成したりすることにより、ダミーパターン41を透過した光により表示不良となることはない。
ダミーパターン41は、カラーフィルタ4を形成する際、同一材料で同時に形成できる。このため、製造時間及び製造コストの増大を招くことなくダミーパターン41を形成することができる。
上記したことから、液晶表示パネルの画質の低下を防止することができ、表示品位に優れた液晶表示パネルを得ることができる。
次に、この発明の第2の実施の形態に係る液晶表示パネルについて詳細に説明する。なお、この実施の形態において、他の構成は上述した実施の形態と同一であり、同一の部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図14、図15、図16、図17及び図18に示すように、液晶表示パネルは、第1基板としてのアレイ基板1と、第2基板としての対向基板2と、液晶層3と、カラーフィルタ4とを備えている。アレイ基板1は、表示領域Rに重ねてガラス基板10上に形成された画素パターンPと、表示領域Rから外れてガラス基板10上に形成されたダミーパターン41とを備えている。ダミーパターン41は、シール材51に対して表示領域R及び遮光部31の反対側に位置している。
遮光部31は、表示領域R及びシール材51間に設けられている。遮光部31の1辺(下辺)は、引出し配線の関係上、他の3辺よりも太く形成される場合が多い。ここでは、液晶表示パネルの1辺(下辺)が幅の広い広額縁領域であり、他の3辺(上辺、左辺、右辺)が下辺より幅の狭い狭額縁領域である。
また、ガラス基板10の1辺(下辺)において、ガラス基板10の周縁部には複数の駆動回路60が載置される。駆動回路60が載置されるガラス基板10の周縁部には、信号線11が引出されて形成されている他、走査線12も引出されて形成されている。このガラス基板10の周縁部において、信号線11及び走査線12は、斜めに配列され、駆動回路60にそれぞれ接続されている。
ダミーパターン41は、互いに厚みの異なる複数種類のダミーパターン部として、緑色の第1ダミー着色層42、青色の第2ダミー着色層43及び赤色の第3ダミー着色層44を有している。第1ダミー着色層42は、緑色の着色層で形成されている。第2ダミー着色層43は、青色の着色層で形成されている。第3ダミー着色層44は、赤色の着色層で形成されている。第1ダミー着色層42、第2ダミー着色層43及び第3ダミー着色層44は、表示領域Rの外周に沿って交互に並べられている。
この実施の形態において、第3ダミー着色層44は、着色層4Rと同時に同一材料を用いて形成されている。第1ダミー着色層42は、着色層4Gと同時に同一材料を用いて形成されている。第2ダミー着色層43は、着色層4Bと同時に同一材料を用いて形成されている。
第1ダミー着色層42は第3ダミー着色層44が形成された後に形成される。第2ダミー着色層43は第1ダミー着色層42が形成された後に形成される。また、第1ダミー着色層42、第2ダミー着色層43及び第3ダミー着色層44は、色毎に幅を異ならせて形成されている。これにより、ダミー着色層を色毎に厚みを異ならせて形成することができる。ここでは、第3ダミー着色層44が最も厚く、第3ダミー着色層44、第2ダミー着色層43及び第1ダミー着色層42の順に薄く形成されている。
表示領域Rにおいて、着色層4Gには、複数のスペーサとして、複数の球状スペーサ15が配置されている。より詳しくは、表示領域Rにおいて、球状スペーサ15は、着色層4Gに重なった配向膜16上に配置されている。但し、表示領域Rの球状スペーサ15は、着色層4G以外の着色層に重なっていても良く、複数色の着色層に重なっていても良い。
表示領域Rの外側において、第1ダミー着色層42及び第2ダミー着色層43上には、複数のスペーサとして、複数の球状スペーサ15が配置されている。より詳しくは、上記広額縁領域において、球状スペーサ15は、第2ダミー着色層43上に配置されている。上記狭額縁領域において、球状スペーサ15は、第2ダミー着色層43より膜厚の薄い第1ダミー着色層42上に配置されている。
すなわち、液晶表示パネルの周辺セルギャップが薄くなる傾向がある下辺(広額縁領域)では膜厚の厚い第2ダミー着色層43上に球状スペーサ15を配置している。液晶表示パネルの周辺セルギャップが厚くなる傾向がある上辺及び左右辺(狭額縁領域)では膜厚の薄い第1ダミー着色層42上に球状スペーサ15を配置している。球状スペーサ15は、インクジェット工法を用いて配置されている。
上記したように構成された液晶表示パネル及び液晶表示パネルの製造方法によれば、ダミーパターン41は表示領域Rの外側、より詳しくは、シール材51の外側に位置している。スピンコーターによる赤色レジスト塗布時、赤色レジストはガラス基板10の周辺に向かって膜厚が薄く成膜される傾向にあるため、着色層4Rと第3ダミー着色層44とで膜厚が互いに異なって形成される傾向にある。また、第3ダミー着色層44全域で膜厚にバラツキが生じる場合もある。さらに、液晶表示パネルの下辺(広額縁領域)では周辺セルギャップが薄くなる傾向にあり、液晶表示パネルの上辺及び左右辺(狭額縁領域)では周辺セルギャップが厚くなる傾向にある。
このため、赤色レジストで第3ダミー着色層44を形成した後、緑色レジストを塗布して第1ダミー着色層42を形成し、続いて、青色レジストを塗布して第2ダミー着色層43を形成している。これにより、第1ダミー着色層42及び第2ダミー着色層43を狙いの膜厚に形成することができる。
これにより、表示領域Rに重なったアレイ基板1及び対向基板2間の隙間を、液晶表示パネルの下辺の第2ダミー着色層43に重なったアレイ基板1及び対向基板2間の隙間と、液晶表示パネルの上辺及び左右辺の第1ダミー着色層42に重なったアレイ基板1及び対向基板2間の隙間と一致させることができる。なお、着色層4R、4G、4Bも、それぞれ表示領域R全域で同一の膜厚に形成することができる。
球状スペーサ15は、着色層4Gに重なった配向膜16上および狙いの膜厚に形成された第1ダミー着色層42及び第2ダミー着色層43上にそれぞれ配置されている。これにより、球状スペーサ15は、表示領域Rから外れたアレイ基板1及び対向基板2間の隙間を、表示領域Rに重なったアレイ基板1及び対向基板2間の隙間と一致させることができる。このため、表示領域Rを含む液晶表示パネル全域でセルギャップの均一性を向上させることができる。
上記したことから、液晶表示パネルの画質の低下を防止することができ、表示品位に優れた液晶表示パネルを得ることができる。
なお、この発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、図19に示すように、ダミーパターン41は、表示領域R及び遮光部31間に位置していても良い。球状スペーサ15は、表示領域R及びダミーパターン41に重ねて配置されている。これにより、表示領域R周縁からシール材51までの球状スペーサ15が配置されない領域を縮小することができ、上述した効果を得ることができる。
また、図20に示すように、ダミーパターン41は、遮光部31及びシール材51間に位置していても良い。この場合も、表示領域R周縁からシール材51までの球状スペーサ15が配置されない領域を縮小することができ、上述した効果を得ることができる。
さらに、ダミーパターン41の形状は矩形状に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、図21に示すように、ダミーパターン41は、ストライプ状に形成され、下辺(広額縁領域)に沿って延出して設けられていても良い。この場合も、表示領域R周縁からシール材51までの球状スペーサ15が配置されない領域を縮小することができ、上述した効果を得ることができる。
着色層4R、4G、4B、第1ダミー着色層42、第2ダミー着色層43及び第3ダミー着色層44の色材料として、アクリル樹脂系のネガ型感光性材料を用いたが、これに限定されるものではない。すなわち、ポジ型及びネガ型、並びにアクリル樹脂系及びノボラック樹脂系に限定されるものではなく、少なくとも露光プロセスを用いてパターニングできる感光性樹脂であれば良い。
ダミーパターン41は、互いに厚みの異なる複数種類のダミーパターン部を有していれば良い。ダミーパターン部は、第1ダミー着色層42、第2ダミー着色層43及び第3ダミー着色層44に限定されるものではない。例えば、反射型の液晶表示パネルに用いる透明樹脂や、半透過型の液晶表示パネルにセルギャップ調整のために用いる透明樹脂でダミーパターン部を形成しても良い。
対向基板2が第1基板として機能し、アレイ基板1が第2基板として機能しても良い。
カラーフィルタ4は、アレイ基板1側に形成したが、対向基板2側に形成しても良い。この場合、例えば、第1基板としての対向基板2が、表示領域Rに重ねてガラス基板20上に形成された画素パターンと、表示領域Rから外れてガラス基板20上に形成され、互いに厚みの異なる複数種類のダミーパターン部を有したダミーパターン41とを備えていても良い。
球状スペーサ15は、インクジェット工法を用いて配置されているが、これに限らず、印刷法を用いて配置されていても良い。
本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示パネルの斜視図。 上記液晶表示パネルの平面図であり、特に、カラーフィルタ及びダミーパターンの関係を示す平面図。 図2に示した液晶表示パネルの線III−III断面図。 上記液晶表示パネルのアレイ基板の配線構造を概略的に示す平面図。 上記液晶表示パネルの一部を拡大して概略的に示す平面図であり、特に、液晶表示パネルの右辺を示す図。 図2に示した液晶表示パネルの線VI−VI断面図。 図2に示した液晶表示パネルの線VII−VII断面図。 上記ダミーパターンの製造工程を示す図であり、特に、ガラス基板上に緑色レジストが塗布された状態を示す図。 図8に続くダミーパターンの製造工程を示す図であり、特に、フォトマスクを用いて緑色レジストにパターニングを露光する状態を示す図。 図9に続くダミーパターンの製造工程を示す図であり、特に、ガラス基板上に第1ダミー着色層が形成された状態を示す図。 図10に続くダミーパターンの製造工程を示す図であり、特に、ガラス基板及び第1ダミー着色層上に青色レジストが塗布された状態を示す図。 図11に続くダミーパターンの製造工程を示す図であり、特に、フォトマスクを用いて青色レジストにパターニングを露光する状態を示す図。 上記第1ダミー着色層のピッチに対する第2ダミー着色層の膜厚の変化をグラフで示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る液晶表示パネルの平面図であり、特に、カラーフィルタ及びダミーパターンの関係を示す平面図。 図14に示した液晶表示パネルの一部を拡大して概略的に示す平面図であり、特に、液晶表示パネルの右辺を示す図。 図14に示した液晶表示パネルの線XVI−XVI断面図。 図14に示した液晶表示パネルの線XVII−XVII断面図。 図14に示した液晶表示パネルの線XVIII−XVIII断面図。 上記液晶表示パネルの変形例を示す平面図であり、特に、カラーフィルタ及びダミーパターンの関係を示す平面図。 上記液晶表示パネルの他の変形例を示す平面図であり、特に、カラーフィルタ及びダミーパターンの関係を示す平面図。 上記液晶表示パネルの他の変形例を示す平面図であり、特に、カラーフィルタ及びダミーパターンの関係を示す平面図。
符号の説明
1…アレイ基板、2…対向基板、3…液晶層、4…カラーフィルタ、4R,4G,4B…着色層、4h…コンタクトホール、10…ガラス基板、11…信号線、12…走査線、13…TFT、14…画素電極、15…球状スペーサ、16…配向膜、20…ガラス基板、31…遮光部、41…ダミーパターン、42…第1ダミー着色層、43…第2ダミー着色層、44…第3ダミー着色層、51…シール材、60…駆動回路、R…表示領域、P…画素パターン、M…フォトマスク。

Claims (9)

  1. 表示領域に重ねて基板上に形成された画素パターンと、前記表示領域から外れて前記基板上に形成され、互いに厚みの異なる複数種類のダミーパターン部を有したダミーパターンと、を具備した第1基板と、
    前記第1基板に隙間を置いて対向配置された第2基板と、
    前記第1基板及び第2基板間に挟持された液晶層と、
    前記画素パターン上に配置され、かつ、前記複数種類のダミーパターン部の1種類のダミーパターン部上にインクジェット工法又は印刷法を用いて配置され、前記表示領域から外れた前記第1基板及び第2基板間の隙間を前記表示領域に重なった前記第1基板及び第2基板間の隙間と一致させる複数の球状スペーサと、を備えている液晶表示パネル。
  2. 前記画素パターンは、複数色の着色層を含んだカラーフィルタを有し、
    前記ダミーパターンは、ダミー着色層で形成されている請求項1に記載の液晶表示パネル。
  3. 前記画素パターンは、複数色の着色層を含んだカラーフィルタを有し、
    前記ダミーパターンは、互いに厚みの異なる複数色のダミー着色層で形成されている請求項1に記載の液晶表示パネル。
  4. 前記複数色のダミー着色層は、色毎に幅を異ならせて色毎に厚みを異ならせている請求項3に記載の液晶表示パネル。
  5. 前記カラーフィルタは、赤色、緑色及び青色の着色層を有し、
    前記ダミーパターンは、赤色、緑色及び青色の少なくとも2色の前記ダミー着色層で形成されている請求項3に記載の液晶表示パネル。
  6. 前記表示領域から外れた前記第1基板及び第2基板の周辺に設けられたシール材を備え、
    前記ダミーパターンは、前記シール材に対して前記表示領域の反対側に位置している請求項1に記載の液晶表示パネル。
  7. 前記表示領域から外れた前記第1基板及び第2基板の周辺に設けられたシール材を備え、
    前記ダミーパターンは、前記表示領域及びシール材間に位置している請求項1に記載の液晶表示パネル。
  8. 矩形状であり、1辺が幅の広い広額縁領域であり、他の3辺が前記1辺より幅の狭い狭額縁領域である前記液晶表示パネルにおいて、
    前記広額縁領域に位置した前記球状スペーサが重ねられたダミーパターン部は、前記狭額縁領域に位置した前記球状スペーサが重ねられたダミーパターン部より厚い請求項1に記載の液晶表示パネル。
  9. 前記第1基板は、前記表示領域を囲むとともに前記表示領域の周縁に接して形成され、前記表示領域及びダミーパターン間に位置した遮光部をさらに具備している請求項1に記載の液晶表示パネル。
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