JP2010038698A - 帯状シート検査装置及び帯状シート検査方法 - Google Patents

帯状シート検査装置及び帯状シート検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】可撓性を有する帯状シートの両脇に接触しながら、帯状シートを長手方向及び幅方向に平坦な状態で移動して、帯状シートの欠陥の検査を効率良く行う。
【解決手段】可撓性を有する帯状シート1の両脇において、回転軸が帯状シートの移動方向と直交する方向から移動方向と反対の方向へ傾いた、帯状シートの脇を挟んで回転する一対のローラ31,41、32,42、33,43、34,44を、帯状シートの移動方向に複数設け、複数のローラにより、帯状シートに長手方向及び幅方向の張力を掛けながら、帯状シートを長手方向へ移動する。検査光を帯状シートの表面へ斜めに照射し、検査光が帯状シートの欠陥により散乱された散乱光を受光し、受光した散乱光から帯状シートの欠陥を検出し、検査光が照射されている帯状シート上の位置を検出して、検出した欠陥の位置を検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、可撓性を有する材料を薄い帯状のシートに成形した帯状シートの欠陥を検出する帯状シート検査装置及び帯状シート検査方法に係り、特に接触が許容される範囲がシートの両脇に限られた帯状シートを検査するのに好適な帯状シート検査装置及び帯状シート検査方法に関する。
例えば、液晶表示装置に使用される偏光板保護フィルム、光学補償フィルム、防眩性フィルム、偏光フィルム、位相差フィルム等の樹脂フィルムは、表面に異物が存在すると、液晶表示装置の画質低下の原因となるため、液晶パネルに貼り付ける前に、異物の検査が行われる。従来、液晶表示装置に使用される樹脂フィルムの異物検査では、シート状の樹脂フィルムの裏面をその幅全体に渡ってローラ等の支持部材で支持しながら、樹脂フィルムの表面へ検査光を照射し、検査光が異物で散乱された散乱光を受光して、樹脂フィルムの表面の異物を検出していた。この様な異物検査方法及び異物検査装置に関するものとして、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載のものがある。
特開2008−107131号公報 特開2008−107132号公報
従来の液晶表示装置に使用される樹脂フィルムやソーラーパネル用樹脂フィルムの異物検査では、樹脂フィルムの裏面をその幅全体に渡ってローラ等の支持部材で支持するため、支持部材に付着していた異物が、樹脂フィルムの裏面の幅全体に渡って付着する恐れがあった。そのため、樹脂フィルム等の可撓性を有するシートの検査において、ローラ等の支持部材がシートに接触する範囲をできるだけ狭くしたいという要求があった。
有機EL(Electroluminescence)照明パネルや有機EL表示パネルは、ポリエチレン等の可撓性を有する材料を0.1mm程度の薄い帯状のシートに成形したベースシートの表面に、電極や発光層を形成して製造される。ベースシートは、傷、異物、気泡等の欠陥が存在すると、電極や発光層の形成が良好に行われず、または発光むらの原因となるため、欠陥の検査が行われる。ベースシートは、長尺であるためロール状に巻かれた状態で運搬及び保管され、欠陥の検査では、ロール状に巻かれたベースシートを、一旦引き出した後、再びロール状に巻き直す必要がある。検査の際、ベースシートの裏面に異物が付着すると、ロール状に巻き直したとき、ベースシートの裏面の異物が、ベースシートの表面に付着する。そのため、ベースシートの欠陥の検査では、電極や発光層が形成されないベースシートの両脇10mm程度の部分にだけ接触を許容し、それ以外の電極や発光層が形成される部分には接触しないで検査を実施したいという要求があった。また、表面に電極や発光層を形成した後のベースシートの異物検査についても、同様の理由から同じ要求があった。
有機EL照明パネルや有機EL表示パネルのベースシートの欠陥の検査では、検査後にベースシートを再びロール状に巻き直す必要があるため、ベースシートを移動しながら、ベースシートの巻き直しと検査とを並行して行うのが効率的である。その際、光学系を用い、欠陥からの散乱光を受光して欠陥を検出するためには、ベースシートを長手方向及び幅方向に平坦な状態で移動する必要がある。しかしながら、ベースシートの両脇10mm程度の部分にだけ接触が許容される場合、その部分を単にローラ等で支持しただけでは、ロール状に巻かれたベースシートには巻き癖が付いており、また可撓性を有するベースシートが自重で撓むため、ベースシートを平坦な状態で移動することができない。
本発明の課題は、可撓性を有する帯状シートの欠陥の検査を行う際、帯状シートに接触する範囲を狭くして、異物が帯状シートに付着する恐れを少なくすることである。また、本発明の課題は、可撓性を有する帯状シートの両脇に接触しながら、帯状シートを長手方向及び幅方向に平坦な状態で移動して、帯状シートの欠陥の検査を効率良く行うことである。
本発明の帯状シート検査装置は、可撓性を有する帯状シートの両脇において、回転軸が帯状シートの移動方向と直交する方向から移動方向と反対の方向へ傾いた、帯状シートの脇を挟んで回転する一対のローラを、帯状シートの移動方向に複数有し、複数のローラにより、帯状シートに長手方向及び幅方向の張力を掛けながら、帯状シートを長手方向へ移動する移動手段と、検査光を移動手段により移動される帯状シートの表面へ斜めに照射する投光系、及び検査光が帯状シートの欠陥により散乱された散乱光を受光する受光系を有する光学系と、受光系が受光した散乱光から帯状シートの欠陥を検出する欠陥検出手段と、投光系からの検査光が照射されている帯状シート上の位置を検出して、欠陥検出手段が検出した欠陥の位置を検出する手段とを備えたものである。
また、本発明の帯状シート検査方法は、可撓性を有する帯状シートの両脇において、回転軸が帯状シートの移動方向と直交する方向から移動方向と反対の方向へ傾いた、帯状シートの脇を挟んで回転する一対のローラを、帯状シートの移動方向に複数設け、複数のローラにより、帯状シートに長手方向及び幅方向の張力を掛けながら、帯状シートを長手方向へ移動し、検査光を帯状シートの表面へ斜めに照射し、検査光が帯状シートの欠陥により散乱された散乱光を受光し、受光した散乱光から帯状シートの欠陥を検出し、検査光が照射されている帯状シート上の位置を検出して、検出した欠陥の位置を検出するものである。
可撓性を有する帯状シートの両脇において、帯状シートの移動方向に複数設けた一対のローラ群が、帯状シートの脇を挟んで回転し、帯状シートをその長手方向へ移動する。各ローラは、帯状シートの幅全体に渡って接触するのではなく、帯状シートの脇だけに接触するので、帯状シートに接触する範囲が狭く、ローラの異物が帯状シートに付着する恐れが少なくなる。各ローラの回転軸は、帯状シートの移動方向と直交する方向から移動方向と反対の方向に傾いており、各ローラの回転によるトルクは、移動方向のトルク成分と移動方向と直交する方向のトルク成分とに分かれる。これらのトルク成分により、帯状シートに長手方向及び幅方向の張力を掛け、帯状シートを長手方向及び幅方向に平坦な状態で移動する。
さらに、本発明の帯状シート検査装置は、一対のローラが、モータに連結された駆動ローラと、回転自在に支持された従動ローラとから成り、従動ローラが、帯状シートの縁を案内するガイドを有するものである。また、本発明の帯状シート検査方法は、一対のローラを、モータに連結された駆動ローラと、回転自在に支持された従動ローラとで構成し、従動ローラにガイドを設け、帯状シートの縁を案内するものである。帯状シートを長手方向へ移動する際、帯状シートの縁が従動ローラに設けたガイドにより案内されて、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれが抑制される。従って、帯状シートの幅方向の欠陥の位置が精度良く検出される。
本発明の一実施の形態では、駆動ローラの回転軸の傾きを、帯状シートの移動方向へ進むに従って小さくする。駆動ローラの回転軸の傾きが小さくなる程、移動方向のトルク成分が大きくなり、帯状シートに長手方向の張力が掛かかる。本発明の他の実施の形態では、駆動ローラの直径を、帯状シートの移動方向へ進むに従って大きくする。駆動ローラの直径が大きくなる程、駆動ローラの回転によるトルクが大きくなり、移動方向のトルク成分が大きくなって、帯状シートに長手方向の張力が掛かかる。
さらに、本発明の帯状シート検査装置は、移動手段により移動される帯状シートの移動方向と直交する方向の位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段の検出結果に基づき、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正する位置ずれ補正手段とを備えたものである。また、本発明の帯状シート検査方法は、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置を検出し、検出結果に基づき、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正するものである。帯状シートの移動方向と直交する方向の位置を検出し、検出結果に基づき、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正するので、帯状シートの幅方向の欠陥の位置がさらに精度良く検出される。
本発明の一実施の形態では、駆動ローラを帯状シートへ押し付ける圧力を帯状シートの両脇で異ならせて、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正する。駆動ローラを帯状シートへ押し付ける圧力が変化すると、駆動ローラから帯状シートへ伝わるトルクが変化するので、移動方向と直交する方向のトルク成分が変化して、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれが補正される。本発明の他の実施の形態では、駆動ローラの回転軸の傾きを帯状シートの両脇で異ならせて、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正する。駆動ローラの回転軸の傾きが変化すると、移動方向と直交する方向のトルク成分が変化して、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれが補正される。あるいは、各駆動ローラをそれぞれ別のモータで駆動し、モータの回転速度を帯状シートの両脇で異ならせて、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正する。モータの回転速度が変化すると、駆動ローラの回転によるトルクが変化するので、移動方向と直交する方向のトルク成分が変化して、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれが補正される。
本発明によれば、可撓性を有する帯状シートの両脇において、回転軸が帯状シートの移動方向と直交する方向から移動方向と反対の方向へ傾いた、帯状シートの脇を挟んで回転する一対のローラを、帯状シートの移動方向に複数設け、複数のローラにより、帯状シートに長手方向及び幅方向の張力を掛けながら、帯状シートをその長手方向へ移動することにより、可撓性を有する帯状シートの欠陥の検査を行う際、帯状シートに接触する範囲を狭くして、異物が帯状シートに付着する恐れを少なくすることができる。そして、可撓性を有する帯状シートの両脇に接触しながら、帯状シートを長手方向及び幅方向に平坦な状態で移動して、帯状シートの欠陥の検査を効率良く行うことができる。
さらに、本発明によれば、一対のローラを、モータに連結された駆動ローラと、回転自在に支持された従動ローラとで構成し、従動ローラにガイドを設け、帯状シートの縁を案内することにより、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを抑制することができる。従って、帯状シートの幅方向の欠陥の位置を精度良く検出することができる。
さらに、本発明によれば、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置を検出し、検出結果に基づき、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正することにより、帯状シートの幅方向の欠陥の位置をさらに精度良く検出することができる。
図1は、本発明の一実施の形態による帯状シート検査装置の概略構成を示す図である。また、図2は、本発明の一実施の形態による帯状シート検査装置の斜視図である。本実施の形態は、有機EL照明パネルや有機EL表示パネルのベースシートの欠陥の検査を行う帯状シート検査装置の例を示している。帯状シート検査装置は、光学系10、アンプ11、欠陥検出回路12、ベースシート移動装置、位置検出装置70,80、位置ずれ補正装置81,82,83,84、メモリ90、及びCPU100を含んで構成されている。なお、図2では、アンプ11、欠陥検出回路12、位置ずれ補正装置81,82,83,84、メモリ90、及びCPU100が省略されている。
図1及び図2において、検査対象のベースシート1は、検査前にロール1aとして巻かれており、ベースシート移動装置により矢印で示す移動方向へ引き出されて、欠陥の検査が行われる。検査後、ベースシート1は、ロール1bとして再び巻き直される。図3は、ベースシートの上面図である。ベースシート1の一方の脇には、ベースシート1の縁から一定の距離Wの所に、長手方向(矢印で示す移動方向)に一定の間隔Lで、ベースシート1の移動量を検出するためのマーク2が設けられている。検査において、ベースシート1は、電極や発光層が形成されないベースシート1の両脇10mm程度の部分にだけ、接触が許容されている。
図1において、ベースシート移動装置は、駆動ローラ30,31,32,33,34,35、従動ローラ40,41,42,43,44,45、モータ50、及びモータ駆動回路60を含んで構成されている。図2に示す様に、ベースシート1の両脇において、ベースシート1の移動方向に、それぞれ一対の駆動ローラ31及び従動ローラ41、駆動ローラ32及び従動ローラ42、駆動ローラ33及び従動ローラ43、並びに駆動ローラ34及び従動ローラ44が設けられている。ベースシート移動装置は、これらのローラ群により、ベースシート1を長手方向へ移動する。また、これらのローラ群の前後には、それぞれ一対の駆動ローラ30及び従動ローラ40、並びに駆動ローラ35及び従動ローラ45が設けられている。駆動ローラ30及び従動ローラ40は、ベースシート1をロール1aから引き出し、駆動ローラ35及び従動ローラ45は、ベースシート1をロール1bへ送る。
なお、本実施の形態では、ベースシート1の両脇において、駆動ローラ及び従動ローラが6つずつ設けられているが、駆動ローラ及び従動ローラの数はこれに限らない。
図4は、駆動ローラ及び従動ローラの正面図である。それぞれ一対の駆動ローラ31及び従動ローラ41、駆動ローラ32及び従動ローラ42、駆動ローラ33及び従動ローラ43、並びに駆動ローラ34及び従動ローラ44は、ベースシート1の脇の接触許容範囲を上下に挟んで回転し、ベースシート1を図4の図面手前方向へ移動する。駆動ローラ31,32,33,34は、その回転軸31a,32a,33a,34aが後述するモータ50に連結されており、モータ50により駆動される。従動ローラ41,42,43,44は、その回転軸41a,42a,43a,44aが図示しない軸受により回転自在に支持されており、ベースシート1の移動に従って回転する。従動ローラ41,42,43,44は、段差部から成るガイド41b,42b,43b,44bを有し、ガイド41b,42b,43b,44bによりベースシート1の縁を案内する。ベースシート1を長手方向へ移動する際、ベースシート1の縁が従動ローラ41,42,43,44に設けたガイド41b,42b,43b,44bにより案内されて、ベースシート1の移動方向と直交する方向の位置ずれが抑制される。
図5は、本発明の一実施の形態による帯状シート検査装置の駆動ローラの配置を示す図である。ベースシート1の一方の脇の外側において、駆動ローラ31,32,33,34の回転軸31a,32a,33a,34aは、ベルト55によりモータ50に連結されている。ベースシート1の他方の脇の外側においても、同様である。駆動ローラ31,32,33,34の回転軸31a,32a,33a,34aは、ベースシート1の移動方向と直交する方向から移動方向と反対の方向へ、それぞれ角度θ1,θ2,θ3,θ4だけ傾いている。
図6は、図5に示した駆動ローラのトルクを説明する図である。各駆動ローラ3n(n=1〜4)の回転によるトルクをFn、ベースシート1の移動方向のトルク成分をfn、移動方向と直交する方向のトルク成分をPn、回転軸の傾きの角度をθnとすると、
fn=Fn・cosθn
Pn=Fn・sinθn
となる。移動方向と直交する方向のトルク成分P1,P2,P3,P4により、ベースシート1に幅方向の張力が掛かり、ベースシート1の裏面が幅全体に渡って支持されていなくても、ベースシート1が幅方向に平坦な状態で移動される。
本実施の形態では、駆動ローラ31,32,33,34の直径を同一にして、駆動ローラ31,32,33,34の回転軸の傾きを、ベースシート1の移動方向へ進むに従って小さくする(θ1>θ2>θ3>θ4)。駆動ローラ31,32,33,34の回転軸の傾きが小さくなる程、移動方向のトルク成分f1,f2,f3,f4が大きくなり(f1<f2<f3<f4)、ベースシート1に長手方向の張力が掛かって、ベースシート1が長手方向に平坦な状態で移動される。
図1において、位置検出装置80は、CCDカメラと画像信号処理回路を含んで構成され、ベースシート1に設けられたマーク2の移動方向及び移動方向と直交する方向の位置を検出する。なお、位置検出装置80はこれに限らず、例えば、投光部と受光部からなる光学的センサーで構成され、ベースシート1の縁の移動方向と直交する方向の位置を検出してもよい。
図1において、光学系10の近傍の駆動ローラ32の回転軸には、図示しないエンコーダが設けられている。駆動ローラ32の回転軸に設けられたエンコーダは、駆動ローラ32の回転を検出して、パルス信号をCPU100へ出力する。CPU100内には、このエンコーダからのパルス信号をカウントするカウンタが設けられており、カウンタのカウント値は、ベースシート1上の長手方向の位置を示し、マーク2から次のマーク2までのベースシート1上の長手方向の位置を把握するために用いられる。
位置検出装置80によりベースシート1に設けられたマーク2の移動方向及び移動方向と直交する方向の位置を検出する場合、CPU100は、位置検出装置80の検出信号により、カウンタのカウント値を、理論上のn番目のベースシート1の位置を示すカウント値に入れ換える。これにより、ベースシート1上の長手方向の位置は、マーク2の検出信号毎に理論上の値にセットされ、長手方向の位置のずれが累積されるのを防止することができる。カウント値の入れ換えは、光学系10の検出位置とマーク2との位置が合うタイミングで行う。つまり、図1では、位置検出装置80で検出したベースシート1のマーク2が、光学系10の位置に移動したタイミングでカウント値の入れ換えが行われる。なお、エンコーダは、駆動ローラ32に限らず、光学系10の近傍の駆動ローラ33に設けてもよい。
CPU100は、位置検出装置80の検出結果に基づき、ベースシート1の移動方向と直交する方向の位置ずれを検出し、位置ずれ補正装置81,82,83,84を制御して、ベースシート1の移動方向と直交する方向の位置ずれを補正する。図7は、位置ずれ補正装置の一例を示す図である。本例の位置ずれ補正装置は、駆動ローラ31,32,33,34をベースシート1へ押し付ける圧力をベースシート1の両脇で異ならせて、ベースシート1の移動方向と直交する方向の位置ずれを補正するものである。図7は、駆動ローラ31に対する位置ずれ補正装置81を示しており、駆動ローラ32,33,34に対する位置ずれ補正装置82,83,84も同様の構成である。
図7(a)は位置ずれ補正装置の側面図、図7(b)は位置ずれ補正装置の正面図であって、位置ずれ補正装置は、押し付けローラ811、軸受812、及び直動モータ813を含んで構成されている。押し付けローラ811は、その回転軸811aが軸受812により回転自在に支持されており、駆動ローラ31に接触しながら回転する。直動モータ813は、そのロッド813aの先端が軸受812に接触して、軸受812を図面下方向へ押す。軸受812を図面下方向へ押すことにより、駆動ローラ31が、押し付けローラ811に押されて、ベースシート1へ押し付けられる。直動モータ813は、CPU100の制御により、駆動ローラ31をベースシート1へ押し付ける圧力をベースシート1の両脇で異ならせる。駆動ローラ31をベースシート1へ押し付ける圧力が変化すると、図6において、駆動ローラ31からベースシート1へ伝わるトルクF1が変化するので、移動方向と直交する方向のトルク成分P1が変化して、ベースシート1の移動方向と直交する方向の位置ずれが補正される。
図8は、位置ずれ補正装置の他の例を示す図である。本例の位置ずれ補正装置は、駆動ローラ31,32,33,34の回転軸の傾きをベースシート1の両脇で異ならせて、ベースシート1の移動方向と直交する方向の位置ずれを補正するものである。図8は、駆動ローラ31に対する位置ずれ補正装置81を示しており、駆動ローラ32,33,34に対する位置ずれ補正装置82,83,84も同様の構成である。
図8は位置ずれ補正装置の上面図であって、位置ずれ補正装置は、軸受814、回転テーブル815、ベルト816、及びモータ817を含んで構成されている。軸受814は、駆動ローラ31の回転軸31aを回転自在に支持している。軸受814は回転テーブル815に搭載され、回転テーブル815はベルト816によりモータ817に連結されている。モータ817は、CPU100の制御により、ベルト55による駆動ローラ31の駆動に支障の無い範囲で、回転テーブル815を回転して、駆動ローラ31の回転軸31aの傾きをベースシート1の両脇で異ならせる。駆動ローラ31の回転軸31aの傾きが変化すると、図6において、移動方向と直交する方向のトルク成分P1が変化して、ベースシート1の移動方向と直交する方向の位置ずれが補正される。
図1において、ベースシート移動装置により移動されるベースシート1の上方には、光学系10が配置されている。図9は、本発明の一実施の形態による帯状シート検査装置の光学系の概略構成を示す図である。光学系10は、投光系10aと受光系10bから構成され、図2に示す様に、ベースシート1の幅方向に複数設けられている。なお、本実施の形態では、光学系10がベースシート1の幅方向に2つ設けられているが、光学系10の数はこれに限らず、ベースシート1の幅に応じて適宜決定される。
図9において、投光系10aは、走査部110、ミラー114、角度検出器115、タイミングセンサー116、及びポリゴンミラー駆動回路117を含んで構成されている。 図10は、走査部の上面図である。走査部110は、レーザー光源111、レンズ112a、fθレンズ112c、及びポリゴンミラー113を含んで構成されている。レーザー光源111は、検査光となるレーザー光線を発生する。レンズ112aは、レーザー光源111から発生されたレーザー光線を集光し、ベースシート1の表面に焦点が合う様に収束する。レンズ112aで集光されたレーザー光線は、ポリゴンミラー113で反射され、fθレンズ112cへ入射する。fθレンズ112cは、ポリゴンミラー113の回転により振られるレーザー光線の焦点面を平面位置に合わせる。fθレンズ112cを透過したレーザー光線は、図9のミラー114へ照射される。ミラー114は、走査部110から照射されたレーザー光線を、ベースシート1の表面へ斜めに照射する。このとき、ポリゴンミラー113が図10の矢印方向へ回転することにより、ミラー114からベースシート1の表面へ照射されるレーザー光線が図9の図面奥行き方向へ移動して、レーザー光線によるベースシート1の走査が行われる。
図11は、ベースシートへ照射されるレーザー光線を示す図である。一方の光学系10の投光系10aから照射されるレーザー光線は、ベースシート1上を位置A1から位置B1へ移動し、他方の光学系10の投光系10aから照射されるレーザー光線は、ベースシート1上を位置A2から位置B2へ移動する。本実施の形態では、図11に示す様に、各レーザー光線によるベースシート1の走査範囲を、実際に各レーザー光線がベースシート1上を移動する範囲よりも狭く設定して、各レーザー光線が走査範囲へ照射される前に、各レーザー光線による走査のタイミングを同期させる。各タイミングセンサー116は、位置A1,A2へ照射されるレーザー光線をそれぞれ検出し、検出結果を図9のポリゴンミラー駆動回路117へ出力する。ポリゴンミラー駆動回路117は、各タイミングセンサー116の検出結果に基づき、各レーザー光線が同時刻に走査範囲の開始位置S1,S2へ照射される様に、各走査部110のポリゴンミラー113の角度を調節する。
ベースシート1へ斜めに照射されたレーザー光線の一部はベースシート1の表面で反射され、一部はベースシート1の内部へ透過してベースシート1の裏面から射出される。図9において、受光系10bは、レンズ121、受光部122、及び光電子倍増管123を含んで構成され、ベースシート1の表面で反射されたレーザー光線の光軸から外れた位置に配置されている。図12は、受光系を上から見た図である。レンズ121は、ベースシート1からの散乱光を集光し、受光部122へ照射する。レンズ121の焦点位置は、ベースシート1の表面に合っている。受光部122は、複数の光ファイバー122aを束ねて構成され、レンズ121で集光した散乱光を受光して光電子倍増管123の受光面へ導く。光電子倍増管123は、受光面で受光した散乱光の強度に応じた検出信号を出力する。図9において、光電子倍増管123の検出信号は、アンプ11で増幅され、欠陥検出回路12へ入力される。
ベースシート1の表面に欠陥が存在する場合、ベースシート1の表面へ照射されたレーザー光線が欠陥により散乱されて、散乱光が発生する。ベースシート1の内部に欠陥が存在する場合、ベースシート1の内部へ透過したレーザー光線が欠陥により散乱されて、散乱光が発生する。ベースシート1の表面の欠陥により発生した散乱光は、ベースシート1の内部の欠陥により発生した散乱光よりも、受光系10bの受光部122で受光される強度が大きい。欠陥検出回路12は、アンプ11で増幅された検出信号の強度から、ベースシート1の表面及び内部の欠陥を検出する。
図9において、角度検出器115は、走査部110のポリゴンミラー113の回転角度を検出する。また、図1において、位置検出装置70は、例えばCCDカメラと画像信号処理回路を含んで構成され、ベースシート1のマーク2を検出して、ベースシート1の移動量を検出する。なお、位置検出装置80がCCDカメラと画像信号処理回路を含んで構成される場合、位置検出装置80は位置検出装置70を兼ねてもよい。
CPU100は、角度検出器115の検出結果に基づき、レーザー光線が照射されているベースシート1上の幅方向の位置を検出し、位置検出装置70の検出結果に基づき、レーザー光線が照射されているベースシート1上の長手方向の位置を検出する。そして、CPU100は、欠陥検出回路12が欠陥を検出したときレーザー光線が照射されているベースシート1上の幅方向の位置及び長手方向の位置を、欠陥の位置として、欠陥検出回路12の検出結果と共にメモリ90に記憶する。
図13は、本発明の他の実施の形態による帯状シート検査装置の概略構成を示す図である。本実施の形態は、駆動ローラ31,32,33,34をそれぞれ別のモータ51,52,53,54で駆動する点、駆動ローラ31,32,33,34の回転軸の傾きが同一で直径が異なる点、及びモータ駆動回路61,62,63,64によりモータ51,52,53,54の回転速度をベースシート1の両脇で異ならせて、ベースシート1の移動方向と直交する方向の位置ずれを補正する点で、図1に示した実施の形態と相違する。その他の構成要素は、図1に示した実施の形態と同様である。
図14は、本発明の他の実施の形態による帯状シート検査装置の駆動ローラの配置を示す図である。駆動ローラ31,32,33,34の回転軸31a,32a,33a,34aは、それぞれ別のモータ51,52,53,54に連結されている。駆動ローラ31,32,33,34の回転軸31a,32a,33a,34aは、ベースシート1の移動方向と直交する方向から移動方向と反対の方向へ、角度θ0だけ傾いている。
本実施の形態では、モータ51,52,53,54の回転速度を同一にして、駆動ローラ31,32,33,34の直径D1,D2,D3,D4を、ベースシート1の移動方向へ進むに従って大きくする(D1<D2<D3<D4)。図15は、図14に示した駆動ローラのトルクを説明する図である。駆動ローラ31,32,33,34の直径が大きくなる程、駆動ローラ31,32,33,34の回転によるトルクF1,F2,F3,F4が大きくなる(F1<F2<F3<F4)。従って、移動方向のトルク成分f1,f2,f3,f4が大きくなり(f1<f2<f3<f4)、ベースシート1に長手方向の張力が掛かって、ベースシート1が長手方向に平坦な状態で移動される。
本実施の形態では、モータ51,52,53,54の回転速度をベースシート1の両脇で異ならせて、ベースシート1の移動方向と直交する方向の位置ずれを補正する。図13において、モータ駆動回路61,62,63,64は、CPU100の制御により、モータ51,52,53,54を駆動し、モータ51,52,53,54の回転速度をベースシート1の両脇で異ならせる。モータ51,52,53,54の回転速度が変化すると、図15において、駆動ローラ31,32,33,34の回転によるトルクF1,F2,F3,F4が変化するので、移動方向と直交する方向のトルク成分P1,P2,P3,P4が変化して、ベースシート1の移動方向と直交する方向の位置ずれが補正される。
図16は、本発明のさらに他の実施の形態による帯状シート検査装置の概略構成を示す図である。本実施の形態は、図1に示した実施の形態の光学系10、アンプ11及び欠陥検出回路12の代わりに、光学系20及び欠陥検出回路22を用いたものである。その他の構成要素は、図1に示した実施の形態と同様である。
図17は、本発明のさらに他の実施の形態による帯状シート検査装置の光学系の概略構成を示す図である。光学系20は、投光系20aと受光系20bから構成されている。投光系20aは、LED照明211、及びレンズ212を含んで構成されている。LED照明211は、発光ダイオード(LED)を図面奥行き方向に複数並べて構成され、図面奥行き方向に所定の幅を有する検査光を発生する。レンズ212は、LED照明211から発生された検査光を集光し、ベースシート1の表面に焦点が合う様に収束する。
受光系20bは、レンズ221、及びCCDラインセンサー222を含んで構成され、ベースシート1の表面で反射された検査光の光軸から外れた位置に配置されている。レンズ221は、ベースシート1からの散乱光を集光し、CCDラインセンサー222へ照射する。レンズ221の焦点位置は、ベースシート1の表面に合っている。CCDラインセンサー222は、電荷結合素子(CCD)から成る撮像素子を図面奥行き方向に複数並べて構成され、受光した散乱光の強度に応じた検出信号を出力する。欠陥検出回路22は、CCDラインセンサー222の検出信号の強度から、ベースシート1の表面及び内部の欠陥、及び検出した欠陥のベースシート1上の幅方向の位置を検出する。
図16において、CPU100は、位置検出装置70の検出結果に基づき、LED照明211からの検査光が照射されているベースシート1上の長手方向の位置を検出する。そして、CPU100は、欠陥検出回路22が欠陥を検出したとき検査光が照射されているベースシート1上の長手方向の位置を、欠陥のベースシート1上の長手向の位置として、欠陥検出回路22の検出結果と共にメモリ90に記憶する。
以上説明した実施の形態によれば、ベースシート1の両脇において、回転軸がベースシート1の移動方向と直交する方向から移動方向と反対の方向へ傾いた、ベースシート1の脇を挟んで回転する一対のローラを、ベースシート1の移動方向に複数設け、複数のローラにより、ベースシート1に長手方向及び幅方向の張力を掛けながら、ベースシート1をその長手方向へ移動することにより、ベースシート1の欠陥の検査を行う際、ベースシート1に接触する範囲を狭くして、異物がベースシート1に付着する恐れを少なくすることができる。そして、ベースシート1の両脇に接触しながら、ベースシート1を長手方向及び幅方向に平坦な状態で移動して、ベースシート1の欠陥の検査を効率良く行うことができる。
さらに、以上説明した実施の形態によれば、一対のローラを、モータに連結された駆動ローラ31,32,33,34と、回転自在に支持された従動ローラ41,42,43,44とで構成し、従動ローラ41,42,43,44にガイド41b,42,43b,44bを設け、ベースシート1の縁を案内することにより、ベースシート1の移動方向と直交する方向の位置ずれを抑制することができる。従って、ベースシート1の幅方向の欠陥の位置を精度良く検出することができる。
さらに、以上説明した実施の形態によれば、ベースシート1の移動方向と直交する方向の位置を検出し、検出結果に基づき、ベースシート1の移動方向と直交する方向の位置ずれを補正することにより、ベースシート1の幅方向の欠陥の位置をさらに精度良く検出することができる。
本発明は、有機EL照明パネルや有機EL表示パネルのベースシートの欠陥の検査に限らず、樹脂フィルム等の他の可撓性を有する帯状シートの欠陥の検査にも適用することができる。
本発明の一実施の形態による帯状シート検査装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による帯状シート検査装置の斜視図である。 ベースシートの上面図である。 駆動ローラ及び従動ローラの正面図である。 本発明の一実施の形態による帯状シート検査装置の駆動ローラの配置を示す図である。 図5に示した駆動ローラのトルクを説明する図である。 位置ずれ補正装置の一例を示す図である。 位置ずれ補正装置の他の例を示す図である。 本発明の一実施の形態による帯状シート検査装置の光学系の概略構成を示す図である。 走査部の上面図である。 ベースシートへ照射されるレーザー光線を示す図である。 受光系を上から見た図である。 本発明の他の実施の形態による帯状シート検査装置の概略構成を示す図である。 本発明の他の実施の形態による帯状シート検査装置の駆動ローラの配置を示す図である。 図14に示した駆動ローラのトルクを説明する図である。 本発明のさらに他の実施の形態による帯状シート検査装置の概略構成を示す図である。 本発明のさらに他の実施の形態による帯状シート検査装置の光学系の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 ベースシート
1a,1b ロール
2 マーク
10,20 光学系
10a,20a 投光系
10b,20b 受光系
11 アンプ
12,22 欠陥検出回路
30,31,32,33,34,35 駆動ローラ
40,41,42,43,44,45 従動ローラ
50,51,52,53,54 モータ
55 ベルト
60,61,62,63,64 モータ駆動回路
70,80 位置検出装置
81,82,83,84 位置ずれ補正装置
90 メモリ
100 CPU
110 走査部
111 レーザー光源
112a レンズ
112c fθレンズ
113 ポリゴンミラー
114 ミラー
115 角度検出器
116 タイミングセンサー
117 ポリゴンミラー駆動回路
121 レンズ
122 受光部
122a 光ファイバー
123 光電子倍増管
211 LED照明
212 レンズ
221 レンズ
222 CCDラインセンサー
811 押し付けローラ
812,814 軸受
813 直動モータ
815 回転テーブル
816 ベルト
817 モータ

Claims (16)

  1. 可撓性を有する帯状シートの両脇において、回転軸が帯状シートの移動方向と直交する方向から移動方向と反対の方向へ傾いた、帯状シートの脇を挟んで回転する一対のローラを、帯状シートの移動方向に複数有し、該複数のローラにより、帯状シートに長手方向及び幅方向の張力を掛けながら、帯状シートを長手方向へ移動する移動手段と、
    検査光を前記移動手段により移動される帯状シートの表面へ斜めに照射する投光系、及び検査光が帯状シートの欠陥により散乱された散乱光を受光する受光系を有する光学系と、
    前記受光系が受光した散乱光から帯状シートの欠陥を検出する欠陥検出手段と、
    前記投光系からの検査光が照射されている帯状シート上の位置を検出して、前記欠陥検出手段が検出した欠陥の位置を検出する手段とを備えたことを特徴とする帯状シート検査装置。
  2. 前記一対のローラは、モータに連結された駆動ローラと、回転自在に支持された従動ローラとから成り、
    前記従動ローラは、帯状シートの縁を案内するガイドを有することを特徴とする請求項1に記載の帯状シート検査装置。
  3. 前記駆動ローラの回転軸の傾きが、帯状シートの移動方向へ進むに従って小さくなることを特徴とする請求項2に記載の帯状シート検査装置。
  4. 前記駆動ローラの直径が、帯状シートの移動方向へ進むに従って大きくなることを特徴とする請求項2に記載の帯状シート検査装置。
  5. 前記移動手段により移動される帯状シートの移動方向と直交する方向の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段の検出結果に基づき、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正する位置ずれ補正手段とを備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の帯状シート検査装置。
  6. 前記位置ずれ補正手段は、前記駆動ローラを帯状シートへ押し付ける圧力を帯状シートの両脇で異ならせて、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正することを特徴とする請求項5に記載の帯状シート検査装置。
  7. 前記位置ずれ補正手段は、前記駆動ローラの回転軸の傾きを帯状シートの両脇で異ならせて、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正することを特徴とする請求項5に記載の帯状シート検査装置。
  8. 前記移動手段は、各駆動ローラを駆動する複数のモータを有し、
    前記位置ずれ補正手段は、前記モータの回転速度を帯状シートの両脇で異ならせて、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正することを特徴とする請求項5に記載の帯状シート検査装置。
  9. 可撓性を有する帯状シートの両脇において、回転軸が帯状シートの移動方向と直交する方向から移動方向と反対の方向へ傾いた、帯状シートの脇を挟んで回転する一対のローラを、帯状シートの移動方向に複数設け、複数のローラにより、帯状シートに長手方向及び幅方向の張力を掛けながら、帯状シートを長手方向へ移動し、
    検査光を帯状シートの表面へ斜めに照射し、
    検査光が帯状シートの欠陥により散乱された散乱光を受光し、
    受光した散乱光から帯状シートの欠陥を検出し、
    検査光が照射されている帯状シート上の位置を検出して、検出した欠陥の位置を検出することを特徴とする帯状シート検査方法。
  10. 一対のローラを、モータに連結された駆動ローラと、回転自在に支持された従動ローラとで構成し、
    従動ローラにガイドを設け、帯状シートの縁を案内することを特徴とする請求項9に記載の帯状シート検査方法。
  11. 駆動ローラの回転軸の傾きを、帯状シートの移動方向へ進むに従って小さくすることを特徴とする請求項10に記載の帯状シート検査方法。
  12. 駆動ローラの直径を、帯状シートの移動方向へ進むに従って大きくすることを特徴とする請求項10に記載の帯状シート検査方法。
  13. 帯状シートの移動方向と直交する方向の位置を検出し、
    検出結果に基づき、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正することを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか一項に記載の帯状シート検査方法。
  14. 駆動ローラを帯状シートへ押し付ける圧力を帯状シートの両脇で異ならせて、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正することを特徴とする請求項13に記載の帯状シート検査方法。
  15. 駆動ローラの回転軸の傾きを帯状シートの両脇で異ならせて、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正することを特徴とする請求項13に記載の帯状シート検査方法。
  16. 各駆動ローラをそれぞれ別のモータで駆動し、
    モータの回転速度を帯状シートの両脇で異ならせて、帯状シートの移動方向と直交する方向の位置ずれを補正することを特徴とする請求項13に記載の帯状シート検査方法。
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