JP2010038188A - プラネタリシャフト組付方法及び組付装置 - Google Patents

プラネタリシャフト組付方法及び組付装置 Download PDF

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Abstract

【課題】遊星式差動ネジ型回転−直動変換機構において、プラネタリシャフトをサンシャフトに円滑に組付ける。
【解決手段】遊星式差動ネジ型回転−直動変換機構1のサンシャフト2に組付ける9本のプラネタリシャフト3をセットするパレット22に、サンシャフト2のネジ部及びギヤをそれぞれ平面上に展開した展開ネジ部25及び展開ギヤ部26を設ける。プラネタリシャフト3のネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15をそれぞれ展開ネジ部25及び展開ギヤ部26に噛合わせることにより、予め各プラネタリシャフト3をサンシャフト2に組付可能な位相に調整しておく。パレット22を所定間隔Pずつ送り、サンシャフト2を所定角度ずつ回転させて、プラネタリシャフト3を順次サンシャフト2に組付ける。これにより、プラネタリシャフト3をサンシャフト2に円滑に組付けることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊星歯車と差動ネジとを組合わせて回転運動を直線運動に変換する遊星式差動ネジ型回転−直動変換機構のプラネタリシャフトをサンシャフトに組付けるためのプラネタリシャフト組付方法及び組付装置に関するものである。
例えば特許文献1に記載されているように、遊星歯車と差動ネジ機構とを組合わせて、小型で大きな減速比を得ると共に高精度の位置決めを可能にした遊星式差動ネジ型回転−直動変換機構が知られている。
特開2007−177912号公報
この種の回転−直動変換機構では、サンシャフトに形成されたサンギヤとネジ部に、プラネタリシャフトに形成されたプラネタリギヤとネジ部を同時に噛合わせながら、サンシャフトの周囲に複数(特許文献1に記載されたものでは9本)のプラネタリシャフトを軸方向に位置合わせをして組付ける必要がある。この工程は、煩雑で時間がかかり、また、自動化が困難であるという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、遊星式差動ネジ型回転−直動変換機構において、プラネタリシャフトをサンシャフトに円滑に組付けることができるプラネタリシャフト組付方法及び組付装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、第1ネジ部及び第1ギヤ部を有するサンシャフトと、前記第1ネジ部及び前記第1ギヤ部にそれぞれ噛合う第2ネジ部及び第2ギヤ部を有する複数のプラネタリシャフトとを備えた遊星差動ネジ型回転−直動変換機構において、前記プラネタリシャフトを前記サンシャフトに組付けるためのプラネタリシャフト組付方法であって、
複数の前記プラネタリシャフトを前記サンシャフトの所定の組付位置に組付可能な位相及び軸方向位置に予め調整した状態でパレット上にセットし、該パレット上にセットされた前記プラネタリシャフトを順次組付位置に移動させて前記サンシャフトに組付けることを特徴とする。
また、第1ネジ部及び第1ギヤ部を有するサンシャフトと、前記第1ネジ部及び前記第1ギヤ部にそれぞれ噛合う第2ネジ部及び第2ギヤ部を有する複数のプラネタリシャフトとを備えた遊星差動ネジ型回転−直動変換機構において、前記プラネタリシャフトを前記サンシャフトに組付けるためのプラネタリシャフト組付装置であって、
前記サンシャフトを回転させて前記プラネタリシャフトの組付位置を位置出しするサンシャフト位置出し機構と、複数の前記プラネタリシャフトを前記サンシャフトの所定の組付位置に組付可能な位相及び軸方向位置に予め調整した状態でセットするパレットと、該パレット上にセットされた前記プラネタリシャフトを順次組付位置に移動させて前記サンシャフトに組付ける組付機構とを備えていることを特徴とする。
(発明の態様)
以下に、本発明において特許請求が可能と認識される発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。なお、以下の(1)から(10)の内容が請求項1から10に対応する。
(1)第1ネジ部及び第1ギヤ部を有するサンシャフトと、前記第1ネジ部及び前記第1ギヤ部にそれぞれ噛合う第2ネジ部及び第2ギヤ部を有する複数のプラネタリシャフトとを備えた遊星差動ネジ型回転−直動変換機構において、前記プラネタリシャフトを前記サンシャフトに組付けるためのプラネタリシャフト組付方法であって、
複数の前記プラネタリシャフトを前記サンシャフトの所定の組付位置に組付可能な位相及び軸方向位置に予め調整した状態でパレット上にセットし、該パレット上にセットされた前記プラネタリシャフトを順次組付位置に移動させて前記サンシャフトに組付けることを特徴とするプラネタリシャフト組付方法。
このように構成したことにより、パレット上のプラネタリシャフトは、位相及び軸方向位置が予め調整されているので、サンシャフトに円滑に組付けることができる。
(2)(1)の構成において、前記パレットに、前記第1ネジ部及び前記第1ギヤ部をそれぞれ平面上に展開した展開ネジ部及び展開ギヤ部を設け、前記第2ネジ部及び前記第2ギヤ部をそれぞれ前記展開ネジ部及び前記展開ギヤ部に噛合わせて前記プラネタリシャフトを前記パレットにセットすることにより、前記プラネタリシャフトの位相及び軸方向位置を調整することを特徴とするプラネタリシャフト組付方法。
このように構成したことにより、プラネタリシャフトをパレット上にセットすることによって位相及び軸方向位置を調整することができる。
(3)(1)又は(2)の構成において、前記パレット上にセットしたプラネタリギヤを順次前記サンシャフトに対向する位置に移動させ、前記サンシャフトを順次所定角度ずつ回転させて前記プラネタリシャフトの組付位置を位置出しし、前記各プラネタリギヤを前記サンシャフトの所定の組付位置に組付けることを特徴とするプラネタリシャフト組付方法。
このように構成したことにより、複数のプラネタリシャフトを順次所定のピッチでサンシャフトの周囲に組付けることができる。
(4)(1)から(3)のいずれかの構成において、前記第1ネジ部に対応する位相調整ネジ及び前記第1ギヤ部に対応する位相調整ギヤを設け、前記プラネタリギヤの第2ネジ部及び第2ギヤ部をそれぞれ前記位相調整ネジ及び前記位相調整ギヤに当接させ、前記位相調整ネジを所定の位相まで回転させた後、該位相調整ネジを固定して前記位相調整ギヤを所定の位相まで回転させることにより、前記プラネタリギヤの位相を調整することを特徴とするプラネタリシャフト組付方法。
このように構成したことにより、位相調整ネジの回転により、第2ネジ部及び第2ギヤ部がそれぞれ位相調整ネジ及び位相調整ギヤにほぼ噛合うと共に位相が調整され、位相調整ネジを固定して位相調整ネジを回転させることにより、プラネタリシャフトは、回転しながら固定した位相調整ネジとの噛合いによって軸方向に移動して、位相調整ネジ及び位相調整ギヤに完全に噛合うと共に位相が完全に調整される。
このとき、位相調整ネジと位相調整ギヤの回転方向を反対方向にすることにより、ネジ部の噛合いを効率よく行なうことができる。
(5)(4)の構成において、前記プラネタリシャフトの位相を調整した後、前記位相調整ネジを固定して前記位相調整ギヤを一定角度ずつ回転させることにより、前記プラネタリシャフトの位相を維持しながら、その軸方向位置を調整することを特徴とするプラネタリシャフト組付方法。
このように構成したことにより、調整した位相を維持しながらプラネタリシャフトの軸方向位置を調整することができる。
(6)第1ネジ部及び第1ギヤ部を有するサンシャフトと、前記第1ネジ部及び前記第1ギヤ部にそれぞれ噛合う第2ネジ部及び第2ギヤ部を有する複数のプラネタリシャフトとを備えた遊星差動ネジ型回転−直動変換機構において、前記プラネタリシャフトを前記サンシャフトに組付けるためのプラネタリシャフト組付装置であって、
前記サンシャフトを回転させて前記プラネタリシャフトの組付位置を位置出しするサンシャフト位置出し機構と、複数の前記プラネタリシャフトを前記サンシャフトの所定の組付位置に組付可能な位相及び軸方向位置に予め調整した状態でセットするパレットを有し、該パレット上にセットされた前記プラネタリシャフトを順次組付位置に移動させて前記サンシャフトに組付ける組付機構とを備えていることを特徴とするプラネタリシャフト組付装置。
このように構成したことにより、パレット上のプラネタリシャフトは、位相及び軸方向位置が予め調整されているので、サンシャフトに円滑に組付けることができる。
(7)(6)の構成において、前記パレットには、前記第1ネジ部及び前記第1ギヤ部をそれぞれ平面上に展開した展開ネジ部及び展開ギヤ部が設けられ、前記プラネタリシャフトの前記第2ネジ部及び前記第2ギヤ部をそれぞれ前記展開ネジ部及び前記展開ギヤ部に噛合わせて前記プラネタリシャフトの位相及び軸方向位置を調整することを特徴とする。
このように構成したことにより、プラネタリシャフトをパレット上にセットすることによって位相及び軸方向位置を調整することができる。
このとき、プラネタリシャフトは、作業者が手作業でパレット上にセットして位相調整を行ってもよく、また、以下のようにプラネタリシャフト組付装置に位相調整を行う手段を設けてもよい。
(8)(6)又は(7)の構成において、前記サンシャフト位置出し機構は、前記サンシャフトを順次所定角度ずつ回転させて前記プラネタリシャフトの組付位置を一定の位置に位置出しし、
前記組付機構は、前記パレットを移動させて該パレット上の前記プラネタリシャフトを前記サンシャフト位置出し機構によって位置出しされた組付位置の下方に順次移動させるパレット送り機構と、組付位置の下方に移動された前記パレット上の前記プラネタリシャフトを組付位置へ持上げるリフタとを備えていることを特徴とするプラネタリシャフト組付装置。
このように構成したことにより、複数のプラネタリシャフトを順次所定のピッチでサンシャフトの周囲に組付けることができる。
(9)(6)から(8)のいずれかの構成において、前記第1ネジ部に対応する位相調整ネジ及び前記第1ギヤ部に対応する位相調整ギヤが設けられ、前記プラネタリギヤの前記第2ネジ部及び前記第2ギヤ部をそれぞれ前記位相調整ネジ及び前記位相調整ギヤに当接させ、前記位相調整ネジを所定の位相まで回転させた後、該位相調整ネジを固定して前記位相調整ギヤを所定の位相まで回転させて前記プラネタリギヤの位相を調整して前記パレットにセットするようにしたことを特徴とするプラネタリシャフト組付装置。
このように構成したことにより、位相調整ネジの回転により、第2ネジ部及び第2ギヤ部がそれぞれ位相調整ネジ及び位相調整ギヤにほぼ噛合うと共に位相が調整され、位相調整ネジを固定して位相調整ネジを回転させることにより、プラネタリシャフトは、回転しながら固定した位相調整ネジとの噛合いによって軸方向に移動して、位相調整ネジ及び位相調整ギヤに完全に噛合うと共に位相が完全に調整される。
このとき、位相調整ネジと位相調整ギヤの回転方向を反対方向にすることにより、ネジ部の噛合いを効率よく行うことができる。
(10)(9)の構成において、前記プラネタリシャフトの位相を調整した後、前記位相調整ギヤを固定して前記位相調整ギヤを一定角度ずつ回転させることにより、前記プラネタリシャフトの位相を維持しながら軸方向位置を調整して前記パレットにセットするようにしたことを特徴とするプラネタリシャフト組付装置。
このように構成したことにより、調整した位相を維持しながらプラネタリシャフトの軸方向位置を調整することができる。
本発明に係るプラネタリシャフト組付方法及び組付装置によれば、遊星式差動ネジ型回転−直動変換機構において、プラネタリシャフトをサンシャフトに円滑に組付けることができる
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態に係るプラネタリシャフト組付方法及び組付装置を適用することができる遊星差動ネジ型回転−直動変換機構について、図3を参照して説明する。
図3に示すように、遊星差動ネジ型回転−直動変換機構1(以下、回転−直動変換機構1という)は、遊星歯車と差動ネジとを組み合わせたものであり、サンシャフト2と、このサンシャフト2の周囲に配置された複数のプラネタリシャフト3と、これらのプラネタリシャフト3の周囲を囲むように設けられた円筒状のナット4と、ナット4内に両端側からそれぞれ圧入されたフロントリングギヤ5及びリアリングギヤ6と、ナット4の両端部にそれぞれ取付けられたフロントエンドキャップ7及びリアエンドキャップ8とを備えている。
サンシャフト2は、ナット4内に挿入された一端部がリアエンドキャップ8によって回転可能かつ軸方向に摺動可能に支持され、他端側がフロントエンドキャップ7に回転可能かつ軸方向に摺動可能に挿通されて外部へ延出されている。ナット4内に挿入されたサンシャフト2の外周にはネジ部9(第1ネジ部)が形成されている。ネジ部9のフロントエンドキャップ7側には、平歯車であるフロントサンギヤ10(第1ギヤ部)が一体に形成され、リアエンドキャップ8側に形成された小径部11がリング状の平歯車であるリアサンギヤ12の圧入穴12Aに圧入、固定されている。ナット4の外部へ延出されたサンシャフト2の他端側にはスプライン13が形成され、先端部には外周溝を有する連結部14が形成されている。
プラネタリシャフト3には、サンシャフト2のネジ部9、フロントサンギヤ10及びリアサンギヤ11にそれぞれ噛合うネジ部14(第2ネジ部)、平歯車であるフロントプラネタリギヤ15(第2ギヤ部)及び平歯車であるリアプラネタリギヤ16が設けられている。ここで、ネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15は、プラネタリシャフト3に一体に形成されているのに対して、リアプラネタリギヤ16は、円筒状の別部材であり、その圧入穴16Aにプラネタリシャフト3の端部に形成された軸部17が圧入によって、固定されている。プラネタリシャフト3は、サンシャフト2の周囲に等間隔(中心角40°)で9本配置されている。
ナット4には、その内周部に9本のプラネタリシャフト3のネジ部14に噛合うネジ部18が形成されている。また、ナット4のネジ部18の両側には、9本のプラネタリシャフト3のフロントプラネタリギヤ15及びリアプラネタリギヤ16にそれぞれ噛合う内歯(平歯車)を有するフロントリングギヤ5及びリアリングギヤ6が圧入によって固定されている。ナット4の両端部には、フロントエンドキャップ7及びリアエンドキャップ8が取付けられている。
そして、サンシャフト2のフロントサンギヤ10及びリアサンギヤ12とプラネタリシャフト3のフロントプラネタリギヤ15及びリアプラネタリギヤ16とフロントリングギヤ5及びリアリングギヤ6との噛合い(歯数)による減速比と、サンシャフト2のネジ部9とプラネタリシャフト3のネジ部14とナット4の内周のネジ部18との噛合い(ピッチ円直径)による減速比とが一致するように各部の形状及び寸法が設定されている。これにより、サンシャフト2をナット4に対して回転させると、その周囲をプラネタリシャフト3が自転しながら公転し、これらのネジ部9、14及び18の噛合いによってサンシャフト2がナット4に対して軸方向に移動する。このとき、これらのギヤ及びネジ部の噛合いによって、大きな減速比を得ると共にバックラッシュを最小限にして精密な位置決めを行うことができる。
次に、回転−直動変換機構1において、9本のプラネタリシャフト3をサンシャフト2に組付けるプラネタリシャフト組付工程について、図1、図2及び図4を参照して説明する。なお、9本のプラネタリシャフト3は、軸部17にリアプラネタリギヤ16が圧入される前の状態で、フロントプラネタリギヤ15をフロントサンギヤ10に噛合わせると共に、ネジ部14をサンシャフト2のネジ部9に噛合わせながら、サンシャフト2の周囲に順次等間隔で組付ける。
図2(A)に示すように、プラネタリシャフト組付工程に使用するプラネタリシャフト組付装置19は、プラネタリシャフト位置出し機構20及びサンシャフト位置出し機構21を備えている。
プラネタリシャフト位置出し機構20は、9本のプラネタリシャフト3を載置するパレット22と、パレット22を移動させるパレット送り機構(図示せず)と、パレット22上に載置されたプラネタリシャフト3の1つを持上げるリフタ23(図2(B)参照)とを備えている。
パレット22は、各プラネタリシャフト3の両端の軸部を受入れて回転可能かつ軸方向に一定範囲で移動可能に支持する一対のU字形の支持溝24が設けられている。支持溝24は、9本のプラネタリシャフトを載置すべく等間隔で9組設けられており、その間隔Pは、サンシャフト2に組み付けられた9本のプラネタリシャフト3のピッチ円上の間隔に等しくなっている。
図1に示すように、パレット22には、支持溝24に支持された各プラネタリシャフト3のネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15にそれぞれ噛合う展開ネジ部25及び展開ギヤ部26が設けられている。展開ネジ部25及び展開ギヤ部26は、サンシャフト2のネジ部9及びフロントサンギヤ10を互いの位相を維持して平面上に展開したものである。これにより、展開ネジ部25及び展開ギヤ部26にプラネタリシャフト3のネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15がそれぞれ噛合った状態でパレット22に載置された9本のプラネタリシャフト3は、サンシャフト3に組み付けられた9本のプラネタリシャフト3と同じ位相に調整されることになる。なお、展開ネジ部25及び展開ギヤ部26は、それぞれナット4のネジ部18及びリングギヤ5を展開したものであってもよい。
パレット22は、パレット送り機構によって9本のプラネタリシャフト3の間隔P毎にプラネタリシャフト3の軸方向に直交する方向に移動して、各プラネタリシャフト3を順次位置出しするようになっている。そして、位置出しされたプラネタリシャフト3をリフタ23によって所定の位置へ持上げるようになっている。リフタ23は、エアシリンダ等によって駆動され、また、プラネタリシャフト3が所定の位置まで持上げられたか否かを検出する位置センサ(図示せず)が設けられている。そして、パレット22に載置された9本のプラネタリシャフト3は、パレット送り機構によってパレット22を移動させてリフタ23によって1本ずつ順次所定の組付位置へ持上げられる。
サンシャフト位置出し機構21は、リフタ23によって持上げられたプラネタリシャフト3に対向する位置でサンシャフト2を主軸27に連結し、サンシャフト2を回転させて、リフタ23によって持上げられたプラネタリシャフト3に対応する9つの組付位置を正確に位置出しするようになっている。
プラネタリシャフト組付装置19を用いたプラネタリシャフト3のサンシャフト2への組付工程について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
ネジ部14を展開ネジ部25に噛合わせると共にフロントプラネタリギヤ10を展開ギヤ部26に噛合わせて9本のプラネタリシャフト3をパレット22に載置する。サンシャフト2をサンシャフト位置出し機構20の主軸27にセットし、主軸27を回転させて第1番目のプラネタリシャフト3の組付位置に位置出しする。パレット送り機構によってパレット22を移動させて、第1番目のプラネタリシャフト3を組付位置に位置出しする(ステップS1)。
リフタ23を上昇させて、第1番目のプラネタリシャフト3をパレット22から持上げ、サンシャフト3に組付ける(ステップS2)。このとき、プラネタリシャフト3は、パレット22上でサンシャフト2のネジ部9及びフロントサンギヤ10を展開した展開ネジ部25及び展開ギア部26に噛合わされて予め位相が調整されて位置出しされているので、ネジ部9及びフロントサンギヤ10に円滑に噛合わせてサンシャフト2に確実に組付けることができる。
リフタ23の上昇高さを位置センサによって検出して、プラネタリシャフト3の組付状態をチェックする(ステップS3)。プラネタリシャフト3とサンシャフト2のねじ部及びギヤが完全に噛合えば、リフタ23の上昇高さが所定の高さに達するので、位置センサによってプラネタリシャフト3とサンシャフト2との組付状態をチェックすることができる。リフタ23の上昇高さが所定高さに達した場合、組付工程を続行してステップS4へ進み、所定高さに達しない場合、組付不良として、ステップS5で組付工程を中止して所定の組付不良処理を行なう。
プラネタリシャフト3の組付完了後、サンシャフト2をプラネタリシャフト3の組付間隔に対応する角度(本実施形態では9本のプラネタリギヤ3を等間隔で組付けるので40°)ずつ回転させて、次のプラネタリシャフト3の組付の位置出しを行い(ステップS4)、リフタ23を下降させる(ステップS6)。そして、次に組付けるパレット22上のプラネタリシャフト3の有無をチェックし(ステップS7)、次に組付けるプラネタリシャフト3がある場合、パレット送り機構によって、パレット22を間隔Pだけ送って(ステップS8)、ステップS2に戻り、上述の工程を反復する。そして、第9番目のプラネタリシャフト3の組付が完了し、次に組付けるプラネタリシャフト3がない場合は、組付工程を終了する。このようにして、9本のプラネタリシャフト3を順次サンシャフト2に円滑に組付けることができる。
次に、上述のプラネタリシャフト組付工程において、プラネタリシャフト3をパレット22にセットする工程について説明する。プラネタリシャフト3は、作業者が手作業によってパレット22にセットしてもよいが、次のようにして自動的にパレット22にセットすることができる。
プラネタリシャフト3をパレット22にセットするためのプラネタリシャフト自動整列装置について、図5乃至図9を参照して説明する。
図5に示すように、プラネタリシャフト自動整列装置28は、パレット22を送るパレット送り機構29と、パレット22上に載置されたプラネタリシャフト3を持上げるリフタ30と、リフタ30によって持上げられたプラネタリシャフト3の位相を調整する位相調整機構31と、これらのパレット送り機構29、リフタ30及び位相調整機構31を制御するコントローラ(図示せず)とを備えている。
パレット送り装置機構29は、モータ32によって回転−直動変換機構33を駆動して、プラネタリシャフト3を載置するパレット22をプラネタリシャフト3の軸方向に直交する方向に移動させて、パレット22上のプラネタリシャフト3の一つを所定のリフト位置に位置出しするものである。リフタ30は、パレット送り機構29によってリフト位置に位置出しされたプラネタリシャフト3を所定の位相調整位置まで持上げるものであり、エアシリンダ34によって駆動される。これらのパレット送り機構29及びリフタ30は、上述のプラネタリシャフト組付装置19に使用されるものとほぼ同様な機能を有するものであるから、プラネタリシャフト組付装置19のものと兼用してもよい。
位相調整機構31は、リフタ30によって位相調整位置に持上げられたプラネタリシャフト3のネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15にそれぞれ噛合う位相調整ネジ35及び位相調整ギヤ36(図6(B)参照)を有している。位相調整ネジ35は、位相調整ネジ駆動モータ37によって駆動されて回転し、また、位相調整ギヤ36は、位相調整ギヤ駆動モータ38によって駆動されて回転する。また、位相調整機構31には、プラネタリシャフト3の軸方向の位置を検出するストロークセンサ39(図6(C)参照)が設けられている。
そして、コントローラによって、モータ32、位相調整ネジ駆動モータ37及び位相調整ギヤ駆動モータ38の回転を制御して、次に示すようにプラネタリシャフト3の位相調整を行なう。
図6(A)に示すように、9本のプラネタリシャフト3をパレット22上に載置して、プラネタリシャフト自動整列装置28を作動させる。このとき、プラネタリシャフト3のネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15は、パレット22の展開ネジ部25及び展開ギヤ部26に噛合っていない。
プラネタリシャフト自動整列装置28が作動すると、パレット送り機構29によってパレット22が第1番目のプラネタリシャフト3をリフタ30によって持上げるリフト位置に送られる。そして、図6(B)に示すように、エアシリンダ34によってリフタ30を上昇させて、第1番目のプラネタリシャフト3を持上げて、ネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15をそれぞれ位相調整ネジ35及び位相調整ギヤ36に当接させる。この状態で位相調整ネジ35を所定の位相まで回転させてネジ部14に噛合わせる。このとき、プラネタリシャフト3が僅かに回転してフロントプラネタリギヤ15と位相調整ギヤ36とが噛合う。その後、位相調整ネジ35を固定して、位相調整ギヤ36を所定の位相まで回転させ、ネジ部14と位相調整ネジ35との噛合いを確実にすると共に、プラネタリシャフト3のネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15をサンシャフト2に組付可能な位相に調整する。
そして、図6(C)に示すように、ストロークセンサ39によってプラネタリシャフト3の軸方向位置を監視し、適宜、位相調整ネジ35を固定して位相調整ギヤ36を一定角度ずつ回転させて、ネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15の位相を維持しながらプラネタリシャフト3の軸方向位置を調整する。その後、リフタを下降させて、図6(D)に示すように、プラネタリシャフト3をパレット22に戻す。このとき、ネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15は、サンシャフト3に組付可能な位相に調整されているので、パレット22の展開ネジ部25及び展開ギヤ部26に確実に噛合うことになる。以上の工程を順次繰返して9本のプラネタリシャフト3を展開ネジ部35及び展開ギヤ部36に確実に噛合った状態でパレット22上にセットすることができる。
次に、プラネタリシャフト自動整列装置28において、一例として第1番面のプラネタリシャフト3のネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15の位相を調整する工程について、図7乃至図8を参照して、図9のフローチャートに沿って、更に具体的に説明する。
パレット送り機構29によって、プラネタリシャフト3が載置されたパレット22を移動させて、第1番目のプラネタリシャフト3をリフト位置に移動させる(ステップS1)。このとき、第n番目のプラネタリシャフト3の位相調整に対して、位相調整ネジ35を第n−1番目のプラネタリシャフト3の位相に調整し、また、位相調整ギヤ36を第n+1番目のプラネタリシャフト3の位相に調整しておく。したがって、第1番目のプラネタリシャフト3の位相調整に対しては、位相調整ネジ35は、第9番目のプラネタリシャフト3の位相に調整し、位相調整ギヤ36は、第2番目のプラネタリシャフト3の位相に調整する。
パレット22からプラネタリシャフト3をリフタ30によって持上げて、図7(A)に示すように、位相調整ネジ35及び位相調整ギヤ36に当接させる(ステップS2)。通常、この状態では、図8(A)に示すように、プラネタリシャフト3のネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15の山と位相調整ネジ35及び位相調整ギヤ36の山とが当接して、これらは噛合わない。
次に、図7(B)左欄に示すように、位相調整ギヤ36を固定して、位相調整ネジ35を第9番目のプラネタリシャフト3の位相から第1番面のプラネタリシャフト3の位相に、反時計方向(図の右方から見た場合、以下同じ)に40°回転させる(ステップS3)。これにより、図7(B)右欄に示すように、位相調整ネジ35のネジ山が図中右方に移動し(図中の矢印参照)、プラネタリシャフト3のネジ部14に噛合いながら、プラネタリシャフト3を右方に移動させる。このとき、プラネタリシャフト3が僅かに回転して、フロントプラネタリギヤ15と位相調整ギヤ36とが噛合う。
次に、図7(C)に示すように、位相調整ネジ35を固定して、位相調整ギヤ36を第2番目のプラネタリシャフト3の位相から第1番目のプラネタリシャフト3の位相に、時計方向(図の右方から見た場合、以下同じ)に40°回転させる(ステップS4)。これにより、フロントプラネタリギヤ15と位相調整ギヤ36とが完全に噛合い、プラネタリシャフト3が反時計方向に回転して、そのネジ部14のネジ山が左方へ移動し(図中の矢印参照)、ネジ部14が位相調整ネジ35に完全に噛合ってプラネタリシャフト3がネジ部14のネジ山の移動方向と反対方向の右方へ移動する。このようにして、図8(B)に示すように、プラネタリシャフト3のネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15と位相調整ネジ及び位相調整ギヤ36とが完全に噛合わされて位相が調整される。
そして、リフタ30の上昇高さを監視し、プラネタリシャフト3のネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15と位相調整ネジ35及び位相調整ギヤ36との噛合い状態をチェックする(ステップS5)。噛合いが確認されない場合、次のようにステップS6〜S11を実行する。一旦リフタ30を下降させ(ステップS6)、第n番目のプラネタリシャフト3の位相調整に対して、位相調整ネジ35を第n+1番目のプラネタリシャフト3の位相に調整し(ステップS7)、また、位相調整ギヤ36を第n−1番目のプラネタリシャフト3の位相に調整する(ステップS8)。したがって、第1番目のプラネタリシャフト3の位相調整に対しては、位相調整ネジ35は第2番目のプラネタリシャフト3の位相(すなわち、現在の第1番目のプラネタリシャフト3の位相から反時計方向に40°回転させた位置)に調整し、位相調整ギヤ36は、第9番目のプラネタリシャフトの位相(すなわち、現在の第1番目のプラネタリシャフトの位相から時計方向に40°回転させた位置)に調整する。
そして、プラネタリシャフト3をリフタ30によって持上げて、位相調整ネジ35及び位相調整ギヤ36に当接させる(ステップS9)。次に、位相調整ギヤ36を固定して、位相調整ネジ35を第2番目のプラネタリシャフト3の位相から第1番面のプラネタリシャフト3の位相に、時計方向に40°回転させる(ステップS10)。これにより、位相調整ネジ36のネジ山が図7(B)とは反対の左方に移動し、プラネタリシャフト3のネジ部14に噛合いながら、プラネタリシャフト3を左方に移動させる。このとき、プラネタリシャフト3が僅かに回転して、フロントプラネタリギヤ15と位相調整ギヤ36とが噛合う。
次に、位相調整ネジ35を固定して、位相調整ギヤ36を第9番目のプラネタリシャフト3の位相から第1番目のプラネタリシャフト3の位相に、反時計方向に40°回転させる(ステップS11)。これにより、フロントプラネタリギヤ15と位相調整ギヤ36とが完全に噛合い、プラネタリシャフト3が時計方向に回転して、そのネジ部14のネジ山が図7(C)とは反対の右方へ移動し、ネジ部14が位相調整ネジ35に完全に噛合い、プラネタリシャフト3がネジ部14のネジ山の移動方向と反対方向の左方へ移動する。このようにして、プラネタリシャフト3のネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15と位相調整ネジ35及び位相調整ギヤ36とを再度噛合わせる。
このとき、位相調整ネジ35及び位相調整ギヤ36を最初の位相調整工程(ステップS1〜S5)とは反対方向に回転させてプラネタリシャフト3を左方に移動させながら位相調整を行うことにより、プラネタリシャフト3が過度に右方に移動するのを防止することができる。なお、プラネタリシャフト3の右方への移動が許容できる場合には、図9中に破線で示すように、ステップS6からステップS2へ戻って、最初の位相調整工程を再度実行してもよい。
上述のステップS5でプラネタリシャフト3のネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15と位相調整ネジ35及び位相調整ギヤ36との噛合いが確認された場合、ストロークセンサ39によってプラネタリシャフト3の軸方向位置を検出し(ステップS12)、ストロークセンサ39の検出に基づいて、プラネタリシャフト3の軸方向位置をチェックする(ステップ13)。プラネタリシャフト3の軸方向位置が所定の範囲にない場合は、左右いずれの方向にずれているかをチェックする(ステップS14)。そして、軸方向位置が右方にずれている場合には、位相調整ギヤを1歯分(本実施形態では位相調整ギヤは31歯であるから11.6°)だけ時計方向に回転させて、調整した位相を維持しながらプラネタリシャフト3を軸方向左方に移動させる(ステップS15)。また、軸方向位置が左方へずれている場合には、位相調整ギヤを1歯分(11.6°)だけ反時計方向に回転させて、調整した位相を維持しながらプラネタリシャフト3を軸方向右方に移動させる(ステップS16)。
このようにして、プラネタリシャフト3の軸方向位置を調整した後、ストロークセンサ39を退避させ(ステップS17)、リフタ30を下降させてプラネタリシャフト3をパレット22に戻す。これにより、プラネタリシャフト3の位相を調整して、ネジ部14及びフロントプラネタリギヤ15をパレット22の展開ネジ部25及び展開ギヤ部26に確実に噛合わせることができる。
本発明の一実施形態に係るプラネタリシャフト組付装置のサンシャフトのネジ部及びギヤを展開した展開ネジ部及び展開ギヤ部を有するパレットを示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るプラネタリシャフト組付装置の概略構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るプラネタリシャフト組付方法及び組付装置を適用することができる遊星差動ネジ型回転−直動変換機構の縦断面図である。 図2に示すプラネタリシャフト組付装置によってプラネタリシャフトをサンシャフトに組付ける工程を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にプラネタリシャフト組付装置に組合されるプラネタリシャフト整列装置の斜視図である。 図5に示すプラネタリシャフト整列装置によってプラネタリシャフトをパレットにセットする工程を示す説明図である。 図5に示すプラネタリシャフト整列装置によってプラネタリシャフトの位相を調整する工程を示す説明図である。 図7に示す工程において、位相調整前後のネジ部及びギヤの噛合い状態を示す説明図である。 図7に示す工程のフローチャートである。
符号の説明
1 遊星差動ネジ型回転−直動変換機構、2 サンシャフト、3 プラネタリシャフト、9 ネジ部(第1ネジ部)、10 フロントサンギヤ(第1ギヤ部)、14 ネジ部(第2ネジ部)、15 フロントプラネタリギヤ(第2ギヤ部)、22 パレット、25 展開ネジ部、26 展開ギヤ部

Claims (10)

  1. 第1ネジ部及び第1ギヤ部を有するサンシャフトと、前記第1ネジ部及び前記第1ギヤ部にそれぞれ噛合う第2ネジ部及び第2ギヤ部を有する複数のプラネタリシャフトとを備えた遊星差動ネジ型回転−直動変換機構において、前記プラネタリシャフトを前記サンシャフトに組付けるためのプラネタリシャフト組付方法であって、
    複数の前記プラネタリシャフトを前記サンシャフトの所定の組付位置に組付可能な位相及び軸方向位置に予め調整した状態でパレット上にセットし、該パレット上にセットされた前記プラネタリシャフトを順次組付位置に移動させて前記サンシャフトに組付けることを特徴とするプラネタリシャフト組付方法。
  2. 前記パレットに、前記第1ネジ部及び前記第1ギヤ部をそれぞれ平面上に展開した展開ネジ部及び展開ギヤ部を設け、前記第2ネジ部及び前記第2ギヤ部をそれぞれ前記展開ネジ部及び前記展開ギヤ部に噛合わせて前記プラネタリシャフトを前記パレットにセットすることにより、前記プラネタリシャフトの位相及び軸方向位置を調整することを特徴とする請求項1に記載のプラネタリシャフト組付方法。
  3. 前記パレット上にセットしたプラネタリギヤを順次前記サンシャフトに対向する位置に移動させ、前記サンシャフトを順次所定角度ずつ回転させて前記プラネタリシャフトの組付位置を位置出しし、前記各プラネタリギヤを前記サンシャフトの所定の組付位置に組付けることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラネタリシャフト組付方法。
  4. 前記第1ネジ部に対応する位相調整ネジ及び前記第1ギヤ部に対応する位相調整ギヤを設け、前記プラネタリギヤの第2ネジ部及び第2ギヤ部をそれぞれ前記位相調整ネジ及び前記位相調整ギヤに当接させ、前記位相調整ネジを所定の位相まで回転させた後、該位相調整ネジを固定して前記位相調整ギヤを所定の位相まで回転させることにより、前記プラネタリギヤの位相を調整することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプラネタリシャフト組付方法。
  5. 前記プラネタリシャフトの位相を調整した後、前記位相調整ネジを固定して前記位相調整ギヤを一定角度ずつ回転させることにより、前記プラネタリシャフトの位相を維持しながら、その軸方向位置を調整することを特徴とする請求項4に記載のプラネタリシャフト組付方法。
  6. 第1ネジ部及び第1ギヤ部を有するサンシャフトと、前記第1ネジ部及び前記第1ギヤ部にそれぞれ噛合う第2ネジ部及び第2ギヤ部を有する複数のプラネタリシャフトとを備えた遊星差動ネジ型回転−直動変換機構において、前記プラネタリシャフトを前記サンシャフトに組付けるためのプラネタリシャフト組付装置であって、
    前記サンシャフトを回転させて前記プラネタリシャフトの組付位置を位置出しするサンシャフト位置出し機構と、複数の前記プラネタリシャフトを前記サンシャフトの所定の組付位置に組付可能な位相及び軸方向位置に予め調整した状態でセットするパレットを有し、該パレット上にセットされた前記プラネタリシャフトを順次組付位置に移動させて前記サンシャフトに組付ける組付機構とを備えていることを特徴とするプラネタリシャフト組付装置。
  7. 前記パレットには、前記第1ネジ部及び前記第1ギヤ部をそれぞれ平面上に展開した展開ネジ部及び展開ギヤ部が設けられ、前記プラネタリシャフトの前記第2ネジ部及び前記第2ギヤ部をそれぞれ前記展開ネジ部及び前記展開ギヤ部に噛合わせて前記プラネタリシャフトの位相及び軸方向位置を調整することを特徴とする請求項6に記載のプラネタリシャフト組付装置。
  8. 前記サンシャフト位置出し機構は、前記サンシャフトを順次所定角度ずつ回転させて前記プラネタリシャフトの組付位置を一定の位置に位置出しし、
    前記組付機構は、前記パレットを移動させて該パレット上の前記プラネタリシャフトを前記サンシャフト位置出し機構によって位置出しされた組付位置の下方に順次移動させるパレット送り機構と、組付位置の下方に移動された前記パレット上の前記プラネタリシャフトを組付位置へ持上げるリフタとを備えていることを特徴とする請求項6又は7に記載のプラネタリシャフト組付装置。
  9. 前記第1ネジ部に対応する位相調整ネジ及び前記第1ギヤ部に対応する位相調整ギヤが設けられ、前記プラネタリギヤの前記第2ネジ部及び前記第2ギヤ部をそれぞれ前記位相調整ネジ及び前記位相調整ギヤに当接させ、前記位相調整ネジを所定の位相まで回転させた後、該位相調整ネジを固定して前記位相調整ギヤを所定の位相まで回転させて前記プラネタリギヤの位相を調整して前記パレットにセットするようにしたことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のプラネタリシャフト組付装置。
  10. 前記プラネタリシャフトの位相を調整した後、前記位相調整ギヤを固定して前記位相調整ギヤを一定角度ずつ回転させることにより、前記プラネタリシャフトの位相を維持しながら軸方向位置を調整して前記パレットにセットするようにしたことを特徴とする請求項9に記載のプラネタリシャフト組付装置。
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