JP2010037597A - カーボンポテンシャル演算装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】O2 濃度に基づき算出されたCP値が出力上限を超えた場合であっても、安定したCP値測定が行えるカーボンポテンシャル演算装置を提供する。
【解決手段】センサ部20で検出するO2 濃度の入力上限値を設定する設定部11と、炉内雰囲気中のO2 濃度、温度、CO濃度に基づき当該雰囲気のカーボンポテンシャルを算出するとともに、該算出したカーボンポテンシャルが出力上限値を超えた場合に設定部11で設定されたO2 濃度の入力上限値に基づき比例演算を行う演算部12とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば浸炭炉や浸炭窒化炉などの熱処理炉内のCO2 濃度やO2 濃度に基づき炉内雰囲気のカーボンポテンシャル(Carbon Potential:CP)を演算するカーボンポテンシャル演算装置に関するものである。
従来より、調質処理を施した鋼材は、強度と靱性との組合せの点で著しく優れているが、耐摩耗性は浸炭焼入れ処理したものに比較して劣り、また繰返し応力による疲労破壊が問題となる部品では疲労亀裂が表面近傍から生ずる関係上、表面における強度が重要となる。そこで、このような観点から、通常、耐摩耗性や疲労破壊に対する強度が必要な品物に対する表面硬化処理として、ガス浸炭法が知られている。
このガス浸炭法とは、大規模生産に適した方法であり、LPGなど炭化水素系のガスを変成炉を介して吸熱型変成ガス(触媒により吸熱反応によって変成したガス)に変え浸炭炉に導入する方法である。この吸熱型変成ガスは「キャリアガス」と呼ばれ、例えばH2 ,CO,CH4 ,CO2 ,O2 ,H2 Oなどを含む混合ガスからなっている。浸炭反応は、各ガスの分圧に基づく平衡定数によって支配され、相互に関連を保ちながら釣合の状態にあるため、特定のガス(例えばH2 O,CO2 ,O2 のうちの何れか)の分圧をモニタし、常にある特定の値を維持するように浸炭ガスの流量をコントロールすれば、反応を一方向に進行させることができる。なお、カーボンポテンシャル(Carbon Potential、以下「CP」と略称する)とは、このようなコントロール状態にあるときの浸炭能力を示すものである。
また、炉気全体としては平衡関係が成立していても、鋼材表面では流れが不十分などの理由で平衡にズレを生じやすく、分解したCがすべて吸着されるわけではないため、一部はスーティングを起こして「すす」になることがある。このような状態を改善して浸炭能力を増すために、「エンリッチガス」と呼ばれるプロパンなどの生ガスが、0.5〜1%程度直接炉内に添加される。なお、浸炭処理としては、上述したガス浸炭法の他、滴注式浸炭法、液体浸炭法、固体浸炭法、真空浸炭法、プラズマ浸炭法などがある。
図7は、ガス浸炭法の実施例として下記特許文献1に開示される浸炭炉の概略構成図である。図示のように、下記特許文献1のガス浸炭方法は、浸炭炉101内雰囲気ガスをサンプリングして炉外において炉内雰囲気ガス中のCO2 濃度を検出するCO2 センサ102と、炉内において炉内雰囲気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ103とを設ける。エンリッチガス104の導入は炉内温度Tの昇温中に開始し、CO2 濃度を基に算出した見掛け上のカーボンポテンシャルCP1 と、酸素濃度を基に算出した見掛け上のカーボンポテンシャルCP2 との差(CP2 −CP1 )を求め、差(CP2 −CP1 )が所定値に近づくようにエンリッチガス104の流量を調整する。
また、特許文献1では浸炭炉及び各種センサによってエンリッチガスのPID制御を行うシステム構成であるが、このような浸炭炉の駆動制御を行うため、浸炭炉に配設されたCO2 センサやO2 センサで測定したCO2 濃度やO2 濃度に基づいて炉内雰囲気のCP値を算出するカーボンポテンシャル演算装置も知られている。
特許第3973795号 日本熱処理技術協会,日本金属熱処理工業会編著,三澤三郎編、「熱処理技術入門:金属熱処理技能士・受検テキスト」、大河出版(2004年7月出版)、28頁〜30頁
ところで、従来のカーボンポテンシャル演算装置において、例えば温度:1000℃、CO濃度:20%(何れも固定値)を条件としたとき、O2 センサからのO2 濃度に基づくCP値を演算すると図8に示すようなグラフとなる。図示のように、O2 センサからの入力であるO2 濃度を示すEMF(electrmotive force:起電力)が上昇するに連れてCP値が徐々上昇しているが、計算式上、CP値の出力上限値(図ではCP値=1.68%)を超えると、EMFの入力値が上昇してもCP値が下降する特性になっている。
そこで、従来のカーボンポテンシャル演算装置では、O2 濃度に基づくCP値が出力上限値を超えた場合は、図9に示すようにCP値の上限であるCP値=2.0%まで一気に上昇させ、これ以降、EMFの入力値が上昇した場合でも一律でCP値=2.0%と規定した処理を行っている。
しかしながら、このようにCP値の出力が上限値を超えたときにCP値を一律で2.0%として処理した場合、CP値が出力上限値を超えた状態(例えばCP値=1.68%以上)で装置を使用するようなときに入力値の急変により測定制御に乱れが生じ、正確なCP値制御が安定して行えないという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、O2 濃度に基づき算出されたCP値の出力上限値を超えた場合であっても、安定したCP値制御が行えるカーボンポテンシャル演算装置を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するために、請求項1記載のカーボンポテンシャル演算装置は、熱処理炉に設置されたセンサ部によって検出された炉内雰囲気中のO2 濃度、CO濃度、温度に基づき前記炉内雰囲気のカーボンポテンシャルを算出するカーボンポテンシャル演算装置であって、
前記センサ部で検出する前記O2 濃度の入力上限値を設定する設定部と、
前記算出したカーボンポテンシャルが出力上限値を超えた場合に、前記設定部で設定されたO2 濃度の入力上限値に基づき前記算出したカーボンポテンシャルの比例演算を行う演算部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2記載のカーボンポテンシャル演算装置は、熱処理炉に設置されたセンサ部によって検出された炉内雰囲気中のO2 濃度、CO濃度、温度に基づき前記炉内雰囲気のカーボンポテンシャルを算出するカーボンポテンシャル演算装置であって、
前記CO濃度を前記炉内雰囲気中のO2 濃度から算出される酸素分圧の平方根で除算したものに下記数3を用いて算出したオーステナイトの飽和炭素量を積算して得られる値が2.7622以上のときに、下記数4を用いて前記カーボンポテンシャルを算出する演算部を備えたことを特徴とする。
Figure 2010037597
Figure 2010037597
請求項3記載のカーボンポテンシャル演算装置は、請求項1又は2記載のカーボンポテンシャル演算装置において、前記設定部からの設定に応じて、前記演算部で算出されたO2 濃度、CO濃度、温度に基づくカーボンポテンシャルと、同じく前記演算部で算出されたCO2 濃度、CO濃度、温度に基づくカーボンポテンシャルとを同時に表示する表示部を備えたことを特徴とする。
本発明のカーボンポテンシャル演算装置によれば、O2 濃度に基づき算出したCP値が出力上限値を超えた場合であってもCP値の上限値までの間が比例演算されているため、測定制御が乱れることなく安定したCP値制御を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明に係るカーボンポテンシャル演算装置の構成を示す概略構成図であり、図2は同装置の前面パネルの概略図であり、図3は同装置においてO2 濃度に基づくCP値演算を説明するための説明図であり、図4は同装置においてCO2 濃度に基づくCP値演算を説明するための説明図であり、図5は同装置においてO2 濃度に基づき算出したCP値の補正したときのEMFとCP値との関係を示すグラフ図であり、図6は同装置においてCO2 濃度に基づき算出したCP値の補正したときのEMFとCP値との関係を示すグラフ図である。
まず、本発明に係るカーボンポテンシャル演算装置の構成について、図1、2を参照しながら説明する。
図1に示すように、本例のカーボンポテンシャル演算装置1(以下、CP演算装置と略称する)は、設定部11、演算部12、表示部13、警報部14を備えて構成される。そして、CP演算装置1は、測定対象である例えば浸炭炉や浸炭窒化炉などの熱処理炉30に設置して炉内雰囲気の各種状態を検出するセンサ部20と電気的に接続されている。
このセンサ部20は、測定対象となる炉内雰囲気中のCO2 濃度を赤外線吸収法によりCO2 濃度(%)を検出するCO2 センサ21、同じく炉内雰囲気中のCO濃度を赤外線吸収法によりCO濃度(%)を検出するCOセンサ22、炉内雰囲気中のO2 濃度をジルコニア固体電解質の酸素イオン伝導性を利用してO2 濃度をEMF(mV)で検出するO2 センサ23、炉内雰囲気中の温度(℃)を検出する温度センサ24(本例ではK熱電対、R熱電対、S熱電対の3種)などの各種センサで構成され、各センサで検出された検出データを演算部12に出力している。
設定部11は、図2に示すように装置の前面パネルの所定箇所に複数設けられた各種キーで構成され、ユーザのキー操作により各種設定が行える。設定内容としては、CO2 センサ21/O2 センサ23の入力切り替え、表示部13に表示する表示内容の切替(例えばCO2 濃度のみ、O2 濃度のみ、CO2 /O2 濃度の同時表示)、O2 濃度/CO2 濃度、CO濃度、温度のうちの1つを固定値とする設定、製造メーカによって異なるCO2 センサ21のスケール上限値の設定、使用する熱電対の選択設定、CP値補正の際に算出されたCP値を真値に近づけるための補正値(傾き補正値、シフト補正値、外部接点補正値)の設定、CP値の比例演算時に用いるEMFの入力上限値設定など、CP値演算に関する各種設定が行える。
演算部12は、As1演算手段12a、PO2 演算手段12b、As2演算手段12c、CP値演算手段12d、CO2 演算手段12e、定数演算手段12f、CP値補正手段12g、CP値比例演算手段12hとで構成され、センサ部20からの各種検出データ(炉内雰囲気中のCO2 濃度、O2 濃度、CO濃度、温度)に基づくCP値の算出、算出されたCP値の補正、算出されたCP値が出力上限値を超えたときにEMFの入力上限値に基づく比例演算を行っている。
ここで、CP値の演算方法について説明する。CP値の演算では、O2 濃度又はCO2 濃度に基づきCP値を算出する。また、CP値の演算精度を向上させるため、O2 濃度/CO2 濃度、CO濃度、温度のうちの1つの入力値を固定値としている。
まず、O2 濃度、CO濃度(固定値)、温度からCP値を算出する場合、下記数5を用いてAs1(オーステナイトの飽和炭素量)をAs1演算手段12aで算出し、下記数6を用いて測定されたPO2 (酸素分圧)をPO2 演算手段12bで算出し、オーステナイトの飽和炭素量と温度との関係から回帰分析にて得られた下記数7を用いてAs2(オーステナイトの飽和炭素量)をAs2演算手段12cで算出する。
Figure 2010037597
Figure 2010037597
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そして、上記数6、7で算出したPO2 、As2を用いて下記数8又は9よりCP値演算手段12dでCP値を算出する。なお、数9を用いる場合は、CO濃度(CO)を上記数6で算出した酸素分圧の平方根(PO2 1/2 )で除算したものにオーステナイトの飽和炭素量(As2)を積算して得られる値(L)がL≧2.7622のときに用いる。
Figure 2010037597
Figure 2010037597
また、検出した温度、CO濃度(固定値)、上記数5で算出したAs1と数8又は9で算出したCP値に基づき、下記数10を用いてCO2 演算手段12eでCO2 濃度を算出することもできる。
Figure 2010037597
次に、CO2 濃度、CO濃度(固定値)、温度からCP値を算出する場合、上記数5を用いてAs1をAs1演算手段12aで算出し、下記数11を用いてK(計算用定数)を定数演算手段12fで算出する。
Figure 2010037597
そして、上記数5、11で算出したAs1、Kを用いて下記数12よりCP演算手段12dでCP値を算出する。
Figure 2010037597
なお、O2 濃度、Co濃度、温度に基づくCP値とCO2 濃度、CO濃度、温度に基づくCP値は、入力の設定に応じて個々に算出したり同時に算出することもできる。
次に、CP値の補正方法について説明する。上記数5〜12の何れかを用いて算出されたCP値の補正を行う場合、下記数13を用いてCP値補正手段12gで補正を行う。なお、式中のA〜Cは、設定部11にて設定された補正値であり、A:傾き補正値、B:シフト補正値、C:外部接点補正値を示し、外部接点補正値は外部接点信号がONのときのみ加算される。
Figure 2010037597
次に、CP値の比例演算について説明する。上記数5〜12の何れかを用いて算出されたCP値の比例演算を行う場合、設定部11にて設定されたEMFの入力上限値に基づきCP値の出力上限値以降のCP値がEMFに比例するようにCP値比例演算手段12hで自動演算する。なお、このとき使用するEMFの入力上限値は、CP値の上限であるCP=2.0のときのEMFの値を示している。
表示部13は、数値又は文字を複数の7セグメント表示により発光表示する数値表示領域13a、各種設定時や警報部14からの警報出力などに応じて点灯/点滅を行うステータス表示領域13bを備え、図2に示すように機器の前面パネルに設けられている。表示部13は、演算部12で算出されたO2 濃度に基づくCP値とCO2 濃度に基づくCP値の個別表示若しくは同時表示、センサ部20で検出されたCO2 濃度、O2 濃度、CO濃度、温度などを、設定部11による設定内容に応じて表示する。
警報部14は、例えばブザーなどの鳴動装置やLEDランプなどの表示装置で構成され、センサ部20との接続が断線した場合、センサ部20から入力する検出データが異常の場合、CP値の演算結果により、|CP値(O2 )−CP値(CO2 )|>偏差設定値(予め設定された任意の値)の場合に外部に異常を通知するための警報出力(鳴動や点灯/点滅など)を行う。
次に、上述したCP演算装置1における具体的な実施例について、図3、4を参照しながら説明する。ここでは、実施条件として温度が1000℃、CO濃度が固定値の25%、O2 濃度が1000mV、Co2 濃度が1.0%、設定部11で設定したEMFの入力上限値が1300mVとし、実施例1としてO2 濃度からのCP値算出後の比例演算、実施例2としてCO2 濃度からのCP値算出後の比例演算についてそれぞれ説明する。
<実施例1>
図3に示すように、まず上記数6を用いてPO2 を算出し(PO2 =2.994E−17)、上記数7を用いてAs2を算出する(As2=1.181E−11)。そして、上記数6、7によって算出されたPO2 、As2に基づき、上記数8を用いてCP値を算出する。(CP=0.081)。
そして、設定部11で設定されたEMFの入力上限値に基づき算出されたCP値をCP値の上限値まで比例するように自動演算することで、図5に示すようなEMFに比例したCP値のグラフとなる。
<実施例2>
図4に示すように、まず上記数5を用いてAs1を算出し(As1=1.579)、上記数11を用いて計算用定数であるKを算出する(K=2.093)。そして、上記数5、11によって算出されたAs1、Kに基づき、上記数12を用いてCP値を算出する(CP=0.080)。
そして、設定部11で設定されたEMFの入力上限値に基づき算出されたCP値をCP値の上限値まで比例するように自動演算することで、図6に示すようなEMFに比例したCP値のグラフとなる。
このように、上述したCP演算装置1は、CO2 センサ21からのCO2 濃度若しくはO2 センサ23からのO2 濃度、温度、CO濃度に基づき炉内雰囲気のCP値を算出する。そして、設定部11で設定したEMFの入力上限値に基づき、算出したCP値の出力上限値以降の値をCP値の上限値まで比例するように自動演算する。
これにより、CP値がCP値の出力上限値を超えた場合であっても、CP値の上限値までの間が比例演算されているため、測定制御が乱れることなく安定したCP値制御を行うことができる。
以上、本願発明における最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術等はすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本発明に係るカーボンポテンシャル演算装置の構成を示す概略構成図である。 同装置の前面パネルの概略図である。 同装置においてO2 濃度に基づくCP値演算を説明するための説明図である。 同装置においてCO2 濃度に基づくCP値演算を説明するための説明図である。 同装置においてO2 濃度に基づき算出したCP値の補正したときのEMFとCP値との関係を示すグラフ図である。 同装置においてCO2 濃度に基づき算出したCP値の補正したときのEMFとCP値との関係を示すグラフ図である。 一般的なガス浸炭法を行う浸炭炉の構成図である。 従来からのカーボンポテンシャル装置においてO2 濃度に基づき算出したCP値とEMFとの関係を示すグラフ図である。 図8のグラフを従来の方法で補正した際の部分拡大説明図である。
符号の説明
1…カーボンポテンシャル演算装置(CP演算装置)
11…設定部
12…演算部(12a…As1演算手段、12b…PO2 演算手段、12c…As2演算手段、12d…CP値演算手段、12e…Co2 演算手段、12f…定数演算手段、12g…CP値補正手段、12h…CP値比例演算手段)
13…表示部(13a…数値表示領域、13b…ステータス表示領域)
14…警報部
20…センサ部(21…CO2 センサ、22…COセンサ、23…O2 センサ、24…温度センサ)
30…熱処理炉

Claims (3)

  1. 熱処理炉に設置されたセンサ部によって検出された炉内雰囲気中のO2 濃度、CO濃度、温度に基づき前記炉内雰囲気のカーボンポテンシャルを算出するカーボンポテンシャル演算装置であって、
    前記センサ部で検出する前記O2 濃度の入力上限値を設定する設定部と、
    前記算出したカーボンポテンシャルが出力上限値を超えた場合に、前記設定部で設定されたO2 濃度の入力上限値に基づき前記算出したカーボンポテンシャルの比例演算を行う演算部と、
    を備えたことを特徴とするカーボンポテンシャル演算装置。
  2. 熱処理炉に設置されたセンサ部によって検出された炉内雰囲気中のO2 濃度、CO濃度、温度に基づき前記炉内雰囲気のカーボンポテンシャルを算出するカーボンポテンシャル演算装置であって、
    前記CO濃度を前記炉内雰囲気中のO2 濃度から算出される酸素分圧の平方根で除算したものに下記数1を用いて算出したオーステナイトの飽和炭素量を積算して得られる値が2.7622以上のときに、下記数2を用いて前記カーボンポテンシャルを算出する演算部を備えたことを特徴とするカーボンポテンシャル演算装置。
    Figure 2010037597
    Figure 2010037597
  3. 前記設定部からの設定に応じて、前記演算部で算出されたO2 濃度、CO濃度、温度に基づくカーボンポテンシャルと、同じく前記演算部で算出されたCO2 濃度、CO濃度、温度に基づくカーボンポテンシャルとを同時に表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のカーボンポテンシャル演算装置。
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