JP2010036924A - 施封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作者の作業効率を高めつつ紙幣等の紙葉類を結束する施封装置を小型化する。
【解決手段】投入位置で投入された紙幣束Pを挟持した紙幣プレス部2を施封位置へ移動して紙帯キャッチプレート29が紙帯Lをその紙幣束Pに押圧し、紙幣束Pを挟持した紙幣プレス部2を施封位置で回転させて投入された紙幣束Pに紙帯Lを巻き付けて結束するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、投入された紙幣等の紙葉類の束を整えて紙帯等の帯封で結束し、結束した紙葉類の小束を放出する施封装置に関する。
従来の施封装置には、紙幣鑑別・計数機能、紙幣集積機能、および紙幣結束機能を備え、紙幣投入口に投入された複数の紙幣を鑑別・計数し、金種毎に所定の枚数で集積して紙幣束を形成し、その紙幣束に紙帯を巻いて結束して放出する大型の紙幣施封装置と、予め紙幣計数機等により所定の枚数の紙幣を取り揃えて紙幣束を形成した後、その紙幣束を操作者の操作により挿入を受付け、その紙幣束に紙帯を巻いて結束する小型の紙幣施封装置とがある。
大型の紙幣施封装置は、例えば以下に説明するように投入された紙幣を結束して紙幣束を形成するようにしているものがある。
紙幣投入口に投入された複数の紙幣を1枚ずつ分離して繰出し、その紙幣を鑑別部で金種・真偽・正損等を鑑別した後、金種毎に一時集積部に集積し、所定の枚数の紙幣が集積されるとその紙幣束を集積板に押さえ板で押さえつけて整位し、整位された紙幣束をクランプ機構で挟持して一時集積部から引き抜き、挟持しながら施封部まで移動させ、さらにその紙幣束を搬送ベルトで紙帯巻き付け位置まで移動させる。
紙幣束を紙帯巻き付け位置まで移動させると印字部により所定の情報が印字された紙帯を所定の長さで切断してアーム機構によりその紙幣束に巻き付け、紙帯の片面に塗布された接着剤を熱により融解させて紙帯を接着させ、紙帯の輪を形成して紙幣束を結束する。
その後、紙幣束の紙帯に銀行名等のスタンプを押印して紙幣束収納庫に結束された紙幣束を放出するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、小型の紙幣施封装置は、例えば以下に説明するように挿入された紙幣を結束して紙幣束を形成するようにしているものがある。
紙幣施封装置の操作者は、予め紙幣計数機や人手により計数された所定の枚数の紙幣を取り揃え、人手により紙幣の短手方向および長手方向に整位して紙幣束を形成した後、その紙幣束を紙幣施封装置の紙幣束の挿入口に挿入する。
紙幣施封装置は、挿入された紙幣束に紙帯巻き付け機構により紙帯を巻き付け、紙帯の片面に塗布された接着剤を熱により融解させて紙帯を接着させ、その紙帯を切断し、紙帯の輪を形成して紙幣束を結束する。
結束された紙幣束は、操作者により紙幣施封装置から取り出され、人手または別のスタンプ押印装置により、紙幣束の紙帯に銀行名等のスタンプが押印するようにしている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−197509号公報(段落「0014」〜段落「0029」、図5、図8) 実開平5−35605号公報(段落「0014」〜段落「0016」、図1、図7)
しかしながら、上述した従来の技術においては、小型の紙幣施封装置の場合、設置場所を選ぶことなく手軽に移動させることができるという利点があるが、操作者の操作により紙幣束を挿入口に挿入し、また紙帯で結束された紙幣束を取り出す必要があり、紙幣束を施封する間は装置から離れることができないため、操作者の作業の効率が悪くなるという問題がある。
一方、大型の紙幣施封装置の場合、投入された紙幣を金種毎に所定の枚数の紙幣束になるように集積し、その紙幣束を紙帯で結束して紙幣束収納庫に収納するようにしているため、操作者は紙幣を投入した後、装置から離れることができるので小型の紙幣施封装置と比較して格段に作業の効率が高まるが、装置が大型になるため広い設置場所が必要になり、また一度設置すると別の場所へ移動することが困難になるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、操作者の作業効率を高めつつ紙幣等の紙葉類を結束する施封装置を小型化させることを目的とする。
そのため、本発明は、投入された紙葉類束を挟持し、その紙葉類束を挟持したまま回転可能な紙葉類挟持手段と、紙葉類束を結束する帯体を繰出す帯体供給手段と、前記帯体供給手段により繰出された帯体を捕らえ、該帯体を前記紙葉類挟持手段で挟持された紙葉類束に押圧した状態を保持する帯体押圧手段と、前記紙葉類挟持手段を、紙葉類束の投入を受付ける投入位置から前記帯体押圧手段が帯体を押圧している紙葉類束を挟持したまま回転可能な施封位置へ移動させる移動手段とを設け、前記投入位置で投入された紙葉類束を挟持した紙葉類挟持手段を前記施封位置へ移動して前記帯体押圧手段が帯体をその紙葉類束に押圧し、該紙葉類束を挟持した前記紙葉類挟持手段を前記施封位置で回転させて投入された紙葉類束に帯体を巻き付けて結束するようにしたことを特徴とする。
このようにした本発明は、操作者の作業効率を高めつつ紙幣を結束する施封装置を小型化することができるようになるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による施封装置の実施例を説明する。
図1は実施例における施封装置の側断面説明図、図2は実施例における施封装置の外観斜視図、図3は実施例における施封装置の制御系の構成を示すブロック図、図4は実施例における施封装置の構成を示す説明図である。
図1および図2において、1は施封装置であり、紙幣、乗車券、航空券、チケット、または帳票等の紙葉類の束を紙帯等の帯状の媒体である帯体で結束するものである。本実施例では、紙葉類を紙幣、帯体を紙帯として説明する。
2は紙葉類挟持手段としての紙幣プレス部であり、後述する紙幣投入口から紙幣束Pの投入を受け付け、その紙幣束Pの短手および長手方向を揃えて整位した後、その紙幣束Pを略Z字状になるように挟み、その状態を保持したまま回転させて紙帯を巻き付ける部位である。ここで、略Z字状とは、厳密な意味でのZ字状でなく、紙幣束に異なる二方向に突出した二つの折曲部を形成するようにした状態をいうものとする。なお、紙幣プレス部2の詳細は後述する。
3は移動手段としての紙幣プレス移動部であり、紙幣束Pを挟持する紙幣プレス部2を水平方向に移動させるものである。
4は施封部であり、紙幣束Pに巻き付ける紙帯Lを紙帯リール40から引き出して繰出す帯体供給手段としての紙帯供給部41、紙帯供給部41で繰出され、紙幣束Pに巻きつけられた紙帯Lの片面に予め塗布された接着剤を加熱して溶着し、紙帯Lを固定するヒートシール部42、および紙帯リール40から引き出された紙帯Lに日付などの情報を印字する紙帯印字部43で構成されたものである。
5はスタンプ押印部であり、銀行名や店舗名等を結束された紙幣束Pの紙帯Lにスタンパ51で押印するものである。
7は表示部であり、液晶ディスプレイ等で構成され、施封装置1の動作状況や障害情報等を表示するためのものである。
8は操作部であり、操作者の操作をキーやボタン等で受付けて施封装置1の動作指示等を入力するものである。
9は紙幣投入口であり、操作者により紙幣束Pの投入を受付ける開口部である。この紙幣投入口9は、図示しない開閉自在なシャッタにより、その開口部が開閉される。なお、シャッタは図示しないモータ等の駆動手段により開閉するようにしてもよく、また操作者の操作(手動)により開閉するものであってもよい。
本実施例では、紙幣投入口9に投入される紙幣束Pは、その短手方向を鉛直方向に、長手方向を水平方向にして投入されるものとする。
10は紙幣放出口であり、紙帯Lで結束された紙幣束を放出するための開口部である。この紙幣放出口10も、図示しない開閉自在なシャッタにより、その開口部が開閉される。なお、シャッタは図示しないモータ等の駆動手段により、紙幣プレス部2の移動に連動して開閉するものとする。
11は放出紙幣束受台であり、紙幣放出口10から放出された紙幣束を受け止めるものである。
12は短手整位アームであり、紙幣投入口9から紙幣プレス部2へ図1の矢印Aが示す方向に投入された紙幣束Pの短手方向のバラつきを揃えて整位するものである。この短手整位アーム12は短手整位アーム回転軸121を支点として回動自在に構成され、また図示しない移動手段により水平方向に移動可能に構成されている。なお、短手整位アーム12は図示しないモータ等の駆動手段により回動、水平移動可能に構成されている。
ここで、紙幣プレス部2、紙幣プレス移動部3、施封部4、およびスタンプ押印部5を図1および図4に基づいて説明する。なお、図4(a)は施封装置の構成を示す斜視図であり、図4(b)は施封装置の紙幣プレス部の構成を示す正面説明図である。
図1および図4において、21はベースフレーム、22は回転ドラムであり、回転ドラム22はベースフレーム21に設けられた回転軸23に回転可能に軸支されている。回転ドラム22は紙幣投入口9から投入される紙幣束Pを受付けることができるように紙幣束Pの長手方向の幅より大きい所定の間隔を保持して(その状態を図4(b)に示す。)ふたつの回転ドラム22a、22bがベースフレーム21の両側壁に設けられた回転軸23a、23bにそれぞれ軸支され、それぞれの回転ドラム22a、22bは図示しないモータ等の駆動手段、駆動伝達手段、および連結手段で同時に回転するようになっている。
211はL字ブラケットであり、紙幣投入口9から紙幣プレス部2へ図1の矢印Aが示す方向に投入された紙幣束Pの長手方向のバラつきを揃えて整位するものである。このL字ブラケット211は、ベースフレーム21に図示しないモータ等の駆動手段により図4の矢印Bおよび矢印Cが示す方向に移動可能に設けられている。
24、25、26、27は紙葉類を押圧して挟持する押圧板としての紙幣プレスガイドであり、投入された紙幣束Pを挟持する板状のものである。この上部押圧板としての紙幣プレスガイド24と紙幣プレスガイド26とで紙幣束Pの上部を挟持し、下部押圧板としての紙幣プレスガイド25と紙幣プレスガイド27とで紙幣束Pの下部を挟持するように配置されている。
紙幣プレスガイド24、25、26、27は、回転ドラム22aの内側に4個の紙幣プレスガイド24a、25a、26a、27aが取り付けられ、また回転ドラム22bの内側に4個の紙幣プレスガイド24b、25b、26b、27bが取り付けられ、投入された紙幣束Pの両側部を挟持する。
それぞれの紙幣プレスガイド24、25、26、27は、回転ドラム22に設けられた図示しないソレノイドやモータ等の押圧板移動手段としての駆動手段により、図1に示す水平方向に独立して移動することができるようになっており、紙幣束Pの挟持およびその解除を行うことができるようになっている。
なお、本実施例では、回転角を制御することができるステッピングモータを採用するものとし、適宜すべりクラッチ等が設けられ、適正な力で紙幣束Pを挟持することができるようになっている。
28は底板であり、投入された紙幣束Pを受け止めるためのものである。この底板28も、回転ドラム22aの内側に底板28aが取り付けられ、また回転ドラム22bの内側に底板28bが取り付けられている。
紙幣プレスガイド24a、25a、26a、27aならびに底板28aと紙幣プレスガイド24b、25b、26b、27bならびに底板28bとは、紙帯供給部41により繰出される紙帯Lの紙幣束Pの中央部への巻き付け、ヒートシール部42による巻き付けられた紙帯Lの接着、およびスタンプ押印部5による紙帯Lへのスタンプ押印が可能になるように所定の間隔を保持して配置されている。
29は帯体押圧手段としての紙帯キャッチプレートであり、紙帯供給部41により供給される紙帯Lの二つ折れ部分を捕らえて紙幣プレスガイド24、25、26、27で挟持された紙幣束Pに押圧し、紙幣束Pとの間でその紙帯Lを挟持した状態を保持する板状のものである。この紙帯キャッチプレート29は、回転ドラム22bの内側に設けられ、図示しないモータ等の駆動手段で回転ドラム22bから回転ドラム22aへ、回転ドラム22aから回転ドラム22bへ向けて移動可能に構成され、また紙幣プレスガイド24、25、26、27で挟持された紙幣束に押圧、その押圧を解除するように移動可能に構成されている。
このように紙幣プレス部2は構成され、紙幣プレスガイド24、25、26、27、底板28、および紙帯キャッチプレート29は回転ドラム22とともに回転可能に構成されている。したがって、紙幣プレスガイド24、25、26、27で挟持され、紙帯キャッチプレート29で紙帯Lが押圧された状態が保持された紙幣束Pも回転ドラム22とともに回転できるようになっている。
31、32はプーリ、33は無端状のベルトであり、ベルト33はプーリ31およびプーリ32の回転により駆動可能になっている。また、34はシャフトであり、ベースフレーム21を図4の矢印Dおよび矢印Eが示す方向に案内するためのものである。
このプーリ31、32、ベルト33、およびシャフト34は、ベースフレーム21の両端部の下方にプーリ31a、32a、ベルト33a、ならびにシャフト34aおよびプーリ31b、32b、ベルト33b、ならびにシャフト34bがそれぞれ設けられている。
図示しない連結部材およびステッピングモータ等の回転角が制御可能な駆動手段によりプーリ31aとプーリ31bとが連結駆動されて同期して回転し、ベルト33aおよびベルト33bを駆動することができるようになっている。
このように移動手段としての紙幣プレス移動部3は、プーリ31、32、ベルト33、およびシャフト34で構成され、ベースフレーム21に設けられた紙幣プレス部2は、ベルト33a、33bで駆動され、シャフト34a、34bで案内されて図4の矢印Dおよび矢印Eが示す方向に移動することができるようになっている。
ここで、紙幣プレス部2の移動動作を図5の実施例における紙幣プレス部の移動動作の説明図、紙幣プレス部2の回転動作を図6の実施例における紙幣プレス部の回転動作の説明図、紙幣プレスガイド24、25、26、27の移動動作を図7の実施例における紙幣プレスガイドの移動動作の説明図に基づいて説明する。
紙幣プレス移動部3のプーリ31aおよびプーリ31bは、図示しないステッピングモータ等の回転角が制御可能な駆動手段で駆動され、ベルト33aおよびベルト33bを駆動してベースフレーム21に設けられた紙幣プレス部2を図5の矢印が示すH方向に移動させることができるようになっており、また図示しないセンサ等の原点位置検知手段で紙幣プレス部2の初期位置が決められ、その初期位置からの移動量を上記駆動手段で制御して紙幣プレス部2のそれぞれの位置が管理されるようになっている。
その紙幣プレス部2の移動位置について図5に基づいて以下に説明する。
H0は初期位置であり、紙幣投入口9から図中矢印Aが示す方向に投入された紙幣束Pを紙幣プレスガイド24、25および紙幣プレスガイド26、27で挟むように受付けることができる紙幣プレス部2の位置(投入位置)である。したがって、この紙幣束Pの投入を受付ける投入位置としての初期位置H0では、紙幣プレスガイド24、25および紙幣プレスガイド26、27は紙幣投入口9の下方に配置される。
H1は紙帯ピック位置であり、紙幣プレスガイド24、25および紙幣プレスガイド26、27で挟持した紙幣束を結束するための紙帯Lを紙帯キャッチプレート29で捕らえる紙幣プレス部2の位置である。
H2は紙帯巻付け開始位置であり、紙帯キャッチプレート29で捕らえた紙帯Lを紙幣プレスガイド24、25および紙幣プレスガイド26、27で挟持した紙幣束に巻き付けて結束するために紙幣プレス部2を回転させる位置である。
H3は溶着開始位置であり、紙幣プレスガイド24、25および紙幣プレスガイド26、27で挟持した紙幣束に巻いた紙帯Lをヒートシール部42により接着剤を溶融して接着する動作を開始する紙幣プレス部2の位置である。
H4は溶着終了位置であり、紙帯Lをヒートシール部42により接着剤を溶融して接着する動作を終了する紙幣プレス部2の位置である。
H5は紙帯端処理位置であり、紙帯Lの端部をヒートシール部42により接着剤を溶融して接着する動作を行う紙幣プレス部2の位置である。上述した紙帯ピック位置H1から紙帯端処理位置H5までの紙幣プレス部2の位置は、紙幣束に紙帯Lを巻き付けて結束するための施封位置である。
H6はスタンプ押印位置および紙幣束放出位置であり、紙幣束を結束した紙帯Lにスタンプ押印部5で押印するための紙幣プレス部2の位置である。また、紙帯Lで結束された紙幣束を紙幣放出口10から放出するための紙幣プレス部2の位置である。
このように原点位置検知手段で紙幣プレス部2の初期位置H0が決められ、その初期位置からの移動量を駆動手段で制御してそれぞれの位置(H1〜H6)へ紙幣プレス部2を移動することができるようになっている。
次に、紙幣プレス部2の紙幣プレスガイド24、25、26、27は回転ドラム22とともに回転可能に構成され、図示しないステッピングモータ等の回転角が制御可能な駆動手段で回転ドラム22が回転駆動されて紙幣プレス部2が回転するようになっている。また図示しないセンサ等の原点位置検知手段で紙幣プレス部2の初期位置が決められ、その初期位置からの移動量(回転角)を上記駆動手段で制御して紙幣プレス部2の回転位置が管理されるようになっている。
その紙幣プレス部2の回転位置について図6に基づいて以下に説明する。
R0は初期位置であり、紙幣投入口9から投入された紙幣束を紙幣プレスガイド24、25および紙幣プレスガイド26、27で挟むように受付けることができる紙幣プレス部2の回転位置である。したがって、この初期位置R0では、紙幣プレスガイド24、25および紙幣プレスガイド26、27の紙幣束を挟む面は鉛直方向になる。
R1は紙帯ピック位置であり、紙幣プレスガイド24、25および紙幣プレスガイド26、27で挟持した紙幣束を結束するための紙帯Lを紙帯キャッチプレート29で捕らえる紙幣プレス部2の回転位置である。
R2は紙帯印刷開始位置であり、紙帯印字部43により紙帯Lに印字を開始する紙幣プレス部2の回転位置である。
R3は紙帯巻付け完了位置およびスタンプ押印位置であり、紙帯キャッチプレート29で捕らえた紙帯Lを紙幣プレスガイド24、25および紙幣プレスガイド26、27で挟持した紙幣束に捲き付ける動作を完了する紙幣プレス部2の回転位置である。したがって、紙幣プレス部2を図中矢印で示す紙幣ピック位置R1、紙帯印刷開始位置R2、紙帯巻付け完了位置R3に回転させて紙帯Lを紙幣束に巻き付ける。
また、紙幣束に巻き付けられた紙帯Lにスタンプ押印部5でスタンパ51を押印するための紙帯プレス部2の回転位置でもある。
R4は紙幣束放出位置であり、紙帯Lで結束された紙幣束を紙幣放出口10から放出するための紙幣プレス部2の回転位置である。
このように原点位置検知手段で紙幣プレス部2の初期回転位置R0が決められ、その初期位置からの移動量を駆動手段で制御してそれぞれの位置(R1〜R4)へ紙幣プレス部2を回転することができるようになっている。
次に、紙幣プレス部2の紙幣プレスガイド24、25、26、27は移動可能に構成され、図示しないステッピングモータ等の回転角が制御可能な駆動手段で駆動されて紙幣プレスガイド24、25、26、27が移動するようになっている。また図示しないセンサ等の原点位置検知手段で紙幣プレスガイド24、25、26、27の初期位置が決められ、その初期位置からの移動量を上記駆動手段で制御して紙幣プレスガイド24、25、26、27の位置がそれぞれ管理されるようになっている。
その紙幣プレスガイド24、25、26、27の位置について図7に基づいて以下に説明する。
Z0は紙幣プレスガイド24および紙幣プレスガイド25の初期位置であり、Z1は紙幣プレスガイド26および紙幣プレスガイド27の初期位置である。この初期位置Z0、Z1は、紙幣投入口9から投入された紙幣束を紙幣プレスガイド24、25および紙幣プレスガイド26、27で挟むように受付けることができる紙幣プレスガイド24、25、26、27の位置である。したがって、この初期位置Z0、Z1では、紙幣プレスガイド24、25および紙幣プレスガイド26、27は紙幣束の投入を受付けることができるように所定の間隔を保持している。
Z2およびZ3は、それぞれ紙幣プレスガイド24および紙幣プレスガイド26の紙幣束挟持位置を示し、投入された紙幣束の上部を挟持する位置である。
また、Z4およびZ5は、それぞれ紙幣プレスガイド25および紙幣プレスガイド27の紙幣束挟持位置を示し、投入された紙幣束の下部を挟持する位置である。
この紙幣束挟持位置Z2およびZ3が挟持する紙幣束の中心線Y0と紙幣束挟持位置Z4およびZ5が挟持する紙幣束の中心線Y1とが、所定の間隔を形成するようになっている。したがって、紙幣プレスガイド24を紙幣束挟持位置Z2、紙幣プレスガイド26を紙幣束挟持位置Z3、紙幣プレスガイド25を紙幣束挟持位置Z4、紙幣プレスガイド27を紙幣束挟持位置Z5に位置させることにより、投入された紙幣束を略Z字状になるように挟むことができるようになっている。
このように原点位置検知手段で紙幣プレスガイド24および紙幣プレスガイド25の初期位置Z0、紙幣プレスガイド26および紙幣プレスガイド27の初期位置Z1が決められ、その初期位置からの移動量を駆動手段で制御してそれぞれの位置(Z2〜Z5)へ紙幣プレスガイド24、25、26、27を移動することができるようになっている。
図1および図4の説明に戻り、施封部4は上述したように紙帯供給部41、ヒートシール部42、ならびに紙帯印字部43で構成され、さらに紙帯供給部41には紙帯リール40から引き出された紙帯Lの先端部に二つ折れを形成する二つ折れ形成部411および引き出された紙帯Lを切断するカッタ412が備えられている。
この施封部4の紙帯供給部41、ヒートシール部42、ならびに紙帯印字部43、およびスタンプ押印部5は、紙幣プレス部2の位置H0から位置H6までのそれぞれの位置への移動を妨げないように配置され、また位置H2における紙幣プレス部2の回転を妨げないように配置されている。
したがって、紙幣束を紙幣プレスガイド24、25および紙幣プレスガイド26、27で挟持した紙幣プレス部2を位置H2で回転させ、その回転に同期させて紙帯供給部41から繰出された紙帯Lを、その紙幣束の長手方向の中央部近傍に巻き付けることができるようになっている。
また、スタンプ押印部5は、紙幣プレス部2の位置H6における紙幣プレス部2の回転を妨げないように配置され、位置H6で紙幣束に巻き付けられた紙帯Lの所定の位置にスタンプ押印部5のスタンパ51が図示しない駆動機構により移動してスタンプを押印することができるようになっている。
次に、施封装置の制御系を図3の実施例における施封装置の制御系の構成を示すブロック図に基づいて説明する。
図3において、13は短手整位部であり、図示しないモータ等の駆動手段等を備え、短手整位アーム回転軸121で回動自在に支持された短手整位アーム12を回動、水平移動させるものである。この短手整位部13は、短手整位アーム12を水平移動および回動させて紙幣投入口9から紙幣プレス部2に投入された紙幣束Pの短手方向のバラつきを揃えて整位する。
14は長手整位部であり、図示しないモータ等の駆動手段等を備え、ベースフレーム21に移動可能に設けられたL字ブラケット211を水平移動させるものである。この長手整位部14は、L字ブラケット211を水平移動させて紙幣投入口9から紙幣プレス部2に投入された紙幣束Pの長手方向のバラつきを揃えて整位する。
15は記憶部であり、半導体メモリ等で構成され情報を記憶し、記憶した情報を読取ることができるものである。この記憶部15には施封装置1全体の動作を制御する制御プログラム(ソフトウェア)等を記憶する。
16は制御部であり、CPU等の演算および制御手段等で構成されたものである。この制御部16は紙幣プレス部2、紙幣プレス移動部3、短手整位部13、長手整位部14、施封部4、スタンプ押印部5、表示部7、操作部8、および記憶部15含めて施封装置1全体の動作を記憶部15に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて制御する。
上述した構成の作用を図8の実施例における施封装置の施封動作を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
なお、以下に説明する各部の動作は、図示しないメモリや磁気ディスク等の記憶手段に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない中央処理装置等の制御手段により制御される。
まず、制御部16は施封装置1の初期動作を行い、図9に示すように紙幣プレス部2を初期位置H0に移動し、紙幣プレスガイド24、25、26、27を初期位置R0に回転させ、さらに紙幣プレスガイド24および紙幣プレスガイド25を初期位置Z0、紙幣プレスガイド26および紙幣プレスガイド27の初期位置Z1へ移動して紙幣投入口9から投入される紙幣束を受け入れることができるようにする。
操作者は操作部8を操作して施封装置1の施封動作を開始させる。
S1:施封動作を開始させる操作を操作部8で受付けると制御部16は紙幣投入口9のシャッタを開放して紙幣束の投入を待機する。このとき、表示部7に所定の金種かつ所定の枚数の紙幣束を紙幣投入口9へ投入することを促す案内を表示する。
操作者はその案内にしたがって紙幣束を紙幣投入口9に図9における矢印Aが示す方向に投入するものとする。
S2:制御部16は図示しないセンサ等の紙幣束投入検知手段で紙幣プレス部2に投入される紙幣束を検知するまで待機し、紙幣束の投入を検知すると処理をS3へ移行する。
S3:紙幣束の投入を検知すると制御部16は、紙幣投入口9のシャッタを閉塞する。
S4:シャッタを閉塞すると制御部16は、図9に示すように短手整位アーム12を初期位置Q0から整位位置Q1に回動させて紙幣プレス部2で受け入れた紙幣束の上端を叩けるようにする。
短手整位アーム12を初期位置Q0から整位位置Q1に回動させると制御部16は、図10に示すように短手整位アーム12を初期位置P0から紙幣プレス部2で受け入れた紙幣束の上端を叩く短手整位位置P1へ水平移動する。
短手整位アーム12を短手整位P1へ水平移動すると制御部16は、図11に示すように短手整位アーム12を矢印Fが示す方向へ所定の移動量だけ回動させる動作を複数回繰り返して紙幣プレス部2が受け入れた紙幣束の短手方向の一端を叩き、突出している紙幣を底板28に突き当てて投入された紙幣束の短手方向の整位を行う。
S5:投入された紙幣束の短手方向の整位を行うと制御部16は、短手整位アーム12で紙幣束の短手方向の一端を押圧した状態のままでL字ブラケット211を図4に示す矢印Bおよび矢印Cが示す方向に繰り返して水平移動し、紙幣プレスガイド24、25、26、27によって緩やかに保持されている紙幣束の長手方向の一端を回転ドラム22bの平坦部に繰り返して突き当てて紙幣束の長手方向の整位を行う。
このように短手整位アーム12およびL字ブラケット211で投入された紙幣束の短手方向および長手方向の不揃いを解消するように整位を行う。
S6:紙幣束の長手方向の整位を行うと制御部16は、図12に示すように紙幣プレスガイド25を初期位置Z0から紙幣束挟持位置Z4へ移動させると同時に紙幣プレスガイド27を初期位置Z1から紙幣挟持位置Z5へ移動させ、紙幣束の下部を絞り込んで挟持する。
次に、制御部16は、図13に示すように紙幣プレスガイド24を初期位置Z0から紙幣束挟持位置Z2へ移動させると同時に紙幣プレスガイド26を初期位置Z1から紙幣挟持位置Z3へ移動させ、紙幣束の上部を絞り込んで挟持して紙幣束を略Z字状にして固定する。制御部16は、この動作に並行して短手整位アーム12を短手整位位置P1から初期位置P0へ移動させる。
このとき、制御部16は、紙幣束厚検知手段として紙幣プレスガイド24、25、26,27の移動量を検知して投入された紙幣束のおよその枚数を検知する。
なお、制御部16は、紙幣プレスガイド25を初期位置Z0から紙幣束挟持位置Z4へ、紙幣プレスガイド27を初期位置Z1から紙幣挟持位置Z5へ移動させる動作と、紙幣プレスガイド24を初期位置Z0から紙幣束挟持位置Z2へ、紙幣プレスガイド26を初期位置Z1から紙幣挟持位置Z3へ移動させる動作を同時に行うようにしてもよい。
S7:紙幣プレスガイド24、25、26、27で紙幣束を挟持して略Z字状にして固定すると制御部16は、図14に示すように短手整位アーム12をQ1から初期位置Q0へ回動させた後、回転ドラム22を初期位置R0から紙帯ピック位置R1へ回動させる。
S8:回転ドラム22を初期位置R0から紙帯ピック位置R1へ回動させると制御部16は、図15に示すように紙帯印字部43により紙帯Lに紙幣束を識別するための識別情報等を印字しながら紙帯供給部41の駆動機構および送りローラにより紙幣束厚検知手段で検知した紙幣束の厚さに合わせて所定の長さの紙帯Lを繰出して二つ折れ形成部411によりその紙帯Lの先端部に二つ折れ部を形成し、その二つ折れ部を紙帯供給部41から所定量だけ飛び出させるように繰出して紙帯Lを供給する。
S9:紙帯Lを供給すると制御部16は、図16に示すように回転ドラム22を紙帯ピック位置R1に固定した状態で紙幣プレス移動部3により紙幣プレス部2を初期位置H0から紙帯ピック位置H1へ移動させ、図示しない検知手段により紙帯Lの先端部の二つ折れ部を検知して紙帯キャッチプレート29を紙帯Lの二つ折れ部に係合させる。
S10:紙帯キャッチプレート29を紙帯Lの二つ折れ部に係合させると制御部16は、図17に示すように紙帯キャッチプレート29を回転ドラム22の内側に向けて移動し、紙帯キャッチプレート29と紙幣束とで紙帯Lの二つ折れ部を挟んで固定する。
S11:紙帯Lの二つ折れ部を挟んで固定すると制御部16は、図18に示すように回転ドラム22を紙帯ピック位置R1に固定した状態で紙幣プレス移動部3により紙幣プレス部2を紙帯ピック位置H1から紙帯巻付け開始位置H2へ移動する。
このとき、制御部16は、紙帯供給部41により紙幣プレス部2の移動に合わせて紙帯Lを繰出し、必要に応じて紙帯印字部43で繰出される紙帯Lに印字を行う。このように紙帯Lに印字を行う場合、印字が乱れないように制御部16は紙幣プレス移動部3と紙帯供給部41を連携させて紙幣プレス部2の移動量と紙帯Lの繰り出し量を制御する。
S12:紙幣プレス部2を紙帯ピック位置H1から紙帯巻付け開始位置H2へ移動すると制御部16は、図19に示すように回転ドラム22を紙帯ピック位置R1から図中矢印が示す時計方向に紙帯印刷開始位置R2まで回転する。このとき、制御部16は回転ドラム22の回転に合わせて紙帯供給部41により紙帯Lの繰出しを行い、また紙帯Lの繰出しと同時に必要に応じて紙帯印字部43による紙帯Lへの印字を行う。なお、ここで紙帯Lに印字するのは紙帯Lで結束した紙幣束の表裏に印字面が位置するようにするためである。
制御部16は、図20に示すように回転ドラム22を紙帯印刷開始位置R2から図中矢印が示す時計方向に紙帯巻付け完了位置R3まで回転する。これにより、回転ドラム22は紙帯ピック位置R1から図中矢印が示す時計方向に紙帯巻付け完了位置R3まで回転し、紙帯Lが紙幣プレスガイド24、25、26、27で挟持された紙幣束に巻き付けられる。
S13:回転ドラム22を紙帯巻付け完了位置R3まで回転すると制御部16は、図21に示すように回転ドラム22を紙帯巻付け完了位置R3で保持したまま紙幣プレス移動部3により紙幣プレス部2を紙帯巻付け開始位置H2から溶着開始位置H3まで移動する。
この溶着開始位置H3では、ヒートシール部42のヒータヘッド421の上方に紙帯Lを挟んでいる紙帯キャッチプレート29の近傍(図中紙帯キャッチプレート29の右側)が位置する。
S14:紙幣プレス部2を溶着開始位置H3まで移動すると制御部16は、図22に示すようにヒートシール部42の紙帯押さえローラ422を図示しない昇降機構により図中矢印Gが示す方向に上昇させて巻き付けた紙帯Lを紙幣束に押し付ける。
紙帯Lを紙幣束に押し付けると制御部16は、図23に示すように加熱したヒータヘッド421を図示しない昇降機構により図中矢印Gが示す方向に上昇させ、紙帯Lに当接させて紙帯Lの片面に予め塗布されている接着剤をヒートヘッド421の熱により溶解・接着させて紙帯Lを固定する。
S15:制御部16は、図24に示すように加熱したヒータヘッド421を紙帯Lに当接させた状態で紙幣プレス移動部3により紙幣プレス部2を溶着開始位置H3から溶着終了位置H4まで移動する。このように加熱したヒータヘッド421を紙帯Lに当接させたまま紙幣プレス部2を溶着開始位置H3から溶着終了位置H4まで移動することにより、紙帯Lの接着剤を広範囲にわたり溶解・接着させて紙帯Lを確実に固定する。
S16:紙幣プレス部2を溶着開始位置H3から溶着終了位置H4まで移動すると制御部16は、図25に示すようにヒータヘッド421の加熱を解除するとともに図中矢印Hが示す方向へ下降させ、カッタ423により紙帯Lを切断し、紙帯供給部41の駆動ローラや紙帯リール巻き取り機構等により切断した紙帯Lを紙帯リール40に巻き戻す。なお、このとき紙帯押さえローラ422は紙帯Lに当接させたままの状態にしておく。
S17:切断した紙帯Lを巻き戻すと制御部16は、図26に示すように紙幣プレス移動部3により紙幣プレス部2を溶着終了位置H4から紙帯端処理位置H5まで移動する。
紙幣プレス部2を溶着終了位置H4から紙帯端処理位置H5まで移動すると制御部16は、図27に示すように再びヒータヘッド421を加熱するとともにそのヒータヘッド421を図中矢印Gが示す方向へ上昇させて切断した紙帯Lの後端部を接着済みの紙帯Lに接着し、固定する。その後、制御部16はヒータヘッド421および紙帯押さえローラ422を図中矢印Hが示す方向に下降させ、紙幣プレス部2が紙帯供給部41の上方を移動できるようにする。
S18:ヒータヘッド421および紙帯押さえローラ422を下降させると制御部16は、図28に示すように紙帯キャッチプレート29を図示しない駆動手段で回転ドラム22b側に移動させて紙帯Lと紙幣束の間から引き抜く。その後、制御部16は紙幣プレスガイド25を図中Z4で示す位置からZ2で示す位置へ移動し、また紙幣プレスガイド27を図中Z5で示す位置からZ3で示す位置へ移動し、紙幣束に略Z字状に形成された湾曲部を解消させる。
このように紙幣束に略Z字状に形成された湾曲部を解消させると紙帯Lは弛むことなく紙幣束を結束することができる。
S19:紙幣プレスガイド25および紙幣プレスガイド27を移動すると制御部16は、図29に示すように紙幣プレスガイド24、25、26、27で紙幣束を挟持したまま紙幣プレス移動部3により紙幣プレス部2を紙帯端処理位置H5からスタンプ押印位置H6まで移動する。
S20:紙幣プレス部2を紙帯端処理位置H5からスタンプ押印位置H6まで移動すると制御部16は、図30に示すようにスタンプ押印部5のスタンパ51を図中矢印が示す方向に下降させて紙幣束を結束する紙帯Lの所定の位置にスタンプを押印する。その後、制御部16はスタンパ51を上昇させて初期位置に移動する。
S21:スタンパ51を初期位置に移動すると制御部16は、紙幣束放出口10のシャッタを開放する。
S22:紙幣束放出口10のシャッタを開放すると制御部16は、図31に示すように回転ドラム22をスタンプ押印位置R3から紙幣束放出位置R4へ回転させる。
その後、制御部16は、図32に示すように紙幣プレスガイド24および紙幣プレスガイド25を図中Z2の位置からZ0の位置へ移動し、また紙幣プレスガイド26および紙幣プレスガイド27を図中Z3の位置からZ1の位置へ移動して開放し、紙幣束の挟持を解除する。
紙幣プレスガイド24、25、26、27で挟持されていた紙幣束は、傾斜した紙幣プレスガイド26および紙幣プレスガイド27の上を図中矢印Iが示す方向へ滑落し、放出紙幣束受台11の上に放出される。なお、このとき図示しない駆動手段および紙幣束放出アームで紙幣束の後端部を叩いて押し出すようにしても良い。
S23:図示しないセンサ等の紙幣束放出検知手段で紙幣束が放出紙幣束受台11の上に放出されたことを検知すると制御部16は、紙幣放出口10のシャッタを閉塞する。
S24:紙幣放出口10のシャッタを閉塞すると制御部16は、図33に示すように回転ドラム22を初期位置H0へ戻すことができるように紙幣束放出位置R4からスタンプ押印位置R3へ回転させる。
S25:回転ドラム22をスタンプ押印位置R3へ回転させると制御部16は、図34が示すように紙幣プレス移動部3により紙幣プレス部2をスタンプ押印位置H6から初期位置H0まで移動する。
S26:紙幣プレス部2をスタンプ押印位置H6から初期位置H0まで移動すると制御部16は、図35に示すように回転ドラム22をスタンプ押印位置R3から初期位置R0へ回転させて施封動作を終了し、次の処理を待機する。
このように二つの回転可能な回転ドラム22、それぞれの回転ドラム22に投入された紙幣束を挟持する紙幣プレスガイド24、25、26、27、および投入された紙幣束を受け止める底板28を設け、それぞれの回転ドラム22を同時に回転または水平移動可能に構成したことにより、紙幣プレスガイド24、25、26、27、および底板28で投入された紙幣束を受け止めて挟持した状態を保持しながら施封位置まで移動させ、繰り出された紙帯の先端部を捕らえ、挟持した紙幣束を回転ドラム22とともに回転させて紙帯を紙幣束に巻き付けて結束することができるようになる。
したがって、操作者は紙幣束を投入してから結束するまで施封装置を操作し続ける必要がなくなり、また従来の大型施封装置が必要としていた紙幣を集積する一時集積部、集積された紙幣束を一時集積部から施封部へ移動させる移送機構、移送された紙幣束に紙帯を巻き回すアーム機構を設ける必要がなくなり、操作者の作業効率を高めつつ紙幣を結束する施封装置を小型化することができるようになる。
なお、本実施例では、紙幣プレス部2は紙幣プレス移動部3により水平移動するものとして説明したが、それに限られるものでなく施封部4を紙幣投入口9の下方に配置し、紙幣プレス部2を昇降移動するようにしてもよい。
また、本実施例では、紙幣プレスガイド24、26で投入された紙幣束の上部を挟持し、紙幣プレスガイド25、27で投入された紙幣束の下部を挟持する、すなわち8枚の紙幣プレスガイドで投入された紙幣束の長手方向の両端部を挟持するようにしたが、挟持した紙幣束を折曲するための折曲部が形成された4枚の紙幣プレスガイドで紙幣束の長手方向の両端部を挟持するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例では、二つの回転可能な回転ドラム22、それぞれの回転ドラム22に投入された紙幣束を挟持する紙幣プレスガイド24、25、26、27、および投入された紙幣束を受け止める底板28を設け、それぞれの回転ドラム22を同時に回転または水平移動可能に構成し、紙幣プレスガイド24、25、26、27、および底板28で投入された紙幣束を受け止めて挟持した状態を保持しながら施封位置まで移動させ、繰出された紙帯の先端部を捕らえ、挟持した紙幣束を回転ドラム22とともに回転させて紙帯を紙幣束に巻き付けて結束することにより、操作者の作業効率を高めつつ紙幣を結束する施封装置を小型化することができるようになるという効果が得られる。
実施例における施封装置の側断面説明図 実施例における施封装置の外観斜視図 実施例における施封装置の制御系の構成を示すブロック図 実施例における施封装置の構成を示す説明図 実施例における紙幣プレス部の移動動作の説明図 実施例における紙幣プレス部の回転動作の説明図 実施例における紙幣プレスガイドの移動動作の説明図 実施例における施封装置の施封動作を示すフローチャート 実施例における施封装置の紙幣投入動作を示す説明図 実施例における施封装置の短手整位動作を示す説明図 実施例における施封装置の短手整位動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙幣プレス動作を示す説明図 実施例における施封装置のZ折れ形成動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙幣プレス部の回転動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙帯繰出し動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙帯キャッチ動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙帯挟み動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙幣プレス部の移動動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙帯巻き付け動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙帯巻き付け動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙幣プレス部の移動動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙帯固定動作を示す説明図 実施例における施封装置のヒータヘッド当接動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙幣プレス部の移動動作を示す説明図 実施例における施封装置のヒータヘッド退避動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙幣プレス部の移動動作を示す説明図 実施例における施封装置のヒータヘッド当接動作を示す説明図 実施例における施封装置のヒータヘッド退避動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙幣プレス部の移動動作を示す説明図 実施例における施封装置のスタンプ押印動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙幣プレス部の回転動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙幣束放出動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙幣プレス部の回転動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙幣プレス部の移動動作を示す説明図 実施例における施封装置の紙幣プレス部の回転動作を示す説明図
符号の説明
1 施封装置
2 紙幣プレス部
3 紙幣プレス移動部
4 施封部
5 スタンプ押印部
7 表示部
8 操作部
9 紙幣投入口
10 紙幣放出口
11 放出紙幣束受台
12 短手整位アーム
13 短手整位部
14 長手整位部
15 記憶部
16 制御部
121 短手整位アーム回転軸
21 ベースフレーム
211 L字ブラケット
22 回転ドラム
23 回転軸
24、25、26、27 紙幣プレスガイド
28 底板
29 紙帯キャッチプレート
31、32 プーリ
33 ベルト
34 シャフト
40 紙帯リール
41 紙帯供給部
42 ヒートシール部
43 紙帯印字部
51 スタンパ

Claims (6)

  1. 投入された紙葉類束を挟持し、その紙葉類束を挟持したまま回転可能な紙葉類挟持手段と、
    紙葉類束を結束する帯体を繰出す帯体供給手段と、
    前記帯体供給手段により繰出された帯体を捕らえ、該帯体を前記紙葉類挟持手段で挟持された紙葉類束に押圧した状態を保持する帯体押圧手段と、
    前記紙葉類挟持手段を、紙葉類束の投入を受付ける投入位置から前記帯体押圧手段が帯体を押圧している紙葉類束を挟持したまま回転可能な施封位置へ移動させる移動手段とを設け、
    前記投入位置で投入された紙葉類束を挟持した紙葉類挟持手段を前記施封位置へ移動して前記帯体押圧手段が帯体をその紙葉類束に押圧し、該紙葉類束を挟持した前記紙葉類挟持手段を前記施封位置で回転させて投入された紙葉類束に帯体を巻き付けて結束するようにしたことを特徴とする施封装置。
  2. 請求項1の施封装置において、
    前記移動手段は、前記紙葉類挟持手段を前記投入位置から前記施封位置へ移動させ、さらに帯体を巻き付けて結束した紙葉類束を挟持する前記紙葉類挟持手段を前記施封位置から紙葉類束放出口近傍の放出位置へ移動させる手段とし、
    前記放出位置で前記紙葉類挟持手段を開放して挟持していた紙葉類束を紙葉類束放出口から放出するようにしたことを特徴とする施封装置。
  3. 請求項1または請求項2の施封装置において、
    前記紙葉類挟持手段を、回転可能な回転ドラムおよび投入された紙葉類束を挟持する押圧板とし、その押圧板を前記回転ドラムに設けたことを特徴とする施封装置。
  4. 請求項3の施封装置において、
    前記押圧板を移動させる押圧板移動手段を前記回転ドラムに設け、紙葉類束を挟持およびその挟持を解除するようにしたことを特徴とする施封装置。
  5. 請求項3または請求項4の施封装置において、
    前記回転ドラムを、紙葉類束の投入を受付けることができる間隔を保持した二つの回転ドラムとし、前記押圧板をそれぞれの回転ドラムに設け、投入された紙葉類束の両側部を挟持するようにしたことを特徴とする施封装置。
  6. 請求項3、請求項4または請求項5の施封装置において、
    前記押圧板を、投入された紙葉類束の上部を挟持する上部押圧板および投入された紙葉類束の下部を挟持する下部押圧板としたことを特徴とする施封装置。
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