JP2010036202A - 切断装置及び切断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】設備を大型化することなく、また、サイクル時間を長くすることなく、重量及び寸法の大きな鋼板等の板材を正確に切断することができる切断装置を提供する。
【解決手段】板材101上に標された基準線を撮影するカメラ5と、板材を切断する切断手段6と、カメラ5及び切断手段6を移動操作する移動操作手段と、カメラ5により撮影された画像を画像処理して基準線の位置座標を検出し、検出した基準線の位置座標を切断手段6の座標系に変換し板材101の板原点座標を検出する制御手段7,8とを備え、制御手段7,8は、板材101の板原点座標に基づいて、切断手段6の座標系に従って、切断手段6により板材101を切断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、船舶建造用など重量と寸法の大きな板材をマーキングにしたがって切断する切断装置及び切断方法に関する。
従来、船舶建造用など重量及び寸法の大きな鋼板等の板材を切断する切断装置は、この板材にマーキングを行うマーキング装置と同一の座標情報に基づいて切断を行なっている。板材には、配材・組立工程での基準線である溶接線もマーキングされているため、切断装置は、マーキング線に対して、±1mm以内の高精度で切断を行う必要がある。切断装置を正しく動作させるためには、鋼板の位置及び姿勢を、予め切断装置に設定した板原点座標(水平位置と回転)に対して正確に位置決めする必要がある。
しかし、マーキングされて搬送されてきた板材は、マーキング装置の基準座標から、左右、上下及び傾き方向についてズレを生じている。この板材は、重量及び寸法が大きいため、板材を移動させてズレを修正することは困難である。また、板材の形状は、正確な長方形ではない。
そこで、鋼板の現在位置を計測し、計測された値に基づいて切断装置の板原点座標を設定して、この座標に従って切断する方法が採用されている。具体的には、以下の手順による。
まず、マーキング装置は、板原点座標に基づき、板材上に2点乃至3点程度の基準線(クロス印など)をマーキングする。次に、切断装置の運転員は、切断装置を手動操作して、板材上の基準線の位置の近傍まで、切断装置を移動させる。そして、運転員は、切断装置に付属するレーザポインタを用いて、目視により、基準線の位置を検知する。また、運転員は、検知した基準線の位置座標を、切断装置へ入力する。切断装置の運転員は、以上の操作を基準線の数に相当する回数だけ繰り返す。
そして、切断装置においては、入力された基準線の位置座標の情報が切断装置の座標系に変換される。この切断装置は、変換された座標系に基づいて、板原点座標を数値計算する。そして、切断装置は、計算された板原点座標に基づいて、板材を切断する。
なお、特許文献1及び特許文献2には、板材の位置決め手段として光電センサを利用し、板材自体を位置決めするようにした切断装置が記載されている。すなわち、マーキング装置から切断装置への搬送手段としてコンベアを使用し、板材の姿勢及び位置のズレが生じないように動きを制御するようにしたものである。この切断装置においては、適切な位置に光電センサを配置し、光電センサの光路が遮断されたときにコンベアを停止させることにより、板材の位置決めをするようにしている。
また、特許文献3及び特許文献4には、画像処理装置を用いて板材の端面の位置検出することにより、板材自体を位置決めするようにした切断装置が記載されている。
特許第3485582号公報 特開2001−87942公報 特開2003−251464公報 特許第2548648号公報
ところで、板材上にマーキングされた基準線の位置を運転員が目視により検知する方法においては、運転員の熟練度により、位置精度にバラツキが生じてしまう。このような位置精度のバラツキは、以下の動作により補正することが考えられる。
すなわち、運転員は、板材上にマーキングされた基準線の位置を切断機へ入力し、切断装置へ板原点座標を教示した後、実際には切断することなく、切断予定領域の外周をなぞる動作をさせるプログラムを実行する。このとき、板材上には、切断予定領域(外周)に枠線がマーキングされているので、運転員は、切断予定領域の外周をなぞる動作において、切断装置の動きと枠線とのズレ量を目視で確認し、板原点座標を微調整する。
このような補正動作を行うことは、この補正動作を行う時間分だけサイクル時間が余計に必要になるばかりでなく、切断装置の動きと枠線とのズレ量を目視で確認しているので、やはり運転員の熟練度による位置精度のバラツキが生ずる。
なお、板材の端面を位置決め用のストッパに押し当てることにより、板材自体を位置決めする方法も考えられる。しかし、板材の重量及び寸法が大きく(例えば、10t以上)、かつ、板材の形状(縦・横・厚さ、材質)も多種多様であるため、板材をストッパに押し当てるには、大型の油圧ジャッキなど、高剛性で大掛かりな装置が必要となり、装置全体が大規模化してしまい、工場レイアウト上の自由度を低下させてしまう。また、板材の位置決めには、板材の傾きを考慮して、板材の端面をストッパへ複数箇所において押し付ける必要があり、板材の形状によってはストッパの位置を調整する機構が必要であり、装置構成が複雑となる。さらに、板材の端面には、一般的に、切り取り代があるので、板材の端面の加工精度は厳密に規定されていない。そのため、板材の端面を位置決め用のストッパに押し当てても、切断装置に要求される位置決め精度を満足することは保証できない。
そして、特許文献1及び特許文献2に記載された切断装置、すなわち、板材の位置決め手段として光電センサを利用することにより、板材自体を位置決めする場合においては、コンベア制御装置における制御演算に必要な時間及び信号通信に必要な時間分、コンベアの停止に遅れが生じ、その時間分、板材が位置ズレを生ずるという問題がある。特に、板材は、重量が大きいため、慣性力により、コンベアの進行方向に位置ズレする可能性がある。このような位置ズレ対策として、コンベアの移動速度を低速にすると、サイクル時間が余計に必要となってしまう。また、鉄鋼メーカから購入した板材の端面の加工精度は厳密に規定されていないため、光電センサにより板材の端面を検知しても、要求される高精度な位置決めを保証することはできない。
また、特許文献3及び特許文献4に記載された切断装置、すなわち、画像処理装置を用いて板材の端面の位置検出することにより、板材自体を位置決めする場合においては、板材の端面の加工精度は厳密に規定されていないため、予め切断装置により加工された板材とは異なり、画像処理装置により板材の端面を検知しても、要求される高精度な位置決めを保証することはできない。なお、板材の端面の加工精度を高精度に規定することは、材料費の大幅なコストアップを招来し、現実的な解決方法ではない。
そこで、本発明は、前述の実情に鑑みて提案されるものであり、設備を大型化することなく、また、サイクル時間を長くすることなく、重量及び寸法の大きな鋼板等の板材を正確に切断することができる切断装置及び切断方法を提供することを目的とする。
前述の課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る切断装置は、以下の構成を有するものである。
〔構成1〕
板材の表面に標されたマーキングに従って該板材を切断する切断装置であって、板材上に標された基準線を撮影する撮影手段と、板材を切断する切断手段と、撮影手段及び切断手段を移動操作する移動操作手段と、撮影手段により撮影された画像を画像処理して基準線の位置座標を検出し検出した基準線の位置座標を切断手段の座標系に変換し板材の板原点座標を検出する制御手段とを備え、制御手段は、板材の板原点座標に基づいて、切断手段の座標系に従って、切断手段により板材を切断することを特徴とするものである。
また、本発明に係る切断方法は、以下の構成を有するものである。
〔構成2〕
板材の表面に標されたマーキングに従って該板材を切断する切断方法であって、板材上に標された基準線を撮影手段により撮影し、撮影手段により撮影された画像を画像処理して基準線の位置座標を検出し、検出した基準線の位置座標を切断手段の座標系に変換し板材の板原点座標を検出し、板材の板原点座標に基づいて、切断手段の座標系に従って、切断手段を移動制御して板材を切断することを特徴とするものである。
本発明に係る切断装置においては、構成1を有することにより、制御手段は、撮影手段により撮影された画像を画像処理して基準線の位置座標を検出し検出した基準線の位置座標を切断手段の座標系に変換し板材の板原点座標を検出し、板材の板原点座標に基づいて、切断手段の座標系に従って、切断手段により板材を切断する。
この切断装置における画像処理においては、例えば、撮影された画像中における板材上の基準線の形状をパターンマッチングにより検出した後に、基準線が交差している点の位置を数値演算することができる。このとき、基準線の太さのバラツキ、線の擦れなどにも影響されずに、要求仕様を満足する高精度の切断が可能である。
また、この切断装置においては、板材の板原点座標の検出を自動化することができるので、運転員を常時拘束せずに、高精度の切断を行うことができる。
さらに、この切断装置においては、装置構成が大規模、かつ、複雑となることがなく、従来の切断装置に制御手段を追加することによって構成することができる。
また、本発明に係る切断方法においては、構成2を有することにより、撮影手段により撮影された画像を画像処理して基準線の位置座標を検出し、検出した基準線の位置座標を切断手段の座標系に変換し板材の板原点座標を検出し、板材の板原点座標に基づいて、切断手段の座標系に従って、切断手段を移動制御して板材を切断する。
この切断方法における画像処理においては、例えば、撮影された画像中における板材上の基準線の形状をパターンマッチングにより検出した後に、基準線が交差している点の位置を数値演算することができる。このとき、基準線の太さのバラツキ、線の擦れなどにも影響されずに、要求仕様を満足する高精度の切断が可能である。
また、この切断方法においては、板材の板原点座標の検出を自動化することができるので、切断装置の運転員を常時拘束せずに、高精度の切断を行うことができる。
さらに、この切断方法においては、切断装置の装置構成を大規模、かつ、複雑とすることなく、従来の切断装置に制御手段を追加した切断装置によって実行することができる。
すなわち、本発明は、設備を大型化することなく、また、サイクル時間を長くすることなく、重量及び寸法の大きな鋼板等の板材を正確に切断することができる切断装置及び切断方法を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明に係る切断装置の構成を示す平面図である。
本発明に係る切断装置は、例えば鋼板等の板材の表面に標されたマーキングに従って該板材を切断する切断装置であって、図1に示すように、板材101を搬入、搬出するためのコンベア102の両側に並行して設置された一対の走行レール1,1に支持されて、該コンベア102上に設置される。
一対の走行レール1,1には、それぞれ走行サドル2,2が取付けられている。これら走行サドル2,2は、走行レール1,1に沿って走行可能となっている。これら走行サドル2,2間に架け渡されて、ガーダー3が設置されている。このガーダー3上には、横行キャリッジ4が設置されている。この横行キャリッジ4は、ガーダー3に沿って、すなわち、コンベア102による板材101の搬送方向に交差する方向に移動可能となっている。
横行キャリッジ4には、コンベア102により搬送される板材101を撮影する撮影手段となるカメラ5及び切断手段となるプラズマ切断機6が設けられている。カメラ5は、走行レール1に沿って走行サドル2を移動させ、ガーダー3に沿って横行キャリッジ4を移動させることにより、板材101の任意の箇所を撮影することができる。カメラ5は、後述するように、板材101上に既に標されているマーキングの少なくとも基準線103を上方より撮影する。
また、プラズマ切断機6は、走行レール1に沿って走行サドル2を移動させ、ガーダー3に沿って横行キャリッジ4を移動させることにより、板材101の任意の箇所を切断することができる。
そして、この切断装置は、制御手段となる画像処理装置7及び制御装置8とを有している。画像処理装置7及び制御装置8は、カメラ5により撮影されたマーキングの基準線103の位置座標を検出する。この基準線103は、図示しないマーキング装置により、板材101を切断するべき箇所を示す切断線や、他の部材を溶接する箇所を示す線などとともに、板材101の表面上に予め標されたものである。切断線等のマーキングと、基準線とは、所定の位置関係が維持された状態で標されている。
画像処理装置7及び制御装置8は、カメラ5により撮影された画像を画像処理して、例えば、パターンマッチングにより、基準線103の位置座標を検出し、検出した基準線103の位置座標をプラズマ切断機6の座標系に変換し、板材101の板原点座標を検出する。そして、画像処理装置7及び制御装置8は、板材101の板原点座標に基づいて、プラズマ切断機6の座標系に従って、プラズマ切断機6により板材101を切断する。
図2は、本発明に係る切断装置の構成を示すブロック図である。
制御装置8は、図2に示すように、プラズマ切断機6、カメラ5の動作及び位置を制御するとともに、画像処理装置7を制御し、また、記録手段を含んでいる。この制御装置8は、板材101の表面に標されたマーキングの基準座標を検出し、記録手段により記録する。
この切断装置においては、まず、カメラ5により、コンベア102上の板材101に標された基準線103を撮影する。次に、カメラ5により撮影された画像に基づいて、画像処理装置7により、基準線103の位置座標を検出する。このとき、マーキングにおける2つ以上のマーカ位置、例えば、基準線同士の交点など、マーキングの基準となる位置を検出しておく。そして、検出された基準線103の位置座標(マーカ位置)を記録手段により記録しておく。
そして、制御装置8は、検出した基準線103の位置座標をプラズマ切断機6の座標系に変換し、板材101の板原点座標を検出する。そして、制御装置8は、板材101の板原点座標に基づいて、プラズマ切断機6の座標系に従って、プラズマ切断機6により板材101を切断する。
図3は、マーカ位置が2つである場合の板材101を切断する動作を示すフローチャートである。
すなわち、この切断装置において、板材101を切断するには、図3に示すように、制御装置8は、ステップst1において、切断データ(板材101における原点情報とマーキングの位置情報を含む)を板材の寸法形状・原点情報・マーキング位置情報等を記録管理する上位データ管理システム(図示せず)から受信する。次に、ステップst2において、切断データの第1マーカ位置が、カメラ5の中心(光軸上)になるように、カメラ5を移動操作する。このとき、カメラ5の振動が収まるまで待機する。次に、ステップst3において、画像処理装置7に、マーカ位置計測指令を送信する。次に、ステップst4において、画像処理装置7から、マーカ位置情報を受信する。次に、ステップst5において、切断データの第1マーカ位置と受信したマーカ位置情報とのずれを用いて、第1マーカ位置を補正する。次に、ステップst6において、切断データにおける板材の原点と第1マーカとの相対位置と、補正した第1マーカ位置とから、板材の原点情報を平行移動により補正する。
そして、ステップst7において、補正した板材101における原点と切断データとに基づき、第2マーカ位置がカメラ5の中心(光軸上)になるように、カメラ5を移動操作する。このとき、カメラ5の振動が収まるまで待機する。次に、ステップst8において、画像処理装置7に、マーカ位置計測指令を送信する。次に、ステップst9において、画像処理装置7から、マーカ位置情報を受信する。次に、ステップst10において、切断データの第2マーカ位置と受信したマーカ位置情報とのずれを用いて、第2マーカ位置を補正する。このとき、以下に示す〔数1〕によって補正を行う。
次に、ステップst11において、補正した第1マーカ位置と、補正した第2マーカ位置とから、板材の原点情報を平行移動及び回転により補正する。このとき、以下に示す〔数2〕によって補正を行う。これにより、検出された基準線103の位置座標が、プラズマ切断機6の座標系に変換されたことになる。
そして、ステップst12において、補正した板材101における原点がカメラ5の中心(光軸上)になるように、カメラ5を移動操作する。次に、ステップst13において、切断データに基づいて、切断を行う。
図5は、板材101における第1乃至第3マーカ位置を示す平面図である。
ここで、図5に示すように、第1乃至第3マーカ位置の検出された座標を(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)とする。そして、図の左下角にあたるエッジの位置を板材101の原点とする。この板材101が切断装置に搬送されたとき、θの回転を生じているとする。第1マーカ位置のマーキングにおける座標を(dX1,dY1)とする。
すると、平行移動による板材の原点の補正は、以下の〔数1〕で示すことができる。
Figure 2010036202
そして、マーカ位置が2つである場合の平行移動と回転による板材の原点の補正は、以下の〔数2〕で示すことができる。
Figure 2010036202
さらに、マーカ位置が3つである場合の平行移動と回転による板材の原点の補正は、以下の〔数3〕で示すことができる。
Figure 2010036202
なお、マーカ位置が3つ以上ある場合には、〔数3〕に示すように、誤差最小二乗法によって板材の原点座標を導出することにより、位置精度の向上を図ることができる。
〔第2の実施の形態〕
図4は、マーカ位置が3つである場合の板材101を切断する動作を示すフローチャートである。
そして、この切断装置においては、マーカ位置が3つである場合には、図3のフローチャートにおけるステップst11とステップst12との間に、以下のステップst14乃至ステップst18を実行する。
すなわち、ステップst14において、補正した板材101における原点と切断データとに基づき、第3マーカ位置がカメラ5の中心(光軸上)になるように、カメラ5を移動操作する。このとき、カメラ5の振動が収まるまで待機する。次に、ステップst15において、画像処理装置7に、マーカ位置計測指令を送信する。次に、ステップst16において、画像処理装置7から、マーカ位置情報を受信する。次に、ステップst17において、切断データの第3マーカ位置と受信したマーカ位置情報とのずれを用いて、第3マーカ位置を補正する。
次に、ステップst18において、補正した第1乃至第3マーカ位置から、板材の原点情報を平行移動及び回転により補正する。このとき、前述した〔数3〕によって補正を行う。これにより、検出された基準線103の位置座標が、プラズマ切断機6の座標系に変換されたことになる。
そして、ステップst12に戻り、補正した板材101における原点がカメラ5の中心(光軸上)になるように、カメラ5を移動操作する。次に、ステップst13において、切断データに基づいて、切断を行う。
このようにして、本発明に係る切断装置においては、撮影された画像中における板材101上の基準線103の位置を、例えば、パターンマッチングにより検出した後に、基準線103が交差している点の位置を数値演算することができる。このとき、基準線103の太さのバラツキ、線の擦れなどにも影響されずに、要求仕様を満足する高精度の切断が可能である。
また、この切断装置においては、板材101の板原点座標の検出を自動化することができる。この場合には、運転員を常時拘束せずに、高精度の切断を行うことができる。
さらに、この切断装置においては、装置構成が大規模、かつ、複雑となることがなく、従来の切断装置に制御手段を追加することによって構成することができる。
〔その他の実施の形態〕
前述した実施の形態においては、マーカ位置として基準線同士の交点を想定しているが、マーカ位置は、基準線同士の交点に限られず、例えば、三角形など、所定の形状を有するマークや、二次元バーコードなどとしてもよい。
また、本発明に係る切断装置においては、カメラ5に代えて、二次元レーザ変位センサなどを用いるようにしてもよい。
さらに、この切断装置においては、板材101の原点座標のデータ及び切断データを、次工程のピッキング装置などに送信するようにしてもよい。ピッキング装置は、切断装置によって切断された板材101の各切片を保持して、所定の場所に運搬する装置である。このピッキング装置において、各切片の保持は、切断されて搬送された板材101の上方に吊り下げられて設置された電磁マグネットにより、各切片を吸着することによって行う。各切片を吸着した電磁マグネットは、所定の場所に移動操作された後に切片を解放することにより、切片を所定の場所に運搬する。
このピッキング装置において、電磁マグネットの位置を板材101の原点座標のデータ及び切断データに基づいて制御することにより、切断された板材101の各切片の重心位置を正確に保持することができ、切片を傾けることなく保持することができる。
すなわち、ピッキング装置において、板材101の原点座標のデータ及び切断データが与えられれば、切断された板材101の各切片の重心位置を各データから算出することができるので、切断された各切片の位置や姿勢を、画像処理などのセンシングをすることなく把握することができ、装置構成を簡素化及び処理の迅速化を図ることができる。
本発明に係る切断装置の構成を示す平面図である。 本発明に係る切断装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る切断装置において、マーカ位置が2つである場合の板材を切断する動作を示すフローチャートである。 本発明に係る切断装置において、マーカ位置が3つである場合の板材を切断する動作を示すフローチャートである。 本発明に係る切断装置における板材における第1乃至第3マーカ位置を示す平面図である。
符号の説明
1 走行レール
2 走行サドル
3 ガーダー
4 横行キャリッジ
5 カメラ
6 プラズマ切断機
7 画像処理装置
8 制御装置
101 板材
102 コンベア
103 基準線

Claims (2)

  1. 板材の表面に標されたマーキングに従って該板材を切断する切断装置であって、
    前記板材上に標された基準線を撮影する撮影手段と、
    前記板材を切断する切断手段と、
    前記撮影手段及び前記切断手段を移動操作する移動操作手段と、
    前記撮影手段により撮影された画像を画像処理して、前記基準線の位置座標を検出し、検出した前記基準線の位置座標を前記切断手段の座標系に変換し、前記板材の板原点座標を検出する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記板材の板原点座標に基づいて、前記切断手段の座標系に従って、前記切断手段により前記板材を切断する
    ことを特徴とする切断装置。
  2. 板材の表面に標されたマーキングに従って該板材を切断する切断方法であって、
    前記板材上に標された基準線を撮影手段により撮影し、
    前記撮影手段により撮影された画像を画像処理して、前記基準線の位置座標を検出し、検出した前記基準線の位置座標を前記切断手段の座標系に変換し、前記板材の板原点座標を検出し、
    前記板材の板原点座標に基づいて、前記切断手段の座標系に従って、切断手段を移動制御して前記板材を切断する
    ことを特徴とする切断方法。
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