JP2010035852A - クリップ装填装置及びクリップ装填方法 - Google Patents

クリップ装填装置及びクリップ装填方法 Download PDF

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孝之 飯田
Masafuku Sai
勝福 崔
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Abstract

【課題】連結クリップユニットと操作ワイヤとの連結と、連結クリップユニットのシースへの装填を1人で簡単に行えるようにする。
【解決手段】装填治具82を左手で持ち、右手で保持したシース11をケース装着溝102に挿入し、前フック58を連結クリップユニット13の連結部材48に重ねる。装填治具82を保持したまま、左手で第1開閉部材100を閉じ、嵌合補助突起112で後フック59を押圧して、前フック58を連結部材48の嵌合部55に嵌合させる。第1開閉部材100を開いてシース11をシース挿入穴105に挿入する。左手で第2開閉部材101を閉じてシース11の先端を挟持させ、同時にシース11を保持する。右手で操作ワイヤ12を牽引し、装填治具82内の連結クリップユニット13をシース11内に引き込む。
【選択図】図9

Description

本発明は、1列に並べて連結した複数のクリップ等からなる連結クリップユニットを円筒状のシース内に装填するクリップ装填装置と、クリップ装填方法とに関する。
クリップ処置具は、円筒状のシースと、シース内に挿通された操作ワイヤと、シース内に装填されて操作ワイヤの先端に連結されたクリップとを有している。シースは、生体内に挿入された内視鏡の鉗子チャンネルに挿入され、内視鏡先端から突出する。クリップは、シースの牽引操作によってシースの先端から送り出され、先端の爪部を開く。クリップは、生体内の患部に押し付けられ、操作ワイヤが牽引操作されることにより爪部を閉じ、患部を挟み込むクリップ処置を行う。
特許文献1には、未使用のクリップを収容するケースが記載されている。ケースは、クリップをシースに装填するクリップ装填装置としての機能も有している。ケースには、クリップが後端側から引き出されるクリップ出口が設けられている。クリップ出口には、シースの先端が嵌合され、操作ワイヤの先端がケース内に挿入される。ケース内では、クリップの後端に係合された連結部材に、操作ワイヤの先端に設けられたフックが係合し、クリップと操作ワイヤとが連結する。その後、操作ワイヤが牽引操作されることにより、ケース内のクリップがクリップ出口からシース内に引き込まれる。
特許文献1のクリップ処置具を含め、従来用いられているクリップ処置具は、操作ワイヤの先端に取り付けられるクリップが1つである。そのため、一回のクリップ処置を行うごとにシース全体を内視鏡から引き出し、次のクリップをセットして再びシースを内視鏡内に挿入するという煩瑣な作業が必要となっている。
これに対し、連続的なクリップ処置を可能にする連発式クリップ処置具が提案されている。例えば、特許文献2の連発式クリップ処置具は、前方に配されたクリップの後端部分に形成した連結孔に、後方に配されたクリップの先端の爪部を係合させ、複数のクリップを交互に90°向きを変えて直接連結している。連結した複数のクリップは、その後端側からシースの先端部内に装填され、最後尾のクリップに操作ワイヤが連結されている。シースを操作ワイヤに対して牽引操作すると、複数のクリップは先頭から順にシースの外に送り出される。操作ワイヤがシースに対して牽引操作されると、先頭のクリップの爪部が閉じてクリップ処置を行う。
連発式クリップ処置具に用いられる複数のクリップは、連結された状態でシースに装填しなければならない。しかし、ユーザが各クリップを連結させてシースに装填するのは難しく、装填に時間を要する。そこで、本出願人は、複数のクリップを予め連結状態とした連結クリップユニットを作成し、これをケースに収容して提供することを提案している。ケースからシースに連結クリップユニットを装填する際には、特許文献1のように、ケース内で最後尾のクリップに設けられた連結部材と、操作ワイヤとのフックとを連結させ、操作ワイヤの牽引操作により、シース内に連結クリップユニットを引き込む。
特開2007−222649号公報 特開2006−187391号公報
ケースからシースに連結クリップユニットを装填する作業は、作業者が1人で行えることが好ましい。しかし、2m程度の長さを有するシースと、シースの後端に設けられた操作部と、ケースとを1人で保持し、連結部材と操作ワイヤとを連結させて操作ワイヤを牽引しなければならないため、非常に難度が高い作業となる。
また、操作ワイヤの牽引中に、ケースとシースとの位置がずれてしまうと、クリップが破損し、あるいは装填ミスが発生する可能性がある。特に、連結クリップユニットをシースに装填する際には、操作ワイヤの牽引量が単発式のクリップ処置具よりも長くなるので、上記問題が発生しやすくなる。そのため、ケースとシースとの位置がずれないように両者を保持できることが望まれている。
本発明の目的は、連結クリップユニットと操作ワイヤとの連結と、連結クリップユニットのシースへの装填を1人で簡単に行えるようにする。
本発明のクリップ装填装置は、クリップ保持部、シース装着部、嵌合補助部、シース挿入部、及びシース保持部を備えている。クリップ保持部は、1列に並べて連結した複数のクリップと、最後尾の前記クリップに設けられた連結部材とを保持する。シース装着部は、クリップ保持部から突出された連結部材を収容するとともに、操作ワイヤの先端に設けられたフックが連結部材に当接するように、操作ワイヤが挿通されたシースが装着される。嵌合補助部は、シース装着部を開閉する開閉部材に設けられている。シースがシース装着部に装着された後、かつ開閉部材が閉じられたときに、嵌合補助部はフックを押圧して連結部材に嵌合させる。シース挿入部は、クリップ保持部とシース装着部との間に設けられている。連結部材とフックとの嵌合後に開閉部材が開放されたときに、シースの先端がシース挿入部に挿入され、クリップ収容部の内径面とシースの内径面とが連接される。シース保持部は、記開閉部材に設けられており、シースがシース挿入部に挿入され、かつ開閉部材が閉じられたときに、シース装着部とともにシースを挟み込んで保持する。
開閉部材は、嵌合補助部が設けられた第1開閉部材と、シース保持部が設けられた第2開閉部材とを備えている。これによれば、連結クリップユニットと操作ワイヤとの連結と、シースの保持とを選択的に行うことができる。
連結部材は、連結クリップユニットの連結方向に直交する直交方向からフックが嵌合可能な嵌合部を有しており、嵌合補助部は、直交方向からフックを押圧して、連結部材に嵌合させている。
シース保持部は、シースの外径よりも小さい内径を有する凹状の溝であり、開閉部材が閉じられることにより、シースの外径に圧接する。
本発明のクリップ装填装置は、連結クリップユニットを収容するケースと、シース挿入部に挿入されたケースからクリップ保持部内に連結クリップユニットを送り込むクリップ移送手段とを備えた連結クリップパッケージに用いられる装填治具に適用することが可能である。
また、連結クリップユニットが各クリップとともにシースに装填される複数の筒状部材を備えている場合には、クリップ保持部は、連結クリップユニットが送り込まれたときに、弾性によって筒状部材から半径方向に開いているスカート部を押圧して閉じることが好ましい。
また、本発明のクリップ装填装置は、各クリップの連結が外れないように連結クリップユニットをクリップ保持部内に収容し、連結クリップユニットともに供給されるクリップケースにも適用することが可能である。
嵌合補助部は、開閉部材が閉じているときに、シース装着部ともに連結部材を挟み込んで保持することが好ましい。
また、連結クリップユニットが各クリップとともにシースに装填される複数の筒状部材を備えている場合には、クリップ保持部は、弾性によって筒状部材から半径方向に開いているスカート部が閉じないように、連結クリップユニットを収容することが好ましい。
本発明のクリップ装填方法は、1列に並べて連結した複数のクリップと、最後尾のクリップに設けられた連結部材とを有する連結クリップユニットがクリップ保持部に保持され、クリップ保持部から突出された連結部材がシース装着部に収容されている状態で、シース装着部を開閉する開閉部材を開き、操作ワイヤの先端に設けられたフックが連結部材に当接するように、操作ワイヤが挿通された筒状のシースをシース装着部に装着する工程を有している。また、開閉部材を閉じ、開閉部材に設けられた嵌合補助部によりフックを押圧して連結部材に嵌合させる工程と、開閉部材を開き、クリップ保持部とシース装着部との間に設けられたシース挿入部にシースを挿入し、クリップ保持部の内径面とシースの内径面とを連接させる工程と、開閉部材を閉じ、開閉部材に設けられたシース保持部とシース装着部とでシースを挟み込んで保持する工程とを備えている。連結クリップユニットは、操作ワイヤをシースに対して牽引する工程により、クリップ保持部からシース内に引き込まれる。
クリップ装填方法が、ケース、装填治具、クリップ引込み部材を有する連結クリップパッケージに対して用いられる場合には、シース装着部にシースを装着する工程の前に、シース挿入部に挿入されたケースからクリップ保持部内に連結クリップユニットを送り込む工程と、シース挿入部からケースを取り除く工程とを設けることが好ましい。
本発明によれば、連結クリップユニットと操作ワイヤとの連結と、クリップ装填装置とシースとの保持を、開閉部材を閉じるだけで簡単に行うことができる。そのため、片方の手で連結クリップ処置具を保持していても、もう片方の手だけで、連結クリップユニットと操作ワイヤとの連結と、クリップ装填装置とシースとの保持とを行うことができる。これにより、シースに連結クリップユニットを装填する作業が、1人の作業者によって簡単に行うことができる。
本発明に用いる連発式クリップ処置具について説明する。図1に示すように、連発式クリップ処置具(以下、クリップ処置具と呼ぶ)10は、円筒状のシース11と、シース11内に挿通された操作ワイヤ12と、シース11内に装填されて操作ワイヤ12に連結される連結クリップユニット13と、シース11と操作ワイヤ12との牽引操作に用いる操作部14を備えている。
図2に示すように、連結クリップユニットは、1列に連結された複数個の止血クリップ体17(17A〜17C)と、最後尾の止血クリップ体17Cに連結された連結用クリップ体18から構成されている。止血クリップ体17は、クリップ19(19A〜19C)と、クリップ19の外側に装着された筒状の連結リング20(20A〜20C)とを備えている。
図3に示すように、クリップ19は、金属製の細長い板を180度湾曲させて閉塞端を作った後、その両片を交差させ、かつ2つの開放端が対向するように屈曲させて爪部23,23を形成している。クリップ19は、細長い板を交差させた交差部24を境にして、開放端側が腕部25,25であり、閉塞端側がターン部26である。腕部25,25の中央部分には、部分的に広幅とされた凸部27,27が形成されている。
腕部25,25は、外力が加えられていないときに、爪部23,23が離れた開放状態となり、互いに接近するように弾性変形したときに爪部23,23が噛合し、クリップ処置の対象となる患部を挟む閉じ状態となる。爪部23,23は、患部を確実に挟むために、V字のオス型とメス型に形成されている。
図3に示すように、筒状部材である連結リング20は、略円筒形状であり、先端側に配された金属製の締付部30と、後端側に配されたプラスチック製の保持部31とを備えている。止血クリップ体17は、締付部30に形成された締付穴30aに、クリップ19がターン部26側から挿入され、連結リング20がクリップ19の外側に装着されることにより形成される。締付部30は、交差部24の外周を覆う初期位置にセットされ、クリップ19の腕部25,25は、開いた状態となる。
締付穴30aは、クリップ19が連結リング20内に引き込まれたときに、腕部25,25を締め付けて爪部23,23を閉じる。締付穴30aの径は、クリップ19の凸部27の幅よりも小さいので、クリップ19の凸部27から先は連結リング20内に挿入されない。
保持部31には、締付穴30aに連なる保持穴31a(図4参照)が形成されている。締付穴30aから挿入されたターン部26は、保持穴31a内に収容される。保持部31の外周面には、中心軸に対して対称に、2つのスカート部38,38が形成されている。スカート部38,38は、保持部31の先端側から後端側に向かって半径方向に広がるように形成されており、外力が加えられていないときに自身の弾性で開き、外側から押されたときに保持部31内に入り込むようにして閉じる。
連結リング20は、爪部23,23の開閉方向と、スカート部38,38の開閉方向とが90°ずれるように、クリップ19の外側に装着される。スカート部38,38は、連結クリップユニット13がシース11内に装填されて閉じたときに、保持穴31a内に収容されているターン部26を挟み込み、連結リング20をクリップ19と一体化させる。
複数個の止血クリップ体17は、前方に配されているクリップ19のターン部26に後方のクリップ19の爪部23,23を係合することによって1列に連結している。連結リング20は、後方のクリップ19の爪部23,23を覆い、爪部23,23が開かないようにして、クリップ19の連結を維持する。クリップ19の凸部27は、保持穴31aの径よりも大きな幅寸法を有しており、連結リング20の後方に配されたときに、その連結リング20の後端に当接する。これにより、連結リング20は、上述した初期位置から、連結クリップユニット13の後端側への移動が規制される。
図2に示すように、最後尾のクリップ19Cには、クリップ処置には用いられない連結用クリップ体18が係合している。図4に示すように、連結用クリップ体18は、ダミークリップ47と、連結部材48とを備えている。ダミークリップ47は、細長い金属の板を折り曲げて構成されており、外力が与えられていないときに開放状態となる一対の腕部47a,47aを備えている。各腕部47a,47aの先端と中間部分とには、クリップ19と同様に、爪部47b,47bと凸部47c,47cが設けられている。ダミークリップ47は、クリップ19と同じ材質で形成することができる。
ダミークリップ47は、腕部47a,47aの開閉方向が、最後尾のクリップ19Cの開閉方向と90°ずれるように回転されて連結リング20Cの穴31a内に挿入され、爪部47b,47bが、クリップ19Cのターン部26に係合する。連結リング20Cは、爪部47b,47bが開放状態に変位しないように抑えて、連結状態を維持する。
連結部材48は、例えば、連結リング20の保持部31と同じ材質で形成された円柱体である。連結部材48の先端側には、ダミークリップ47を保持する切欠状の保持部51が設けられている。連結部材48の後端側には、操作ワイヤ12と連結するための係合部52が設けられている。
係合部52は、連結クリップユニット13の連結方向に直交する方向、すなわち連結部材48の半径方向において弾性自在にされた一対の弾性アーム53,53と、弾性アーム53,53の先端にそれぞれ設けられた挟持部54,54とを有している。弾性アーム53,53と挟持部54,54とで囲まれた領域内には、連結部材48の軸方向に直交する方向から見たときに略台形となる嵌合部55が形成されている。一対の挟持部54,54の隙間は、操作ワイヤ12の外径よりも細くされている。また、一対の挟持部54,54には、連結部材48の中心軸に沿って、操作ワイヤ12の外径と同径の半円形の溝54a,54aが形成されている。
シース11は、例えば、金属ワイヤを密着巻きした可撓性のコイルシースであり、例えば、2m程度の長さを有している。シース11の内径は、先のクリップ19のターン部26と、次のクリップ19の爪部23,23との係合が解除される寸法である。すなわち、シース11の内径は、2つの爪部23,23の長さと、ターン部26の爪部23,23が係合する部分の幅とを足し合わせた長さよりも大きい。
操作ワイヤ12は、生体適合性を有する金属で形成された金属ワイヤであり、シース11を貫通する長さを有している。図4に示すように、操作ワイヤ12の先端には、連結用クリップ体18との連結に用いられるフック57が設けられている。フック57は、操作ワイヤ12の先端に取り付けられた前フック58と、後フック59とを備えている。
前フック58は、弾性アーム53,53の間の隙間と同じ長さの1辺を有する正方形状の四角柱部58aと、弾性アーム53,53の隙間に合せた四角錐部58bと有している。後フック59は、前フック58の対角線長よりも大きく、シース11の内径よりもわずかに小さな外径を有する円柱形状である。後フック59は、前フック58の後端から所定距離だけ離れた後方に配されている。この所定距離とは、挟持部54の軸方向の長さと同じ長さである。
前フック58は、連結クリップユニット13の連結方向に直交する方向から、嵌合部55に嵌合される。同様に、前フック58と後フック59との間の操作ワイヤ12も、一対の挟持部54,54の間に上方から挿入され、半円径の溝54a,54aにより挟持される。これにより、前フック58の四角柱部58aは、外周面が弾性アーム53,53に当接し、後端面が挟持部54,54の先端に当接する。後フック59は、先端面が挟持部54,54の後端に当接する。
操作ワイヤ12を牽引すると、前フック58の後端面が挟持部54,54の先端を押し、その牽引力を連結クリップユニット13に伝達する。また、操作ワイヤ12が回転したときには、前フック58の四角柱部58aが弾性アーム53,53に回転力を伝達するので、連結クリップユニット13も一緒に回転する。更に、シース11が牽引されたとき(操作ワイヤ12に対してシース11が相対的に後退したとき)には、後フック59の先端が挟持部54,54の後端を押さえるので、連結クリップユニット13がシース11とともに移動するのを阻止することができる。
図1に示すように、操作部14は、シース11と操作ワイヤ12とをそれぞれ牽引するシース操作ハンドル63と、ワイヤ操作ハンドル62とを有している。シース操作ハンドル63は、略円筒形状であり、先端にシース11の後端が固定されている。シース操作ハンドル63は、ワイヤ操作ハンドル62の先端に設けられたパイプ64の外側にスライド自在に装着されており、パイプ64に沿ってワイヤ操作ハンドル62側にスライドすることにより、シース11が操作ワイヤ12に対して後端側に牽引される。
ワイヤ操作ハンドル62は、略円筒形状であり、スライド自在な操作レバー66を内蔵した貫通窓65を有している。操作ワイヤ12は、シース操作ハンドル63内を通って、操作レバー66に後端が係止されている。操作レバー66をスライドすると、連結リング20によるクリップ19の締め付けに必要な量だけ、操作ワイヤ12がシース11に対して牽引される。
次に、クリップ処置具10の作用について、簡単に説明する。図5(A)に示すように、連結クリップユニット13は、先頭のクリップ19Aの先端がシース11の先端に一致するようにシース11内に装填されている。シース11は、生体内に挿入された内視鏡の鉗子チャンネルに挿入される。シース11の先端は、内視鏡先端の鉗子出口から突出して患部に近付けられる。
シース操作ハンドル63を所定量だけ牽引すると、シース11が操作ワイヤ12に対して、所定量だけ後退する。連結リング20A〜20Cは、シース11との間に生じる摩擦力により、シース11とともに後端側に牽引される。しかし、連結リング20A〜20Cは、閉じたスカート部38,38によってクリップ19A〜19Cと一体化し、後方のクリップ19B,19Cの凸部27と、ダミークリップ47の凸部47cとにより後端側への移動が規制されているので、後端側には移動しない。これにより、図5(B)に示すように、シース11の先端から、先頭のクリップ19Aと連結リング20Aとが送り出される。
シース11から出たクリップ19Aは、自身の弾性により爪部23,23を開く。また、図2(A)に示すように、連結リング20Aは、スカート部38,38がシース11の内径よりも広幅に開き、連結リング20Aがシース11内に戻らないように係合する。
クリップ処置具10を移動させて、開放状態にあるクリップ19Aの爪部23,23を患部に押し付ける。この状態で、ワイヤ操作ハンドル62の操作レバー66を引くと、操作ワイヤ12が所定量だけ引っ張られ、連結されている連結用クリップ体18と、複数のクリップ19とが一様に引っ張られる。操作ワイヤ12の牽引操作時には、シース11と連結リング20B,20Cとの間に生じる摩擦力により、連結リング20B,20Cは、シース11とともに元の位置に残ろうとする。しかし、連結リング20B,20Cは、閉じたスカート部38,38によってクリップ19B,19Cと一体化しているので、クリップ19B,19Cとともに移動する。
図5(C)に示すように、シース11から送りだされたクリップ19Aは、連結リング20Aのスカート部38,38が開いているので、スカート部38,38による押圧保持が解除されている。また、連結リング20Aは、スカート部38,38によりシース11内への後退が阻止されている。そのため、先頭のクリップ19Aは、操作ワイヤ12が引かれることにより、連結リング20Aに対して後退する。締付部30がクリップ19Aの凸部27の直下まで押し込まれることにより、連結リング20Aによるクリップ19Aの締め付けが完了する。
クリップ19Aの締め付け完了と同時に、クリップ19Aと次のクリップ19Bの係合部が連結リング20Aの後端から抜け出る。クリップ19Bの腕部25,25は、自身の弾性力によってシース11の内壁に当たるまで拡開し、爪部23,23の間がクリップ19Aのターン部26の幅よりも広く開いて、クリップ19Aとクリップ19Bとの連結が解除される。図5(C)に示すように、シース11の先端を患部から離すと、止血クリップ体17Aがシース11の先端から抜け出る。
操作レバー66の牽引操作をやめると、操作レバー66は図示しないバネの付勢力によって元の位置に復帰する。これにともない、操作ワイヤ12がシース11内で先端側に移動し、連結用クリップ体18、クリップ19B,19Cが押されるので、図5(C)に示すように、2発目のクリップ19Bの先端は、シース11の先端にほぼ一致する位置に移動する。以降、一発目の止血クリップ体17Aと同様に、操作部14を操作して、2発目、3発目の止血クリップ体17B,17Cでクリップ処置を行うことができる。
次に、本発明のクリップ装填装置を用いた連結クリップパッケージについて説明する。図6〜8に示すように、連結クリップパッケージ80は、連結クリップユニット13を収容した円筒形状のケース81と、ケース81の先端が挿入された長方形状の装填治具82とを備えている。10cm程度の長さを有する装填治具82には、ケース81から装填治具82内に連結クリップユニット13を引き込むクリップ引込み部材83が組み込まれている。
ケース81は、半円筒形状の下ケース87と上ケース88とを接合して形成されており、その内側には、円柱状の空間であるクリップ収容部89が設けられている。ケース81の外径、及びクリップ収容部89の内径は、シース11の外径及び内径とほぼ同じである。クリップ収容部89内には、先頭のクリップ19Aがケース81の先端側に配されるように連結クリップユニット13が収容されている。
ケース81には、クリップ収容部89に収容されている連結クリップユニット13の各スカート部38を開いた状態で収容するスカート用開口92が形成されている。これにより、スカート部38の開き方向への復元力(弾性力)の低下を防止することができる。なお、開口92に代えて、凹部を設けてもよい。
ケース81は、クリップ収容部89内に収容した連結クリップユニット13をケース81の外側から視認できるように、例えば、透明なプラスチックで形成されている。下ケース87と上ケース88との接合には、例えば、接着剤を用いた接着、あるいは超音波等を用いた溶着、係合爪による係合等を用いることができる。また、下ケース87と上ケース88とを合せた状態で、外周に透明なプラスチックフイルムを巻き付けてもよい。
装填治具82は、ケース81から引き込まれた連結クリップユニット13の各スカート部38を閉じ、シース11内に連結クリップユニット13を装填するための治具であり、本発明のクリップ装填装置を構成している。装填治具82は、板状の下治具95と、下治具95よりも短い上治具96とを接合して形成されている。
下治具95には、上治具96が接合されていない一端部側の側端縁に、複数の軸着部99が形成されている。軸着部99には、下治具95の一部を開閉する板状の第1開閉部材100と第2開閉部材101とが、回動自在に装着されている。第1開閉部材100及び第2開閉部材101を開放することにより露呈される下治具95の上面には、半円状の溝からなるケース装着溝102が形成されている。
ケース装着溝102は、本発明のシース装着部であり、その内径は、ケース81及びシース11の外径とほぼ等しい。下治具95と上治具96との間には、ケース装着溝102に連なるように、同径のケース挿入穴105形成されている。ケース挿入穴105は、本発明のシース挿入部を構成する。
ケース装着溝102及びケース挿入穴105には、ケース81が挿入されている。また、装填治具82からシース11に連結クリップユニット13を装填する際には、ケース装着溝102及びケース挿入穴105からケース81が抜き取られ、代わりにシース11が挿入される。
第1開閉部材100と第2開閉部材101の内面には、閉じられたときにケース装着溝102と対面する半円状の第1ケース保持溝108と、第2ケース保持溝109とが形成されている。第1ケース保持溝108及び第2ケース保持溝109は、本発明のケース保持部を構成する。第1ケース保持溝108及び第2ケース保持溝109の内径は、ケース81及びシース11の外径よりもわずかに小径である。したがって、第1開閉部材100と第2開閉部材101が閉じられたときに、第1ケース保持溝108及び第2ケース保持溝109は、ケース装着溝102とともにケース81またはシース11の外径を挟み込んで保持する。
第1ケース保持溝108内には、第1開閉部材100が閉じられたときにケース装着溝102に向かって突出する嵌合補助突起112が形成されている。ケース81の上ケース88には、開口92に連なるように、嵌合補助突起112が挿入される開口113が形成されている。
図9に示すように、ケース81から装填治具82に連結クリップユニット13が引き込まれると、連結部材48は、ケース挿入穴105からケース装着溝102内に突出される。ケース装着溝102にシース11を装着すると、図10(A)に示すように、前フック58が弾性アーム53,53の間に挿入される。同図(B)に示すように、第1開閉部材100が閉じられると、嵌合補助突起112がケース装着溝102内で後フック59を押圧し、連結部材48の嵌合部55に前フック58を嵌合させる。なお、嵌合補助突起112で後フック59を押圧するのは、前フック58が変形または磨耗して、連結部材48との連結にがたつきが生じるのを防止するためである。
装填治具82内には、ケース挿入穴105の奥に、円柱状の空間であるスカート閉じ通路116が設けられている。スカート閉じ通路116は、シース11及びクリップ収容部89と同じ内径を有しており、その内径面がケース挿入穴105に挿入されたケース81及びシース11の内径面と連接する。本発明のクリップ保持部であるスカート閉じ通路116は、クリップ収容部89から引き込まれた連結クリップユニット13の各スカート部38を内径面により押圧して閉じる。
装填治具82は、連結クリップユニット13、ケース81、クリップ引込み部材83等が外側から視認できるように、例えば、透明なプラスチックで形成されている。下治具95と上治具96との接合には、例えば、接着剤を用いた接着、あるいは超音波等を用いた溶着、係合爪による係合等を用いることができる。
クリップ引込み部材83は、装填治具82の長手方向の他端部側から外に突出された略楕円形の牽引部119と、牽引部119が一端に設けられた挿通部120と、挿通部120の他端に設けられた係合部121とを備えている。挿通部120は、スカート閉じ通路116に挿通された棒状体であり、スカート閉じ通路116を貫通する長さを有している。係合部121は、クリップ収容部89に挿入され、先頭のクリップ19Aと係合している。
クリップ引込み部材83は、牽引部119の環を潰すように弾性変形させ、ケース81とともにケース挿入穴105に挿入される。挿通部120は、スカート閉じ通路116に挿入され、牽引部119は、スカート閉じ通路116の端部に形成された牽引穴を通して装填部材82の外に突出される。
連結クリップユニット13は、牽引部119が装填治具82に対して牽引されたときに、係合部121に先頭のクリップ19Aが引っ張られ、クリップ収容部89からスカート閉じ通路116内に引き込まれる。装填治具82内には、連結部材48がケース挿入穴105からケース装着溝102内に突出する位置に到達したときに、スカート閉じ通路116による先頭のクリップ19Aの押圧を開放して、クリップ19Aの爪部23,23を開かせる解除溝124(図11参照)が設けられている。クリップ19Aの爪部23,23が開くと、クリップ19Aと係合部121との係合が解除されるので、連結クリップユニット13の移動が停止される。
連結クリップユニット13のケース81への収納は、次のように行う。まず、クリップ19A〜19Cに連結リング20A〜20Cを装着し、止血クリップ体17A〜17Cを形成する。クリップ19に装着された連結リング20を締付部30が凸部27に当接する位置まで移動させ、連結リング20の後端からターン部26を露出させる。連結リング20のスリット44をめくり、クリップ19のターン部26に次のクリップ19の爪部23,23を係合させる。締付部30が交差部24の近傍の初期位置にセットされるように連結リング20を移動させ、連結リング20で各クリップ19の連結を維持させる。最後端のクリップ19Cには、同様の方法で連結用クリップ体18を連結させる。
連結クリップユニット13を、各スカート部38がスカート用開口92に挿入されるように下ケース87に収納する。クリップ引込み部材83の係合部121も下ケース87に収容し、先頭のクリップ19Aの腕部25,25を閉じて、爪部23,23を係合部121に係合させる。その後、上ケース88を下ケース87に被せて両者を接合し、ケース81を形成する。
装填治具82は、下治具95と上治具96とが接合されて形成される。クリップ引込み部材83は、牽引部119を潰して、ケース挿入穴105から挿入する。挿通部120は、スカート閉じ通路116内に挿通され、牽引部119は、牽引穴から装填治具82の外に突出される。
ケース81は、下ケース87に設けた位置決め部127がケース装着溝102の位置決め溝128に挿入されるように、先端側からケース挿入穴105の奥まで軸方向に挿入される。これにより、装填治具82内では、クリップ収容部89とスカート閉じ通路116の各内径面が連接する。ケース81がケース挿入穴105の奥まで挿入されると、位置決め部127の先端に設けたクリック突起が、位置決め溝128のクリック溝に係合する。
次に、図11〜13を参照して、連結クリップパッケージ80から、シース11に連結クリップユニット13を装填する方法について説明する。
未使用時の連結クリップパッケージ80は、例えば、粘着テープ等により、第1開閉部材100及び第2開閉部材101が閉じた位置で固定されている。図7に示すように、第1開閉部材100が閉じられているときには、嵌合補助突起112がケース81の開口113に嵌合しているので、ケース81が装填治具82から抜け出ることはない。
例えば、装填治具82を左手で保持し、右手で牽引部119を装填治具82から牽引する。図11(A)に示すように、挿通部120は、装填治具82から引き出され、係合部121がこれに追随してスカート閉じ通路116に移動する。連結クリップユニット13は、係合部121に引っ張られてクリップ収容部89からスカート閉じ通路116に引き込まれる。
スカート閉じ通路116内に引き込まれた連結クリップユニット13は、各連結リング20の各スカート部38がスカート閉じ通路116の内壁に押されて閉じていく。各連結リング20は、後方のクリップ19の凸部27に後端が当接して移動が制限されるので、クリップ19と連結リング20との間に位置ずれは生じない。
図11(A)に示すように、先頭のクリップ19Aが解除溝124に到達すると、クリップ19Aの腕部25,25が解放状態となり、爪部23,23と係合部121との係合が解除される。連結クリップユニット13は、連結部材48がケース挿入穴105からケース装着溝102内に突出される位置で停止する。
図9及び図11(B)に示すように、粘着テープを剥がして第1開閉部材100及び第2開閉部材101が開放される。ケース81は、位置決め部127と位置決め溝128とが係合しているので、軸方向に移動して装填治具82から抜き取られる。
ワイヤ操作ハンドル62に対するシース操作ハンドル63の牽引操作により、シース11の先端からは、操作ワイヤ12とフック57とが突出される。操作ワイヤ12の突出量は、ワイヤ操作ハンドル62に設けた所定位置のノッチ69に、シース操作ハンドル63を係止させることで、容易に所定量に調節することができる。
装填作業を行う作業者は、例えば直径30cm程度に巻き回したシース11と操作部14とを右手で持ち、左手で装填治具82を持つ。次いで、右手で第1開閉部材100及び第2開閉部材101を開き、図10(A)及び図12(A)に示すように、前フック58が弾性アーム53,53の間に挿入されるように、ケース装着溝102にシース11を挿入する。
図12(B)に示すように、装填治具82を保持している左手の人指し指で、第1開閉部材100を閉じる。図10(B)に示すように、後フック59が嵌合補助突起112に押圧され、前フック58が連結部材48の嵌合部55に嵌合される。操作ワイヤ12は、挟持部54,54に挟み込まれ、後フック59は、挟持部54,54の後端面に当接する。
図13(A)に示すように、右手で第1開閉部材100を開き、装填治具82に対してクリップ処置具10全体が押圧される。これにより、シース11がケース挿入穴105の奥まで押し込まれ、シース11の内径面とスカート閉じ通路116の内径面とが連接する。また、後フック59に押された連結クリップユニット13は、スカート閉じ通路116内を前進する。
なお、スカート閉じ通路116は、移動後のクリップ19Aと係合部121とが干渉しない長さに設定されているので、クリップ19Aが破損することはない。また、クリップ19とスカート部38の開閉方向は、連結リング20の中心軸に対して90度ずれるように配置されているので、スカート部38が解除溝124によって開くことはない。
左手の中指、薬指、小指を用いて、第2開閉部材101が閉じられる。シース11は、ケース装着溝102と第2ケース保持溝109とに挟み込まれ、装填治具82とともに保持される。なお、第2ケース保持溝109の内径は、シース11の外径よりもわずかに小さいので、シース11が抜け落ちることはない。
次に、右手で保持していたシース11を左手に持ち替え、シース11と装填治具82とを左手で保持する。右手で操作部14のワイヤ操作ハンドル62を牽引操作する。図13(B)に示すように、連結クリップユニット13は、その後端側からシース11内に、操作ワイヤ12と一緒に引き込まれていく。
連結クリップユニット13の装填中、スカート閉じ通路116とシース11の内径面とが連接しているので、スカート部38を閉じたまま連結クリップユニット13を移動することができ、抵抗を小さくすることができる。これにより、各クリップ19A〜19Cと各連結リング20A〜20Cとの間に位置ずれが生じさせることなく、連結クリップユニット13をシース11内に装填することができる。連結クリップユニット13がシース11に引き込まれる間、シース11が装填治具82から抜けることがないので、連結クリップユニット13が破損することもない。
シース操作ハンドル63がワイヤ操作ハンドル62の最初のノッチ69に係合したときに、連結クリップユニット13の装填が完了する。連結クリップユニット13が装填されたシース11は、装填治具82から抜きとられる。
以上で説明したように、本発明によれば、片手で連結クリップユニット13と操作ワイヤ12とを連結させ、同じく片手でシース11と装填治具82とを保持することができるので、シース11に対する連結クリップユニット13の装填を1人で簡単に行うことができる。
上記実施形態では、第1開閉部材100と第2開閉部材101とを設けたが、これらを一体に形成してもよい。また、第1開閉部材100及び第2開閉部材101を閉じ位置で係止する係合爪等を設けてもよい。この係合爪は、片手で簡単に係合介助できることが好ましい。
また、上記実施形態では、クリップ装填装置の機能を有する装填治具82から、シース11に連結クリップユニット13を装填する連結クリップパッケージ80を例に説明したが、連結クリップユニット13を予め収容したクリップケースから、シース11に連結クリップユニット13を直接装填する連結クリップパッケージに、本発明を適用してもよい。
例えば、ケース81のように、スカート部32を開いた状態で連結クリップユニット13を収容するクリップ収容部と、連結クリップユニット13をシース11に装填する際に、スカート部38を閉じる傾斜面とを備えたクリップケースを、片手で操作しやすい大きさで形成する。このクリップケースに、第1開閉部材100及び第2開閉部材101と、嵌合補助突起112を形成し、ケース装着溝102及びケース挿入穴105と同様な機能、及び形態を有するシース装着部及びシース挿入穴を設ける。
上記クリップケースからシース11に連結クリップユニット13を装填する工程は、上記実施形態のクリップ装填方法から、ケース81から装填治具82に連結クリップユニット13を引き込む工程と、装填治具82からケース81を取り外す工程とを省略したクリップ装填方法とほぼ等しいものとなるので、連結クリップユニット13をシース11に簡単に装填することができる。
なお、上記クリップケースでは、第1開閉部材100が閉じているときに、嵌合補助突起112とシース装着溝とで連結クリップユニット13の連結部材48を挟み込むように構成することが好ましい。これによれば、クリップケース内での連結クリップユニット13の不用意な移動を防止することができる。
上記実施形態では、クリップ19同士を直接係合させて連結する連結クリップユニットを例に説明したが、連結リング20と協働する別の部材(例えば、連結フック等のクリップ用の連結部材)を介して、クリップ19同士を連結させた連結クリップユニットの装填にも適用することができる。
また、本発明は、クリップを締め付ける筒状部材を有しない連結クリップユニット、スカート部を有しない筒状部材を用いる連結クリップユニット等をシースに装填する際にも適用することができる。
また、本発明は上記の実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。また、本発明は、軟性鏡のほか、硬性鏡にも用いることができる。
連発式クリップ処置具の一例を示す斜視図である。 連発式クリップ処置具のシース先端側の断面図である。 クリップ及び連結リングの斜視図である。 最後尾の止血クリップ体と、連結用クリップ体、操作ワイヤの連結状態を示す斜視図である。 連発式クリップ処置具のクリップ処置操作における段階的な状態を示す部分断面図である。 連結クリップパッケージの斜視図である。 連結クリップパッケージの断面図である。 連結クリップパッケージの分解斜視図である。 連結クリップユニットの引込み後に第1開閉部材及び第2開閉部材を開いた状態を示す装填治具の斜視図である。 嵌合補助突起によるフックと連結部材との嵌合を段階的に示す断面図である。 ケースから装填治具に連結クリップユニットを引き込み、装填治具からケースを抜き取った状態を示す断面図である。 シース等を装填治具に挿入し、連結クリップユニットと操作ワイヤとを連結させた状態を示す断面図である。 シースを装填治具に挿入し、装填治具からシース内に連結クリップユニットを引き込んだ状態を示す断面図である。
符号の説明
10 クリップ処置具
11 シース
12 操作ワイヤ
13 連結クリップユニット
14 操作部
17 止血クリップ体
18 連結用クリップ体
19 クリップ
20 連結リング
48 連結部材
57 フック
80 連結クリップパッケージ
81 ケース
82 装填治具
83 クリップ引込み部材
89 クリップ収容部
100 第1開閉部材
101 第2開閉部材
102 ケース装着溝
105 ケース挿入穴
108 第1ケース保持溝
109 第2ケース保持溝
112 嵌合補助突起
116 スカート閉じ通路

Claims (11)

  1. 1列に並べて連結した複数のクリップと、最後尾の前記クリップに設けられた連結部材とを有する連結クリップユニットを保持するクリップ保持部と、
    前記クリップ保持部から突出された前記連結部材を収容するとともに、操作ワイヤの先端に設けられたフックが前記連結部材に当接するように、前記操作ワイヤが挿通されたシースが装着されるシース装着部と、
    前記シース装着部を開閉する開閉部材に設けられ、前記シースの前記シース装着部への装着後、かつ前記開閉部材が閉じられたときに、前記フックを押圧して前記連結部材に嵌合させる嵌合補助部と、
    前記クリップ保持部と前記シース装着部との間に設けられ、前記連結部材と前記フックとの嵌合後に前記開閉部材が開放されたときに、前記シースの先端を挿入させ、前記クリップ収容部の内径面と前記シースの内径面とを連接させるシース挿入部と、
    前記開閉部材に設けられ、前記シースの前記シース挿入部への挿入後、かつ前記開閉部材が閉じられたときに、前記シース装着部とともに前記シースを挟み込んで保持するシース保持部とを備え、
    前記操作ワイヤが牽引されたときに、前記クリップ保持部内の前記連結クリップユニットが、前記シース内に引き込まれることを特徴とするクリップ装填装置。
  2. 前記開閉部材は、前記嵌合補助部が設けられた第1開閉部材と、前記シース保持部が設けられた第2開閉部材とを備えることを特徴とする請求項1記載のクリップ装填装置。
  3. 前記連結部材は、前記連結クリップユニットの連結方向に直交する直交方向から前記フックが嵌合可能な嵌合部を有しており、前記嵌合補助部は、前記直交方向から前記フックを押圧して、前記連結部材に嵌合させることを特徴とする請求項1または2記載のクリップ装填装置。
  4. 前記シース保持部は、前記シースの外径よりも小さい内径を有する凹状の溝であり、前記開閉部材が閉じられることにより、前記シースの外径に圧接することを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のクリップ装填装置。
  5. 前記連結クリップユニットを収容するケースと、前記シース挿入部に挿入された前記ケースから前記クリップ保持部内に前記連結クリップユニットを送り込むクリップ移送手段とを備えた連結クリップパッケージに用いられる装填治具であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のクリップ装填装置。
  6. 前記連結クリップユニットは、前記各クリップとともに前記シースに装填される複数の筒状部材を備えており、前記クリップ保持部は、前記連結クリップユニットが送り込まれたときに、弾性によって前記筒状部材から半径方向に開いているスカート部を押圧して閉じることを特徴とする請求項5記載のクリップ装填装置。
  7. 前記各クリップの連結が外れないように前記連結クリップユニットを前記クリップ保持部内に収容し、前記連結クリップユニットともに供給されるクリップケースであることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のクリップ装填装置。
  8. 前記嵌合補助部は、前記開閉部材が閉じているときに、前記シース装着部ともに前記連結部材を挟み込んで保持することを特徴とする請求項7記載のクリップ装填装置。
  9. 前記連結クリップユニットは、前記各クリップとともに前記シースに装填される複数の筒状部材を備えており、前記クリップ保持部は、弾性によって前記筒状部材から半径方向に開いているスカート部が閉じないように、前記連結クリップユニットを収容することを特徴とする請求項7または8記載のクリップ装填装置。
  10. 1列に並べて連結した複数のクリップと、最後尾の前記クリップに設けられた連結部材とを有する連結クリップユニットがクリップ保持部に保持され、前記クリップ保持部から突出された前記連結部材がシース装着部に収容されている状態で、前記シース装着部を開閉する開閉部材を開き、操作ワイヤの先端に設けられたフックが前記連結部材に当接するように、前記操作ワイヤが挿通された筒状のシースを前記シース装着部に装着する工程と、
    前記開閉部材を閉じ、前記開閉部材に設けられた嵌合補助部により前記フックを押圧し、前記フックを前記連結部材に嵌合させる工程と、
    前記開閉部材を開き、前記クリップ保持部と前記シース装着部との間に設けられたシース挿入部に前記シースを挿入し、前記クリップ保持部の内径面と前記シースの内径面とを連接させる工程と、
    前記開閉部材を閉じ、前記開閉部材に設けられたシース保持部と前記シース装着部とで前記シースを挟み込んで保持する工程と、
    前記操作ワイヤを前記シースに対して牽引し、前記連結クリップユニットを前記クリップ保持部から前記シース内に引き込む工程とを備えたことを特徴とするクリップ装填方法。
  11. 前記シース装着部に前記シースを装着する工程の前に、前記シース挿入部に挿入されたケースから、前記クリップ保持部内に前記連結クリップユニットを送り込む工程と、前記シース挿入部から前記ケースを取り除く工程とを有することを特徴とする請求項10記載のクリップ装填方法。
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