JP2010035343A - 発電設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電機制御盤筐体を屋外に設置する場合、日中は太陽光の下に晒されることになるが、液晶パネルが採用されることが多い表示操作手段は、太陽光の下では視認性が悪く、表示内容が見難い。
【解決手段】発電設備の各種制御機器のうち、同期発電機の出力電圧を検出する電圧検出変圧器8、電力系統の電圧を検出する電圧検出変圧器14、発電機の出力電流を検出する変流器9、発電制御装置12、AVR13、開閉器駆動手段22を発電機制御盤筐体31内に収納し、監視操作のための同期検定器15、電圧計16および17、周波数計18および19、回転数増減手段20、電圧増減手段21、開閉器操作手段23、表示操作手段24を携帯型収納箱32に取り付け、携帯型収納箱32内各種機器および手段と、発電機制御盤筐体31との間でケーブル34により信号の遣り取りを行えるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電制御装置から出力される増減信号により調速機の速度設定値と自動電圧調整器の設定電圧を変化させて発電機の出力と力率とを制御するようにした発電設備に係り、特に操作性を損なうことなく画面の視認性を向上させるようにした発電設備に関する。
コージェネレーション発電設備などに適用される中小容量の発電設備では、通常、商用電力系統との並列運転を行い、同期発電機の出力制御および力率制御を行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。そのため、調速機および自動電圧調整器にドループ(droop)特性を持たせ、発電制御装置からの増減信号により、調速機の速度設定値と自動電圧調整器の設定電圧を変化させて発電機の出力と力率を制御するようにしている。
ここで、調速機および自動電圧調整器におけるドループ(droop)特性とは速度調定率特性のことをいい、横軸に発電機出力、縦軸に発電機周波数(又は回転数)をとったグラフにおいて、右下がりのほぼ直線に近い特性が、速度調定率特性である。
このように、商用電力系統との並列運転を行う中小容量の発電設備の一例を具体的に示したのが図4である。
図4において、1は同期発電機であり、界磁巻線2を備えた回転界磁極がガスタービンエンジンやディーゼルエンジン等の原動機3と軸直結されて駆動されるように構成され、界磁巻線2に後述する自動電圧調整器13から励磁電力を供給されて発電するように構成されている。
4は調速器(以下、ガバナという)であり、後述する発電制御装置12および後述する速度増減手段20から出力された回転速度増減信号に基づいて燃料加減弁5の弁開度を調節することによって原動機3に供給する燃料供給量を調節して、原動機3の回転速度を制御する。
6は同期発電機1の回転速度Nを検出する非接触型の回転速度検出器であり、検出した回転速度信号Nを発電制御装置12に入力する。
同期発電機1の出力端子には発電機母線7が接続され、さらにこの発電機母線7には、発電機電圧検出変圧器8、発電機電流検出変流器9が設置されるとともに、開閉器10を介して商用電力系統の母線11が接続されるようになっている。
12は発電制御装置であり、内部にアナログ信号入出力機能とデジタル信号入出力機能を有するシーケンサを備えており、前述した電圧検出変圧器8と電流検出変流器9との2次回路からそれぞれ電圧信号Vおよび電流信号Iを入力し、また、回転速度検出器6から同期発電機1の回転速度信号Nを入力し、これら入力した信号に基づいて同期発電機1の出力電圧、電流、回転速度、電力、力率等の各種データを演算して計測データとして保持するとともに、外部から与えられる電力指令信号に基づいてソフトウェアにより制御演算を行い、調速器4に対して速度増減信号回路124により回転速度増減信号を、また、後述する自動電圧調整器13に対して電圧増減信号回路1213により電圧増減信号をそれぞれ出力して同期発電機1の出力電力を制御するように構成されている。
13は自動電圧調整器(以下、AVRという)であり、前述した電圧検出変圧器8の2次回路から電圧信号Vを、発電制御装置12あるいは後述する電圧増減手段21から出力される電圧増減信号を入力し、この入力した電圧増減信号に基づいて同期発電機1の界磁巻線2へ供給する励磁電力を調節し、同期発電機1の出力電圧を所望の電圧に制御するように構成されている。
そして、これら発電制御装置12と、ガバナ4と、AVR13との間の制御信号の入出力関係は図5で示すようになっている。
図5において、ガバナ4は、速度増減信号回路124を介して発電制御装置12または速度増減手段20からの速度増減信号を入力するドループ特性4aと、このドループ特性部4aの出力から回転速度検出値を減算して偏差を求める減算部4bと、この減算部4bの偏差に基づいて演算し、燃料制御信号を出力する制御演算部4cとを備えている。
同様に、自動電圧調整器(AVR)13は、電圧増減信号回路1213を介して発電制御装置12または後述する電圧増減手段21からの電圧増減信号を入力するドループ特性部13aと、このドループ特性部13aの出力から電圧検出値を減算して偏差を求める減算部13bと、この減算部13bの偏差に基づいて演算し、界磁電圧制御信号を出力する制御演算部13cとを備えている。
このように、ガバナ4、AVR13は、発電制御装置12の速度増減信号回路124、電圧増減信号回路1213からそれぞれ出力された速度増減信号、電圧増減信号によりガバナ4の速度設定値、AVR13の設定電圧が制御されて、同期発電機1の出力と力率とが制御されるように構成されている。
再び図4において、14は商用電力系統11の電圧Vを検出する電力系統電圧検出変圧器である。15は同期検定器であり、信号線25により発電機電圧検出変圧器8の二次回路に接続されて電圧Vを取り込み、さらに信号線26により電力系統電圧検出変圧器14の二次回路に接続されて電圧Vを取り込み、それぞれの電圧V、Vの大きさおよび位相を検出して両電圧の同期状態を表示する。16および17は電圧検出変圧器8および14でそれぞれ検出された電圧V、Vを測定する電圧計、そして18および19は、電圧検出変圧器8および14でそれぞれ検出された電圧V、Vの周波数を測定する周波数計である。
20および21はそれぞれ回転数増減手段および電圧増減手段であり、主に同期発電機1を電力系統11に同期投入操作するときに用いられる。そして、これら回転数増減手段20および電圧増減手段21は、押しボタンスイッチで構成され、押しボタンが押されているときに増減信号を出力するように構成されている。これら回転数増減手段20および電圧増減手段21は、それぞれ信号線27、28により前記速度増減信号回路124、電圧増減信号回路1213に接続されている。
22は開閉器10の開閉を行う開閉器駆動手段であり、直流電源、投入コイルおよびトリップコイル等を備えている。23は信号線29を介して開閉器駆動手段22の投入コイルあるいはトリップコイルに開閉信号を与える開閉器操作手段であり、オンおよびオフの押しボタンスイッチを有している。
24はタッチセンサを有するコンピュータと液晶パネルとを組み合わせて構成した表示操作手段であり、通信ケーブル30によって発電制御装置12との間でデータの送受信を行うように構成されている。この表示操作手段24は、液晶パネル上に発電制御装置12から受信した同期発電機1に係る出力電圧、電流、回転速度、電力、力率等の計測データや、操作ボタン等を予め決められた画面レイアウトに従って表示すると共に、液晶パネル上に表示された操作ボタンがタッチされた場合には、発電制御装置12へ送信して、発電制御装置12内部のソフトウェアの設定を変更することもできるように構成されている。
以上のように構成された発電設備において、同期発電機1の電力系統母線11への同期投入操作は次のようにして行われる。
監視操作員が同期発電機1側の電圧計16および電力系統側の電圧計17を見ながら電圧増減手段21を操作して同期発電機1の電圧Vを電力系統母線10の電圧Vに合致させ、さらに同期発電機側の周波数計18および電力系統側の周波数計19を見ながら回転速度増減手段20を操作して同期発電機1の電圧、周波数を電力系統母線10の周波数に合わせ、同期検定手段15を見ながら回転速度増減手段20により同期発電機1の電圧位相を電力系統10の電圧位相に合致させ、開閉器操作手段23の操作ボタンを操作して開閉器10を閉じることにより完了する。
同期発電機1が電力系統母線11へ給電中、発電制御装置12は外部すなわち表示操作手段24から与えられる電力指令に従って同期発電機1の出力電力を制御する。
同期発電機1の運転状況は表示操作手段23の画面を見ることにより確認することができる。
一方、発電設備の調整試験やメンテナンス時において、発電制御装置12の内部のソフトウェアの設定を変更する必要がある場合は、表示操作手段24をタッチ操作する。
図4に示した発電設備は、同期発電機1、界磁巻線2、原動機3、燃料加減弁5および回転速度検出器6以外の破線で囲まれた発電設備制御機器は、発電機制御盤筐体(エンクロージャともいう)31に収められ、屋内または屋外に設置される。
図6は発電機制御盤筐体31を正面から見た図である。
発電機制御盤の筐体31の正面扉または正面板31Dには、表示操作手段24、同期検定手段15、電圧計16および17、周波数計18および19、回転数増減手段20、電圧増減手段21、開閉器操作手段23を取り付けており、監視操作員が外部から監視および操作できるようになっている。
特開2005−304266号公報
以上説明した従来の発電設備は、発電機制御盤筐体31を屋外に設置する場合、日中は太陽光の下に晒されることになるが、液晶パネルが採用される表示操作手段24は、太陽光の下では視認性が悪いため表示内容が見難いという欠点がある。
この欠点を回避するために表示操作手段24の周りに庇を設ける方法が考えられるが、この方法を採用すると発電機制御盤筐体31の正面に加工が必要となり、製作作業が複雑になる欠点がある。
他の回避手段としては、表示操作手段24にハンディタイプのものを採用し、延長した通信ケーブルを用いて発電制御装置12と接続することで画面が見易い環境に表示操作手段24を移動して操作するということも考えられるが、監視操作員が前述した同期投入操作を行う場合は、発電機制御盤筐体31の正面に設置されている電圧計、周波数計、同期検定器等の他の計器類と、ハンディタイプの表示操作手段24の画面の両方を注視しなければならず、同期投入操作が難しいという欠点がある。
そこで本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、発電設備の制御機器類を収納した発電機制御盤筐体を屋外へ設置する場合であっても、同期投入や調整試験あるいはメンテナンス時の操作性を維持しながら表示操作手段の視認性の向上を図るようにした発電設備を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、調速器を備えた原動機によって駆動されると共に自動電圧調整器により励磁されて発電し、開閉器を介して電力系統に接続される同期発電機を備えた発電設備であって、
前記電力系統の電圧を検出する電圧検出手段と、前記同期発電機の出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記同期発電機の出力電流を検出する電流検出手段と、前記同期発電機の回転速度を検出する回転速度検出手段と、前記同期発電機の電圧検出手段、電流検出手段および回転速度検出手段から出力されたデータを入力して前記同期発電機の出力状態を計測するとともに、これら入力したデータに基づいて同期発電機の各種データを演算して計測データとして保持し、予め設定される電力目標値に基づいて制御演算を行い、前記調速器、前記自動電圧調整器へそれぞれ回転速度増減信号、電圧増減信号を出力して前記同期発電機の出力電力を制御すると共に、発電制御装置と、前記調速器へ回転速度増減信号を出力する回転速度増減手段と、前記自動電圧調整器へ電圧増減信号を出力する電圧増減手段と、前記同期発電機の電圧検出手段からの出力電圧を入力して電圧および周波数をそれぞれ表示する手段と、前記電力系統母線の電圧検出手段からの出力電圧を入力して電圧および周波数をそれぞれ表示する手段と、前記開閉器を開閉する開閉器駆動手段と、当該開閉器駆動手段へ開閉信号を出力する手段と、前記同期発電機の出力電圧と前記電力系統の電圧より両者の同期状態を示す同期検出手段と、通信ケーブルを介して前記発電制御装置が保持する計測データを受信して表示するとともに、前記発電制御装置の設定を変更するための操作画面を備えた表示操作手段と、前記同期発電機および前記電力系統側の電圧検出変圧器にそれぞれ接続される信号線の端子、前記発電制御装置の回転速度増減信号回路および電圧増減信号回路にそれぞれ接続される信号線の端子、および前記発電制御装置のデータ送受信用ケーブルの端子をそれぞれコネクタに接続してなるインターフェースと、を備え、
前記発電制御装置、前記自動電圧調整器、前記開閉器駆動手段およびインターフェースのコネクタを発電機制御盤筐体内に収納し、
前記開閉器駆動手段へ開閉信号を出力する手段と、前記調速器へ回転速度増減信号を出力する手段と、前記自動電圧調整器へ電圧増減信号を出力する手段と、前記同期発電機の出力電圧および周波数をそれぞれ表示する手段と、前記電力系統の電圧および周波数をそれぞれ表示する手段と、前記同期検定手段と、前記表示操作手段とを、携帯可能な大きさの収納箱に収納し、
前記発電機制御盤筐体内に収納されたインターフェースのコネクタと前記収納箱内の各手段とを信号伝送路により接続したことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発電設備において、前記発電制御装置、前記自動電圧調整器、前記開閉器駆動手段および接続インターフェースのコネクタに加えて、前記電力系統の電圧を検出する電圧検出手段、前記同期発電機の出力電圧を検出する電圧検出手段および前記同期発電機の出力電流を検出する電流検出手段を発電機制御盤筐体内に収納したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発電設備において、前記信号伝送路をケーブルで構成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発電設備において、前記発電機制御盤筐体に、前記接続インターフェースのコネクタの接続面が露出するような穴または切り欠き部を設け、この穴または切り欠き部を通して収納箱側のコネクタを抜き差し可能にしたことを特徴とする。
本発明によれば、表示操作手段を収納した携帯型の収納箱内に同期投入操作を行うために必要な各種機器を取り付け、発電制御装置や自動電圧調整器などを収納した発電機制御盤との間で信号の遣り取りを行えるようにしたので、日中太陽光により表示画面が見難い場合は、携帯型収納箱を日陰等の画面が見易い場所へ移動して監視作業を行うことが可能となり、操作性を損なうことなく視認性が向上した発電設備を提供することができる。
加えて、本発明によれば、複数の発電機制御盤が同じ設備範囲内に存在する場合に、前記携帯型収納箱がすべての発電機制御盤に共通に使用できるので、すべての発電機制御盤に表示操作手段等を備える必要がなくなり、コストを低減することができる。
さらに、発電装置の操作や監視が不要な場合は、携帯型収納箱は発電機制御盤に接続して動作させる必要がないため、消費電力を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明による発電設備の第1の実施形態の構成図であり、図2は本実施形態による発電設備の発電機制御盤筐体の概観図である。
図1において、1〜31の符号を付した構成要素については、図4で説明した構成要素と同じものであるため、重複した説明は省略する。
本実施形態は、図1中の破線で囲まれた発電機制御盤筐体31に収納された発電設備の各種制御機器のうち、同期発電機の出力電圧を検出する電圧検出変圧器8、電力系統の電圧を検出する電圧検出変圧器14、発電機の出力電流を検出する変流器9、発電制御装置12、AVR13、開閉器駆動手段22を発電機制御盤筐体31内に収納するようにした点は図4の従来技術と同じであるが、従来技術と異なる点は、同期投入操作等の監視操作のために必要な機器・計器および操作ボタンとしての同期検定器15、電圧計16および17、周波数計18および19、回転数増減手段20、電圧増減手段21、開閉器操作手段23および表示操作手段24を発電機制御盤筐体31から独立した携帯型収納箱32に一括して取り付けるようにし、発電機制御盤筐体31内の機器と、携帯型収納箱32内の機器・計器および操作ボタンとの間をケーブルによって通信可能にした点である。
以下、図1を参照して本実施形態を具体的に説明する。
上述したように、監視操作のための機器である同期検定器15、電圧計16および17、周波数計18および19、回転数増減手段20、電圧増減手段21、開閉器操作手段23、表示操作手段24を発電機制御盤の筐体31に取り付けずに、携帯型収納箱32に取り付けるためには、発電機制御盤筐体31に収納されている電圧検出変圧器8乃至14までの各種機器の接続端子を接続インターフェース33のコネクタ(レセプタクル)に接続する必要がある。
すなわち、電圧検出変圧器8および14と同期検定器15とを接続する信号線25および26の同期検定器15側端子t25およびt26と、回転数増減手段20と発電制御装置12とを接続する信号線27の回転数増減手段20側端子t27と、電圧増減手段21と発電制御装置12とを接続する信号線28の電圧増減手段21側端子t28と、開閉器駆動手段22と開閉器操作手段23とを接続する信号線29の開閉器操作手段23側端子t29と、発電制御装置12と表示操作手段24とを接続する通信ケーブル30の表示操作手段24側端子t30と、をそれぞれ接続インターフェース33のレセプタクル33Rに接続し、このレセプタクル33Rを発電機制御盤筐体31に固定する。
一方、携帯型収納箱32には、視認性および操作性を考慮して例えば、左側上部から右側下部にかけて順次、電圧計16および17、周波数計18および19、同期検定器15、回転数増減手段20、電圧増減手段21、開閉器操作手段23および表示操作手段24を取り付ける。
そして、監視操作員が同期投入操作等を行う場合には、発電機制御盤筐体31側に固定されているレセプタクル33Rに携帯型収納箱32の信号伝送路であるケーブル34の端部に取り付けられているプラグ33Pを差し込んで接続する。なお、同期発電機1の監視操作を行わないときは、通常はプラグ33Pをレセプタクル33Rから取り外して携帯型収納箱32を適当な場所に保管しておく。勿論、プラグ33Pとレセプタクル33Rとを接続した状態まま発電機制御盤筐体31内に保管してもよい。
図2は、発電機制御盤筐体31への接続インターフェース33の設置例と、接続インターフェース33とケーブル34と携帯型収納箱32との接続例を示す。
接続インターフェース33のレセプタクル33Rは、図示のように発電機制御盤筐体31の正面扉31Dを開けたとき、プラグ33Pとの接続を容易に行えるように発電機制御盤筐体31内側の開口部の近傍に設置される。
以上述べたように、本実施形態によれば、発電設備制御機器のうち、電圧検出変圧器8、14、変流器9、発電制御装置12、AVR13、開閉器駆動手段22を発電機制御盤筐体31内に収納し、一方、監視操作を行うための同期検定器15、電圧計16および17、周波数計18および19、回転数増減手段20、電圧増減手段21、開閉器操作手段23および表示操作手段24等の機器・計器および操作ボタンは、発電機制御盤筐体31に収納せずに、外部の携帯型収納箱32に取り付けて、両者間を例えばケーブルを介して通信可能に接続するようにしたので、監視操作員は発電機制御盤筐体31から離れた作業し易い場所、画面が見易い場所で監視操作することが可能となる。
この結果、発電機制御盤筐体31が屋外に設置され、日光に晒されているとしても、各種計器16〜19、表示操作手段24等の視認性や押しボタンの操作性を損なうことなく作業を行うことができる。
また、本実施形態によれば、発電機制御盤12と、携帯型収納箱32とを1対1の関係で用意しておく必要がないので、複数の発電機制御盤が同じ設備範囲内に存在する場合に、1台の携帯型収納箱をすべての発電機制御盤に共通使用することができるので、すべての発電機制御盤に表示操作手段等を備える必要がなくなり、図4で示したような従来のシステムに比べ、コストを低減することができる。
さらに、本実施形態によれば、調速機4およびAVR13の操作を行って、同期発電機1を電力系統母線11に併入したあと、特に発電設備の操作や監視を行う必要がない場合は、携帯型収納箱32と発電機制御盤31との接続を切り離すようにしておけば、監視のための消費電力を抑制することができる。
(第2の実施形態)
以上説明した第1の実施形態では、発電機制御盤筐体31の正面扉31Dを開けた状態で接続インターフェースのレセプタクル33Rにプラグ33Pを差し込むようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図3のように、正面扉31Dにプラグ33Pを差し込むことが可能な大きさの穴または切り欠き部33Hを開け、この穴または切り欠き部33Hにレセプタクル33Rの接続面を臨ませる(露出させる)状態にして発電機制御盤筐体31の正面扉31Dにレセプタクル33Rを固定したものである。
このようにすれば、正面扉31Dを開けずにプラグ33Pをレセプタクル33Rに差し込み可能となり、正面扉31Dを開けずに監視操作を行うことができる。
(変形例)
なお、本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、次のように適宜変更することが可能である。
例えば、同期発電機1の出力電圧Vおよび電流I、並びに電力系統の電圧Vを検出する電圧検出変圧器8、14および変流器9は、図1で示したように発電機制御盤筐体31内に収納することが一般的ではあるが、例外としてこれら電圧検出変圧器8、14および変流器9を発電機制御盤筐体31の外部に設置し、適当なケーブルを用いて発電機制御盤筐体31内に電圧信号、電流信号を取り込むように構成してもよい。
さらに、発電機制御盤筐体31に無線の受光部を設け、接続インターフェース33をケーブル34による有線接続形式から無線接続型式に置き換えてもよい。
本発明の第1の実施形態による発電設備の回路構成図。 本発明の第1の実施形態による発電設備の発電機制御盤筐体の概観図。 本発明の第2の実施形態による発電設備の発電機制御盤筐体の概観図。 従来技術の発電設備の回路構成図。 一般的な発電制御装置とAVR、調速器の関係を示す図。 従来技術の発電設備の発電機制御盤筐体の概観図。
符号の説明
1…同期発電機、2…発電機界磁巻線、3…原動機、4…調速器、5…燃料加減弁、6…回転速度検出手段、7…発電機母線、8、14…電圧検出変圧器、9…変流器、10…開閉器、11…電力系統母線、12…発電制御装置、13…自動電圧調整器、15…同期検定手段、16、17…電圧計、18、19…周波数計、20…回転速度増減手段、21…電圧増減手段、22…開閉器駆動手段、23…開閉器操作手段、24…表示操作手段、25〜29…信号線、30…通信ケーブル、31…発電機制御盤筐体(エンクロージャ)、32…携帯型収納箱、33…接続インターフェース、33R…レセプタクル、33P…プラグ、34…信号伝送路(ケーブル)。

Claims (4)

  1. 調速器を備えた原動機によって駆動されると共に自動電圧調整器により励磁されて発電し、開閉器を介して電力系統に接続される同期発電機を備えた発電設備であって、
    前記電力系統の電圧を検出する電圧検出手段と、前記同期発電機の出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記同期発電機の出力電流を検出する電流検出手段と、前記同期発電機の回転速度を検出する回転速度検出手段と、前記同期発電機の電圧検出手段、電流検出手段および回転速度検出手段から出力されたデータを入力して前記同期発電機の出力状態を計測するとともに、これら入力したデータに基づいて同期発電機の各種データを演算して計測データとして保持し、予め設定される電力目標値に基づいて制御演算を行い、前記調速器、前記自動電圧調整器へそれぞれ回転速度増減信号、電圧増減信号を出力して前記同期発電機の出力電力を制御すると共に、発電制御装置と、前記調速器へ回転速度増減信号を出力する回転速度増減手段と、前記自動電圧調整器へ電圧増減信号を出力する電圧増減手段と、前記同期発電機の電圧検出手段からの出力電圧を入力して電圧および周波数をそれぞれ表示する手段と、前記電力系統母線の電圧検出手段からの出力電圧を入力して電圧および周波数をそれぞれ表示する手段と、前記開閉器を開閉する開閉器駆動手段と、当該開閉器駆動手段へ開閉信号を出力する手段と、前記同期発電機の出力電圧と前記電力系統の電圧より両者の同期状態を示す同期検出手段と、通信ケーブルを介して前記発電制御装置が保持する計測データを受信して表示するとともに、前記発電制御装置の設定を変更するための操作画面を備えた表示操作手段と、前記同期発電機および前記電力系統側の電圧検出変圧器にそれぞれ接続される信号線の端子、前記発電制御装置の回転速度増減信号回路および電圧増減信号回路にそれぞれ接続される信号線の端子、および前記発電制御装置のデータ送受信用ケーブルの端子をそれぞれコネクタに接続してなるインターフェースと、を備え、
    前記発電制御装置、前記自動電圧調整器、前記開閉器駆動手段およびインターフェースのコネクタを発電機制御盤筐体内に収納し、
    前記開閉器駆動手段へ開閉信号を出力する手段と、前記調速器へ回転速度増減信号を出力する手段と、前記自動電圧調整器へ電圧増減信号を出力する手段と、前記同期発電機の出力電圧および周波数をそれぞれ表示する手段と、前記電力系統の電圧および周波数をそれぞれ表示する手段と、前記同期検定手段と、前記表示操作手段とを、携帯可能な大きさの収納箱に収納し、
    前記発電機制御盤筐体内に収納されたインターフェースのコネクタと前記収納箱内の各手段とを信号伝送路により接続したことを特徴とする発電設備。
  2. 前記発電制御装置、前記自動電圧調整器、前記開閉器駆動手段および接続インターフェースのコネクタに加えて、前記電力系統の電圧を検出する電圧検出手段、前記同期発電機の出力電圧を検出する電圧検出手段および前記同期発電機の出力電流を検出する電流検出手段を発電機制御盤筐体内に収納したことを特徴とする請求項1記載の発電設備。
  3. 前記信号伝送路をケーブルで構成したことを特徴とする請求項1記載の発電設備。
  4. 前記発電機制御盤筐体に、前記接続インターフェースのコネクタの接続面が露出するような穴または切り欠き部を設け、この穴または切り欠き部を通して収納箱側のコネクタを抜き差し可能にしたことを特徴とする請求項1記載の発電設備。
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