JP4996908B2 - 調整用電磁接触器 - Google Patents

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Description

本発明は、計器用変成器あるいは計器用変流器と、電力量計との間の電気的な接続を制御する調整用電磁接触器に関する。
電力需要家において使用される電力量を計測する電力量計には、多様な用途に合わせた種々の電力量計が存在する(特許文献1〜4)。
一般的に従来より家庭等に取り付けられている電力計として積算電力計である誘導型電力量計が挙げられる。
誘導型電力量計は、回転導体板(回転円板)を挟んで電圧がかかるようにコイルが巻かれて設けられる。そして、交流の電圧と電流が供給された場合に、回転する磁界が発生し、その磁界の中に置かれた回転導体板に回転力が生じる。この回転導体板の回転数に従って電力の時間積算値(電力量)を計測する方式である。
図6は、誘導型電力量計と計器用変成器との間に設けられた従来の調整用電磁接触器の構成図である。
図6を参照して、ここでは、送配電系統(図示せず)に接続された計器用変成器100と、回転導体板の回転に従って電力量を計測する誘導型電力量計400との間に調整用電磁接触器200が設けられてる場合が示されている。
計器用変成器100は、図示しないが送配電系統からの電圧および電流をコイルにより変圧および変流して、誘導型電力量計400に供給する。調整用電磁接触器200は、外部に設けられたリレー制御回路405の指示に応答して計器用変成器100から誘導型電力量計400への電圧および電流の供給を遮断して、誘導型電力量計400における電力量の計量を停止させる目的で設けられたものである。
近年においては、太陽光発電設備の設置が増加してきており、太陽光発電設備の発電により電力が供給される場合には、送配電系統からの商用電源が用いられないため当該調整用電磁接触器200を制御して誘導型電力量計400における電力量の計量を停止させることが可能な構成となっている。
ここで、計器用変成器100は、送配電系統である図示しないが三相交流線と接続され、電圧端子PT1〜PT3を介して変換された電圧が出力される。
電圧端子PT1〜PT3は、調整用電磁接触器200の端子T1〜T3とそれぞれ互いに結合される。端子T1は、リレー回路201を介して端子T8と結合される。端子T2は、端子T9と結合される。端子T3は、リレー回路202を介して端子T10と結合される。なお、通常時においては、リレー回路201,202はオンしており、端子T1と端子T8とは電気的に結合されている。また、端子T3と端子T10とは電気的に結合されている。
端子T8〜T10は、誘導型電力量計400の電圧端子PTT1〜PTT3と結合され、計器用変成器100からの電圧の供給を受ける。具体的には、電圧端子PTT1,PTT2を介して第1の交流電圧の供給を受ける。また、電圧端子PTT2,PTT3を介して第2の交流電圧の供給を受ける。
一方、計器用変成器100の電流端子IT1は、調整用電磁接触器200の端子T4と結合される。端子T4は、端子T11と結合される。また、端子T11は、誘導型電力量計400の電流端子ITT1と結合される。また、計器用変成器100の電流端子IT1#は、調整用電磁接触器200の端子T5と結合される。端子T5は、端子T12と結合される。また、端子T12は、誘導型電力量計400の電流端子ITT1#と電気的に結合される。さらに、端子T4と端子T12とは、リレー回路203を介して互いに結合される。この計器用変成器100の電流端子IT1,IT1#と誘導型電力量計400の電流端子ITT1,ITT1#とが互いに結合されて交流電流が供給される。
また、計器用変成器100の電流端子IT2は、調整用電磁接触器200の端子T6と結合される。端子T6は、端子T13と結合される。また、端子T13は、誘導型電力量計400の電流端子ITT2と結合される。計器用変成器100の電流端子IT2#は、調整用電磁接触器200の端子T7と結合される。端子T7は、端子T14と結合される。端子T14は、誘導型電力量計400の電流端子ITT2#と結合される。また、端子T6と端子T14とは、リレー回路204を介して互いに結合される。この計器用変成器100の電流端子IT2,IT2#と誘導型電力量計400の電流端子ITT2,ITT2#とが互いに結合されて交流電流が供給される。なお、通常時においては、リレー回路203,204はオフしており、端子T4と端子T12とは互いに切離されている。また、端子T6と端子T14とは互いに切離されている。
リレー回路201,202は、リレー回路203,204と相補的に動作し、共にリレー制御回路405により制御される。
リレー制御回路405は、電源401,403と、リレー回路402とを含む。電源403は、後述するが制御信号に応答して動作し、リレー回路402を駆動してオンさせる。リレー回路402のオンに伴い、閉回路が形成され電源401から交流電圧が供給される。これに伴い、リレー回路201〜204のオン/オフが制御される。
たとえば制御信号が「H」レベルの場合に電源403がリレー回路402を駆動(オン)する。そして、リレー回路402のオンに伴い、リレー回路201,202がオフする。また、リレー回路203,204がオンする。一方、制御信号が「L」レベルの場合に電源403がリレー回路402をオフする。そうすると、電源401からの電圧が遮断されるためリレー回路201,202はオンする。また、リレー回路203,204はオフする。なお、本例においては、図示しない太陽光発電設備の発電により負荷に対して電力が供給される場合には、送配電系統からの商用電源が用いられないため制御信号が「H」レベルに設定されるものとする。
なお、本例においては、リレー制御回路405は、調整用電磁接触器200の外側に設けられる構成について説明しているが、内部に含めた構成とすることも当然に可能である。以下においても同様である。
図7は、誘導型電力量計400において、リレー回路201がオフした場合を説明する概念図である。
図7に示されるようにリレー回路201がオフした場合には、電圧端子PT1と誘導型電力量計400の電圧端子PTT1との電気的な結合が切離される。したがって、コイルL1に電圧が印加されることはなく、電圧の供給を遮断することが可能である。
図8は、誘導型電力量計400の電流測定を説明する概念図である。
図8(a)は、リレー回路203がオフの場合が示されている。図8(a)で示されるようにリレー回路203がオフの場合には、端子T4と端子T12とは電気的に切離されている。したがって、たとえば、電流端子IT1から供給された電流は、誘導型電力量計400の電流端子ITT1に供給され、コイルL2に電流が供給される。すなわち、通常の電力測定が実行される。
一方、図8(b)は、リレー回路203がオンの場合が示されている。図8(b)で示されるようにリレー回路203はオンの場合には、端子T4と端子T12とが電気的に結合される。すなわち、短絡経路が形成されることになる。そうすると、コイルL2の抵抗と端子T4と端子T12との短絡経路とを考えると、コイルL2の抵抗が大きいため端子T4と端子T12とが結合する短絡経路を介して電流が流れることになる。すなわち、電流端子IT1から供給される電流は、短絡経路を介して電流端子IT1#に帰還することになるため、誘導型電力量計400にはほとんど電流が流れ込まない状態となる。
したがって、上述したようにリレー回路201〜204のオン/オフを制御することにより誘導型電力量計400に対して供給される電圧および電流を遮断することが可能となり、誘導型電力量計400における電力量の計量を停止させることができる。
特開平5−34385号公報 特開平5−34387号公報 特開2005−134210号公報 特開2006−170787号公報
しかしながら、誘導型の電力量計ではなく、電子型の電力量計に適用した場合には電圧および電流の供給方式については同様であるが電力量計の計量方式の違いから以下の問題が発生する。
図9は、電子型電力量計410の電流測定を説明する概念図である。
図9(a)は、リレー回路203がオフの場合が示されている。図9(a)で示されるようにリレー回路203はオフしているためたとえば、電流端子IT1から供給される電流は、電子型電力量計410の電流検出器415に供給され、通常の電流測定が実行される。
一方、図9(b)は、リレー回路203がオンの場合が示されている。図9(b)で示されるようにリレー回路203はオンしているため端子T4と端子T12とが電気的に結合される。すなわち、短絡経路が形成されることになる。したがって、たとえば電流端子IT1から供給される電流は、短絡経路を介して電流端子IT1#に帰還することになる。この点で、上述したように電流検出器415の抵抗が大きい場合には、短絡経路を介して殆ど全ての電流が帰還するため問題は生じないが、電子型電力量計410の電流検出器415の抵抗は小さいため、電子型電力量計410側に対しても少なからず電流が流れることになる。
そうすると、電子型電力量計410は、誤作動を引き起こしてしまい電力の計測を継続し続ける可能性がある。
したがって、電子型電力量計410の場合には、従来の調整用電磁接触器200を改良して、指示に応答して電子型電力量計410側に電流が流れない構成とすることが必要である。
たとえば、図9(c)に示されるように、端子T4と端子T11との間に新たなリレー回路205を設けることにより、端子T4と端子T12とを短絡する際には、リレー回路205をオフにすることにより電子型電力量計410側に電流が流れ込まないようにすることが可能である。
しかしながら、当該リレー回路205を設けることにより、電子型電力量計410側への電流を遮断して、端子T4と端子T12とを短絡することにより電力量の計量を停止することは可能であるが、仮に調整用電磁接触器の不良によりリレー回路が正常に動作しない場合には問題が生じる可能性がある。
具体的には、調整用電磁接触器の不良により内部のリレー回路が正常に動作せず、たとえばリレー回路203,205がともにオフ状態となった場合、回路はオープン状態となる。すなわち、電流経路は形成されなくなる。
そうすると、計器用変成器100により生じた電流は、端子T4と端子T12とを短絡するリレー回路203の両端に電圧を誘起することになる。これに伴い、徐々に計器用変成器100内部の変流に用いられるコイル(図示せず)が過熱され、絶縁破壊を起こす可能性がある。仮に絶縁破壊が生じれば、送配電系統の電気事故(短絡・地絡事故)に波及し、広範囲にわたって停電等の不具合を引き起こす可能性がある。また、ここでは、電子型電力量計410に対して調整用電磁接触器を用いた場合について説明したが、電子型電力量計410に限らず、誘導型電力量計400においても計器用変成器100から流れる電流を遮断するようにリレー回路を設けた場合には同様の問題が生じることになる。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、電力量計において適切に電力量の計量を停止させることが可能な調整用電磁接触器において、内部のリレー回路に不良が生じた場合であっても未然に事故を抑制することが可能な調整用電磁接触器を提供することを目的とする。
本発明に係る調整用電磁接触器は、送配電系統と接続され計測に用いられる所定電圧および所定電流の少なくとも一方を供給する計器用変成器あるいは計器用変流器と、計器用変成器あるいは計器用変流器と接続されて電力量を計測する電力量計との間に設けられ、所定電圧および所定電流の少なくとも一方の供給を制御する調整用電磁接触器であって、計器用変成器あるいは計器用変流器の第1および第2の電流端子と、第1および第2の電流端子にそれぞれ対応して設けられる電力量計の第3および第4の電流端子との間の電流端子間の接続を制御するスイッチ部を備える。外部から入力される電力量計の計測停止指示に応答してスイッチ部は、第1の電流端子と第3の電流端子との電気的な結合を切離するとともに、第1の電流端子と第2の電流端子とを電気的に結合して短絡する。第1の電流端子と第3の電流端子との間あるいは第1の電流端子と第2の電流端子との間の少なくともいずれか一方の間に閉回路を形成するように設けられたダイオード部をさらに備える。
好ましくは、スイッチ部は、計測停止指示に応答して第1および第3の電流端子との電気的な結合を切離するとともに第1の電流端子と第2の電流端子とを電気的に結合させる1個のリレー回路で構成される。
好ましくは、スイッチ部は、計測停止指示に応答して第1および第3の電流端子との間の電気的な結合を切離する第1のリレー回路と、第1のリレー回路と相補的に動作し計測停止指示に応答して第1および第2の電流端子とを電気的に結合する第2のリレー回路とを含む。
好ましくは、ダイオード部は、一方側がアノード電極、他方側がカソード電極と結合される第1のダイオードと、一方側がカソード電極、他方側がアノード電極と結合される第1のダイオードと並列に接続される第2のダイオードとを含む。
好ましくは、外部に設けられた発電設備からの発電に基づく電力供給を検知する検知器からの検知結果に基づいて計測停止指示が入力される。
好ましくは、計測に用いられる所定電圧は、電子型電力量計の電圧端子に直接供給される。
本発明に係る調整用電磁接触器は、計器用変成器あるいは計器用変流器の第1および第2の電流端子と、第1および第2の電流端子にそれぞれ対応して設けられる電力量計の第3および第4の電流端子との間の電流端子間の接続を制御するスイッチ部を備え、第1の電流端子と第3の電流端子との間あるいは第1の電流端子と第2の電流端子との間の少なくともいずれか一方の間に閉回路を形成するように設けられたダイオード部をさらに備える。これにより、スイッチ部の不良が生じた場合であってもダイオード部を介して計器用変成器あるいは計器量変流器は閉回路を形成することができるためスイッチ部の不良に起因して計器用変成器あるいは計器量変流器の絶縁破壊を回避して未然に事故を抑制することが可能である。
この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については同一符号を付しその説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態に従う電力供給のシステムを説明する図である。
図1を参照して、ここでは、送配電系統1000から商用電源が供給される場合について説明する。具体的には、送配電系統1000は、負荷1002に対して電力を供給する。なお、トランスを設けて高圧から低圧に変換して負荷1002に対して電力を供給することも可能である。
計器用変成器100は、送配電系統1000と負荷1002との間に設けられ、送配電系統1000から与えられる供給電力を計器用に用いられる電圧および電流に変換する。
調整用電磁接触器210は、計器用変成器100と、電力量計300との間に設けられ、電力量計300に対して計器用変成器により変換された所定電圧および所定電流の少なくとも一方の供給を制御する。
電力量計300は、調整用電磁接触器210を介して計器用変成器100から供給される電力を計測する。具体的には、電力量計300は、送配電系統1000に接続された計器用変成器100により変換された計器用に用いられる電圧および電流の供給を受けて電力量を計測する。
また、太陽光発電設備1006が設置され、太陽光発電設備1006により発電された電力も負荷1002に供給可能な構成となっている。具体的には、太陽光発電設備1006を制御する電力制御回路1005から検知器500および計器用変成器100を介して負荷1002に供給される。
また、検知器500は、電力制御回路1005と計器用変成器100との間の供給経路に設けられ、太陽光発電設備1006から所定電力以上の電力が供給経路を介して負荷1002を含む送配電系統側に対して供給されたことを検知するものとする。そして、当該検知結果として検知器500は、制御信号を「H」レベルに設定するものとする。
そして、後述するが制御信号(「H」レベル)に応答して電子型電力量計300は、電力の測定を停止するものとする。
図2は、本発明の実施の形態に従う調整用電磁接触器の構成を説明する図である。
図2を参照して、ここでは、図6で説明したのと同様に送配電系統(図示せず)に接続された計器用変成器100と、計器用変成器100から供給される、変換された計器用に用いられる電圧および電流を受けて電力量を計測する電子型電力量計300が示されており、計器用変成器100と電子型電力量計300との間に、本発明の調整用電磁接触器210が設けられている。なお、調整用電磁接触器210において、内部の端子間の接続配線およびリレー回路201〜204の配置は、調整用電磁接触器200と同様であり、異なる点は、端子T1と端子T11とを接続する配線と、端子T3と端子T13とを接続する配線と、ダイオードDU1,DU2と、ダイオード部DU1を介して端子T8と端子T11とを接続する配線と、ダイオード部DU2を介して端子T10と端子T13とを接続する配線とを追加した点にある。
ダイオード部DU1,DU2は、2つのダイオード素子を順方向電圧がそれぞれ互いに逆方向となるように互いに並列に配置した構成となっている。具体的には、2つのダイオード素子のアノード電極およびカソード電極がそれぞれ逆向きに並列に接続された構成である。
そして、計器用変成器100の電圧端子PT1〜PT3と電子型電力量計300の電圧端子PTT1〜PTT3とがそれぞれ電気的に結合される。
計器用変成器100の電流端子IT1は、調整用電磁接触器210の端子T4と結合される。端子T4は、端子T11と結合される。また、端子T11は、端子T1と結合される。端子T1は、リレー回路201を介して端子T8と結合される。そして、端子T8は、電流端子ITT1と結合される。すなわち、計器用変成器100の電流端子IT1と電子型電力量計300の電流端子ITT1とは電気的に結合される。また、ダイオード部DU1は、リレー回路201と並列に端子T8と端子T11との間に接続されている。
計器用変成器100の電流端子IT1#は、調整用電磁接触器210の端子T5と結合される。端子T5は、端子T12と結合される。また、端子T12は、電子型電力量計300の電流端子ITT1#と結合される。また、端子T4と端子T12とは、リレー回路203を介して結合される。
すなわち、計器用変成器100の電流端子IT1#は電子型電力量計300の電流端子ITT1#と電気的に結合される。
計器用変成器100の電流端子IT2は、調整用電磁接触器210の端子T6と結合される。端子T6は、端子T13と結合される。また、端子T13は、端子T3と結合される。端子T3は、リレー回路202を介して端子T10と結合される。そして、端子T10は、電流端子ITT2と結合される。また、ダイオード部DU2は、リレー回路202と並列に端子T10と端子T13との間に接続されている。
すなわち、計器用変成器100の電流端子IT2と電子型電力量計300の電流端子ITT2とは電気的に結合される。
計器用変成器100の電流端子IT2#は、調整用電磁接触器210の端子T7と結合される。端子T7は、端子T14と結合される。また、端子T14は、電子型電力量計300の電流端子ITT2#と結合される。また、端子T6と端子T14とは、リレー回路204を介して結合される。
すなわち、計器用変成器100の電流端子IT2#は電子型電力量計300の電流端子ITT2#と電気的に結合される。
ここで、上述したように通常時においては、リレー回路201,202はオンしており、リレー回路203,204はオフしているものとする。
そうすると、計器用変成器100で変換された電流は、電流端子IT1,IT1#から電子型電力量計300の電流端子ITT1,ITT1#に供給される。また、同様に電流端子IT2,IT2#から電子型電力量計300の電流端子ITT2,ITT2#に供給される。
なお、リレー回路201〜204およびリレー制御回路405については、図6で説明したのと同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
図3は、計器用変成器100の回路構成図である。
図3を参照して、計器用変成器100は、U,V,W各相の三相電源線UL,VL,WLから電圧成分を抽出する変圧ユニットVG1,VG2と、三相電源線UL,VL,WLから電流成分を抽出する変流ユニットIG1,IG2とを有する。
変圧ユニットVG1は、電源線ULとVLとの間に設けられた一次巻線と、電圧端子PT1とPT2との間に設けられた二次巻線とを含み、電源線UL−VL線間電圧が一次巻線に印加され、二次巻線と接続されている電圧端子PT1,PT2から電圧信号が出力される。
変圧ユニットVG2は、電源線VLと電源線WLとの間に設けられた一次巻線と、電圧端子PT2とPT3との間に設けられた二次巻線とを含み、電源線VL−WL線間電圧が一次巻線に印加され、二次巻線と接続されている電圧端子PT2,PT3から変圧された電圧信号が出力される。
変流ユニットIG1は、電源線ULに設けられた一次巻線と、電流端子IT1,IT1#との間に設けられた二次巻線とを含み、電流端子IT1,IT1#から変換された電流が流れる。変流ユニットIG2は、電源線WLに設けられた一次巻線と、電流端子IT2,IT2#との間に設けられた二次巻線とを含み、電流端子IT2,IT2#から変流された電流が流れる。
図4は、電子型電力量計300の概略ブロック図である。
図4を参照して、電子型電力量計300は、計器用変成器100で変圧および変流した電圧および電流に基づいて電力量を計測する乗算部320と、電子型電力量計300全体を制御する制御部315と、乗算部320で計測した計測結果をデジタル表示にて表示画面に表示するための表示部310と、制御部315に対して所定動作を実行するように指示する操作部305と、電子型電力量計300の電源を供給するための電源制御部330と、バッテリー325とを含む。
端子ITT1,ITT1#を介して供給される計器用変成器100の変流ユニットIG1から供給される電流をさらに変流する変流ユニットIG1#と、端子PTT1,PTT2を介して供給される変圧ユニットVG1から供給される電圧をさらに変圧する変圧ユニットVG1#と、端子PTT3,PTT2を介して供給される変圧ユニットVG2から供給される電圧をさらに変圧する変圧ユニットVG2#と、端子ITT2,ITT2#を介して供給される計器用変成器100の変流ユニットIG2から供給される電流をさらに変流する変流ユニットIG2#とを含む。
変圧ユニットVG1#,VG2#および変流ユニットIG1#,IG2#により変圧および変流された電圧および電流は、乗算部320に供給された内部においてアナログ/デジタル変換され、デジタル信号処理により当該電圧および電流の積に基づく電力量が計測される。
また、電源制御部330は、端子PTT1,PTT2を介して供給される変圧ユニットVG1から供給される電圧をさらに変圧する変圧ユニットVG3からの供給電圧を受けて、電子型電力量計300において用いられる電源を供給する。
一方、瞬停あるいは停電等が発生した場合には、変圧ユニットVG3から十分な電力の供給を受けることができない場合には、バッテリ325に対して指示し、バッテリ325に蓄積された蓄積電荷に基づいて必要な電源を供給する。
ここで、再び図2を参照して、調整用電磁接触器210の動作について説明する。
通常時においては、上述したようにリレー回路201,202はオンしている。したがって、端子T1,T8とは互いに結合されている。また、端子T3と端子T10とは互いに結合されている。
一方、リレー回路203,204はオフしている。したがって、端子T4と端子T12とは互いに切り離されている。また、端子T6と端子T14とは互いに切り離されれている。したがって、上述したように計器用変成器100で変換された電圧および電流に基づいて電子型電力量計300において電力が計測される。
一方、太陽光発電設備1006の発電により負荷1002に対して必要な電力が供給される場合に、検知器500は、電子型電力量計300の計測の停止を指示する信号(計測停止指示)として制御信号を「H」レベルに設定する。
これに応答して、リレー制御回路405によりリレー回路201,202がオフし、リレー回路203,204がオンする。
そうすると、端子T1と端子T8とは互いに切り離される。また、端子T3と端子T10とは互いに切り離される。一方、端子T4と端子T12とは、互いに結合される。また、端子T6と端子T14とは、互いに結合される。なお、ダイオード部DU1,DU2は、順方向電圧が印加されないと電流は流れない。
したがって、端子T4と端子T12とが互いに結合された短絡経路を介して電流が流れる。また、同様に端子T6と端子T14とが互いに結合された短絡経路を介して電流が流れる。すなわち、電流端子IT1から供給される電流は、短絡経路を介して電流端子IT1#に帰還することになるため、電子型電力量計300には電流が流れ込まない状態となる。
これにより、電子型電力量計300における電力の計測を停止することができる。
一方、当該構成においては、上述したように電子型電力量計300に対して計器用変成器100から流れる電流を遮断するようにリレー回路を設けた場合となるため調整用電磁接触器210に不良が生じた場合、具体的にはリレー回路201〜204が全てオフとなった場合には、計器用変成器100のコイルが絶縁破壊となる可能性も考えられる。
しかしながら、本発明の実施の形態に従う調整用電磁接触器210は、端子T8と端子T11との間にダイオード部DU1を設けた構成である。同様に端子T13と端子T10との間にダイオード部DU2を設けた構成である。
ダイオード部DU1,DU2は、リレー回路201,202と並列に設けられているものであり、リレー回路201,202がオフしている場合であってもダイオード部DU1,DU2を介して回路的には閉回路となっている。
したがって、たとえばリレー回路201〜204が全てオフとなった場合、計器用変成器100により生じた電流は、端子T4と端子T12とを短絡するリレー回路203の両端あるいは端子T6と端子T14とを短絡するリレー回路204の両端に電圧を誘起することになる。これに伴い、徐々に計器用変成器100内部の変流に用いられる変流ユニットのコイルが過熱されることになる可能性があるが、電圧が誘起された場合、ダイオード部DU1,DU2は、順方向電圧以上の電圧が印加された場合には電流を流すすなわち導通することになる。
したがって、上述したリレー回路の不良により開回路となるが、ダイオード部において閉回路が形成され、変流ユニットのコイル絶縁破壊、さらには、送配電系統の電流経路の電気事故(短絡・地絡事故)を防止することができる。なお、本例においては、交流の電流が供給されるためダイオード部DU1,DU2は、互いに逆向きに並列に接続された2つのダイオード素子を有し、それぞれの順方向電圧にしたがって導通する構成としているが、直流の電流が供給される場合には1つのダイオード素子で構成することも可能である。
また、本例においては、一例として端子T8と端子T11との間にダイオード部DU1を設けることにより計器用変成器100と調整用電磁接触器210と電子型電力量計300との間で閉回路とすることが可能な方式について説明したが、特にこれに限られず、計器用変成器100を閉回路とすることが可能な接続であれば任意の接続が可能である。たとえば、端子T4と端子T5との間にダイオード部DU1を設けることとしても良い。なお、ダイオード部DU2についても同様である。
ところで、電子型電力量計300において、内部の制御部は、計測結果である電圧値をデジタル処理して表示等するとともに計測結果を保持する。
上述したように従来の図6で説明した調整用電磁接触器200においては、リレー回路201がオフした場合、電圧端子PTT1に供給される電圧は遮断されることになる。すなわち、電力量計には電圧が供給されなくなる。誘導型電力量計400の場合は、電子データとして計量値等を保持する必要は無いが、電子型電力量計410においては、計量値等の電子データをたとえばメモリにおいて保持する必要があり、非常事態となった場合においても電源が必要である。
そうすると、図4で説明した電子型電磁接触器300において、内部の電源制御部300には電圧が供給されない状態すなわち送配電系統から電源の供給を受けることができないため停電保障用のバッテリ325からの電圧を受けて動作することになる。したがって、停電保障用のバッテリ325の蓄積電荷を消費してしまうことになり、停電保障用のバッテリの消耗が早まるため、これの保守点検等の回数が増加しコストがかかること、および計量機能を喪失する可能性が発生してしまう可能性があった。
本実施の形態に従う構成においては、電圧端子PT1〜PT3と電圧端子PTT1〜PTT3とはリレー回路を介することなく直接結合された状態である。したがって、電圧端子PT1〜PT3を介して変圧された電圧は、電圧端子PTT1〜PTT3を介して電子型電力量計300に供給され続けることになる。
すなわち、電流については遮断されるが電圧については供給された状態を維持する。
これにより、電子型電力量計300においては、電流が遮断されているため電力の計測は停止されるが、電圧は供給された状態が維持されていることになる。
したがって、変圧ユニットVG3を介して供給される電圧によりバッテリ325を用いることなく電源制御部330は、必要な電源を供給することが可能である。
それゆえ、停電保障バッテリを用いることなく電力量の計量を停止させることが可能な電子型の電力量計を実現することができる。
なお、調整用電磁接触器210の接続配線について説明すると、調整用電磁接触器200の内部接続配線は同一である。この点で、端子T1と端子T11とを接続する配線と、端子T3と端子T13とを接続する配線と、端子T8と端子T11との間にダイオード部DU1を介して接続する配線と、端子T10と端子T13との間にダイオード部DU2を介して接続する配線をさらに付加した構成であり、その他の端子間の接続配線については同一である。
したがって、従来より誘導型電力量計で用いられてきた調整用電磁接触器200の端子間の接続関係を変更することなく、上述の配線を付加するだけで容易に電子型の電力量計に適した調整用電磁接触器210を設計可能である点で設計変更は容易であり、コスト的にも有利である。
(実施の形態の変形例)
上記においては、送配電系統が高圧であるような場合に電力量計にて計量可能となるように変圧および変流する計器用変成器と接続される調整用電磁接触器について説明してきたが、送配電系統が低圧電源(たとえば、直流では750V以下、交流では600V以下の電圧)を供給するような場合に電力量計にて計量可能となるように変圧する必要がない場合もある。そのような場合には、送配電系統と接続されて変流のみする計器用変流器が用いられる場合がある。本発明は、計器用変流器に対しても適用することが可能であり、以下説明する。
図5は、本発明の実施の形態の変形例に従う調整用電磁接触器の構成を説明する図である。
図5を参照して、ここでは、送配電系統(図示せず)に接続された計器用変流器110と、計器用変流器110から供給される、変換された計器用に用いられる電流および送配電系統(図示せず)から直接電圧を受けて電力量を計測する電子型電力量計350が示されており、計器用変流器110と電子型電力量計350との間に、本発明の実施の形態の変形例に従う調整用電磁接触器220が設けられている。
計器用変流器110は、図3で説明した計器用変成器100の変圧ユニットVG1,VG2を設けない構成、すなわち変流ユニットIG1,IG2のみを設けた構成と同様である。ここでは、説明の簡略のため計器用変流器110の電流端子について、図3で説明した計器用変成器100の電流端子IT1,IT1#,IT2,IT2#と同様の標記にて説明する。
また、電子型電力量計350は、電圧端子PTT1,PTT2,PTT3が送配電系統と直接接続される点が異なるもののその他の点については電子型電力量計300と同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
調整用電磁接触器220は、計器用変流器110の電流端子IT1,IT1#,IT2,IT2#とそれぞれ結合される端子T15〜T18と、電子型電力量計350の電流端子ITT1,ITT1#,ITT2,ITT2#とそれぞれ結合される端子T19〜T22と、リレー制御回路405により制御されるリレー回路206,207と、ダイオード部DU3,DU4とを含む。
端子T15は、リレー回路206を介して端子T19およびT20と結合される。端子T16は、端子T20と結合される。端子T17は、リレー回路207を介して端子T21およびT22と結合される。また、端子T18は端子T22と結合される。
なお、リレー回路206は、リレー制御回路405の制御により端子T15と端子T19とを電気的に結合する、あるいは端子T15と端子T20とを電気的に結合する。同様に、リレー回路207は、リレー制御回路405の制御により端子T17と端子T21とを電気的に結合する、あるいは端子T17と端子T22とを電気的に結合する。
通常時は、リレー回路206は、端子T15と端子T19とを電気的に結合する。また、リレー回路207は、端子T17と端子T21とを電気的に結合する。
したがって、この計器用変流器110の電流端子IT1,IT1#と電子型電力量計350の電流端子ITT1,ITT1#とが互いに結合されて交流電流が供給される。
また、計器用変流器110の電流端子IT2,IT2#と電子型電力量計350の電流端子ITT2,ITT2#とが互いに結合されて交流電流が供給される。
リレー制御回路405は、リレー回路206,207を制御し、たとえば制御信号が「H」レベルの場合にリレー回路206に関して、端子T15と端子T19との結合を切離するととともに、端子T15と端子T20とを電気的に結合する。また、同様にリレー回路207に関して、端子T17と端子T21との結合を切離するとともに、端子T17と端子T22とを電気的に結合する。
一方、制御信号が「L」レベルの場合にリレー回路206に関して、端子T15と端子T20との結合を切離するととともに、端子T15と端子T19とを電気的に結合する。また、同様にリレー回路207に関して、端子T17と端子T22との結合を切離するとともに、端子T17と端子T21とを電気的に結合する。なお、本例においては、図示しない太陽光発電設備の発電により負荷に対して電力が供給される場合には、送配電系統からの商用電源が用いられないため制御信号が「H」レベルに設定されるものとする。
ダイオード部DU3,DU4は、2つのダイオード素子を順方向電圧がそれぞれ互いに逆方向となるように互いに並列に配置した構成となっている。具体的には、2つのダイオード素子のアノード電極およびカソード電極がそれぞれ逆向きに並列に接続された構成である。
そして、ダイオード部DU3は、端子T15と端子T16との間に接続されている。また、ダイオード部DU4は、端子T17と端子T18との間に接続されている。
通常時においては、上述したようにリレー回路206,207はそれぞれ端子T15と端子T19とを結合し、端子T17と端子T21とを結合している。
したがって、上述したように計器用変流器110で変換された電流および送配電系統(図示せず)からの電圧に基づいて電子型電力量計350において電力が計測される。
一方、たとえば太陽光発電設備1006の発電により負荷1002に対して必要な電力が供給される場合に、検知器500は、電子型電力量計350の計測の停止を指示する信号(計測停止指示)として制御信号を「H」レベルに設定する。
これに応答して、リレー制御回路405によりリレー回路206は、端子T15と端子T19との結合を切離して、端子T15と端子T20とを電気的に結合する。また、リレー回路207は、端子T17と端子T21との結合を切離して、端子T17と端子T22とを電気的に結合する。
したがって、端子T15と端子T20とが互いに結合された短絡経路を介して電流が流れる。また、同様に端子T17と端子T22とが互いに結合された短絡経路を介して電流が流れる。すなわち、たとえば電流端子IT1から供給される電流は、短絡経路を介して電流端子IT1#に帰還することになるため、電子型電力量計350には電流が流れ込まない状態となる。同様に電流端子IT2から供給される電流は、短絡経路を介して電流端子IT2#に帰還することになるため、電子型電力量計350には電流が流れ込まない。
これにより、電子型電力量計350における電力の計測を停止することができる。
一方、当該構成においては、上述したように電子型電力量計350に対して計器用変流器110から流れる電流を遮断するようにリレー回路を設けた場合となるため調整用電磁接触器220に不良が生じた場合、具体的にはリレー回路206,207の接点不良により、非導通状態となった場合には、計器用変流器110のコイルが絶縁破壊となる可能性も考えられる。
しかしながら、本発明の実施の形態に従う調整用電磁接触器220は、端子T15と端子T16との間にダイオード部DU3を設けた構成である。同様に端子T17と端子T18との間にダイオード部DU4を設けた構成である。
ダイオード部DU3,DU4は、リレー回路206,207が不良となった場合であっても計器用変流器110との関係においてダイオード部DU3,DU4を介して回路的には閉回路となっている。
したがって、たとえばリレー回路206,207が接点不良となった場合、計器用変流器110により生じた電流は、端子T15と端子T20とを短絡するリレー回路206の両端あるいは端子T17と端子T22とを短絡するリレー回路207の両端に電圧を誘起することになる。これに伴い、徐々に計器用変流器110内部の変流に用いられる変流ユニットのコイルが過熱されることになる可能性があるが、電圧が誘起された場合、ダイオード部DU3,DU4は、順方向電圧以上の電圧が印加された場合には電流を流すすなわち導通することになる。
したがって、上述したリレー回路の不良により開回路となるが、ダイオード部において閉回路が形成され、変流ユニットのコイル絶縁破壊、さらには、送配電系統の電流経路の電気事故(短絡・地絡事故)を防止することができる。なお、本例においては、交流の電流が供給されるためダイオード部DU3,DU4は、互いに逆向きに並列に接続された2つのダイオード素子を有し、それぞれの順方向電圧にしたがって導通する構成としているが、直流の電流が供給される場合には1つのダイオード素子で構成することも可能である。
また、本例においては、一例として端子T15と端子T16との間にダイオード部DU3を設けることにより計器用変流器110を閉回路とする方式について説明したが、特にこれに限られず、計器用変流器110を閉回路とすることが可能な接続であれば任意の接続が可能である。たとえば、端子T15と端子T19との間にダイオード部DU3を設けることとしても良い。なお、ダイオード部DU4についても同様である。
なお、上記においては、太陽光発電設備1006の発電により負荷1002に対して必要な電力が供給される場合について説明したが、太陽光発電設備に限られず、他の発電設備を用いた場合においても同様に適用可能である。たとえば、コジェネ発電設備等を用いて電力を供給することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に従う電力供給のシステムを説明する図である。 本発明の実施の形態に従う調整用電磁接触器の構成を説明する図である。 計器用変成器100の回路構成図である。 電子型電力量計300の概略ブロック図である。 本発明の実施の形態の変形例に従う調整用電磁接触器の構成を説明する図である。 誘導型電力量計と計器用変成器との間に設けられた従来の調整用電磁接触器の構成図である。 誘導型電力量計400において、リレー回路201がオフした場合を説明する概念図である。 誘導型電力量計400の電流測定を説明する概念図である。 電子型電力量計410の電流測定を説明する概念図である。
符号の説明
100 計器用変成器、110 計器用変流器、200,210,220 調整用電磁接触器、300,350,410 電子型電力量計、305 操作部、310 表示部、315 制御部、320 乗算部、325 バッテリ、330 電源制御部、400 誘導型電力量計、405 リレー制御回路、500 検知器、1000 送配電系統、1002 負荷、1005 電力制御回路、1006 太陽光発電設備。

Claims (6)

  1. 送配電系統と接続され計測に用いられる所定電圧および所定電流の少なくとも一方を供給する計器用変成器あるいは計器用変流器と、前記計器用変成器あるいは前記計器用変流器と接続されて電力量を計測する電力量計との間に設けられ、前記所定電圧および所定電流の少なくとも一方の供給を制御する調整用電磁接触器であって、
    前記計器用変成器あるいは前記計器用変流器の第1および第2の電流端子と、前記第1および第2の電流端子にそれぞれ対応して設けられる前記電力量計の第3および第4の電流端子との間の電流端子間の接続を制御するスイッチ部を備え、
    外部から入力される前記電力量計の計測停止指示に応答して前記スイッチ部は、前記第1の電流端子と前記第3の電流端子との電気的な結合を切離するとともに、前記第1の電流端子と前記第2の電流端子とを電気的に結合して短絡し、
    前記第1の電流端子と前記第3の電流端子との間あるいは前記第1の電流端子と前記第2の電流端子との間の少なくともいずれか一方の間に閉回路を形成するように設けられたダイオード部をさらに備える、調整用電磁接触器。
  2. 前記スイッチ部は、前記計測停止指示に応答して前記第1および第3の電流端子との電気的な結合を切離するとともに前記第1の電流端子と前記第2の電流端子とを電気的に結合させる1個のリレー回路で構成される、請求項1記載の調整用電磁接触器。
  3. 前記スイッチ部は、前記計測停止指示に応答して前記第1および第3の電流端子との間の電気的な結合を切離する第1のリレー回路と、前記第1のリレー回路と相補的に動作し前記計測停止指示に応答して前記第1および第2の電流端子とを電気的に結合する第2のリレー回路とを含む、請求項1記載の調整用電磁接触器。
  4. 前記ダイオード部は、第1及び第2のダイオードを含み、前記第1および第2のダイオードの各々のアノード電極およびカソード電極はそれぞれ逆向きに並列に接続される、請求項1記載の調整用電磁接触器。
  5. 外部に設けられた発電設備からの発電に基づく電力供給を検知する検知器からの検知結果に基づいて前記計測停止指示が入力される、請求項1記載の調整用電磁接触器。
  6. 前記計測に用いられる所定電圧は、前記電力量計の電圧端子に直接供給される、請求項1記載の調整用電磁接触器。
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