JP2010034000A - 圧力スイッチ - Google Patents
圧力スイッチ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010034000A JP2010034000A JP2008197589A JP2008197589A JP2010034000A JP 2010034000 A JP2010034000 A JP 2010034000A JP 2008197589 A JP2008197589 A JP 2008197589A JP 2008197589 A JP2008197589 A JP 2008197589A JP 2010034000 A JP2010034000 A JP 2010034000A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- switch
- piston
- valve
- passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
Abstract
【解決手段】ポンプのモータをオン・オフするマイクロスイッチ17を備える。ポンプの吐出側の流路に配置されてマイクロスイッチ17をオンとする第1の位置と、マイクロスイッチ17をオフとする第2の位置との間を移動するピストン16を備える。ピストン16を第1の位置側に付勢する圧縮コイルバネ36を備える。ピストン16を軸方向に移動自在に収納するケーシング13とマニホールド14とに挟まれて、これらの内部空間をA室29とB室30に分離するダイヤフラム15を有する。ダイヤフラム15にピストン16が連結されている。ピストン16内の液体の通路となるピストン第1通路24に設けられ、圧力損失によりA室29とB室30との間に圧力差を生じる弁30を有する。
【選択図】図3
Description
この場合に、バルブの操作と、原動機のオン・オフ等の制御は直接関係しておらず、そのままでは、バルブを閉にして液体の噴霧を停止しているのにもかかわらず原動機が噴霧時と動揺に回転していることになる。また、噴霧停止時にポンプの負荷を低減するアンロード弁を設けたような場合には、バブルを閉じた際に、ポンプの負荷が低下し、原動機の回転数が上がってしまう場合もある。
そこで、アンロード弁を備えるポンプにおいて、前記バブルを閉としてアンロード弁がアンロード位置となった際のアンロード弁入口側の圧力変化に応じて原動機としてのエンジンの回転数を制御することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、前記バブルを閉とすることでアンロード弁がロード位置からアンロード位置に変化して、前記バブルが開の状態の液圧よりもアンロード弁の入口側の液圧が下がった場合に、前記液圧に基いてピストンが液圧が高い位置から液圧が低い位置に移動する。このピストンの移動が前記制御手段に伝達され、エンジンの出力が低下させられる。
また、上記構成において、圧力変化により動作するピストンを圧力センサに変更してもよい、この場合に、圧力センサからの電気信号に基づいてエンジンやモータ等の原動機の動作を制御する電気的制御手段を設けることになる。
ここで、農業用ポンプでは、農薬として水和剤を使用することがある。この水和剤は、例えば、細かい粉末を含み、水に分散された状態となっている。この細かい粉末が前記ピストンとシールとの間に噛み込み、これらシールとピストンを有するアンロード弁やピストン型液圧検出手段で動作不良を起こす虞がある。また、未使用時に水和剤により前記シールと摺動部材が固着し、起動時に動作不良を起こす虞がある。
また、アンロード弁を用いた場合の噴霧側、すなわち、アンロード弁の出口側の液圧の変化は、図14のグラフに示すようなものとなり、バルブを開とした場合の噴霧圧(アンロード弁がロード位置の場合の噴霧側の液圧)と、閉とした場合の封入圧(アンロード弁がアンロード位置の液圧)との圧力変化における圧力差があまり大きくなく、封入圧が漏れるような場合に液圧が噴霧圧程度となってアンロード弁がロード位置となる虞があり、ハンチングを起こす虞がある。
また、ピストン型液圧検出手段に代えて、圧力センサを用いるものとした場合に、圧力センサは必ずしもメンテナンスが容易でなく、また、ピストンのように機械的に動作するわけではないので、エンジンやモータを圧力センサからの電気信号に基づいて制御する上述の電気的制御手段を必要とすることになり、複雑な構成となるとともにコストが高くなる。
前記原動機を通常の作動状態である第1の制御状態と、通常より低速な作動状態もしくは停止状態である第2の制御状態とに切り換えるスイッチと、
前記流路の所定空間内に一部が配置され、第1の位置と、第2の位置との間で移動自在で、前記所定空間内が前記圧力変化により相対的に高圧となった際に、第1の位置から第2の位置に移動し、かつ、前記スイッチを第1の位置となった際に第1の制御状態に切り換えて保持し、第2の位置となった際に第2の制御状態に切り換えて保持するスイッチ操作部材と、
前記スイッチ操作部材を第2の位置から第1の位置に向かうように付勢することにより、前記所定空間内が前記高圧より相対的に低圧となった際に、第2の位置にあるスイッチ操作部材を第1の位置に戻すように移動させる付勢手段と、
ポンプによる液体吐出時に、圧力損失を発生させることにより前記所定空間内に位置的圧力差を生じさせる圧力損失手段と、
前記所定空間内の位置的圧力差を受けて前記スイッチ操作部材を第2の位置側から第1の位置側に向かって押圧する受圧部材とを備えることを特徴とする。
また、ポンプが作動し、バルブが開状態だと、ポンプの突出側の流路にポンプから吐出される液体が流れることになり、圧力損失手段により所定空間内で圧力損失に基く圧力差が生じ、この圧力差により受圧部材がスイッチ操作部材を第1の位置側に押すことになる。
すなわち、例えば、ノズル近傍のバブルを開として液体を噴霧や吐出している状態では、付勢手段の付勢力と、圧力損失手段により生じた圧力損失に基く圧力差によりスイッチ操作部材を押す受圧部材の押圧力とにより、スイッチ操作部材が第1の位置側に押されて保持された状態となる。
また、この場合には、バルブを閉めることにより、ポンプが作動していても、液体が吐出しておらず、圧力損失手段による圧力損失が発生せず、受圧部材によりスイッチ操作部材を第1の位置側に押す力が存在しない状態となる。
したがって、バルブ閉となって所定空間内のスイッチ操作部材を第1の位置から第2の位置に押す力は、付勢手段の付勢力より大きくなっていればよく、付勢力と受圧部材による力とを合わせた力となる必要がない。そして、スイッチ操作部材が第1の位置から第2の位置に至ることにより、スイッチが第1の制御状態から第2の制御状態としてのたとえば停止状態に切り替わり、原動機が第1の制御状態である通常の作動状態から第2の制御状態として例えば停止状態となる。
以上のことから、圧力損失による圧力差を生じ、この圧力差により受圧部材でスイッチ操作部材を第1の位置側に押すことで、付勢手段の付勢力を小さなものとすることができる。
したがって、ハンチングを防止することができる。なお、この際には、上述のように所定空間内における液体の流れがないので、圧力損失による圧力差で受圧部材にスイッチ操作部材を第1の位置側に押す力が発生することなく、スイッチ操作部材を第1の位置側に押す力は付勢手段の付勢力となる。
前記受圧部材は、前記所定空間を2つの空間に区切り、
前記圧力損失手段は、区切られた2つの前記空間に渡ってポンプから吐出される液体を流動可能とするとともに、作動するポンプから吐出されて2つの前記空間のうちの一方の空間から他方の空間に流れる液体により圧力損失を発生させて、2つの前記空間同士の間に圧力差を発生させることを特徴とする。
前記受圧部材を前記スイッチ操作部材に接続されるとともに、前記所定空間を二つに区切るダイヤフラムとしたことを特徴とする。
前記受圧部材を前記スイッチ操作部材として機能するとともに、前記所定空間となる前記筒状部材の内部空間を当該筒状部材の軸方向に沿って並んだ状態となる2つの空間に区切るとともに当該筒状部材内を当該筒状部材の軸方向に沿って前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動自在なピストンとしたことを特徴とする。
受圧部材としての構造をより強固なものとすることができ、耐圧性を向上することができる。
前記圧力損失手段は、前記受圧部材に区切られた2つの前記空間に渡ってポンプから吐出される液体を流動可能とする流路と、当該流路に設けられた弁座と、前記流路の前記ポンプから吐出される液体の弁座より下流側に配置される弁体と、当該弁体を前記弁座に向けて付勢する弁体付勢手段とを備え、
前記弁座には、当該弁座に前記弁体が当接しても前記流路に液体を流動可能とする溝が形成されていることを特徴とする。
また、弁座面に溝があることで、弁座に弁体が当接した場合に、異物が詰まりにくい構造とすることができる。
そして、往復ポンプ装置41は、後述の吐出口73を有するコネクタ72に圧力スイッチ10が取り付けられている。そして、圧力スイッチ10のポンプ取付管11がコネクタ72に接続されている。
そして、この例の圧力スイッチ10は、モータ90の電源に直列に接続されており、モータ90のオン・オフ、すなわち、起動と停止とを制御するようになっている。
そして、圧力スイッチ10が作動してモータ90がオフ(停止)とされる。この際に往復ポンプ装置41においては、後述の吸入弁81、調圧弁70、吐出弁61,61等が閉となることで、往復ポンプ装置41(吐出口73)からバルブ6においては密閉状態となり、相対的に高い封入圧が維持されることになる。
これにより、往復ポンプ装置41の吐出側が噴霧圧となり、ノズル5から液体が噴霧される状態となる。
また、図3に示すようにケーシング13の内部空間と、マニホールド14の内部空間とが、ケーシング13とマニホールド14とを接続した状態で一体の空間(所定空間)となり、当該空間内にピストン(スイッチ操作部材)16が配置されている。また、ケーシング13とマニホールド14との接合部には、ドーナッツ状の薄板であるダイヤフラム(受圧部材)15がその外周部を挟まれた状態に配置されている。また、ケーシング13のマニホールド14が取り付けられる後端側の端部の反対側の先端部にマイクロスイッチ(スイッチ)17が配置されている。
一方、ポンプ取付管11は、円筒状に形成されるとともに軸方向の中央部にスパナで回転可能とする六角上のフランジ11aが形成されている。
このようなポンプ取付管11のフランジ11aより下の雄ねじ部分が取付筒部18にねじ込まれてポンプ取付管11が前記取付筒部18に締結された状態となる。また、前記取付筒部18の内部空間と概略筒状のケーシング13の内部空間は、互いに連通した状態となっている。なお、ケーシング13の本体側の内部空間が水平方向に延在して配置され、前記取付筒部18の内部空間が垂直方向に延在して配置され、これら互いに連通する内部空間が逆T字状とされている。
また、ケーシング13の小さな円形の開口部23の先側には、マイクロスイッチ17を保持するマイクロスイッチ保持部19が設けられている。また、マイクロスイッチ保持部19は、上下の板体でマイクロスイッチ17を挟むように保持している。また、マイクロスイッチ17は、押下されるとオンとなって、押下が解除されるとばね等の付勢手段によりスイッチが戻る押しボタン17aを備えた押しボタン式スイッチとなっている。そして、後述のように前進したピストン16のピストンピン20により押しボタン17aが押されてモータ90をオンとし、ピストン16が後退して押しボタン17aから離れるとモータ90をオフとするようになっている。
また、拡径部25は、ケーシング13とマニホールド14の接合部で外周部全体を挟まれて固定されたダイヤフラムよりマニホールド14側に配置されている。また、ピストン16の本体部21の外周面にはねじが切られて雄ねじとなっている。この雄ねじに止めナット28が螺合しており、拡径部25と止めナット28との間に、中央部に穴があいてピストン16が貫通した状態のダイヤフラム15の内周部が挟まれた状態とされ、この止めナット28により、ピストン16がダイヤフラム15に固定された状態となっている。
したがって、ケーシング13とマニホールド14とで連通する内部空間は、ピストン16の外周側でダイヤフラム15によりケーシング13の内部空間であるA室(一方の空間)29と、マニホールド14側の内部空間であるB室(他方の空間)30との2つの空間に区切られた状態となっている。
なお、ダイヤフラムは、たとえば、合成樹脂(ゴムを含むもしくは金属等の薄板(膜)で、上述のように外周部に対して内周部が前後に移動可能に撓むようになっている。
この潤滑油室32内の潤滑油によりシール27とピストンピン20との摺動の際の摺動抵抗を低減するようになっている。
そして、この注入口33の先に前述の小径の開口部23が形成され、この開口部23は、潤滑油室32より小径となっている。そして、この開口部23に上述のようにピストンピン20の先端部が貫通した状態となっている。
また、止めナット28と座金35との間には、圧縮コイルバネ36が配置されている。圧縮コイルバネ36は、止めナット28を介してピストン16をB室30側、すなわち、ピストンピン20をマイクロスイッチ17の押しボタン17aから離す側に付勢している。すなわち、ピストン16を第2の位置から第1の位置に後退するように付勢している。
そして、マニホールド14とケーシング13との接続部分は、それぞれ概略正方形状とされ、その四隅部分のそれぞれにおいてビスでマニホールド14とケーシング13とが締結されている。
そして、ピストン収納部37は、ピストン16の後端部の拡径部25の外径より僅かに広い内径を有するものとなっている。
また、取付筒部38は、ピストン収納部37よりも内径が狭く、ピストン収納部37の内周面と取付筒部38の内周面との境界部分に段差が形成されている。そして、この段差面に拡径部25の後端面の外周部が当接することで、ピストン16が後退した際に移動範囲が規制されるようになっている。このピストン16が後退した位置が下死点で、この下死点が第1の位置となる。
また、ホース接続管12の前記開口部12bの先側にも径が小さくなることによる段差があり、この段差と前記弁体39bとの間に上述の圧縮コイルバネ39cが配置されている。
そして、往復ポンプ装置41は、その駆動源がモータ90となっており、この例においてモータ90は、その外形が概略円筒状となっているとともに、モータ軸91に沿う方向が長手方向となっている。また、モータ軸91が突出する側の端面に概略正方形状のフランジ部92が設けられている。
前記クランクケース43は、その下端部に外形が概略正方形の板状とされ、かつ、内部に円形の開口を有するフランジ部46を備える。当該フランジ部46は、モータ90のモータ軸91が設けられる先端側に形成されたモータ90のフランジ部92と略同形状となっており、このモータ90のフランジ部92に重ねられるように配置されて、ビスにより締結され、これによりモータ90と往復ポンプ装置41のクランクケース43とが接合される。
そして、当該ベアリング支持部50の上側に偏芯カム51のカム部53と、1対のピストンロッド54,54に対応して形成された連結部55とがベアリング56を介して連結される空間57をクランクケース43に形成する筒部58が形成されている。なお、筒部58の軸方向はモータ軸91方向と一致している。
この合流吐出通路63は、前記1対のシリンダ用円筒部60,60およびピストンロッド54,54と平行に直線上に設けられるとともに、モータ軸91方向に互いに重なった位置に設けられている。すなわち、合流吐出通路63は、ピストンロッド54,54と並んで設けられている。また、クランクケース43において、シリンダ用円筒部60,60と合流吐出通路63を構成する部分と、後述の分岐吸入通路83を構成する部分とは一体に形成されている。
そして、合流吐出通路63の左右の端部内に上述の吐出弁61,61が収納されるが、合流吐出通路63の左右の端部内で吐出弁61の吐出弁体64より中央側で、吐出弁体64をそれより端側の吐出弁座65に押し付けるための付勢力を付与する圧縮コイルばね66が配置される部分には、複数の突条67が形成されている。
突条67,…は、合流吐出通路63の内周面に当該合流吐出通路の軸方向に沿って配置されるとともに、周方向に等間隔に並んで配置されている。また、突条67,…は、全て同形状で、合流吐出通路63の軸方向に沿った位置が同じとなっている。
また、吐出弁座65は、クランクケース43の左右端面に取り付けられるマニホールド44,45に押えられてクランクケース43外側への移動が規制されている。
そして、合流吐出通路63の中央部、すなわち、モータ軸91の延長線と交差する部分には、後述の調圧弁70に連通する調圧通路69が連通した状態に接続されている。
また、調圧通路69は、往復ポンプ装置41の前端側で開放された状態となり、この往復ポンプ装置41の前後左右の略中心の前端部に、前記調圧弁70を有する調圧ユニット100が接続されるようになっている。なお、調圧ユニット100は、ビス101によりクランクケース43に固定されている。
そして、最終吐出通路62の下側には、最終吐出通路62より径の大きな接続円筒部71が設けられている。当該接続円筒部71には、その内側にコネクタ72が嵌合固定されており、このコネクタ72の下端の開口が吐出口73となる。なお、コネクタ72には、上述の圧力スイッチ10のポンプ取付管11が接続される。
そして、エア抜通路74は、エア抜通路74より大径のエア抜円筒部75に接続され、当該エア抜円筒部75にエア抜弁76が設けられている。
また、上述のように合流吐出通路63の端部とシリンダ用円筒部60,60の先端部が配置される互いに平行な左右の平面上に分岐吸入通路83の端部も配置される。
そして、クランクケース43の左右の上述の左右の平面に対応する部分が左端面および右端面となっており、前記各開口が配置される左端面に左のマニホールド45がビス45a,…で固定され、右端面に右のマニホールド44がビス44a,…で固定される。
そして、各往復ポンプ42,42は、向きが逆なことを除けば、同様の構成に形成されている。そして、各往復ポンプ42,42は、上述のシリンダ用円筒部60,60内に内周面に沿って中央側から順番にシールパッキン88、シールパッキン押え89,シリンダパイプ94が配置されている。そして、これらシールパッキン88、シールパッキン押え89、シリンダパイプ94の内側を左右に移動可能にピストンロッド54が配置されている。
また、シリンダパイプ94は、クランクケース43のシリンダ用円筒部60から突出するようにシリンダ用円筒部60に取付けられ、先側がマニホールド44,45の凹部84,84内に挿入された状態となっており、往復ポンプ42のシリンダは、クランクケース43からマニホールド44,45にわたって形成されることになる。また、シリンダパイプ94、シールパッキン押え89、シールパッキン88とは、マニホールド44,45により、外側への移動が規制されるように押えられた状態となっている。
そして、ピストンロッド54の先端からその先側(外側)に向かって、吸水弁座95、カラー96、ストッパ97の順番に配置されるとともに、上述のようにカラー96の外側で吸水弁座95とストッパ97との間に吸水弁体98が配置される。
そして、吸水弁座95およびストッパ97の間にカラー96が配置され、吸水弁座95とストッパ97の間にカラー96の軸方向に沿った長さ分だけ間隔があけられている。
そして、カラー96が挿入された状態となる吸水弁体98は、概略円筒状の構造を有し、その内径が吸水弁体98内に挿入されるカラー96の外径よりも大きく、吸水弁体98の内周面と、カラー96の外周面との間に吐出すべき液体が流動可能な間隔があけられている。
偏芯カム51は、モータ軸91が挿入されて固定される取付筒部52と、当該取付筒部52の先側に設けられて実際のカムとして機能するカム部53とを備える。
取付筒部52は、モータ軸91の外径とほぼ同じ内径を有し、かつ、外周面から内周面に至るねじ孔105を備えている。また、モータ軸91は、当該モータ軸91に取付筒部52をセットした際に前記ねじ孔105に対応する部分に、軸方向に沿った平面を備えている。そして、ねじ孔105に外周面が雄ねじとなったネジ軸を螺合して締め付けることで、偏芯カム51の取付筒部52をモータ軸91に対して当該モータ軸91と一体に回転可能に固定することができる。
そして、カム部53は、前記取付筒部52の先側に取付筒部52と一体に設けられ、取付筒部52と一体にモータ軸91の回転に伴なって回転する。
また、カム部53は円柱状に形成されるが、その円柱の中心と、回転の中心とがずれている。すなわち、カム部53は、モータ軸91に対して同軸上に配置されておらず、モータ軸91の中心に対してカム部53の中心が偏芯している。
カム部53はベアリング56に軸受された状態となるが、ベアリング56は、上述の回転するカム部の前後左右への移動に対応して回転せずに前後左右に移動することになる。
そして、この連結部55の凹部にベアリング56が上下に移動可能に保持され、偏芯カム51の移動に伴なって、ピストンロッド54,54をその軸方向に沿って左右に往復移動させるようになっている。
そして、調圧ケース106の先端の蓋部分に後述のねじ孔が形成されている。また、調圧弁体108より先端側となるコイルばね110が設けられている部分には、調圧弁体108がコイルばね110の付勢力より強い圧力がかかったことにより調圧弁座107から離れ、調圧弁70が開状態となったことに基いて流入した液体を排出する余水口103に水を流出させるための円筒状の調圧排出通路114が形成されている。
ねじ112は、調圧ケース106の軸方向に形成されたねじ孔に螺合しており、ねじ112を回転することで前記コマ111の位置を調整して、調圧弁70の圧力を調整するようになっている。なお、ねじ112が螺合された先端部は、着脱自在なキャップ113で蓋をされている。
そして、エア抜弁76は、エア抜通路74に連通する孔を有するエア抜円筒部75の底部と、エア吐出通路80に連通する孔を有するエア抜弁座77との間に、球状のエア抜弁体78が配置されている。また、エア抜円筒部75の内周が雌ねじとなっており、当該雌ねじに外周が雄ねじとなったボルト状のプラグ79が螺合されており、当該プラグ79により、エア抜弁座77が固定された状態となっている。
なお、プラグ79の六角形状の頭部をスパナ等で緩め、プラグ79をエア抜円筒部75から取り外すことにより、エア抜弁76のメンテナンスが可能であるが、上述のようにエア抜弁体78とエア抜弁座77の固着を防止することで、メンテナンスを低減することができる。
これにより、エア抜弁76からエア抜が可能な状態となり、エア抜弁76から空気を含む液体がエア吐出通路80から調圧ユニット100に送られ、これを余水口103から流せるようになっている。
また、吸入口82もモータ90の長手方向、すなわち、モータ軸91方向に沿ってホースを接続するようになっているので、ピストンロッド54.54の長手方向に沿ってホースを接続するためのスペースを大きく取る必要がない。
また、吐出口73および余水口103が合流吐出通路63の中央部、すなわち、往復ポンプ装置41の中央部に配置されるので、これら吐出口73および余水口103に接続されるホースの取り回しの自由度が大きい。すなわち、往復ポンプ装置41の左もしくは右端部に設けられると、反対側の端部へのホースの取り回しが制限されてしまう可能性がある。
往復ポンプ装置において、例えば、ノズル装置2のバルブ6を開放した状態で往復ポンプ装置41のモータ90のメイン電源をオンとする。なお、メイン電源のスイッチは、圧力スイッチ10と別に設けられたものであるが、メイン電源のスイッチがオフの場合にはモータ90は必ずオフで、メイン電源のスイッチがオンの場合に圧力スイッチ10のマイクロスイッチ17がオンならモータ90がオンとなり、マイクロスイッチ17がオフならオフとなる。
そして、往復ポンプ装置41が起動すると開放状態のエア抜弁76から往復ポンプ装置41内のエアが抜かれポンプが正常に作動し始めると、往復ポンプ装置41からエア抜弁76に液体が吐出し、エア抜弁76が閉塞状態となるとともに、往復ポンプ装置41内の液圧が上昇し、エア抜弁76が閉塞状態に保持される。
さらに、ピストン16内から弁39通って液体がA室29からB室30に流れることにより、圧力損失が生じ、B室30よりA室20の圧力が高くなるように圧力差が生じる。
これによってダイヤフラム15のピストン16に固定された内周側が、マニホールド14とケーシング13に固定された外周側に対して、A室29からB室30側に向かって凸となるように弾性変形し、ピストン16をA室29側からB室30側、すなわち、第2の位置から第1の位置側に押圧する状態となる。この際の圧力差をΔPとし、ダイヤフラム15の径をDとすると、圧力損失に基いて、ピストン16を第1の位置側に押圧する力は(πD2/4)・ΔPとなる。
ここで、マイクロスイッチ17は、押しボタン17aが押された状態で、モータ90への電流を遮断し、押しボタン17aが押されずに戻った状態で、モータ90へ電流を供給する状態となるので、モータ90では、電力が供給された状態が維持される。
なお、この際に、液体の流れが止まることで、ピストン16後端側の弁39が閉じた状態となるが、弁39においては、弁座29aの溝39dにより弁座39aに弁体39bが当接した状態となっても、完全に液体の流れを遮断することができず、液圧を逃がすことができるようになっている。
したがって、ピストン16を第2の位置から第1の位置に移動させようとする力は、圧縮コイルバネ36の力のみとなり、圧力差を受けたダイヤフラム15からの力はなくなることになる。
すなわち、圧力損失に基く圧力差の力がなくなり、かつ、ピストンピン20を押す力は液圧のP1からP2への上昇により強くなり、Q<(πd2/4)・P1<(πd2/4)・P2となり、確実にピストン16は第1の位置から第2の位置に移動することになる。
この際に、第2の位置が、マイクロスイッチ17の押しボタン17aを押して、マイクロスイッチ17を切換可能な位置となっている。したがって、マイクロスイッチ17においては、押しボタン17aが押されて、モータ90への電力供給(電流)を遮断すること、すなわちオフすることになる。なお、この際には、噴霧ホース1の先のバルブ6が閉じた際にピーク的に液圧が上昇するようなことはなく、ピストン16が急激に移動して他の部材にぶつかって衝撃音を発生するようなことはない。
したがって、この場合には、ピストン16を第2の位置から第1の位置に押す力は圧縮コイルバネ36の付勢力だけとなる。
そして、図11に示すように、圧力スイッチ10内の圧力がP3まで下がると、上述のピストンピン20を押し出す力が圧縮コイルバネ36の付勢力以下となり、圧縮コイルバネ36によりピストン16が第2の位置から第1の位置に移動し、ピストンピン20がマイクロスイッチ17の押しボタン17aから離れ、マイクロスイッチ17がモータ90に電流を流すオン状態となり、往復ポンプ装置41が作動する。
すなわち、(πd2/4)・P3<Q<(πd2/4)・P1<(πd2/4)・P2となっている。
すなわち、図11に示すように、マイクロスイッチ17がオフとなっている圧力P2からマイクロスイッチ17がオンとなる圧力P3までの圧力差、すなわち、ハンチングの余裕圧を従来に比較して大きくすることができる。言い換えれば、単にばねの不正力だけで、ピストン16を第1の位置に維持するような構成とした場合よりも、圧力損失に基く圧力差を利用することで、ハンチングを防止することができる。
また、往復ポンプ装置41側では、ピストンが内圧による力とバネの付勢力との差のような弱い力で作動するのではなく、モータ90で駆動されるので、水和剤でも噴霧可能である。
また、弁39において、弁座39aに溝を設けることで、圧力損失が生じていない場合にA室とB室の圧力差をなくすことができるとともに、弁座39aに弁体39bが当接する際に異物が詰まりづらい構造とすることができる。
また、マイクロスイッチ17をモータ90と直列に配置し、ピストン16の移動に伴なって、ピストンピン20がマイクロスイッチ17をオン・オフするだけの簡単な構成でモータ90のオン・オフを制御するので、電子制御装置等を必要とせず、簡単な構成でかつ極めて安価に製造することができる。
なお、オンオフするマイクロスイッチ17ではなく、抵抗値を変更可能な可変抵抗器などを用いて、モータ90に流れる電流量を制御するようなものとしてもよいし、原動機としてエンジンを用い従来のように、エンジンの回転数を制御するような構成としてもよい。
そして、第1の変形例において、オリフィス40は、後側に向かうに連れて径が小さくなる孔を有する部材で構成されており、当該部材がピストン16のピストン第1通路24の後端部に挿入(嵌入)されて固定された状態となっている。
オリフィス40を用いることで、弁39を用いた構成より簡単な構成とし、製造を容易にできるとともにコストの低減を図ることができるが、オリフィス40の径が狭いと、異物が詰まりやすくなる可能性がある。
このような構成とすることで、受圧部材としての構造をダイヤフラム15を用いた構造よりも強固な構造とすることができ、より耐圧性に優れた構造とすることができるが、上述の水和剤の使用には適していない。
なお、シリンダ40a側に固定された状態にシールを設け、当該シールに対してピストン16が摺動するような構成としてもよい。
15 ダイヤフラム(受圧部材)
16 ピストン(スイッチ操作部材:第2の変形例の受圧部材を兼ねる)
17 マイクロスイッチ(スイッチ)
29 A室(一方の空間)
30 B室(他方の空間)
36 圧縮コイルバネ(付勢手段)
39 弁(圧力損失手段)
39a 弁座
39b 弁体
39c 圧縮コイルバネ(弁体付勢手段)
39d 溝
40 オリフィス(圧力損失手段)
40a シリンダ(筒状部材)
41 往復ポンプ装置(ポンプ)
90 モータ(原動機)
Claims (5)
- ポンプから吐出される液体の流路の開閉に応じて生じる前記流路内の圧力変化を用いてポンプの原動機を制御する圧力スイッチであって、
前記原動機を通常の作動状態である第1の制御状態と、通常より低速な作動状態もしくは停止状態である第2の制御状態とに切り換えるスイッチと、
前記流路の所定空間内に一部が配置され、第1の位置と、第2の位置との間で移動自在で、前記所定空間内が前記圧力変化により相対的に高圧となった際に、第1の位置から第2の位置に移動し、かつ、前記スイッチを第1の位置となった際に第1の制御状態に切り換えて保持し、第2の位置となった際に第2の制御状態に切り換えて保持するスイッチ操作部材と、
前記スイッチ操作部材を第2の位置から第1の位置に向かうように付勢することにより、前記所定空間内が前記高圧より相対的に低圧となった際に、第2の位置にあるスイッチ操作部材を第1の位置に戻すように移動させる付勢手段と、
ポンプによる液体吐出時に、圧力損失を発生させることにより前記所定空間内に位置的圧力差を生じさせる圧力損失手段と、
前記所定空間内の位置的圧力差を受けて前記スイッチ操作部材を第2の位置側から第1の位置側に向かって押圧する受圧部材とを備えることを特徴とする圧力スイッチ。 - 前記受圧部材は、前記所定空間を2つの空間に区切り、
前記圧力損失手段は、区切られた2つの前記空間に渡ってポンプから吐出される液体を流動可能とするとともに、作動するポンプから吐出されて2つの前記空間のうちの一方の空間から他方の空間に流れる液体により圧力損失を発生させて、2つの前記空間同士の間に圧力差を発生させることを特徴とする請求項1に記載の圧力スイッチ。 - 前記受圧部材を前記スイッチ操作部材に接続されるとともに、前記所定空間を2つに区切るダイヤフラムとしたことを特徴とする請求項2に記載の圧力スイッチ。
- 内部空間が前記所定空間となる筒状部材を備え、
前記受圧部材を前記スイッチ操作部材として機能するとともに、前記所定空間となる前記筒状部材の内部空間を当該筒状部材の軸方向に沿って並んだ状態となる2つの空間に区切るとともに当該筒状部材内を当該筒状部材の軸方向に沿って前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動自在なピストンとしたことを特徴とする請求項2に記載の圧力スイッチ。 - 前記圧力損失手段は、前記受圧部材に区切られた2つの前記空間に渡ってポンプから吐出される液体を流動可能とする流路と、当該流路に設けられた弁座と、前記流路の前記ポンプから吐出される液体の弁座より下流側に配置される弁体と、当該弁体を前記弁座に向けて付勢する弁体付勢手段とを備え、
前記弁座には、当該弁座に前記弁体が当接しても前記流路に液体を流動可能とする溝が形成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の圧力スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008197589A JP4944069B2 (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 圧力スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008197589A JP4944069B2 (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 圧力スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010034000A true JP2010034000A (ja) | 2010-02-12 |
JP4944069B2 JP4944069B2 (ja) | 2012-05-30 |
Family
ID=41738219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008197589A Active JP4944069B2 (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 圧力スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4944069B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102519526A (zh) * | 2011-12-07 | 2012-06-27 | 上海三浪车辆部件有限公司 | 流体传感器及其检测流体的流动状态的方法 |
CN102519524A (zh) * | 2011-11-22 | 2012-06-27 | 上海三浪车辆部件有限公司 | 流体传感器及其检测流体的流动状态的方法 |
JP2012217978A (ja) * | 2011-04-14 | 2012-11-12 | Ryobi Ltd | 高圧洗浄機 |
CN102777359A (zh) * | 2012-08-13 | 2012-11-14 | 浙江盛源空压机制造有限公司 | 一种空压机用组合阀 |
FR3128137A1 (fr) * | 2021-10-14 | 2023-04-21 | Sc Optima | Systeme de pulverisation a debit variable |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59196941A (ja) * | 1983-04-25 | 1984-11-08 | Ebara Corp | 内燃機関駆動ポンプの自動運転装置 |
-
2008
- 2008-07-31 JP JP2008197589A patent/JP4944069B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59196941A (ja) * | 1983-04-25 | 1984-11-08 | Ebara Corp | 内燃機関駆動ポンプの自動運転装置 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012217978A (ja) * | 2011-04-14 | 2012-11-12 | Ryobi Ltd | 高圧洗浄機 |
CN102519524A (zh) * | 2011-11-22 | 2012-06-27 | 上海三浪车辆部件有限公司 | 流体传感器及其检测流体的流动状态的方法 |
CN102519524B (zh) * | 2011-11-22 | 2013-10-16 | 上海三浪车辆部件有限公司 | 流体传感器及其检测流体的流动状态的方法 |
CN102519526A (zh) * | 2011-12-07 | 2012-06-27 | 上海三浪车辆部件有限公司 | 流体传感器及其检测流体的流动状态的方法 |
CN102519526B (zh) * | 2011-12-07 | 2014-01-01 | 上海三浪车辆部件有限公司 | 流体传感器及其检测流体的流动状态的方法 |
CN102777359A (zh) * | 2012-08-13 | 2012-11-14 | 浙江盛源空压机制造有限公司 | 一种空压机用组合阀 |
FR3128137A1 (fr) * | 2021-10-14 | 2023-04-21 | Sc Optima | Systeme de pulverisation a debit variable |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4944069B2 (ja) | 2012-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4944069B2 (ja) | 圧力スイッチ | |
US7740006B2 (en) | Fuel-feeding devices | |
KR100552137B1 (ko) | 흡인 밸브 | |
JPH0222067A (ja) | インクジェットプリンタ用のインク供給制御アセンブリおよびインクジェットプリンタ | |
US5800136A (en) | Pump with bypass valve | |
JP5505347B2 (ja) | 電磁ポンプ | |
US20160201676A1 (en) | Vacuum pump mechanism | |
JP5173986B2 (ja) | 圧力スイッチ | |
JP2016003596A (ja) | オイルポンプおよび車両用油圧回路 | |
JP2848807B2 (ja) | 自動ガス抜き機構付き往復動ポンプ | |
JP4024076B2 (ja) | 流体圧作動弁 | |
US8439069B2 (en) | Air release valve | |
JP3054996B2 (ja) | 安全弁 | |
JP2562919Y2 (ja) | アンロード弁 | |
JPH10184483A (ja) | ポンプ装置 | |
JP3946326B2 (ja) | 直動式安全弁及び同安全弁を有する往復動ピストン式内燃エンジン | |
JP5681079B2 (ja) | 往復ポンプ装置 | |
JP4597228B2 (ja) | 往復ポンプ装置 | |
JP7551378B2 (ja) | ポンプの空気抜き弁 | |
EP0514767A2 (en) | Flow control apparatus | |
US20050067024A1 (en) | Reverse-flow throttle valve | |
WO2023002953A1 (ja) | タイミング調整弁及びこれを備えるサックバックバルブ | |
JP4393369B2 (ja) | 圧力調整装置 | |
JPH1130351A (ja) | 水圧リリーフ弁 | |
JP5262764B2 (ja) | インジェクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100506 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120227 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120301 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4944069 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309 Year of fee payment: 3 |