JP2010033509A - 障害解析支援方法、及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部環境下の機器から入力したデータを利用して所定の処理を実行する機器で障害が発生した場合でも、発生した障害の状況を効率良く再現することができるようにする。
【解決手段】記憶部83は機器設定情報35、操作履歴情報37を記憶する。ネットワーク接続部85は障害発生状況再現装置5とディジタルTV放送受像機1との間、障害発生状況再現装置5とポータルサーバ3との間、障害発生状況再現装置5と放送波保存装置7との間で夫々行われる情報の授受を仲介する。放送波送信部87は放送波保存装置7側から取得した放送波データをチューナ103へ送信する。赤外線発光部89は所定の指令信号が含まれている赤外光を赤外線受光部105に照射する。機器接続部91はネットワーク接続部107との間で情報の授受を行う。制御部81は記憶部83を作業用メモリとして利用しつつ種々の制御動作を実行する。
【選択図】図3
【解決手段】記憶部83は機器設定情報35、操作履歴情報37を記憶する。ネットワーク接続部85は障害発生状況再現装置5とディジタルTV放送受像機1との間、障害発生状況再現装置5とポータルサーバ3との間、障害発生状況再現装置5と放送波保存装置7との間で夫々行われる情報の授受を仲介する。放送波送信部87は放送波保存装置7側から取得した放送波データをチューナ103へ送信する。赤外線発光部89は所定の指令信号が含まれている赤外光を赤外線受光部105に照射する。機器接続部91はネットワーク接続部107との間で情報の授受を行う。制御部81は記憶部83を作業用メモリとして利用しつつ種々の制御動作を実行する。
【選択図】図3
Description
本発明は、対象機器に障害が発生した場合に、該障害を再現させることで、その対策を講ずるのに役立つ障害解析支援方法、及び装置に関する。
従来、ユーザによる操作記録に基づき、過去の操作内容(操作履歴)を対象機器上で再現することにより、対象機器で発生した故障原因の究明に役立てることを目的とした技術が提案されている。該提案では、UI入出力履歴データ記録プログラムにより作成されたファイルが、UI入出力履歴データ実行プログラムにより読み込まれ、該ファイルに含まれる待機状態が(対象機器の表示部等を介して)ユーザに提示される。そして、ユーザにより選択された待機状態のタグから、ファイルの読み取りを行って、該ファイルの内容を解析し、該解析結果に従って(該対象機器への)入力履歴、(該対象機器からの)出力履歴に対応したイベントが生成され、再現される(例えば、特許文献1参照)。
上述した特許文献1に開示される技術が提案されるに至った経緯は、次のようである。
近年、所謂ディジタル家電等の組込み機器においては、機能の高度化が進んでおり、それに伴って、上記組込み機器に搭載される、上記組込み機器の動作を規定するためのソフトウェアについても複雑化の一途を辿っている。このように、ソフトウェアが複雑化すると、それに伴ってソフトウェアに様々な不具合(所謂「バグ」等)が生じ易くなり、該不具合に起因して上記組込み機器における障害の発生頻度が上昇するのを抑制することが困難になってくる。しかし、このような状況下においても、上記組込み機器のベンダ(換言すれば、メーカー)に対しては、上記組込み機器に障害が生じた際に、該障害の原因究明を迅速に行うことが強く求められるのが実情である。
通常、上記組込み機器等において発生した障害の原因究明は、例えば、障害発生時に上記組込み機器内で実行された処理動作を記録した情報(例えば、ログ情報)を取得・解析した結果に基づいて行われる。しかし、上記組込み機器に内蔵されるCPUには、あまり性能の高くないものが用いられ、同じく内蔵されるメモリには、あまり容量の大きくないものが用いられるのが一般的であり、このように、CPUやメモリ(即ち、リソース)等に制約があるが故に、詳細なログ情報を取得したり、該取得した詳細なログ情報を解析したりするのは困難である。
そこで、上記に鑑みて提案されたのが、上述した特許文献1に開示されている技術である。
しかし、特許文献1に開示されている技術では、上記組込み機器に障害が生じた際には、上述したように、ユーザが選択した待機状態のタグから、ファイルの読み取りを行うと共に、該読み取ったファイルの内容を解析し、該解析結果に従って入力履歴、及び出力履歴に対応したイベントを生成して再現することで、上記障害の原因究明の支援が行われる。そのため、障害発生状況を再現することが可能な(組込み)機器は、ユーザにより実際に操作された(組込み)機器のみに限定されることになる。それ故、例えば、障害が発生じた(組込み)機器が、通信ネットワーク等を介して接続される機器(即ち、外部環境下にある機器)との間でデータの授受を行い、該データに依存して所定の処理を行う組込み機器であった場合には、上記入力履歴データ、及び上記出力履歴データだけでは、上記(組込み)機器に発生した障害の状況を再現するのは困難であった。
従って本発明の目的は、通信ネットワークを通じて接続される機器との間で授受したデータに依存して所定の処理を実行する機器において障害が発生した場合にも、該発生した障害の状況を効率良く再現することができる障害解析支援方法、及び装置を提供することにある。
本発明の第1の観点に従う障害解析支援装置は、対象機器に障害が発生したかどうか検知する障害発生検知部と、上記障害発生検知部が上記対象機器に障害が発生したことを検知した場合に、上記発生した障害に係わる情報を収集する障害情報収集部と、上記障害情報収集部が収集した上記障害に係わる情報を用いて、上記対象機器に発生した障害の状況を再現する障害状況再現部と、を備える。
本発明の第1の観点に係る好適な実施形態では、上記障害に係わる情報が、上記対象機器が正常に動作している間のその対象機器に係わる操作履歴に関する情報と、上記対象機器のユーザにより設定された上記対象機器の動作状態に係わる情報である機器設定情報と、を含む。
上記とは別の実施形態では、上記対象機器に係わる操作履歴に関する情報が、上記対象機器が正常に動作している間、継続して収集され、蓄積される。
また、上記とは別の実施形態では、上記障害状況再現部が、上記障害情報収集部が収集した上記障害に係わる情報に対し、上記障害の状況を再現するのに必要な処理を施す情報処理部と、その情報処理部により必要な処理が施された後の情報を受けて、上記対象機器において発生したのと同様の障害を再現させる、上記対象機器と略同一の構成を有する障害再現用の対象機器と、を少なくとも含む。
更に、上記とは別の実施形態では、上記障害情報収集部による上記障害に係わる情報の収集先が、上記対象機器、及びそれ以外の機器である。
本発明の第2の観点に従う障害解析支援方法は、対象機器に障害が発生したかどうか検知する第1のステップと、上記第1のステップにおいて上記対象機器に障害が発生したことを検知した場合に、上記発生した障害に係わる情報を収集する第2のステップと、上記第2のステップにおいて収集された上記障害に係わる情報を用いて、上記対象機器に発生した障害の状況を再現する第3のステップと、を備える。
本発明によれば、通信ネットワークを通じて接続される機器との間で授受したデータに依存して所定の処理を実行する機器において障害が発生した場合にも、該発生した障害の状況を効率良く再現することができる障害解析支援方法、及び装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る障害解析支援システムの全体構成の一例を示すブロック図である。
上記障害解析支援システムは、図1に示すように、ユーザによって管理されるエリア、即ち、ユーザ宅に設置される情報家電機器1と、何れもメーカー等によって管理されるエリア、即ち、ベンダサイトに設置されるポータルサーバ3、障害発生状況再現装置5、放送波保存装置7、及び情報家電機器9と、を備える。そして、(ベンダサイト側に設置される)ポータルサーバ3、及び障害発生状況再現装置5が、外部通信ネットワーク11を通じて(ユーザ宅側に設置される)情報家電機器1に接続される構成になっている。以下では、(ユーザ宅側に設置される)情報家電機器1、及び(ベンダサイト側に設置される)情報家電機器9を、何れもディジタルTV(Television)放送受像機として、また、外部通信ネットワーク11を、インターネットとして、説明する。
ディジタルTV放送受像機1には、アンテナ、ディジタルチューナ、復調回路等の、放送局側から送信される画像情報を視聴可能な状態に信号処理するのに必要な信号処理系統が備えられる。ディジタルTV放送受像機1には、上記に加えて、インターネット11を通じてポータルサーバ3に接続し、ユーザからディジタルTV放送受像機1に入力される指令に従い、ポータルサーバ3に対し、各種の情報(例えば、ニュースや天気予報等)の提供を要求するための機能が備えられる。ディジタルTV放送受像機1には、上記に加えて、更に、インターネット11を通じて障害発生状況再現装置5に接続し、障害発生状況再現装置5からの障害情報送信要求に応じて、ディジタルTV放送受像機1において発生した各種の障害に係わる情報を、障害発生状況再現装置5へ送信するための機能も備えられる。
ポータルサーバ3と障害発生状況再現装置5との間、放送波保存装置7と障害発生状況再現装置5との間、更に、ディジタルTV放送受像機9と障害発生状況再現装置5との間は、夫々、例えば、LAN等の通信ネットワーク13を通じて接続される。
ポータルサーバ3は、インターネット11を通じてディジタルTV放送受像機1に接続し、ディジタルTV放送受像機1から送信される各種の情報提供の要求を受付けて、蓄積している種々の情報の中から該要求に対応する情報(例えば、ニュースや天気予報等)を選択しディジタルTV受像機1へ送信する。
障害発生状況再現装置5は、インターネット11を通じてディジタルTV放送受像機1に接続し、ディジタルTV放送受像機1における障害対策のために必要な情報を収集すべく、ディジタルTV放送受像機1に対し、障害情報送信要求を出力する。障害発生状況再現装置5は、上記送信要求に応じてディジタルTV放送受像機1からディジタルTV放送受像機1において発生した何らかの障害に係わる情報を受信すると、該情報を収集すると共に、これら収集した情報に基づき、ディジタルTV受像機1において発生した障害の状況を再現するための処理を実行する。該処理においては、(ベンダサイト側に設置される)ディジタルTV放送受像機9が用いられる。なお、障害発生状況再現装置5は、放送波保存装置7とディジタルTV放送受像機1との間のデータの授受を仲介する。
放送波保存装置7は、指定された期間中に放送局(図示しない)側から送信されるTV放送データ(TV放送信号)を、自身のアンテナを介して受信すると共に、該受信したTV放送データを保存する。
ディジタルTV放送受像機9は、障害発生状況再現装置5の管理下で、ディジタルTV放送受像機1において発生した障害の状況の、障害発生状況再現装置5による再現処理において、障害発生状況再現装置5により生成された上記障害の状況を示す画像情報を視聴可能な状態で表示部に表示する。
図2は、図1に記載のディジタルTV放送受像機1が備える内部構成の一例を示す機能ブロック図である。上記ディジタルTV放送受像機1は、既述の内容から明らかなように、ユーザ宅に設置される情報家電機器の1つであり、同じくベンダサイト側に設置される情報家電機器の1つであるディジタルTV放送受像機9とハードウェア構成が同一である。
上記ディジタルTV放送受像機1は、図2に示すように、ディジタルTV放送受像機本体(以下、「本体」と略記する。)20と、付属の赤外線リモコン(リモートコントローラ)30と、から成る。本体20は、表示部21と、チューナ(ディジタルチューナ)23と、赤外線受光部25と、ネットワーク接続部27と、記憶部29と、制御部31と、を備え、上記各部(21乃至31)が、バスライン33を通じて相互に接続される構成になっている。
表示部21は、制御部31の制御下で、例えば、TV画像情報や、ユーザインタフェース等を表示出力する。
チューナ(ディジタルチューナ)23は、制御部21の制御下で、アンテナ(図示しない)が受信した複数のチャネルの放送波、即ち、ディジタルTV放送信号(ディジタル変調された搬送波により送信されてきたTV放送信号)を入力する。そして、バスライン33を通じて制御部31から出力される制御信号(選局指令信号)に基づき、ユーザが視聴を所望するチャネルの周波数と同調をとることにより、上記複数のチャネルの放送波の中から、ユーザが視聴を所望するチャネルの放送波のみを選択する。該選択された放送波は、チューナ23から該チューナ23と共に上述した信号処理系統を構成する復調回路(図示しない)へ出力される。
赤外線受光部25は、赤外線リモコン30の操作部(図示しない)が、ユーザにより操作されたことで、赤外線リモコン30から照射される赤外光を受光する。該赤外光には、ユーザからの指示を示す信号(指令信号)が重畳されている。赤外線受光部25は、該赤外光を受光すると、該赤外光に含まれる(ユーザからの指示を示す)指令信号を、バスライン33を通じて制御部31へ出力する。
ネットワーク接続部27は、制御部31の制御下で、インターネット11を通じて(ベンダサイト側の)ポータルサーバ3に接続することにより、ディジタルTV放送受像機1とポータルサーバ3との間で行われる情報の授受のためのインタフェースとして機能する。ネットワーク接続部27は、また、制御部31の制御下で、インターネット11を通じて(ベントサイト側の)障害発生状況再現装置5に接続することにより、ディジタルTV放送受像機1と障害発生状況再現装置5との間で行われる情報の授受のためのインタフェースとしても機能する。換言すれば、ディジタルTV放送受像機1と、ベンダサイト側の情報処理機器(即ち、ポータルサーバ3、及び障害発生状況再現装置5)との間で行われる情報の授受は、全てネットワーク接続部27を通じて行われる。
記憶部29には、機器設定情報35、及び操作履歴情報37等の情報が記憶されており、また、操作履歴記録プログラム39、及び障害情報送信プログラム41等のアプリケーションプログラムが格納されている。機器設定情報35とは、例えば、ディジタルTV放送受像機1が設置されているユーザ宅の存在する地域に係わる情報、ベンダサイトにおけるポータルサーバ3が設置されている位置に係わる情報、同じくベンダサイトにおける障害発生状況再現装置5が設置されている位置に係わる情報等を含む。また、機器設定情報35には、例えば、表示部21に表示出力される画像情報の色合いや、インタフェースの細かさ等のユーザの好みに応じて設定される種々の情報も含まれる。これらの情報は、ディジタルTV放送受像機1とポータルサーバ3、又は障害発生状況再現装置5との間を、(インターネット11等の)通信ネットワークを通じて接続するに際して必要な情報である。
操作履歴情報37とは、インターネット11を通じてディジタルTV放送受像機1側から与えられる、ユーザによるディジタルTV受像機1の操作履歴を示す情報である。該操作履歴情報37が、障害発生状況再現装置9による、ディジタルTV放送受像機1で発生した障害の状況を再現するための処理に用いられる。操作履歴記録プログラム39は、制御部31により記憶部29から読み出されて起動することにより、ユーザによる赤外線リモコン30等を介したディジタルTV放送受像機1の操作履歴を、操作履歴情報37として記憶部29に記憶する処理を実行する。
障害情報送信プログラム41は、ディジタルTV放送受像機1に障害が発生したことに起因して、ディジタルTV放送受像機1に対し、インターネット11を通じて障害発生状況再現装置9から該障害に係わる問い合わせがあったことを契機として起動する。即ち、障害情報送信プログラム41は、制御部31により記憶部29から読み出されると、記憶部29に記憶されている上記機器設定情報35、及び上記操作履歴情報37をディジタルTV放送受像機1に係わる障害情報として、インターネット11を通じて障害発生状況再現装置9へ送信する。
制御部31は、赤外線受光部25を介して赤外線リモコン30より送信される、ユーザからの各種の指令に従い、表示部21、チューナ(ディジタルチューナ)23、及びネットワーク接続部27等のディジタルTV放送受像機1を構成する各部を制御する。即ち、ユーザが各種の指令を、赤外線リモコン30を通じて発することで、該指令を赤外線受光部25を通じて受信すると、制御部31は、該指令に従い、ディジタルTV放送受像機1の動作環境等をユーザの好みに応じたものに設定すると共に、該設定内容を、機器設定情報35として記憶部29に記録する。制御部31は、また、記憶部29に格納されている操作履歴記録プログラム39を起動して、ディジタルTV放送受像機1に係わる操作履歴情報37を生成させると共に、該生成された操作履歴情報37を記憶部29に記憶させる。制御部31は、更に、記憶部29に格納されている障害情報送信プログラム41を起動して、上記機器設定情報35、及び上記操作履歴情報37を上述した障害情報として、障害発生状況再現装置9へ送信する。
図3は、図1に記載の(ベンダサイト側に設置される)ポータルサーバ3、障害発生状況再現装置5、放送波保存装置7、及び情報家電機器の1つであるディジタルTV放送受像機9の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、ポータルサーバ3と、放送波保存装置7とは、内蔵するハードウェアが実質的に同一である。即ち、ポータルサーバ3は、制御部51、記憶部53、及びネットワーク接続部55を備え、これら各部(51乃至55)が、バスライン57を通じて相互に接続可能な構成になっている。ポータルサーバ3には、例えば、サーバPCが用いられる。同様に、放送波保存装置7も、制御部61、記憶部63、及びネットワーク接続部65を備え、これら各部(61乃至65)が、バスライン67を通じて相互に接続可能な構成になっている。
ポータルサーバ3において、記憶部53には、ユーザ(側のディジタルTV放送受像機1)に対し各種の情報を提供するのに必要なデータが、コンテンツデータ71として記憶されている。該コンテンツデータ71には、最新のデータだけでなく、現時点より所定期間遡った(消去されずに保存されている)過去のデータも含まれる。コンテンツデータ71として、過去に提供されたデータも保存されていることで、過去の時点でユーザに提供された情報内容を再現することが可能になる。ネットワーク接続部55は、制御部51の制御下で、インターネット11を通じてディジタルTV放送受像機1に接続して、ポータルサーバ3とディジタルTV放送受像機1との間で行われる情報の授受を仲介する。同じくネットワーク接続部55は、制御部51の制御下で、LAN13を通じて障害発生状況再現装置5側のネットワーク接続部85、又は、放送波保存装置7側のネットワーク接続部65に夫々接続することで、ポータルサーバ3と障害発生状況再現装置5との間、又は、ポータルサーバ3と放送波保存装置7との間で夫々行われる情報の授受を仲介する。制御部51は、記憶部53を、作業用メモリとして利用しつつ、種々の制御動作(処理動作)を実行する。
放送波保存装置7において、記憶部63には、所定の期間中に放送されたTV放送波のデータが、放送波データ73として記憶されている。該放送波データ73は、放送波保存装置7自身のアンテナ(図示しない)を通じて放送局(図示しない)から受信した(放送波)データ、或いは、放送局(図示しない)と接続される専用回線を通じて該放送局(図示しない)から取得した(放送波)データの何れかである。
ネットワーク接続部65は、制御部61の制御下で、LAN13を通じてポータルサーバ3側のネットワーク接続部55、又は、障害発生状況再現装置5側のネットワーク接続部85に夫々接続することで、放送波保存装置7とポータルサーバ3との間、又は、放送波保存装置7と障害発生状況再現装置5の間で夫々行われる情報の授受を仲介する。制御部61は、記憶部63を、作業用メモリとして利用しつつ、種々の制御動作(処理動作)を実行する。
障害発生状況再現装置5は、制御部81、記憶部83、ネットワーク接続部85、放送波送信部87、赤外線発光部89、及び機器接続部91を備え、これら各部(81乃至91)が、バスライン93を通じて相互に接続可能な構成になっている。障害発生状況再現装置5には、例えば、通常のPCが用いられる。記憶部83には、インターネット11を通じてディジタルTV放送受像機1側から障害情報として障害発生状況再現装置5に送信された上記機器設定情報35、及び上記操作履歴情報37が、夫々制御部81により記憶される。
ネットワーク接続部85は、制御部81の制御下で、インターネット11を通じてディジタルTV放送受像機1に接続して、障害発生状況再現装置5とディジタルTV放送受像機1との間で行われる情報の授受を仲介する。同じくネットワーク接続部85は、制御部81の制御下で、LAN13を通じてポータルサーバ3側のネットワーク接続部55、又は、放送波保存装置7側のネットワーク接続部65に夫々接続することで、障害発生状況再現装置5とポータルサーバ3との間、又は、障害発生状況再現装置5と放送波保存装置7との間で夫々行われる情報の授受を仲介する。
放送波送信部87は、ディジタルTV放送受像機9側のチューナ(ディジタルチューナ)103に直結されている。放送波送信部87は、制御部81の制御下で、例えば、放送波保存装置7側から取得した上記放送波データ(放送波信号)を、上記チューナ103へ送信する。赤外線発光部89は、制御部81の制御下で、所定の指令信号が含まれている赤外光を、ディジタルTV放送受像機9側の赤外線受光部105に向けて照射する。機器接続部91は、ディジタルTV放送受像機9側のネットワーク接続部107に直結されている。機器接続部91は、制御部81の制御下で、ネットワーク接続部107との間で情報の授受を行う。制御部81は、記憶部83を、作業用メモリとして利用しつつ、種々の制御動作(処理動作)を実行する。
既述のように、ディジタルTV放送受像機9の内部構成と、図2で示したディジタルTV放送受像機1の内部構成とは、実質的に同一である。即ち、ディジタルTV放送受像機9も、表示部101、チューナ(ディジタルチューナ)103、赤外線受光部105、ネットワーク接続部107、制御部109、及び記憶部111を備え、上記各部(101乃至111)が、バスライン113を通じて相互に接続される構成になっている。記憶部111には、障害発生状況再現装置5、及びインターネット11を通じてディジタルTV放送受像機1側から障害情報として送信された上記機器設定情報35が、制御部101により記憶される。記憶部111には、また、ログ記録プログラム115も格納されている。制御部109には、ディジタルTV放送受像機1側の制御部31よりも演算処理速度が若干速いものが採用されている。なお、上述したように、チューナ103については、(障害発生状況再現装置5側の)放送波送信部87に、ネットワーク接続部107は、(障害発生状況再現装置5側の)機器接続部91に、夫々直結されており、赤外線受光部105については、(障害発生状況再現装置5側の)赤外線発光部89から照射された赤外光を受光するようになっている。
図4は、図2に記載の(ユーザ宅に設置されている)ディジタルTV放送受像機1が定常状態のときの、該ディジタルTV放送受像機1に係わる操作履歴の記録手順を示すフローチャートである。
図4において、ディジタルTV放送受像機1への給電が開始されることで、制御部31により操作履歴記録プログラム39が起動され、これにより以下に説明する操作履歴記録処理が開始される(ステップS121)。即ち、赤外線受光部25が、赤外線リモコン30からの、ディジタルTV放送受像機1をユーザが所望するように動作させるための各種指令情報を含んだ赤外光を受光したかどうかチェックする(ステップS122)。
該チェックの結果、受光していれば(ステップS122でYES)、上記指令情報の内容、及び上記赤外光を受光した時刻を、操作履歴情報37として記憶部29に記憶し(ステップS123)、上記ステップS122で示した処理動作に復帰する。一方、上記チェックの結果、受光していなければ(ステップS122でNO)、ステップS123で示した処理動作には移行せずに、ステップS122で示した処理動作に留まることになる。
上述した処理手順が、制御部31によって実行されることにより、ディジタルTV放送受像機1が正常に動作している間は、ユーザが赤外線リモコン30を介してディジタルTV放送受像機1を操作した履歴が、操作履歴情報37として記憶部29に記憶され続けることになる。
図5は、図2に記載の(ユーザ宅に設置されている)ディジタルTV放送受像機1に障害が発生したときの、障害情報を障害発生状況再現装置5へ送信するに際しての該ディジタルTV放送受像機1における処理手順を示すフローチャートである。
図5において、まず、制御部31により障害情報送信プログラム41が起動され、これにより以下に説明する障害情報送信処理が開始される(ステップS131)。即ち、上述した機器設定情報35を記憶部29から読み出して、障害発生状況再現装置5へ送信する(ステップS132)。次に、上述した操作履歴情報37を記憶部29から読み出して、障害発生状況再現装置5へ送信する(ステップS133)。なお、障害発生状況再現装置5側では、制御部81が、上記情報(35、及び37)を受信する度に、それらを記憶部83へ記憶させる。上述した処理動作が実行されることにより、ディジタルTV放送受像機1から障害発生状況再現装置5への障害情報の送信処理が終了する。
図6は、図3に記載の障害発生状況再現装置5における、ディジタルTV放送受像機1側で発生した障害の状況を再現するに際しての処理手順を示すフローチャートである。
図6において、まず、(障害発生状況再現装置5側の)制御部81は、機器設定情報35を、ディジタルTV放送受像機9へ送信する。(ディジタルTV放送受像機9側の)制御部109は、受信した上記機器設定情報35を、記憶部111に記憶させる。これにより、(ベンダサイト側に設置されている)デジタルTV放送受像機9は、(ユーザ宅側に設置されている)ディジタルTV放送受像機1と同一の設定内容で動作することになる(ステップS141)。次に、制御部109は、記憶部111からログ記録プログラム115を読み出して、該ログ記録プログラム115を起動する。これにより、ディジタルTV放送受像機9の以後の動作におけるログ情報が、該ログ記録プログラム115により収集されることになる(ステップS142)。
次に、(障害発生状況再現装置5側の)制御部81は、ディジタルTV放送受像機1に障害が発生した時に放送されていた放送波データを、放送波保存装置7から取得すると共に、該取得した放送波データを、放送波送信部87を介して(ディジタルTV放送受像機9側の)チューナ103へ送信するための処理動作を開始する(ステップS143)。そして、記憶部83に記憶されている操作履歴情報37を参照すると共に、現在再現している、(ディジタルTV放送受像機1における)障害の発生した時刻において、ユーザによる該ディジタルTV放送受像機1の操作があったかどうかをチェックする(ステップS144)。
該チェックの結果、ユーザによる上記操作があったと判断すれば(ステップS144でYES)、ステップS145で示す処理動作に移行する。一方、該チェックの結果、ユーザによる上記操作がなかったと判断すれば(ステップS144でNO)、ステップS146で示す処理動作に移行する。ユーザによる上記操作があったと判断した場合には、(障害発生状況再現装置5側の)制御部81は、記憶部83に記憶されている操作履歴情報37を参照すると共に、現在再現している、(ディジタルTV放送受像機1における)障害の発生した時刻において、ユーザが行った操作に対応する指令信号を生成し、該生成した指令信号を含む赤外光を、赤外線発光部89を介して(ディジタルTV放送受像機9側の)赤外線受光部105へ送信する処理を実行し、ステップS144で示した処理動作に復帰する(ステップS145)。
ユーザによる上記操作がなかったと判断した場合には、(障害発生状況再現装置5側の)制御部81は、機器接続部91が(ディジタルTV放送受像機9側の)ネットワーク接続部107からの通信(情報の送信)を受付けたかどうかをチェックする(ステップS146)。該チェックの結果、通信を受付けたと判断すれば(ステップS146でYES)、ステップS147で示す処理動作に移行し、通信を受付けていないと判断すれば(ステップS146でNO)、ステップS144で示した処理動作に復帰する。
機器接続部91が(ディジタルTV放送受像機9側の)ネットワーク接続部107からの通信(情報の送信)を受付けたと判断した場合には、制御部81は、上記ネットワーク接続部107から受付けた通信の内容、及び現在再現している、(ディジタルTV放送受像機1における)障害の発生した時刻を、ポータルサーバ3へ送信する。上記通信の内容、及び上記時刻を受信すると、(ポータルサーバ3側の)制御部51は、受信した上記通信の内容に対する応答として提供すべき情報を、ネットワーク接続部55から、(障害発生状況再現装置5側の)機器接続部91を介して、(ディジタルTV放送受像機9側の)ネットワーク接続部107へ送信する。この場合、(ディジタルTV放送受像機9側の)制御部109は、記憶部111に記憶されているコンテンツデータ71に含まれる過去データを参照し、指定された(過去の)時刻の時点での情報を、上記提供すべき情報として生成し、送信することになる(ステップS147)。ステップS147で示した処理動作が終了すると、ステップS144で示した処理動作に復帰する。
上述した処理動作を、ディジタルTV放送受像機9において実際に障害が発生するまで継続することにより、ログ記録プログラム115によって障害発生時のログ情報が収集されることになる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
1、9 情報家電機器(ディジタルTV放送受像機)
3 ポータルサーバ
5 障害発生状況再現装置
7 放送波保存装置
11 外部通信ネットワーク(インターネット)
13 LAN
20 ディジタルTV放送受像機本体(本体)
21 表示部
23 チューナ(ディジタルチューナ)
25 赤外線受光部
27 ネットワーク接続部
29 記憶部
30 赤外線リモコン(リモートコントローラ)
31 制御部
33 バスライン
3 ポータルサーバ
5 障害発生状況再現装置
7 放送波保存装置
11 外部通信ネットワーク(インターネット)
13 LAN
20 ディジタルTV放送受像機本体(本体)
21 表示部
23 チューナ(ディジタルチューナ)
25 赤外線受光部
27 ネットワーク接続部
29 記憶部
30 赤外線リモコン(リモートコントローラ)
31 制御部
33 バスライン
Claims (6)
- 対象機器に障害が発生したかどうか検知する障害発生検知部と、
前記障害発生検知部が前記対象機器に障害が発生したことを検知した場合に、前記発生した障害に係わる情報を収集する障害情報収集部と、
前記障害情報収集部が収集した前記障害に係わる情報を用いて、前記対象機器に発生した障害の状況を再現する障害状況再現部と、
を備える障害解析支援装置。 - 請求項1記載の障害解析支援装置において、
前記障害に係わる情報が、前記対象機器が正常に動作している間の該対象機器に係わる操作履歴に関する情報と、前記対象機器のユーザにより設定された前記対象機器の動作状態に係わる情報である機器設定情報と、を含む障害解析支援装置。 - 請求項2記載の障害解析支援装置において、
前記対象機器に係わる操作履歴に関する情報が、前記対象機器が正常に動作している間、継続して収集され、蓄積される障害解析支援装置。 - 請求項3記載の障害解析支援装置において、
前記障害状況再現部が、前記障害情報収集部が収集した前記障害に係わる情報に対し、前記障害の状況を再現するのに必要な処理を施す情報処理部と、
該情報処理部により必要な処理が施された後の情報を受けて、前記対象機器において発生したのと同様の障害を再現させる、前記対象機器と略同一の構成を有する障害再現用の対象機器と、
を少なくとも含む障害解析支援装置。 - 請求項1記載の障害解析支援装置において、
前記障害情報収集部による前記障害に係わる情報の収集先が、前記対象機器、及びそれ以外の機器である障害解析支援装置。 - 対象機器に障害が発生したかどうか検知する第1のステップと、
前記第1のステップにおいて前記対象機器に障害が発生したことを検知した場合に、前記発生した障害に係わる情報を収集する第2のステップと、
前記第2のステップにおいて収集された前記障害に係わる情報を用いて、前記対象機器に発生した障害の状況を再現する第3のステップと、
を備える障害解析支援方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008197742A JP2010033509A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 障害解析支援方法、及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008197742A JP2010033509A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 障害解析支援方法、及び装置 |
Publications (1)
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Family
ID=41737856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008197742A Pending JP2010033509A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 障害解析支援方法、及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010033509A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014164345A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Ricoh Co Ltd | 電子機器、情報処理システム及びプログラム |
WO2017183203A1 (ja) * | 2016-04-22 | 2017-10-26 | 三菱電機株式会社 | 操作情報出力システム、運転模擬システム及び操作情報出力方法 |
-
2008
- 2008-07-31 JP JP2008197742A patent/JP2010033509A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014164345A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Ricoh Co Ltd | 電子機器、情報処理システム及びプログラム |
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JPWO2017183203A1 (ja) * | 2016-04-22 | 2018-09-13 | 三菱電機株式会社 | 操作情報出力システム、運転模擬システム及び操作情報出力方法 |
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