JP2010033449A - 利用料金算出装置及び利用料金算出方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両に車載器確認信号を送信し、車載器からの応答を受け付けることで車載器の搭載の有無を判定し、車両に車載器が搭載されていると判定され、かつ割引条件を満たしている場合、利用料金に対してETC使用の特典割引を適用する。
【選択図】 図1
Description
従来は、有料道路の出口において、料金自動収受機に備えられたインターフォンによって利用者が料金所の事務員を呼び出し、事務員が目視することにより車載器の搭載を確認し、割引を適用させていた。そのため、利用料金の決済における処理時間が長くなるという問題や、また事務員の目視誤りにより、車載器を搭載していない車両に対して割引を適用させてしまうという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、入口側において、ETCが利用できない場合であっても、出口側において所定の利用者に対して自動でETC使用の特典割引を適用することができる利用料金算出装置及び利用料金算出方法及びプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明によれば、車載器が搭載されていると判定した場合、利用料金に対して所定の割引を行う。これにより、料金所の事務員が車線に出向いて割引可否の判断をする必要がなくなり、利用料金の決済における処理時間を短縮できる。
図1は、本発明の一実施形態による利用料金算出システムの構成を示す概略ブロック図である。
利用料金算出システム100は、車200(車両)に対する有料道路(有料施設)の利用料金を算出するシステムである。この利用料金算出システム100は、利用料金算出装置110と、管理装置120とを備える。利用料金算出装置110は、有料道路の出口に備えられ、管理装置120は、有料道路の有人料金所に備えられる。
利用料金算出装置110は、制御部111(割引計算手段、異常検出手段)と、通行券読出部112(利用証読出手段) と、料金読出部113(ETCカード受付手段)と、記憶部114と、通信部115(入力手段)と、表示部116と、車載器確認部117(車載器確認手段)と、車載器確認アンテナ118とを備える。
通行券読出部112は、利用者から通行券(利用証)の入力を受け付け、通行券から入口情報(利用情報)を読み出す。
料金読出部113は、ETCカード、現金、その他の利用料金支払い媒体(クレジットカード、プリペイドカード等)の入力を受け付け、入力された利用料金支払い媒体の種類、額面を読み出す。
記憶部114は予め、入口情報に対応する利用料金、ETC割引の割引率(所定の割引)を記憶する。また、記憶部114は、ONのときに車載器確認部117が故障していることを示す故障フラグを記憶する。
通信部115は、管理装置120との通信を行う。表示部116は、利用料金及び操作方法の表示を行う。
車載器確認部117は、車載器確認アンテナ118を介して車200に車載器確認信号を送信し、車200が搭載する車載器201からの応答を受信する。
制御部111は、各処理部から取得した情報に基づいて利用料金を算出し、車載器確認部117が車載器201からの応答を受信した場合、割引計算を行う。
通信部121は、利用料金算出装置110と通信を行う。
表示部122は、利用料金算出装置110の状態の表示を行う。
入力部123は、車200に対する割引の可否の入力を受け付ける。
図2、及び図3は、利用料金算出システムの動作を示すフローチャートである。
車200が料金所に進入すると、利用者は、通行券を利用用金算出装置110に挿入する。通行券が挿入されると、通行券読出部112は、通行券の読み出しを行い、制御部111に通行券の入口情報を制御部111に通知する。制御部111は、通行券読出部112からの入口情報の通知の有無で通行券の読み出しを判定する(ステップS1)。入口情報が通知されていないために通行券の読み出しができないと判定された場合、入口情報を取得するまでステップS1の処理を繰り返す。入口情報を取得したために通行券の読み出しに成功したと判定された場合、制御部111は、取得した入口情報に対応する、記憶部114に記憶されている利用料金を取得することで、利用料金の算出を行う(ステップS2)。表示部116は、制御部111が算出した利用料金を表示する(ステップS3)。
割引の適用が選択された場合、通信部121は、利用料金算出装置110に、割引適用の通知を送信する。
故障フラグがOFFである場合、制御部111は、車載器確認部117に車載器確認命令を通知する。車載器確認命令を通知すると、制御部111は、車載器確認部117からの応答を待機する。車載器確認部117は、車載器確認命令を取得すると、車200内の車載器の有無を検出する。すなわち、車載器確認部117は、車載器確認アンテナ118を介して車200に車載器確認信号を送信する(ステップS7)。車載器確認信号を送信すると、車載器201からの応答信号の受信の有無を判定する(ステップS8)。車載器201からの応答信号を受信した場合、車載器確認部117は、制御部111に車載器201があることを示す応答信号を通知する(ステップS9)。ステップS8において車載器201からの応答信号の受信が無い場合、車載器の確認信号の送信を開始した時間から所定の時間が経過したかを判定する(ステップS10)。所定の時間が経過していない場合、ステップS7に戻り、再度車載器確認信号を送信する。所定の時間が経過した場合、車載器確認部117は、制御部111に車載器201からの応答信号の受信が無いことを示す応答信号を通知する(ステップS9)。
当該応答信号が、車載器確認部117が故障していることを示している場合、通信部115を介して管理装置120の表示部122に車載器確認部117の故障を表示させる命令を送信する(ステップS12)。次に、制御部111は、記憶部114の故障フラグをONに書き換える(ステップS13)。
ステップS11で応答信号が所定時間内に車載器201からの応答がなかったことを示している場合、制御部111は、通信部115を介して管理装置120に強制割引の可否の入力依頼を通知する。
このように、故障フラグがONである場合に車載器の有無の確認を行わずに割引料金を適用することで、故障した車載器確認部117が車載器201を搭載した車200に対して誤って「車載器なし」と判定し、車200に割引が適用されないという状況を回避することができる。
車載器201はETCカードを挿入することで動作するため、車載器201を搭載している車200の利用者はETCカードを所持している。そのため、このように、ETCカード以外の利用料金支払い媒体が入力された場合に無条件で割引を適用しないことで、車載器201を搭載していない車200に対して割引適用選択を行う必要がなくなる。これにより、料金所の事務員が割引適用選択を行う労力を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、車載器が搭載されていると判定した場合、利用料金に対して所定の割引を行う。これにより、料金所の事務員が車線に出向いて割引可否の判断をする必要がなくなり、利用料金の決済における処理時間を短縮できる。
また、本実施形態においては、ETCカード以外の利用料金支払い媒体が入力された場合に無条件で割引を適用しない。これにより、車載器201を搭載していない車200に対して割引適用選択を行う必要がなくなり、料金所の事務員が割引適用選択を行う労力を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、所定時間内に車載器確認信号に対する車載器201からの応答がない場合、すなわち車200に車載器201が搭載されていないと判定した場合、強制割引の可否の入力を受け付けることにより、割引適用の可否を決定する。これにより、車載器201が車載器確認信号を受信できなかった場合など、車200に車載器201が搭載されているのに車載器確認部117が、車載器201が搭載されていないと判定した場合に、自動的に割引が適用されないことを防止することができる。
また、本実施形態によれば、故障フラグがONである場合に車載器の有無の確認を行わずに割引料金を適用する。これにより、故障した車載器確認部117が車載器201を搭載した車200に対して誤って「車載器なし」と判定し、車200に割引が適用されないという状況を回避することができる。
例えば、本実施形態では、ステップS5において、管理装置120の入力部123が割引の適用可否の入力を受け付け、割引の適用が選択されたかを判定する場合を示したが、これに限られず、例えば利用料金算出装置110に入力部を儲け、当該入力部が割引の適用可否の入力を受け付けてもよい。または、予め記憶部114に割引適用の条件を記憶させておき、制御部111が当該条件に当てはまる場合のみ割引の適用を選択するようにしてもよい。
Claims (6)
- 車両用の有料施設の料金所に設置され、当該有料施設の利用料金を算出する利用料金算出装置であって、
前記有料施設の利用情報が記憶された利用証から前記利用情報の読み出しを行う利用証読出手段と、
前記車両に搭載される車載器の有無を判定する車載器確認手段と、
前記車載器確認手段が、前記車両に前記車載器が搭載されていると判定した場合、前記利用料金に対して所定の割引を行う割引計算手段と、
を備えることを特徴とする利用料金算出装置。 - ETCカードの入力を受け付けるETCカード受付手段を備え、
前記割引計算手段は、前記ETCカード受付手段が前記ETCカードの入力を受け付けた場合に、前記利用料金に対して所定の割引を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の利用料金算出装置。 - 前記車載器確認手段が、前記車両に前記車載器が搭載されていないと判定した場合、割引の可否の入力を受け付ける入力手段を備え、
前記割引計算手段は、前記入力手段が割引可の入力を受け付けた場合、前記利用料金に対して所定の割引を行う、
ことを特徴とする請求項2に記載の利用料金算出装置。 - 前記車載器確認手段の異常を検知する異常検出手段を備え、
前記異常検出手段が前記車載器確認手段の異常を検知した場合、当該車載器確認手段の異常が解決するまで、前記車両に前記車載器が搭載されていると判定されたものとする、
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の利用料金算出装置。 - 車両用の有料施設の料金所に設置され、当該有料施設の利用料金を算出する利用料金算出装置を用いた利用料金算出方法であって、
利用証読出手段は、前記有料施設の利用情報が記憶された利用証から前記利用情報の読み出しを行い、
車載器確認手段は、前記車両に搭載される車載器の有無を判定し、
割引計算手段は、前記車載器確認手段が前記車両に前記車載器が搭載されていると判定した場合、前記利用料金に対して所定の割引を行う、
ことを特徴とする利用料金算出方法。 - 車両用の有料施設の料金所に設置され、当該有料施設の利用料金を算出する利用料金算出装置のコンピュータを、
前記有料施設の利用情報が記憶された利用証から前記利用情報の読み出しを行う利用証読出手段、
前記車両に搭載される車載器の有無を判定する車載器確認手段、
前記車載器確認手段が、前記車両に前記車載器が搭載されていると判定した場合、前記利用料金に対して所定の割引を行う割引計算手段、
として動作させるためのプログラム。
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JP2013210693A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 通行料金収受システム、通行料金収受方法、発券装置、及び通行料金算出装置 |
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