JP2010033025A - 顕微鏡 - Google Patents

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    • G02B21/24Base structure
    • G02B21/248Base structure objective (or ocular) turrets

Abstract

【課題】対物レンズの切換操作がしやすい顕微鏡を提供すること。
【解決手段】顕微鏡本体1と、顕微鏡本体1に回転自在に設けられ、かつ、複数の対物レンズが装着されたレボルバ装置と、対物レンズの焦点を調整する焦準ハンドル7L,7Rとを備えた顕微鏡において、焦準ハンドル7L、7Rの近傍に設けられ、所定方向に所定量の移動操作が可能な操作ノブ8La,8Lb,8Ra,8Rbと、操作ノブ8La,8Lb,8Ra,8Rbとレボルバ装置との間に設けられ、操作ノブ8La,8Lb,8Ra,8Rbが移動操作された場合に操作力をレボルバ装置に伝達し、一回の所定量の移動操作によって対物レンズが切り替わるように移動体を移動させる操作力伝達機構とを備えるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、焦準ハンドルあるいはステージハンドルの近傍に配設した操作レバーを操作することにより、焦準ハンドルあるいはステージハンドルの操作姿勢を崩すことなく、対物レンズ等の光学素子を切り換えることができる顕微鏡に関するものである。
焦準ハンドルの操作姿勢を崩すことなく、対物レンズを切り換えることができる顕微鏡のレボルバ装置が提案されている。このレボルバ装置は、鏡筒の下側に固定されたレボルバ本体と、レボルバ本体に回転自在に設けられ、かつ、複数の対物レンズが装着されたレボルバ回転部と、レボルバ回転部から離れた焦準ハンドルの近傍に設けられ、対物レンズの切換操作が入力される摘み部と、摘み部とレボルバ回転部との間に設けられ、摘み部から入力された対物レンズの切換操作をレボルバ回転部に伝達する伝達手段とを備えている。
伝達手段は、摘み部が先端に取り付けられた回転軸、回転軸の基端側に取り付けられた駆動プーリ、レボルバ回転部に形成された従動プーリ、駆動プーリと従動プーリとに巻回されたベルトにより構成されている。したがって、摘み部から入力される対物レンズの切換操作入力は、回転操作入力であって、入力された回転操作入力は、駆動プーリからベルトを介してレボルバ回転部に伝達されることになる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、手動操作により対物レンズを切り換える顕微鏡は、対物レンズを正確に停止位置に規定(位置決め)するために、レボルバ本体とレボルバ回転部との間にクリック機構が設けてある(図5参照)。クリック機構14は、例えば、レボルバ本体に設けたクリック15と、レボルバ回転部12に設けたボール16とにより構成される。クリック15は、レボルバ本体の上面に取り付けた板バネであって、両方向からボール16を迎え入れることができるように、両側縁部15aが斜めに折り曲げてあり、その中央にボールが嵌る溝15bが設けてある。ボール16は、レボルバ回転部12の上面に形成された半球形の突起であり、対物レンズの停止位置(切換位置)に対応するように設けてある。そして、対物レンズを切り換える場合には、クリック15の溝15bに嵌ったボール16がクリック15の溝15bから外れた後、クリック15が次のボール16を迎え入れ、クリック15の溝15bに次のボール16が嵌ることになる。
上述した焦準ハンドルの近傍に摘み部を設けた顕微鏡も手動操作により対物レンズを切り換える顕微鏡である以上、レボルバ回転部12とレボルバ本体との間にクリック機構14が設けてある。そして、摘み部を回転操作することにより、対物レンズを切り換えると、クリック15の溝15bに嵌ったボール16がクリック15の溝15bから外れた後、クリック15が次のボール16を迎え入れ、クリック15の溝15bに次のボール16が嵌ることになる。
特開平8−220443号公報
しかしながら、上述した顕微鏡のレボルバ装置は、摘み部から入力された回転操作が駆動プーリからベルトを介してレボルバ回転部に伝達されるため、摘み部から入力する回転操作量とレボルバ回転部12の回転量とは比例関係を有するものの、ボール16をクリック15から外したり、ボール16をクリック15に嵌めたりするのに力を必要とするため、対物レンズの切換開始直後と切換終了直前とに摘み部から大きな操作力量を入力する必要がある。このように、対物レンズの切換直後と切換終了直前とに大きな操作力量の入力を必要とするので、対物レンズの切換操作がしにくいものとなっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、対物レンズ等の光学素子の切換開始直後と切換終了直前とに必要とする操作力量を軽減し、対物レンズ等の光学素子の切換操作がしやすい顕微鏡を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、顕微鏡本体と、顕微鏡本体に移動自在に設けられ、かつ、複数の光学素子が装着された移動体と、光学素子の焦点を調整する焦準操作部とを備えた顕微鏡において、前記焦準操作部の近傍に設けられ、所定方向に所定量の移動操作が可能な光学素子切換操作部と、光学素子切換操作部と移動体との間に設けられ、光学素子切換操作部が移動操作された場合に操作力を移動体に伝達し、一回の所定量の移動操作によって光学素子が切り替わるように移動体を移動させる操作力伝達機構とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記光学素子切換操作部は、所定方向に所定量の移動操作が可能な第一の光学素子切換操作部と、第一の光学素子切換操作部と同一方向に同一量の移動操作可能な第二の光学素子切換操作部とを有し、前記操作力伝達機構は、前記第一の光学切換操作部が移動操作された場合に前記移動体を一方向に移動させ、前記第二の光学素子切換操作部が移動操作された場合に前記移動体を一方向と反対方向に移動させることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第一の光学素子切換操作部と前記第二の光学素子切換操作部とは、前記焦準操作部の後方に上下方向に並べて配設したことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記所定量の移動操作が30ミリから70ミリまでの範囲で設定されたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記光学素子切換操作部は、顕微鏡本体の左側と顕微鏡本体の右側とに設けられたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記移動操作は、直動操作あるいは回転操作であることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記光学素子切換操作部は、顕微鏡本体に支承され、移動体の位置を識別する識別符号が付された回転操作式の操作ダイヤルであって、移動体の位置と対応する識別符号が移動した位置と一致するように、顕微鏡本体に小窓を設けたことを特徴とする。
本発明にかかる顕微鏡は、焦準操作部の近傍に設けられ、所定方向に所定量の移動操作が可能な光学素子切換操作部と、光学素子切換操作部と移動体との間に設けられ、光学素子切換操作部が移動操作された場合に操作力を移動体に伝達し、一回の所定量の移動操作によって光学素子が切り替わるように移動体を移動させる操作力伝達機構とを備えたので、光学素子の切換操作がしやすいものとなる。
図1は、本発明の実施の形態1である顕微鏡の右側面図である。 図2は、本発明の実施の形態1である顕微鏡の平面図である。 図3は、本発明の実施の形態1である顕微鏡のレボルバ装置を示す平面図である。 図4は、本発明の実施の形態1である顕微鏡のレボルバ装置を示す側断面図である。 図5は、図3に示したクリック機構の拡大側面図である。 図6は、本発明の実施の形態1である顕微鏡のレボルバ装置を示す平面図であって、駆動ギアの上に配設したカム、レボルバ切換レバーを示したものである。 図7−1は、リンクとカムとの関係を示す模式図であって、待機状態を示したものである。 図7−2は、リンクとカムとの関係を示す模式図であって、切換操作開始時の状態を示したものである。 図7−3は、リンクとカムとの関係を示す模式図であって、切換操作開始直後の状態を示したものである。 図7−4は、リンクとカムとの関係を示す模式図であって、切換操作途中の状態を示したものである。 図7−5は、リンクとカムとの関係を示す模式図であって、切換操作終了時の状態を示したものである。 図8−1は、リンクとカムとの関係を示す模式図であって、復帰操作開始時の状態を示したものである。 図8−2は、リンクとカムとの関係を示す模式図であって、復帰操作途中の状態を示したものである。 図8−3は、リンクとカムとの関係を示す模式図であって、復帰操作終了直前の状態を示したものである。 図8−4は、リンクとカムとの関係を示す模式図であって、復帰操作終了後の状態を示したものである。 図9は、本発明の実施の形態2である顕微鏡のレボルバ装置を示す平面図である。 図10は、本発明の実施の形態3である顕微鏡のコンデンサ装置を示す斜視図である。 図11は、図10に示したコンデンサ装置の平面図である。 図12は、本発明の実施の形態3である倒立顕微鏡の模式図である。 図13は、図12に示した変速機の詳細を示す模式図である。 図14−1は、カムと作動ピンとの関係を示す模式図であって、待機状態を示したものである。 図14−2は、カムと作動ピンとの関係を示す模式図であって、回転軸を四分の一回転させた状態を示したものである。 図14−3は、カムと作動ピンとの関係を示す模式図であって、回転軸を二分の一回転させた状態を示したものである。 図14−4は、カムと作動ピンとの関係を示す模式図であって、回転軸を四分の三回転させた状態を示したものである。 図15は、図12に示した倒立顕微鏡の前面部を示す模式図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る顕微鏡の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
実施の形態1では、顕微鏡の光学素子切換装置をレボルバ装置に適用した例について説明する。
まず、図1及び図2に基づいて、本発明の実施の形態1である顕微鏡の概要を説明する。なお、図1は、本発明の実施の形態1である顕微鏡の右側面図であり、図2は、本発明の実施の形態1である顕微鏡の平面図である。
図1及び図2に示すように、光学素子切換装置をレボルバ装置10に適用した顕微鏡は、顕微鏡本体1、鏡筒2、ステージ3を備えている。鏡筒2は、顕微鏡本体1のアーム先端に設置され、接眼レンズ4を介して像が観察されるようになっている。ステージ3は、左右方向(X方向)及び前後方向(Y方向)並びに上下方向(Z方向)に移動可能であって、顕微鏡本体1の右側面に配設してあるステージハンドル6を回転操作することにより、ステージ3を左右方向(X方向)及び前後方向(Y方向)に移動させることができるようになっており、顕微鏡本体1の左側面に配設してある焦準ハンドル7Lあるいは顕微鏡本体1の右側面に配設してある焦準ハンドル7Rを操作することにより、ステージ3を上下方向(Z方向)に移動させることができるようになっている。
つぎに、図3及び図4に基づいて、本発明の実施の形態1である顕微鏡のレボルバ装置を説明する。なお、図3は、本発明の実施の形態1である顕微鏡のレボルバ装置を示す平面図であり、図4は、本発明の実施の形態1である顕微鏡のレボルバ装置を示す側断面図である。
図4に示すように、本発明の実施の形態1である顕微鏡のレボルバ装置10は、対物レンズ5を切り換えるためのもので、顕微鏡本体1のアーム先端の下側に固定されたレボルバ本体(本体)11と、レボルバ本体11に回転自在に設けられたレボルバ回転部(移動体)12とを備えている。
レボルバ本体11には、光路11aが形成してあり、対物レンズ5を通った光が顕微鏡本体1のアーム先端と鏡筒2を経て接眼レンズ4に届くようになっている。
レボルバ回転部12には、複数の対物レンズ(光学素子)5が装着可能であって、本実施の形態であるレボルバ装置10のレボルバ回転部12には、5つの対物レンズ5が装着されるようになっている。具体的には、図3に示すように、レボルバ回転部12の回転中心から同一半径となる位置であって、等間隔となる位置に対物レンズ5が装着されるネジ穴12aが形成してある。したがって、レボルバ回転部12を図3において時計方向あるいは反時計方向に五分の一回転させると、対物レンズ5が切り換わるようになっている。
図4に示すように、レボルバ回転部12の外周には、従動ギア13が形成してある。従動ギア13の歯数は、装着される対物レンズ5の数で割り切れる数であって、本実施の形態では、5で割り切れる歯数を有している。
図3に示すように、レボルバ本体11とレボルバ回転部12との間には、クリック機構14が設けてある。クリック機構14は、対物レンズ5を停止位置に正確に停止させるためのもので、本実施の形態のクリック機構14は、図5に示すように、レボルバ本体11に設けたクリック15と、レボルバ回転部12に設けたボール16とにより構成されている。クリック15は、レボルバ本体11の上面に取り付けた板バネであって、両方向からボール16を迎え入れることができるように、両側縁部15aが斜めに折り曲げてあり、その中央にボール16が嵌る溝15bが設けてある。ボール16は、レボルバ回転部12の縁部上面に形成された半球形の突起であり、対物レンズ5の停止位置(切換位置)に対応するように設けてある。そして、対物レンズ5を切り換える場合には、溝15bに嵌ったボール16が溝15bから外れ、その後、迎え入れた次のボール16が溝15bに嵌ることになる。
図3に示すように、レボルバ回転部12の奥方には、従動ギア13と噛合する駆動ギア20が配設してある。駆動ギア20は、レボルバ回転部12を回転させるためのもので、レボルバ本体11に設けられた回転軸21の周りに回転自在に取り付けてある。駆動ギア20のピッチ円直径は、従動ギア13のピッチ円直径の五分の四で、駆動ギア20を四分の一回転させると従動ギア13が五分の一回転するようになっている。したがって、駆動ギア20を図3において時計方向あるいは反時計方向に四分の一回転させると、対物レンズ5が切り換わるようになっている。
図4に示すように、駆動ギア20の上には、駆動ギア20を図3において時計方向に回転させるカム22とレボルバ切換レバー23とが配設してあり、駆動ギア20の下には、駆動ギア20を反時計方向に回転させるカム22とレボルバ切換レバー23とが配設してある。駆動ギア20を時計方向に回転させるカム22と、駆動ギア20を反時計方向に回転させるカム22とは、駆動ギア20を境にして上下反対となるように取り付けたものであり、図3に示すように、同一形状を有している。同様に、駆動ギア20を時計方向に回転させるレボルバ切換レバー23と、駆動ギア20を反時計方向に回転させるレボルバ切換レバー23とは、駆動ギア20を境にして上下反対となるように取り付けたものであり、同一形状を有している。
したがって、ここでは、図4及び図6に基づいて、駆動ギア20の上に配設したカム22とレボルバ切換レバー23とを説明することとする。なお、図6は、本発明の実施の形態である顕微鏡のレボルバ装置10を示す平面図であって、駆動ギア20の上に配設したカム22、レボルバ切換レバー23を示したものである。また、説明の便宜上、レボルバ切換レバー23を図6において、二点鎖線で示すこととする。
図4に示すように、カム22は、駆動ギア20のすぐ上に配設してあり、レボルバ切換レバー23はカム22の上に配設してある。これらカム22とレボルバ切換レバー23とは、駆動ギア20の回転中心となる回転軸21の周りに回転可能に取り付けてある。
図6に示すように、カム22は、駆動ギア20を回転させるためのものであって、360度を等分する四つのアーム22aを有している(隣り合うアーム22aは90度の位相差を有している)。各アーム22aは、カム22の回転中心から径外方向に放射状に延在しており、その一方の側面が押圧面(カム面)22a1となり、他方の側面が退避面(カム面)22a2となっている。
四つのアーム22aのうち、一つのアーム22aには、カム凸部24が設けてある。カム凸部24は、カム22と駆動ギア20とを連結するためのものであり、カム凸部24は駆動ギア20に形成された扇状の長溝20aに挿通され、カム22(アーム22a)と駆動ギア20との間に張架されたバネ22bによって回転方向(図6において時計方向)に付勢されている。したがって、カム22を図6において時計方向に回転させれば、カム22と駆動ギア20とは一体となって回転し、バネ22bの付勢力に抗してカム22を反時計方向に回転させれば、カム凸部24が長溝20aを空転し、カム22のみが回転するようになっている。
レボルバ切換レバー23は、略二等辺三角形状を呈しており、その頂部は駆動ギア20の回転中心となる回転軸21の周りに回転可能に取り付けてあり、左側方に設けたストッパ23aと、右側方に設けたストッパ23bとによって、レボルバ切換レバー23の回転が規制されるようになっている。レボルバ切換レバー23の一方の底部には、回転軸27を介してリンク25が回転可能に取り付けてある。また、レボルバ本体11とレボルバ切換レバー23との間には、バネ23cが張架してあり、レボルバ切換レバー23は、図3において反時計方向に回転するように付勢されている。リンク25は、ギア部25a、リンク部25b、リンク凸部25cを有している。ギア部25aは、レボルバ本体11に固定された内歯歯車26と噛合しており、レボルバ切換レバー23を図6において時計方向に回転させると、リンク25が反時計方向に回転するようになっている。すなわち、レボルバ切換レバー23を時計方向に回転させると、リンク25は駆動ギア20の回転中心となる回転軸21の周りを公転するとともに、リンク25の回転中心となる回転軸27の周りを自転することになる。なお、内歯歯車26とギア部25aとのピッチ円直径比は6対1であり、レボルバ切換レバー23の回転角に対するリンク25の回転角は公転分を差し引いて5倍となる。
リンク部25bは、リンク25の回転中心から径外方向に延在しており、その延在端部下面には、リンクピン28が設けてある。リンクピン28は、押圧面22a1を移動しながら押圧することにより、カム22を回転させるものであって、レボルバ切換レバー23を図6において時計方向に回転させると、リンク25が反時計方向に回転し、リンクピン28が押圧面22a1を移動しながら押圧するようになっている。
リンク25と駆動ギア20との間には、ストッパ機構が設けてある。ストッパ機構は、慣性によるレボルバ回転部12の停止位置のズレを防止するためのもので、リンク25に形成されたリンク凸部25cと、駆動ギア20の上面に取り付けられたギアストッパ32とにより、構成されている。
リンク凸部25cは、リンク25の回転中心から径外方向に延在しており、その端部下面には、折り曲げることにより、下方に延在したストッパ片25c1を有している。
ギアストッパ32は、上方に延在したストッパ片32aを有しており、切換操作を終了した場合に、ストッパ片25c1とわずかな隙間を介して向かい合うようになっている。そして、ストッパ片25c1がギアストッパ32に衝突した場合であっても、クリック機構14においてボール16が溝15bの内部に位置し、ボール16が溝15bの中央に収まると、ストッパ片32aは、ストッパ片25c1とわずかな隙間を介して向かい合うことになる。
図7及び図8に基づいて、より詳細に説明する。なお、図7及び図8は、リンクとカムとの関係を示した模式図である。
レボルバ切換レバー23を切換操作する前の待機状態では、図6に示すように、レボルバ切換レバー23の左側縁がストッパ23aに当接している。この待機状態では、図7−1に示すように、リンクピン28と押圧面22a1とが離反しており、リンクピン28がカム22に作用することはない。したがって、カム22は、回転自在であって、レボルバ回転部12を回転操作(手動操作)しても、駆動ギア20及びカム22は回転するものの、リンクピン28にカム22の回転が伝達されることはない。したがって、本実施の形態であるレボルバ装置10は、レボルバ回転部12を手動操作することにより、対物レンズ5を自由に切り換えることができる。
図7−2に示すように、レボルバ切換レバー23を時計方向にわずかに回転させ、切換操作を開始すると、リンク25が反時計方向に回転し、リンクピン28が押圧面22a1に接することになる。そして、レボルバ切換レバー23の操作力が、カム22、駆動ギア20、従動ギア13(レボルバ回転部12)の順に伝達され、クリック機構14において、クリック15の溝15bからボール16が外れるための力が作用することになる。このとき、リンクピン28がリンクピン28の移動域においてカム22の回転中心から径外方向に離隔した位置で押圧面22a1を押圧することになり、かつ、リンクピン28の移動方向とカム22の移動方向とが略直角となるので、クサビ効果により大きな分力が生じ、操作力量が低減される。
図7−3に示すように、レボルバ切換レバー23を時計方向にさらに回転させると、クリック機構14において、クリック15からボール16が外れるための力が作用することになる。このとき、図7−3に示すように、リンクピン28と押圧面22a1との接点(力点)がカム22の回転中心(支点)にわずかに近づくことになるが、既にボール16がクリック15の溝15bから外れているので、大きな回転力(力量)を必要としない。したがって、小さな回転力(力量)でレボルバ切換レバー23を回転させることができる。
図7−4に示すように、レボルバ切換レバー23を時計方向にさらに回転させると、リンクピン28と押圧面22a1との接点(力点)がカム22の回転中心(支点)に最も近づくことになる。このため、レボルバ切換レバー23の操作量に比べカム22の回転量は大きくなるが、ボール16がクリック15から外れているので、ごくわずかな操作力(力量)でレボルバ切換レバー23を回転させることができる。
図7−5に示すように、レボルバ切換レバー23を時計方向にさらに回転させると、クリック機構14において、クリック15がボール16を迎え入れるための力が作用することになる。このとき、リンクピン28と押圧面22a1との接点(力点)がカム22の回転中心(支点)からリンクピン28の移動域において最も径外方向に離隔することになるので、小さな回転力(力量)でレボルバ切換レバー23を回転させることができる。
そして、ストッパ23bに当接するまでレボルバ切換レバー23を時計方向に回転させると、対物レンズ5が切り替わり、ストッパ片32aとストッパ片25c1とは、わずかな隙間を介して向かい合う。ところで、レボルバ回転部12の慣性により、レボルバ回転部12が過回転(オーバーラン)すると、ストッパ片32aとストッパ片25c1とが衝突し、レボルバ回転部12の回転を停止させる。このとき、クリック機構においてボール16が溝15bの内部に位置するので、その後、クリック15の弾性復元力がボール16に作用し、ボール16が溝15bの中央に収まるように、レボルバ回転部12をわずかに回転(逆転)させる。すると、ボール16が溝15bの中央に収まり、レボルバ回転部12が正規の位置(切替終了位置)に停止することになる。
図8−1に示すように、レボルバ切換レバー23を復帰操作する前の状態では、ストッパ片32aとストッパ片25c1とが、わずかな隙間を介して向かい合っている。そして、復帰操作が開始すると、バネ23cの付勢力が作用して、レボルバ切換レバー23が反時計方向に回転する。すると、図8−2に示すように、リンク25が時計方向に回転を始め、リンクピン28が押圧面22a1から離れ、退避面22a2に接することになる。
そして、図8−3に示すように、リンクピン28は、退避面22a2を押圧することにより、カム22を反時計方向に回転させ、カム凸部24が長溝20aを空転することになる。すなわち、カム凸部24が長溝20aの右側縁部から離反することになる。
その後、ストッパ23aに当接するまでレボルバ切換レバー23を反時計方向に回転させると、図8−4に示すように、リンクピン28が退避面から離脱し、リンクピン28がカム22に作用しなくなる。すると、バネ22bの弾性復元力がカム22に作用し、カム凸部24が長溝20aの右側縁部に接することになる(待機状態)。
以上説明したように、レボルバ切換レバー23を切換操作すると、カム22は四分の一回転することになる。
図2に示すように、駆動ギア20の上に配設したレボルバ切換レバー23の他方の底部には、リンク41が回転自在に接続してあり、レボルバ切換レバー23は、リンク41と、リンク41に一端が回転自在に接続されたリンク42とともに、四節リンクのタスキがけを構成している。リンク42の他端には、回転軸43の一端が固定してあり、回転軸43の他端には操作レバー44の一端が固定してある。したがって、操作レバー44とリンク42とは、回転軸43の軸回りに回転するようになっている。この操作レバー44は、顕微鏡本体1の左側面に配設された焦準ハンドル7Lの後方近傍まで延在し、その端部には、操作ノブ(第一の光学素子切換操作部)8Laが取り付けてある。
駆動ギア20の下に配設したレボルバ切換レバー23の他方の底部には、リンク45が回転自在に接続してあり、レボルバ切換レバー23は、リンク45と、リンク45に一端が回転自在に接続されたリンク46とともに、四節の平行リンクを構成している。リンク46の他端には、回転軸47の一端が固定してあり、回転軸47の他端には操作レバー48の一端が固定してある。したがって、操作レバー48とリンク46とは、回転軸47の軸回りに回転するようになっている。この操作レバー48は、顕微鏡本体の左側面に配設された焦準ハンドル7Lの後方近傍まで延在し、その端部には、操作ノブ(第二の光学素子切換操作部)8Lbが取り付けてある。
操作ノブ8Laと操作ノブ8Lbとは、上下方向に並べてあり、焦準ハンドル7Lの操作姿勢を崩すことなくレボルバ装置10を操作するためのもので、薬指あるいは小指によっても手動操作できるようになっている。操作ノブ8La,8Lbは、いずれか一方を所定量だけ、より具体的には、30ミリから70ミリの範囲で任意に設定された操作量だけ、手前に引くことによって操作され、手前の操作ノブ8Laを引くと、レボルバ回転部12が図2において反時計方向に回転し、奥の操作ノブ8Lbを引くと、レボルバ回転部12が図2において時計方向に回転するようになっている。
上述した回転軸43には、扇形形状を有するセクタギア50が固定してある。セクタギア50には、同一形状を有するセクタギア51が噛合しており、セクタギア50が反時計方向に回転すると、セクタギア51が時計方向に回転するようになっている。セクタギア51は、回転可能に支持された回転軸52に固定してあり、この回転軸52には、操作レバー53の一端が固定してある。したがって、操作レバー53とセクタギア51とは、回転軸52の軸回りに回転するようになっている。この操作レバー53は、顕微鏡本体1の右側面に配設された焦準ハンドル7Rの後方近傍まで延在し、その端部には、操作ノブ(第一の光学素子切換操作部)8Raが取り付けてある。そして、操作レバー53は、操作レバー44と連動し、操作ノブ8Raを手前に引くと、操作ノブ8Laが手前に移動し、操作ノブ8Laを手前に引くと、操作ノブ8Raが手前に移動するようになっている。
上述した回転軸47には、扇形形状を有するセクタギア54が固定してある。セクタギア54には、同一形状を有するセクタギア55が噛合しており、セクタギア54が反時計方向に回転すると、セクタギア55が時計方向に回転するようになっている。セクタギア55は、回転可能に支持された回転軸56に固定してあり、この回転軸56には、操作レバー57の一端が固定してある。したがって、操作レバー57とセクタギア55とは、回転軸56の軸回りに回転するようになっている。この操作レバー57は、顕微鏡本体の右側面に配設された焦準ハンドル7Rの後方近傍まで延在し、その端部には、操作ノブ(第二の光学素子切換操作部)8Rbが取り付けてある。そして、操作レバー57は、操作レバー48と連動し、操作ノブ8Rbを手前に引くと、操作ノブ8Lbが手前に移動し、操作ノブ8Lbを手前に引くと、操作ノブ8Rbが手前に移動するようになっている。
操作ノブ8Raと操作ノブ8Rbとは、上下方向に並べてあり、焦準ハンドル7Rの操作姿勢を崩すことなくレボルバ装置10を操作するためのもので、薬指あるいは小指によっても手動操作できるようになっている。操作ノブ8Ra,8Rbは、いずれか一方を所定量だけ、より具体的には、30ミリから70ミリの範囲で任意に設定された操作量だけ、手前に引くことによって操作され、手前の操作ノブ8Raを引くと、レボルバ回転部12が図2において反時計方向に回転し、奥の操作ノブ8Rbを引くと、レボルバ回転部12が図2において時計方向に回転するようになっている。
上述した実施の形態である顕微鏡のレボルバ装置10は、上述したように、回転軸43に固定したセクタギア50と回転軸52に固定したセクタギア51とが噛合しているので、操作ノブ8La,8Raのいずれか一方を操作すれば、レボルバ回転部12が図2において反時計方向に回転する。同様に、回転軸47に固定したセクタギア54と回転軸56に固定したセクタギア55とが噛合しているので、操作ノブ8Lb,8Rbのいずれか一方を操作すれば、レボルバ回転部12が図2において時計方向に回転する。したがって、顕微鏡を操作するオペレータは、操作しやすい側の操作ノブを適宜選択して操作すればよいことになる。
具体的には、操作ノブ8La(8Ra),8Lb(8Rb)のいずれか一方を手前に引くことによって操作される。操作ノブ8La(8Ra)の操作力は、リンク42,41を介してレボルバ切換レバー23に伝達された後、リンク25、リンクピン28を介してカム22に伝達され、操作ノブ8Lb(8Rb)の操作力は、リンク46,45を介してレボルバ切換レバー23に伝達された後、リンク25、リンクピン28を介してカム22に伝達される。
そして、操作ノブ8La(8Ra),8Lb(8Rb)の操作開始直後は、リンクピン28がカム22の回転中心から離れた位置で押圧面22a1を押圧することになり、かつ、リンクピン28の移動方向とカム22の移動方向とが略直角となるので、クサビ効果により大きな分力が生じる。この結果、小さな操作力(力量)で、クリック15の溝15bからボール16が外れることになる。
また、操作ノブ8La(8Ra),8Lb(8Rb)の操作終了直前は、操作ノブ8La,8Lbの操作開始直後と同様に、リンクピン28がカムの回転中心から離れた位置で押圧面22a1を押圧することになり、かつ、リンクピン28の移動方向とカム22の移動方向とが略直角となるので、クサビ効果により大きな分力が生じる。この結果、小さな操作力(力量)で、クリック15がボール16を迎え入れることになる。
上述した実施の形態である顕微鏡のレボルバ装置10によれば、レボルバ回転部12を手動操作することにより対物レンズ5を切り換えることもできれば、操作ノブ8La(8Ra),8Lb(8Rb)を手動操作することにより対物レンズ5を切り換えることもできる。
また、対物レンズ5の切換操作開始直後のボール16がクリック15の溝15bから外れる時に、リンクピン28と押圧面22a1の接点(力点)がカム22の回転中心(支点)から離れた位置となるので、レボルバ切換レバー23の操作力(力量)を小さくできる。
同様に、対物レンズ5の切換操作終了直前のボール16がクリック15に迎え入れられる時に、リンクピン28と押圧面22a1の接点(力点)がカム22の回転中心(支点)から離れた位置となるので、レボルバ切換レバー23の操作力(力量)を小さくできる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、上述した実施の形態1と同様、顕微鏡の光学素子切換装置を顕微鏡のレボルバ装置に適用した例を図9に基づいて説明する。なお、図9は、本発明の実施の形態2である顕微鏡のレボルバ装置を示す平面図である。
図9に示すように、本発明の実施の形態2である顕微鏡のレボルバ装置110は、上述したレボルバ装置10と同様、対物レンズ(光学素子)を切り換えるためのもので、対物レンズを左右方向に移動することにより、対物レンズを切り換えるようになっている(直動式)。なお、上述した実施の形態1にかかる顕微鏡のレボルバ装置10と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
レボルバ装置110は、顕微鏡本体1のアーム先端の下側に固定されたレボルバ本体(本体)111と、レボルバ本体111に移動自在に設けられたレボルバ移動部(移動体)112とを備えている。レボルバ本体111には、一対のガイド111bが設けてある。一対のガイド111bは、平行となるように配置された断面円形の棒状部材であって、レボルバ移動部112に形成されたガイド穴(図示せず)を挿通することにより、レボルバ移動部112が左右方向に移動自在となっている。
レボルバ本体111には、光路111aが形成してあり、対物レンズを通った光が顕微鏡本体1のアーム先端と鏡筒を経て接眼レンズに届くようになっている。
レボルバ移動部112には、複数の対物レンズが装着可能であって、本実施の形態である顕微鏡のレボルバ装置110のレボルバ移動部112には、5つの対物レンズが装着されるようになっている。具体的には、レボルバ移動部112の移動方向、同一直線上であって、等間隔となる位置に対物レンズが装着されるネジ穴112aが5つ形成してある。したがって、レボルバ移動部112を図9において左方あるいは右方に移動させると、対物レンズが切り替わることになる。また、レボルバ移動部112の後縁部には、ラックギア113が形成してある。さらに、レボルバ移動部112の右側面部には、操作レバー112bが取り付けてあり、この操作レバー112bを直接手動操作することによって、レボルバ移動部112を移動させ、対物レンズを切り換えることもできるようになっている。
レボルバ本体111とレボルバ移動部112との間には、クリック機構114が設けてある。クリック機構114は、対物レンズを停止位置に正確に停止させるためのもので、本実施の形態にかかるクリック機構114は、レボルバ本体111に設けたクリック115と、レボルバ移動部112に設けたボール(図示せず)とにより構成されている。クリック115は、レボルバ本体111に取り付けた板バネであって、両方向からボールを迎え入れることができるように、両側縁部が斜めに折り曲げてあり、その中央にボールが嵌る溝(図示せず)が設けてある。ボールは、レボルバ移動部112の上面に形成された半球形の突起であり、対物レンズの停止位置(切換位置)に対応するように設けてある。そして、対物レンズを切り換える場合には、溝に嵌ったボールが溝から外れ、その後、迎え入れた次のボールが溝に嵌ることになる。
レボルバ移動部112の奥方には、駆動ギア20が配設してある。駆動ギア20とラックギア113との間には、駆動ギア20と噛合する作動ギア部(大径ギア部)161aと、ラックギア113と噛合する従動ギア部(小径ギア部)161bとを有した減速ギア161が設けられている。作動ギア部161aのピッチ円直径は、駆動ギア20のピッチ円直径の四分の一となるように設定してあり、従動ギア部161bのピッチ円の長さ(展開長)は、ネジ穴112aとネジ穴112aとの間隔(ピッチ)と同一となるように設定してある。したがって、駆動ギア20を四分の一回転させると、減速ギア161が一回転し、対物レンズが隣りのネジ穴112aに装着された対物レンズに切り替わるようになっている。
上述した実施の形態である顕微鏡のレボルバ装置110は、焦準ハンドルの近傍に配設された操作ノブを操作することにより、対物レンズが切り換えられるので、顕微鏡を操作するオペレータは、焦準ハンドルの操作姿勢を崩す必要がない。
また、実施の形態である顕微鏡のレボルバ装置110は、上述した実施の形態1に係る顕微鏡のレボルバ装置10と同様に、ボールがクリック115から外れる時、ボールがクリック115に嵌る時の操作力量を小さくできる。また、切換操作の途中では、操作ノブの操作量が少なくて済む。
(実施の形態3)
実施の形態3では、顕微鏡の光学素子切換装置を顕微鏡のコンデンサ装置に適用した例を図10及び図11に基づいて説明する。なお、図10は、本発明の実施の形態3である顕微鏡のコンデンサ装置を示す斜視図であり、図11は、図10に示したコンデンサ装置の平面図である。また、上述した実施の形態1にかかる顕微鏡のレボルバ装置と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、本発明の実施の形態3である顕微鏡のコンデンサ装置210は、光学素子205を切り換えるためのもので、ステージとともに上下動するコンデンサ本体(筐体)211と、コンデンサ本体211に回転自在に設けたターレット212とを備えている。
ターレット212は、回転軸211bによってコンデンサ本体211に回転自在に支承されている。ターレット212には、複数の光学素子205が装着可能であって、本実施の形態であるコンデンサ装置210のターレット212には、4つの光学素子205が装着されるようになっている。具体的には、ターレット212の回転中心から同一半径となる位置であって、等間隔となる位置に光学素子205が装着されるようになっている。したがって、ターレット212を図10において時計方向あるいは反時計方向に四分の一回転させると、光学素子205が切り替わるようになっている。
また、ターレット212の外周には、従動ギア213が形成してある。従動ギア213の歯数は、装着される光学素子205の数で割り切れる数であって、本実施の形態では、4で割り切れる歯数を有している。
コンデンサ本体211とターレット212との間には、クリック機構214が設けてある。クリック機構214は、光学素子205を停止位置に正確に停止させるためのもので、本実施の形態のクリック機構214は、コンデンサ本体に取り付けたクリック215と、ターレット212に設けたボール(図示せず)とにより構成されている。クリック215は、コンデンサ本体211の上面に取り付けた板バネであって、両方向からボールを迎え入れることができるように、両側縁部が斜めに折り曲げてあり、その中央にボールが嵌る溝が設けてある。ボールは、ターレット212の上面に形成された半球形の突起であり、光学素子205の停止位置(切換位置)に対応するように設けてある。そして、光学素子205を切り換える場合には、溝に嵌ったボールが溝から外れ、その後、迎え入れた次のボールが溝に嵌ることになる。
コンデンサ本体(筐体)211の内部には、駆動ギア20が配設してある。駆動ギア20は、ターレット212を回転させるためのもので、コンデンサ本体211に設けられた回転軸221の周りに回転自在に取り付けてある。駆動ギア20と従動ギア213(ターレット212)との間にはアイドラ260が設けてあり、駆動ギア20が回転するとターレット212(従動ギア213)が回転するようになっている。アイドラ260は、コンデンサ本体211に回転自在に支承された回転軸であって、一端に駆動ギア20と噛合するアイドルギア261が設けられ、他端に従動ギア213(ターレット212)と噛合するアイドルギア262が設けられている。駆動ギア20と駆動ギアに噛合するアイドルギア261のギア比は、従動ギア213と従動ギアに噛合するアイドルギア262のギア比に等しく、駆動ギア20を一回転させると従動ギア213(ターレット212)が一回転するようになっている。したがって、駆動ギア20を図10において時計方向あるいは反時計方向に四分の一回転させると、光学素子205が切り替わるようになっている。
図11に示すように、駆動ギア20の上には、駆動ギア20を図11において時計方向に回転させるカム22と切換レバー(光学素子切換操作部)223Rとが配設してあり、駆動ギア20の下には、駆動ギア20を反時計方向に回転させるカム22と切換レバー223Lとが配設してある。駆動ギア20を時計方向に回転させるカム22と、駆動ギア20を反時計方向に回転させるカム22とは、駆動ギア20を境にして上下反対となるように取り付けたものであり、同一形状を有している。同様に、駆動ギア20を時計方向に回転させる切換レバー223Rと、駆動ギア20を反時計方向に回転させる切換レバー(光学素子切換操作部)223Lとは、駆動ギア20を境にして上下反対となるように取り付けたものであり、同一形状を有している。なお、説明の便宜上、切換レバーを図11において、波線で示すこととする。
図10に示すように、駆動ギア20の上に配設した切換レバー223Rは、駆動ギア20の回転中心から顕微鏡本体1の右側面に配設された焦準ハンドル7Rの近傍まで延在した板状の部材であって、その一端は駆動ギア20の回転中心となる回転軸221の周りに回転可能に取り付けてある。
そして、図11に示すように、切換レバー223Rを図11において時計方向に回転操作すると、操作力は、リンク25、カム22の順に伝達され、駆動ギア20が時計方向に四分の一回転することになる。駆動ギア20が時計方向に四分の一回転すると、その回転がアイドラ260を経由して従動ギア213に伝達され、ターレット212を時計方向に四分の一回転させることになり、光学素子205が切り替わる。
一方、駆動ギア20の下に配設した切換レバー223Lは、駆動ギア20の回転中心から顕微鏡本体1の左側面に配設された焦準ハンドル7Lの近傍まで延在した板状の部材であって、その一端は、図11に示すように、駆動ギア20の回転中心となる回転軸221の周りに回転可能に取り付けてある。
そして、切換レバー223Lを図11において反時計方向に回転操作すると、操作力は、リンク25、カム22の順に伝達され、駆動ギア20が反時計方向に四分の一回転することになる。駆動ギア20が反時計方向に四分の一回転すると、その回転がアイドラ260を経由して従動ギア213に伝達され、ターレット212を反時計方向に四分の一回転させることになり、光学素子205が切り替わる。
上述した実施の形態である顕微鏡のコンデンサ装置210は、顕微鏡本体の左側面に配設された切換レバー223Lあるいは顕微鏡本体の右側面に配設された切換レバー223Rを操作することにより、光学素子205が隣りのものと切り替えられるので、顕微鏡を操作するオペレータは操作姿勢を崩す必要がない。
また、本実施の形態である顕微鏡のコンデンサ装置210は、上述した実施の形態1にかかる顕微鏡のレボルバ装置10と同様に、ボールがクリックから外れる時、ボールがクリックに嵌る時の操作力量を小さくできる。また、切換操作の途中では、切換レバーの操作量が少なくて済む。
(実施の形態4)
実施の形態4では、顕微鏡の光学素子切換装置を倒立型顕微鏡のレボルバ装置に適用した例を図12に基づいて説明する。なお、図12は、本発明の実施の形態である倒立顕微鏡の模式図である。
図12に示すように、本発明の実施の形態である顕微鏡は、顕微鏡本体301、鏡筒302、ステージ303を備えている。鏡筒302は、顕微鏡本体301に設置され、接眼レンズ(図示せず)を介して像が観察されるようになっている。ステージ303は、左右方向(X方向)及び前後方向(Y方向)に移動可能であって、載置された標本を二次元の任意の位置に移動させることができるようになっている。
本発明の実施の形態である顕微鏡のレボルバ装置310は、焦準ガイド309によって上下方向に移動可能にガイドされ、顕微鏡本体301の左側面と右側面とに配設された焦準ハンドル307R,307Lを操作することにより、レボルバ装置310を上下方向(Z方向)に移動させることができるようになっている。
図12に示すように、本発明の実施の形態3である顕微鏡のレボルバ装置310は、対物レンズ(光学素子)305を切り換えるためのもので、焦準ガイド309の上端から水平方向に延在したレボルバ本体(本体)311と、レボルバ本体311に回転自在に設けられたレボルバ回転部(移動体)312とを備えている。
レボルバ回転部312には、複数の対物レンズ305が装着可能であって、本実施の形態であるレボルバ装置310のレボルバ回転部312には4つの対物レンズ305が装着されるようになっている。具体的には、レボルバ回転部312の回転中心から同一半径となる位置であって、等間隔となる位置に対物レンズ305が装着されるネジ穴(図示せず)が形成してある。したがって、レボルバ回転部312を四分の一回転させると、対物レンズ305が切り替わるようになっている。
また、レボルバ回転部312の外周には、従動ギア313が形成してある。従動ギア313の歯数は、装着される対物レンズ305の数で割り切れる数であって、本実施の形態では、4で割り切れる歯数を有している。
レボルバ本体311と、レボルバ回転部312との間にはクリック機構314が設けてある。クリック機構314は、対物レンズ305を停止位置に正確に停止させるためのもので、本実施の形態のクリック機構314は、レボルバ本体311に設けたクリック315と、レボルバ回転部312の下面に設けたボール316とにより構成されている。クリック315は、レボルバ本体311の下面に取り付けた板バネであって、両方向からボール316を迎え入れることができるように、両側縁部が斜めに折り曲げてあり、その中央にボール316が嵌る溝が設けてある。ボール316は、レボルバ回転部312の縁部下面に形成された半球形の突起であり、対物レンズ305の停止位置(切換位置)に対応するように設けてある。そして、対物レンズ305を切り換える場合には、溝に嵌ったボール316が溝から外れ、その後、迎え入れた次のボール316が溝に嵌ることになる。
レボルバ回転部312の右方には、従動ギア313と噛合する傘歯車361が設けてあり、傘歯車361を一回転させると、従動ギア313が四分の一回転し、対物レンズ305が隣りのものと切り替わるようになっている。この傘歯車361は、レボルバ本体311の基端部に回転可能に支承された駆動軸360の上端部に取り付けられており、レボルバ本体311及びレボルバ回転部312とともに上下方向に移動するようになっている。なお、レボルバ回転部312の回転軸は、焦準ガイド309に対して傾いているが、従動ギア313と傘歯車361とが噛合することにより、駆動軸360の延在方向は焦準ガイド309のガイド方向と一致するようになっている。
図13に示すように、駆動軸360の下端部には、カム322が取り付けてある。カム322は、円板形状を呈しており、その回転中心近傍から径外方向に延在する長溝322aを有している。この長溝322aには、作動ピン(リンクピン)328が移動可能に嵌め込まれている。図13に示すように、作動ピン328は、駆動軸360の下方に設けられ、軸心がXだけずれた回転軸325の端部にYだけ偏心して取り付けてあり、回転軸325が一回転すると作動ピン328が回転軸325の周りを回転することになる。
図14に基づいて、より詳細に説明する。なお、図14は、作動ピンとカムとの関係を示した模式図である。
図14−1に示すように、回転軸を回転操作する前の待機状態では、作動ピン328が駆動軸360から最も離れた位置にある。切換操作を開始すると、操作力が、回転軸325、作動ピン328、カム322、駆動軸360、傘歯車361、従動ギア313(レボルバ回転部312)の順に伝達され、クリック機構314において、クリック315の溝からボール316が外れるための力が作用することになる。このとき、作動ピン328が駆動軸360から最も離れた位置でカム322を押圧することになるので、少ない操作力量で駆動軸を回転させることができる。
図14−2に示すように、回転軸325を時計方向に四分の一だけ回転させると、作動ピン328が駆動軸360に徐々に近づくことになるが、ボール316がクリック315から外れているので、ごくわずかな操作力で駆動軸360を回転させることができる。
回転軸325を時計方向にさらに四分の一(計二分の一)だけ回転させると、図14−3に示すように、作動ピン328が駆動軸360に最も近づくことになるが、ボール316がクリック315から外れているので、ごくわずかな操作力で駆動軸360を大きく回転させることができる。
回転軸325を時計方向にさらに四分の一(計四分の三)だけ回転させると、クリック315にボール316が迎え入れる力が作用することになる。このとき、図14−4に示すように、作動ピン328が駆動軸360から徐々に遠ざかることになるので、少ない操作力量で駆動軸360を回転させることができる。
図12に示すように、回転軸325の下端部には、従動プーリ370が取り付けてある。また、顕微鏡本体301(筐体)の内部には、操作ダイヤル(光学素子切換操作部)380が回転可能に設けてあり、その一部が顕微鏡本体301の左側面から露出するようになっている。操作ダイヤル380には、同一の回転軸を有する駆動プーリ381が取り付けてあり、操作ダイヤル380を回転させると、駆動プーリ381が回転するようになっている。
この駆動プーリ381と上述した従動プーリ370との間には、ベルト371が張架してあり、駆動プーリ381を四分の一回転すると、従動プーリ370が一回転するようになっている。そして、操作ダイヤル380から入力された操作力は、従動プーリ370に伝達され、回転軸325を回転させることになる。
操作ダイヤル380の上面には、対物レンズ305と対応するように対物レンズ305の装着位置番号380aが付されている。この装着位置番号380aは、図15に示すように、顕微鏡本体301の前面に設けた小窓301aから視認可能であって、この装着位置番号380aを見れば、現在用いられている対物レンズ305を識別できる。
上述した実施の形態である顕微鏡のレボルバ装置310は、焦準ハンドル307Lの近傍に一部が露出した操作ダイヤル380を回転操作することにより、対物レンズ305が切り換えられるので、顕微鏡の操作姿勢を崩す必要がない。
また、実施の形態である顕微鏡のレボルバ装置310は、上述した実施の形態1にかかる顕微鏡のレボルバ装置10と同様に、ボール316がクリック315から外れる時、ボール316がクリック315に嵌る時の操作力量を小さくできる。
上述した顕微鏡の光学素子切換装置は、下記の付記1〜付記9に記載した特徴を有するものである。
(付記1)
本体と、本体に移動自在に設けられ、かつ、光学素子が装着された移動体と、本体と移動体との間に設けられ、移動体の停止位置を規定するクリック機構とを備えた顕微鏡の光学素子切換装置において、
本体に回転軸で回転可能に設けられ、回転軸から径外方向に延在したカム面が押圧されることにより、移動体を移動させるカムと、
カムの回転軸から離隔した位置で回転可能に設けられたリンクと、
リンクの回転中心から径外方向に延在した延在端部に設けられ、前記カム面を径方向に移動しながら押圧するリンクピンと
を備え、
リンクの回転開始直後と回転終了直前とにリンクピンの移動域においてカムの回転軸から径外方向に離隔した位置でリンクピンがカム面を押圧することを特徴とする顕微鏡の光学素子切換装置。
上述した顕微鏡の光学素子切換装置は、本体に回転軸で回転可能に設けられ、回転軸から径外方向に延在したカム面が押圧されることにより、移動体を移動させるカムと、カムの回転軸から離隔した位置で回転可能に設けられたリンクと、リンクの回転中心から径外方向に延在した延在端部に設けられ、カム面を径方向に移動しながら押圧するリンクピンとを備え、リンクの回転開始直後と回転終了直前とにリンクピンの移動域においてカムの回転軸から径外方向に離隔した位置でリンクピンがカム面を押圧するので、リンクの回転開始直後と回転終了直前、すなわち、光学素子の切換開始直後と切換終了直前とに必要とする操作力量が軽減され、光学素子の切換操作がしやすいものとなる。
(付記2)
前記カムが四分の一回転した場合に光学素子が切り替わるように移動体が移動することを特徴とする付記1に記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
(付記3)
前記カムが一回転した場合に光学素子が切り替わるように移動体が移動することを特徴とする付記1に記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
(付記4)
カムの回転軸と中心が一致するように本体に固定された内歯歯車と、
前記リンクの外周に設けられ、内歯歯車と噛合するギア部と、
カムの回転軸と同一軸に回転可能に設けられ、前記リンクが回転可能に取り付けられた切換レバーと
を有し、
切換レバーが回転することにより、前記リンクがカムの回転軸の周りを公転するとともに自転することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
(付記5)
移動体に設けられた従動ギアと噛合し、移動体を移動させる駆動ギアを備え、
前記カムが駆動ギアを回転させることを特徴する付記1〜4のいずれか一つに記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
(付記6)
前記リンクにリンクストッパを設けるとともに、前記駆動ギアにギアストッパを設け、前記リンクストッパと前記ギアストッパとを当接させることにより、移動体のオーバーランを阻止することを特徴とする付記5に記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
(付記7)
前記切換レバーは、四節リンクによって焦準ハンドルの近傍に配設した操作レバーに連結されたことを特徴とする付記4に記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
(付記8)
前記リンクピンは、カムを一方向にのみ間欠的に回転させることを特徴とする付記1に記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
1 顕微鏡本体
2 鏡筒
3 ステージ
4 接眼レンズ
5 対物レンズ(光学素子)
6 ステージハンドル
7L,7R 焦準ハンドル
8La,8Lb,8Ra,8Rb 操作ノブ(光学素子切換操作部)
10 レボルバ装置
11 レボルバ本体(本体)
11a 光路
12 レボルバ回転部(移動体)
12a ネジ穴
13 従動ギア
14 クリック機構
15 クリック
15a 側縁部
15b 溝
16 ボール
20 駆動ギア
20a 長溝
21 回転軸
22 カム
22a アーム
22a1 押圧面(カム面)
22a2 退避面(カム面)
22b バネ
23 レボルバ切換レバー
23a ストッパ
23b ストッパ
23c バネ
24 カム凸部
25 リンク
25a ギア部
25b リンク部
25c リンク凸部
25c1 ストッパ片
26 内歯歯車
27 回転軸
28 リンクピン
32 ギアストッパ
32a ストッパ片
41,42 リンク
43 回転軸
44 操作レバー
45,46 リンク
47 回転軸
48 操作レバー
50 セクタギア
51 セクタギア
52 回転軸
53 操作レバー
54 セクタギア
55 セクタギア
56 回転軸
57 操作レバー
110 レボルバ装置
111 レボルバ本体(本体)
111a 光路
111b ガイド
112 レボルバ移動部(移動体)
112a ネジ穴
112b 操作レバー
113 ラックギア
114 クリック機構
115 クリック
161 減速ギア
161a 作動ギア部
161b 従動ギア部
205 光学素子
210 コンデンサ装置
211 コンデンサ本体
211b 回転軸
212 ターレット
213 従動ギア
214 クリック機構
215 クリック
223L 切換レバー(光学素子切換操作部)
223R 切換レバー(光学素子切換操作部)
260 アイドラ
261 アイドルギア
262 アイドルギア
301 顕微鏡本体
301a 小窓
302 鏡筒
303 ステージ
305 対物レンズ(光学素子)
307R,307L 焦準ハンドル
309 焦準ガイド
310 レボルバ装置
311 レボルバ本体(本体)
312 レボルバ回転部(移動体)
313 従動ギア
314 クリック機構
315 クリック
316 ボール
322 カム
322a 長溝
325 回転軸
328 作動ピン(リンクピン)
360 駆動軸
361 傘歯車
370 従動プーリ
371 ベルト
380 操作ダイヤル(光学素子切換操作部)
380a 装着位置番号
381 駆動プーリ

Claims (7)

  1. 顕微鏡本体と、顕微鏡本体に移動自在に設けられ、かつ、複数の光学素子が装着された移動体と、光学素子の焦点を調整する焦準操作部とを備えた顕微鏡において、
    前記焦準操作部の近傍に設けられ、所定方向に所定量の移動操作が可能な光学素子切換操作部と、
    光学素子切換操作部と移動体との間に設けられ、光学素子切換操作部が移動操作された場合に操作力を移動体に伝達し、一回の所定量の移動操作によって光学素子が切り替わるように移動体を移動させる操作力伝達機構と
    を備えたことを特徴とする顕微鏡。
  2. 前記光学素子切換操作部は、所定方向に所定量の移動操作が可能な第一の光学素子切換操作部と、第一の光学素子切換操作部と同一方向に同一量の移動操作可能な第二の光学素子切換操作部とを有し、
    前記操作力伝達機構は、前記第一の光学切換操作部が移動操作された場合に前記移動体を一方向に移動させ、前記第二の光学素子切換操作部が移動操作された場合に前記移動体を一方向と反対方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡。
  3. 前記第一の光学素子切換操作部と前記第二の光学素子切換操作部とは、前記焦準操作部の後方に上下方向に並べて配設したことを特徴とする請求項2に記載の顕微鏡。
  4. 前記所定量の移動操作が30ミリから70ミリまでの範囲で設定されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の顕微鏡。
  5. 前記光学素子切換操作部は、顕微鏡本体の左側と顕微鏡本体の右側とに設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の顕微鏡。
  6. 前記移動操作は、直動操作あるいは回転操作であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の顕微鏡。
  7. 前記光学素子切換操作部は、
    顕微鏡本体に支承され、移動体の位置を識別する識別符号が付された回転操作式の操作ダイヤルであって、
    移動体の位置と対応する識別符号が移動した位置と一致するように、顕微鏡本体に小窓を設けたことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡。
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