JP2010032937A - ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】高画質を満足する高性能で小型のズームレンズを提供する。
【解決手段】物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4とを配置して構成する。第4レンズ群は、正負2枚のレンズからなる接合レンズから構成する。変倍に際しては、第1レンズ群G1および第4レンズ群G4が固定されるとともに、第2レンズ群G2および第3レンズ群G3が光軸に沿って移動する。そして、第1レンズ群G1の焦点距離をf1、第3レンズ群G3の焦点距離をf3としたとき、以下の条件式を満足するように構成する。
0.2<|f3/f1|<0.5
【選択図】図2

Description

本発明は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子上に被写体像を形成するズームレンズに関するものである。
近年、デジタルスティルカメラに限らず、携帯電話機、携帯情報端末、インターネットカメラ等の小型の装置にカメラモジュールが搭載されてきている。これら小型の装置においては、カメラモジュールの搭載スペースが非常に制約されることから、撮像レンズの性能向上はもちろんのこと、小型化への要求も非常に強いことが知られている。従来は、こうしたスペース上の制約に対して、ピント調節機構等の不要なパンフォーカスタイプの撮影レンズを搭載することで対応してきたのが実情である。
しかしながら、昨今、携帯電話機等の高機能化に伴い、これら小型の装置においても、デジタルスティルカメラと同様にズームレンズの搭載が検討されている。ズームレンズにおいて変倍および合焦を行うには、当該ズームレンズを構成するレンズ群のうち少なくとも2つのレンズ群を移動させる必要がある。このため、カメラモジュールの光軸方向の長さの増大が抑えられた全長の短いズームレンズを実現することは困難とされてきた。例えば、ズームレンズを保持するレンズ鏡胴を沈胴式にすることで不使用時のレンズ全長を短縮することを考慮しても、ズームレンズの全長を個々のレンズの厚さの総和よりも短くすることはできない。
そこで、例えば特許文献1に記載のズームレンズのように、ズームレンズの中に直角プリズムや反射ミラー等の反射部材を設け、この反射部材により光路を直角に折り曲げることによってズームレンズの小型化を図った光学系が知られている。
なお、上記特許文献1に記載のズームレンズは、4群7枚構成であり、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とから構成されている。
特開2007−93955号公報
ところで、上述の携帯電話機等の小型の装置にあっては、装置そのものの小型化と並行して、撮像素子の高画素化も図られている。これに伴い、ズームレンズには、良好な収差補正能力や高解像度への対応等、高性能化も求められている。上記特許文献1に記載のズームレンズは、少ないレンズ枚数で比較的良好に収差を補正することができるものの、レンズ系の全長が長く、高性能化および小型化への要求を共に満足するものではなかった。
このような高性能化および小型化への要求は、携帯電話機等の小型の装置に限られたものではなく、一般向けのデジタルスティルカメラ等においても画像の変倍、特に画像劣化の少ない光学変倍が望まれており、その一方で携帯性を良くするための薄型化も望まれている。
本発明は上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は高画質を満足する高性能で小型のズームレンズを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、ズームレンズを、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正または負の屈折力を有する第4レンズ群とから構成した。このうち第1レンズ群を、物体側より順に、負のメニスカスレンズと、入射光を反射して光路を折り曲げる反射部材とから構成するとともに、第2レンズ群を、正負2枚のレンズから構成し、第3レンズ群を、物体側より順に、絞りと、正負2枚のレンズからなる接合レンズであって正の屈折力を有する前群レンズと、物体側に凹面を向けた1枚のレンズであって負の屈折力を有する後群とから構成し、第4レンズ群を、正負2枚のレンズからなる接合レンズとして構成した。このような構成において、変倍に際しては、上記第1レンズ群および上記第4レンズ群が固定され、上記第2レンズ群および上記第3レンズ群が光軸に沿って移動するようにした。
ズームレンズとしてこのような構成を採用することにより、高性能化と小型化の両立を図ることができる。特に、第4レンズ群が2枚の接合レンズによって構成されているため、第2レンズ群の正負2枚のレンズおよび第3レンズ群の接合レンズと協同して、変倍全域にわたる良好な色収差補正が行われるようになる。
また、本発明では、広角端から望遠端への変倍を行うに際して、上記第2レンズ群が像面側へ移動した後に物体側へ移動し、上記第3レンズ群が物体側に移動するようにした。
また、本発明では、上記第1レンズ群の焦点距離をf1、上記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、以下の条件式(1)を満足するように構成した。
0.2<|f3/f1|<0.5 (1)
ここで条件式(1)は、上記第2レンズ群および上記第3レンズ群の移動態様を規定するための条件である。当該条件式(1)を満たすことにより、変倍において、広角端での第2レンズ群の光軸上の位置と望遠端での第2レンズ群の光軸上の位置とがほぼ一致することになる。すなわち、この条件式(1)を満たすことにより、反射部材と第2レンズ群との間隔が広角端および望遠端においてほぼ一定の値となる。
一般に、ズームレンズから被写体までの距離(以下、物体距離という)が無限大のときには良好な収差が得られたとしても、物体距離が変われば、例えば至近となれば、収差の劣化が生じることとなる。条件式(1)を満たすことで、物体距離が無限大のときの第2レンズ群の光軸上の位置と、物体距離が至近のときの第2レンズ群の光軸上の位置との差分(繰出し量)が広角端と望遠端とでほぼ同一の値となる。このため、本発明のズームレンズによれば、至近距離から無限大(∞)まで変倍全域において収差の劣化を良好に抑制することが可能となる。
上記条件式(1)において、上限値「0.5」を超えると、広角端において第2レンズ群が物体側に大きく移動するため、ズームレンズの小型化を図ることが困難になる。また、下限値「0.2」を下回ると、第2レンズ群が、バックフォーカスの補正に関して像側に大きく移動するため、この場合もズームレンズの小型化を図ることは困難となる。
また、本発明では、上記第3レンズ群の上記前群レンズの焦点距離をf3a、上記後群の焦点距離をf3bとしたとき、以下の条件式(2)を満足するように構成した。
|f3a/f3b|<0.7 (2)
ここで条件式(2)は、レンズ系全体を小型化すると共に、結像性能を良好に保つための条件である。上限値「0.7」を超えると、変倍系全体の小型化には有効であるものの、第3レンズ群の前群の屈折力が強くなるため、変倍全域にわたって球面収差およびコマ収差のバランスをとることが困難となる。
このような構成においては、前群レンズおよび後群レンズの各レンズ面のうち少なくとも一面を非球面として、上記条件式(2)を満たすようにすることが望ましい。このようにすれば、第3レンズ群全体の屈折力を強くすることができるため、第3レンズ群が光軸に沿って大きく移動したとしても、変倍全域においてコマ収差、球面収差および像面湾曲のバランスを良好にとることができるようになる。
さらに、本発明では、上記第3レンズ群の上記前群レンズのうち、負レンズのアッベ数をνd3n、正レンズのアッベ数をνd3pとしたとき、以下の条件式(3)を満足するように構成した。
25<ν3p−ν3n (3)
ここで条件式(3)は、広角端から望遠端までの変倍全域にわたって軸上の色収差のバランスと像面湾曲を安定に保つための条件である。条件式(3)の範囲から外れると、軸上の色収差が+方向(補正過剰)となり特に望遠側の短波長が大きく補正過剰となる。また、これを補正するために接合面の曲率半径を大きくすれば、像面の湾曲が増大し、良好な結像状態を保つことができない。
この条件式(3)は、前群レンズにおける接合面の曲率半径をレンズ加工の上で適正に保つための条件でもある。よって、条件式(3)の範囲から外れることにより、上記接合面の曲率半径が極めて小さな値となり、高い精度でのレンズ加工が必要とされることとなって、ひいては製造コストのアップに繋がることになる。
さらに、このようなレンズ構成においては、上記第2レンズ群のうちの負レンズのアッベ数をνd2n、正レンズのアッベ数をνd2pとしたとき、以下の条件式(4)を満たすようにすることがより望ましい。
15<νd2n−νd2p (4)
この条件式(4)の範囲から外れると、軸上の色収差と倍率の色収差の補正を同時に満たすことが困難となる。また、第2レンズ群の接合面の曲率半径を小さくすることでこれら収差の補正を図ろうとすると、球面収差とコマ収差のバランスが著しく悪化してしまう。
また、本発明では、上記第4レンズ群を負の屈折力を有するレンズ群とした。このように、負の屈折力を有するレンズ群を最終レンズ群とすることで、主点の位置が物体側に移動するため、レンズ系の全長を短くすることができる。
本発明のズームレンズによれば、物体距離が至近から無限大にわたり、広角端から望遠端まで各種収差が良好に補正されるため、高画質を満足する高性能で小型のズームレンズを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4とから構成される。第4レンズ群G4と撮像素子の像面との間には、カバーガラス10が配置されている。このカバーガラス10は、割愛することも可能である。なお、図1では、第2レンズ群G2の上部が水平に切断されているが、これは光線の通らない部分をDカットしたものである。
また、本実施の形態に係るズームレンズでは、第1レンズ群G1および第4レンズ群G4は固定されており、第2レンズ群G2および第3レンズ群G3は光軸に沿って移動可能に構成されている。こうしたレンズ構成において、広角端から望遠端への変倍を行うに際しては、第2レンズ群G2が像面側へ移動した後に物体側へ移動し、第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側に移動する。詳しくは、第2レンズ群G2は、その移動軌跡が物体側に凹状となるように光軸に沿って移動し(図9参照)、第3レンズ群G3は、第2レンズ群G2に近づく方向にその移動軌跡が直線状となるように光軸に沿って移動する。
このように、本実施の形態に係るズームレンズは、第3レンズ群G3の移動によって変倍が行われるとともに、第2レンズ群G2の移動によって合焦およびバックフォーカスの調整が行われる構成となっている。
上記ズームレンズにおいて、第1レンズ群G1は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズである第1レンズL1と、入射光を反射して光路を直角に折り曲げるプリズムR1(反射部材)とから構成されている。本実施の形態に係るズームレンズでは、プリズムR1として、光線の通過する入射面および出射面の形状が長方形(奥行き方向に長い)となる直角三角柱状のプリズムを採用している。よって、上述の第2レンズ群G2のDカットされた構成と相まって、ズームレンズ全体の更なる小型化が図られている。
この反射部材としては、入射光を反射して光路を折り曲げる作用を有するものであればよく、本実施の形態のプリズムの他に、例えばミラーを採用することもできる。なお、便宜上、図2のレンズ断面図においては、プリズムR1を、その光路長と等価な平行平面板として表すことにする。
第2レンズ群G2は、物体側に凹面を向けた正のメニスカスレンズである第2レンズL2と両凹レンズである第3レンズL3とを接合してなる1枚の接合レンズから構成される。この接合レンズは、正レンズと負レンズとの組合せであればその正負の屈折力の並びは限定されない。物体側のレンズが負レンズであり、像面側のレンズが正レンズであってもよい。また、この第2レンズ群G2は、上述の1枚の接合レンズに限定されるものではなく、分離した正負2枚のレンズから構成されてもよい。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、絞りSTと、正の屈折力を有する前群レンズと両凹レンズである第6レンズL6(後群)とから構成される。前群レンズは、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズである第4レンズL4と、両凸レンズである第5レンズL5との接合レンズによって構成されている。この前群レンズの接合レンズも、上記第2レンズ群G2の接合レンズと同様、正レンズと負レンズとの組合せであればその正負の屈折力の並びは限定されない。
そして、第4レンズ群G4は、両凹レンズである第7レンズL7と両凸レンズである第8レンズL8との接合レンズによって構成されている。
本実施の形態では、必要に応じて、各レンズのレンズ面を非球面で形成している。これらレンズ面に採用する非球面形状は、光軸方向の軸をZ、光軸に直交する方向の高さをH、円錐係数をk、非球面係数をA4、A6、A8、A10としたとき、次式により表される。
本実施の形態に係るズームレンズは、第1レンズ群G1の焦点距離をf1、第3レンズ群G3の焦点距離をf3としたとき、
0.2<|f3/f1|<0.5 (1)
を満足させることにより、至近距離から無限大(∞)まで変倍全域において収差の劣化を良好に抑制つつ、ズームレンズの小型化を図っている。
また、変倍全域にわたって球面収差およびコマ収差のバランスを良好にとるために、本実施の形態に係るズームレンズでは、第3レンズ群G3の前群レンズの焦点距離をf3a、同第3レンズ群G3の後群レンズの焦点距離をf3bとしたとき、
|f3a/f3b|<0.7 (2)
を満足するようにしている。
また、第3レンズ群G3の前群レンズのうち、負レンズのd線に対するアッベ数をνd3n、正レンズのd線に対するアッベ数をνd3pとしたとき、
25<νd3p−νd3n (3)
を満足させることにより、広角端から望遠端までの変倍全域にわたって軸上の色収差のバランスと像面湾曲を安定に保っている。
さらに、本実施の形態に係るズームレンズにおいては、第2レンズ群G2の前群レンズのうち、負レンズのd線に対するアッベ数をνd2n、正レンズのd線に対するアッベ数をνd2pとしたとき、
15<νd2n−νd2p (4)
を満足することで、軸上の色収差と倍率の色収差の良好な補正を行っている。
次に、本実施の形態に係るズームレンズの数値実施例を示す。数値実施例1において、バックフォーカスBFは、第8レンズL8の像面側の面から近軸像面までの距離を空気換算長により示したものであり、レンズ全長Lは、第1レンズL1の物体側面から第8レンズL8の像面側の面までの距離に上記バックフォーカスBFの値を加えたものである。
また、iは物体側より数えた面番号を示し、Rは曲率半径を示し、dは光軸に沿ったレンズ面間の距離(面間隔)を示し、Ndはd線に対する屈折率を、νdはd線に対するアッベ数をそれぞれ示す。なお、非球面の面には、面番号iの後に*(アスタリスク)の符号を付加して示す。
(数値実施例1)
基本的なレンズデータを以下に示す。
単位 mm
面データ
面番号i R d Nd νd
(物面) ∞ ∞
1* 25.970 0.800 1.496997 81.58
2* 7.888 2.000
3 ∞ 5.500 1.834001 37.33
4 ∞ 可変
5 -24.195 1.200 1.728247 28.31(=νd2p)
6 -7.576 0.600 1.719995 50.32(=νd2n)
7 15.944 可変
8(絞り) ∞ 0.100
9* 4.433 0.800 1.821146 24.05(=νd3n)
10 3.065 1.600 1.617996 63.37(=νd3p)
11 -7.840 0.500
12 -32.615 0.650 1.524674 56.54
13* 13.583 可変
14 -82.087 0.650 1.696800 55.44
15 6.372 1.400 1.583129 59.42
16* -41.044 0.400
17 ∞ 0.800 1.516328 64.12
18 ∞ 3.9124
(像面) ∞
各種データ
ズーム比 2.796
広角端 中間 望遠端
全系焦点距離f 4.649 7.879 12.999
Fナンバー 3.850 5.262 7.149
半画角ω(°) 31.24 19.69 12.24
像高 2.820 2.820 2.820
レンズ全長L 32.34 32.34 32.34
バックフォーカスBF 4.840 4.840 4.840

d4 1.000 3.005 0.973
d7 8.200 3.212 1.125
d13 2.500 5.483 9.602

f1=−23.135
f3=6.599
f3a=5.346
f3b=−18.189
νd2p=28.31
νd2n=50.32
νd3p=63.37
νd3n=24.05
非球面データ
第1面
k=1.970631E+01,A4=1.194485E-03,A6=-7.297866E-06,A8=1.633190E-07,A10=-7.733317E-09
第2面
k=1.946994,A4=9.162133E-04,A6=2.694145E-05
第9面
k=-1.040780,A4=6.376421E-04,A6=4.073273E-05,A8=5.106008E-06,A10=-5.502352E-06
第13面
k=3.893971,A4=1.808497E-03,A6=1.002331E-04
第16面
k=-2.718147E+03,A4=4.688125E-04,A6=1.023488E-04,A8=2.343366E-06,A10=-1.786933E-06
各条件式の値を以下に示す。
|f3/f1|=0.285
|f3a/f3b|=0.810
νd3p−νd3n=39.32
νd2n−νd2p=22.01
このように、本数値実施例1によるズームレンズは、条件式(1)、(2)、(3)を満たしている。また、条件式(4)も満たしている。
図3、図5、図7は、数値実施例1のズームレンズについて、半画角ωに対応する横収差をタンジェンシャル方向とサジタル方向に分けて示したものである。このうち図3は広角端(W)における横収差を、図5は中間位置(N)における横収差を、図7は望遠端(T)における横収差をそれぞれ示したものである。
また、図4、図6、図8は、数値実施例1のズームレンズについて、球面収差SA(mm)、非点収差AS(mm)、および歪曲収差DIST(%)をそれぞれ示したものである。このうち図4は広角端(W)における各収差を、図6は中間位置(N)における各収差を、図8は望遠端(T)における各収差をそれぞれ示したものである。これら収差図において、球面収差図には、587.56nm、435.84nm、656.27nm、486.13nm、546.07nmの各波長に対する収差量とともに、正弦条件違反量OSCを併せて示し、非点収差図には、サジタル像面Sにおける収差量とタンジェンシャル像面Tにおける収差量とをそれぞれ示す。
このように、本数値実施例1に係るズームレンズによれば、各種収差が良好に補正される。なお、図3〜図8の各収差図は、物体距離=無限大(∞)における収差をそれぞれ示したものである。
したがって、本実施の形態に係るズームレンズを、携帯電話機、デジタルスティルカメラ、携帯情報端末等の撮像光学系に適用した場合、当該カメラ等の高機能化と小型化の両立を図ることができる。
ところで、本実施の形態に係るズームレンズは、上記条件式(1)を満たすことにより、変倍において、広角端での第2レンズ群G2の光軸上の位置と望遠端での第2レンズ群G2の光軸上の位置とがほぼ一致するように構成されている。この点について、以下説明する。
上述のように、本実施の形態に係るズームレンズは、第2レンズ群G2の移動によって合焦およびバックフォーカスの調整が行われる構成となっている。このため、図9に示すように、第2レンズ群G2は、物体距離が無限大(∞)の場合には実線で示すような軌跡を辿って移動するのに対し、物体距離が至近距離、例えば物体距離が10cmの場合には、物体側に繰出し量Δzだけシフトした軌跡、すなわち図中に破線で示すような軌跡を辿って移動することになる。
表1は、物体距離が無限大のときの第2レンズ群G2の光軸上の位置と、物体距離が10cmのときの第2レンズ群G2の光軸上の位置との差分(繰出し量Δz)を示したものである。
表1に示されるように、本実施の形態に係るズームレンズにおいては、繰出し量Δzが広角端と望遠端とでほぼ同一の値となっている。図9〜図15は、上記数値実施例1の構成のズームレンズにおいて、物体距離が10cmの場合の広角端・中間位置・望遠端における各収差図である。
これら収差図に示されるように、本実施の形態に係るズームレンズでは、物体距離が無限大のときと至近距離とで収差の劣化がほとんどなく、至近距離から無限大まで変倍全域にわたって収差が良好に補正される。
本発明の実施の形態について、数値実施例1に係るズームレンズの概略構成を示すレンズ断面図である。 同数値実施例1に係るズームレンズの広角端、中間位置、望遠端における各レンズ断面図である。 同数値実施例1に係るズームレンズの広角端における横収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズの広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズの中間位置における横収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズの中間位置における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズの望遠端における横収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズの望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 本実施の形態に係るズームレンズにおいて、物体距離が無限大の場合および至近距離の場合の第2レンズ群の移動軌跡を併せて示したレンズ断面図である。 数値実施例1に係るズームレンズにおいて、物体距離が10cmの場合における広角端での横収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズにおいて、物体距離が10cmの場合における広角端での球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズにおいて、物体距離が10cmの場合における中間位置での横収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズにおいて、物体距離が10cmの場合における中間位置での球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズにおいて、物体距離が10cmの場合における望遠端での横収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズにおいて、物体距離が10cmの場合における望遠端での球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。
符号の説明
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
L1 第1レンズ
R1 プリズム
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
ST 絞り
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
L7 第7レンズ
L8 第8レンズ
10 カバーガラス

Claims (6)

  1. 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正または負の屈折力を有する第4レンズ群とからなり、
    前記第1レンズ群は、物体側より順に、負のメニスカスレンズと、入射光を反射して光路を折り曲げる反射部材とから構成され、
    前記第2レンズ群は、正負2枚のレンズから構成され、
    前記第3レンズ群は、物体側より順に、絞りと、正負2枚のレンズからなる接合レンズであって正の屈折力を有する前群レンズと、物体側に凹面を向けた1枚のレンズであって負の屈折力を有する後群レンズとから構成されており、
    前記第4レンズ群は、正負2枚のレンズからなる接合レンズから構成され、
    変倍に際して、前記第1レンズ群および前記第4レンズ群が固定されるとともに、前記第2レンズ群および前記第3レンズ群が光軸に沿って移動される、
    ことを特徴とするズームレンズ。
  2. 広角端から望遠端への変倍を行うに際して、
    前記第2レンズ群は、像面側へ移動した後に物体側へ移動し、
    前記第3レンズ群は、物体側に移動する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、以下の条件式を満足する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
    0.2<|f3/f1|<0.5
  4. 前記第3レンズ群の前記前群レンズの焦点距離をf3a、前記後群レンズの焦点距離をf3bとしたとき、以下の条件式を満足する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
    |f3a/f3b|<0.7
  5. 前記第3レンズ群の前記前群レンズのうち、負レンズのd線に対するアッベ数をνd3n、正レンズのd線に対するアッベ数をνd3pとしたとき、以下の条件式を満足する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
    25<νd3p−νd3n
  6. 前記第4レンズ群は負の屈折力を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
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