JP2010032608A - 電子写真感光体、画像形成装置 - Google Patents
電子写真感光体、画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010032608A JP2010032608A JP2008192021A JP2008192021A JP2010032608A JP 2010032608 A JP2010032608 A JP 2010032608A JP 2008192021 A JP2008192021 A JP 2008192021A JP 2008192021 A JP2008192021 A JP 2008192021A JP 2010032608 A JP2010032608 A JP 2010032608A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- mass
- protective layer
- fine particles
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】導電性支持体の表面に感光層と保護層をこの順に設けた電子写真感光体において、該保護層が無機微粒子を含み、該保護層の表面における軸方向のRzJISを周方向のRzJISで除した値が1.5〜5.0であることを特徴とする電子写真感光体。
【選択図】なし
Description
該保護層が無機微粒子を含み、
該保護層の表面における軸方向のRzJISを周方向のRzJISで除した値が1.5〜5.0であることを特徴とする電子写真感光体。
該電子写真感光体が導電性支持体と感光層と保護層をこの順に設けたもので、
該保護層が無機微粒子を含み、
該保護層の表面における軸方向のRzJISを周方向のRzJISで除した値が1.5〜5.0であることを特徴とする画像形成装置。
本発明の感光体は、導電性支持体と感光層と無機微粒子を含有する保護層を有し、
該感光体の軸方向のRzJISを周方向のRzJISで除した値が1.5〜5.0、好ましくは1.8〜3.5のものである。
図1は、感光体の軸方向のRzJISと周方向のRzJISを測定する場所を示す。
対物レンズ:100倍
オプチカルズーム:2倍
測定ピッチ:0.01μm
カットオフ:0.08mm
ダークカット:結線レベル2
以上の条件で得られた高低像において、軸方向と周方向にあたる線粗さをランダムに5本ずつ測定して、そのRzJISの平均値をその測定箇所のRzJISとする。
本発明の感光体は、導電性支持の上に感光層を、その上に無機微粒子を含有する保護層を設けたものである。
2.導電性支持体上に中間層を形成し、その上に感光層として電荷発生層と電荷輸送層をこの順に積層し、その上に保護層を積層した構成;
3.導電性支持体上に中間層を形成し、その上に感光層として電荷輸送材料と電荷発生材料とを含む単層の感光層を形成し、その上に保護層を積層した構成; 本発明では上記2)の構成が好ましく用いられる。
本発明で用いる導電性支持体としては、シート状又は円筒状支持体が用いられるが、画像形成装置の設計の容易さからは円筒状支持体が好ましい。円筒状導電性支持体とは回転することによりエンドレスに画像を形成できるに必要な円筒状の支持体を意味し、円筒度が5〜40μmが好ましく、7〜30μmがより好ましい。
本発明においては円筒状導電性支持体と前記感光層のとの接着性改良、或いは該支持体からの電荷注入を防止するために、該支持体と前記感光層の間に中間層(下引層も含む)を設けることもできる。該中間層の材料としては、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂並びに、これらの樹脂の繰り返し単位のうちの2つ以上を含む共重合体樹脂が挙げられる。これら下引き樹脂の中で繰り返し使用に伴う残留電位増加を小さくできる樹脂としてはポリアミド樹脂が好ましい。又、これら樹脂を用いた中間層の膜厚は0.01〜0.5μmが好ましい。
電荷発生層は、電荷発生物質と必要に応じバインダー樹脂とから構成される。
電荷輸送層は、電荷輸送物質(CTM)とバインダー樹脂とから構成される。その他の物質としては必要により酸化防止剤等の添加剤を含有しても良い。
保護層は、バインダー樹脂に無機微粒子を添加して調製した塗布液を電荷輸送層の上に塗布して形成し、その後研磨加工して特定のRzJISの値を有する表面としたものである。なお、保護層には酸化防止剤を含有させることができる。
疎水化度の測定方法を以下に記す。
保護層表面に特定のRzJISを付与する方法は、特に限定されないが、保護層用塗布液を塗布・乾燥して形成した塗膜を、研磨材を用いて研磨加工する方法が好ましい。
本発明で用いられる画像形成装置は、少なくとも帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、感光体、及び滑剤塗布手段を備えたものである。
滑剤としては、感光体の表面の接触角(純水に対する接触角)を1°以上増加させる材料であれば、脂肪酸金属塩或いはフッ素系樹脂等の材料に限定されない。
本発明に係わる画像形成装置で用いられるトナーは、ガラス転移点が20〜45℃と高速でプリントしても消費電力が少なくて済む低温定着特性を有し、高品質のプリント画像を得るためその粒径が個数基準メディアン径D50で3.0〜8.0μmのものが好ましい。
1.重合性単量体をラジカル重合性単量体に溶解或いは分散する溶解/分散工程
2.樹脂微粒子の分散液を調製するための重合工程
3.水系媒体中で樹脂微粒子と着色剤粒子を融着させてトナー母体粒子を得る融着工程
4.着色粒子の分散液を冷却する冷却工程
5.冷却された着色粒子の分散液から当該着色粒子を固液分離し、当該着色粒子から界面活性剤などを除去する洗浄工程
6.洗浄処理されたトナー母体粒子を乾燥する乾燥工程
必要に応じ
7.乾燥処理されたトナー母体粒子に外添剤を添加する工程が含まれていてもよい。
感光体は以下のようにして作製した。
研磨部材として下記の「研磨部材1〜5」を準備した。研磨部材は、市販の厚さ75μmのポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム基体上に砥粒子(材質、平均粒径)と結着樹脂(市販のレゾールフェノール樹脂)で形成してなるものである。これらはいずれも立体形状の部位を規則的に配列させた研磨面を有するシート状の研磨部材である。
研磨部材2:砥粒子(ダイヤモンド、平均粒径2.5±0.2μm)
研磨部材3:砥粒子(ダイヤモンド、平均粒径10μm)
研磨部材4:砥粒子(アルミナ、平均粒径3.5μm)
研磨部材5:砥粒子(アルミナ、平均粒径10μm)
〈無機微粒子の準備〉
無機微粒子として下記の「無機微粒子1〜7」を準備した。
無機微粒子2:疎水化シリカ微粒子(疎水化度68、数平均一次粒径7nm)
無機微粒子3:疎水化シリカ微粒子(疎水化度68、数平均一次粒径80nm)
無機微粒子4:アルミナ微粒子(数平均一次粒径10nm)
無機微粒子5:チタニア微粒子(数平均一次粒径40nm)
無機微粒子6:チタニア微粒子(数平均一次粒径5nm)
無機微粒子7:チタニア微粒子(数平均一次粒径100nm)
〈感光体1の作製〉
(導電性支持体の準備)
導電性支持体として、洗浄済みの表面粗さRzJISを0.92μmに切削加工により調整した円筒状アルミニウム支持体を「基体」として準備した。
中間層分散液の作製
ポリアミド樹脂CM8000(東レ社製) 1質量部
酸化チタンSMT500SAS(テイカ社製) 3質量部
メタノール 10質量部
をバッチ式サンドミル分散機で分散時間を10時間分散して、中間層分散液を作製した。
中間層分散液を同じ混合溶媒を用いて2倍に希釈し、一夜静置後に濾過(フィルター;日本ポール社製リジメッシュフィルター公称濾過精度:5μm、圧力;5×104Pa)し、「中間層塗布液」を作製した。
下記塗布液を混合し、サンドミルを用いて分散し、電荷発生層塗布液を調製した。この塗布液を「中間層」の上に浸漬塗布装置を用いて塗布し、乾燥膜厚0.3μmの「電荷発生層」を形成した。
Y型オキシチタニルフタロシアニン(Cu−Kα特性X線によるX線回折の最大ピーク角度が2θで27.3) 20質量部
シリコーン樹脂(KR−5240:信越化学工業社製) 10質量部
酢酸t−ブチル 700質量部
4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン 300質量部
(電荷輸送層の形成)
電荷輸送物質(4,4′−ジメチル−4″−(β−フェニルスチリル)トリフェニルアミン) 225質量部
ポリカーボネート(Z300:三菱ガス化学社製) 300質量部
酸化防止剤(Irganox1010:日本チバガイギー社製) 6質量部
ジクロロメタン 2000質量部
シリコンオイル(KF−54:信越化学工業社製) 1質量部
を混合・溶解して電荷輸送層塗布液を調製した。この塗布液を前記電荷発生層の上に浸漬塗布装置を用いて塗布し、110℃で70分乾燥を行い、乾燥膜厚18.0μmの「電荷輸送層」を形成した。
次に、保護層用の塗布液を下記のようにして作製した。
無機微粒子1(疎水化シリカ微粒子(疎水化度68、数平均一次粒径40nm))3質量部とテトラヒドロフラン/トルエン54質量部/18質量部を混合し、「UH600MC」((株)エスエムテー社製)分散機を用い、分散液の循環をさせながら、機械的撹拌及び超音波分散(35KHz、600W)を30分間行った。
結着樹脂(ポリカーボネート、Z300:三菱ガス化学社製)15質量部とテトラヒドロフラン/トルエン48質量部/12質量部を混合し、結着樹脂溶液を調製した。
第1の混合液に上記結着樹脂溶液を添加して第2の混合液を調製した。この第2の混合液を上記「UH600MC」の分散機を用い、分散液の循環をさせながら、機械的撹拌及び超音波分散(35KHz、600W)を30分間行った。その後、該第2の混合液に、電荷輸送物質(4,4′−ジメチル−4″−(β−フェニルスチリル)トリフェニルアミン)20質量部を添加して溶解し、保護層塗布液を得た。
次に、図2(a)に示す方式の研磨装置に「研磨部材1」をセットして前記で作製した「保護層」の表面研磨を行こない「感光体1」を作製した。研磨は、感光体の回転速度、研磨部材のくり出し速度、軸方向へのずらし速度、切込量(押し込み量)を任意の値に設定して行った。
感光体1の作製において用いた無機微粒子、保護層の表面加工を表1のように変更した以外は同様にして、「感光体2〜14」を作製した。
トナーは、以下のようにして作製した。
(コア用樹脂粒子1の作製)
(1)第1段重合
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器中に、下記化合物を添加して混合し、
スチレン 110.9質量部
n−ブチルアクリレート 52.8質量部
メタクリル酸 12.3質量部
当該混合液に、
パラフィンワックス(HNP−57:日本精鑞社製) 93.8質量部
を添加した後、80℃に加温して溶解させることにより、重合性単量体溶液とした。
上記「樹脂粒子C1」に、過硫酸カリウム5.1質量部をイオン交換水197質量部に溶解させた開始剤溶液を添加し、80℃の温度条件下に下記重合性単量体を混合してなる単量体混合液を1時間かけて滴下した。単量体混合液は、
スチレン 282.2質量部
n−ブチルアクリレート 134.4質量部
メタクリル酸 31.4質量部
n−オクチルメルカプタン 4.9質量部
からなり、滴下終了後、2時間にわたり加熱撹拌を行って第2段重合(外層の形成)を行った。その後、28℃まで冷却し、「コア用樹脂粒子1」を得た。
「コア用樹脂粒子1」の調製において、第1段重合における重合性単量体の添加量を、
スチレン 90.8質量部
n−ブチルアクリレート 72.7質量部
メタクリル酸 12.3質量部
に変更し、第2段重合における重合性単量体の添加量を、
スチレン 274.1質量部
n−ブチルアクリレート 168.6質量部
メタクリル酸 5.2質量部
に変更する他は同様にして「コア用樹脂粒子2」を作製した。「コア用樹脂粒子2」の重量平均分子量は22,000、質量平均粒径は180nm、ガラス転移点は20.1℃であった。
「コア用樹脂粒子1」の調製において、第1段重合における重合性単量体の添加量を、
スチレン 115.3質量部
n−ブチルアクリレート 48.4質量部
メタクリル酸 12.3質量部
に変更し、第2段重合における重合性単量体の添加量を、
スチレン 293.4質量部
n−ブチルアクリレート 123.2質量部
メタクリル酸 31.4質量部
に変更する他は同様にして「コア用樹脂粒子3」を作製した。「コア用樹脂粒子3」の重量平均分子量は22,500、質量平均粒径は180nm、ガラス転移点は44.0℃であった。
「コア用樹脂粒子1」の調製において、第1段重合における重合性単量体の添加量を、
スチレン 103.5質量部
n−ブチルアクリレート 70.4質量部
メタクリル酸 2.1質量部
に変更し、第2段重合における重合性単量体の添加量を、
スチレン 263.4質量部
n−ブチルアクリレート 179.2質量部
メタクリル酸 5.4質量部
に変更する他は同様にして「コア用樹脂粒子4」を作製した。「コア用樹脂粒子4」の重量平均分子量は22,500、質量平均粒径は180nm、ガラス転移点は18.0℃であった。
「コア用樹脂粒子1」の調製において、第1段重合における重合性単量体の添加量を、
スチレン 119.7質量部
n−ブチルアクリレート 44.0質量部
メタクリル酸 12.3質量部に変更し、第2段重合における重合性単量体の添加量を、
スチレン 304.6質量部
n−ブチルアクリレート 112.0質量部
メタクリル酸 31.4質量部
に変更する他は同様にして「コア用樹脂粒子5」を作製した。「コア用樹脂粒子5」の重量平均分子量は22,500、質量平均粒径は180nm、ガラス転移点は49.0℃であった。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を付けた反応容器にポリオキシエチレン(2)ドデシルエーテル硫酸ナトリウム2.0質量部をイオン交換水3000質量部に溶解させた界面活性剤溶液を仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温させた。
スチレン 528質量部
n−ブチルアクリレート 176質量部
メタクリル酸 120質量部
n−オクチルメルカプタン 22質量部
からなる。当該重合性単量体混合液を滴下後、この系を80℃にて1時間にわたり加熱、撹拌して重合を行い、樹脂粒子を調製した。これを「シェル用樹脂粒子」とする。
(着色剤分散液Bk1の作製)
ドデシル硫酸ナトリウム10質量%の水溶液900質量部を撹拌しながら、着色剤「リーガル330R」(キャボット社製)100質量部を徐々に添加し、次いで、撹拌装置「クレアミックス」(エム・テクニック社製)を用いて分散処理することにより、着色剤粒子の分散液を調製した。これを、「着色剤分散液Bk1」とする。この着色剤分散液中の着色剤粒子の平均分散径を動的光散乱式粒度分析計「マイクロトラックUPA150」(日機装(株)製)を用いて測定したところ、150nmであった。
着色剤分散液Bk1の作製で用いた着色剤「リーガル330R」(キャボット社製)420質量部を「C.I.ピグメントブルー15:3」の210質量部に変更した以外は同様にして着色剤粒子の分散液を調製した。これを、「着色剤分散液C1」とする。この着色剤分散液中の着色剤粒子の平均分散径を動的光散乱式粒度分析計「マイクロトラックUPA150」(日機装(株)製)を用いて測定したところ、150nmであった。
着色剤分散液Bk1の作製で用いた着色剤「リーガル330R」(キャボット社製)の420質量部を「C.I.ピグメントレッド122」の357質量部に変更した以外は同様にして着色剤粒子の分散液を調製した。これを、「着色剤分散液M1」とする。この着色剤分散液中の着色剤粒子の平均分散径を動的光散乱式粒度分析計「マイクロトラックUPA150」(日機装(株)製)を用いて測定したところ、150nmであった。
着色剤分散液Bk1の作製で用いた着色剤「リーガル330R」(キャボット社製)420質量部を「C.I.ピグメントイエロー74」の378質量部に変更した以外は同様にして着色剤粒子の分散液を調製した。これを、「着色剤分散液Y1」とする。この着色剤分散液中の着色剤粒子の平均分散径を動的光散乱式粒度分析計「マイクロトラックUPA150」(日機装(株)製)を用いて測定したところ、150nmであった。
(塩析/融着(会合・融着)工程)(コア部の形成)
420.7質量部(固形分換算)の「コア用樹脂粒子1」とイオン交換水900質量部と「着色剤粒子分散液Bk1」200質量部とを、温度センサ、冷却管、窒素導入装置、撹拌装置を取り付けた反応容器に入れて撹拌した。容器内の温度を30℃に調製した後、この溶液に5モル/Lの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを9に調整した。
次いで、65℃において「シェル用樹脂粒子」を50質量部(固形分換算)添加し、更に塩化マグネシウム・6水和物2質量部をイオン交換水1000質量部に溶解した水溶液を、10分間かけて添加した後、70℃(シェル化温度)まで昇温し、1時間にわたり撹拌を継続し、「コア部1」の表面に「シェル用樹脂粒子」の粒子を融着させた。その後、75℃で20分熟成処理を行い、シェル層を形成した。
着色粒子を含有する水溶液をバスケット型遠心分離機「MARKIII 型式番号60×
40」(松本機械社製)で固液分離し、着色粒子のウェットケーキを形成した。該ウェットケーキを、前記バスケット型遠心分離機で濾液の電気伝導度が5μS/cmになるまで水洗浄し、その後「フラッシュジェットドライヤー」(セイシン企業社製)に移し、水分量が0.5質量%となるまで乾燥して「着色粒子Bk1」を作製した。得られた着色粒子Bk1は、コア・シェル構造を有する体積基準におけるメディアン径(D50)が6.0μm、Tgが39.5℃の粒子であった。
着色粒子Bk1の作製において、コア部の形成工程に用いるコア用樹脂粒子を「コア用樹脂粒子2」に変更する他は同様にして、「着色粒子Bk2」を作製した。この粒子の体積基準におけるメディアン径(D50)は6.0μm、Tgは20.5℃であった。
着色粒子Bk1の作製において、コア部の形成工程に用いるコア用樹脂粒子を「コア用樹脂粒子3」に変更する他は同様にして、「着色粒子Bk3」を作製した。この粒子の体積基準におけるメディアン径(D50)は6.0μm、Tgは44.5℃であった。
着色粒子Bk1の作製において、コア部の形成工程に用いるコア用樹脂粒子を「コア用樹脂粒子4」に変更する他は同様にして、「着色粒子Bk4」を作製した。この粒子の体積基準におけるメディアン径(D50)は6.3μm、Tgは19.0℃であった。
着色粒子Bk1の作製において、コア部の形成工程に用いるコア用樹脂粒子を「コア用樹脂粒子5」に変更する他は同様にして、「着色粒子Bk5」を作製した。この粒子の体積基準におけるメディアン径(D50)は6.1μm、Tgは49.5℃であった。
上記で作製した「着色粒子Bk1」100質量部に対し、疎水性シリカ微粒子(数平均一次粒子径=80nm)を3.5質量%、疎水性チタニア微粒子(数平均一次粒子径=10nm)を0.6質量%添加し、「ヘンシェルミキサー」(三井三池化工社製)を用いて、周速35m/secで25分間混合して、「トナーBk1」を作製した。尚、トナーBk1のガラス転移点は着色粒子1と同じ39.5℃であった。
トナーBk1の作製で用いた着色粒子Bk1を、「着色粒子2」に変更した以外は同様にして「トナーBk2」を作製した。尚、トナーBk2のガラス転移点は着色粒子2と同じ20.5℃であった。
トナーBk1の作製で用いた着色粒子Bk1を、「着色粒子3」に変更した以外は同様にして「トナーBk3」を作製した。尚、トナーBk3のガラス転移点は着色粒子3と同じ44.5℃であった。
トナーBk1の作製で用いた着色粒子Bk1を、「着色粒子4」に変更した以外は同様にして「トナーBk4」を作製した。尚、トナーBk4のガラス転移点は着色粒子4と同じ18.8℃であった。
トナーBk1の作製で用いた着色粒子Bk1を、「着色粒子5」に変更した以外は同様にして「トナーBk5」を作製した。尚、トナーBk5のガラス転移点は着色粒子5と同じ49.5℃であった。
「トナーBk1〜トナーBk5」の作製で用いた着色剤分散液Bk1〜着色剤分散液Bk5を「着色剤分散液C1〜着色剤分散液C5」に変更した以外は同様にして「トナーC1〜トナーC5」を作製した。
「トナーBk1〜トナーBk5」の作製で用いた着色剤分散液Bk1〜着色剤分散液Bk5を「着色剤分散液M1〜着色剤分散液M5」に変更した以外は同様にして「トナーM1〜トナーM5」を作製した。
「トナーBk1〜トナーBk5」の作製で用いた着色剤分散液Bk1〜着色剤分散液Bk5を「着色剤分散液Y1〜着色剤分散液Y5」に変更した以外は同様にして「トナーY1〜トナーY5」を作製した。
上記で作製した各トナーの各々に、シリコーン樹脂を被覆した体積基準メディアン径60μmのフェライトキャリアを、前記トナーの濃度が6質量%になるよう混合して「現像剤Bk1〜Bk5」、「現像剤C1〜C5」、「現像剤M1〜M5」「現像剤Y1〜Y5」を調製した。
画像の評価機として、図3の構成を有するデジタル複写機「bizhub PRO C6500」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)を準備した。このデジタル複写機に上記で作製した「感光体1〜14」と「トナー1〜5」及び「現像剤1〜5」を順次搭載してプリントを行い、感光体の評価を行った。プリントは、常温常湿(20℃60%RH)で、カバレッジ各色20%のベタ画像を用いて2万枚のプリントを行い、評価は、得られたプリントの画像欠陥の発生程度で行なった。
スジ欠陥は、スタート時、A3判のハーフトーン画像(画像濃度0.4)をプリントし、ハーフトーン画像を目視で評価して、感光体周方向のスジ状の欠陥(スジ欠陥)の程度で評価した。
◎:スジ欠陥なし(良好)
○:不明瞭なスジが見える(実用上問題なし)
×:鋭いスジが見える(実用上問題あり)。
雨だれ状の画像欠陥は、スタート時、1000枚毎に、A3判のハーフトーン画像(画像濃度0.4)をプリントし、周期性が感光体の周期と一致し、長さ1mm以上の雨だれ状の画像欠陥が、感光体の一回転あたり何個あるかで判定した。
◎:雨だれ状の画像欠陥が、0〜2個(良好)
○:雨だれ状の画像欠陥が、3個〜10個(実用上問題なし)
×:雨だれ状の画像欠陥が、11個以上発生(実用上問題有り)。
2Y、2M、2C、2K 帯電手段
3Y、3M、3C、3K 露光手段
4Y、4M、4C、4K 現像手段
5A 二次転写ローラ(二次転写手段)
5Y、5M、5C、5K 一次転写ローラ(一次転写手段)
6、6A、6Y、6M、6C、6K クリーニング手段
7 無端ベルト状中間転写体ユニット
10Y、10M、10C、10K 画像形成部
61 ブレード
62 ブラケット
63 支軸
70 無端ベルト状中間転写体
Claims (7)
- 導電性支持体の表面に感光層と保護層をこの順に設けた電子写真感光体において、
該保護層が無機微粒子を含み、
該保護層の表面における軸方向のRzJISを周方向のRzJISで除した値が1.5〜5.0であることを特徴とする電子写真感光体。 - 前記保護層が無機微粒子を3〜20質量%含有していることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記無機微粒子が疎水化シリカ微粒子であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真感光体。
- 帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、電子写真感光体及び滑剤塗布手段を備える画像形成装置において、
該電子写真感光体が導電性支持体と感光層と保護層をこの順に設けたもので、
該保護層が無機微粒子を含み、
該保護層の表面における軸方向のRzJISを周方向のRzJISで除した値が1.5〜5.0であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記保護層が無機微粒子を3〜20質量%含有していることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記無機微粒子が疎水化シリカ微粒子であることを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
- 前記現像手段に用いるトナーのガラス転移点(Tg)が、20〜45℃であることを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008192021A JP2010032608A (ja) | 2008-07-25 | 2008-07-25 | 電子写真感光体、画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008192021A JP2010032608A (ja) | 2008-07-25 | 2008-07-25 | 電子写真感光体、画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010032608A true JP2010032608A (ja) | 2010-02-12 |
Family
ID=41737192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008192021A Pending JP2010032608A (ja) | 2008-07-25 | 2008-07-25 | 電子写真感光体、画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010032608A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005300624A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-10-27 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2007086320A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Canon Inc | 電子写真感光体と画像形成方法 |
JP2008026645A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Konica Minolta Business Technologies Inc | トナーおよびトナーの製造方法、並びに画像形成方法 |
JP2008122560A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 |
-
2008
- 2008-07-25 JP JP2008192021A patent/JP2010032608A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005300624A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-10-27 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2007086320A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Canon Inc | 電子写真感光体と画像形成方法 |
JP2008026645A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Konica Minolta Business Technologies Inc | トナーおよびトナーの製造方法、並びに画像形成方法 |
JP2008122560A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5444832B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP6332730B2 (ja) | クリーニングブレード、画像形成装置およびプロセスカートリッジ | |
JP4819427B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ | |
US8019268B2 (en) | Polarity controlling device, and cleaner and image forming apparatus using the polarity controlling device | |
JP2008170616A (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
KR100643827B1 (ko) | 전자사진 감광체, 프로세스 카트리지 및 전자사진 장치 | |
JP5298752B2 (ja) | 画像形成方法と画像形成装置 | |
JP3956797B2 (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
US9002243B2 (en) | Developing device and process unit and image forming apparatus incorporating same | |
JP4363034B2 (ja) | 画像形成方法、画像形成装置 | |
JP2003255585A (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP2005099323A (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2004258177A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
US7220527B2 (en) | Image forming apparatus and an image forming method | |
JP2003330229A (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP3979245B2 (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP2010032608A (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置 | |
JP2003316203A (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP2003241569A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2009139604A (ja) | 潤滑剤供給装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP3918662B2 (ja) | 有機感光体、画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP4292919B2 (ja) | 画像形成ユニット、画像形成装置、画像形成方法及び有機感光体 | |
JP4325143B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2009276482A (ja) | 潤滑剤供給装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP5633360B2 (ja) | 滑剤固形物、画像形成装置及び画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110202 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20110818 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121218 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130416 |