JP2010032187A - ヒートポンプ式給湯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】除霜運転に要する消費電力の低減を図ることのできるヒートポンプ式給湯装置を提供する。
【解決手段】浴槽Aの湯によって蒸発器13の除霜を行うようにしたので、例えば浴槽Aの残り湯の熱を蒸発器13の除霜に利用することができる。これにより、ヒートポンプ回路10の高温冷媒によって蒸発器13の除霜を行う場合のように給湯用水の沸き上げに寄与しない電力を消費することがないので、除霜運転に要する消費電力を低減することができ、COPの向上を図ることができる。この場合、蒸発器13に設けた加熱管91に除霜用回路90によって浴槽Aの湯を流通することにより、加熱管91によって蒸発器13を加熱するようにしたので、浴槽Aの湯の熱を加熱管91を介して確実に蒸発器13に伝えることができ、蒸発器13の除霜を効率良く行うことができる。
【選択図】図1
【解決手段】浴槽Aの湯によって蒸発器13の除霜を行うようにしたので、例えば浴槽Aの残り湯の熱を蒸発器13の除霜に利用することができる。これにより、ヒートポンプ回路10の高温冷媒によって蒸発器13の除霜を行う場合のように給湯用水の沸き上げに寄与しない電力を消費することがないので、除霜運転に要する消費電力を低減することができ、COPの向上を図ることができる。この場合、蒸発器13に設けた加熱管91に除霜用回路90によって浴槽Aの湯を流通することにより、加熱管91によって蒸発器13を加熱するようにしたので、浴槽Aの湯の熱を加熱管91を介して確実に蒸発器13に伝えることができ、蒸発器13の除霜を効率良く行うことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ヒートポンプ回路によって給湯用水を加熱するヒートポンプ式給湯装置に関するものである。
従来、この種のヒートポンプ式給湯装置としては、圧縮機から吐出した冷媒を水熱交換器(ガスクーラ)に流通した後、開度調整可能な膨張弁を介して蒸発器に流通し、圧縮機に吸入するヒートポンプ回路と、給湯用水をポンプによって水熱交換器に流通することによりヒートポンプ回路の冷媒によって給湯用水を加熱する給湯回路と、ヒートポンプ回路で加熱された給湯回路の給湯用水を貯溜する貯湯タンクとを備え、貯湯タンクの湯を浴槽や台所に供給するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、この給湯装置において、蒸発器の除霜を行う場合には、膨張弁の開度を大きくして蒸発器に流入する冷媒の温度を通常運転よりも高くすることにより、高温冷媒で蒸発器を加熱して除霜を行うようにしている。
特開2007−40555号公報
ところで、前記給湯装置では、過去の使用状況等に基づいて設定した温度の湯を所定の時間帯(例えば、深夜の電気料金割引時間帯)に沸き上げるようにしているが、沸き上げ運転中に除霜運転が行われると、除霜運転中は沸き上げ運転を行うことができない。この場合、除霜運転中でもヒートポンプ回路は作動しているため、給湯用水の沸き上げに寄与しない電力を消費し、COPを低下させるという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、除霜運転に要する消費電力の低減を図ることのできるヒートポンプ式給湯装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、圧縮機から吐出した冷媒を水熱交換器に流通した後、膨張弁を介して蒸発器に流通し、圧縮機に吸入するヒートポンプ回路と、給湯用水をポンプによって水熱交換器に流通することによりヒートポンプ回路の冷媒によって給湯用水を加熱する給湯回路と、ヒートポンプ回路で加熱された給湯回路の給湯用水を貯溜する貯湯タンクとを備え、貯湯タンクの給湯用水を浴槽に供給するようにしたヒートポンプ式給湯装置において、前記浴槽の湯によって蒸発器を加熱することにより蒸発器の除霜を行う除霜手段を備えている。
これにより、浴槽の湯によって蒸発器の除霜が行われることから、例えば浴槽の残り湯の熱を蒸発器の除霜に利用することができ、ヒートポンプ回路の高温冷媒によって蒸発器の除霜を行う場合のように給湯用水の沸き上げに寄与しない電力を消費することがない。
本発明によれば、例えば浴槽の残り湯の熱を蒸発器の除霜に利用することができるので、ヒートポンプ回路の高温冷媒によって蒸発器の除霜を行う場合のように給湯用水の沸き上げに寄与しない電力を消費することがなく、除霜運転に要する消費電力を低減することができる。
図1及び図2は本発明の一実施形態を示すもので、図1はヒートポンプ式給湯装置の概略構成図、図2は蒸発器の正面図、図3はその側面断面図である。
同図に示す給湯装置は、冷媒を流通するヒートポンプ回路10と、給湯用水を流通する第1給湯回路20と、給湯用水を流通する第2給湯回路30と、浴槽用水を流通する浴槽用回路40と、ヒートポンプ回路10の冷媒と第1給湯回路20の給湯用水とを熱交換する第1水熱交換器50と、第2給湯回路30の給湯用水と浴槽用回路40の浴槽用水とを熱交換する第2水熱交換器60とを備えている。
ヒートポンプ回路10は、圧縮機11、膨張弁12、蒸発器13及び第1水熱交換器50を接続してなり、図中実線矢印で示すように圧縮機11、第1水熱交換器50、膨張弁12、蒸発器13、圧縮機11の順に冷媒を流通させるようになっている。尚、このヒートポンプ回路10で使用される冷媒は、例えば二酸化炭素等の自然系冷媒である。膨張弁12は、例えば周知の電子膨張弁からなり、任意の開度に調整可能になっている。蒸発器13は送風機13aを有し、送風機13aによって外気と熱交換するようになっている。
第1給湯回路20は、貯湯タンク21、第1ポンプ22及び第1水熱交換器50を接続してなり、図中白抜き矢印で示すように貯湯タンク21、第1ポンプ22、第1水熱交換器50、貯湯タンク21の順に給湯用水を流通させるようになっている。貯湯タンク21には、給水管23及び第2給湯回路30が接続され、給水管23から供給された給湯用水は貯湯タンク21を介して第1給湯回路20を流通するようになっている。貯湯タンク21と浴槽Aとは、第2ポンプ24が設けられた流路25を介して接続され、図中一点鎖線矢印で示すように第2ポンプ24によって貯湯タンク21内の給湯用水が浴槽Aに供給されるようになっている。
第2給湯回路30は、貯湯タンク21、第3ポンプ31及び第2水熱交換器60を接続してなり、図中破線矢印で示すように貯湯タンク21、第2水熱交換器60、第3ポンプ31、貯湯タンク21の順に給湯用水を流通させるようになっている。
浴槽用回路40は、浴槽A、第4ポンプ41及び第2水熱交換器60を接続してなり、図中黒塗り矢印で示すように浴槽A、第4ポンプ41、第2水熱交換器60、浴槽Aの順に浴槽用水を流通させるようになっている。
第1水熱交換器50は、ヒートポンプ回路10及び第1給湯回路20に接続され、ヒートポンプ回路10を流通する冷媒と第1給湯回路20を流通する給湯用水とを熱交換させるようになっている。
第2水熱交換器60は、第2給湯回路30及び浴槽用回路40に接続され、第2給湯回路30の給湯用水と浴槽用回路40の浴槽用水とを熱交換させるようになっている。
前記給湯装置は、ヒートポンプ回路10及び第1水熱交換器50が配置された加熱ユニット70と、貯湯タンク21、第1ポンプ22、第2ポンプ24、第2給湯回路30、第4ポンプ41及び第2水熱交換器60が配置されたタンクユニット80とを備え、加熱ユニット70とタンクユニット80とは第1給湯回路20を介して接続されている。
また、前記給湯装置は、浴槽Aの湯によって蒸発器13を除霜する除霜手段としての除霜用回路90を備えている。この除霜用回路90は、蒸発器13に設けられた加熱管91を備え、浴槽用回路40の第4ポンプ41によって浴槽Aの湯を加熱管91に流通するようになっている。除霜用回路90は浴槽用回路40における浴槽Aの流出側流路40a及び流入側流路40bに接続され、第4ポンプ41は浴槽用回路40の流出側流路40aに配置されている。また、浴槽用回路40及び除霜用回路90にはそれぞれ第1電磁弁42及び第2電磁弁92が設けられ、各電磁弁42,92によって浴槽用水の流路を浴槽用回路40及び除霜用回路90の何れか一方に切換えるようになっている。加熱管91は蒸発器13の各フィン13bに接するように蛇行状に形成され、蒸発器13の各冷媒管13cよりも風上側に配置されている。
以上のように構成された給湯装置において除霜運転を行う場合には、第1電磁弁42を閉じて第2電磁弁92を開くことにより、浴槽用水の流路を除霜用回路90に切換え、第4ポンプ41を作動する。これにより、浴槽Aの湯(例えば、残り湯)が除霜用回路90の加熱管91に流通し、加熱管91の加熱により蒸発器13の除霜が行われる。また、浴槽Aの湯の温度が除霜可能な温度よりも低下した場合には、除霜用回路90による除霜運転は行わず、膨張弁12の開度を大きくしてヒートポンプ回路10の高温冷媒により蒸発器13の除霜を行う。
このように、本実施形態によれば、浴槽Aの湯によって蒸発器13の除霜を行うようにしたので、例えば浴槽Aの残り湯の熱を蒸発器13の除霜に利用することができる。これにより、ヒートポンプ回路10の高温冷媒によって蒸発器13の除霜を行う場合のように給湯用水の沸き上げに寄与しない電力を消費することがないので、除霜運転に要する消費電力を低減することができ、COPの向上を図ることができる。
この場合、蒸発器13に設けた加熱管91に除霜用回路90によって浴槽Aの湯を流通することにより、加熱管91によって蒸発器13を加熱するようにしたので、浴槽Aの湯の熱を加熱管91を介して確実に蒸発器13に伝えることができ、蒸発器13の除霜を効率良く行うことができる。
また、除霜用回路90を浴槽用回路40に接続し、各電磁弁42,92によって浴槽用水の流路を除霜用回路90に切換えることにより、浴槽用回路40の第4ポンプ41によって除霜用回路90に浴槽Aの湯を流通するようにしたので、除霜用回路90に浴槽用回路40の第4ポンプ41を利用することができる。これにより、除霜用回路90に用いるポンプを新たに設ける必要がなく、製造コストの低減を図ることができる。
尚、前記実施形態では、除霜用回路90を浴槽用回路40に接続したものを示したが、浴槽用回路40を備えていない給湯装置の場合は、除霜用回路90を浴槽Aに直接接続するように設ければよい。
10…ヒートポンプ回路、11…圧縮機、12…膨張弁、13…蒸発器、20…第1給湯回路、30…第2給湯回路、40…浴槽用回路、41…第4ポンプ、50…第1水熱交換器、60…第2水熱交換器、90…除霜用回路、91…加熱管。
Claims (3)
- 圧縮機から吐出した冷媒を水熱交換器に流通した後、膨張弁を介して蒸発器に流通し、圧縮機に吸入するヒートポンプ回路と、給湯用水をポンプによって水熱交換器に流通することによりヒートポンプ回路の冷媒によって給湯用水を加熱する給湯回路と、ヒートポンプ回路で加熱された給湯回路の給湯用水を貯溜する貯湯タンクとを備え、貯湯タンクの給湯用水を浴槽に供給するようにしたヒートポンプ式給湯装置において、
前記浴槽の湯によって蒸発器を加熱することにより蒸発器の除霜を行う除霜手段を備えた
ことを特徴とするヒートポンプ式給湯装置。 - 前記除霜手段を、蒸発器を加熱する加熱管に浴槽の湯を流通する除霜用回路によって構成した
ことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式給湯装置。 - 前記浴槽の浴槽用水と貯湯タンクの給湯用水とを熱交換することにより浴槽用水を加熱する浴槽用回路を備え、
除霜用回路を浴槽用回路に接続し、浴槽用回路のポンプによって浴槽の湯を除霜用回路に流通可能に構成した
ことを特徴とする請求項2記載のヒートポンプ式給湯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008197468A JP2010032187A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | ヒートポンプ式給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010032187A true JP2010032187A (ja) | 2010-02-12 |
Family
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JP2008197468A Withdrawn JP2010032187A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | ヒートポンプ式給湯装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2010032187A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011190944A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Hiroya Sekiguchi | 空気調和機 |
-
2008
- 2008-07-31 JP JP2008197468A patent/JP2010032187A/ja not_active Withdrawn
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