JP2010031792A - 尿素水供給ポンプおよびその製造方法 - Google Patents

尿素水供給ポンプおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電動の供給ポンプにおいて、尿素水によるステータコア及び巻線への腐食防止と、簡素な構成とが両立可能な尿素水供給ポンプを提供。
【解決手段】ステータコア131と、ステータコアに巻回され、通電制御によりステータコアの内周面に周方向に形成する磁極が切換る巻線132と、ステータコアの内周側に回転可能に設けられ、回転方向に交互に異なる磁極をステータコアと向き合う外周面に形成する回転子170と、回転子の一端部171aに設けられ、回転子により回転駆動される回転部材113、114を有し、回転部材の回転により尿素水を吸入し昇圧するポンプ部110と、ステータコア及び巻線と、回転子との間に形成され、ポンプ部からの尿素水が回転子の他端部に向けて一貫して流れる流路180と備え、ステータコア及び巻線の両者と回転子170との間には、前記流路を両者から隔離する管状の金属管状部材190が介在して設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、尿素水供給ポンプおよびその製造方法に関し、例えば内燃機関において尿素水を還元剤として使用する選択還元触媒装置に向けて、尿素水を圧送する供給ポンプに適用して好適なものである。
自動車等に適用されるディーゼル機関等の内燃機関において、排気中のNOx(窒素酸化物)を高い浄化率で浄化する排気浄化装置として、尿素SCR装置が開発されており、尿素水を還元剤として使用するものが提案されている。なお、SCRとは、Selective Catalytic Reductionの略であり、選択還元触媒脱硝装置と呼ばれている。尿素SCR装置は、排気ガスに含まれるNOやNOに尿素水を噴き付け、NOxをNとHOに分解することにより、排気中のNOxを浄化するものである。
この種の尿素水を尿素SCR装置に供給する尿素水供給装置としては、尿素水を貯留する尿素水タンクと、尿素SCR装置の上流側の排気管内に設けられ、尿素SCR装置に向けて尿素水を添加する尿素水添加弁との間に、尿素水を圧送する流体供給ポンプが必要となる(特許文献1参照)。
このような流体供給ポンプの一種として特許文献1に開示の装置では、流体を貯留するタンク内に配置される、ポンプ部とモータ部を備え、モータ部をブラシレスモータとしている。
特開2006−50808号公報
尿素水は腐食性の強い流体であるため、上記流体供給ポンプとしては耐腐食性を有する供給ポンプが望まれている。特許文献1に開示の従来技術では、ブラシを用いていないので、ブラシの腐食による信頼性低下はなく、ブラシに係わる供給ポンプの信頼性確保は可能となる。
しかしながら、上記従来技術では、モータ部がブラシレスモータであっても、回転子の外周側に設置されるステータコア及び巻線が、回転子との間に形成される尿素水の流路に接するため、ステータコア及び巻線が尿素水により腐食される可能性がある。ステータコア及び巻線が腐食されると、モータ部の駆動力性能が低下し、ひいては供給ポンプの信頼性が低下するおそれがある。
そこで、発明者らは、回転子の外周側に円環状に配置される、ステータコア及び巻線の全体を収容部材で覆い、内部にステータコア及び巻線を収容した収容部材自体を封止する構造を検討している。しかしながら、このような構成に、従来技術を適用すると、上記尿素水の流路を、収容部材のうち、ステータコア及び巻線の外周側を覆う収容部材の部分の外周に沿って形成する必要がある。そのため、供給ポンプ外へ吐出されるまでの尿素水流路が複雑な流路となるという懸念がある。
しかも、収容部材は、ステータコア及び巻線を内部に挿入した後に密封することになるので、収容部材を予め複数の構成部材に区分けし、これら構成部材を溶接等により接合するが必要があり、簡素な供給ポンプが得られないという懸念がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、電動の供給ポンプにおいて、尿素水によるステータコア及び巻線への腐食防止と、簡素な構成とが両立可能な尿素水供給ポンプおよびその製造方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1乃至11に記載の発明では、ステータコアと、ステータコアに巻回され、通電を制御されることによりステータコアの内周面に周方向に形成する磁極が切換る巻線と、ステータコアの内周側に回転可能に設けられ、回転方向に交互に異なる磁極をステータコアと向き合う外周面に形成している回転子と、回転子の一端部に設けられ、回転子により回転駆動される回転部材を有し、回転部材の回転により尿素水を吸入し昇圧するポンプ部と、ステータコア及び巻線と、回転子との間に形成され、ポンプ部からの尿素水が回転子の他端部に向けて一貫して流れる流路とを備え、
ステータコア及び巻線の両者と回転子との間には、前記流路を両者から隔離する、管状の金属管状部材が介在して設けられていることを特徴とする。
これによると、ステータコア及び巻線の両者と回転子との間に、ポンプ部からの尿素水が流れる流路が形成されている。そのような両者と回転子との間には、上記流路を両者から隔離するように、管状という簡素な金属管状部材が介在して設けられている。これにより、金属管状部材の内部に上記流路を配置して、ポンプ部からの尿素水を流すことが可能となる。
しかも、上記流路はポンプ部からの尿素水が回転子の他端部に向けて一貫して流れるというものであるので、ポンプ部から吐出される全ての尿素水が、金属管状部材内の流路を流れることになる。それ故に、実質的にステータコア及び巻線に尿素水が浸入することはなく、ステータコア及び巻線を完全に尿素水から分離することができる。
以上の請求項1に記載の発明によれば、尿素水によるステータコア及び巻線への腐食防止と、簡素な構成とが両立可能な尿素水供給ポンプを得ることができるのである。
また、請求項2乃至3に記載の発明では、金属管状部材は、尿素水に対する耐食性を有する金属材料で形成されていることを特徴とする。
これによると、尿素水に対する耐食性を有する金属材料で形成される金属管状部材は実質的に腐食により貫通するということはないので、金属管状部材を挟んで流路内の尿素水がステータコア及び巻線側に侵入することはない。
特に、請求項3に記載の発明の如く、上記金属材料はオーステナイト系ステンレス鋼及びフェライト系ステンレス鋼のいずれかであって、成分組成にモリブデン(Mo)を含有していることが好ましい。
このような構成によると、ステンレス鋼は例えば鉄等に比べて高い強度を有しているため、金属管状部材の肉厚を薄肉状に形成することができる。故に、巻線に通電制御されステータコアに磁力が発生するとき、薄肉状の金属管状部材を介してもその磁力低下を抑制しつつ、上記磁力を回転子の磁極に作用させることができる。
また、請求項4に記載の発明では、内部に回転子、ステータコア及び巻線、およびポンプ部を収容するハウジングを備え、金属管状部材は、金属管状部材の一方端部側がポンプ部の吐出口に間隔を置いて配置され、前記一方端部と他方端部がハウジングの内壁に接していることを特徴とする。
かかる発明では、金属管状部材とハウジングの内壁とを気密にシールする手段として、金属管状部材とハウジングを溶接等により接合する必要はない。互いに接する金属管状部材とハウジングの内壁の間に、Oリング等のシール部材を挟み込むという構成で実現できるからである。それ故に、溶接等の接合工程が不要になるので生産性に優れた尿素水供給ポンプを得ることができる。
また、請求項5に記載の発明では、金属管状部材は二重管状の部材であって、金属管状部材の一方端部側がポンプ部の吐出口に間隔を置いて配置され、かつ一方端部の先端が他方端部に向けて延びている二重管状の部材であることを特徴とする。
これによると、二重管状に形成された金属管状部材において対向する管壁部分間に、ステータコア及び巻線の少なくとも一部を収容する構成とすることができる。
また、請求項6乃至7に記載の発明では、内部にポンプ部を収容するハウジングを備え、金属管状部材の一方端部とハウジングとが一体に形成されていることを特徴とする。
これによると、金属管状部材は、その一端部が、内部にポンプ部を収容するハウジングと一体に形成されるという構成を有するので、ハウジングと金属管状部材のシール部位のうち、一端端部とのシールが不要となる。従って、更に簡素な尿素水供給ポンプを得ることができる。
特に、請求項7に記載の発明の如く、ステータコア及び巻線の外周を覆い、上記ハウジングと異なる樹脂ハウジングを備え、金属管状部材は、ステータコア及び樹脂ハウジングの両者の内壁内を挿通していることを特徴とする。
かかる発明では、回転部材の回転により尿素水を昇圧するポンプ部を収容するハウジングの肉厚は、ポンプ部からの昇圧された尿素水を内部に気密に保持するため、比較的十分な肉厚を確保する必要がある。請求項7に記載の発明によれば、金属管状部材がステータコア及び樹脂ハウジングの両者の内壁内を挿通しているので、この樹脂ハウジングには昇圧された尿素水が作用することはない。従って、ステータコア及び巻線の外周を覆う樹脂ハウジングを、樹脂モールドにより薄肉に形成でき、ひいてはモータ部の外径の小型化ができる。
また、請求項8に記載の発明では、金属管状部材の他端部は、尿素水供給ポンプ外へ尿素水を吐出する吐出管と一体に形成されていることを特徴とする。
これによると、金属管状部材は尿素水供給ポンプ外へ尿素水を吐出する吐出管と一体に形成されるという構成を有するので、ハウジングと金属管状部材のシール部位のうち、他端部とのシールが不要となる。従って、更に簡素な尿素水供給ポンプを得ることができる。
また、請求項9に記載の発明では、巻線と電気的に接続し一部が外部に露出するターミナルと、ステータコア、巻線、及びターミナルをインサート成形している絶縁樹脂部材とを備え、ターミナルは、絶縁樹脂部材において反ポンプ側の軸方向端部側で外部に露出していることを特徴とする。
また、請求項10乃至11に記載の発明では、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の尿素水供給ポンプの全体またはポンプ部を加熱する加熱手段を備え、
加熱手段は、熱媒体の循環により冷却される発熱体に用いられ、発熱体との間で熱媒体が循環され、熱媒体を冷却する冷却用熱交換器を有する熱媒体循環回路とを備え、少なくともポンプ部の周囲には、熱媒体循環回路が配置されていることを特徴とする。
かかる発明では、ポンプ部の圧送により触媒装置等の被供給側へ供給する尿素水が途絶えることはないが、尿素水供給ポンプと被供給側の尿素水供給経路において尿素水の目詰まりが生じるという懸念がある。尿素水は、尿素成分と水成分との混合液である故に大気低温下等により経路内の尿素水が凍結する可能性がある。
請求項10に記載の発明によれば、尿素水供給ポンプの全体またはモータ部を加熱する加熱手段を有するので、尿素水供給ポンプから被供給側へ圧送される尿素水を、先にある被供給側で凍結しない温度程度に加熱することが可能となる。
さらに、上記加熱手段は、発熱体との間で熱媒体が循環され、熱媒体を冷却する冷却用熱交換器を有する熱媒体循環回路を備えており、当該熱媒体循環回路における発熱体の廃熱を利用するものであるので、エネルギロスなく、尿素水供給ポンプ内において尿素水を加熱し、加熱された尿素水を被供給側に向けて圧送することができる。
しかも、熱媒体循環回路が周囲に配置されるモータ部には、尿素水供給ポンプ内の尿素水流路を覆う、金属からなる金属管状部材が設けられるという構成としている。金属は樹脂材に比べて熱伝導率が高いので、熱媒体循環回路の熱を、金属管状部材を介することで効果的に尿素水流路の尿素水に熱伝達させることができ、ひいては尿素水の凍結防止ができる。
なお、発熱体は、内燃機関等の熱機関、モータまたはインバータ等の発熱体、あるいはFCスタック等の燃料電池などの、廃熱エネルギーを回収可能な発熱体であればいずれであってもよい。
特に、請求項11に記載の発明によれば、発熱体は上記熱機関であるので、熱機関の性能を確保しつつ、熱機関の廃熱エネルギーを尿素水凍結防止に有効利用することができる。
また、請求項12乃至13に記載の発明では、請求項1から請求項11に記載の尿素水供給ポンプの製造方法において、巻線が巻回されたステータコアに、金属管状部材を組み込む第1組付工程であって、巻線及びステータコアの両軸端部のうち、ポンプ部側の軸端部から、金属管状部材を挿入することにより組み込む第1組付工程と、巻線及びステータコアが組み込まれた金属管状部材を、反ポンプ部側から、回転子に沿って組み込む第2組付工程と、を備えていることを特徴とする。
これによると、第2組付工程前において、回転子の一端部がポンプ部の回転部材に組付けられている場合であっても、第2組付工程において、回転子の他端部を支持しつつ、金属管状部材を回転子に沿って組み込むことができる。その結果、回転子と、金属管状部材及びステータコアの間で、回転子の複数の磁極による磁力が金属管状部材及びステータコアに作用する吸着力によって、組み込み途中の金属管状部材及びステータコアに、回転子が吸着するのを防止することができる。
以上の請求項12に記載の尿素水供給ポンプの製造方法によれば、組み込み途中の金属管状部材及びステータコアに、回転子が吸着するのを防止することができるので、生産性に優れた組付工程を実現することができる。
また、請求項13に記載の発明では、巻線及びステータコアの両者を金属管状部材に組み込む前の状態において、金属管状部材に、前記両者のポンプ部側の軸端部を支持する屈曲部を形成することを特徴とする。
これによると、金属管状部材に、上記両者のポンプ部側の軸端部側を支持する、例えば二重管状をなす屈曲部が形成されることになるので、第2組付工程前において、金属管状部材に上記両者が一体的に組み込まれた状態となる。したがって、第2組付工程にて、回転子に沿って金属管状部材を容易に組み込むことができる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符合を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1〜3、及び5は、本発明の一実施形態による尿素水供給ポンプを示している。また、図4は本発明の一実施形態による尿素水供給ポンプを適用した、内燃機関の排気浄化装置に用いられる尿素SCR装置の尿素水供給装置を示している。
図4に示すように、尿素水供給装置1は、内燃機関の排気系に設けられた排気浄化用触媒213よりも上流側の排気管211内に、「還元剤」としての尿素水を添加供給するものである。ここで、添加供給とは、尿素水を圧送することで昇圧された尿素水を、例えば噴射弁などの尿素水添加弁7で噴射(添加)し、尿素水と排気ガスとの混合ガスを排気浄化用触媒213に供給することである。
本実施形態における排気浄化装置は、上記排気浄化用触媒として選択還元型触媒を用いて排気中のNOxを浄化するものであり、図4の如き尿素SCR装置として構築されている。この尿素SCR装置は、例えば自動車に搭載されたディーゼルエンジン(以下、エンジン)により排出される排気を浄化対象としており、構成を大別すると、排気系と、尿素水供給系としての尿素水供給装置1と、制御系とを含んで構成されている。
排気系の構成としては具体的には、図示しないエンジン本体に接続された排気管211が設けられており、その排気管211にはDPF(Diesel Particulate Filter)212と選択還元触媒(以下、SCR触媒)213とが配設されている。また、排気管211においてDPF212とSCR触媒213との間には、尿素水(尿素水溶液)を排気管211内に添加供給するための尿素水添加弁7が設けられている。
また、排気管211においてSCR触媒213の下流側には、NOx検出部(NOxセンサ)と排気温度検出部(排気温センサ)とが共に内蔵された排気センサ216が設けられており、SCR触媒213の下流側にて、排気中のNOx量(ひいてはSCR触媒213によるNOxの浄化率)、および排気の温度が検出されるようになっている。
DPF212は、排気中のPM(Particulate Matter、粒子状物質)を捕集する連続再生式のPM除去用フィルタである。DPF212は例えば白金系の酸化触媒を担持しており、PM成分の1つである可溶性有機物(SOF)とともに、HCやCOを除去することができるようになっている。ちなみに、DPF212に捕集されたPMは、エンジンに燃料を噴射供給する燃料噴射手段にてエンジンの出力に寄与しない噴射であるポスト噴射等を実施することで、燃焼除去でき(PM除去用フィルタの再生処理に相当)、これによりDPF12の継続使用が可能となるのである。
尿素水供給装置1は、図4に示すように、尿素水タンク2、尿素水供給管3、尿素水を吸入し圧送する尿素水供給ポンプ10、及び尿素水添加弁7を備えている。なお、尿素水供給ポンプ10の詳細については後述する。
尿素水添加弁7は、電磁ソレノイド等からなる駆動部と、先端に形成される添加口としての噴孔を開閉するための弁部材(例えばニードル)を有する弁部とを備えた周知の流体噴射弁の構造であり、制御装置(以下、ECUという)300からの駆動信号に基づき開弁および閉弁する。即ちECU300からの駆動信号に基づき電磁ソレノイドが通電されると、通電に伴いニードルが開弁方向に移動し、そのニードル移動によって上記添加口が開放されて尿素水が噴射される。
尿素水供給管3は、尿素水添加弁7と尿素水タンク2とを接続する尿素水通路である。この尿素水供給管3には、尿素水タンク2内の尿素水を吸い上げ、圧送する尿素水供給ポンプ10と、尿素水をろ過するろ過装置としてのフィルタ5と、尿素水供給ポンプ10で圧送された尿素水の圧力を調整する圧力調整弁6とが設けられている。従って尿素水供給ポンプ10から吐出された尿素水はフィルタ5により異物が除去され、その後、圧力調整弁6により所定の供給圧力に調整される。また、圧力調整弁6にて尿素水の圧力が調整された結果、余剰となった尿素水はリターン配管9通じて尿素水タンク2に戻されるようになっている。
また、尿素水供給管3は、尿素水供給管3内の尿素水の圧力を検出する圧力センサ31と、尿素水の温度を検出する温度センサ32とが設けられている。
制御系の構成としては、ECU300と、排気センサ216と、圧力センサ31と、温度センサ32とを含んで構成されている。ECU300は、周知のマイクロコンピュータを備え、各種センサ216、31、32の検出値に基づいて尿素水供給ポンプ10、尿素水添加弁7などの各種アクチュエータの駆動量等を制御する。具体的には、例えば尿素水添加弁7の通電時間や尿素水供給ポンプ10の駆動量等を制御することにより、排気管211内に、適切な時期に適正な量の尿素水を添加供給する。
以上、尿素水供給ポンプ10を適用する尿素水供給装置1の概略構成を説明した。以下、尿素水供給ポンプ10の基本構成について説明する。
(尿素水供給ポンプ10の基本構成)
尿素水供給ポンプ10は、図1に示すように、ポンプ部110と、ポンプ部110を駆動するモータ部130とを備えている。ハウジング150は、ポンプ部110およびモータ部130の外周を囲み、ポンプ部110およびモータ部130の共通のハウジングである。ハウジング150は、軸方向の両端部にそれぞれポンプケース111、ポンプカバー112およびエンドカバー120が固定されている。エンドカバー120はモータ部130の反ポンプ部側を覆い、尿素水の外部への吐出口129が形成されている。
ポンプ部110はトロコイドポンプであり、ポンプケース111、ポンプカバー112、インナギア113、およびアウタギア114を有している。ポンプケース111およびポンプカバー112は、回転部材としてのインナギア113とアウタギア114とを回転可能に収容するケース部材である。
図3に示すように、アウタギア114は略円板状に形成され、この略円板状に形成された内周には、トロコイド曲線で形成された所定歯数(本実施例では、13歯)の内歯114aを有している。インナギア113はその回転中心に貫通孔が形成され、貫通孔にはシャフト171が係合して同軸に配置されて、シャフト171の係止部171aによって回転方向の位置決めがなされている。インナギア113の外周には、トロコイド曲線で形成された所定歯数(本実施例では、12歯)の外歯113aを有している。アウタギア114の回転中心はインナギア113の回転中心に対して偏心しており、内歯114aの数は外歯113aの数よりも1個多い。外歯113aと内歯114aの噛み合いにより、所定数(本実施例では、12個)のポンプ室115が形成されている。
シャフト171が回転するとインナギア113が回転し、インナギア113に噛み合うアウタギア114がインナギア113と同一方向に回転する。この回転に伴い、図3に示す複数のポンプ室115は時計方向に移動する。しかも、ポンプ室115の容積は9時の位置から時計方向に移動するに従って増加した後、再び減少する。
ポンプカバー112には、ポンプ室115の容積が増加する範囲に吸入ポートが形成されており、この吸入ポートは、略軸方向に形成された吸入口116に連通している。また、ポンプケース111には、ポンプ室115の容積が減少する範囲に吐出ポートが形成されており、この吐出ポートは、略軸方向に形成された内部吐出口117に連通している。ポンプカバー112の吸入口116から吸入された尿素水は、上記インナギア113及びアウタギア114の回転によりポンプ室115で昇圧される。昇圧された尿素水は内部吐出口117を通じてモータ部130側へ吐出される。
モータ部130はブラシレスモータであり、ステータコア131、「巻線」としてのコイル132、および「回転子」としてのロータ170とを含んで構成されている。
ステータコア131は、複数(本実施例では、6個)のコア134を周方向に配置して構成されている。図示しない制御装置がロータ170の回転位置に応じてコイル132への通電を制御することにより、ロータ170と向き合う各コア134の内周面に形成される磁極が切換えられる。
各コア134には、「絶縁体」としての樹脂製のボビン133がはめ込まれている。このボビン133はポリフェニレンスルフィド樹脂(以下、PPS樹脂という)またはポリアセタール樹脂(以下、POMという)から形成されている。各コア134の外周部は周方向に幅の等しい円弧状に形成されており、6個のコア134で環状を呈するステータコア131を形成している。各コイル132は、エンドカバー120側でターミナル135と電気的に接続している。ターミナル135は、図1、2に示すように、コイル132と電気的に接続している部分から、エンドカバー120に形成される挿通孔128を挿通し、挿通孔128の外側に露出している。ターミナル136は、図1に示すように、エンドカバー120から露出せず、コイル133同士を電気的に接続するために使用される。
絶縁樹脂部材137はPPS樹脂またはポリアセタール樹脂で形成され、周方向に隣接しているコア134の間に充填され、コイル132を覆っている。
エンドカバー120は、ロータ170の回転軸を構成するシャフト171を回転可能に支持する軸受穴121と、ターミナル126の支持部と、吐出口129とを、PPS樹脂またはポリアセタール樹脂からなる樹脂絶縁樹脂材により一体に成形している。軸受穴121は、シャフト171との間に軸受122が配設されており、軸受122を介してシャフト171支持している。
エンドカバー120は、吐出口129が軸受穴121に対して略同軸上に形成されている。具体的には軸受穴121を形成する内側筒部123と、筒部123と吐出口129の間に設けられ、周方向に複数の吐出通路125を、間隔を置いて形成する外側筒部124とを有しており、内側筒部123及び外側筒部124はエンドカバー120に一体に形成されている。
ロータ170は、図1に示すようにシャフト171および磁性部172を有している。ロータ170は、図1に示すようにステータコア131の内周側に回転可能に設置されている。磁性部172は、シャフト171から径方向外側へ略円柱状に形成されている。磁性部172は、例えばPPS樹脂などの熱可塑性の樹脂からなる担体に磁性体の粉末を練り込んだいわゆるボンド磁石である。磁性部172は、例えばローレット加工が施されたシャフト171の外周に直接形成されている。磁性部172は、回転方向に8個の磁極を形成している。8個の磁極は、ステータコア131と向き合う外周面側に回転方向へ交互に異なる磁極を形成するように着磁されている。
ここで、エンドカバー120及びハウジング150は請求範囲に記載のハウジングに相当する。ロータ170は請求範囲に記載の回転子に相当する。
以上、尿素水供給ポンプ10の基本構成を説明した。以下、尿素水供給ポンプ10の特徴的構成について説明する。
(尿素水供給ポンプ10の特徴構成)
ロータ170の磁性部172の外周面は、径方向においてステータコア131を構成する各コア134の内周面と対向している。ロータ170の外周面とステータコア131を構成する各コア134の内周面との間には、ポンプ部110から吐出された尿素水が流れる「尿素水流路」としての尿素水通路180が形成されている。シャフト171は、一方の端部が軸受118に支持され、他方の端部が軸受122に支持されている。シャフト171は、中心軸がロータ170とステータコア131との間に形成される尿素水通路180と概ね平行である。
しかも、ロータ170の上記外周面と、ステータコア131の上記内周面との間には、尿素水通路180からステータコア131及びコイル132を分離する、管状の金属管状部材190が介在して設けられている。この金属管状部材190はポンプ部110側からエンドカバー120側に一貫して延びるように形成されている。なお、金属管状部材190はその外周面がステータコア131の内周面に挿入固定される。
これにより、ポンプ部110から吐出された尿素水は、金属管状部材190の内側に配置され、かつシャフト171の軸と平行な尿素水通路180に沿って一貫して流れる。そして、ポンプ部110から吐出され、尿素水通路180を一貫して流れた尿素水は、磁性部172の吐出口122側の端部において、金属管状部材190の内部を略軸方向に流れ、ひいては軸受122の外周側の吐出通路125を経由して吐出口129へ流入する。
言い換えると、ポンプ部110から吐出された尿素水は一貫して金属管状部材190の内側にある尿素水通路180に沿って吐出口122側へ流れることになるので、ポンプ部110から吐出される全ての尿素水が、金属管状部材190内の尿素水流路180を流れることになり、ひいては実質的にステータコア131及びコイル132に尿素水が浸入することはなく、ステータコア131及びコイル132を完全に尿素水から分離することができる。したがって、尿素水によるステータコア131及びコイル132への腐食防止を図ると共にその腐食防止手段として金属管状部材190という簡素な構成で実現することができる。
また、上記金属管状部材190は、尿素水に対する耐食性を有する金属材料で形成されている。それ故に、金属管状部材190が実質的に腐食により貫通するということはないので、金属管状部材190を挟んで尿素水流路180内の尿素水がステータコア131及びコイル側に侵入することはない。
また、上記金属管状部材190の金属材料としては、オーステナイト系ステンレス鋼及びフェライト系ステンレス鋼のいずれかであって、成分組成にモリブデン(Mo)を含有していることが好ましい。なお、オーステナイト系ステンレス鋼はSUS300系、フェライト系ステンレス鋼はSUS400系である。
これによると、上述のようなステンレス鋼は例えば鉄等に比べて高い強度を有しているため、金属管状部材190の肉厚を薄肉状に形成することができる。故に、コイル132に通電制御されステータコア131に磁力が発生するとき、薄肉状の金属管状部材190を介してもその磁力低下を抑制しつつ、上記磁力をロータ170の磁極に作用させることができる。
また、金属管状部材190は、金属管状部材190の一方端部190a側がポンプ部110の吐出口117に間隔を置いて配置され、一方端部190aと他方端部190bがそれぞれハウジング150およびエンドカバー120の内壁に接するように構成されている。
このような構成では、金属管状部材190とハウジング150及びエンドカバー120の内壁とを気密にシールする手段として、金属管状部材190とハウジングの構成要素120、150を溶接等により接合する必要はない。互いに接する金属管状部材190と上記構成要素120、150の内壁の間に、Oリング等のシール部材198、199を挟み込むという構成(図1参照)で実現できるからである。それ故に、溶接等の接合工程が不要になるので生産性に優れた尿素水供給ポンプ10を得ることができる。
また、金属管状部材190は二重管状であり、一方端部190a側がポンプ部の吐出口に間隔を置いて配置され、かつ一方端部190aの先端190cが他方端部190bに向けて延びるように形成されている。この先端190cはステータコア131の軸端部を支持する。
これによると、二重管状の金属管状部材190の一方端部190aにおいて対向する管壁部分190aa、190ab間に、ステータコア131及びコイル132の少なくとも一部を収容するという構成ができる。上記二重管状の管壁部分190aa、190abは、ポンプ部の吐出口に間隔を置いて配置されることから、屈曲部を形成することになる。しかも、この先端190cでステータコア131の軸端部を支持するので、金属管状部材190をステータコア131及びコイル132の内周面に挿入して組み込むことで、これら構成部材131、132、190からなる組付体を容易に形成することができる。
また、金属管状部材190の他方端部190bが接するエンドカバー120の内壁は、他方端部190bを挿入可能な環状段差部126が形成されている。これによると、上記構成部材131、132、190からなる組付体を、ハウジングの構成要素120、150に組付ける作業が容易となる。
また、以上説明した本実施形態では、ロータ170のシャフト171を支持する軸受118、122において、吐出口129側の軸受122はエンドカバー120の筒部124、124に圧入固定されており、かつ筒部123、124において筒部123、124を貫通し、軸受122の外周側を尿素水が流れる吐出通路125が設けられている。
軸受122はシャフト171の回転により発熱することになるのだが、上記構成によれば、軸受122は金属環状部材190の内側に配置の尿素水通路180内に配置されているので、ポンプ部110から吐出口129へ一貫して流れる尿素水によって発熱した軸受122を冷却することができる。しかも、軸受122の外周側に尿素水の流れる吐出通路125を設ける構成とするので、軸受122を効果的に尿素水によって冷却することができるのである。
また、以上説明した本実施形態では、ポンプ部110としてトロコイドポンプなどの容積式ポンプを用いているので、インペラなどによるタービン式ポンプのように尿素水タンク2内に配置する必要がない。言い換えると、容積式ポンプを用いる本実施形態のポンプ部110は、尿素水に浸漬することが不要であるので、尿素水の液面位置に対し、ポンプ部110の吸入口116の位置を無関係に設定できる。したがって、ポンプ部110つまり尿素水供給ポンプ10を、図1に示すように、尿素水タンク2外の尿素水配管3の途中に配置することができる。このような尿素水供給ポンプ10では、尿素水配管3と接続される吸入口116以外の尿素水供給ポンプ10の外部から尿素水が流入することはなくなるのである。
また、以上説明した本実施形態では、尿素水供給ポンプ10において尿素水通路180は、ポンプ部の内部吐出口117から吐出口129に至る尿素水の流路が一貫して一方向(図1の上下方向)に設定されている。これにより、尿素水供給ポンプ10の回転軸(シャフト)方向を例えば天地方向に配置することで、尿素水通路180のエア抜き性が向上される。
(尿素水供給ポンプ10の製造方法)
次に、尿素水供給ポンプ10の各構成要素を組付ける組付方法一実施形態を、図5に基づいて説明する。図5は尿素水供給ポンプ10の構成要素が分解された状態を示している。
ポンプ部110の組付方法の一実施形態としては、ポンプケース111に、インナギア113及びアウタギア114を組み込んだ後、ポンプカバー112を組付けることになるが、ポンプカバー112を組付ける前に、インナギア113はシャフト117の係止部117aに対して嵌合固定する必要がある。それ故に、ポンプカバー112を組付ける前において、ポンプカバー112に軸受118を圧入固定し、その後、シャフト117の係止部117aをインナギア113の貫通孔に挿入し、シャフト117をインナギア113に嵌合固定する。
ここで、モータ部130の組付方法の一実施形態としては、絶縁樹脂部材137で一体成形されるステータコア131及びコイル132は、ロータ170の軸(シャフト)中心に対して同心的に配置されるように、ステータコア131及びコイル132を、ロータ170に沿って組み込む必要がある。ロータ170の磁性部172の各磁極に着磁している磁力が比較的大きいからである。当該磁性部172の複数の磁極による磁力がロータ170の磁性部172と、金属管状部材190及びステータコア131の間で、磁性部172の複数の磁極による磁力が金属管状部材190及びステータコアに作用する。
ステータコア131及びコイル132を、ロータ170に沿って同心的に組み込まない場合においては、上記磁性部172の磁力が金属管状部材190及びステータコア131に作用する作用力(吸着力)によって、組み込み途中の金属管状部材190及びステータコア131に、ロータ170が吸着するおそれがあるのである。
これに対し、本実施形態による本発明の組付方法では、上述の如くポンプ部110の組付過程においてロータ170のシャフト171は、ポンプカバー112を組付ける前においてインナギア113の嵌合固定されている状態にある。そのような状態にあるシャフト171において、シャフト171のインナギア113の軸端部を、当該軸端部に形成された球面部171bで支持することができる。一方、シャフト171の反ポンプ部110側には、球面部171bが形成されており、反ポンプ部110側を、球面部171bで支持することができる。これにより、シャフト171の姿勢を、両軸端部の球面部171b、171cで軸中心に対して同軸に保持することができる。
しかも、シャフト171の反ポンプ部110側の球面部171cは、図1、2に示すようにポンプ部110及びモータ部130が組付けられた状態においても、吐出口129内に露出しているので、尿素水供給ポンプ10の組付工程及びその後の工程等や完成品において、常に尿素水供給ポンプ10からシャフト171の球面部171cが露出する構成となる。
これにより、尿素水供給ポンプ10の組付工程において、例えポンプ部110においてポンプカバー112を組付けた場合であっても、球面部171cでの保持によって、シャフト171の姿勢を、軸中心に対して同軸に支持し続けることが可能となるのである。
さらに、本実施形態では、金属管状部材190及びステータコア131との組付体を有する尿素水供給ポンプ10を、以下のように組付けている。
上記尿素水供給ポンプ10の組付工程は、絶縁樹脂部材137で一体成形されるステータコア131及びコイル132に、金属管状部材190を組み込む第1組付工程と、組付体を、上記ロータ170に沿ってハイジング150またはポンプ部110側に組み込む第2組付工程とを含んで構成されている。
しかも、第1組付工程では、上記ステータコア131及びコイル132の両軸端部のうち、ポンプ部110側の軸端部から、金属管状部材190を挿入することで上記組付体を形成する。また、第2組付工程では、上記組付体である、ステータコア131及びコイル132に組み込まれた金属管状部材190を、反ポンプ部110側からロータ170に沿って組み込むようにしている。
これによると、第2組付工程前において、ロータ170のシャフト171の一方端部がポンプ部110のインナギア113に組付けられている場合であっても、第2組付工程において、シャフト171の他方端部の球面部171cを保持することができるので、シャフト171の姿勢を支持しつつ、金属管状部材190をロータ170の磁性部172に沿ってスムースに組み込むことができる。その結果、上記磁性部172の磁力が金属管状部材190及びステータコア131に作用する吸着力によって、組み込み途中の金属管状部材190及びステータコア131に、ロータ170が吸着するのを効果的に防止することができる
以上の本実施形態による組付方法によれば、組み込み途中の金属管状部材190及びステータコア131に、ロータ170が吸着するのを防止することができるので、生産性に優れた組付工程を実現することができる。
さらにまた、上記組付方法では、上記ステータコア131及びコイル132の両者を金属管状部材190に組み込む前の状態において、金属管状部材190には、上記両者のポンプ部110側の軸端部を支持する「屈曲部」を呈する先端部190cが形成されている。
これによると、金属管状部材190に、上記両者のポンプ部110側の軸端部側を支持する、二重管状をなす屈曲部を構成する先端部190cが形成されることになるので、第2組付工程前において、金属管状部材190に上記両者が一体的に組み込まれた状態となる。したがって、第2組付工程にて、ロータ170に沿って金属管状部材190を容易に組み込むことができるのである。
(第2実施形態)
第2実施形態を図6に示す。第2実施形態では、第1実施形態の変形例である。第2実施形態では、金属管状部材190の他方端部190bが、尿素水供給ポンプ10外へ尿素水を吐出する吐出管190dと一体に形成されている一例を示すものである。
図6に示す金属管状部材190は、尿素水供給ポンプ10外へ尿素水を吐出する吐出管190dと一体に形成されるという構成を有するので、ハウジングの構成要素と金属管状部材190のシール部位のうち、他方端部190bとのシール機能が不要となる。従って、更に簡素な尿素水供給ポンプ10を得ることができる。
しかも、第1実施形態において他端部190bとのシール部位なすエンドカバー自体も不要となるので、更に一層、簡素な尿素水供給ポンプ10が得られるのである。
また、金属管状部材190の一方端部190aの先端部190cは、第1実施形態において他方端部190bに向けてステータコア131の軸端部まで延びる構成としたが、第2実施形態の如く、ステータコア131及びコイル132を一体形成する絶縁樹脂部材137の端部まで延びる構成としてもよい。
これによると、図6に示すように、ステータコア131と一体をなす絶縁樹脂部材137の端部を、先端部190cで支持する構成とすることができる。
したがって、金属管状部材190及びステータコア131との組付体を形成する組付工程においては、第1実施形態において屈曲部をなす先端部190cでステータコア131の軸端部を支持するという構成によってもたらされる効果と同様に、図6に示す第2実施形態による金属管状部材190をステータコア131及びコイル132に挿入して組み込むことで、これら構成部材131、132、137、190からなる組付体を容易に形成することができる。
しかも、本実施形態では、金属管状部材190の一方端部190aにおいて、先端部190cは、屈曲部を呈することなく、絶縁樹脂部材137の端部に向かって一貫して延びているので、金属管状部材190の一方端部190a側の形成が、簡素な形状にでき、金属管状部材190の生産性を高めることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態を図7に示す。第3実施形態では、第2実施形態の変形例である。第3実施形態では、金属管状部材190の一方端部190aが、内部にポンプ部110を収容するハウジング部151と一体に形成されている一例を示すものである。
図7に示すように、金属管状部材190は、尿素水通路180を内側に配置する尿素水流路区分と、ハウジング部151に対応し、ポンプ部110の各構成要素を内側に収容する収容区分とを含んで構成されている。
これによると、本実施形態による金属管状部材190は、一方端部190a側のハウジング部155と一体に形成されるという構成としたので、ハウジングの構成要素と金属管状部材190のシール部位のうち、一方端部190aとのシール機能が不要となる。従って、更に簡素な尿素水供給ポンプ10を得ることができる。
しかも、本実施形態では、図7に示すように、絶縁樹脂部材137によってステータコア131及びコイル132の外周を覆うように一体形成されている。本実施形態による、絶縁樹脂部材137は請求範囲に記載の樹脂ハウジングに相当する。
上記絶縁樹脂部材137によって外周を覆うように一体形成されたステータコア131及びコイル132においてこれらの内壁内に、金属管状部材190が挿通される構成としている。
これによると、図7に示す如く、金属管状部材190がステータコア132及び樹脂ハウジングである絶縁樹脂部材137の両者の内壁内を挿通しているので、この絶縁樹脂部材137には、尿素水通路180内にある昇圧された尿素水が直接及び間接的に作用することはほとんどない。従って、ステータコア131及びコイル132の外周を覆う絶縁樹脂部材137の肉厚を、樹脂モールド等により薄肉に形成でき、ひいてはモータ部130の外径の小型化が図れる。
(第4実施形態)
第4実施形態を図8に示す。第4実施形態では、第1実施形態の変形例である。第4実施形態では、尿素水供給ポンプ10の全体またはモータ部130を加熱する加熱手段を備える一例を示すものである。
かかる発明では、ポンプ部110の圧送により触媒装置213等の被供給側へ供給する尿素水が途絶えることはないが、尿素水供給ポンプ10及び上記被供給側間の尿素水供配管3において尿素水の目詰まりが生じるという懸念がある。尿素水は、尿素成分と水成分との混合液である故に大気低温下等により、尿素水供給ポンプ10内の尿素水通路180及び尿素水供給ポンプ10より下流側の尿素水供配管3において尿素水が凍結する可能性があるのである。
本実施形態では、図8に示すように、尿素水供給ポンプ10の全体またはモータ部130、言い換えると少なくともモータ部130を加熱する加熱手段400が設けられており、尿素水供給ポンプ10の全体またはモータ部130の周囲を加熱する構成としている。
これによると、尿素水供給ポンプ10から被供給側へ圧送される尿素水を、先にある被供給側で凍結しない温度に加熱することが可能となる。
さらに、上記加熱手段400は、「熱媒体」としての冷却水の循環により冷却される「発熱体」としてのエンジン200に用いられるものであって、エンジン200との間で冷却水が循環され、冷却水を冷却する「冷却用熱交換器」としてのラジエータ220を有する冷却水循環回路401とを備えている。冷却水循環回路401が尿素水供給ポンプ10において少なくともモータ部130の周囲に導入配置され、冷却水循環回路401でモータ部130の周囲を加熱するようにしている。
具体的には、図8に示すように、加熱手段400は、上記冷却水循環回路401と、内部に尿素水供給ポンプ10を収容し、冷却水循環回路401を流れる冷却水を流入、流出する加熱容器402とを備えている。なお、加熱容器402は、冷却水循環回路401を流れる冷却水を流入、流出する配管を少なくともモータ部130の周囲にわたって配置するものであってもよい。
なお、冷却水循環回路401は、電動式または機械式の循環ポンプ230を備え、循環ポンプ230の駆動によって冷却水が強制的に冷却水循環回路401内を循環するものである。また、冷却水循環回路401は、エンジン200から流出した冷却水がラジエータ220に向かい、再びエンジン200に戻る第1循環回路401aと、エンジン200から流出した冷却水がラジエータ220を迂回して再びエンジン200に戻る第2循環回路401bと、切換え手段240とを備え、切換え手段240によって、第1循環回路401aを流通する冷却水流量と第2循環回路401bを流通する冷却水流量との流量配分を切換える周知の構造を有している。本実施形態では、図8に示すように、第1循環回路401aに対して並列に配置された第3循環回路401cを形成し、第3循環回路401cが加熱容器402に接続する構成としたが、第1循環回路401aに対して第3循環回路を直列に配置し、この第3循環回路を加熱容器402に接続する構成としてもよい。
これにより、加熱手段400としては、エンジン200の冷却水循環回路401における冷却水の廃熱を利用するものであるので、エネルギロスなく、尿素水供給ポンプ10内において尿素水を加熱し、加熱された尿素水を被供給側に向けて圧送することができる。
しかも、冷却水循環回路401に接続され、冷却水が流入、流出する加熱容器402が周囲に配置されるモータ部130には、尿素水供給ポンプ10内の尿素水通路180を覆う、金属からなる金属管状部材190が設けられている。金属は樹脂材に比べて熱伝導率が高いので、冷却水循環回路401の熱を、金属管状部材190を介することで効果的に尿素水通路180の尿素水に熱伝達させ、ひいては尿素水の凍結防止ができる。
このような本実施形態によれば、上記発熱体はエンジン200であるので、エンジン200の性能を確保しつつ、エンジン200の廃熱エネルギーを尿素水凍結防止に有効利用することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
(1)以上説明した本実施形態では、金属管状部材190の金属材料を、尿素水に対して耐食性を有するステンレス鋼としたが、金属材料は、上記ステンレス鋼に限らず、尿素水に対して耐食性を有する金属であればいずれでもよい。
(2)以上説明した本実施形態では、尿素水供給ポンプ10を、尿素水タンク2外の尿素水配管3の途中に配置したが、尿素水供給ポンプ10の一部または全部を尿素水タンク2内に配置する場合には、ポンプ部110の吸入口116が尿素水の液面に僅かに漬かるか、ほとんど漬からないように配置するという構成であればよい。
(3)以上説明した第4実施形態において、「熱媒体」としての冷却水の循環により冷却される「発熱体」を、エンジン200で説明した。上記発熱体は、エンジン200等の熱機関、モータまたはインバータ等の発熱体、あるいはFCスタック等の燃料電池などの、廃熱エネルギーを回収可能な発熱体であればいずれであってもよい。
本発明の第1実施形態による尿素水供給ポンプを示す縦断面図である。 図1中の矢印II方向矢視図である。 図1中のIII−III線断面図である。 第1実施形態による尿素水供給ポンプを適用した尿素水SCR装置の装置全体を示す模式図である。 第1実施形態による尿素水供給ポンプの構成要素が分解された状態を示す模式的展開図である。 第2実施形態に係わる尿素水供給ポンプを示す縦断面図である。 第3実施形態に係わる尿素水供給ポンプを示す縦断面図である。 第4実施形態に係わる尿素水供給ポンプを示す縦断面図である。
符号の説明
1 尿素水供給装置
2 尿素水タンク
3 尿素水供給配管
7 尿素水添加弁
10 尿素水供給ポンプ
110 ポンプ部
111 ポンプケース
112 ポンプカバー
113 インナギア
114 アウタギア
115 ポンプ室
116 吸入口
117 内部吐出口
120 エンドカバー
121 軸受穴
122 軸受
123 内側筒部
124 外側筒部
125 吐出通路
126 環状段差部
129 吐出口
130 モータ部
131 ステータコア
132 コイル(巻線)
133 ボビン(絶縁体)
134 コア
135、136 ターミナル
137 絶縁樹脂部材
150 ハウジング
170 ロータ(回転子)
171 シャフト
171a 係止部
172 磁性部
180 尿素水通路(尿素水流路)
190 金属管状部材
190a 一方端部
190aa、190ab 管壁部分
190b 他方端部
190c 先端部
200 エンジン(内燃機関)
211 排気管
213 SCR触媒(排気浄化用触媒)

Claims (13)

  1. ステータコアと、
    前記ステータコアに巻回され、通電を制御されることにより前記ステータコアの内周面に周方向に形成する磁極が切換る巻線と、
    前記ステータコアの内周側に回転可能に設けられ、回転方向に交互に異なる磁極を前記ステータコアと向き合う外周面に形成している回転子と、
    前記回転子の一端部に設けられ、前記回転子により回転駆動される回転部材を有し、前記回転部材の回転により尿素水を吸入し昇圧するポンプ部と、
    前記ステータコア及び前記巻線と、前記回転子との間に形成され、前記ポンプ部からの尿素水が前記回転子の他端部に向けて一貫して流れる流路とを備え、
    前記ステータコア及び前記巻線の両者と前記回転子との間には、前記流路を前記両者から隔離する、管状の金属管状部材が介在して設けられていることを特徴とする尿素水供給ポンプ。
  2. 前記金属管状部材は、尿素水に対する耐食性を有する金属材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の尿素水供給ポンプ。
  3. 前記金属材料はオーステナイト系ステンレス鋼及びフェライト系ステンレス鋼のいずれかであって、成分組成にモリブデン(Mo)を含有していること特徴とする請求項2に記載の尿素水供給ポンプ。
  4. 内部に前記回転子、前記ステータコア及び前記巻線、および前記ポンプ部を収容するハウジングを備え、
    前記金属管状部材は、前記金属管状部材の一方端部側が前記ポンプ部の吐出口に間隔を置いて配置され、前記一方端部と他方端部が前記ハウジングの内壁に接していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の尿素水供給ポンプ。
  5. 前記金属管状部材は二重管状の部材であって、前記金属管状部材の一方端部側が前記ポンプの吐出口に間隔を置いて配置され、かつ前記一方端部の先端が他方端部に向けて延びている二重管状の部材であることを特徴とする請求項4に記載の尿素水供給ポンプ。
  6. 内部に前記ポンプ部を収容するハウジングを備え、
    前記金属管状部材の一方端部と前記ハウジングとが一体に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の尿素水供給ポンプ。
  7. 前記ステータコア及び前記巻線の外周を覆い、前記ハウジングと異なる樹脂ハウジングを備え、
    前記金属管状部材は、前記ステータコア及び前記樹脂ハウジングの両者の内壁内を挿通していることを特徴とする請求項6に記載の尿素水供給ポンプ。
  8. 前記金属管状部材の他端部は、前記尿素水供給ポンプ外へ尿素水を吐出する吐出管と一体に形成されていることを特徴とする請求項4から請求項7のいずれか一項に記載の尿素水供給ポンプ。
  9. 前記巻線と電気的に接続し一部が外部に露出するターミナルと、前記ステータコア、前記巻線、及び前記ターミナルをインサート成形している絶縁樹脂部材とを備え、
    前記ターミナルは、前記絶縁樹脂部材において反ポンプ側の軸方向端部側で外部に露出していることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の尿素水供給ポンプ。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の尿素水供給ポンプの全体または前記モータ部を加熱する加熱手段を備え、
    前記加熱手段は、
    熱媒体の循環により冷却される発熱体に用いられ、前記発熱体との間で前記熱媒体が循環され、前記熱媒体を冷却する冷却用熱交換器を有する熱媒体循環回路とを備え、
    少なくとも前記モータ部の周囲には、前記熱媒体循環回路が配置されていることを特徴とする尿素水供給ポンプ。
  11. 前記発熱体は熱機関であることを特徴とする請求項10に記載の尿素水供給ポンプ。
  12. 請求項1から請求項11に記載の尿素水供給ポンプの製造方法において、
    前記巻線が巻回された前記ステータコアに、前記金属管状部材を組み込む第1組付工程であって、前記巻線及び前記ステータコアの両軸端部のうち、前記ポンプ部側の軸端部から、前記金属管状部材を挿入することにより組み込む第1組付工程と、
    前記巻線及び前記ステータコアが組み込まれた前記金属管状部材を、反ポンプ部側から、前記回転子に沿って組み込む第2組付工程と、
    を備えていることを特徴とする尿素水供給ポンプの製造方法。
  13. 前記巻線及び前記ステータコアの両者を前記金属管状部材に組み込む前の状態において、前記金属管状部材に、前記両者の前記ポンプ部側の軸端部を支持する屈曲部を形成することを特徴とする請求項12に記載の尿素水供給ポンプの製造方法。
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