JP2010030724A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力された記録紙の積載部を画像形成装置と、画像読取部の間に設けた胴内排紙型の画像形成装置において、印刷をサポートしているサイズの記録紙を、それぞれの最大積載量まで印刷可能とする検知手段で構成される記録紙の積載満載検知方式を提供する。
【解決手段】画像形成装置本体と、画像形成装置本体上部に設置された原稿を読み取ると共に読み取った画像情報を、画像形成手段に供給する画像読み取り装置504と、前記画像形成装置本体と画像読み取り装置504の間に画像形成された記録紙を積載する排紙空間を持つ画像形成装置において、前記画像読み取り装置504の下面の側端部に、発光部101及び受光部102からなる検知手段を対向するように配置し、排出積載された記録紙が前記画像読み取り装置504の下面へ到達したことを検知することで、排紙空間の記録紙満載と検知することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は画像形成装置に関するものであり、特に原稿を読み取る画像読み取り部を、画像を形成する画像形成部の上部に配置した画像形成装置に関するものである。
図8・図9に原稿を読み取る画像読取部を、画像を形成するプリンタ部の上部に配置した画像形成装置の構成の一例を示す。
従来の画像形成装置において、排紙トレイ502を画像形成装置であるレーザプリンタ501と画像読み取り部504の間に設けた、いわゆる胴内排紙型のものがある。(例えば、特許文献1参照。)503は操作パネル、505は開口部、506は開閉手段、507は排紙部を示す。本構成の画像形成装置は、本体外部に出力された記録紙の積載部を設けた画像形成装置および原稿給送装置に対して、占有面積を大幅に縮小できるという利点がある。図8・図9に示した例では、出力された記録紙の積載性を良化するためにプリンタ部の出力された印字済み記録紙の排紙トレイ502が斜平面である構成を示している。
次に従来の排紙トレイにおける記録紙満載の検知方式について、具体的な構成として図10を用いて説明する。(例えば、特許文献2参照。)以下の説明にて、長手方向の寸法が長い記録紙(例えばLGL・A3サイズ)を大サイズ紙、長手方向の寸法が短い記録紙(A5・B5サイズ)を小サイズ紙 長手方向の寸法が大サイズ紙と小サイズ紙との間の値 (例えば、A4・Letterサイズ)を中サイズ紙とする。図10で511は大サイズ紙、512は中サイズ紙、513は小サイズ紙を表す。画像形成部にて画像を形成された記録紙は、排出部を経て機外に排出される。機外に排出された記録紙は排出部507の下方に設けられた排紙トレイに積載される。排紙トレイに積載されている記録紙が増加してきた場合、記録紙の最上面が画像読み取り部504の下面に接近する。排出部近傍には排紙トレイに積載された記録紙の高さを検知する検知手段が設けられており、この検知手段によって積載記録紙が満載であることを検知し、本体制御部にその信号を送ることによって記録紙の排出を一時停止させる制御を行う。
これにより、積載記録紙が画像読み取り部504の下面と接触して記録紙詰まりなどの不都合を引き起こす前に装置の稼動を停止させることが可能となる。その後、使用者が積載記録紙を排紙トレイから取り除くことによって、装置の稼動を再開させることが可能となる。
このような検知手段は、検知部としての検知レバーとフォトインタラプタとを組み合わせた構成が一般的である。図10中の排出部の排出口507の下方に排紙トレイに向かって検知レバー509を揺動可能に設置しておき、積載記録紙の最上面が検知レバー509の先端を所定角度まで持ち上がったときに、検知レバー509の端部に設けられたフォトインタラプタ510で遮光状態にて満載検知を行う構成である。図10では検知レバー509の先端が所定角度まで持ち上がった遮光状態のときを表し、大サイズ紙511または中サイズ紙512または小サイズ紙513のそれぞれが満載を検知した状態を表している。
特開2003-118918号公報 特開2003-48644号公報
しかしながら、上記の従来例に示すように、1つの検知手段を用いて記録紙の満載検知を行おうとすると次のような課題がある。
図10の矢印514に示すように中サイズ紙512・小サイズ紙513は、大サイズ紙511の最大積載量515よりもさらに積載が可能であるにもかかわらず、積載量515にて検知手段が満載と判断するため大サイズ紙と同積載量515までしか積載できない。本構成では中サイズ紙・小サイズ紙を中心に多く印刷する使用者にとって、積載量が大サイズ紙と同積載量515までに限定されることにより、中サイズ紙・小サイズ紙の可能最大積載量よりも少ない積載量にてプリンタが印刷停止することで記録紙の除去処理を使用者に要求することになる。結果的に使用者に要求する記録紙の除去処理の回数が多くなってしまっていた。
また、大サイズ紙・中サイズ紙・小サイズ紙の積載量をすべて最大積載量にて印字停止させる構成を取るためには、各記録紙サイズの満載を検知できる個別の検知手段をそれぞれ必要とし、検知手段を複数個用意する必要がありコスト高となる。
本発明の目的は、上記のような課題を解決するためになされたもので、出力された記録紙の積載部を画像形成装置と画像読取部の間に設けた胴内排紙型の画像形成装置において印刷をサポートしている、いかなるサイズの記録紙をそれぞれの最大積載量まで印刷可能とする1検知手段で構成される排紙トレイの記録紙満載検知方式を提供することである。
上記目的を達成するため本出願に係る第1の発明は、画像形成装置本体と、画像形成装置本体上部に設置された原稿を読み取ると共に読み取った画像情報を画像形成手段に供給する画像読み取り装置と、前記画像形成装置本体と画像読み取り装置の間に画像形成された記録紙を積載する排紙空間を持つ画像形成装置において、
前記画像読み取り装置の下面の側端部に、発光部及び受光部からなる検知手段を対向するように配置し、排出積載された記録紙が前記画像読み取り装置の下面へ到達したことを検知することで、排紙空間の記録紙満載と検知することを特徴とする。
本出願に係る第2の発明は、前記記録紙が記録紙の搬送路の片側に沿って排出され、
前記記録紙検出手段は画像読み取り装置の下面に設置され、記録紙の搬送路の片側に沿って発光部と受光部が対向して設置されることを特徴とする。
本出願に係る第3の発明は、前記記録紙が記録紙の搬送路の中央部より排出され、
前記記録紙検出手段は画像読み取り装置の下面に設置され、記録紙搬送路の中央に発光部と受光部が対向して設置されることを特徴とする。
本出願に係る第4の発明は、前記画像形成装置は、排出記録紙の枚数を計測する機能を備え、前記検出手段により排紙空間の記録紙満載を検知してから所定の枚数後に画像形成装置を停止させることを特徴とする。
本出願に係る第5の発明は、前記画像形成装置は画像形成された記録紙のカール矯正部材が搭載されていることを特徴とする。
以上説明したように、本出願に係る第1の発明によれば、出力された記録紙の積載部を画像形成装置と画像読取部の間に設けた胴内排紙型の画像形成装置において、1検知手段で構成される記録紙の積載満載検知方式を提供することにより、印刷をサポートしている各サイズの記録紙を、1検知手段の構成のみでそれぞれの最大積載量まで印刷可能となる。また、従来例で各サイズごとに複数個必要であった検知手段を1検知手段にて検出することが可能となるため、検出装置の部品点数の削減が可能となる。
本出願に係る第2の発明によれば、記録紙が搬送経路の左右面端のどちらかに沿って排出する片寄せ搬送構成の画像形成装置において、出力された記録紙の積載部を画像形成装置と画像読取部の間に設けた胴内排紙型の画像形成装置において、1検知手段で構成される記録紙の積載満載検知方式を提供することにより、印刷をサポートしている各サイズの記録紙を、1検知手段の構成のみでそれぞれの最大積載量まで印刷可能となる。また、従来例で各サイズごとに複数個必要であった検知手段を1検知手段にて検出することが可能となるため、検出装置の部品点数の削減が可能となる。
本出願に係る第3の発明によれば、記録紙が搬送経路の中央部から排出する中央搬送構成の画像形成装置において、出力された記録紙の積載部を画像形成装置と画像読取部の間に設けた胴内排紙型の画像形成装置において、1検知手段で構成される記録紙の積載満載検知方式を提供することにより、印刷をサポートしている各サイズの記録紙を、1検知手段の構成のみでそれぞれの最大積載量まで印刷可能となる。また、従来例で各サイズごとに複数個必要であった検知手段を1検知手段にて検出することが可能となるため、検出装置の部品点数の削減が可能となる。
本出願に係る第4の発明によれば、出力された記録紙の出力枚数を数える計測機能を用いて検知手段にて記録紙の満載が検知された時点から、各構成に合わせた積載可能な所定の枚数分を計測した後で、画像形成装置を停止させる制御を行う事により、使用をサポートしている各サイズの記録紙において最大可能満載量まで印字可能な構成が実現できる。
本出願に係る第5の発明によれば、画像形成装置の排出部における記録紙のカールを矯正する事で、出力された記録紙の積載部を画像形成装置と画像読取部の間に設けた胴内排紙型の画像形成装置において、カールの影響による誤検知の少ない記録紙の積載満載検知方式が可能となる。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
本発明の第1の実施の形態では、出力された記録紙の排紙トレイを画像形成装置と画像読取部の間に設けた胴内排紙型の画像形成装置における、出力された記録紙の満載時における検知方式の構成について以下に説明する。
図7を用いて画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの構成を説明する。
レーザプリンタ501は記録紙200を収納する給紙カセット402を有し、給紙カセット402内の記録紙200の有無を検知するデッキ紙有無センサ403、給紙カセット402から記録紙200を繰り出すピックアップローラ404、前記ピックアップローラ404によって繰り出された記録紙200を搬送するデッキ給紙ローラ405、前記デッキ給紙ローラ405と対をなし、記録紙200の重送を防止するためのリタードローラ406が設けられている。
そして、デッキ給紙ローラ405の下流には記録紙200を同期搬送するレジストローラ対407、前記レジストローラ対への記録紙200の搬送状態を検知するレジ前センサ408が配設されている。またレジストローラ対407の下流には静電吸着搬送転写ベルト409が配設されており、前記静電吸着搬送転写ベルト409上には後述する4色(イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックK)分のプロセスカートリッジ410Y、410M、410C、410Kとスキャナーユニット420Y、420M、420C、420Kからなる画像形成部によって形成された画像が転写ローラ430Y、430M、430C、430 Kによって順次重ね合わされてゆくことによりカラー画像が形成され記録紙200上に転写搬送される。
さらに下流には記録紙200上に転写されたトナー像を熱定着するために内部に加熱用のヒータ432を備えた定着ローラ433と加圧ローラ434対、定着ローラからの記録紙200を搬送するための定着排紙ローラ対435が配設されている。排出部直前に記録紙のカールを矯正するカール矯正装置436が装着され、定着部から搬送された出力された記録紙をカール矯正装置のローラ部を通過させる事で、排紙トレイでの積載時における記録紙のカールの発生を抑える。
また、前記各スキャナ部420には、ビデオコントローラ440から送出される各画像信号に基づいて変調されたレーザ光を発光するレーザユニット421、各レーザユニット421からのレーザ光を各感光ドラム305上に走査するためのポリゴンミラー422とスキャナモータ423、結像レンズ群424より構成されている。そして、前記各プロセスカートリッジ410には公知の電子写真プロセスに必要な感光ドラム305、帯電ローラ303と現像ローラ302、トナー格納容器411を具備しており、レーザプリンタ501に対して着脱可能に構成されている。さらに、前記ビデオコントローラ440はパーソナルコンピュータ等の外部装置441から送出される画像データを受け取ると前記画像データをビットマップデータに展開し、画像形成用の画像信号を生成する。また、201はレーザプリンタの制御部である制御基板であり、RAM207a、ROM207b、タイマ207c、デジタル入出力ポート207d、D/Aポート207eを具備したMPU(マイクロコンピュータ)207、及び各種入出力制御回路(不図示)等で構成されている。101は発光部である発光ダイオード(LED)、102は受光部であるフォトトランジスタ(PTr)、103は発光素子LEDの光軸路を表す。発光部LED101および受光部PTr102はMPU(マイクロコンピュータ)207に接続され、発光部LED101と受光部PTr102間の透過・遮光の検知をMPU(マイクロコンピュータ)207にて行う。
図1は本発明の特徴を最もよく表す図画であり、画像形成装置の排紙部を中心にした側面視図である。図2に画像読み取り部の上面視図を示し、検知手段と各記録紙の説明を行うため透視図として示す。図1において101は発光部である発光ダイオード(LED)、102は受光部であるフォトトランジスタ(PTr)、103は発光素子LEDの光軸路を表し、104は大サイズ紙の最大積載量の検知位置、105は中サイズ紙の最大積載量の検知位置、106は小サイズ紙の最大積載量の検知位置、107は大サイズ紙、108は中サイズ紙、109は小サイズ紙、110は画像形成部から記録紙が排出される排紙部、111は記録紙の搬送方向、112は大サイズ紙の最大可能積載量、113は中サイズ紙の最大可能積載量、114は小サイズ紙の最大可能積載量を表している。検知手段は発光部と受光部で構成され、101の発光素子であるLEDと102の受光素子であるPTrを合わせて検出手段Aとする。図2-Aに示すように本構成の画像形成装置において積載トレイに排紙される出力された記録紙は紙サイズを問わず、記録紙の搬送方向111を基準に記録紙片辺が右面端に沿って排出する片寄せ搬送構成により排出されるものとする。検知手段Aである発光部LED101と受光部PTr102の配置は図1に示すように画像読み取り装置の下面にあり、画像形成装置の排紙部110の上方と画像読み取り装置504の下面が接する位置の前記排紙空間の端部に配置する。図2-Aに示す上述の排紙部の片寄せ排紙側である記録紙の搬送方向111の順方向に対して右端に発光部LED101を設置し、受光部PTr102の配置は図2-Aに示す発光部LED101と対向する位置に設置する。なお、発光部LED101と受光部PTr102の配置は前述と逆の組み合わせにしても構わない。
以下に、本構成の検知手段Aの動作について説明する。
検知手段Aの動作は、画像形成装置内の図1のMPU(マイクロコンピュータ)207にて検知される。図1にて発光部LED101の光が受光部PTr102にて受光される状態を透過状態とする。本例で透過状態は検知時点での積載量が各記録紙の最大積載量まで未達であると判断され、プリンタ部が印刷動作可能な状態であると判断する。
発光部LED101の光が受光部PTr102にて受光されない状態を遮蔽状態とする。遮蔽状態では、発光部LED101の光路上に遮蔽物である印字済み記録紙が存在し光が遮蔽される。本例で遮蔽状態は、排紙トレイにおける印字済み記録紙が規定の最大積載量に達した事を検知した状態を示す。
図3-Aおよびに図3-Bに画像形成装置の電源ON時から電源OFF時までの一連の検知手段Aの制御を説明するフローチャートを示す。
画像形成装置の電源ON(ステップS1)にて、図1内のMPU(マイクロコンピュータ)207にて検知手段Aの検知を開始する(ステップS2)。排紙トレイ上の記録紙が満載状態であるかを検知する(ステップS3)。上記にて説明を行った透過状態であった場合、記録紙の最大積載量まで未達であり満載ではないと判断され、画像形成装置が印刷動作可能な状態(以下、スタンバイ状態)であると判断する(ステップS8)。
発光部LED101の光路上に遮蔽物である印字済み記録紙が存在し光が遮蔽され、満載状態であると判断されると排紙トレイの記録紙詰まりを未然に防ぎ、印刷動作を禁止する(ステップS4)。使用者に排紙トレイ上の記録紙の除去を促す警告を操作パネル503に表示する等の手段にて報知を行う(ステップS5)。再度、排紙トレイ上の記録紙が満載状態であるかを検知し(ステップS6)、満載状態から状態遷移が確認できない場合は再度報知を繰り返す(ステップS5)。
使用者によって遮蔽物であった印字済み記録紙が除去されたことで発光部LED101と受光部PTr102は透過状態になり、発光部LED101と受光部PTr102は記録紙の積載可否の検知を再開し、記録紙の最大積載量まで未達であると判断され、印刷動作を許可する状態となる(ステップS7)。スタンバイ状態(ステップS8)に遷移し、画像形成装置の電源OFFを行うか否かを判断する(ステップS9)。電源OFFを選択された場合は画像形成装置の電源をOFFする(ステップS11)。電源ON状態を持続する場合は、図7の外部装置441から送出される画像データ等の印刷指示の有無を確認する(ステップS10)。無い場合は、スタンバイ状態(ステップS8)に遷移する。印刷指示の有る場合は、図3-B8(1)の印刷動作開始の状態に遷移する(ステップS12)。
印刷動作中に随時、排紙トレイ上の記録紙が満載状態であるかを検知する(ステップS13)。満載ではないと判断された場合は、プリント動作が終了であるかを確認する状態に遷移する(ステップS14)。プリント動作を継続する場合は満載状態であるかを検知する(ステップS13)に再度遷移し、満載検知を繰り返す。プリント動作が終了であると判断された場合は、後述の印刷動作を終了する状態(ステップS20)に遷移する。ステップS13にて満載状態であると判断されると排紙トレイの記録紙詰まりを未然に防ぎ、印刷動作を禁止する(ステップS15)。次に、使用者に排紙トレイ上の記録紙の除去を促す警告を操作パネル503に表示する等の手段にて報知する(ステップS16)。再度、排紙トレイ上の記録紙が満載状態であるかを検知し(ステップS17)、満載状態から状態遷移が確認できない場合は報知を繰り返す(ステップS16)。使用者によって遮蔽物であった印字済み記録紙が除去されたことで発光部LED101と受光部PTr102は透過状態になり、発光部LED101と受光部PTr102は記録紙の積載可否の検知を再開し、記録紙の最大積載量まで未達であると判断され、印刷動作を許可する状態となる(ステップS18)。図7の外部装置441から送出される画像データ等の未実行の印刷指示の有無を確認する(ステップS19)。有る場合は、印刷動作開始の状態に遷移し(ステップS12)、上述のシーケンスを繰り返す。 無い場合は印刷動作を終了 (ステップS20)し、スタンバイ状態(ステップS21)に遷移する。その後、図3-A(2)の画像形成装置の電源OFFを行うか否かを判断する(ステップS9)に遷移し、既述のシーケンスを行う。
以下に各サイズ紙を印字した時の検知手段Aの動作について説明する。
図1を用いて大サイズ紙を連続で印字した時の画像形成装置の積載量について説明する。
大サイズ紙107を連続して印字を行っていくと、排紙トレイに印字済み記録紙の積載量が増えていき、大サイズ紙の最大可能積載量112まで積載したところで、記録紙の先端積載部が検知位置104にて検知手段AのLEDの光路103を遮光し、満載量に達したと検知する。既述の動作にてプリンタ部の印字動作を一時停止させ、使用者が積載の記録紙を排紙トレイから取り除くことによって、検知手段が透過状態となり、装置の稼動を再開させることが可能となる。
次に、図1を用いて中サイズ紙を連続で印字した時の画像形成装置の積載量について説明する。中サイズ紙108の印字を行っていくと、中サイズ紙の最大可能積載量113まで積載したところで、記録紙の先端積載部が検知位置105にて検知手段AのLEDの光路103を遮光し、満載量に達したと検知する。その後の動作は、上記の大サイズ紙の制御にて説明した同様の動作を行うため説明を省略する。
更に、図1を用いて小サイズ紙109を印字した時の画像形成装置の積載量について説明する。小サイズ紙109の印字を行っていくと、小サイズ紙の最大可能積載量114まで積載したところで、記録紙の先端積載部が検知位置106にて検知手段AのLEDの光路103を遮光し、満載量に達したと検知する。その後の動作は、上記の大サイズ紙の制御にて説明した同様の動作を行うため説明を省略する。
以上説明したように、本実施例1での構成である検知手段Aを用いることで各サイズ紙が独立した検知位置を持つことになる。中サイズ紙では中サイズ紙の最大積載量113と大サイズ紙の最大積載量112との差分枚数分を多く積載可能となる効果が得られる。小サイズ紙では小サイズ紙の最大積載量114と大サイズ紙の最大積載量112との差分枚数分を多く積載可能となる効果が得られる。各サイズごとに大サイズ紙の最大積載量112以上を積載可能となり、それぞれのサイズ紙ごとに積載できる最大積載量にて満載を検知する事が可能となる。
本構成によって、中サイズ紙108・小サイズ紙109を中心に多く印刷する使用者にとって、従来例の検知手段のように積載量が大サイズ紙107と同積載量までに限定されることがなくなるため、従来と比べて使用者に要求する排紙除去処理の回数を減らす効果が得られる。
上記にて大サイズ紙107・中サイズ紙108・小サイズ紙109を例にとって説明したものの、画像形成装置でサポートする他のいかなるサイズの記録紙においてもそれぞれのサイズに最適な最大積載量にて満載が検知可能である。
さらに、各サイズ紙を連続で印字した場合において説明したものの、異なるサイズ紙を混合して出力した場合においても同様の効果が得られる。
また、本構成の画像形成装置において記録紙の搬送方向111を基準に記録紙片辺が右面端に沿って排出する片寄せ搬送構成で説明したものの、図2-Bに示す左面端に記録紙片辺が沿って排出される片寄せ搬送構成を採用した場合でも同様の効果が得られる。
本発明の第2の実施の形態では、出力された記録紙の排紙トレイを画像形成装置と画像読取部の間に設けた胴内排紙型の画像形成装置における、出力された記録紙の満載時における検知方式の構成について以下に説明する。
実施例1との主たる相違点は、検知手段Aの配置が異なる点である。
図4の上面透視図に示す記録紙が搬送される順方向の中央部に発光部LED101を設置する。また、受光部PTr102の配置は記録紙の搬送方向と順向する画像読み取り装置の発光部と対向する中央部に設置する構成にて説明を行う。なお、発光部と受光部の配置は前述と逆の組み合わせにしても構わない。
画像形成装置の画像形成動作は実施例1と同様であるので、ここでは説明を省略する。また、従来例および実施例1で説明した部品と同じ部品に関しては、説明を省略あるいは簡略化すると共に、従来例および実施例1の説明で使用した同一符号を使用して表してある。
実施例1では、積載トレイに排紙される出力された記録紙は記録紙のサイズに問わず、排紙口の左右どちらかの片端に沿って排出される片寄せ搬送構成であるとして説明を行った。しかし、記録紙のサイズに問わず排紙口の中央から排出される中央搬送構成の画像形成装置において、実施例1の構成を用いた場合には紙幅が狭い記録紙サイズによっては満載状態になっても検知手段を遮光状態にできない場合があり、既述の排紙トレイの満載検知が行えない。そこで、上記で説明した図4に示した画像読取装置下面の中央部に検知手段を対向で設置することで、画像形成装置にて使用をサポートしている各サイズの記録紙において既述の満載検知が可能となる。検出動作は実施例1と同様であるため、本例では説明を省略する。
図4にて実施例1と同様の大サイズ紙107・中サイズ紙108・小サイズ紙109を例にとって説明したものの、他のサイズの記録紙においても最適な最大積載量にて満載が検知可能である。
本発明の第3の実施の形態では、出力された記録紙の排紙トレイを画像形成装置と画像読取部の間に設けた胴内排紙型の画像形成装置における、出力された記録紙の満載時における検知方式の構成について以下に説明する。
実施例1、実施例2との主たる相違点は、排紙トレイに出力された記録紙の出力枚数を数える計測機能を備えている点である。
画像形成装置の画像形成動作は実施例1と同様であるので、説明を省略する。
また、従来例で説明した部品と同じ部品は説明を省略あるいは簡略化すると共に、従来例および実施例の説明で使用した同一符号を使用して表してある。
検知方式および発光部LED101と受光部PTr102の配置に関しては、実施例1または実施例2にて記載している片寄せ搬送方式構成および中央搬送構成方式のどちらを採用する場合にも適応できるものとする。排紙の満載の検出動作は実施例1と同様であるため、本例では説明を省略する。
図5に本実施例の一例を示す。図5の115はLED光軸のずれ量Yを表す。発光部LED101の光軸103が画像読み取り部の下面から図5の下方向Yに位置する構成を示している。実施例1にて説明を行った構成におけるLEDの光軸103の位置は、画像読み取り部と画像形成装置の構成や使用する発光部と受光部の素子の種類によって異なるため、LED光軸のずれ量Y 115は様々な値となる。それにより、LED光軸のずれ量Y 115の大小によっては既述の満載を検知してから、さらに追加で記録紙を積載可能な状況が考えられる。これにより、画像読取装置下面の直下に発光部と受光部の光軸103を配置する実施例1および実施例2の構成と比較して、積載量が少ないうちに排紙トレイの記録紙満載の警告が出ることになる。そこで、出力された記録紙の出力枚数を数える計測機能116を用いて印字を行っていき、検知手段Aにて遮光状態で満載状態の検知がされた時点から、制御基板201にて各構成に合わせた積載可能な所定の枚数分を計測した後で、画像形成装置を一時停止させる制御を行う事により、本構成において使用をサポートしている各サイズの記録紙において最大可能満載量まで印字可能な構成が実現できる。
本発明の第4の実施の形態では、出力された記録紙の排紙トレイを画像形成装置と画像読取部の間に設けた胴内排紙型の画像形成装置における、出力された記録紙の満載時における検知方式の構成について以下に説明する。
実施例1、実施例2、実施例3との主たる相違点は、記録紙のカール矯正装置を備えている点である。
図6に従来例と本実施例の一例を示す。図6内の101は発光部、102は受光部、110は排紙部、117は記録紙の搬送経路、118および119はスプリング、120および121は従動コロ、122は排紙ローラ、123はカールが形成された記録紙の検知位置の例、200は記録紙、436はカール端正装置を表す。定着装置等は記載を省略する。図6-Aに従来例としてカール端正装置436を装着していない積載トレイを画像形成装置と画像読取部の間に設けた胴内排紙型の画像形成装置を示す。カール端正装置436を装着していない構成では、記録紙200は搬送経路117を通過して排紙部110より排出される。図6-Aに示すカール形状によって記録紙が満載になる以前に、発光部101と受光部102の光路を検知位置123にて遮る事で遮光状態を作り出し、排紙トレイの記録紙が満載であると判断する誤検知を引き起こす。
次に、本実施例4の一例であるカール矯正装置436を装着した積載トレイを画像形成装置と画像読取部の間に設けた胴内排紙型の画像形成装置を図6-Bに示す。本構成では記録紙200が記録紙の搬送経路117から定着装置(不図示) を通過し、カール端正装置436を通過する。通過する際に、内部にて118および119のスプリングにて支えられた120および121の従動コロと、排紙ローラ122とで記録紙200に圧力をかけ、紙をしごくことで定着器装置にて発生したカールを矯正する効果を生み出し、カールが矯正された正常な記録紙の状態にて排紙部110より排出される。排紙された記録紙200は、図6-Aにて説明したカールが形成される事なく積載する。その後、前述の実施例1〜3の検知方式により画像形成装置にて使用をサポートしている各サイズの記録紙において、既述の満載検知が可能となる。
以上の実施例1〜4において発光部にLEDを用いて説明を行ったものの、その他の発光源を用いる構成を採用しても構わない。また受光部にPTrを用いて説明を行ったものの、その他の受光源を用いる構成を採用しても構わない。
さらに、以上の実施例1〜4において画像形成装置の説明をタンデム方式のカラー画像形成装置を例に説明しているものの、同様の構成を用いた画像形成装置であれば本発明と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施例に係る出力された記録紙の排紙トレイにおける満載検知方式の画像読取装置を備えた画像形成装置の側面視構成を説明する図である。 本発明の第1の実施例に係る出力された記録紙の排紙トレイにおける満載検知方式の画像読取装置を備えた画像形成装置の上面視構成を説明する図である。 本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の電源ON時から電源OFF時までの記録紙の排紙トレイにおける満載検知方式の制御を説明するフローチャート。 本発明の第2の実施例に係る出力された記録紙の排紙トレイにおける満載検知方式の画像読取装置を備えた画像形成装置の上面視構成を説明する図である。 本発明の第3の実施例に係る出力された記録紙の排紙トレイにおける満載検知方式の画像読取装置を備えた画像形成装置の側面視構成を説明する図である。 本発明の第4の実施例に係る出力された記録紙の排紙トレイにおける満載検知方式の画像読取装置を備えた画像形成装置の側面視構成を説明する図である。 本発明の第1〜3の実施例に係る画像読取装置を備えた画像形成装置の内部構成を説明する図である。 従来例の画像読取装置を備えた画像形成装置を説明する図である。 従来例の画像読取装置を備えた画像形成装置を説明する図である。 従来例の出力された記録紙の排紙トレイにおける満載検知方式の画像形成装置の側面視構成を説明する図である。
符号の説明
101 発光部
102 受光部
103 発光部の光軸路
104 大サイズ紙の最大積載量の検知位置
105 中サイズ紙の最大積載量の検知位置
106 小サイズ紙の最大積載量の検知位置
107 大サイズ紙
108 中サイズ紙
109 小サイズ紙
110 排紙部
111 記録紙の搬送方向
112 大サイズ紙の最大可能積載量
113 中サイズ紙の最大可能積載量
114 小サイズ紙の最大可能積載量
116 出力された記録紙の枚数計測機能
201 制御基板
436 カール端正装置
501 画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタ
502 排紙トレイ
504 画像読み取り装置

Claims (5)

  1. 画像形成装置本体と、画像形成装置本体上部に設置された原稿を読み取ると共に読み取った画像情報を画像形成手段に供給する画像読み取り装置と、前記画像形成装置本体と画像読み取り装置の間に画像形成された記録紙を積載する排紙空間を持つ画像形成装置において、
    前記画像読み取り装置の下面の側端部に、発光部及び受光部からなる検知手段を対向するように配置し、排出積載された記録紙が前記画像読み取り装置の下面へ到達したことを検知することで、排紙空間の記録紙満載と検知することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記録紙が記録紙の搬送路の片側に沿って排出され、
    前記記録紙検出手段は画像読み取り装置の下面に設置され、記録紙の搬送路の片側に沿って発光部と受光部が対向して設置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記録紙が記録紙の搬送路の中央部より排出され、
    前記記録紙検出手段は画像読み取り装置の下面に設置され、記録紙搬送路の中央に発光部と受光部が対向して設置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、排出記録紙の枚数を計測する機能を備え、前記検出手段により排紙空間の記録紙満載を検知してから所定の枚数後に画像形成装置を停止させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、画像形成された記録紙のカール矯正部材が搭載されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
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JP2015121826A (ja) * 2015-03-30 2015-07-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート排出装置、画像形成装置

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