JP2010029338A - 分離したマス目のグループを有するナンプレパズル - Google Patents

分離したマス目のグループを有するナンプレパズル Download PDF

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Abstract

【課題】
所定数n個の行及び列の方向に並べられたマス目をn×n個の正方形に並べ、このマス目をn個ずつのグループに分け、すべてのマス目をn種類の記号で埋めて、すべての行とすべての列とすべてのグループにn種類の記号がそろうようにするナンプレにおいて、グループの地続きのマス目の数がn個となる制約をなくして、グループ形状の多様化を可能にし、かつ、これを単色で表現可能にしたパズルおよびその作成方法を提供する。
【解決手段】
グループの地続きの制限をなくすと、普通は単色で表現不可能なパズルになるが、地続きでないグループの数を1個または少数とし、少数の場合は、そこには既知数を入れる等の方法により、単色で表現可能なパズル作成が可能となる。これにより多様なパタンの多数のパズルを作成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は新規ナンバープレイスに関するものである。
近年、ナンバープレイス(以下、ナンプレ という)といわれるパズルが流行しており、パズル雑誌等に掲載されている。このナンプレは、所定数n個の行及び列に並べられたマス目に、縦方向、横方向で重複しないように数字を埋めていくパズルである。もっとも多く使用されているn=9の場合の標準のナンプレは、9×9のマス目を使い、3×3の9個の正方形のブロックに太線で区切られている。マス目のうちの何個かに予め数字が埋められており、これをヒントとして、すべてのマス目に数字を入れて、どの列にも、どの行にもどのブロックにも1から9までの数字が重複なく入った図形を完成することを目的とするパズルである。
標準のナンプレに対して、その変形として、パタンナンプレが存在する。パタンナンプレは、ブロックの代わりに、n個のマス目を集めたグループを使う。全部でn×n個のマス目をn個ずつのグループに分けて、各グループはどんな形でもよいことにする。そして、すべてのマス目に数字を入れて、どの列にも、どの行にもどのグループにも1からnまでの数字が重複なく入った図形を完成することを目的とするので、標準のナンプレとルールはほとんど同じである。グループ分けの結果できる形状をパタンという。標準のナンプレは、n=4,9,16等の平方数でなければ存在しないから、実際的にはn=9ばかりが使用されている。これに対し、パタンナンプレはn=5以上のすべての数で作れるので、パズルの完成に長時間かかる大きいパズルや簡単に完成する小さいパズルを作れる利点がある。またパタンの図形により興味を増すことができる。パタンナンプレにはカラーナンプレ、ジグソーナンプレがある。カラーナンプレはマス目をグループごとに色分けしたものである。もし一グループの中のマス目がすべて地続きになっていて、飛び離れたマス目がなければ、色の種類は4色があれば色分けができる。しかし、グループに飛び地があると、一般には色分けにn種類の色が必要になる。2色以上を必要とするパズルは印刷が不便となる欠点があった。
ジグソーナンプレは、パタンナンプレのうち、飛び地のないグループだけからできているものである。これは各グループの周辺を太線で区切ることにより表示できるので、白黒印刷で表現できる利点がある。パタン図形をグループの境界線で切り離すと、ジグソーパズルのようにn個のピースに分かれるので、ジグソーナンプレの名がある。またグループの周辺を太線で区切るので、アウトラインド・ナンプレともいう。ジグソーナンプレはパタン形状の制限が強いことで、一つのグループ形状を構成するマス目を地続きのn個のセルに限定するため、自由な形状ができない欠点があった。飛び地を許容するとグループの所属を区別する色分けなどの手段が必要と考えられる。
しかし、色分けを使わないで、飛び地を許容するパタンが使える方法があり、パタン図形の興味を従来よりも増すことができるので、以下に説明する。
特開0000−000000号公報 0000著 「0000」特許出版 0000年
本発明の課題は、グループ形状を構成するマス目に飛び地を許容して、かつ単色の図形で表示できるようなナンプレを提供することである。
単色表示ができるパタンナンプレで、グループ形状の地続きになったマス目の数をn個に限定しないパズルを作るには、n個のグループのうち1個または少数のグループだけに飛び地を許容して、どんなパタンにしてもよいことにする。すると複雑多様なパズルを作ることができる。しかし、2個以上のグループに飛び地を許容すると、太線で区切るだけではグループを区別することができないので、例えばカラーナンプレのように色分けが必要になり、単色印刷に適さないようになる。そこで本発明の特徴は、色分けがなくてもできるように、飛び地を許容するグループを一個にするか、一個でなくても、飛び地のあるグループのセルに既知数を多く入れてパズルを解けるようにすることが特徴である。
図1はn=4の場合のナンプレの例を示す。10個の例のうち、No.1からNo.4は従来のジグソーナンプレで、No.5以下は本発明のセル分離ナンプレである。1段目がパズルの問題で2段目はグループパタン、3段目にパズルの解を示す。1段目の問題が与えられると、これから3段目の解を求める。2段目のグループパタンは、グループごとの色分けに使う色の番号で普通は表示されない。
No.1は標準のナンプレの問題で、4行4列の4×4=16個のマス目に数個の既知数が配置してあり、残りのマス目は空欄で未知数である。16個のマス目は太線で2×2のブロックに区切られている。パズルの目的は、未知数を推定して、ナンプレの解を求めることで、3段目の解に示すように、解の数字は縦の4列、横の4行および4個のブロック内のいずれにも1〜4の数字が重複無くそろっている。No.1以外はパタンナンプレで、16個のマス目は2段目のグループパタンに示す色番号=グループ番号により4個のグループに分けられていて、ブロックの代わりに各グループ内に1〜4の数字がそろうように解を求める。No.2〜No.4では各グループが地続きのセルで構成されているジグソーナンプレである。ジグソーナンプレでは各グループは太線で囲まれていて、2段目のグループパタンが表示されていなくても(色分けがなくても)、各セルがどのグループに所属するかがわかるので、パズルを解くのに支障はない。
No.4は解が存在しない例で、このグループパタンはどのように数を配置しても、行と列とグループに1〜nの数をそろえるという解の条件を満たすことはできない。標準のナンプレは、解の条件を満たす数字の配列を求めるのに、数学の有限体の理論を使う方法があるが、パタンナンプレは、パタンに依存して、普通は理論的な方法が無く、No.4の例のように解が存在しない場合もある。さらに解が存在しないことを確認するにも多量の計算を必要とするので、このパズルを作成することは容易とはいえない。図1は説明を簡単にするためにn=4という小さい例を示したが、実際によく使用されるn=9程度の大きいnの時は、パズルの作成は非常に困難である。
No.5,6は、本発明のセル分離パタンを使ったナンプレである。グループ番号1のグループのセルは地続きではなく、No.5では1個と3個に分かれている。またNo.6では1個、1個、3個に分かれている。分離したセルを持つグループを使用することにより、多様なパタンが可能になる。しかし、次の例No.7,8では不都合が起きる。この2つの例では、4つのグループがすべて分離したセルを持っている。しかし、No.7には解があるが、No.8のグループパタンには既知数をどのように調整しても解がない。色分けをしない単色印刷では、No.7,8の、1段目の問題は同じだから区別ができない。
単色印刷でもグループを区別する問題を解決するには5通りほどの方法がある。第1はセルが分離したグループの数を1個に限定することである。セルが分離したグループが1個だけなら、4個未満のマス目のつながりはすべて分離グループに所属する。No.5,6はこの例で、単色印刷の問題でも、グループの判定に不都合は生じない。この方法が使えるグループパタンは非常に多くて、n=4の場合についてグループパタンを数えると、セル分離のないグループだけを使ったグループパタンすなわちジグソーナンプレのグループパタンは22通りしかないのに対して、セルが分離したグループを1個使用したグループパタンは371通りある。ここで、回転や裏返しの対称移動操作でできるものや、グループ番号の付け替えでできるものは同一として数えた。ただし、この中には解の存在しないパタンも若干含まれる。n=5の場合はさらに差が開いて、ジグソーナンプレのグループパタンは4006通りしかないのに対して、セルが分離したグループを1個使用したグループパタンは89572通りである。
単色印刷でもグループを区別する第2の方法は、n個未満のマス目のつながりの組合せがnになることから判別できるようにする。No.9の例ではグループ1とグループ2が地続きでないが、グループ1は3個と1個に分かれ、グループ2は2個と2個に分かれているので、3個のつながりと1個のつながりの合計が4となることから同一グループに所属することがわかる。合計が4を超える組合せはありえないのでグループの判別ができる。
単色印刷でもグループを区別する問題を解決する第3の方法は、セルが分離したグループのマス目に既知数を入れてパズルが解けるようにすることである。セルが分離したグループのマス目のすべてに既知数を入れればそのグループの未知数がなく推理の対象からはずれるので問題が解決される。
単色印刷でもグループを区別する問題を解決する第4の方法は、No.10のグループ1のように二重線などで囲んで他のグループと区別することである。第5の方法は、セル分離のグループ1とグループ2をまとめて2n個のマス目をもつ1つのグループと考え、この中に1〜nの各数を2個ずつ入れるようにパズルのルールを変更することである。
本発明のパズルを実際に作成するには、次の手順で行う。
1、パズルの大きさの決定 パズルの大きさnを4〜12程度に定める。
2、グループパタンの作成 n×nの正方形のマス目をn個ずつの地続きのマス目からなるグループに分ける。1個乃至2個程度のグループは地続きでないマス目を含むセル分離グループにする。あまり多くのグループをセル分離グループにすると、解が存在しないものとなる。
3、解の探索 グループパタンに対応する解を求める。解はn個の行、n個の列、n個のグループのいずれにも1〜nの数が重複なくそろうように入れる。この工程は多くの場合、手作業では困難なので、通常、コンピュータを使って大量の計算を行って自動的に探索する。この方法の詳細は特願2008−121673に記載されている。
4、探索により得られた解の一つを選択し、その解を確定するのに必要な既知数を選び、その他の数は未知数として空欄にしてパズルを作る。できたパズルが標準的な解法を使って未知数をすべて求めることができることを確認する。もしできなければ既知数の個数を増やして解けるようにする。これについても、前記の特許願文書に記載されている。
5、問題と解に使用した1〜nの数字に置換を行って、好みの数字に変換する。また、問題の図形に90度回転や左右反転を行う。グループを太線で囲み、また必要に応じてグループの判別に必要な本発明の処置を行いパズルを完成する。
図2は、本発明パズルの実施例であって、n=4およびn=5の場合のパズルの作成例を解とともに示す。グループパタンを作るためのパソコンプログラムを作り、自動的に発生する方法を使った。その要点を述べる。図1のジグソーナンプレNo.1〜No.4は、このn×nの正方形の太線を切ると、各グループの図形はジグソーパズルのピースのように切離される。各ピースをタイルと名付ける。各タイルはn個のマス目をつないだ図形で、グループパタンは種々の形を持つn個のタイルを正方形の中にはめ込んだものである。同じように見ると、No.5、No.6のセル分離ナンプレはn−1個のタイルをはめ込んで、残りのスペースをグループ1としたものである。n=4の場合のタイルは図3に示す5通りの形があり、これを左右に90度回転したり、裏返しにしたりすると、19通りの図形ができる。これを4×4の正方形に3個はめたとき、残りのスペースが地続きなら、4個目をはめ込むことができて、ジグソーナンプレのグループパタンになり、これは22通りがある。3個しかはめられない時は371通りあり、セル分離ナンプレのグループパタンになる。そのうちの対称性のよい図形を使って作った例を図2に示した。タイルを2個だけはめたときは前記の第5の方法のナンプレになる。
n=5の場合は12通りのタイルがあり、タイルの向きを変え、裏返すと63通りの図形ができる。これを5×5のマス目をもつ正方形にはめると5個のタイルをはめたジグソーナンプレのグループパタンは4006通りあり、4個しかはめられない時は、約89572のセル分離ナンプレのグループパタンができる。この中には解の存在しないパタンも含まれ、特殊な場合の数え落としもあるかもしれない。そのうちの対称性のよい図形を使った例を選んで図2に示した。
図3は、本発明の実施例であって、n=6〜n=9の場合のパズルの作成例を解とともに示す。グループパタンは手作りである。解はコンピュータプログラムで探索した。
本発明は、n個のグループのうち少数個のグループだけに飛び地を許容して、どんなパタンにしてもよいことにしたので、そのグループのグループ形状を構成するマス目の数をn個以下の任意の数にしたパタンを作ることができて、かつ単色表示ができるパタンナンプレを容易に作成することができる。これを利用したゲーム機やゲームソフトへの応用も、当然可能である。
ナンプレのパズルはすでに娯楽用品としての用途があり、本発明は広範に適用できる。
本発明のパタンナンプレの作成方法を説明する図である。 No.1〜No.4 従来の標準のナンプレおよびジグソーナンプレの例 No.5〜No.6 本発明の実施例で、1個のセル分離グループを持つもの No.7〜No.8 不適当な場合を説明する例 No.9〜No.10 本発明の他の実施例で、2個のセル分離グループを持つもの 本発明のパタンナンプレでn=4およびn=5の例 本発明のパタンナンプレでn=6およびn=7の例 本発明のパタンナンプレでn=8の例 本発明のパタンナンプレでn=9の例

Claims (2)

  1. 所定数n個の行及び列の方向に並べられたマス目をn個ずつのグループに分け、各マス目のいくつかに記号を配置し、その残りのマス目に行方向、列方向および各グループ内で重複しないように記号を埋めていくパズルにおいて、分離したマス目を含むグループを有することを特徴とするパズル。
  2. 請求項1に記載のパズルを用いたことを特徴とするソフトウェアまたはハードウェア
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