JP2010029125A - 飼料及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】家畜に安心して与えられる飼料を可及的低コストで生産できるようにする。
【解決手段】コーンコブミールを基材として作られたキノコ培地の廃材から成る含水率10〜60%の主原料に、当該主原料の固形分100重量部に対して、米糠20〜40重量部と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌を含む日本香花園製環境菌(商品名)1〜5重量部とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理して含水率を14%以下に調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、豚や鶏に与えて好適な飼料に係り、特にコーンコブミールを利用して廉価での供給を可能にした飼料及びその製造方法に関する。
豚や鶏に与える飼料として、コーン(トウモロコシ種子)、ソルガム、オオムギ、エンバクなどの粗粒穀物を基材とする穀物飼料が一般に広く利用されているが、近年では地球温暖化による穀物生産量の低下懸念、世界的な食用穀物の需要増、バイオエタノール原料としてのコーンの利用など多くの要因により穀物価格が高騰し、これを原料とする穀物飼料も価格高騰が著しく、その確保が困難となっており、多くの畜産農家では飼料価格を生産品に転嫁できずに経営に苦しんでいる。
ここで、穀物飼料に食品残渣を添加することも従来から一般に広く行われているが、食品残渣には狂牛病、すなわち牛海綿状脳症(BSE)の原因とされる動物性タンパク質が含まれている可能性が高いため、昨今ではその使用が大きく制限されている。
一方、粗粒穀物を一切使用せず、あるいは粗粒穀物の一部の代替として、トウモロコシの穂軸、すなわちコーンコブを用いた飼料も知られている。
例えば、コーンコブを利用した飼料として、セルロール誘導体やデンプン誘導体のペースト状物から得られる乾燥ゲルと、粉砕したコーンコブ(コーンコブミール)との混合物に焼酎廃液を含ませ、これを乾燥させて飼料化したものが知られている(特許文献1)。
特開2007−274980号公報
しかし、特許文献1では、それまで海洋投棄されていた焼酎廃液を有効利用するためのもので、逆に言えば大量の焼酎廃液を確保できない限り係る飼料を生産できないという問題がある。又、セルロール誘導体やデンプン誘導体はセルロースに特別な加工を施して得られるものであるから、これを使用する飼料では廉価での生産、供給が難しく、しかも特許文献1ではセルロール誘導体やデンプン誘導体のペースト状物に放射線を照射して乾燥ゲルとするようにしているので飼料価格を抑制することが困難であり、放射線照射設備の維持、管理にも専門の人材を確保しなければならない。
又、特許文献1に開示される飼料では、衛生管理を徹底しないと大腸菌やサルモネラ菌といった有害菌が増殖し、係る飼料を食べた家畜が下痢、発熱などの症状を発症し、最悪の場合に死に至ってしまうことが懸念される。
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は豚などの家畜に安心して与えられる飼料を可及的低コストで生産できるようにすることにある。
本発明は上記目的を達成するため、
コーンコブミールを基材とする主原料に、米糠と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理して得られる飼料を提供する。
特に、本発明に係る飼料は、コーンコブミールを基材とする含水率10〜60%の主原料に、米糠と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理して含水率を14%以下に調整して成るものである。
好ましくは、コーンコブミールを基材として作られたキノコ培地の廃材から成る含水率10〜60%の主原料に、当該主原料の固形分100重量部に対して、米糠20〜40重量部と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌を含む日本香花園製環境菌(商品名)1〜5重量部とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理して含水率を14%以下に調整して成ることを特徴とする。
又、第1の飼料原料35〜50重量%と、食品残渣を発酵処理した第2の飼料原料10〜20重量%と、食品残渣を乾燥処理した第3の飼料原料10〜20重量%と、コーンを90重量%以上含む第4の飼料原料5〜15重量%と、米菓屑からなる第5の飼料原料10〜20重量%とを含む飼料であり、
前記第1の飼料原料は、コーンコブミールを基材とする含水率10〜60%の主原料に、米糠と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理して含水率を14%以下に調整して成ることを特徴とする。
一方、本発明は飼料の製造方法として、コーンコブミールを基材とする主原料に、米糠と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理することを特徴とする。
又、コーンコブミールを基材とする含水率10〜60%の主原料に、米糠と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理して含水率を14%以下に調整することを特徴とする。
好ましくは、コーンコブミールを基材として作られたキノコ培地の廃材から成る含水率10〜60%の主原料に、当該主原料の固形分100重量部に対して、米糠20〜40重量部と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌を含む日本香花園製環境菌(商品名)1〜5重量部とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理して含水率を14%以下に調整することを特徴とする。
更に、コーンコブミールを基材とする主原料に、米糠と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理して得られる飼料を第1の飼料原料として、該第1の飼料原料に、食品残渣を発酵処理した第2の飼料原料、食品残渣を乾燥処理した第3の飼料原料、コーンを90重量%以上含む第4の飼料原料、および米菓屑からなる第5の飼料原料をそれぞれ所定量ずつ加えて混合することを特徴とする。
本発明に係る飼料は、主原料がコーンコブミールを基材とするものであるから従来の穀物飼料に比べて廉価での供給が可能であり、しかも発酵菌を加えて発酵させることから消化吸収が良く、特に発酵菌として乳酸菌類が用いられることから家畜の整腸作用が増進し、病原菌の増殖も抑制されるので家畜の伝染病を予防することができる。
又、乾燥処理されるためカビの発生が抑制されるほか、コーンコブミールを基材として作られたキノコ培地の廃材を主原料として用いるものでは、飼料コストをさらに低減することができる。
更に、食品残渣を発酵処理した第2の飼料原料、食品残渣を乾燥処理した第3の飼料原料、コーンを90重量%以上含む第4の飼料原料、および米菓屑からなる第5の飼料原料をそれぞれ所定量ずつ加えたものでは、飼料コストを抑制しながら栄養価を高めることができ、豚用飼料として好適に使用することができる。
以下、本発明に係る飼料及びその製造方法について詳しく説明すると、係る飼料は概して主原料にコーンコブミールを用いて作られる発酵飼料である。コーンコブミールは、トウモロコシの穂軸すなわちコーンコブを粉砕したものであり、多くのセルロース、ヘミセルロースを含むことで知られている。そして、牛に代表される反芻動物では、ヘミセルロースを体内で酵素発酵してエネルギー源とするので、その種の家畜飼料としてヘミセルロースを含むコーンコブミールの利用価値は高い。特に、近年では、コーンコブミールがオガ屑の代替としてキノコ培地、特にエノキタケの菌床培地として多用されているので、その廃材(廃菌床)を回収し、飼料の主原料として好適に利用することができる。
尚、係るキノコ培地として、コーンコブミール35%、米糠33%、粉ビート10%、ワタミガラ5%、乾燥オカラ5%、貝化石4%、及び水5%を混合したものが知られている。
しかし、飼料として、コーンコブミールそれ自体は消化吸収率の点で不十分であり、上記のようにコーンコブミールを基材として作られたキノコ培地の廃材では、含水率が40〜60%と高く、大腸菌やサルモネラ菌といった雑菌、有害菌(腐敗菌)が増殖してしまう。
そこで、本発明ではコーンコブミールを基材とする主原料に、米糠と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌とを添加し、それらを図示せぬ発酵槽内において所定時間(5〜8時間)かくはん混合する。
尚、バチルス属細菌としては、バチルススブチリス(Bacillus subtilis)、バチルスメガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルスセレウス(Bacillus cereus)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)、バチルスポリミキサ(Bacillus polymyxa)、バチルスサーキュランス(Bacillus circulans)、バチルスラルバ(Bacillus larvae)、バチルスコーギュランス(Bacillus coagulans)、バチルスレンタス(Bacillus lemtus)、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バチルスプミルス(Bacillus pumils)などが挙げられ、
乳酸菌類としては、ラクトバチルス(Lactobacillus)、ラクトコッカス(Lactococcus)、ストレプトコッカス(Streptcoccus)、ビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)などが挙げられる。
これによれば、上記のような発酵菌が米糠を栄養源として増殖し、それら発酵菌により発酵処理(好気的発酵処理)が促進されてコーンコブミールの繊維質が分解され、その過程で病原性有害菌の多くは発酵熱により死滅する。従って、係る飼料は牛や豚などに与えて消化吸収率が良く、特に乳酸菌類の働きにより有害菌の増殖が抑制されるため、異臭がなく、家畜の整腸作用も増進されて伝染病を予防することができる。
ここで、米糠は、含水率10〜60%の主原料の固形分(絶乾重量換算)100重量部に対し、20〜40重量部添加することが好ましい。米糠の添加量が上記範囲以下ではこれを栄養源とする発酵菌の増殖が進行せず、上記範囲以上添加しても発酵菌の大幅な増殖は見込めず、飼料コストが高くなる。
又、発酵菌には、上記のようなバチルス属細菌と乳酸菌類を主として構成される日本香花園製の環境菌(商品名)を好適に用いることができる。この環境菌は、粉末状の菌床(具体的には米糠)に多種類の細菌類を着床させたもので、これには全菌数100%当たり、バチルス属細菌(全11種)35.15%、乳酸菌類(全13種)44.72%のほか、放線菌類(全5種)8.00%、アルカリゲネス属細菌(全4種)6.82%、酵母類(全4種)2.20%、その他細菌3.11%が含まれている。尚、係る環境菌は含水率10〜60%の主原料の固形分(絶乾重量換算)100重量部に対し、1〜5重量部を添加する。その添加量が上記範囲以下では発酵処理が良好に進まず、上記範囲以上では飼料コストが高くなる。
一方、上記のような発酵菌による発酵処理が進行しても、主原料の含水率は低下せず、寧ろ含水率が高くなる。但し、含水率の低い米糠を添加することに加え、発酵処理中にも水分の蒸発が促されるので、飼料全体の含水率は発酵処理後でも過剰に高くなることはない。例えば、主原料の含水率が50%前後でも、発酵処理後において全体の含水率を40〜50%に抑制することができる。しかし、含水率が40〜50%の飼料ではカビが生えて商品価値が損なわれてしまう。
そこで、本発明では、発酵槽内でのかくはん混合による発酵処理後、その混合物に乾燥処理を施して含水率を14%以下に調整する。係る乾燥処理は、上記発酵槽を乾燥処理に併用して発酵処理に続けて行ってもよいし、天日乾燥でもよいが、好ましくは図1のような燃焼炉1(熱源)に連通する乾燥機2内に発酵処理済みの混合物を投入し、その内部で高含水率の混合物を撹拌しながら燃焼炉1からファン3を通じて乾燥機2内に熱風を送り込むと共に、乾燥機2から連続排気を行って乾燥機2内を70〜80℃に保つ。これによれば、発酵菌を死滅させることなく乾燥機2の内容物(飼料)の含水率を数時間程度で14%以下に低下させることができる。尚、乾燥機2を電気ヒータや蒸気などによる外熱式としてもよいが、上記のように内部に熱風を直接導入する内熱式では処理時間を短縮でき、しかも燃焼炉1内においてキノコ培地の廃材を燃焼させるようにすれば乾燥処理にかかる燃料代を大幅に削減することが可能になる。
ここで、以上のようにして得られる飼料は、そのまま牛や豚などに与えることが可能であるが、これに他の飼料原料を加えて全体の栄養価を高めることができる。具体的には、上記の飼料を第1の飼料原料とし、これに食品残渣を発酵処理した第2の飼料原料、食品残渣を乾燥処理した第3の飼料原料、コーンを90重量%以上含む第4の飼料原料、および米菓屑からなる第5の飼料原料をそれぞれ所定量ずつ加えて混合する。それらの配合割合は、第1の飼料原料が35〜50重量%、第2、3および第5の飼料原料がそれぞれ10〜20重量%、第4の飼料原料が5〜15重量%とされる。このうち、第2の飼料原料は、飲食店などから回収される食品残渣を基材とし、これを第1の飼料原料と同じく発酵菌(上記環境菌)により発酵処理したもので、基材となる食品残渣には卵の加工品、魚介類、かまぼこ等が含まれる。又、第3の飼料原料は、第2の飼料原料と同じ食品残渣を上記乾燥機2により乾燥処理したもの、第4の飼料原料はコーン(トウモロコシ種子の粉砕物)に数%のフスマを混合したもの、第5の飼料原料は米粉をベースに作られる米菓屑を粉砕したものである。
コーンコブミール35%、米糠33%、粉ビート10%、ワタミガラ5%、乾燥オカラ5%、貝化石4%、及び水5%を混合して作られたエノキタケ培地の廃材を主原料とし、当該主原料840kg(含水率48%)、米糠150kg(主原料の固形分100重量部に対して34.3重量部)、及び上記環境菌10kg(主原料の固形分100重量部に対して2.3重量部)を図示せぬ発酵槽内に投入し、それらを発酵槽内にて6時間かくはん混合して発酵処理した。発酵処理後の品温は72℃、含水率は45%であった。
次に、その発酵処理物を図1に示した乾燥機2に投入し、その内部を75℃前後に保ちながら約3時間かくはんして乾燥処理を行い、含水率を約11%に低下させた。
以上のようにして得られた飼料を外部機関(十勝農業協同組合連合会農産化学研究所)で分析したところ、下表1に示すように、水分(含水率)10.8%、乾物89.2%、可消化養分総量(TDN)46.1%、エネルギー(NEg)0.45Mcal/Kg、粗タンパク質(CP)12.2%、有効タンパク質10.4%、酸性デタージェント繊維(ADF)32.5%、中性デタージェント繊維(NDF)50.5%、デンプン2.8%、非繊維性炭水化物(NFC)17.2%、粗脂肪(EE)4.7%、灰分8.3%、酸性デタージェントリグニン(ADL)10.9%、中性デタージェント不溶タンパク質(NDICP)3.7%、細胞内容物(OCC)27.1%、有機的細胞壁物質(OCW)53.9%であり、ミネラル分は下表2に示す通りであった。
Figure 2010029125
Figure 2010029125
実施例1の飼料を第1の飼料原料とし、これに食品残渣を上記環境菌にて発酵処理した第2の飼料原料、食品残渣を乾燥処理した第3の飼料原料、コーンを90重量%以上含む第4の飼料原料(トウモロコシ種子の粉砕物97%とフスマ3%の混合物)、および米菓屑からなる第5の飼料原料をそれぞれ所定量ずつ加えて混合し、第1の飼料原料45重量%、第2の飼料原料15重量%、第3の飼料原料15重量%、第4の飼料原料5重量%、および第5の飼料原料20重量%を含む発酵混合飼料とした。
この発酵混合飼料を分析したところ、下表3に示すように、水分(含水率)9.8%、乾物90.2%、可消化養分総量(TDN)70.9%、エネルギー(NEg)1.16Mcal/Kg、粗タンパク質(CP)14.9%、有効タンパク質13.9%、酸性デタージェント繊維(ADF)16.3%、中性デタージェント繊維(NDF)30.3%、デンプン26.2%、非繊維性炭水化物(NFC)35.5%、粗脂肪(EE)9.9%、灰分5.6%、酸性デタージェントリグニン(ADL)5.9%、中性デタージェント不溶タンパク質(NDICP)5.8%、細胞内容物(OCC)55.9%、有機的細胞壁物質(OCW)28.7%であり、ミネラル分は下表4に示す通りであった。
Figure 2010029125
Figure 2010029125
尚、実施例1の飼料は牛、豚、その他の家畜の餌として用いられるが、実施例2の飼料には動物性タンパク質が含まれることから、牛の飼料としては適さず、主に豚用飼料として使用される。
本発明の飼料の乾燥処理に用いる乾燥機の概略図
符号の説明
1 燃焼炉
2 乾燥機
3 ファン

Claims (8)

  1. コーンコブミールを基材とする主原料に、米糠と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理して得られる飼料。
  2. コーンコブミールを基材とする含水率10〜60%の主原料に、米糠と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理して含水率を14%以下に調整して成ることを特徴とする飼料。
  3. コーンコブミールを基材として作られたキノコ培地の廃材から成る含水率10〜60%の主原料に、当該主原料の固形分100重量部に対して、米糠20〜40重量部と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌を含む日本香花園製環境菌(商品名)1〜5重量部とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理して含水率を14%以下に調整して成ることを特徴とする飼料。
  4. 第1の飼料原料35〜50重量%と、食品残渣を発酵処理した第2の飼料原料10〜20重量%と、食品残渣を乾燥処理した第3の飼料原料10〜20重量%と、コーンを90重量%以上含む第4の飼料原料5〜15重量%と、米菓屑からなる第5の飼料原料10〜20重量%とを含む飼料であり、
    前記第1の飼料原料は、コーンコブミールを基材とする含水率10〜60%の主原料に、米糠と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理して含水率を14%以下に調整して成ることを特徴とする飼料。
  5. コーンコブミールを基材とする主原料に、米糠と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理することを特徴とする飼料の製造方法。
  6. コーンコブミールを基材とする含水率10〜60%の主原料に、米糠と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理して含水率を14%以下に調整することを特徴とする飼料の製造方法。
  7. コーンコブミールを基材として作られたキノコ培地の廃材から成る含水率10〜60%の主原料に、当該主原料の固形分100重量部に対して、米糠20〜40重量部と、バチルス属細菌および乳酸菌類を主とする発酵菌を含む日本香花園製環境菌(商品名)1〜5重量部とを添加して、所定時間かくはん混合した後、その混合物を乾燥処理して含水率を14%以下に調整することを特徴とする飼料の製造方法。
  8. 請求項1〜3のいずれかに記載の飼料を第1の飼料原料として、該第1の飼料原料に、食品残渣を発酵処理した第2の飼料原料、食品残渣を乾燥処理した第3の飼料原料、コーンを90重量%以上含む第4の飼料原料、および米菓屑からなる第5の飼料原料をそれぞれ所定量ずつ加えて混合することを特徴とする飼料の製造方法。
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