JP2010028204A - バイアス回路 - Google Patents

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賢一 富山
Kazuyoshi Inami
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Abstract

【課題】広帯域にわたって安定化を図ることができるバイアス回路を提供する。
【解決手段】所定周波数の基本波に対して1/2波長の長さを有する主信号線路1と、主信号線路1の一端に接続され、基本波に対して1/4波長の長さを有する第1信号線路2と、第1信号線路2の反主信号線路1側に一端が接続され、他端が接地された第1キャパシタ3と、第1信号線路2と第1キャパシタ3との間に設けられた第1バイアス端子4と、主信号線路1の他端に接続され、基本波に対して1/4波長の長さを有する第2信号線路5と、第2信号線路5の反主信号線路1側に一端が接続され、他端が接地された第2キャパシタ6と、第2信号線路5と第2キャパシタ6との間に設けられた第2バイアス端子7とを備えたものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば高出力増幅器の出力側に適用されるバイアス回路に関する。
特許文献1(例えば、図3)に記載された従来のバイアス回路において、主信号線路1の一端は、第1キャパシタ4と第1信号線路2との直列接続を介して接地されている。また、主信号線路1の他端は、第2キャパシタ5と第2信号線路3との直列接続を介して接地されている。
ここで、主信号線路1、第1、第2信号線路2、3および第1、第2キャパシタ4、5のパラメータは、所定周波数の基本波に対して1/4波長の長さを有する信号線路と等価な特性が得られ、任意の周波数に対して第1キャパシタ4および第1信号線路2と、第2キャパシタ5および第2信号線路3とが共振するように所定の関係式を満たしている。
ここで、1/4波長の長さを有する信号線路(以下、「λ/4線路」と称する)とは、一端を交流的に接地電位に短絡(ショート)させると、他端が基本波の周波数に対して開放(オープン)状態となるものである。
また、任意の周波数に対して第1キャパシタ4および第1信号線路2と、第2キャパシタ5および第2信号線路3とが共振するようにパラメータを設定することにより、所定周波数以外の任意の周波数の信号波を抑制している。
なお、主信号線路1は、基本波の1/4波長で構成されているため、第1信号線路2および第1キャパシタ4からなる回路で反射した信号波と、主信号線路1、第2信号線路3および第2キャパシタ5からなる回路で反射した信号波との経路差が、基本波においては1/2波長の整数倍となり、これら2つの信号波は、互いに打ち消される方向で合成され、基本波近辺の帯域では低反射、低損失となる。
特開平11−298211号公報
しかしながら、従来技術には、次のような問題点があった。
従来のバイアス回路では、主信号線路1は、基本波の1/4波長で構成されているため、第1信号線路2および第1キャパシタ4からなる回路で反射した信号波と、主信号線路1、第2信号線路3および第2キャパシタ5からなる回路で反射した信号波との経路差が、基本波においては1/2波長の整数倍となり、これら2つの信号波は、互いに打ち消される方向で合成され、基本波近辺のみの帯域では低反射、低損失となるため狭帯域な特性となる。また、第1キャパシタ4または第2キャパシタ5をDCカット用のキャパシタと共用した場合に、所定周波数の基本波に対して十分に低インピーダンスとなる容量を選択することができない。例えば特許文献1の図3のショートスタブを本発明のようにしてバイアス回路と兼用させようとしても、第1キャパシタ4は2.8pFであり、2GHzでは28オーム(1/jωC)と高インピーダンスになり、共振周波数でショート点でバイアスを印加できない。そこで、図5、6のように1/4波長線路とキャパシタCg=1000pFよりなるバイアス回路を外付けしなければならないという問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、広帯域にわたって低反射、低損失なバイアス回路を提供することにある。
この発明に係るバイアス回路は、所定周波数の基本波に対して1/2波長の長さを有する主信号線路と、主信号線路の一端に接続され、基本波に対して1/4波長の長さを有する第1信号線路と、第1信号線路の主信号線路と反対側に一端が接続され、他端が接地された第1キャパシタと、第1信号線路と第1キャパシタとの間に設けられた第1バイアス端子と、主信号線路の他端に接続され、基本波に対して1/4波長の長さを有する第2信号線路と、第2信号線路の主信号線路と反対側に一端が接続され、他端が接地された第2キャパシタと、第2信号線路と第2キャパシタとの間に設けられた第2バイアス端子とを備えたものである。
この発明のバイアス回路によれば、所定周波数の基本波に対して1/2波長の長さを有する主信号線路の両端に、基本波に対して1/4波長の長さを有する第1信号線路および第2信号線路を接続することにより、所定周波数の基本波、周波数1/2fの信号波および周波数3/2fの信号波について、低反射かつ低損失な特性を実現している。また、第1信号線路および第2信号線路にそれぞれ接続された第1キャパシタおよび第2キャパシタは、所定周波数fに対して十分に小さなインピーダンスになり、直流に対しては遮断する。
以下、この発明の各実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
なお、以下の実施の形態では、バイアス回路が高出力増幅器の出力側に適用されている場合を例に挙げて説明するが、これに限定されない。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るバイアス回路の構成を示す回路図である。
図1において、このバイアス回路は、主信号線路1と、第1信号線路2と、第1キャパシタ3と、第1バイアス端子4と、第2信号線路5と、第2キャパシタ6と、第2バイアス端子7とを備えている。
主信号線路1は、所定周波数f(例えば、10GHz)の基本波に対して1/2波長(λ/2)となる長さLを有している。
第1信号線路2は、主信号線路1の一端に接続され、基本波に対して1/4波長(λ/4)となる長さLを有している。
第1キャパシタ3は、第1信号線路2の主信号線路1と反対側に一端が接続され、他端が接地されている。
第1バイアス端子4は、第1信号線路2と第1キャパシタ3との間に設けられている。
第2信号線路5は、主信号線路1の他端に接続され、基本波に対して1/4波長(λ/4)となる長さLを有している。
第2キャパシタ6は、第2信号線路5の主信号線路1と反対側に一端が接続され、他端が接地されている。
第2バイアス端子7は、第2信号線路5と第2キャパシタ6との間に設けられている。
ここで、主信号線路1の特性インピーダンスZと、第1信号線路2および第2信号線路5の特性インピーダンスZとは、次式(1)に示す関係を満たすように設定されている。
Figure 2010028204
この実施の形態1では、バイアス回路の入出力反射特性および通過損失特性を算出するにあたり、主信号線路1の特性インピーダンスZを70Ωと設定している。このとき、第1信号線路2および第2信号線路5の特性インピーダンスZは、式(1)より41Ωとなる。
また、第1キャパシタ3および第2キャパシタ6の容量は、所定周波数fに対して十分に小さなインピーダンスになるように、例えば1000pFに設定されている。
この発明では、ショートスタブを構成する第1信号線路2および第1キャパシタ3、または第2信号線路5および第2キャパシタ6で直列共振回路を構成するのではなく、第1信号線路2または第2信号線路5の電気長のみで共振を生じさせるものである。
これにより、所定周波数fの基本波について、低反射かつ低損失な特性を実現することができる。
また、バイアス回路に入力される信号波の直流成分が第1キャパシタ3および第2キャパシタ6で遮断されるので、第1信号線路2および第2信号線路5を介して、第1バイアス端子4および第2バイアス端子7からバイアス電圧を印加することができる。
また、主信号線路1の両端に第1信号線路2および第2信号線路5をそれぞれ接続することにより、バイアス回路に大きな電流が流れたときに、電流を分流して電流密度を緩和させることができる。なお、電流密度が許容範囲の場合には、必ずしもバイアス端子を2箇所使用しなくてもよい。
続いて、所定周波数fの1/2の周波数(1/2f)の信号波、および所定周波数fの3/2の周波数(3/2f)の信号波に対するこのバイアス回路の特性について説明する。
まず、所定周波数fの基本波に対して1/2波長(λ/2)となる長さLを有する主信号線路1は、周波数1/2fの信号波に対して1/4波長の電気長を有する。また、主信号線路1は、周波数3/2fの信号波に対して3/4波長の電気長を有する。
そのため、第1信号線路2および第1キャパシタ3からなる回路で反射した信号波と、主信号線路1、第2信号線路5および第2キャパシタ6からなる回路で反射した信号波との経路差が、1/2波長の整数倍となり、これら2つの信号波は、互いに打ち消される方向で合成される。
したがって、周波数1/2fの信号波および周波数3/2fの信号波について、低反射かつ低損失な特性を実現することができる。
次に、所定周波数fの偶数(2n(nは整数))倍の周波数(2nf)の信号波(以下、「偶数次の高調波」と称する)に対するこのバイアス回路の特性について説明する。
まず、所定周波数fの基本波に対して1/4波長(λ/4)となる長さLを有する第1信号線路2および第2信号線路5は、例えば2倍の周波数2fに対して、1/2波長の電気長を有する。
そのため、偶数次の高調波は、全て反射されて抑制される。
ここで、このバイアス回路における周波数と入出力反射との関係、および周波数と通過損失との関係を、上記特許文献1に示した従来のバイアス回路のものとともに図2および図3に示す。
図2および図3において、所定周波数fの基本波、周波数1/2fの信号波および周波数3/2fの信号波について、低反射かつ低損失な特性を実現され、偶数次の高調波は、全て反射されて抑制されていることが分かる。
この発明のバイアス回路によれば、主信号線路1の長さを、基本波に対して1/2波長となる長さLとし、第1信号線路2および第2信号線路5の長さを、基本波に対して1/4波長となる長さLとすることにより、周波数1/2fの信号波および周波数3/2fの信号波について、低反射かつ低損失な特性を実現することができ、広帯域にわたってバイアス回路の安定化を図ることができる。
また、第1信号線路2および第2信号線路5の長さを、基本波に対して1/4波長となる長さLとすることにより、偶数次の高調波を全て反射して抑制することができ、本バイアス回路において、高出力増幅器の出力側のバイアス回路に採用した場合は、基本波については、低損失でかつ、偶高調波(2n倍波)をすべて反射することによる高効率化およびスプリアス抑圧ができる。
この発明の実施の形態1に係るバイアス回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態1に係るバイアス回路における周波数と入出力反射との関係を、従来技術のバイアス回路のものとともに示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るバイアス回路における周波数と通過損失との関係を、従来技術のバイアス回路のものとともに示す説明図である。
符号の説明
1 主信号線路、2 第1信号線路、3 第1キャパシタ、4 第1バイアス端子、5 第2信号線路、6 第2キャパシタ、7 第2バイアス端子。

Claims (1)

  1. 所定周波数の基本波に対して1/2波長の長さを有する主信号線路と、
    前記主信号線路の一端に接続され、前記基本波に対して1/4波長の長さを有する第1信号線路と、
    前記第1信号線路の前記主信号線路と反対側に一端が接続され、他端が接地された第1キャパシタと、
    前記第1信号線路と前記第1キャパシタとの間に設けられた第1バイアス端子と、
    前記主信号線路の他端に接続され、前記基本波に対して1/4波長の長さを有する第2信号線路と、
    前記第2信号線路の前記主信号線路と反対側に一端が接続され、他端が接地された第2キャパシタと、
    前記第2信号線路と前記第2キャパシタとの間に設けられた第2バイアス端子と、
    を備えたことを特徴とするバイアス回路。
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