JP2010027256A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鉛直線上に配置されたグラウンドピンとシグナルピンとが一対をなし所定ピッチを有してハウジングの長手方向に複数対配置されるコネクタにおいて、前記対をなすシグナルピンに鉛直方向において平行に配置され後端が前記ハウジングに支持されるピン先端部と、前記ピン先端部の後端に一端が接続され前記ハウジングの長手方向に折曲され前記ハウジングに固定されるピン折曲部と、このピン折曲部の他端に一端が接続され前記対をなすシグナルピンに対して前記所定ピッチの半ピッチずれて水平方向において平行に配置され前記一端が前記ハウジングに支持されるピン後端部とを有するグラウンドピンを具備したことを特徴とするコネクタである。
【選択図】図1
Description
更に詳述すれば、本発明は、例えば、LSIテストシステムのテストヘッド内のプリント基板のエッジに表面実装されるカードエッジコネクタで、DUT(Device Under Test)とのインターフェース用コネクタが接続され、プリント基板エッジに沿って列状に配置される高密度、高周波コネクタの構造に関するものである。
図11は本従来装置が実際に使用されている一例の要部構成説明図である。
カードエッジコネクタ1がプリント基板20に取り付けられ、図13で示されるコネクタハーネス10が、カードエッジコネクタ1に勘合されている。
16は、コネクタハーネス10を整合し、保護するキャリアハウジングである。
但し、このコネクタハーネス10は、シールドボックス13で覆われているので、擬似的には同軸性がある。
図12において、パッドは、図の上からグラウンドパッド21、シグナルパッド22、一番下がグラウンドクリップ15が接触するグラウンドプレーン23が示されている。
図9に示す如く、カードエッジコネクタ1のヘッダー内のシグナルピン3とグラウンドピン2の構造において、グラウンドピン2が図面における上下方向のみにシグナルピン3をサンドイッチしている構造になっている。
また、図14に模式的に示される如く、図の左右方向のシールド性能が不十分であった。
鉛直線上に配置されたグラウンドピンとシグナルピンとが一対をなし所定ピッチを有してハウジングの長手方向に複数対配置されるコネクタにおいて、前記対をなすシグナルピンに鉛直方向において平行に配置され後端が前記ハウジングに支持されるピン先端部と、前記ピン先端部の後端に一端が接続され前記ハウジングの長手方向に折曲され前記ハウジングに固定されるピン折曲部と、このピン折曲部の他端に一端が接続され前記対をなすシグナルピンに対して前記所定ピッチの半ピッチずれて水平方向において平行に配置され前記一端が前記ハウジングに支持されるピン後端部とを有するグラウンドピンを具備したことを特徴とする。
前記グラウンドピンのピン後端部は、シールド効果が向上するように前記シグナルピンのピン後端部形状と等距離になるように階段状に形成されたことを特徴とする。
本発明のコネクタは、プリント基板に列をなして生成されたパッドに、コネクタのヘッダーは表面実装される。
しかしながら、プリント基板は板状であるので反りやすく、コネクタのヘッダー自身も長いため長手方向にそりやすい。
同軸伝送路としてコンタクトされている場合に、コネクタのヘッダー部分の表面実装基板へのコンタクトのピンテイル部分は、絶縁層は空気ではあるが、グラウンドピンがシグナルピンを更に囲むような構成になるので、高周波伝送路としてのインピーダンス整合を更に向上させることができるコネクタが得られる。
グラウンドピンのピン後端部は、シールド効果が向上するように、シグナルピンのピン後端部形状と等距離になるように階段状に形成されたので、更に、シールド効果が向上されたコネクタが得られる。
図1は本発明の一実施例の要部構成説明図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図、図2は図1(a)のB―B断面図、図3は図1(a)のC−C断面図、図4は本発明装置が実際に使用された場合の一例の要部構成説明図、図5は図4の部品説明図でプリント基板を示す、図6は図1の動作説明図、図7は図1の部品説明図でソルダータブを示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は底面図である。
図において、図9と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図9との相違部分のみ説明する。
図3に示す如く、ピン先端部311は、対をなすシグナルピン3に鉛直方向において平行に配置され、後端がハウジング314に支持される。
ピン後端部313は、ピン折曲部312の他端に一端が接続され、対をなすシグナルピン3に対して、所定ピッチP1の半ピッチずれて水平方向において平行に配置され、一端がハウジング314に支持される。
図3は図1のC-C断面図を示している。図3において、ピン後端部313が位置する高さの断面図で、斜線部はハウジング314のモールド樹脂でモールド樹脂内でグラウンドピン311がピッチ方向に半ピッチ分シフトして、ピン後端部313に繋がっている様子を示している。
本発明のコネクタ30がプリント基板40に取り付けられ、図13で示されるコネクタハーネス10が、本発明のコネクタ30に勘合されている。
16は、コネクタハーネス10を整合し、保護するキャリアハウジングである。
コネクタハーネスのシールドボックス13に付帯するグラウンドクリップ15が、コンタクトするグラウンドプレーン23は図12従来例と同じ配置である。
また、シグナルピン3のピンテイルがコンタクトするシグナルパッド22の配置も図12従来例と同じである。
このシグナルピン3と対をなすグラウンドピン31のピン後端部313は半ピッチシフトした位置に配置されたグラウンドパッド41にコンタクトする。
図6はコネクターのピンテイル側から見たグラウンドピン31とシグナルピン3の配置を模式的に表したものである。
図6では、一個のシグナルピンに対して、等距離にある二個のグラウンドピンがシールドの役目を果たし、同軸構造に近づく配置になっている。
図7に示す如く、ソルダータブ45は金属片でできており、プリント基板20に対して表面実装される機能をもち、プリント基板20との半田接合の強度を向上させる効果と、同じく金属片で構成されるピンテイルとの間で、コネクタの重量バランスを維持する効果を併せ有する。
この効果のため、コネクタが、プリント基板20に表面実装されるとき、前後・左右に傾くことなく安定した半田実装ができる。
図7において、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は底面図である。
46は、プリント基板20に設けられたソルダーパッドである。
このため、本来、シグナルやグラウンドが伝送されるシグナルピン3やグラウンドピン31のピンテイルの半田接合面の破断という事態を回避できる。
しかしながら、プリント基板20は板状であるので反りやすく、コネクタ自身も長いため長手方向にそりやすい。
図8において、グラウンドピン50のピン後端部51は、シールド効果が向上するように、シグナルピン3のピン後端部形状と等距離になるように階段状に形成されている。
この、シールド効果は空気中に暴露された信号線の特性インピーダンスの不整合量を小さく抑制することができ、高周波の信号伝送路として信号品質の向上安定に効果を有するコネクタが得られる。
したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
2 グラウンドピン
3 シグナルピン
4 ハウジング
10 コネクタハーネス
11 同軸ケーブル
12 シグナルソケット
13 シールドボックス
14 グラウンドソケット
15 グラウンドクリップ
16 キャリアハウジング
20 プリント基板
21 グラウンドパッド
22 シグナルパッド
23 グラウンドプレーン
30 本発明のコネクタ
31 グラウンドピン
311 ピン先端部
312 ピン折曲部
313 ピン後端部
314 ハウジング
40 プリント基板
41 グラウンドパッド ソルダーパッド
45 ソルダータブ
46 ソルダーパッド
50 グラウンドピン
51 ピン後端部
P1 ピッチ
Claims (2)
- 鉛直線上に配置されたグラウンドピンとシグナルピンとが一対をなし所定ピッチを有してハウジングの長手方向に複数対配置されるコネクタにおいて、
前記対をなすシグナルピンに鉛直方向において平行に配置され後端が前記ハウジングに支持されるピン先端部と、
前記ピン先端部の後端に一端が接続され前記ハウジングの長手方向に折曲され前記ハウジングに固定されるピン折曲部と、
このピン折曲部の他端に一端が接続され前記対をなすシグナルピンに対して前記所定ピッチの半ピッチずれて水平方向において平行に配置され前記一端が前記ハウジングに支持されるピン後端部と
を有するグラウンドピン
を具備したことを特徴とするコネクタ。 - 前記グラウンドピンのピン後端部は、シールド効果が向上するように前記シグナルピンのピン後端部形状と等距離になるように階段状に形成されたこと
を特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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