JP2010027103A - 光ピックアップ装置用ピックアップフレーム、光ピックアップ装置および記録再生装置 - Google Patents

光ピックアップ装置用ピックアップフレーム、光ピックアップ装置および記録再生装置

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JP2010027103A JP2008184235A JP2008184235A JP2010027103A JP 2010027103 A JP2010027103 A JP 2010027103A JP 2008184235 A JP2008184235 A JP 2008184235A JP 2008184235 A JP2008184235 A JP 2008184235A JP 2010027103 A JP2010027103 A JP 2010027103A
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敏彰 高須
Katsu Nakao
克 中尾
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Abstract

【課題】大型化を抑制しつつ高剛性化が可能なピックアップフレームを提供する。
【解決手段】ピックアップフレーム8は、金属製の光学ベース30と、合成樹脂製の支持ベース31と、を備えている。光学ベース30は、光学処理部17を支持する光学ベース本体41と、光学ベース本体41と連結され発光素子11を支持する発光素子支持部43と、を有している。支持ベース31は、光学ベース30を収容する収容部31dと、収容部31dに固定された部材であって発光素子11の光軸A1の方向において発光素子11および光学処理部17の間に一部が配置された第1フレーム部34と、を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、合成樹脂と金属を用いたハイブリッド型のピックアップフレーム、ピックアップフレームを用いた光ピックアップ装置、および光ピックアップ装置を用いた記録再生装置に関する。
光学式情報記録媒体である光ディスク等にオーディオ信号、文字信号および映像信号等の情報を記録または再生する装置として、光学式情報記録再生装置(以下、「記録再生装置」という)が知られている。記録再生装置には、光ピックアップ装置が搭載されている。
この光ピックアップ装置には、発光素子として半導体レーザ素子が設けられている。光ピックアップ装置では、半導体レーザ素子から出射されるレーザ光が、光ディスク等の情報記録面に照射されることで記録マークが記入され、情報の記録が行われる。また、光ピックアップ装置から情報記録面に照射されたレーザ光の反射光を受光素子としての光検出器で受光することで、情報の再生が行われる。
しかし、近年、記録再生装置は、薄型ノートパソコンおよびビデオムービー等に用いられている。これら商品を利用するユーザーの負担を軽減するために、光ピックアップ装置も含めて記録再生装置の軽量化が望まれている。
そこで、半導体レーザ素子や受光素子等を搭載する光ピックアップ装置のピックアップフレームを、従来から用いられている金属部材から樹脂部材に変更することで軽量化が図られている。
しかしながら、樹脂部材のピックアップフレームは金属部材に比べると線膨張係数が大きいため、光ピックアップの高温動作時に熱膨張が起こり易く、熱膨張によるピックアップフレームの変形に伴って半導体レーザ素子、もしくは受光素子等の位置ズレが発生する。このため、正確な情報記録、もしくは光検出が困難になり、光ピックアップ装置の性能が著しく低下してしまう。
そこで、こうした光ピックアップ装置の軽量化と高温動作時の信頼性確保とを両立するために、ピックアップフレームを金属部材と樹脂部材とで構成するハイブリッド型のピックアップフレームが提案されている(例えば特許文献1および2を参照)。
特開2002-184005号公報 特開2007-157210号公報
しかし、従来のハイブリッド型ピックアップフレームでは、樹脂製の支持ベースの剛性が低く、捩れや折れ曲りといった変形が発生しやすい。ピックアップフレームの変形が生じると、光ピックアップ装置やそれを備えた記録再生装置の性能が低下する。
支持ベースの厚みを増すことで剛性を高めることはできるが、ピックアップフレーム全体の厚みが増大し、光ピックアップ装置や記録再生装置の大型化を招く。
本発明の課題は、大型化を抑制しつつ高剛性化が可能なピックアップフレームを提供することにある。
本発明の別の課題は、大型化を抑制しつつ性能を高めることができる光ピックアップ装置および記録再生装置を提供することにある。
第1の発明に係るピックアップフレームは、第1光学素子と、第2光学素子と、を有する光ピックアップ装置に用いられる。このピックアップフレームは、金属製の光学ベースと、合成樹脂製の支持ベースと、を備えている。光学ベースは、第2光学素子を支持する光学ベース本体と、光学ベース本体と連結され第1光学素子を支持する支持部と、を有している。支持ベースは、光学ベースを収容する収容部と、収容部に固定された部材であって第1光学素子の光軸方向において第1光学素子および第2光学素子の間に少なくとも一部が配置されたフレーム部と、を有している。
このピックアップフレームでは、収容部にフレーム部が配置されているため、収容部の剛性を高めることができる。さらに、第2光学素子の光軸方向において第1光学素子と第2光学素子との間にフレーム部の少なくとも一部が配置されているため、フレーム部によりピックアップフレーム全体の厚みが増大するのを抑制できる。したがって、このピックアップフレームでは、大型化を抑制しつつ高剛性化を実現できる。
第2の発明に係るピックアップフレームは、第1の発明に係るピックアップフレームにおいて、フレーム部の少なくとも一部は、光軸方向において光学ベース本体および支持部の間に配置されている。
第3の発明に係るピックアップフレームは、第1または第2の発明に係るピックアップフレームにおいて、フレーム部は光軸方向に直交する第1方向に延びている。
第4の発明に係るピックアップフレームは、第1から第3のいずれかの発明に係るピックアップフレームにおいて、収容部は、光学ベースの側方に配置された第1側方部と、光学ベースに対して第1側方部の反対側に配置された第2側方部と、を有している。フレーム部の少なくとも一部は、第1側方部と第2側方部とを連結している。
第5の発明に係るピックアップフレームは、第1から第4のいずれかの発明に係るピックアップフレームにおいて、支持部は、光学ベース本体と隙間を空けて配置され第2光学素子が固定された固定部と、第1部分を光学ベース本体に連結する少なくとも1つの連結部と、を有している。フレーム部の少なくとも一部は、光軸方向において光学ベース本体と固定部との間に配置されている。
第6の発明に係るピックアップフレームは、第1から第5のいずれかの発明に係るピックアップフレームにおいて、フレーム部は、支持部の少なくとも一部が収容された凹部を有している。
第7の発明に係るピックアップフレームは、第1から第5のいずれかの発明に係るピックアップフレームにおいて、光学ベースの厚みは、光学ベースの厚みに対応する方向におけるフレーム部の第1寸法以上である。
第8の発明に係る光ピックアップ装置は、光を出射する第1光学素子としての発光素子と、発光素子から出射された光を処理する第2光学素子としての光学処理部と、光学処理部で処理された光を記録媒体に向けて集光する光照射部と、第1から第7のいずれかの発明に係るピックアップフレームと、を備えている。
この光ピックアップ装置では、第1から第7のいずれかの発明に係るピックアップフレームを備えているため、大型化を抑制しつつ性能を高めることができる。
第9の発明に係る記録再生装置は、第8の発明に係る光ピックアップ装置と、光ピックアップ装置に対向可能に配置され記録媒体を回転可能に支持するための記録媒体載置部と、を備えている。
この記録再生装置では、第8の発明に係る光ピックアップ装置を備えているため、大型化を抑制しつつ性能を高めることができる。
本発明に係るピックアップフレームでは、大型化を抑制しつつ高剛性化が可能である。
本発明に係る光ピックアップ装置および記録再生装置は、大型化を抑制しつつ性能を高めることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
<記録再生装置の構成>
図1および図2を用いて記録再生装置1の構成について説明する。図1に記録再生装置1の概略斜視図、図2に記録再生装置1の部分斜視図を示す。なお、以降の説明では、図1の右斜め方向をX軸方向、光ピックアップ装置4のトラッキング方向である図1の左右方向をY軸方向、X軸およびY軸に直交する方向(図1の上下方向)をZ軸方向とし、図1において、右斜め上側をX軸方向正側、左側をY軸方向正側、上側をZ軸方向正側とする。X軸方向は、発光素子11(後述)から出射されるレーザ光の光軸A1の方向と一致している。Y軸方向は、受光素子13(後述)に入射するレーザ光の光軸A1の方向と一致している。
図1に示すように、記録再生装置1は主に、光ディスク2が回転可能に載置されるディスク載置部6と、ディスク載置部6上に載置され光ディスク2を回転させるスピンドルモータ7と、光ディスク2に対して情報の記録および再生を行う光ピックアップ装置4と、光ディスク2に対して光ピックアップ装置4を移動可能に支持する移動機構5と、を備えている。
移動機構5は主に、光ピックアップ装置4を移動させるために平行に配置された主軸9aおよび副軸9bと、主軸9aを回転させるモータ(図示せず)を備えた固定台10と、を有している。
主軸9aは、固定台10にY軸方向に沿って配置されており、光ピックアップ装置4の後述するピックアップフレーム8に螺合するねじ部(図示せず)を有している。主軸9aが回転することで、光ピックアップ装置4が光ディスク2の半径方向と平行なY軸方向に移動する。主軸9aは、ピックアップフレーム8がY軸方向以外に移動するのを規制する機能も有している。
副軸9bは、主軸9a回りにピックアップフレーム8が回動するのを規制するとともに、ピックアップフレーム8をY軸方向に移動可能に支持している。光ピックアップ装置4は主軸9aに沿って移動する。これにより、光ピックアップ装置4は光ディスク2に対して、外周側および内周側に移動可能である。なお、光ピックアップ装置4を光ディスク2に対して移動させる機構は、上述の機構に限定されない。
<光ピックアップ装置の構成>
図3から図6を用いて光ピックアップ装置4の構成について説明する。図3に光ピックアップ装置4の平面図、図4に光ピックアップ装置4の斜視図、図5にハイブリッド型のピックアップフレーム8の斜視図、図5に支持ベース31の斜視図、図6に光学ベース30の斜視図、図7(A)に図3のVIIA−VIIA断面図、図7(B)に図3のVIIB−VIIB断面図、図8(A)に図3のVIIIA−VIIIA断面図、図8(B)に図3のVIIIB−VIIIB断面図を示す。
図3に示すように、光ピックアップ装置4は、主に、金属製の部材と合成樹脂製の部材とを有するハイブリッド型のピックアップフレーム8と、レーザ光を出射する、たとえば半導体レーザ素子からなる発光素子11(第1光学素子の一例)と、光ディスク(図示せず)で反射されたレーザ光の反射光を検出して電流に変換する受光素子13(第1光学素子の一例)と、発光素子11のレーザ光の強度を検出する強度センサ15と、を備えている。
さらに、光ピックアップ装置4は、発光素子11から出射されるレーザ光を反射させたり、平行光に変換したり、光ディスクからの反射光を反射させたりする光学処理部17(第2光学素子の一例)と、光学処理部17で平行光に変換されたレーザ光を光ディスクの情報記録面に集光し、その集光されたレーザ光の焦点を光ディスクの情報記録面に合わせるための対物レンズ(光照射部の一例)19と、対物レンズ19を光ディスクに対してフォーカス方向およびトラッキング方向(Y軸方向)に駆動させるアクチュエータ21と、を備えている。光学処理部17は、回折格子、コリメートレンズ、検出レンズ、立上げプリズム等を含んでいる。
<ピックアップフレーム>
ピックアップフレーム8は、図3から図6に示すように、対物レンズ19以外の光学部品、すなわち、発光素子11、受光素子13、光学処理部17を支持する光学ベース30と、強度センサ15および光学ベース30を支持する支持ベース31と、を有している。
また、ピックアップフレーム8は、支持ベース31のX軸方向の第1端(図3右端)に設けられ支持ベース31がY軸方向以外の方向に可動するのを規制する第1規制部36と、支持ベース31のX軸方向の第2端(図3左端)に設けられ支持ベース31がY軸方向の軸回りに回動するのを規制する第2規制部38と、を有している。
(1)光学ベース
光学ベース30は発光素子11、受光素子13および光学処理部17を支持するための部材であり、光学ベース30には発光素子11、受光素子13および光学処理部17が接着剤により固定されている。光学ベース30は、たとえば、亜鉛やマグネシウムやアルミニウム等を主成分とする合金製であり、ダイカストにより製造された熱伝導性が良好な金属製の部材である。光学ベース30は、支持ベース31より僅かに薄い概ね矩形の板状部材である。
図6に示すように、光学ベース30は、光学処理部17を支持する光学ベース本体41と、受光素子13を支持する受光素子支持部42(支持部の一例)と、発光素子11を支持する発光素子支持部43(支持部の一例)と、を有している。光学ベース本体41には光学処理部17が収容される概ねT字状の開口41aが形成されている。
発光素子支持部43は、第1フレーム部34(後述)を跨ぐように形成された部分である。具体的には、発光素子支持部43は、光学ベース本体41とY軸方向に隙間を空けて配置された第1固定部43aと、第1固定部43aを光学ベース本体41に連結する第1連結部43bと、第1固定部43aからX軸方向正側に突出する1対の突出部44と、を有している。
第1固定部43aおよび1対の突出部44は概ね板状の部分であり、第1固定部43aおよび1対の突出部44には発光素子11が接着剤11aにより固定されている。第1固定部43aはY軸方向に長く延びている。第1固定部43aおよび1対の突出部44により概ねU字形状の部分が形成されている。
第1連結部43bは第1固定部43aのZ軸方向の端部と光学ベース本体41とを連結している。図8(A)および図8(B)に示すように、発光素子支持部43はL字型の断面形状を有している部分を含んでいる。第1固定部43aには発光素子11から出射するレーザ光が通過する孔43cが形成されている。
受光素子支持部42は第2フレーム部35(後述)を跨ぐように形成された部分である。具体的には、受光素子支持部42は、X軸方向に光学ベース本体41と隙間を空けて配置された第2固定部42a(固定部の一例)と、第2固定部42aを光学ベース本体41に連結する第2連結部42b(連結部の一例)と、を有している。
第2固定部42aはX軸方向に長い概ね板状の部分であり、第2固定部42aには受光素子13が接着剤13aにより固定されている。第2連結部42bは第2固定部42aのZ軸方向の端部と光学ベース本体41とを連結している。図7(A)および図7(B)に示すように、受光素子支持部42はL字型の断面形状を有している部分を含んでいる。第2固定部42aには受光素子13に入射するレーザ光が通過する孔42cが形成されている。
(2)支持ベース
支持ベース31は、光学ベース30を支持するための合成樹脂性の部材であり、一体形成されている。支持ベース31には、光学ベース30が収容される第1開口33aと、アクチュエータ21が収容される第2開口33bと、が形成されている。光学ベース30は支持ベース31の第1開口33aに接着剤により固定されている。温度変化による膨張および収縮を考慮して、光学ベース30と支持ベース31との間には隙間が確保されている。支持ベース31の材質としては、例えば、LCP(液晶ポリマー樹脂)、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)が考えられる。
図5に示すように、支持ベース31は、光学ベース30を収容する収容部31dと、収容部31dに固定された第1フレーム部34(フレーム部の一例)と、収容部31dに固定された第2フレーム部35(フレーム部の一例)と、を有している。
収容部31dは、光学ベース30のY軸方向正側に配置された第1部分31a(第1側方部の一例)と、光学ベース30のX軸方向正側に配置された第2部分31b(第1側方部の一例)と、光学ベース30(より詳細には、受光素子13)のX軸方向負側に配置された第3部分31c(第2側方部の一例)と、第2部分31bと第3部分31cとを連結する第4部分31eと、を有している。
第1フレーム部34は、Y軸方向(発光素子11の光軸A1に直交する方向)に延びる部分であり、第1部分31aと第3部分31cとを連結している。第1フレーム部34は支持ベース31の剛性を高めるためのリブとして機能している。
第1フレーム部34は、第1フレーム部本体34aと、第1フレーム部本体34aからZ軸方向に延びる1対の補強部34bと、を有している。第1フレーム部本体34aは、厚み方向がZ軸方向を向いた板状の部分である。1対の補強部34bの間には、発光素子11から出射されるレーザ光が通過する切欠き34cが形成されている。
第2フレーム部35は、X軸方向(受光素子13の光軸A2に直交する方向)に延びる部分であり、第1フレーム部34と第2部分31bとを連結している。第2フレーム部35が第1フレーム部34を介して第2部分31bと第3部分31cとを連結していると言える。第2フレーム部35は、厚み方向がY軸方向を向く板状の部分であり、受光素子13に入射するレーザ光が通過する切欠き35aを有している。
図7(A)および図7(B)に示すように、光学ベース30が支持ベース31に固定されている状態では、第1フレーム部34と発光素子支持部43とが組み合わされている。具体的には、第1フレーム部34の補強部34bは、第1固定部43aのX軸方向正側であって第1連結部43bのZ軸方向負側に配置されており、第1固定部43aと第1連結部43bとにより形成される凹部43dに収容されている。発光素子支持部43の第1固定部43aが第1フレーム部本体34aと補強部34bとにより形成された凹部34dに収容されていると考えることもできる。また、第1フレーム部34と発光素子支持部43とは、Z軸方向およびX軸方向から見た場合に重なり合っている。
さらに、補強部34bは、第1固定部43aと光学ベース本体41とのX軸方向間に配置されており、発光素子支持部43および光学ベース本体41により形成される溝43eに収容されている。光学ベース30の厚みL1は第1フレーム部34の寸法L12(第1寸法)よりも大きい。このため、第1フレーム部34は光学ベース30の厚み寸法内に収容されている。
発光素子支持部43と第1フレーム部34との間には、隙間が確保されており、第1フレーム部34と光学ベース本体41との間にも隙間が確保されている。このため、光学ベース30が温度変化により膨張あるいは収縮しても、光学ベース30が第1フレーム部34と接触しない。
図8(A)および図8(B)に示すように、第2フレーム部35と受光素子支持部42とが組み合わされている。具体的には、第2フレーム部35は、第2固定部42aのY軸方向正側であって第2連結部42bのZ軸方向負側に配置されており、第2固定部42aと第2連結部42bとにより形成される凹部42dに収容されている。第2フレーム部35は、第2固定部42aと光学ベース本体41とのY軸方向間に配置されており、受光素子支持部42および光学ベース本体41により形成される溝42eに収容されている。また、第2フレーム部35と受光素子支持部42とは、Z軸方向およびY軸方向から見た場合に重なり合っている。光学ベース30の厚みL1は第2フレーム部35の寸法L22(第1寸法)よりも大きい。このため、第1フレーム部34の場合と同様に、第2フレーム部35は光学ベース30の厚み寸法内に収容されている。
受光素子支持部42と第2フレーム部35との間には、隙間が確保されており、第2フレーム部35と光学ベース本体41との間にも隙間が確保されている。このため、光学ベース30が温度変化により膨張あるいは収縮しても、光学ベース30が第2フレーム部35と接触しない。
<特徴>
以上に説明したピックアップフレーム8の特徴を以下にまとめる。
(1)
このピックアップフレーム8では、収容部31dに第1フレーム部34が配置されているため、収容部31dの剛性を高めることができる。さらに、発光素子11と光学処理部17とのX軸方向間に第1フレーム部34が配置されているため、第1フレーム部34によりピックアップフレーム8全体の厚みが増大するのを抑制できる。したがって、このピックアップフレーム8では、大型化を抑制しつつ高剛性化を実現できる
また、第1フレーム部34の場合と同様に、収容部31dに第2フレーム部35が配置されているため、収容部31dの剛性を高めることができる。さらに、受光素子13と光学処理部17とのY軸方向間に第2フレーム部35が配置されているため、第2フレーム部35によりピックアップフレーム8全体の厚みが増大するのを抑制できる。したがって、このピックアップフレーム8では、大型化を抑制しつつ高剛性化を実現できる。
(2)
このピックアップフレーム8では、さらに第1フレーム部34の補強部34bが光学ベース本体41および発光素子支持部43のX軸方向間に配置されている。より詳細には、第1フレーム部34は、第1固定部43aと光学ベース本体41とのX軸方向間に配置されている。このように、第1フレーム部34の一部が光学ベース30に対してZ軸方向に入りこんでいるため、大型化を抑制しやすくなる。
また、第1フレーム部34の場合と同様に、第2フレーム部35が光学ベース本体41および受光素子支持部42のY軸方向間に配置されている。より詳細には、第2フレーム部35は、第2固定部42aと光学ベース本体41とのY軸方向間に配置されている。このように、第2フレーム部35の一部が光学ベース30に対してZ軸方向に入りこんでいるため、大型化を抑制しやすくなる。
特に、光学ベース30の厚みL1が第2フレーム部35の寸法L22よりも大きいため、第2フレーム部35が完全に光学ベース30に入り込む構成を簡単に実現できる。
(3)
このピックアップフレーム8では、第1フレーム部34により第1部分31aと第3部分31cとが連結されているため、収容部31dの剛性を高めることができる。
また、第2フレーム部35により第1フレーム部34を介して第2部分31bと第3部分31cとが連結されているため、収容部31dの剛性を高めることができる。
(4)
以上に説明したように、この光ピックアップ装置4および記録再生装置1では、剛性の高いピックアップフレーム8を備えているため、ピックアップフレーム8の変形を抑制できる。つまり、大型化を抑制しつつ光学性能を高めることができる。
<他の実施形態>
本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
(1)
光学ベース30および支持ベース31の形状は、前述の実施形態に限定されない。他の実施形態に係るピックアップフレーム108を図9〜図12に示す。図9はピックアップフレーム108の概略斜視図である。図10は支持ベース131の概略斜視図である。図11は光学ベース130の概略斜視図である。図12(A)は図9のXIIA−XIIA断面図、図12(B)は図9のXIIB−XIIB断面図である。なお、前述の構成と実質的に同じ構成については、同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図9〜図12(B)に示すように、このピックアップフレーム108では、光学ベース130は、光学ベース本体41と、受光素子支持部142と、発光素子支持部43と、を有している。受光素子支持部142は、第2固定部142aと、第2固定部142aと光学ベース本体41とを連結する2つの第2連結部142bと、を有している。第2連結部142bはY軸方向に延びる円柱状の部分である。
一方、支持ベース131の第2フレーム部135は、中央付近に形成された第1切欠き135aと、切欠き135aの両側に配置された2つの第2切欠き135b(凹部の一例)を有している。第2切欠き135bは第2連結部142bが貫通している。第2連結部142bと第2フレーム部135とは接触していない。第2連結部142bが第2切欠き135bを貫通しているため、第2フレーム部135のZ軸方向の寸法を前述の第2フレーム部35よりも大きく設定できる。
このピックアップフレーム108であっても、前述のピックアップフレーム8と同様に、大型化を抑制しつつ高剛性化が可能となる。
(2)
また、図13および図14に示すように、支持ベース31が底板を有していてもよい。図13および図14に示す支持ベース231は、底板239を有している。前述の支持ベース31に底板239が一体形成されている形状が支持ベース231に相当する。
この場合、ピックアップフレーム208全体の厚みは底板239の分だけ増大するが、底板239により支持ベース231の剛性がさらに高まる。このため、剛性がより重要となる場合に、このような底板239は有効となる。
(3)
前述の実施形態では、第2フレーム部35により第1フレーム部34を介して第2部分31bと第3部分31cとが連結されているが、第2フレーム部35により第2部分31bと第3部分31cとが直接連結されていてもよい。逆に、第1フレーム部34により第2フレーム部35を介して第1部分31aと第3部分31cとが連結されていてもよい。
本発明に係るピックアップフレームでは、大型化を抑制しつつ高剛性化が可能となるため、本発明は光ピックアップ装置および記録再生装置の分野において有用である。
記録再生装置の概略斜視図 記録再生装置の一部の概略斜視図 光ピックアップ装置の平面図 ピックアップフレームの概略斜視図 支持ベースの概略斜視図 光学ベースの概略斜視図 (A)図3のVIIA−VIIA断面図、(B)図3のVIIB−VIIB断面図 (A)図3のVIIIA−VIIIA断面図、(B)図3のVIIIB−VIIIB断面図 ピックアップフレームの概略斜視図(他の実施形態) 支持ベースの概略斜視図(他の実施形態) 光学ベースの概略斜視図(他の実施形態) (A)図9のXIIA−XIIA断面図、(B)図9のXIIB−XIIB断面図(他の実施形態) ピックアップフレームの概略斜視図(他の実施形態) 図13のXIV−XIV断面図(他の実施形態)
符号の説明
1 記録再生装置
2 光ディスク(光学式情報記録媒体)
3 ディスクカートリッジ
4 光ピックアップ装置
8 ピックアップフレーム
9a 主軸
9b 副軸
10 固定台
11 発光素子(第1光学素子の一例)
13 受光素子(第1光学素子の一例)
17 光学処理部(第2光学素子の一例)
19 対物レンズ(光照射部の一例)
30 光学ベース
31 支持ベース
32 ベース部材
34 第1フレーム部(フレーム部の一例)
34a 第1フレーム部本体
34b 補強部
34d 凹部
35 第2フレーム部(フレーム部の一例)
35a 切欠き
41 光学ベース本体
42 受光素子支持部(支持部の一例)
42a 第2固定部
42b 第2連結部
42c 孔
42d 凹部
42e 溝(凹部の一例)
43 発光素子支持部(支持部の一例)
43a 第1固定部
43b 第1連結部
43c 孔
43d 凹部
43e 溝(凹部の一例)

Claims (9)

  1. 第1光学素子と第2光学素子とを有する光ピックアップ装置に用いられるピックアップフレームであって、
    前記第2光学素子を支持する光学ベース本体と、前記光学ベース本体と連結され前記第1光学素子を支持する支持部と、を有する金属製の光学ベースと、
    前記光学ベースを収容する収容部と、前記収容部に固定された部材であって前記第1光学素子の光軸方向において前記第1光学素子および前記第2光学素子の間に少なくとも一部が配置されたフレーム部と、を有する合成樹脂製の支持ベースと、
    を備えた光ピックアップ装置用ピックアップフレーム。
  2. 前記フレーム部の少なくとも一部は、前記光軸方向において前記光学ベース本体および前記支持部の間に配置されている、
    請求項1に記載の光ピックアップ装置用ピックアップフレーム。
  3. 前記フレーム部は、前記光軸方向に直交する第1方向に延びている、
    請求項1または2に記載の光ピックアップ装置用ピックアップフレーム。
  4. 前記収容部は、前記光学ベースの側方に配置された第1側方部と、前記光学ベースに対して前記第1側方部の反対側に配置された第2側方部と、を有しており、
    前記フレーム部の少なくとも一部は、前記第1側方部と前記第2側方部とを連結している、
    請求項1から3のいずれかに記載の光ピックアップ装置用ピックアップフレーム。
  5. 前記支持部は、前記光学ベース本体と隙間を空けて配置され前記第2光学素子が固定された固定部と、前記第1部分を前記光学ベース本体に連結する少なくとも1つの連結部と、を有しており、
    前記フレーム部の少なくとも一部は、前記光軸方向において前記光学ベース本体と前記固定部との間に配置されている、
    請求項1から4のいずれかに記載の光ピックアップ装置用ピックアップフレーム。
  6. 前記フレーム部は、前記支持部の少なくとも一部が収容された凹部を有している、
    請求項1から5のいずれかに記載の光ピックアップ装置用ピックアップフレーム。
  7. 前記光学ベースの厚みは、前記光学ベースの厚みに対応する方向における前記フレーム部の第1寸法以上である、
    請求項1から6のいずれかに記載の光ピックアップ装置用ピックアップフレーム。
  8. 光を出射する前記第1光学素子としての発光素子と、
    前記発光素子から出射された光を処理する前記第2光学素子としての光学処理部と、
    前記光学処理部で処理された光を記録媒体に向けて集光する光照射部と、
    請求項1から7のいずれかに記載のピックアップフレームと、
    を備えた光ピックアップ装置。
  9. 請求項8に記載の光ピックアップ装置と、
    前記光ピックアップ装置に対向可能に配置され、記録媒体を回転可能に支持するための記録媒体載置部と、
    を備えた記録再生装置。
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