JP2010026811A - Icカード・サービスシステム、そのサービス管理センタ、サービス端末、プログラム - Google Patents

Icカード・サービスシステム、そのサービス管理センタ、サービス端末、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010026811A
JP2010026811A JP2008187731A JP2008187731A JP2010026811A JP 2010026811 A JP2010026811 A JP 2010026811A JP 2008187731 A JP2008187731 A JP 2008187731A JP 2008187731 A JP2008187731 A JP 2008187731A JP 2010026811 A JP2010026811 A JP 2010026811A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
offline
card
detailed information
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008187731A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kikuta
祐司 菊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Holdings Ltd filed Critical Fuji Electric Holdings Ltd
Priority to JP2008187731A priority Critical patent/JP2010026811A/ja
Publication of JP2010026811A publication Critical patent/JP2010026811A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】回線トラブル等によりオフライン状態となった決済端末においてもICカード決済を行え、決済センタによる清算処理が問題なく行える。
【解決手段】任意の決済端末20(例えば決済端末A)がオフライン時に行ったカード決済に係る売上明細が2種類生成されて、これを決済センタ10が受信する。一方は、決済端末Aがオンライン状態に復旧したら送信するオフライン売上明細(端末格納)であり、他方は、決済端末Aでオフライン決済したICカード2が他の決済端末B,Cで使用されることで他の決済端末B,Cが生成・送信するオフライン売上明細(カード格納)である。決済センタ10は、基本的にはこの2種類のオフライン売上明細が揃ったら清算処理を行うが、所定の条件を満たせば一方のみでも清算処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サービス管理センタと、オンラインでサービス管理センタと接続された複数のサービス端末から成る、ICカードを用いるサービスシステムに関する。
従来、ICカードを用いるサービスシステムのように、複数のサービス端末にてサービスを提供する場合、全てのサービス端末をサービス管理センタにオンライン接続させて、何等かのサービス(但し、ICカードを利用するサービス)を提供する。特に、ICカードを利用する電子マネー決済システムの場合、決済端末とオンラインで接続された決済センタが売上管理を一括しておこなっている。決済端末は、例えば各種店舗等のレジ等に設置されるものであるが、この例に限らず、例えば最近は自動販売機にICカード・リーダ/ライタを備えさせることで、自動販売機でICカードによる料金清算が可能となっており、この様な自動販売機も決済端末に含まれる。
ここで、例えば、サービス端末(電子マネー決済端末等)において回線トラブル等が発生すると、サービス管理センタ(電子マネー決済センタ等)との通信がオフラインとなるため、売上明細を配信できなくなるので、サービス端末は機能を停止させている。これは、販売機会の損失につながる。
特に決済端末が自動販売機などの場合、回線トラブル等が直ぐに分からず対応が遅れるケースも有り、ユーザはこの決済端末で決済できず、販売機会の損失状態が長引く事になる。更に、電子マネー事業者(カード発行事業者)が売上明細に基づいて清算する場合は、店舗側(端末運用管理者)への支払いが滞る被害が発生することから、ユーザや店舗側(端末運用管理者)のリスクを最小限に抑えることが課題である。
ここで、特許文献1記載の従来技術が知られている。
この特許文献1の手法では、予めオフライン専用端末にて決済した利用履歴情報を、ユーザが所有するICカード内に格納し、このユーザが別の店舗などのオンライン端末で買い物やチャージを行った際に、このオンライン端末が前回までの利用履歴情報を電子マネーセンタに配信している。
特開2001−319056号公報
しかし、上記特許文献1の手法は、適用する技術分野が、有料のデジタル放送番組を限定的に視聴できるようになされたデジタル放送限定受信システムへの適用が好適としており、想定しているシステム構成が異なる。また、決済はオフライン専用端末で行うものであり、オンライン端末の回線トラブルに係る問題を解決するものではない。また、ユーザが何等かの理由でICカードをオンライン端末で使用しない場合、電子マネーセンタにて売上情報をクリアリング(清算)処理する事ができず、売上が店舗側(端末運用管理者)に支払われないなどのリスクが生じることになる。更に、上記のように、特に決済端末が自動販売機などの場合、回線トラブル等が直ぐに分からない為、復旧が遅れることになってしまうという問題も生じる。
本発明の課題は、例えば一例が電子マネー決済システム等であるICカード・サービスシステムに係り、サービス管理センタと、このサービス管理センタとオンライン接続される複数のサービス端末から成るシステムであって、任意のサービス装置がオフライン状態中でもICカードによる決済等ができ且つサービス管理センタにおける清算処理等を確実に行うことができ、特にオフライン決済等を行ったICカードがその後利用されなくても清算処理等を行う事が出来るICカード・サービスシステム、そのサービス管理センタ、サービス端末、プログラム等を提供することにある。
本発明のICカード・サービスシステムは、任意のICカードとの通信を行って所定のサービス処理を実行する複数のサービス端末と、該各サービス端末とオンライン接続されたサービス管理センタからなるシステムであって、前記各サービス端末が、前記実行したサービス処理に係るサービス履歴情報を前記ICカードに記憶すると共に該実行したサービス処理に係る明細情報を前記サービス管理センタへ送信し、該サービス管理センタが該明細情報に基づいて所定の一括処理を実行するシステムにおいて、前記サービス端末は、前記任意のICカードに対するサービス処理を実行する際、自端末がオフライン状態であるか否かを判定する判定手段と、該判定手段によりオフライン状態であると判定された場合、該オフライン時に実行した前記サービス処理に係る前記明細情報、サービス履歴情報として第1のオフライン明細情報、オフライン・サービス履歴情報を生成して、該第1のオフライン明細情報を蓄積すると共に該オフライン・サービス履歴情報を前記ICカードに記憶するオフライン時サービス処理実行手段と、前記オフライン状態からオンライン状態に復旧したときに、前記蓄積した第1のオフライン明細情報を前記サービス管理センタへ送信する送信手段と、前記判定手段によりオフライン状態ではないと判定された場合、該ICカードに前記オフライン・サービス履歴情報が記憶されている場合には、該オフライン・サービス履歴情報に基づいて第2のオフライン明細情報を生成して前記サービス管理センタへ送信するオンライン時サービス処理実行手段とを有し、前記サービス管理センタは、前記オフライン状態で実行されたサービス処理に関しては、前記第1のオフライン明細情報と前記第2のオフライン明細情報の両方を受信した場合に該明細情報に基づいて前記所定の一括処理を実行する一括処理実行手段を有する。
サービス管理センタは、任意のオフライン時サービス処理に係る2種類のオフライン明細情報が揃った場合に、一括処理(清算処理等)を実行するので、信頼性の高い清算処理を実行でき、サービス端末がオフライン時にサービス処理を実行しても問題なく一括処理(清算処理等)を行える。
あるいは、例えば、前記一括処理実行手段は、前記第1のオフライン明細情報と前記第2のオフライン明細情報の両方を受信しない場合であっても、どちらか一方のオフライン明細情報を受信・蓄積後に一定期間経過した場合には、該オフライン明細情報に基づいて前記所定の一括処理を実行する。
例えば、任意のサービス端末によりオフライン時のサービス処理を実行された任意のICカードのユーザが、その後に他のサービス端末を利用しない等のイレギュラーな事態が生じた場合でも、清算処理を実行することができ、店舗側への支払いが滞る等も問題が生じる可能性を低くすることができる。
また、例えば、前記サービス管理センタは、受信した前記第2のオフライン明細情報毎に、該第2のオフライン明細情報に対応する前記第1のオフライン明細情報があるか否かを判定し、対応する第1のオフライン明細情報が無い場合には、該第2のオフライン明細情報に基づいてオフライン状態となっているサービス端末を特定して報知する回線異常判定・報知手段を更に有する。
上記2種類のオフライン明細情報を用いることで、オフライン状態となっているサービス端末を判別して報知することができ、速やかな復旧が可能となる。これは特に、サービス端末が自動販売機等である場合に、顕著な効果を奏する。
本発明のICカード・サービスシステム、そのサービス管理センタ、サービス端末、プログラム等によれば、例えば一例が電子マネー決済システム等であるICカード・サービスシステムに係り、サービス管理センタと、このサービス管理センタとオンライン接続される複数のサービス端末から成るシステムであって、任意のサービス装置がオフライン状態中でもICカードによる決済等ができ且つサービス管理センタにおける清算処理等を確実に行うことができ、特にオフライン決済等を行ったICカードがその後利用されなくても清算処理等を行う事が出来る。
更に、サービス管理センタが、オフライン状態となっているサービス端末を判別することができ、速やかな復旧が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本例のICカード・サービスシステムの一例であるICカード決済システムの概略構成例を示す図である。
尚、ここでは、ICカードによる決済サービスを例に説明するが、決済サービス以外のサービスでも良い(但し、ICカードを用いるサービスとする)。例えば、ポイントやクーポン、スタンプラリーなどの他のサービスを提供するICカード・サービスシステムに、本手法を適用してもよい。よって、図1に示す構成は一例であり、この例に限らない。図1の構成において、決済センタ10は上記サービス管理センタの一例であり、決済端末20は上記サービス端末の一例である。
図1に示すICカード決済システムは、決済センタ10と複数の決済端末20(決済端末A、B、C)が、ネットワーク1に接続して、相互にデータ送受信可能な構成となっている。つまり、各決済端末20が決済センタ10にオンライン接続された構成となっている。尚、図1では、3つの決済端末20と、1つの決済センタ10が接続されるシステム構成としているが、特に決済端末20の数や決済センタ10の数に制限をするものではない。
各決済端末20は、店舗や店舗敷地内等に設置された、非接触ICカード2等の電子マネー等の決済処理(電子マネー残高から精算金額を引く等)を行う端末である。決済端末20は、例えば店舗のレジ等に設置され、顧客が代金支払いに非接触ICカード2等を用いる際に利用される。決済端末20は、非接触ICカード2等と非接触の近接通信を行って、所定のカード決済処理を実行する。また、カード決済処理結果(売上明細等)を決済センタ10へ送信して、清算等を行わせる。
尚、上述したように、決済端末20が自動販売機等であるケースもある。
また、非接触ICカードを搭載した携帯通信装置3(例えば携帯電話など)もあり、決済端末20は、非接触ICカード2に限らず、この様な携帯通信装置3とも非接触の近接通信を行ってカード決済処理等を実行する。尚、非接触ICカード等は、カード発行事業者から発行される。
尚、以下の説明では、代表して非接触ICカード2を例にして説明する場合もあるし、あるいは非接触ICカード2と携帯通信装置3とを特に区別せずにICカード等という場合もある。
また、携帯通信装置3は非接触ICカードを備えるものであり、決済端末20は実質的に携帯通信装置3内の非接触ICカードとの通信を行って電子マネー決済処理等を行うものであるから、携帯通信装置3は実質的に「非接触ICカード」と見做してもよい。つまり、「非接触ICカード」といった場合、非接触ICカード2だけでなく携帯通信装置3も含まれると考えてよい。また、決済端末20との間で通信を行ってカード決済等を行うICカードは、非接触ICカードに限らず、例えば接触型のICカード等であってもよい。
決済センタ10は、ネットワーク1を介して各決済端末20との通信を行って、その決済情報(売上明細等)を取得して管理する。従来で説明したように、ICカード決済システムの場合、各決済端末20とオンラインで接続された決済センタ10が、売上管理を一括しておこなっている。そして、任意の決済端末20が回線トラブル等により決済センタ10との通信がオフラインになる場合があり、上述した問題が生じることになる。
この問題を解決するために、本手法では、任意の決済端末20がオフラインとなった場合、この決済端末(以下、オフライン決済端末という場合もある;尚、正常に通信可能な状態の決済端末をオンライン決済端末という場合もある)は、当該オフライン状態であっても任意のICカード2等が使用される毎にカード決済を行う。そして、カード決済したICカード2等にカード利用履歴情報を記憶するが、本手法では、このカード利用履歴情報がオフライン決済時のものであるか否かが識別可能となる情報を、当該カード利用履歴情報に含める。また、このオフライン決済端末は、更に、売上明細を作成するが、これは後述するオフライン売上明細(端末格納)であり、作成したオフライン売上明細(端末格納)を自端末内のメモリ(RAM等)に蓄積しておく。
その後、回線トラブル等から復旧して正常な状態(オンライン状態)に戻ったら、蓄積していた上記オフライン売上明細(端末格納)を決済センタ10に送信する。
一方、上記オフライン決済時のカード利用履歴情報が記憶されたICカード2を所有するユーザが、別の決済端末20(オンライン決済端末)でカード決済を行った際に、この決済端末20は当該カード決済に係る通常の処理(通常の売上明細の作成と、その蓄積または決済センタ10への送信、及び通常のカード利用履歴情報のICカード2への書き込み)を行うだけでなく、このICカード2に記憶されていた上記オフライン決済時のカード利用履歴情報に基づいて、後述するオフライン売上明細(カード格納)を作成して決済センタ10に送信する。
すなわち、任意の1つのカード決済に関して2種類のオフライン売上明細が作成されて、決済センタ10に送信される。そして、決済センタ10は、基本的に、2種類のオフライン売上明細を受信できたカード決済に関して、当該売上明細に基づいて、清算処理を行う。これにより、例えば、電子マネー事業者が、決済端末20が設置された店舗側に代金の支払いをする。
また、基本的には、確実に信頼性が高い清算処理を行う為に、上記“端末格納”と“カード格納”の2種類のオフライン売上明細が揃わないと、そのカード決済に係る清算処理を行わないようにするが、どちらか一方のオフライン売上明細しか受信していない状態であっても、予め決められた条件を満たすならば(例えば所定時間経過したならば)、清算処理を行うようにしてもよい。例えば、オフライン決済を行ったICカード2のユーザが、その後に長期間ICカード2を利用しないケース等が考えられ、この場合には決済センタ10はオフライン売上明細(カード格納)を受信しないことになるので、所定時間経過したら、オフライン売上明細(端末格納)に基づいて清算処理を行うようにしてもよい。
上述した本手法によれば、リアルタイムで決済センタ10と通信を行う決済端末20が、回線トラブル等でオフラインとなった場合でも、カード決済が可能となるので、販売機会の損失を抑えることができる。更に、オフラインによるカード決済が行われた場合でも、店舗側へのカード売上金の未払のリスクを最小限に抑える事ができる。
また、決済センタ10がオフライン売上明細(カード格納)のみを受信し、オフライン売上明細(端末格納)は受信しない状態である場合には、オフライン売上明細(カード格納)に含まれる情報によって当該売上明細に係るカード決済を行った決済端末20を特定することができ、且つ当該特定された決済端末20が未だ復旧していないことが分かるので、当該特定された決済端末20の異常発生を通知/報知する等して、復旧作業を行わせることもできる。つまり、本手法では、オフライン売上明細に基づいて、何等かの原因によりオフライン状態となった決済端末20を判定することもでき、特に決済端末20が自動販売機などの場合には、上記の通り従来では回線トラブルなどが直ぐに分からず対応が遅れるケースがあるが、迅速に対応することが可能となる。
尚、本説明では、決済サービスを対象として説明しているが、ポイントやクーポン、スタンプラリーなどの他サービスにおいても、基本的には同様の仕組みで実現することができる。
尚、上記のように、図1の構成はICカード・サービスシステムの一例であり、ICカード・サービスシステムは、上記のような何等かのサービスを実現するものであり、このサービスは、サービス端末側のサービス処理とサービス管理センタ側の所定の一括処理とによって実現されるものである。この為、各サービス端末は、サービス管理センタとオンライン接続されている必要があり、従来ではオフライン状態となったサービス端末は自己のサービス処理を停止することになった。上記サービス端末側サービス処理の一例が上記カード決済処理であり、上記サービス管理センタ側の所定の一括処理の一例が上記清算処理である。
また、上記サービス端末でサービス処理が実行される毎に、当該実行されたサービス処理に係る明細情報が生成される。この明細情報の一例が、売上明細70等である。また、サービス端末は、サービス処理の実行対象のICカードに、当該実行されたサービス処理に係るサービス履歴情報を記憶する。このサービス履歴情報の一例がカード利用履歴情報60等である。
ICカード・サービスシステムにより実現されるサービスは、上記サービス端末側サービス処理を実行するだけでは完了せず、このサービス処理に係る上記明細情報に基づいて上記一括処理が問題なく実行されることで完了する。この為、各サービス端末は、サービス管理センタとオンライン接続されて、上記明細情報をサービス管理センタへ送信する必要がある。この為、サービス端末がオフライン状態になってしまうと、上述した問題が生じるが、本手法によればこの様な問題を解決できる。
図2(a)は、非接触ICカード2の構成例を示す図である。
図2(a)において、非接触ICカード2は、CPU31、ROM32、RAM33、カード通信部34を有する。ROM32には予め所定のアプリケーションプログラムが記憶されており、CPU31がこのプログラムを実行することにより、非接触ICカードとしての一般的な処理(後述するリーダ/ライタ27との通信、相互認証処理、データ・リード/ライト等)が実現される。RAM33には各種データが格納される。例えば、電子マネーの残高やその使用/チャージの履歴等であり、上記カード利用履歴情報もRAM33に格納される。カード通信部34は、外部機器(後述するリーダ/ライタ27等)との非接触近接通信インタフェース機能を有し、例えばアンテナや送受信回路等から成る。
図2(b)は、携帯通信端末3の構成例を示す図である。
図2(b)において、携帯通信端末3は、CPU41、ROM42、RAM43、通信部44、表示部45、操作部46、カード通信部47、アンテナ48等から成る。
CPU41、ROM42、RAM43、カード通信部47は、上記CPU31、ROM32、RAM33、カード通信部34と略同様の構成である。すなわち、上記の通り携帯通信端末3は非接触ICカードを搭載した携帯電話等であり、上記符号41〜43、47の構成要素は、非接触ICカードの構成と考えてよい。但し、CPU41は、非接触ICカードとしての処理機能だけでなく、例えば携帯電話の各種処理機能も実現するものである(その為のプログラムもROM42に格納されている)。
上記符号41〜43、47以外の構成要素は、例えば携帯電話としての一般的な構成であり、本手法には特に関係ない。ここでは簡単に説明するならば、アンテナ48は携帯電話等のアンテナであり、通信部44はLAN、インターネット等のネットワークや外部装置に接続して任意の外部装置との通信を行う為の通信インタフェースであり、表示部45は操作メニューや任意のデータの表示を行う液晶ディスプレイ等であり、操作部46は例えばテンキー等である。
図3は、決済センタ10の構成例を示す図である。
決済センタ10は一般的なサーバ装置等(汎用のコンピュータ)であり、図3に示すように、CPU11、メモリ12、入力部13、出力部14、記憶部15、記録媒体駆動部16、及びネットワーク接続部17を有し、これらがバス18に接続された構成となっている。
CPU11は、当該決済センタ10全体を制御する中央処理装置である。
メモリ12は、任意の処理実行の際に、記憶部15(あるいは可搬型記録媒体19)に記憶されているプログラムあるいはデータを一時的に格納するRAM等のメモリである。CPU11は、メモリ12に読み出したプログラム/データを用いて、各種処理を実行する。
出力部14は、例えばディスプレイ等であり、入力部13は、例えば、キーボード、マウス等である。
ネットワーク接続部17は、例えば任意のネットワークに接続して、他の情報処理装置との通信(コマンド/データ送受信等)を行う為の構成であり、例えば上記ネットワーク1に接続して、各決済端末20との通信を行う為の構成である。
記憶部15は、例えばハードディスク等であり、後述する決済センタ10としての各種処理(特に図10、図11に示すフローチャート図の処理等)を、CPU11により実現させる為のアプリケーションプログラムが格納されている。
CPU11は、上記記憶部15に格納されている各種プログラムを読み出し・実行することにより、上記決済センタ10としての各種処理を実現する。
あるいは、上記記憶部15に格納される各種プログラム/データは、可搬型記録媒体19に記憶されているものであってもよい。この場合、可搬型記録媒体19に記憶されているプログラム/データは、記録媒体駆動部16によって読み出される。可搬型記録媒体19とは、例えば、FD(フレキシブル・ディスク)19a、CD−ROM19b、その他、DVD、光磁気ディスク等である。
あるいは、また、上記プログラム/データは、ネットワーク接続部17により接続しているネットワークを介して、他の装置内に記憶されているものをダウンロードするものであってもよい。あるいは、更に、インターネットを介して、外部の他の装置内に記憶されているものをダウンロードするものであってもよい。
また、本発明は、上記本発明の各種処理をコンピュータ上で実現するプログラムを記録した可搬型記憶媒体として構成できるだけでなく、当該プログラム自体として構成することもできる。
図4は、決済端末20の構成例を示す図である。
図4において、決済端末20は、CPU21、ROM22、RAM23、通信部24、表示部25、操作部26、リーダ/ライタ27、アンテナ28等より成る。
ROM22には、後述する決済端末20としての各種処理を、CPU21により実現させる為のアプリケーションプログラムが格納されている。
CPU21は、上記ROM22に格納されているプログラムを読み出し・実行することにより、決済端末20としての各種処理(特に後述する図7、図8、図9に示すフローチャート図の処理等)を実現する。RAM23には各種データ(オフライン売上明細(端末格納)、オフライン売上明細(カード格納)等)が記憶される。通信部24は、ネットワーク1(LAN、インターネット等)に接続して外部機器(決済センタ10)との通信を行う為の通信インタフェースである。表示部25は操作メニューや任意のデータの表示を行う液晶ディスプレイ等であり、操作部26は例えばテンキー等である。
リーダ/ライタ27は、非接触ICカード2や携帯通信装置3との間で非接触の近接通信を行う構成であり、例えばアンテナや送受信回路等から成る。
尚、アンテナ28は、例えば無線LAN等によりネットワーク1に接続する場合の構成であり、必須の構成ではない。
本手法は、例えば、任意のICカードとの通信を行って所定のサービス処理(電子マネーの決済処理等)を実行する複数のサービス端末(決済端末20等)と、各サービス端末とオンライン接続されたサービス管理センタ(決済センタ10等)からなるシステムであって、各サービス端末が、実行したサービス処理に係るサービス履歴情報をICカードに記憶すると共に該実行したサービス処理に係る明細情報をサービス管理センタへ送信し、該サービス管理センタが該明細情報に基づいて所定の一括処理(清算処理等)を実行するシステムに係るものである。
ここで、上記CPU21は、上記ROM22に格納されているプログラムを読み出し・実行することにより、図4に示すオフライン状態判定部、オフライン時サービス処理実行部、オンライン時サービス処理実行部、送信部等の各種処理機能を実現する。
オフライン状態判定部は、任意のICカードに対するサービス処理(決済処理等)を実行する際、自端末がオフライン状態であるか否かを判定する。
オフライン時サービス処理実行部は、オフライン状態判定部によりオフライン状態であると判定された場合、当該オフライン時に実行したサービス処理に係る明細情報、サービス履歴情報として第1のオフライン明細情報、オフライン・サービス履歴情報を生成して、該第1のオフライン明細情報を蓄積すると共に該オフライン・サービス履歴情報をICカードに記憶する。
尚、第1のオフライン明細情報は、例えばオフライン売上明細(端末格納)に相当する。
送信部は、オフライン状態からオンライン状態に復旧したときに、上記蓄積した第1のオフライン明細情報をサービス管理センタへ送信する。
オンライン時サービス処理実行部は、オフライン状態判定部によりオフライン状態ではないと判定された場合、ICカードに上記オフライン・サービス履歴情報が記憶されている場合には、該オフライン・サービス履歴情報に基づいて第2のオフライン明細情報を生成してサービス管理センタへ送信する。
尚、第2のオフライン明細情報は、例えばオフライン売上明細(カード格納)に相当する。また、オフライン・サービス履歴情報は、例えば、その決済種別66が“オフライン取引”であるカード利用履歴情報60に相当する。
また、上記図3に示すCPU11は、上記記憶部15に記憶されるアプリケーションプログラムを実行することにより、例えば図3に示す一括処理実行部、回線異常判定・報知部の各種処理機能を実現する。
一括処理実行部は、オフライン状態で実行されたサービス処理に関しては、上記第1のオフライン明細情報と第2のオフライン明細情報の両方を受信した場合に該明細情報に基づいて上記所定の一括処理を実行する。
あるいは、一括処理実行部は、第1のオフライン明細情報と第2のオフライン明細情報の両方を受信しない場合であっても、どちらか一方のオフライン明細情報を受信・蓄積後に一定期間経過した場合には、該明細情報に基づいて所定の一括処理を実行するようにしてもよい。
回線異常判定・報知部は、受信した第2のオフライン明細情報毎に、該第2のオフライン明細情報に対応する第1のオフライン明細情報があるか否かを判定し、対応する第1のオフライン明細情報が無い場合には、該第2のオフライン明細情報に基づいてオフライン状態となっているサービス端末を特定して異常報知する。
図5(a)、(b)に、非接触ICカード2や携帯通信装置3内の非接触ICカード部分におけるメモリ(上記RAM33、RAM43等)に記憶されるデータの一例を示す。図5(a)はカード固有情報、(b)はカード利用履歴情報の一例である。
図5(a)に示すカード固有情報50は、主に、予め記憶される当該カード固有の情報である(但し、カード残額/カード利用額54は除く)。すなわち、図示のカード番号51、カード発行年月日52、カード有効年月日(有効期限)53は、上記カード発行事業者等が予め記憶しておく情報であり、基本的に書き換え出来ないものであり、その意味でこれらの情報はROM32(又はROM42)に記憶されるものであってもよい。
カード番号51は各ICカード毎に割り当てられるユニークな識別番号(カードID)である。カード発行年月日52、カード有効年月日(有効期限)53は、当該ICカードの発行年月日と有効期限である。
そして、カード残額/カード利用額54は、プリペイドのカード決済の場合は電子マネ−残額、ポストペイのカード決済の場合はカード利用額が記憶されるものであり、これはカード決済毎に書き換えられるものである。
一方、図5(b)に示すカード利用履歴情報60は、カード決済が行われる毎に記憶される履歴情報であり、図示の例ではカード利用履歴情報1〜nの各情報(カード決済n回分の情報)が記憶されている。
図5(b)に示すカード利用履歴情報60は、端末番号61、端末取引番号62、取引日時63、取引種別64、取引金額65、決済種別66より成る。
端末番号61は、そのカード利用履歴情報60に係る決済処理を行った決済端末20の端末番号(各端末の識別ID)である。また、各決済端末20はカード決済を行う毎に任意のユニークな取引番号を割り当てるものであり(例えば1,2,3・・・というシリアル番号等)、これが端末取引番号62として記憶される。取引日時63はカード決済が行われた日時である。取引種別64は例えば決済処理が売上であるか返品であるか等を示す情報である。取引金額65はカード決済に係る決済金額である。
以上の情報は一般的なカード利用履歴情報であるが、本手法では更に決済種別66が記憶される。決済種別66は、そのカード利用履歴情報60に係る決済処理がオフライン時に行われたかオンライン時に行われたかを示す情報であり、“オフライン取引”/“オンライン取引”の何れかが記憶される。従来では、オフラインのときには決済を行うことが出来なかったが、本手法では行うことができるが、オフライン時に決済したものに関してはオンライン時(通常時)のものとは異なる処理を行う必要があるので、決済種別66情報を記憶しておく必要がある。
決済端末20は、カード決済毎に、上記カード利用履歴情報60を非接触ICカード2に記憶させると共に、売上明細データ(オフライン売上明細(端末格納)又は後述するオンライン売上明細)を生成して自端末内(RAM23)に蓄積しておく。あるいは、その際、オフライン売上明細(カード格納)を生成して蓄積または決済センタ10へ送信する場合もある。
そして、決済端末20は、例えば一定時間毎に、又は毎日決まった時間に、あるいはオペレータが決済端末20を操作する事によって、上記蓄積した売上明細データを決済センタ10へ送信する。データ送信は、当然、オフライン状態のときには行うことは出来ないので、オンライン状態時に行うことになる。
図6は、上記売上明細データのデータ構成図である。
図6に示す売上明細70は、端末番号71、端末取引番号72、カード番号73、取引日時74、取引種別75、取引金額76、明細種別77、格納元明細情報78等より成る。
端末番号71は、その売上明細70に係るカード決済処理を行った決済端末20の上記識別IDである。これは、売上明細70がオフライン売上明細(端末格納)又は後述するオンライン売上明細である場合には、当該売上明細70を生成した決済端末20の端末番号となる。一方、売上明細70がオフライン売上明細(カード格納)である場合には、当該売上明細70を生成する際に用いられたカード利用履歴情報60の端末番号61が、端末番号71としてコピーされることになる。
カード番号73は、カード決済を行った非接触ICカード2等の固有のカード識別番号である。端末取引番号72、取引日時74、取引種別75、取引金額76は、上記端末取引番号62、取引日時63、取引種別64、取引金額65と同じであり、特に説明しない。
以上の符号72〜76までのデータは、売上明細としての一般的な情報であり、本例では更に明細種別77と格納元明細情報78が記憶される。
明細種別77は、この売上明細70が、オフライン時に作成された売上明細(以下、オフライン売上明細という)か、オンライン時に作成された売上明細(以下、オンライン売上明細という)であるかを示す情報である。明細種別77には“オフライン明細”、“オンライン明細”の何れかが格納される。明細種別77が“オフライン明細”である売上明細70がオフライン売上明細、明細種別77が“オンライン明細”である売上明細70がオンライン売上明細であることになる。
格納元明細情報78は、本売上明細70が、後述するオフライン売上明細(端末格納)であるか、後述するオフライン売上明細(カード格納)であるかを示す情報であり、“カード”、“端末”の何れかが格納される。明細種別77が“オフライン明細”である場合、格納元明細情報78が“カード”であればオフライン売上明細(カード格納)、格納元明細情報78が“端末”であればオフライン売上明細(端末格納)であることになる。
詳しくは後述するが、本手法では、決済センタ10は基本的に、オフライン時のカード決済に係る売上明細を2種類受け取ることになる。1つは、あるときにオフライン状態になった決済端末20が、オフライン時に行ったカード決済に係る売上明細(上記オフライン売上明細(端末格納))を自端末内に蓄積しておき、その後オンライン状態になったときに、蓄積していたオフライン売上明細(端末格納)を決済センタ10に送信するものである。
もう1つは、オフライン状態の任意の決済端末20とカード決済を行うことで、上記決済種別66が“オフライン取引”であるカード利用履歴情報60を記憶した非接触ICカード2等が、他の決済端末20で使用されたときに、当該他の決済端末20が、当該“オフライン取引”のカード利用履歴情報60に基づいて、後述する処理により作成して決済センタ10へ送信する売上明細であり、これが上記オフライン売上明細(カード格納)である。
以下、図7〜図11の各フローチャート図を参照して、決済センタ10、決済端末20により実行される処理について説明する。
図7は決済端末20によるカード決済処理全体のフローチャート図であり、図8は図7のステップS19の「通常(オンライン)決済」処理の詳細フローチャート図であり、図9は図7のステップS18の「オフライン決済」処理の詳細フローチャート図である。
まず、図7を参照して説明する。
尚、以下の説明では、ユ−ザが非接触ICカード2を用いる場合を例にして説明するが、ユーザが携帯通信装置3を用いる場合も同様である。
図7に示すカード決済処理は、任意の決済端末20のリーダ/ライタ27に任意のユーザが自己の非接触ICカード2がタッチすることで開始されるものであり、決済端末20は、まず、ICカード2との(一般的な)相互認証処理を行う(ステップS11)。この相互認証の判定結果がNGであれば(ステップS12,NO)、利用不可のカードであるため決済を中止する(ステップS20)。相互認証の判定結果がOKであれば(ステップS12,YES)、ステップS13以降の処理に進む。
ステップS13以降の処理では、ICカード2から各種情報(上記カードID、カード固有情報50、カード利用履歴情報60等)を読取り(ステップS13)、まず、カード固有情報50によりこのICカードが有効期限内であるかを判定する(ステップS14)。有効期限切れの場合は(ステップS14,NO)、決済を中止する(ステップS20)。
有効期限内であれば(ステップS14,YES)、取引金額を算出した後(ステップS15)、自端末が決済センタ10とオンラインで接続されているかをチェックする(ステップS16)。チェックの結果、回線異常等により回線が切断された状態(オフライン状態)である等の場合には(ステップS17,YES)、ステップS18のオフライン決済処理を実行する。このオフライン決済処理については後に図9で説明する。一方、回線異常等が無く、決済センタ10との通信が正常に行える場合は(オンライン状態の場合には)(ステップS17,NO)、ステップS19の通常決済処理を実行する。この通常決済処理については後に図8で説明するが、ここで概要について説明するならば、本例の通常決済では、従来の一般的な決済処理(今回の決済に係る売上明細70の作成・蓄積、及びカード利用履歴情報60をICカード2に記憶する処理)を実行するだけでなく、場合によっては、上記の(詳しくは後述する)オフライン売上明細(カード格納)を作成して決済センタ10へ送信する処理も行う。
以下、図8に示す通常決済の処理フローチャートについて説明する。
図8の処理では、上記ステップS13で読み出した各カード利用履歴情報60の決済種別66をチェックして(ステップS31)、その決済種別66が“オフライン取引”であるカード利用履歴情報60が1つ以上存在する場合には、オフライン取引情報ありと判定して(ステップS32、YES)、ステップS33、S34の処理を実行し、その後にステップS35以降の処理(今回のカード決済に係る処理であり、一般的なカード決済処理となる)を実行する。もし、その決済種別66が“オフライン取引”であるカード利用履歴情報60が1つも無い場合には(ステップS32,NO)、そのままステップS35以降の処理を実行する。
ステップS33、S34の処理は、その決済種別66が“オフライン取引”であるカード利用履歴情報60全てを対象として繰り返し処理実行する。すなわち、まず、処理対象のカード利用履歴情報60に基づいて、上記オフライン売上明細(カード格納)を作成して決済センタ10へ送信する(ステップS33)。これは、図6に示す売上明細70のフォーマットにおいて、カード利用履歴情報60の上記符号61〜65のデータを、上記符号71,72、74〜76のデータとしてコピーし、ステップS13で読み取ったカードIDをカード番号73としてセットする。更に、「明細種別」77は“オフライン明細”とし、「格納元明細情報」78には“カード”をセットする。
また、ICカード2に記憶されている上記処理対象のカード利用履歴情報60の一部を変更する。すなわち、その決済種別66が“オフライン取引”になっているのを“オンライン取引”に書き換える(ステップS34)。これによって、このICカード2にはオフライン取引情報が無くなる(オフライン・サービス履歴情報がオンライン時サービス実行部により削除される(履歴情報が消し込まれることを含む))ので、このICカード2を更に別の決済端末20で使用されたときにステップS33、S34の処理は実行されない。つまり、オフライン売上明細(カード格納)が二重に作成されるようなことは無い。
ステップS35以降の処理は、今回のカード決済に伴う通常の決済処理であり、まず、カード残額/カード利用額を算出して、これをICカード2内のカード固有情報50のカード残額/カード利用額54に書き込むと共に、新たなカード利用履歴情報60を作成してICカード2内に記憶させる(ステップS35)。尚、当然、この新たなカード利用履歴情報60の決済種別66は“オンライン取引”とする。
次に、今回のカード決済に係る売上明細70を作成して、自端末内に蓄積する。この売上明細70の「明細種別」77は“オンライン明細”とし、「格納元明細情報」78には“端末”をセットする(ステップS36)。つまり、ステップS36の処理は、オンライン売上明細を作成・蓄積する処理である。但し、オンライン売上明細にはカード/端末の区別は必要無いので、「格納元明細情報」78には何もセットしないようにしても問題はない。
次に、以下、図9を参照して、上記ステップS18のオフライン決済処理の詳細について説明する。
図9の処理では、まず、オフライン売上明細(端末格納)を作成して自端末内に蓄積する(ステップS41)。このオフライン売上明細(端末格納)作成処理は、基本的には通常の売上明細作成処理と略同様であるが、売上明細の「明細種別」77を“オフライン明細”とし、「格納元明細情報」78には“端末”をセットする。
次に、ICカード2に、今回のカード決済に係る情報を書き込む(ステップS42)。すなわち、カード固有情報50のカード残額/カード利用額54に、今回のカード決済結果としてのカード残額/カード利用額を書き込む。更に、今回のカード決済に係るカード利用履歴情報60を生成してICカード2に書き込む。これも、基本的には従来と同様に端末取引番号、端末番号、取引日付、取引種別、取引金額等を作成して書込むものであるが、更に「決済種別」66には“オフライン取引”をセットする。
尚、決済端末20は、オフライン状態からオンライン状態へと復帰したときには、上記オフライン時に蓄積したオフライン売上明細(端末格納)を、決済センタ10へ送信する。
図10は、決済センタ10における清算処理フローチャート図である。
決済センタ10は、各決済端末20からの上記売上明細を受信すると、これを蓄積しておき、例えば定期的に図10の清算処理を実行する。これは、例えば、月締めの売上集計や、清算処理を行うために、オペレータからの指示に応じて又は予め指定された日時に、自動的に図10の清算処理を実行する。これにより、電子マネー事業者が、決済端末20が設置されている店舗や端末運用管理者に支払いを行っている。
ここで、上記のように、各決済端末20から送られてくる売上明細には、オフライン売上明細(端末格納)、オフライン売上明細(カード格納)、オンライン売上明細の3種類がある。上述してあるように、その明細種別77が“オンライン明細”の売上明細がオンライン売上明細であり、その明細種別77が“オフライン明細”の売上明細がオフライン売上明細である。そして、更に、その格納元明細情報78が“カード”のオフライン売上明細がオフライン売上明細(カード格納)であり、その格納元明細情報78が“端末”のオフライン売上明細がオフライン売上明細(端末格納)である。
尚、このうち、オンライン売上明細は、通常の売上明細を意味するので、従来通りの処理を行えば済む。
図10の処理では、まず、決済センタ10内に蓄積された売上明細からオフライン売上明細(端末格納)(カード格納)を抽出する(ステップS51)。もし、オフライン売上明細が1つも無い場合には(ステップS52、NO)、そのままステップS56の処理へ進む。オフライン売上明細が1つ以上存在する場合には(ステップS52、YES)、オフライン取引があったことを示すので、ステップS53へ進む。
そして、上記抽出したオフライン売上明細のなかから任意のオフライン売上明細(端末格納)を1つ選択する毎に、ステップS53〜S55の処理を実行する。すなわち、図には示していないが、ステップS53〜S55の処理は、抽出したオフライン売上明細(端末格納)の数だけ繰り返し実行する。
すなわち、まず、上記選択したオフライン売上明細(端末格納)に対応するオフライン売上明細(カード格納)が、上記抽出したオフライン売上明細のなかにあるか否かを判定する(ステップS53)。つまり、任意のカード決済に係る2種類のオフライン売上明細が揃っているか否かを確認する。これは例えば、その端末番号71及び端末取引番号73が、選択したオフライン売上明細(端末格納)の同一であるオフライン売上明細(カード格納)が存在するか否かを判定する。各カード決済は、端末番号71及び端末取引番号73によって識別可能であり、同じカード決済に係る売上明細は端末番号71及び端末取引番号73が同一であるからである。
そして、上記選択したオフライン売上明細(端末格納)と同じカード決済に係るオフライン売上明細(カード格納)が存在する場合には(ステップS53,YES)、ステップS55へ進む。
ステップS55の処理は、上記選択したオフライン売上明細(端末格納)をオンライン売上明細に変更して蓄積する処理である。具体的には、上記選択したオフライン売上明細(端末格納)の「明細種別」77を“オンライン明細”に変更する。これにより、決済サーバ10は、このオンライン売上明細を元に、後のステップS56以降の処理により清算を行うことが出来る。尚、ステップS55の処理の際に、上記選択したオフライン売上明細(端末格納)に対応するオフライン売上明細(カード格納)は削除する。
一方、対応するオフライン売上明細(カード格納)が見つからない場合には(ステップS53、NO)ステップS54へ進み、ステップS54の判定がYESであれば上記ステップS55の処理を実行する。
ステップS54の処理は、オフラインの決済端末20で使用されたICカード2が、その後使用されないケースを考慮した処理である。すなわち、ステップS54では、上記対応するオフライン売上明細(カード格納)が無いオフライン売上明細(端末格納)が、決済センタ10内に一定期間以上蓄積されているか否かを判定し、一定期間以上蓄積されていた場合には(ステップS54,YES)、上記ステップS55の処理を実行する。
また、ステップS54の判定がNOとなる場合でも、その後、当該オフライン売上明細(端末格納)が蓄積されてから一定期間以上経過したときに当該図10の処理が実行されたときには、ステップS54の判定はYESとなる。あるいは、その前に、対応するオフライン売上明細(カード格納)が新たに蓄積されることで、ステップS53の判定がYESになるかもしれない。何れにしても、何れは必ず、清算処理が行われることになる。これにより、決済サーバ10は、オフライン売上明細に関しても確実に清算処理を行うことが出来る。
また、上記の例は、オフライン売上明細(端末格納)はあるがオフライン売上明細(カード格納)が無い場合を例にしたが、逆であってもよい。つまり、オフライン売上明細(カード格納)はあるが、これに対応するオフライン売上明細(端末格納)が無い場合であっても(例えば後述するステップS63の判定を行って判定結果がNOの場合等)、上記と同様に、オフライン売上明細(カード格納)が一定期間以上蓄積されていた場合には、このオフライン売上明細(カード格納)をオンライン売上明細にすることで、清算処理を行えるようにしてもよい。つまり、2種類のオフライン売上明細のどちらか一方しか無い場合でもあっても、それが一定期間以上蓄積されていた場合には(この条件に限らないが)、清算処理を行うようにする。
基本的には2種類のオフライン売上明細を照合することで、信頼性の高い清算処理を行うようにするが、ユーザがオフライン決済後に自己のICカード2を使用しない等のイレギュラーな事態が生じた場合でも、清算処理が行われるので、店舗側への支払いが滞る等の問題が生じる可能性を低くでき、ユーザや店舗側のリスクを最小限に抑えることができる。
ステップS56以降の処理は、従来の一般的な清算処理と略同様であってよく、簡単に説明するならば、まず、蓄積された売上明細のなかからオンライン売上明細を抽出する(ステップS56)。もし、ステップS55の処理が実行されていたなら、抽出されたオンライン売上明細のなかに、オフライン売上明細(端末格納)がオンライン売上明細に変更されたものが含まれていることになる。
もし、オンライン売上明細が1つも無いならば(ステップS57、NO)、そのまま本処理は終了する。オンライン売上明細が1つ以上抽出されたならば(ステップS57,YES)、抽出した各オンライン売上明細毎に所定の清算処理を実行し(ステップS58)、清算処理が終了したオンライン売上明細は削除する(ステップS59)。
上述したように、本手法によれば、決済サーバ10は、任意の決済端末20がオフライン時に実行したカード決済に関しても、確実に清算処理を行うことが出来る。これにより、決済端末20はオフライン時にもカード決済を行うことができ、回線トラブル等があった場合でも従来のように決済端末20が運用停止するようなことはなく問題なく運用続行できる。
また、従来では上記のように、特に決済端末20が自動販売機等の場合には、回線トラブル等が直ぐに分からず対応が遅れるケースも有ったが、本手法では、以下に説明するように、決済センタ10が回線異常を検知する事が出来る。
すなわち、基本的には、蓄積された売上明細からオフライン売上明細(カード格納)を抽出し、その端末番号71によって回線異常の決済端末20を特定して、回線異常のアラームを表示する。これにより、専用の故障検出装置を設けることなく、回線異常を検知する事が出来る。この処理の一例を図11に示す。
図11は、決済センタ10における回線異常判定処理のフローチャート図である。
図11において、決済センタ10は、まず、上記ステップS51と同様に、決済センタ10内に蓄積された売上明細からオフライン売上明細を抽出する(ステップS61)。もし、オフライン売上明細が1つも無い場合には(ステップS62、NO)、そのまま本処理は終了する。オフライン売上明細が1つ以上存在する場合には(ステップS62、YES)、オフライン取引があったことを示すので、ステップS63へ進む。
ステップS63では、抽出したオフライン売上明細のなかにオフライン売上明細(カード格納)が1つ以上ある場合には、各オフライン売上明細(カード格納)毎に、それに対応するオフライン売上明細(端末格納)が、上記抽出したオフライン売上明細のなかにあるか否かを判定する。尚、もしオフライン売上明細(カード格納)が1つも無い場合には、そのまま本処理は終了する。
オフライン売上明細(端末格納)は、上記の通り、回線異常等によりオフライン状態になった決済端末20が、その後、復旧する等してオフライン状態にならないと、決済センタ10に送られてこないので、オフライン売上明細(端末格納)が存在するということは、現在は回線異常等ではないと考えられる。よって、全てのオフライン売上明細(カード格納)について、それに対応するオフライン売上明細(端末格納)が存在するならば(ステップS63,YES)、アラーム表示等を行うことなく、そのまま本処理は終了する。
一方、対応するオフライン売上明細(端末格納)が存在しないオフライン売上明細(カード格納)が1つ以上あった場合には(ステップS63,NO)、このオフライン売上明細(カード格納)の端末番号71によって特定される決済端末20は、未だ回線異常等から復旧しておらず、異常状態のままであることになるので、この端末番号71の決済端末20に回線異常等がある旨等を通知する為のアラームを表示する(ステップS64)。
これにより、回線異常が発生した事及びそれがどの決済端末20であるのかを、オペレータ等に通知する事が出来るので、復旧への対応がスムーズに行う事ができる。
尚、回線異常(アラーム)の表示は、オペレータなどにより復旧した事を確認してから、アラームを解除するなどの作業を行う。
尚、図11の処理は、例えば、図10の処理を実行する際に、当該図10の処理の前に行う。この例に限らないが、図10のステップS55の処理が行われると、オフライン売上明細(端末格納)がオンライン売上明細になってしまうので、その前に、図11の処理を実行することが望ましい。
上述したように、本手法によれば、回線トラブルにより決済端末がオフライン状態になった場合でも、販売機会を損失せずにICカードによる決済ができる。また、オフライン決済を行ったICカードが、その後利用されなくとも、最終的に清算業務を行う事が出来る為、店舗側などへ未払いリスクを抑える事ができるなどの効果がある。
また、特に決済端末が自動販売機などの無人端末である場合に、端末のオンライン異常などを自動的に判定して通知する事ができ、迅速に復旧させることが可能となる。
本例の決済システム全体の概略構成例を示す図である。 (a)は非接触ICカード、(b)は携帯通信端末の構成例を示す図である。 決済センタの構成例を示す図である。 決済端末の構成例を示す図である。 (a)はカード固有情報、(b)はカード利用履歴情報の一例である。 売上明細データのデータ構成図である。 決済端末によるカード決済処理全体のフローチャート図である。 図7のステップS19の「通常決済」処理の詳細フローチャート図である。 図7のステップS18の「オフライン決済」処理の詳細フローチャート図である。 決済センタにおける清算処理フローチャート図である。 決済センタにおける回線異常判定処理のフローチャート図である。
符号の説明
1 ネットワーク
2 非接触ICカード
3 携帯通信装置
10 決済センタ
11 CPU
12 メモリ
13 入力部
14 出力部
15 記憶部
16 記録媒体駆動部
17 ネットワーク接続部
18 バス
19 可搬型記録媒体
19a FD(フレキシブル・ディスク)
19b CD−ROM
20 決済端末
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 通信部
25 表示部
26 操作部
27 リーダ/ライタ
28 アンテナ
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 カード通信部
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 通信部
45 表示部
46 操作部
47 カード通信部
48 アンテナ
50 カード固有情報
51 カード番号
52 カード発行年月日
53 カード有効年月日(有効期限)
54 カード残額/カード利用額
60 カード利用履歴情報
61 端末番号
62 端末取引番号
63 取引日時
64 取引種別
65 取引金額
66 決済種別
70 売上明細
71 端末番号
72 端末取引番号
73 カード番号
74 取引日時
75 取引種別
76 取引金額
77 明細種別
78 格納元明細情報

Claims (10)

  1. 任意のICカードとの通信を行って所定のサービス処理を実行する複数のサービス端末と、該各サービス端末とオンライン接続されたサービス管理センタからなるシステムであって、前記各サービス端末が、前記実行したサービス処理に係るサービス履歴情報を前記ICカードに記憶すると共に該実行したサービス処理に係る明細情報を前記サービス管理センタへ送信し、該サービス管理センタが該明細情報に基づいて所定の一括処理を実行するシステムにおいて、
    前記サービス端末は、
    前記任意のICカードに対するサービス処理を実行する際、自端末がオフライン状態であるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段によりオフライン状態であると判定された場合、該オフライン時に実行した前記サービス処理に係る前記明細情報、サービス履歴情報として第1のオフライン明細情報、オフライン・サービス履歴情報を生成して、該第1のオフライン明細情報を蓄積すると共に該オフライン・サービス履歴情報を前記ICカードに記憶するオフライン時サービス処理実行手段と、
    前記オフライン状態からオンライン状態に復旧したときに、前記蓄積した第1のオフライン明細情報を前記サービス管理センタへ送信する送信手段と、
    前記判定手段によりオフライン状態ではないと判定された場合、該ICカードに前記オフライン・サービス履歴情報が記憶されている場合には、該オフライン・サービス履歴情報に基づいて第2のオフライン明細情報を生成して前記サービス管理センタへ送信するオンライン時サービス処理実行手段とを有し、
    前記サービス管理センタは、前記オフライン状態で実行されたサービス処理に関しては、前記第1のオフライン明細情報と前記第2のオフライン明細情報の両方を受信した場合に該明細情報に基づいて前記所定の一括処理を実行する一括処理実行手段を有することを特徴とするICカード・サービスシステム。
  2. 前記一括処理実行手段は、前記第1のオフライン明細情報と前記第2のオフライン明細情報の両方を受信しない場合であっても、どちらか一方のオフライン明細情報を受信・蓄積後に一定期間経過した場合には、該オフライン明細情報に基づいて前記所定の一括処理を実行することを特徴とする請求項1記載のICカード・サービスシステム。
  3. 前記サービス管理センタは、受信した前記第2のオフライン明細情報毎に、該第2のオフライン明細情報に対応する前記第1のオフライン明細情報があるか否かを判定し、対応する第1のオフライン明細情報が無い場合には、該第2のオフライン明細情報に基づいてオフライン状態となっているサービス端末を特定して報知する回線異常判定・報知手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2記載のICカード・サービスシステム。
  4. 前記サービス端末は電子マネー決済を行う決済端末であり、前記サービス処理は電子マネー決済処理であり、前記明細情報は売上明細であり、前記所定の一括処理は清算処理であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のICカード・サービスシステム。
  5. 前記オンライン時サービス処理実行手段は、前記第2のオフライン明細情報の生成・送信後、該第2のオフライン明細情報の生成元となった前記オフライン・サービス履歴情報を前記ICカードから削除することを特徴とする請求項1記載のICカード・サービスシステム。
  6. 任意のICカードとの通信を行って所定のサービス処理を実行する複数のサービス端末と、該各サービス端末とオンライン接続されたサービス管理センタからなるシステムであって、前記各サービス端末が、前記実行したサービス処理に係るサービス履歴情報を前記ICカードに記憶すると共に該実行したサービス処理に係る明細情報を前記サービス管理センタへ送信し、該サービス管理センタが該明細情報に基づいて所定の一括処理を実行するシステムにおける前記サービス端末であって、
    前記任意のICカードに対するサービス処理を実行する際、自端末がオフライン状態であるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段によりオフライン状態であると判定された場合、該オフライン時に実行した前記サービス処理に係る前記明細情報、サービス履歴情報として第1のオフライン明細情報、オフライン・サービス履歴情報を生成して、該第1のオフライン明細情報を蓄積すると共に該オフライン・サービス履歴情報を前記ICカードに記憶するオフライン時サービス処理実行手段と、
    前記オフライン状態からオンライン状態に復旧したときに、前記蓄積した第1のオフライン明細情報を前記サービス管理センタへ送信する送信手段と、
    前記判定手段によりオフライン状態ではないと判定された場合、該ICカードに前記オフライン・サービス履歴情報が記憶されている場合には、該オフライン・サービス履歴情報に基づいて第2のオフライン明細情報を生成して前記サービス管理センタへ送信するオンライン時サービス処理実行手段と、
    を有することを特徴とするICカード・サービスシステムのサービス端末。
  7. 任意のICカードとの通信を行って所定のサービス処理を実行する複数のサービス端末と、該各サービス端末とオンライン接続されたサービス管理センタからなるシステムであって、前記各サービス端末が、前記実行したサービス処理に係るサービス履歴情報を前記ICカードに記憶すると共に該実行したサービス処理に係る明細情報を前記サービス管理センタへ送信し、該サービス管理センタが該明細情報に基づいて所定の一括処理を実行するシステムにおける前記サービス管理センタであって
    任意の前記サービス端末がオフライン状態で実行したサービス処理に関して、該サービス端末がオンライン状態に復旧することで送信してくる第1のオフライン明細情報と、該サービス端末により前記オフライン時のサービス処理を実行された任意の前記ICカードが他の任意のサービス端末で利用されることで該他のサービス端末が送信してくる第2のオフライン明細情報の両方を受信した場合に、該明細情報に基づいて前記所定の一括処理を実行する一括処理実行手段を有することを特徴とするICカード・サービスシステムのサービス管理センタ。
  8. 前記一括処理実行手段は、前記第1のオフライン明細情報と前記第2のオフライン明細情報の両方を受信しない場合であっても、どちらか一方のオフライン明細情報を受信・蓄積後に一定期間経過した場合には、該オフライン明細情報に基づいて前記所定の一括処理を実行することを特徴とする請求項7記載のICカード・サービスシステムのサービス管理センタ。
  9. 任意のICカードとの通信を行って所定のサービス処理を実行する複数のサービス端末と、該各サービス端末とオンライン接続されたサービス管理センタからなるシステムであって、前記各サービス端末が、前記実行したサービス処理に係るサービス履歴情報を前記ICカードに記憶すると共に該実行したサービス処理に係る明細情報を前記サービス管理センタへ送信し、該サービス管理センタが該明細情報に基づいて所定の一括処理を実行するシステムにおける前記サービス端末のコンピュータを、
    前記任意のICカードに対するサービス処理を実行する際、自端末がオフライン状態であるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段によりオフライン状態であると判定された場合、該オフライン時に実行した前記サービス処理に係る前記明細情報、サービス履歴情報として第1のオフライン明細情報、オフライン・サービス履歴情報を生成して、該第1のオフライン明細情報を蓄積すると共に該オフライン・サービス履歴情報を前記ICカードに記憶するオフライン時サービス処理実行手段と、
    前記オフライン状態からオンライン状態に復旧したときに、前記蓄積した第1のオフライン明細情報を前記サービス管理センタへ送信する送信手段と、
    前記判定手段によりオフライン状態ではないと判定された場合、該ICカードに前記オフライン・サービス履歴情報が記憶されている場合には、該オフライン・サービス履歴情報に基づいて第2のオフライン明細情報を生成して前記サービス管理センタへ送信するオンライン時サービス処理実行手段、
    として機能させるためのプログラム。
  10. 任意のICカードとの通信を行って所定のサービス処理を実行する複数のサービス端末と、該各サービス端末とオンライン接続されたサービス管理センタからなるシステムであって、前記各サービス端末が、前記実行したサービス処理に係るサービス履歴情報を前記ICカードに記憶すると共に該実行したサービス処理に係る明細情報を前記サービス管理センタへ送信し、該サービス管理センタが該明細情報に基づいて所定の一括処理を実行するシステムにおける前記サービス管理センタのコンピュータを、
    任意の前記サービス端末がオフライン状態で実行したサービス処理に関して、該サービス端末がオンライン状態に復旧することで送信してくる第1のオフライン明細情報と、該サービス端末により前記オフライン時のサービス処理を実行された任意の前記ICカードが他の任意のサービス端末で利用されることで該他のサービス端末が送信してくる第2のオフライン明細情報の両方を受信した場合に、該明細情報に基づいて前記所定の一括処理を実行する一括処理実行手段、
    として機能させるためのプログラム。
JP2008187731A 2008-07-18 2008-07-18 Icカード・サービスシステム、そのサービス管理センタ、サービス端末、プログラム Withdrawn JP2010026811A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008187731A JP2010026811A (ja) 2008-07-18 2008-07-18 Icカード・サービスシステム、そのサービス管理センタ、サービス端末、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008187731A JP2010026811A (ja) 2008-07-18 2008-07-18 Icカード・サービスシステム、そのサービス管理センタ、サービス端末、プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010026811A true JP2010026811A (ja) 2010-02-04

Family

ID=41732588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008187731A Withdrawn JP2010026811A (ja) 2008-07-18 2008-07-18 Icカード・サービスシステム、そのサービス管理センタ、サービス端末、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010026811A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012038234A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Sony Corp 温室効果ガス排出量または削減量の管理装置および管理方法
JP2015005135A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 読取装置、読取方法、プログラム及び認証システム
JP2015038692A (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 楽天株式会社 受付装置、受付装置の制御方法、及びプログラム
JP2016004454A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 株式会社デンソーウェーブ 決済システム
JP5866615B1 (ja) * 2015-01-15 2016-02-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 取引処理システム、取引処理方法、取引処理装置、取引通信端末及びプログラム
JP5866616B1 (ja) * 2015-01-15 2016-02-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 取引処理システム、取引処理方法、取引処理装置及びプログラム
JP2017513122A (ja) * 2014-03-26 2017-05-25 グーグル インコーポレイテッド 安全なオフライン支払いシステム
KR20180090827A (ko) * 2015-11-18 2018-08-13 이투인터액티브 인코포레이티드 로컬거래 인증용 네트웍 브리지
US10192214B2 (en) 2013-03-11 2019-01-29 Google Llc Pending deposit for payment processing system
WO2019163682A1 (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 本田技研工業株式会社 バッテリ管理システム及びバッテリ管理方法
JP2020074187A (ja) * 2013-09-30 2020-05-14 ジン ジョン,ヘ スマート機器を利用してカード決済サービスを提供するためのシステム及びその方法
CN111754222A (zh) * 2019-03-26 2020-10-09 株式会社咕嘟妈咪 结算支持系统、结算支持方法和记录介质
WO2023063017A1 (ja) * 2021-10-14 2023-04-20 株式会社日立製作所 決済支援システム

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102375999A (zh) * 2010-08-11 2012-03-14 索尼公司 温室气体排放量或减少量的管理装置以及管理方法
JP2012038234A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Sony Corp 温室効果ガス排出量または削減量の管理装置および管理方法
CN102375999B (zh) * 2010-08-11 2016-08-03 索尼公司 温室气体排放量或减少量的管理装置以及管理方法
US10192214B2 (en) 2013-03-11 2019-01-29 Google Llc Pending deposit for payment processing system
JP2015005135A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 読取装置、読取方法、プログラム及び認証システム
JP2015038692A (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 楽天株式会社 受付装置、受付装置の制御方法、及びプログラム
JP2020074187A (ja) * 2013-09-30 2020-05-14 ジン ジョン,ヘ スマート機器を利用してカード決済サービスを提供するためのシステム及びその方法
JP2017513122A (ja) * 2014-03-26 2017-05-25 グーグル インコーポレイテッド 安全なオフライン支払いシステム
JP2016004454A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 株式会社デンソーウェーブ 決済システム
JP5866616B1 (ja) * 2015-01-15 2016-02-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 取引処理システム、取引処理方法、取引処理装置及びプログラム
JP5866615B1 (ja) * 2015-01-15 2016-02-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 取引処理システム、取引処理方法、取引処理装置、取引通信端末及びプログラム
CN108463830B (zh) * 2015-11-18 2022-06-14 e2因特莱科迪伏有限公司 用于本地交易授权的网桥
JP2018537778A (ja) * 2015-11-18 2018-12-20 イー2インタラクティブ,インコーポレーテッド・ディー/ビー/エー・イー2インタラクティブ,インコーポレーテッド ローカル取引認可のためのネットワークブリッジ
KR20180090827A (ko) * 2015-11-18 2018-08-13 이투인터액티브 인코포레이티드 로컬거래 인증용 네트웍 브리지
CN108463830A (zh) * 2015-11-18 2018-08-28 e2因特莱科迪伏有限公司 用于本地交易授权的网桥
KR102113938B1 (ko) * 2015-11-18 2020-05-21 이투인터액티브 인코포레이티드 국부적 거래승인을 위한 네트웍 브리지
JP7114462B2 (ja) 2015-11-18 2022-08-08 イー2インタラクティブ,インコーポレーテッド・ディー/ビー/エー・イー2インタラクティブ,インコーポレーテッド ローカル取引認可のためのネットワークブリッジ
JP2020184352A (ja) * 2015-11-18 2020-11-12 イー2インタラクティブ,インコーポレーテッド・ディー/ビー/エー・イー2インタラクティブ,インコーポレーテッド ローカル取引認可のためのネットワークブリッジ
JP7089553B2 (ja) 2015-11-18 2022-06-22 イー2インタラクティブ,インコーポレーテッド・ディー/ビー/エー・イー2インタラクティブ,インコーポレーテッド ローカル取引認可のためのネットワークブリッジ
WO2019163682A1 (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 本田技研工業株式会社 バッテリ管理システム及びバッテリ管理方法
JPWO2019163682A1 (ja) * 2018-02-23 2021-02-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 バッテリ管理システム及びバッテリ管理方法
JP7289062B2 (ja) 2018-02-23 2023-06-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 バッテリ管理システム及びバッテリ管理方法
CN111754222A (zh) * 2019-03-26 2020-10-09 株式会社咕嘟妈咪 结算支持系统、结算支持方法和记录介质
WO2023063017A1 (ja) * 2021-10-14 2023-04-20 株式会社日立製作所 決済支援システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010026811A (ja) Icカード・サービスシステム、そのサービス管理センタ、サービス端末、プログラム
US20070226135A1 (en) Monetary Terminal Processing Server, Monetary Terminal Processing Method, Monetary Terminal, Arithmetic Instruction Input and Amount Change Information Input Unit
US9600981B2 (en) User terminal system
US10685339B2 (en) Check-out system, including merchandise registration apparatus and payment apparatus, and electronic receipt management server
US10515354B1 (en) Discounted card not present rates following failed card present attempts
JP6368446B1 (ja) 決済制御装置、決済システムおよび決済制御装置の制御プログラム
JP2008146594A (ja) 電子マネーシステム、金額変更情報送信装置、サーバ、及び金額変更情報送信方法
JP2009217599A (ja) 現金自動取引装置、管理サーバ装置、現金自動取引システム及び現金自動取引方法
KR100914798B1 (ko) 거래 데이터 관리 시스템 및 방법
JP5282339B2 (ja) 金額変更情報送信装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP3570341B2 (ja) 釣銭管理システムおよび金銭管理方法
CN106980973B (zh) 缴费验证系统与缴费验证方法
EP3379476A1 (en) Register system
JP6342321B2 (ja) 発券機およびサーバ
JP7093374B2 (ja) 取引処理装置、取引処理方法、及び取引処理プログラム
KR102541282B1 (ko) 쿠폰 연동형 전자영수증 발행 시스템 및 방법
CN114066648B (zh) 一种跨服务多业务类型数据处理方法及相关设备
JP7486780B2 (ja) 決済端末装置、決済システム、及び商品販売データ処理装置
KR102563463B1 (ko) 전자쿠폰 기반의 포인트 상품 구매 장치
JP6852829B1 (ja) 経路管理システム、経路管理方法及びプログラム
US20210019222A1 (en) Method of controlling information processor, non-transitory controller-readable medium storing program, and communication system
JP2023043624A (ja) サーバ装置、決済結果通知システムおよびプログラム
WO2019139480A2 (en) Device with a network connection to a (cloud) server for coupling a cash drawer, a point of sale (pos) system and various peripherals, for integrating sales- and payment transactions for managing, monitoring, reporting and securing counter sales
JP2021149764A (ja) 電子マネー管理システムおよびチャージ処理装置
JP2023041279A (ja) 電子決済システム、決済受付装置、読取装置、エラー原因推定方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20111004