JP2023041279A - 電子決済システム、決済受付装置、読取装置、エラー原因推定方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】カード媒体の読み取りエラーの原因の推定精度を高める。【解決手段】少なくともカード媒体から読み取った情報に基づく電子決済を受け付ける、複数の決済受付装置と、電子決済を実行する決済センター、又は、決済センターと複数の決済受付装置との通信を中継する決済中継センターとを有する電子決済システムであり、複数の決済受付装置は、カード媒体の読み取り時に発生したエラーに関する情報を、エラー情報として決済センター、又は、決済中継センターに送信し、決済センター、又は、決済中継センターは、決済受付装置から受信されるエラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する。【選択図】図5
Description
本発明は、電子決済システム、決済受付装置、読取装置、エラー原因推定方法及びプログラムに関する。
電子決済はキャッシュレス決済とも呼ばれ、新しい手段も続々と登場している。一方で、クレジットカードやデビットカード等のICチップ付きのカード媒体(以下「接触型カード媒体」という)も、依然として多く用いられている。
接触型カード媒体を用いる電子決済の特徴は、カード情報の読み取りに際し、ICチップを読取装置等の端子に接触させることである。
接触型カード媒体を用いる電子決済の特徴は、カード情報の読み取りに際し、ICチップを読取装置等の端子に接触させることである。
割賦販売法の改正により、現在、読取装置等への接触型カード媒体の挿入は、ユーザ自身が行う必要がある。このためか、電子決済時における接触型カード媒体の読取エラーの増加が報告されている。
一方で、読取エラーの原因は多岐にわたる。読取エラーの原因は、概略、操作方法、接触型カード媒体、読取装置に分類されるが、多くの場合、原因の特定が難しい。このため、現場の負担が増えている。なお、原因は異なるが、ICチップの情報を非接触で読み出す非のカード媒体(以下「非接触型カード媒体」という)においても、読取エラーの原因の特定が課題となっている。以下では、接触型カード媒体と非接触型カード媒体を総称して「カード媒体」という。
一方で、読取エラーの原因は多岐にわたる。読取エラーの原因は、概略、操作方法、接触型カード媒体、読取装置に分類されるが、多くの場合、原因の特定が難しい。このため、現場の負担が増えている。なお、原因は異なるが、ICチップの情報を非接触で読み出す非のカード媒体(以下「非接触型カード媒体」という)においても、読取エラーの原因の特定が課題となっている。以下では、接触型カード媒体と非接触型カード媒体を総称して「カード媒体」という。
本発明は、カード媒体の読み取りエラーの原因の推定精度を高めることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、少なくともカード媒体から読み取った情報に基づく電子決済を受け付ける、複数の決済受付装置と、電子決済を実行する決済センター、又は、当該決済センターと複数の前記決済受付装置との通信を中継する決済中継センターと、を有する電子決済システムであって、複数の前記決済受付装置は、カード媒体の読み取り時に発生したエラーに関する情報を、エラー情報として前記決済センター、又は、前記決済中継センターに送信し、前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、前記決済受付装置から受信される前記エラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する、電子決済システムである。
請求項2に記載の発明は、前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、新たに受信した前記エラー情報に対応するエラーの原因を、当該エラー情報の送信元である前記決済受付装置に通知する、請求項1に記載の電子決済システムである。
請求項3に記載の発明は、前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、複数の前記決済受付装置から受信された複数の前記エラー情報を記憶する記憶部を有し、前記記憶部に記憶されている複数の前記エラー情報を分析し、分析の結果をエラーの原因の推定処理に反映する情報を、複数の前記決済受付装置に送信する、請求項1又は2に記載の電子決済システムである。
請求項4に記載の発明は、前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった前記決済受付装置から、初回の読み取り時には、情報を全く読み取れない旨を示す前記エラー情報が受信される一方、二回目の読み取り時には、当該エラー情報が受信されなかった場合、エラーの原因として、カード媒体の挿入方向に関する誤りを推定する、請求項1又は2に記載の電子決済システムである。
請求項5に記載の発明は、前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった前記決済受付装置から、特定のカード媒体についての読み取りでは、毎回、情報を全く読み取れない旨を示す前記エラー情報が受信される一方で、他のカード媒体についての読み取りでは、当該エラー情報が受信されなかった場合、エラーの原因として、カード媒体に固有のエラーを推定する、請求項1又は2に記載の電子決済システムである。
請求項6に記載の発明は、前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった前記決済受付装置から、初回の読み取り時には、部分的に情報を読み取れた旨を示す前記エラー情報が受信される一方、二回目の読み取り時には当該エラー情報が受信されなかった場合、エラーの原因として、カード媒体の差し込み時間の不十分さを推定する、請求項1又は2に記載の電子決済システムである。
請求項7に記載の発明は、少なくともカード媒体から情報を読み取る読取部、又は、カード媒体から情報を読み取る読取装置と接続される接続部と、当該情報に基づく電子決済を受け付ける処理部と、を有する決済受付装置であって、前記読取部が、カード媒体の読み取りに関するエラー情報を生成すると、又は、前記接続部が、カード媒体の読み取りに関するエラー情報を前記読取装置から受信すると、前記処理部は、前記エラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する、決済受付装置である。
請求項8に記載の発明は、前記処理部は、電子決済を実行する決済センター、又は、当該決済センターと自装置との通信を中継する決済中継センターに対し、前記エラー情報を送信する、請求項7に記載の決済受付装置である。
請求項9に記載の発明は、前記処理部は、前記決済センター又は前記決済中継センター又は前記読取装置から受信したエラーの原因を表示部に表示する、請求項8に記載の決済受付装置である。
請求項10に記載の発明は、前記処理部は、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、初回の読み取り時には、情報を全く読み取れない旨を示すエラー情報を受け付ける一方、二回目の読み取り時には、読み取りエラーが発生しなかった場合、エラーの原因として、カード媒体の挿入方向に関する誤りを推定する、請求項7に記載の決済受付装置である。
請求項11に記載の発明は、前記処理部は、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、特定のカード媒体についての読み取りでは、毎回、情報を全く読み取れない旨を示すエラー情報を受け付ける一方、他のカード媒体についての読み取りでは、読み取りエラーが発生しなかった場合、エラーの原因として、カード媒体に固有のエラーを推定する、請求項7に記載の決済受付装置である。
請求項12に記載の発明は、前記処理部は、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、初回の読み取り時には、部分的に情報を読み取れた旨を示すエラー情報を受け付ける一方、二回目の読み取り時には、読み取りエラーが発生しなかった場合、エラーの原因として、カードの差し込み時間の不十分さを推定する、請求項7に記載の決済受付装置である。
請求項13に記載の発明は、電子決済を受け付ける決済受付装置と通信可能に接続され、カード媒体から情報を読み取る読取装置であって、カード媒体の読み取りエラーに関するエラー情報を生成する生成部と、前記生成部により生成された前記エラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する推定部とを有する読取装置である。
請求項14に記載の発明は、前記推定部は、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、初回の読み取り時には、情報を全く読み取れない旨を示すエラー情報を受け付ける一方、二回目の読み取り時には、読み取りエラーが発生しなかった場合、エラーの原因として、カード媒体の挿入方向に関する誤りを推定する、請求項13に記載の読取装置である。
請求項15に記載の発明は、前記推定部は、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、特定のカード媒体についての読み取りでは、毎回、情報を全く読み取れない旨を示すエラー情報を受け付ける一方、他のカード媒体についての読み取りでは、読み取りエラーが発生しなかった場合、エラーの原因として、カード媒体に固有のエラーを推定する、請求項13に記載の読取装置である。
請求項16に記載の発明は、前記推定部は、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、初回の読み取り時には、部分的に情報を読み取れた旨を示すエラー情報を受け付ける一方、二回目の読み取り時には、読み取りエラーが発生しなかった場合、エラーの原因として、カード媒体の差し込み時間の不十分さを推定する、請求項13に記載の読取装置である。
請求項17に記載の発明は、少なくともカード媒体から読み取った情報に基づく電子決済を受け付ける複数の決済受付装置と通信可能に接続される、電子決済を実行する決済センター、又は、当該決済センターと複数の当該決済受付装置との通信を中継する決済中継センターにおいて実行されるエラー原因推定方法であって、前記決済受付装置から受信されるエラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する処理を有するエラー原因推定方法である。
請求項18に記載の発明は、少なくともカード媒体から読み取った情報に基づく電子決済を受け付ける決済受付装置のコンピュータに、カード媒体の読み取りエラーに関するエラー情報を生成する、又は、受け付ける機能と、前記エラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する機能と、を実現するためのプログラムである。
請求項19に記載の発明は、電子決済を受け付ける決済受付装置と通信可能に接続され、カード媒体から情報を読み取る読取装置のコンピュータに、カード媒体の読み取りエラーに関するエラー情報を生成する機能と、前記エラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する機能とを実現するためのプログラムである。
請求項2に記載の発明は、前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、新たに受信した前記エラー情報に対応するエラーの原因を、当該エラー情報の送信元である前記決済受付装置に通知する、請求項1に記載の電子決済システムである。
請求項3に記載の発明は、前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、複数の前記決済受付装置から受信された複数の前記エラー情報を記憶する記憶部を有し、前記記憶部に記憶されている複数の前記エラー情報を分析し、分析の結果をエラーの原因の推定処理に反映する情報を、複数の前記決済受付装置に送信する、請求項1又は2に記載の電子決済システムである。
請求項4に記載の発明は、前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった前記決済受付装置から、初回の読み取り時には、情報を全く読み取れない旨を示す前記エラー情報が受信される一方、二回目の読み取り時には、当該エラー情報が受信されなかった場合、エラーの原因として、カード媒体の挿入方向に関する誤りを推定する、請求項1又は2に記載の電子決済システムである。
請求項5に記載の発明は、前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった前記決済受付装置から、特定のカード媒体についての読み取りでは、毎回、情報を全く読み取れない旨を示す前記エラー情報が受信される一方で、他のカード媒体についての読み取りでは、当該エラー情報が受信されなかった場合、エラーの原因として、カード媒体に固有のエラーを推定する、請求項1又は2に記載の電子決済システムである。
請求項6に記載の発明は、前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった前記決済受付装置から、初回の読み取り時には、部分的に情報を読み取れた旨を示す前記エラー情報が受信される一方、二回目の読み取り時には当該エラー情報が受信されなかった場合、エラーの原因として、カード媒体の差し込み時間の不十分さを推定する、請求項1又は2に記載の電子決済システムである。
請求項7に記載の発明は、少なくともカード媒体から情報を読み取る読取部、又は、カード媒体から情報を読み取る読取装置と接続される接続部と、当該情報に基づく電子決済を受け付ける処理部と、を有する決済受付装置であって、前記読取部が、カード媒体の読み取りに関するエラー情報を生成すると、又は、前記接続部が、カード媒体の読み取りに関するエラー情報を前記読取装置から受信すると、前記処理部は、前記エラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する、決済受付装置である。
請求項8に記載の発明は、前記処理部は、電子決済を実行する決済センター、又は、当該決済センターと自装置との通信を中継する決済中継センターに対し、前記エラー情報を送信する、請求項7に記載の決済受付装置である。
請求項9に記載の発明は、前記処理部は、前記決済センター又は前記決済中継センター又は前記読取装置から受信したエラーの原因を表示部に表示する、請求項8に記載の決済受付装置である。
請求項10に記載の発明は、前記処理部は、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、初回の読み取り時には、情報を全く読み取れない旨を示すエラー情報を受け付ける一方、二回目の読み取り時には、読み取りエラーが発生しなかった場合、エラーの原因として、カード媒体の挿入方向に関する誤りを推定する、請求項7に記載の決済受付装置である。
請求項11に記載の発明は、前記処理部は、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、特定のカード媒体についての読み取りでは、毎回、情報を全く読み取れない旨を示すエラー情報を受け付ける一方、他のカード媒体についての読み取りでは、読み取りエラーが発生しなかった場合、エラーの原因として、カード媒体に固有のエラーを推定する、請求項7に記載の決済受付装置である。
請求項12に記載の発明は、前記処理部は、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、初回の読み取り時には、部分的に情報を読み取れた旨を示すエラー情報を受け付ける一方、二回目の読み取り時には、読み取りエラーが発生しなかった場合、エラーの原因として、カードの差し込み時間の不十分さを推定する、請求項7に記載の決済受付装置である。
請求項13に記載の発明は、電子決済を受け付ける決済受付装置と通信可能に接続され、カード媒体から情報を読み取る読取装置であって、カード媒体の読み取りエラーに関するエラー情報を生成する生成部と、前記生成部により生成された前記エラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する推定部とを有する読取装置である。
請求項14に記載の発明は、前記推定部は、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、初回の読み取り時には、情報を全く読み取れない旨を示すエラー情報を受け付ける一方、二回目の読み取り時には、読み取りエラーが発生しなかった場合、エラーの原因として、カード媒体の挿入方向に関する誤りを推定する、請求項13に記載の読取装置である。
請求項15に記載の発明は、前記推定部は、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、特定のカード媒体についての読み取りでは、毎回、情報を全く読み取れない旨を示すエラー情報を受け付ける一方、他のカード媒体についての読み取りでは、読み取りエラーが発生しなかった場合、エラーの原因として、カード媒体に固有のエラーを推定する、請求項13に記載の読取装置である。
請求項16に記載の発明は、前記推定部は、特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、初回の読み取り時には、部分的に情報を読み取れた旨を示すエラー情報を受け付ける一方、二回目の読み取り時には、読み取りエラーが発生しなかった場合、エラーの原因として、カード媒体の差し込み時間の不十分さを推定する、請求項13に記載の読取装置である。
請求項17に記載の発明は、少なくともカード媒体から読み取った情報に基づく電子決済を受け付ける複数の決済受付装置と通信可能に接続される、電子決済を実行する決済センター、又は、当該決済センターと複数の当該決済受付装置との通信を中継する決済中継センターにおいて実行されるエラー原因推定方法であって、前記決済受付装置から受信されるエラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する処理を有するエラー原因推定方法である。
請求項18に記載の発明は、少なくともカード媒体から読み取った情報に基づく電子決済を受け付ける決済受付装置のコンピュータに、カード媒体の読み取りエラーに関するエラー情報を生成する、又は、受け付ける機能と、前記エラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する機能と、を実現するためのプログラムである。
請求項19に記載の発明は、電子決済を受け付ける決済受付装置と通信可能に接続され、カード媒体から情報を読み取る読取装置のコンピュータに、カード媒体の読み取りエラーに関するエラー情報を生成する機能と、前記エラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する機能とを実現するためのプログラムである。
本発明によれば、カード媒体の読み取りエラーの原因の推定精度を高めることができる。
以下、添付図面を参照して、実施の形態に係る電子決済システムについて詳細に説明する。
後述する各実施の形態においては、クレジットカードやデビットカード等の接触型カード媒体を電子決済に使用する場合を想定するが、他の電子マネーによる電子決済も可能である。例えば交通系や流通系の電子マネー、QRコード(登録商標)やバーコードを使用するコード決済系の電子マネーの使用も可能である。
後述する各実施の形態においては、クレジットカードやデビットカード等の接触型カード媒体を電子決済に使用する場合を想定するが、他の電子マネーによる電子決済も可能である。例えば交通系や流通系の電子マネー、QRコード(登録商標)やバーコードを使用するコード決済系の電子マネーの使用も可能である。
<実施の形態1>
<システムの構成>
図1は、実施の形態1で使用する電子決済システム1の概念構成例を説明する図である。
図1に示す電子決済システム1は、加盟店に設置されるPOS端末10と、POS端末10に連結されるカードリーダ20と、加盟店と決済事業者との間で決済情報を中継する決済中継センター30と、決済事業者が運用する決済センター40とを有している。
<システムの構成>
図1は、実施の形態1で使用する電子決済システム1の概念構成例を説明する図である。
図1に示す電子決済システム1は、加盟店に設置されるPOS端末10と、POS端末10に連結されるカードリーダ20と、加盟店と決済事業者との間で決済情報を中継する決済中継センター30と、決済事業者が運用する決済センター40とを有している。
なお、POS端末10と決済中継センター30と決済センター40とは互いに決済ネットワーク50で接続されている。
図1では、加盟店のシステムを2つだけ表しているが、加盟店の数に制限はない。
また、図1では、1つの加盟店に1台のPOS端末10が設置されているが、複数台のPOS端末10が設置されていてもよい。
図1では、加盟店のシステムを2つだけ表しているが、加盟店の数に制限はない。
また、図1では、1つの加盟店に1台のPOS端末10が設置されているが、複数台のPOS端末10が設置されていてもよい。
図1の場合、決済事業者は複数である。このため、複数の決済センター40を表している。もっとも、決済センター40は1つでもよい。本実施の形態における決済事業者は、例えばクレジットカードの発行事業者やデビットカードを発行した銀行である。
決済中継センター30は、加盟店側に配置されたPOS端末10と決済センター40との通信を中継する情報処理センターである。
因みに、決済中継センター30を使用しない電子決済システム1も可能である。その場合、POS端末10は、決済に使用する電子マネーに対応する決済センター40と直接接続される。
決済中継センター30は、加盟店側に配置されたPOS端末10と決済センター40との通信を中継する情報処理センターである。
因みに、決済中継センター30を使用しない電子決済システム1も可能である。その場合、POS端末10は、決済に使用する電子マネーに対応する決済センター40と直接接続される。
POS端末10は、決済の対象である商品やサービスの登録に使用される端末である。紙幣や硬貨(すなわち「貨幣」)による商品代金の支払いも可能な場合、POS端末10には、不図示の釣り銭機が接続される。
本実施の形態におけるPOS端末10は、電子決済の都度、電子決済に必要な情報をカード媒体から読み出し、決済中継センター30に送信する。
POS端末10は、特許請求の範囲における決済受付装置の一例である。
本実施の形態におけるPOS端末10は、電子決済の都度、電子決済に必要な情報をカード媒体から読み出し、決済中継センター30に送信する。
POS端末10は、特許請求の範囲における決済受付装置の一例である。
本実施の形態では、電子決済に際し、POS端末10から決済中継センター30に送信される情報を「電子決済情報」という。
電子決済情報には、例えば取引情報、リーダ端末情報、カード情報が含まれる。
取引情報には、例えば取引日時、取引を特定する番号、取引金額、取引対象の商品やサービスの内容が含まれる。
電子決済情報には、例えば取引情報、リーダ端末情報、カード情報が含まれる。
取引情報には、例えば取引日時、取引を特定する番号、取引金額、取引対象の商品やサービスの内容が含まれる。
リーダ端末情報には、例えばカードリーダ20の識別番号、店舗コード、加盟店コードが含まれる。
カード情報は、接触型カード媒体から読み出される情報であり、例えばカード番号、読取方式が含まれる。接触型カード媒体の場合、読取方式として「接触IC」が読み出される。なお、他の電子マネーによる決済の場合には、読取方式として「磁気」や「非接触」が読み出される。
カード情報は、接触型カード媒体から読み出される情報であり、例えばカード番号、読取方式が含まれる。接触型カード媒体の場合、読取方式として「接触IC」が読み出される。なお、他の電子マネーによる決済の場合には、読取方式として「磁気」や「非接触」が読み出される。
カードリーダ20は、接触型カード媒体からカード情報を読み取ってPOS端末10に送信する装置である。前述したように、カードリーダ20は、接触型カード媒体の読み取り専用である必要はなく、他の種類の電子マネーによる決済に必要な情報の読み出しにも対応する。この意味でのカードリーダ20を、マルチリーダとも呼ぶ。
カードリーダ20は、特許請求の範囲における読取装置の一例である。
カードリーダ20は、特許請求の範囲における読取装置の一例である。
<各装置の構成>
<POS端末10の構成>
図2は、実施の形態1で使用するPOS端末10の構成例を説明する図である。
図2に示すPOS端末10は、自端末の動作を制御する制御部11と、データ等の記憶に用いられる記憶部12と、操作の受付や情報の提示に使用される操作表示部13と、決済の明細であるレシートを出力するレシート出力部14と、カードリーダ20(図1参照)や決済中継センター30(図1参照)との通信に用いられる通信部15とを備えている。
<POS端末10の構成>
図2は、実施の形態1で使用するPOS端末10の構成例を説明する図である。
図2に示すPOS端末10は、自端末の動作を制御する制御部11と、データ等の記憶に用いられる記憶部12と、操作の受付や情報の提示に使用される操作表示部13と、決済の明細であるレシートを出力するレシート出力部14と、カードリーダ20(図1参照)や決済中継センター30(図1参照)との通信に用いられる通信部15とを備えている。
制御部11は、CPU(=Central Processing Unit)と、ROM(=Read Only Memory)と、RAM(=Random Access Memory)とで構成される。すなわち、制御部11は、コンピュータを構成する。
ROMには、BIOS(=Basic Input Output System)や各種の設定等が記憶されている。CPUは、RAMを作業エリアとして使用してプログラムを実行する。
本実施の形態における制御部11は、プログラムの実行を通じ、例えば決済に関する処理を実行するPOSアプリ部111と、カードリーダ20(図1参照)との連携を実現するOCX(=OLE Control Extension)部112として機能する。
ROMには、BIOS(=Basic Input Output System)や各種の設定等が記憶されている。CPUは、RAMを作業エリアとして使用してプログラムを実行する。
本実施の形態における制御部11は、プログラムの実行を通じ、例えば決済に関する処理を実行するPOSアプリ部111と、カードリーダ20(図1参照)との連携を実現するOCX(=OLE Control Extension)部112として機能する。
POSアプリ部111には、取引の対象である商品やサービスを操作表示部13に表示する機能、決済の成立時にレシート出力部14を通じてレシートを出力させる機能、通信部15を通じて決済中継センター30に電子決済情報を送信する機能等が用意されている。POSアプリ部111は、特許請求の範囲における処理部の一例である。
OCX部112は、カードリーダ20とPOSアプリ部111との連携を実現するプログラムであり、カードリーダ20毎に用意される。
OCX部112は、カードリーダ20から読み取ったカード情報をPOSアプリ部111に引き渡す他、カードリーダ20における接触型カード媒体の読み取り時に発生したエラーの原因を推定する処理等を実行する。
OCX部112は、カードリーダ20から読み取ったカード情報をPOSアプリ部111に引き渡す他、カードリーダ20における接触型カード媒体の読み取り時に発生したエラーの原因を推定する処理等を実行する。
このため、本実施の形態におけるOCX部112には、カード情報受信部112A、エラー情報受信部112B、エラー情報送信部112C、エラー原因推定部112D、エラー原因受信部112E、判定閾値受信部112Fが用意されている。
カード情報受信部112Aは、カードリーダ20からカード情報を受信する機能部である。カード情報受信部112Aは、受信したカード情報をPOSアプリ部111に引き渡す。
カード情報受信部112Aは、カードリーダ20からカード情報を受信する機能部である。カード情報受信部112Aは、受信したカード情報をPOSアプリ部111に引き渡す。
エラー情報受信部112Bは、接触型カード媒体の読取エラーに関する情報(すなわちエラー情報)を、カードリーダ20から受信する機能部である。
カードリーダ20から与えられるエラー情報には、例えばリーダ端末情報、カード情報、エラー種別、発生回数が含まれる。
カード情報は、接触型カード媒体からカード情報の読み取りに成功した場合にのみエラー情報に含まれる。
エラー種別は、「情報を全く読めない」と「情報を途中から読めない」の2種類である。
発生回数は、物理的に同じ接触型カード媒体についてのエラーの発生回数である。
カードリーダ20から与えられるエラー情報には、例えばリーダ端末情報、カード情報、エラー種別、発生回数が含まれる。
カード情報は、接触型カード媒体からカード情報の読み取りに成功した場合にのみエラー情報に含まれる。
エラー種別は、「情報を全く読めない」と「情報を途中から読めない」の2種類である。
発生回数は、物理的に同じ接触型カード媒体についてのエラーの発生回数である。
エラー情報送信部112Cは、カードリーダ20から受信したエラー情報を決済中継センター30(図1参照)に送信する機能部である。
本実施の形態の場合、エラー情報送信部112Cは、カードリーダ20から受信したエラー情報をリアルタイムで決済中継センター30に送信する。もっとも、1日単位や1週間単位など、予め定めた期間毎に、期間内に受信したエラー情報を一括して送信してもよい。
本実施の形態の場合、エラー情報送信部112Cは、カードリーダ20から受信したエラー情報をリアルタイムで決済中継センター30に送信する。もっとも、1日単位や1週間単位など、予め定めた期間毎に、期間内に受信したエラー情報を一括して送信してもよい。
エラー原因推定部112Dは、カードリーダ20から受信したエラー情報を用いてカード情報の読み取りエラーの原因を推定する機能部である。
すなわち、本実施の形態の場合、読取エラーの原因が、POS端末10内で推定される。なお、読取エラーの原因の推定は、読取エラーの発生と同時である。
読取エラーの原因の推定には、該当するエラー情報だけでなく、時間的に連続する他のエラー情報や取引の情報も使用される。
すなわち、本実施の形態の場合、読取エラーの原因が、POS端末10内で推定される。なお、読取エラーの原因の推定は、読取エラーの発生と同時である。
読取エラーの原因の推定には、該当するエラー情報だけでなく、時間的に連続する他のエラー情報や取引の情報も使用される。
エラー原因受信部112Eは、決済中継センター30からエラーの原因を受信する機能部である。本実施の形態におけるOCX部112は、エラー情報をリアルタイムで決済中継センター30に送信し、推定されたエラーの原因をリアルタイムで決済中継センター30から受信する。
自端末内で推定されたエラーの原因と決済中継センター30から受信したエラーの原因が同じ場合、エラー原因受信部112Eは、エラー原因推定部112Dで推定した原因をPOSアプリ部111に通知する。
自端末内で推定されたエラーの原因と決済中継センター30から受信したエラーの原因が同じ場合、エラー原因受信部112Eは、エラー原因推定部112Dで推定した原因をPOSアプリ部111に通知する。
一方、自端末内で推定されたエラーの原因と決済中継センター30から受信したエラーの原因が異なる場合、エラー原因受信部112Eは、予め定めた規則に従って、POSアプリ部111に通知するエラーの原因を決定する。予め定めた規則には、例えば「両方を通知する」、「決済中継センター30から受信したエラーの原因を優先する」がある。
判定閾値受信部112Fは、決済中継センター30からエラー情報の分析結果としてエラー原因の推定に使用する判定閾値を受信する機能部である。
本実施の形態の場合、決済中継センター30には、決済ネットワーク50(図1参照)に接続された全てのPOS端末10からエラー情報が集積される。このため、決済中継センター30では、市場全体でのエラー情報の出現傾向を分析できる。
本実施の形態の場合、決済中継センター30には、決済ネットワーク50(図1参照)に接続された全てのPOS端末10からエラー情報が集積される。このため、決済中継センター30では、市場全体でのエラー情報の出現傾向を分析できる。
また、カードリーダ20に起因する読取エラーは、該当装置のエラー情報だけでは判断が難しいが、同一の(すなわち同じカード番号を有する)接触型カード媒体の他のカードリーダでの読み取り結果を活用することにより、エラーの原因をより正確に判断することが可能になる。
判定閾値受信部112Fは、受信した判定閾値をエラー原因推定部112Dに与え、次回以降のエラー原因の推定に使用する。なお、本実施の形態における判定閾値受信部112Fは、判定閾値以外にも、読取エラーの原因の推定に役立つ情報を、分析結果として、決済中継センター30から受信する。
判定閾値受信部112Fは、受信した判定閾値をエラー原因推定部112Dに与え、次回以降のエラー原因の推定に使用する。なお、本実施の形態における判定閾値受信部112Fは、判定閾値以外にも、読取エラーの原因の推定に役立つ情報を、分析結果として、決済中継センター30から受信する。
記憶部12は、半導体メモリやハードディスク装置で構成される。記憶部12には、電子決済の度、接触型カード媒体から読み出されたカード情報等が記憶される。
操作表示部13は、例えばタッチパネルで構成される。タッチパネルは、操作画面を表示するディスプレイと、透明度の高いフィルムセンサとで構成される。ディスプレイには、例えば液晶ディスプレイや有機EL(=Electro Luminescence)ディスプレイが用いられる。フィルムセンサには、静電容量式や抵抗膜式のセンサが用いられる。
操作表示部13は、取引画面の他、エラーの原因の表示にも使用される。
操作表示部13は、例えばタッチパネルで構成される。タッチパネルは、操作画面を表示するディスプレイと、透明度の高いフィルムセンサとで構成される。ディスプレイには、例えば液晶ディスプレイや有機EL(=Electro Luminescence)ディスプレイが用いられる。フィルムセンサには、静電容量式や抵抗膜式のセンサが用いられる。
操作表示部13は、取引画面の他、エラーの原因の表示にも使用される。
レシート出力部14は、決済の明細であるレシートの出力に用いられる。
通信部15は、外部装置との通信に用いられる通信モジュールである。
外部装置には、例えばカードリーダ20や決済中継センター30がある。カードリーダ20との通信に使用される通信部15は、特許請求の範囲における接続部の一例である。
通信部15は、外部装置との通信に用いられる通信モジュールである。
外部装置には、例えばカードリーダ20や決済中継センター30がある。カードリーダ20との通信に使用される通信部15は、特許請求の範囲における接続部の一例である。
<カードリーダ20の構成>
図3は、実施の形態1で使用するカードリーダ20の構成例を示す図である。
図3に示すカードリーダ20は、自端末の動作を制御する制御部21と、接触型カード媒体から読み取ったカード情報等の記憶に用いられる記憶部22と、操作の受付や情報の提示に使用される操作表示部23と、接触型カード媒体等からカード情報を読み取る情報読取部24と、カード型の記録媒体がクレジットカードの場合に認証コードの入力に用いられるPIN受付部25と、外部装置との通信に用いられる通信部26とを備えている。
図3は、実施の形態1で使用するカードリーダ20の構成例を示す図である。
図3に示すカードリーダ20は、自端末の動作を制御する制御部21と、接触型カード媒体から読み取ったカード情報等の記憶に用いられる記憶部22と、操作の受付や情報の提示に使用される操作表示部23と、接触型カード媒体等からカード情報を読み取る情報読取部24と、カード型の記録媒体がクレジットカードの場合に認証コードの入力に用いられるPIN受付部25と、外部装置との通信に用いられる通信部26とを備えている。
制御部21は、CPU(又はMPU)と、ROMと、RAMとで構成される。ROMには、BIOSや各種の設定等が記憶されている。CPUは、RAMを作業エリアとして使用し、ROMや記憶部22から読み出されるプログラムを実行する。
制御部21は、プログラムの実行を通じ、例えばカード情報送信部21Aやエラー情報生成部21Bとして機能する。
カード情報送信部21Aは、接触型カード媒体から読み取ったカード情報をPOS端末10(図2参照)のOCX部112(図2参照)に送信する機能部である。
エラー情報生成部21Bは、情報読取部24による接触型カード情報の読み取り時にエラーが発生した場合に、エラー種別を含むエラー情報を生成する機能部である。エラー情報生成部21Bは、特許請求の範囲における「生成部」の一例である。
制御部21は、プログラムの実行を通じ、例えばカード情報送信部21Aやエラー情報生成部21Bとして機能する。
カード情報送信部21Aは、接触型カード媒体から読み取ったカード情報をPOS端末10(図2参照)のOCX部112(図2参照)に送信する機能部である。
エラー情報生成部21Bは、情報読取部24による接触型カード情報の読み取り時にエラーが発生した場合に、エラー種別を含むエラー情報を生成する機能部である。エラー情報生成部21Bは、特許請求の範囲における「生成部」の一例である。
記憶部22は、例えば半導体メモリで構成される。記憶部22には、接触型カード媒体等から読み取ったカード情報の他、エラー種別、発生回数等の情報も記憶される。また、記憶部22には、カード情報送信部21Aやエラー情報生成部21Bに対応するプログラムも記憶される。
操作表示部23は、例えばテンキー等の操作ボタンとディスプレイで構成される。
情報読取部24は、接触型カード媒体からカード情報を読み取るデバイスである。本実施の形態で使用する情報読取部24には、正しく挿入された接触型カード媒体のICチップと接触する読取端子が設けられている。情報読取部24は、磁気カードからカード情報を読み取るための磁気リーダを含んでもよい。
操作表示部23は、例えばテンキー等の操作ボタンとディスプレイで構成される。
情報読取部24は、接触型カード媒体からカード情報を読み取るデバイスである。本実施の形態で使用する情報読取部24には、正しく挿入された接触型カード媒体のICチップと接触する読取端子が設けられている。情報読取部24は、磁気カードからカード情報を読み取るための磁気リーダを含んでもよい。
PIN受付部25は、PIN(=Personal Identification Number)コードの受け付けに使用されるデバイスである。PINコードは、クレジットカードやデビッドカードによる決済時のユーザ認証に使用される。
通信部26は、外部装置との通信に用いられる通信モジュールである。外部装置には、POS端末10(図1参照)がある。
本実施の形態におけるカードリーダ20には、エラーの原因を推定する機能は設けられていない。
通信部26は、外部装置との通信に用いられる通信モジュールである。外部装置には、POS端末10(図1参照)がある。
本実施の形態におけるカードリーダ20には、エラーの原因を推定する機能は設けられていない。
<決済中継センター30の構成>
図4は、実施の形態1で使用する決済中継センター30の構成例とエラー情報DBのデータ構造例を示す図である。(A)は決済中継センター30の構成例を示し、(B)はエラー情報DB32Bのデータ構造例を示す。
決済中継センター30は、いわゆるデータセンターであり、サーバとして実現される。
図4(A)に示す決済中継センター30は、自端末の動作を制御する制御部31と、電子決済情報やエラー情報等を記憶する記憶部32と、外部装置との通信に用いられる通信部33とを備えている。
図4は、実施の形態1で使用する決済中継センター30の構成例とエラー情報DBのデータ構造例を示す図である。(A)は決済中継センター30の構成例を示し、(B)はエラー情報DB32Bのデータ構造例を示す。
決済中継センター30は、いわゆるデータセンターであり、サーバとして実現される。
図4(A)に示す決済中継センター30は、自端末の動作を制御する制御部31と、電子決済情報やエラー情報等を記憶する記憶部32と、外部装置との通信に用いられる通信部33とを備えている。
制御部31は、CPUと、ROMと、RAMとで構成される。ROMには、BIOSや各種の設定等が記憶されている。CPUは、RAMを作業エリアとして使用し、ROMや記憶部22から読み出されるプログラムを実行する。
制御部31は、プログラムの実行を通じ、例えば電子決済情報受信部31A、電子決済情報送信部31B、エラー情報受信部31C、エラー原因推定部31D、エラー情報分析部31Eとして機能する。
なお、読取エラーの原因の推定やエラー情報の分析を決済センター40(図1参照)で実行する場合には、エラー原因推定部31Dとエラー情報分析部31Eの機能は、決済中継センター30に設けない。
制御部31は、プログラムの実行を通じ、例えば電子決済情報受信部31A、電子決済情報送信部31B、エラー情報受信部31C、エラー原因推定部31D、エラー情報分析部31Eとして機能する。
なお、読取エラーの原因の推定やエラー情報の分析を決済センター40(図1参照)で実行する場合には、エラー原因推定部31Dとエラー情報分析部31Eの機能は、決済中継センター30に設けない。
電子決済情報受信部31Aは、POS端末10から電子決済情報を受信する機能部である。
電子決済情報送信部31Bは、POS端末10から受信した電子決済情報を決済センター40に送信する機能部である。
エラー情報受信部31Cは、POS端末10からエラー情報を受信する機能部である。 エラー原因推定部31Dは、POS端末10から受信したエラー情報に基づいて読取エラーの原因をリアルタイムで推定する機能部である。エラー原因推定部31Dは、推定された読取エラーの原因を、エラー情報の送信元であるPOS端末10にリアルタイムで送信する。
電子決済情報送信部31Bは、POS端末10から受信した電子決済情報を決済センター40に送信する機能部である。
エラー情報受信部31Cは、POS端末10からエラー情報を受信する機能部である。 エラー原因推定部31Dは、POS端末10から受信したエラー情報に基づいて読取エラーの原因をリアルタイムで推定する機能部である。エラー原因推定部31Dは、推定された読取エラーの原因を、エラー情報の送信元であるPOS端末10にリアルタイムで送信する。
エラー情報分析部31Eは、記憶部32に蓄積されているエラー情報の出現傾向を分析し、読取エラーの原因の判定に使用する閾値(すなわち「判定閾値」)等を決定する。
エラー情報分析部31Eが分析に使用するエラー情報は、例えば分析の日時を基準点として、予め定めた期間内(例えば数ヶ月以内)に発生されたエラー情報に限定する。
分析に使用するエラー情報が発生された期間を限定することにより、直近のカードリーダ20(図1参照)の状態や接触型カード媒体を使用するユーザの操作上の理解度の変化を、最新の判定閾値に反映することが可能になる。
エラー情報分析部31Eが分析に使用するエラー情報は、例えば分析の日時を基準点として、予め定めた期間内(例えば数ヶ月以内)に発生されたエラー情報に限定する。
分析に使用するエラー情報が発生された期間を限定することにより、直近のカードリーダ20(図1参照)の状態や接触型カード媒体を使用するユーザの操作上の理解度の変化を、最新の判定閾値に反映することが可能になる。
例えば接触型カード媒体のカードリーダ20への挿入に不慣れなユーザが多い期間では挿入の誤りが多かったが、挿入に慣れてくると挿入の誤りは頻度が低下するので判定閾値を小さくしても、高い精度で挿入の誤りが原因であるとの判定が可能になるという具合である。
本実施の形態の場合、エラー情報分析部31Eは、決定された判定閾値を決済ネットワーク50に接続されているPOS端末10に配布する。勿論、自端末のエラー原因推定部31Dにも変更後の判定閾値が通知される。
本実施の形態の場合、エラー情報分析部31Eは、決定された判定閾値を決済ネットワーク50に接続されているPOS端末10に配布する。勿論、自端末のエラー原因推定部31Dにも変更後の判定閾値が通知される。
判定閾値の変更により、エラー原因の判断条件を変更しなくても、エラー原因の推定精度を高めることができる。
もっとも、エラー情報の出現傾向の変化によっては、エラー情報分析部31Eは、エラー原因の判断条件を変更したプログラムを配布する。
記憶部32は、半導体メモリやハードディスク装置で構成される。記憶部32には、POS端末10から受信した電子決済情報32A、エラー情報DB(=Database)32B、分析結果32Cが記憶される。
もっとも、エラー情報の出現傾向の変化によっては、エラー情報分析部31Eは、エラー原因の判断条件を変更したプログラムを配布する。
記憶部32は、半導体メモリやハードディスク装置で構成される。記憶部32には、POS端末10から受信した電子決済情報32A、エラー情報DB(=Database)32B、分析結果32Cが記憶される。
エラー情報DB32Bには、決済ネットワーク50に接続された複数のPOS端末10から受信された複数のエラー情報が蓄積されている。
図4(B)に示すエラー情報DB32Bには、読取エラーが発生した日時、カードリーダ20の識別番号、読み取ることができたカード情報、読取エラーの種類、発生回数等が記録されている。なお、図4(B)に示すデータ構造は一例である。
エラーの種類は、読取エラーの内容を示すコードであり、カードリーダ20が出力する。コードが表す読取エラーの内容には、例えば「情報を全く読めない」と「情報を途中から読めない」がある。
図4(B)に示すエラー情報DB32Bには、読取エラーが発生した日時、カードリーダ20の識別番号、読み取ることができたカード情報、読取エラーの種類、発生回数等が記録されている。なお、図4(B)に示すデータ構造は一例である。
エラーの種類は、読取エラーの内容を示すコードであり、カードリーダ20が出力する。コードが表す読取エラーの内容には、例えば「情報を全く読めない」と「情報を途中から読めない」がある。
発生回数は、読取エラーの発生が1回目か、2回目か等を表す。発生回数は、例えばPOSアプリ部111(図2参照)から通知される。もっとも、エラー情報に、電子決済の対象である取引の金額が含まれている場合やPOS端末10(図1参照)の操作情報が含まれる場合には、エラー情報受信部31Cやエラー原因推定部31Dが発生回数を判定してもよい。
例えば同じPOS端末10で扱う金額が、予め定めた時間内の直前回の金額と同じ場合、同一カードによる取引であると推定される。すなわち、同一カードによる複数回目の読取エラーであることが分かる。
例えば同じPOS端末10で扱う金額が、予め定めた時間内の直前回の金額と同じ場合、同一カードによる取引であると推定される。すなわち、同一カードによる複数回目の読取エラーであることが分かる。
<接触型カード媒体の読取エラー時の処理動作>
図5は、接触型カード媒体の読み取りでエラーが発生した場合に各端末で実行される処理動作例および端末間で実行される通信動作例を説明する図である。図5では、ステップの意味で、記号のSを使用する。
図5におけるカードリーダ20では、情報読取部24(図3参照)以外の機能が正常に動作する場合を想定している。
読取エラーを検知したカードリーダ20は、エラー情報を生成し(ステップ1)、POS端末10のOCX部112に送信する。ここでのエラー情報には、少なくとも読取エラーの種類を表すコードが含まれる。
図5は、接触型カード媒体の読み取りでエラーが発生した場合に各端末で実行される処理動作例および端末間で実行される通信動作例を説明する図である。図5では、ステップの意味で、記号のSを使用する。
図5におけるカードリーダ20では、情報読取部24(図3参照)以外の機能が正常に動作する場合を想定している。
読取エラーを検知したカードリーダ20は、エラー情報を生成し(ステップ1)、POS端末10のOCX部112に送信する。ここでのエラー情報には、少なくとも読取エラーの種類を表すコードが含まれる。
OCX部112は、エラー情報を受信すると(ステップ2)、決済中継センター30に対し、受信したエラー情報を送信する(ステップ3)。本実施の形態の場合、エラー情報の送信はリアルタイムで実行される。もっとも、定期的に複数のエラー情報を一括してアップロードする仕組みを採用することも可能である。
エラー情報を受信したOCX部112は、エラー原因推定部112D(図2参照)の実行を通じ、読取エラーの原因を推定する(ステップ4)。判定手法の概要及び具体例については後述する。もっとも、読取エラーの原因の推定は、OCX部112で実行せず、決済中継センター30で実行する仕組みも可能である。
エラー情報を受信したOCX部112は、エラー原因推定部112D(図2参照)の実行を通じ、読取エラーの原因を推定する(ステップ4)。判定手法の概要及び具体例については後述する。もっとも、読取エラーの原因の推定は、OCX部112で実行せず、決済中継センター30で実行する仕組みも可能である。
決済中継センター30は、POS端末10からエラー情報を受信すると、その都度、受信したエラー情報をエラー情報DB32B(図4参照)に蓄積する(ステップ5)。
本実施の形態における決済中継センター30は、POS端末10から、リアルタイムで読取エラーを受信する。
このため、決済中継センター30は、受信したエラー情報について、読取エラーの原因を推定し(ステップ6)、推定した読取エラーの原因をPOS端末10に送信する(ステップ7)。
POS端末10は、リアルタイムで決済中継センター30から読取エラーの原因を受信すると、推定された読取エラーの原因をPOSアプリ部111に通知する(ステップ8)。
本実施の形態における決済中継センター30は、POS端末10から、リアルタイムで読取エラーを受信する。
このため、決済中継センター30は、受信したエラー情報について、読取エラーの原因を推定し(ステップ6)、推定した読取エラーの原因をPOS端末10に送信する(ステップ7)。
POS端末10は、リアルタイムで決済中継センター30から読取エラーの原因を受信すると、推定された読取エラーの原因をPOSアプリ部111に通知する(ステップ8)。
本実施の形態では、読取エラーの原因をPOSアプリ部111に通知する前に、OCX部112で推定した読取エラーの原因と決済中継センター30から受信した読取エラーの原因とを照合する。読取エラー原因の照合は、例えばエラー原因推定部112Dやエラー原因受信部112Eが実行する。
2つの原因が一致する場合、OCX部112は、自身が推定した読取エラーの原因を、POSアプリ部111に通知する。
2つの原因が一致する場合、OCX部112は、自身が推定した読取エラーの原因を、POSアプリ部111に通知する。
2つの原因が一致しない場合、OCX部112は、決済中継センター30から受信した読取エラーの原因を、POSアプリ部111に通知する。決済中継センター30には、電子決済システム1を構成する全てのPOS端末10からエラー情報が集約されており、単独のOCX部112よりも精度の高い判定が可能なためである。例えば同一の接触型カード媒体について他のカードリーダ20でも読取エラーが生じているか否かの判定が可能である。
本実施の形態では、読取エラーの発生時に、リアルタイムで、決済中継センター30から読取エラーの原因が通知されることを前提とするが、決済中継センター30がリアルタイムで読取エラーの原因を推定して、エラー情報の送信元であるPOS端末10に通知しない場合には、ステップ4で読取エラーの原因が推定されると同時に、POSアプリ部111に通知される。
本実施の形態では、読取エラーの発生時に、リアルタイムで、決済中継センター30から読取エラーの原因が通知されることを前提とするが、決済中継センター30がリアルタイムで読取エラーの原因を推定して、エラー情報の送信元であるPOS端末10に通知しない場合には、ステップ4で読取エラーの原因が推定されると同時に、POSアプリ部111に通知される。
POSアプリ部111は、OCX部112から読取エラーの原因の通知を受けると、通知を受けた読取エラーの原因を操作表示部13(図2参照)に表示する(ステップ9)。
本実施の形態では、推定された読取エラーの原因を表示しているが、ユーザに求められる操作を表示してもよいし、推定された読取エラーの原因とユーザに求められる操作の両方を表示してもよい。
なお、読取エラーの原因は、カードリーダ20の操作表示部23(図3参照)だけに表示してもよく、POS端末10側の操作表示部13とカードリーダ20側の操作表示部23の両方に表示してもよい。
また、推定された読取エラーの原因やユーザに求められる操作を音声によって通知してもよい。
本実施の形態では、推定された読取エラーの原因を表示しているが、ユーザに求められる操作を表示してもよいし、推定された読取エラーの原因とユーザに求められる操作の両方を表示してもよい。
なお、読取エラーの原因は、カードリーダ20の操作表示部23(図3参照)だけに表示してもよく、POS端末10側の操作表示部13とカードリーダ20側の操作表示部23の両方に表示してもよい。
また、推定された読取エラーの原因やユーザに求められる操作を音声によって通知してもよい。
以上で、読取エラーが発生した時点における処理動作は完結する。
一方で、決済中継センター30は、例えば定期的に、蓄積されたエラー情報を分析する(ステップ10)。
分析の頻度は、例えば1週間に一度でもよいし、1月に一度でもよい。また、分析は、蓄積されたエラー情報の増加数が閾値を超えたタイミングで実行してもよい。
例えば決済中継センター30は、直近数ヶ月に、数千台のPOS端末10から収集されたエラー情報の傾向を分析する。
決済中継センター30における分析では、例えば特定の機種番号のカードリーダ20に特有の読取エラーの傾向、個々のカードリーダ20の使用時間や使用の頻度に特有の読取エラーの傾向、カードリーダ20が使用される地域のユーザ等の理解度の変化に起因する読取エラーの傾向が抽出される。
一方で、決済中継センター30は、例えば定期的に、蓄積されたエラー情報を分析する(ステップ10)。
分析の頻度は、例えば1週間に一度でもよいし、1月に一度でもよい。また、分析は、蓄積されたエラー情報の増加数が閾値を超えたタイミングで実行してもよい。
例えば決済中継センター30は、直近数ヶ月に、数千台のPOS端末10から収集されたエラー情報の傾向を分析する。
決済中継センター30における分析では、例えば特定の機種番号のカードリーダ20に特有の読取エラーの傾向、個々のカードリーダ20の使用時間や使用の頻度に特有の読取エラーの傾向、カードリーダ20が使用される地域のユーザ等の理解度の変化に起因する読取エラーの傾向が抽出される。
決済中継センター30は、分析結果をOCX部112に送信する(ステップ11)。ここでの分析結果は、読取エラーの原因の推定に使用する閾値や判定条件の変更を指示する。
分析結果の送信は、決済中継センター30が自動で実行してもよいが、例えば判定条件の変更については、決済中継センター30から開発部門等に通知し、開発部門等の確認を経た後に送信してもよい。
例えば同一の決済金額による読取エラーがW回以上連続するときには、読取エラーの原因は、接触型カード媒体にあるとの傾向が得られた場合、決済中継センター30は、読取エラーの原因の判定用の閾値として、X回をPOS端末10に送信する。
また、異なる決済金額による読取エラーがX回以上連続するときには、読取エラーの原因は、カードリーダ20にあるとの傾向が得られた場合、決済中継センター30は、読取エラーの原因の判定用の閾値として、Y回をPOS端末10に送信する。
分析結果の送信は、決済中継センター30が自動で実行してもよいが、例えば判定条件の変更については、決済中継センター30から開発部門等に通知し、開発部門等の確認を経た後に送信してもよい。
例えば同一の決済金額による読取エラーがW回以上連続するときには、読取エラーの原因は、接触型カード媒体にあるとの傾向が得られた場合、決済中継センター30は、読取エラーの原因の判定用の閾値として、X回をPOS端末10に送信する。
また、異なる決済金額による読取エラーがX回以上連続するときには、読取エラーの原因は、カードリーダ20にあるとの傾向が得られた場合、決済中継センター30は、読取エラーの原因の判定用の閾値として、Y回をPOS端末10に送信する。
この他、決済中継センター30は、分析結果に加え、過去の取引情報をPOS端末10に送信してもよい。過去の取引情報は、例えばエラー情報の送信元であるPOS端末10が設置されている店舗で使用された履歴がある非接触型カード媒体を特定するコードのリストで構成する。非接触型カード媒体を特定するコードは、カード番号ではなく、カード番号に紐付けられたコードである。このコードが事前に通知されていると、対象とするユーザが店舗内のカードリーダ20を操作したか否かの判定が可能になる。初めて訪問したユーザの場合、読取エラーがあったカードリーダ20を操作した経験がないことが、今回の読取エラーの原因の可能性がある。このような判定が得られた場合、読取エラーの原因が使い方に起因する旨をPOSアプリ部111に通知することが可能になる。
また、決済中継センター30は、非接触カード媒体の読取りの開始から読取エラーが検知されるまでの時間とユーザの使い方の問題とを分別する判定用の閾値をPOS端末10に送信してもよい。
例えば読取エラーの出力までの時間がY秒を超える場合には、読取エラーの原因として、決済処理が終わる前にユーザが接触型カード媒体をカードリーダ20から抜き出した可能性を判定することが可能になる。
一方、読取エラーの出力までの時間がZ秒以内の場合、読取エラーの原因として、ユーザが接触型カード媒体を、カードリーダ20からすぐに抜いた又は半刺しの状態で使用している可能性を判定することが可能になる。
例えば読取エラーの出力までの時間がY秒を超える場合には、読取エラーの原因として、決済処理が終わる前にユーザが接触型カード媒体をカードリーダ20から抜き出した可能性を判定することが可能になる。
一方、読取エラーの出力までの時間がZ秒以内の場合、読取エラーの原因として、ユーザが接触型カード媒体を、カードリーダ20からすぐに抜いた又は半刺しの状態で使用している可能性を判定することが可能になる。
この他、分析結果が得られると、決済中継センター30は、POS端末10の保守部門や営業部門との情報連携を実行する(ステップ12)。
情報連携は、例えば決済中継センター30との連携サービスとして提供される。
例えば保守部門は、収集されたエラー情報を活用し、読取エラーが閾値を超える特定のカードリーダ20についての保守や予防のための保守を計画することが可能になる。また、エラーログの迅速な調査も可能になる。
例えば管理の対象である全てのカードリーダ20の読取エラーの回数を所定期間(例えば2ヶ月)毎に算出し、読取エラーの回数が標準偏差σを超える(すなわち上位32%の)カードリーダ20の清掃を計画することが可能になる。
情報連携は、例えば決済中継センター30との連携サービスとして提供される。
例えば保守部門は、収集されたエラー情報を活用し、読取エラーが閾値を超える特定のカードリーダ20についての保守や予防のための保守を計画することが可能になる。また、エラーログの迅速な調査も可能になる。
例えば管理の対象である全てのカードリーダ20の読取エラーの回数を所定期間(例えば2ヶ月)毎に算出し、読取エラーの回数が標準偏差σを超える(すなわち上位32%の)カードリーダ20の清掃を計画することが可能になる。
また例えば個々のカードリーダ20の読取りエラーの回数をエラー判定式に与え、清掃の必要性を自動判定してもよい。エラー判定式は、例えば時間x内にy回当たりz回を超える読取エラーが発生した場合に清掃の必要性を示す値を出力してもよい。
もっとも、カードリーダ20の清掃は、読取エラーの発生頻度が店舗側の許容範囲を満たし、かつ、清掃の実行が店舗の営業に支障を与えないように計画することが望ましい。
また例えば営業部門においても、収集されたエラー情報を活用することにより、カードリーダ20を使用する店舗への新しいカードリーダ20への交換の提案や交換時期の予想を提供できる。また、エラー情報の傾向から操作上のアドバイスを提案することが可能になる。
もっとも、カードリーダ20の清掃は、読取エラーの発生頻度が店舗側の許容範囲を満たし、かつ、清掃の実行が店舗の営業に支障を与えないように計画することが望ましい。
また例えば営業部門においても、収集されたエラー情報を活用することにより、カードリーダ20を使用する店舗への新しいカードリーダ20への交換の提案や交換時期の予想を提供できる。また、エラー情報の傾向から操作上のアドバイスを提案することが可能になる。
一方、POS端末10のOCX部112は、ステップ11で送信された分析結果を受信し(ステップ13)、分析結果を次回以降の推定に使用する(ステップ14)。
前述したように、更新された判定閾値や更新された判定条件が、分析結果として与えられる。このため、OCX部112によるエラー原因の推定精度は高い状態に維持される。OCX部112によるエラー原因の推定精度が高いことで、カード決済が成立する頻度が上がり、販売機会が損なわれる可能性を低減できる。
前述したように、更新された判定閾値や更新された判定条件が、分析結果として与えられる。このため、OCX部112によるエラー原因の推定精度は高い状態に維持される。OCX部112によるエラー原因の推定精度が高いことで、カード決済が成立する頻度が上がり、販売機会が損なわれる可能性を低減できる。
<エラー原因の推定>
<概要>
図6は、エラー原因の推定処理の概要を説明するフローチャートである。なお、図6では、ステップの意味で、記号のSを使用する。
図6に示す推定処理は、OCX部112(図2参照)におけるエラー原因推定部112D(図2参照)や決済中継センター30(図4参照)におけるエラー原因推定部31D(図4参照)が実行する。以下では、エラー原因推定部112Dの処理動作として説明する。
<概要>
図6は、エラー原因の推定処理の概要を説明するフローチャートである。なお、図6では、ステップの意味で、記号のSを使用する。
図6に示す推定処理は、OCX部112(図2参照)におけるエラー原因推定部112D(図2参照)や決済中継センター30(図4参照)におけるエラー原因推定部31D(図4参照)が実行する。以下では、エラー原因推定部112Dの処理動作として説明する。
まず、エラー原因推定部112Dは、ユーザの操作ミスか否かを判定する(ステップ101)。
ユーザの操作ミスには、例えばカードリーダ20(図1参照)に挿入する接触型カード媒体の向きが逆の場合、カードリーダ20に対する挿入の方向は合っているが裏表が逆の場合、POS端末10の指定とは異なる種類の接触型カード媒体の情報が読み出された場合がある。
これらの場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ101で肯定結果を得る。ステップ101で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、POSアプリ部111(図2参照)に、読取エラーの原因と正しい操作の案内を通知する(ステップ102)。
ユーザの操作ミスには、例えばカードリーダ20(図1参照)に挿入する接触型カード媒体の向きが逆の場合、カードリーダ20に対する挿入の方向は合っているが裏表が逆の場合、POS端末10の指定とは異なる種類の接触型カード媒体の情報が読み出された場合がある。
これらの場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ101で肯定結果を得る。ステップ101で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、POSアプリ部111(図2参照)に、読取エラーの原因と正しい操作の案内を通知する(ステップ102)。
一方、ユーザの操作ミスと判定できない場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ101で否定結果を得、接触型カード媒体の不良か否かを判定する(ステップ103)。
接触型カード媒体の不良と判定される場合には、例えば読取エラーの発生回数が閾値未満の場合や特定の接触型カード媒体の読取エラーの発生回数が閾値以上の場合がある。
換言すると、前者は、何度か読み取りを繰り返すと情報の読み取りに成功する場合であり、後者は、特定の接触型カード媒体の読み取りだけが読取エラーとなり、別の接触型カード媒体の読み取りは成功することを意味する。
接触型カード媒体の不良と判定される場合には、例えば読取エラーの発生回数が閾値未満の場合や特定の接触型カード媒体の読取エラーの発生回数が閾値以上の場合がある。
換言すると、前者は、何度か読み取りを繰り返すと情報の読み取りに成功する場合であり、後者は、特定の接触型カード媒体の読み取りだけが読取エラーとなり、別の接触型カード媒体の読み取りは成功することを意味する。
前者の場合、接触型カード媒体のICチップの汚れが原因で読み取りに失敗することもあれば、情報の読み取りが偶然成功することもある。
同じく前者の場合、接触型カード媒体のカードリーダ20から抜き取りが全ての情報が読み出される前に行われたことが原因で読み取りに失敗することもあれば、全ての情報が読み出された後に行われたことが原因で読み取りに成功することもある。
後者の一例には、特定の接触型カード媒体のICチップに傷がある場合がある。
同じく前者の場合、接触型カード媒体のカードリーダ20から抜き取りが全ての情報が読み出される前に行われたことが原因で読み取りに失敗することもあれば、全ての情報が読み出された後に行われたことが原因で読み取りに成功することもある。
後者の一例には、特定の接触型カード媒体のICチップに傷がある場合がある。
これらの場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ103で肯定結果を得る。
ステップ103で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、POSアプリ部111に、読取エラーの原因と接触型カード媒体のICチップにゴミや傷がある可能性等を通知する(ステップ104)。
一方、接触型カード媒体の不良と判定できない場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ103で否定結果を得、POSアプリ部111に、読取エラーの原因とカードリーダ20のメンテナンスを通知する(ステップ105)。なお、カードリーダ20に問題がある場合、読取エラーの発生回数が閾値以上になる。
ステップ103で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、POSアプリ部111に、読取エラーの原因と接触型カード媒体のICチップにゴミや傷がある可能性等を通知する(ステップ104)。
一方、接触型カード媒体の不良と判定できない場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ103で否定結果を得、POSアプリ部111に、読取エラーの原因とカードリーダ20のメンテナンスを通知する(ステップ105)。なお、カードリーダ20に問題がある場合、読取エラーの発生回数が閾値以上になる。
<詳細例>
続いて、図7及び図8を使用し、OCX部112(図2参照)におけるエラー原因推定部112D(図2参照)や決済中継センター30(図4参照)におけるエラー原因推定部31D(図4参照)が実行するエラー原因の推定処理の詳細例について説明する。
図7は、エラー原因の推定処理の詳細例の一部を説明するフローチャートである。図8は、エラー原因の推定処理の詳細例の残りを説明するフローチャートである。
以下でも、エラー原因推定部112Dの処理動作として説明する。
続いて、図7及び図8を使用し、OCX部112(図2参照)におけるエラー原因推定部112D(図2参照)や決済中継センター30(図4参照)におけるエラー原因推定部31D(図4参照)が実行するエラー原因の推定処理の詳細例について説明する。
図7は、エラー原因の推定処理の詳細例の一部を説明するフローチャートである。図8は、エラー原因の推定処理の詳細例の残りを説明するフローチャートである。
以下でも、エラー原因推定部112Dの処理動作として説明する。
まず、エラー原因推定部112Dは、特定の接触型カード媒体の1回目の取引か否かを判定する(ステップ201)。
接触型カード媒体から情報を読み取れる場合には、読み取られたカード番号により、接触型カード媒体が同じか否かの判定が可能である。
一方、接触型カード媒体から情報を読み取れない場合、POS端末10から与えられる決済金額により判定する。前回の決済金額と異なれば1回目の読み取りの可能性が高く、決済金額が同じであれば2回目の読み取りの可能性が高い。
ステップ201で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、情報を全く読めないか否かを判定する(ステップ202)。
接触型カード媒体から情報を読み取れる場合には、読み取られたカード番号により、接触型カード媒体が同じか否かの判定が可能である。
一方、接触型カード媒体から情報を読み取れない場合、POS端末10から与えられる決済金額により判定する。前回の決済金額と異なれば1回目の読み取りの可能性が高く、決済金額が同じであれば2回目の読み取りの可能性が高い。
ステップ201で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、情報を全く読めないか否かを判定する(ステップ202)。
ステップ202でも肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、読取エラーの原因として、挿入誤りの疑いを記録する(ステップ203)。この段階では、読取エラーの原因の確定までには至らない。このため、疑いの記録にとどまる。
一方、ステップ202で否定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、情報を途中から読めないか否かを判定する(ステップ204)。
ステップ204で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、読取エラーの原因として、早抜きの疑いを記録する(ステップ205)。
なお、接触型カード媒体から情報を読み出せた場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ204で否定結果を得る。
一方、ステップ202で否定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、情報を途中から読めないか否かを判定する(ステップ204)。
ステップ204で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、読取エラーの原因として、早抜きの疑いを記録する(ステップ205)。
なお、接触型カード媒体から情報を読み出せた場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ204で否定結果を得る。
ステップ203の実行後、又は、ステップ204で否定結果が得られた場合、又は、ステップ205の実行後、エラー原因推定部112Dは、挿入の繰り返しか否かを判定する(ステップ206)。
例えばPOS端末10から指示された種別の接触型カード媒体による取引がキャンセルされた場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ206で否定結果を得る。また例えば予め定めた時間内に新たな挿入が検知されない場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ206で否定結果を得る。
例えばPOS端末10から指示された種別の接触型カード媒体による取引がキャンセルされた場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ206で否定結果を得る。また例えば予め定めた時間内に新たな挿入が検知されない場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ206で否定結果を得る。
ステップ206で否定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、POSアプリ部111(図2参照)等に、推定された読取エラーの原因が記録されていれば通知する(ステップ207)。
通知の条件として「推定された読取エラーの原因が記録されていれば」を求めるのは、ステップ204で否定結果が得られた場合のように、1回目の読み取りで電子決済が正常に終了された場合には、読取エラーの原因が記録されないためである。
通知の条件として「推定された読取エラーの原因が記録されていれば」を求めるのは、ステップ204で否定結果が得られた場合のように、1回目の読み取りで電子決済が正常に終了された場合には、読取エラーの原因が記録されないためである。
ステップ206で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ201に戻り、再び、特定の接触型カード媒体の1回目の取引か否かを判定する。
ステップ201で否定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、特定の接触型カード媒体の2回目の取引か否かを判定する(ステップ208)。
ステップ208で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、情報を全く読めないか否かを判定する(ステップ209)。
同一の接触型カード媒体に対する2回目の読み取りでも、ステップ209で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、特定の接触型カード媒体の汚れの疑いを記録し(ステップ210)、ステップ206に移行する。
ステップ201で否定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、特定の接触型カード媒体の2回目の取引か否かを判定する(ステップ208)。
ステップ208で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、情報を全く読めないか否かを判定する(ステップ209)。
同一の接触型カード媒体に対する2回目の読み取りでも、ステップ209で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、特定の接触型カード媒体の汚れの疑いを記録し(ステップ210)、ステップ206に移行する。
一方、ステップ209で否定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、情報を途中から読めないか否かを判定する(ステップ211)。
ステップ211で肯定結果が得得られた場合、すなわち同一の接触型カード媒体に対する2回目の読み取りでも情報を途中から読めない場合、エラー原因推定部112Dは、ブロックカードの疑いを記録し(ステップ212)、ステップ206に移行する。
ブロックカードには、例えば有効期限切れのカード、使用限度額を超えたカードがある。
ステップ211で肯定結果が得得られた場合、すなわち同一の接触型カード媒体に対する2回目の読み取りでも情報を途中から読めない場合、エラー原因推定部112Dは、ブロックカードの疑いを記録し(ステップ212)、ステップ206に移行する。
ブロックカードには、例えば有効期限切れのカード、使用限度額を超えたカードがある。
なお、ステップ211で否定結果が得られた場合、すなわち同一の接触型カード媒体の2回目の読み取りでは情報の読み取りに成功する場合、エラー原因推定部112Dは、そのままステップ206に移行する。この場合、電子決済が成立したので、エラー原因推定部112Dは、ステップ206で否定結果を得る。
ところで、ステップ208で否定結果が得られた場合(例えば同一の接触型カード媒体の取引と判定されなかった場合又は同一の接触型カード媒体の3回目の読み取りと判定された場合)、エラー原因推定部112Dは、他の接触型カード媒体の取引か否かを判定する(ステップ213)。
ところで、ステップ208で否定結果が得られた場合(例えば同一の接触型カード媒体の取引と判定されなかった場合又は同一の接触型カード媒体の3回目の読み取りと判定された場合)、エラー原因推定部112Dは、他の接触型カード媒体の取引か否かを判定する(ステップ213)。
同一の接触型カード媒体の3回目以降の読み取りである場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ213で否定結果を得、そのままステップ206に移行する。すでに、読取エラーの原因の推定が終わっているためである。
一方、他の接触型カード媒体の読み取りである場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ213で肯定結果を得、1枚目の接触型カード媒体に汚れの疑いの記録があるか否かを判定する(ステップ214)。
ステップ214で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、他の接触型カード媒体も情報を全く読めないか否かを判定する(ステップ215)。
一方、他の接触型カード媒体の読み取りである場合、エラー原因推定部112Dは、ステップ213で肯定結果を得、1枚目の接触型カード媒体に汚れの疑いの記録があるか否かを判定する(ステップ214)。
ステップ214で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、他の接触型カード媒体も情報を全く読めないか否かを判定する(ステップ215)。
ステップ215で肯定結果が得られた場合、すなわち複数枚の接触型カード媒体から情報を全く読めない場合、エラー原因推定部112Dは、カードリーダ20の情報読取部24(図3参照)の汚れ、又は、異物混入の疑いを記録(ステップ216)し、ステップ206に移行する。
一方、ステップ215で否定結果が得られた場合、すなわち他の接触型カード媒体の読取りが可能な場合、エラー原因推定部112Dは、1枚目の接触型カード媒体に汚れ、又は、破損の疑いを記録(ステップ217)し、ステップ206に移行する。
一方、ステップ215で否定結果が得られた場合、すなわち他の接触型カード媒体の読取りが可能な場合、エラー原因推定部112Dは、1枚目の接触型カード媒体に汚れ、又は、破損の疑いを記録(ステップ217)し、ステップ206に移行する。
なお、ステップ214で否定結果が得られた場合、例えば1枚目の接触型カード媒体に挿入誤りの疑い、早抜きの疑い、ブロックカードの疑いが記録されている場合、エラー原因推定部112Dは、1枚目の接触型カード媒体にブロックカードの疑いの記録があるか否かを判定する(ステップ218)。
ステップ218で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、1枚目の接触型カード媒体がブロックカードと記録し(ステップ219)、ステップ206に移行する。
一方、ステップ218で否定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、そのままステップ206に移行する。
ステップ218で肯定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、1枚目の接触型カード媒体がブロックカードと記録し(ステップ219)、ステップ206に移行する。
一方、ステップ218で否定結果が得られた場合、エラー原因推定部112Dは、そのままステップ206に移行する。
<エラー原因の表示例>
図9は、POS端末10(図1参照)の操作画面例を説明する図である。(A)はクレジットカードによる支払を受け付けた時点の操作表示部13の画面例を示し、(B)はクレジットカードの読み取りに失敗した場合における操作表示部13の画面例を示す。
図9(A)に示す操作表示部13には、クレジットカードによる支払用画面131が表示されている。支払用画面131には、ユーザに求める操作の内容131Aとして「カードを挿入してください」との文字が表示されている。
図9は、POS端末10(図1参照)の操作画面例を説明する図である。(A)はクレジットカードによる支払を受け付けた時点の操作表示部13の画面例を示し、(B)はクレジットカードの読み取りに失敗した場合における操作表示部13の画面例を示す。
図9(A)に示す操作表示部13には、クレジットカードによる支払用画面131が表示されている。支払用画面131には、ユーザに求める操作の内容131Aとして「カードを挿入してください」との文字が表示されている。
図9(B)に示す操作表示部13には、エラー原因の通知画面132が表示されている。エラー原因の通知画面132は、クレジットカードの1回又は複数回の読み取りに失敗した段階に表示される。エラー原因の通知画面132には、推定されたエラーの原因132Aとして「ERR1001:このカードはご利用できません」、「カードのICチップの汚れ又は破損の疑いがあります」との文字が表示されている。
推定された読取エラーの原因が具体的に表示されることで、取引を成立させるための具体的な行動を取りやすくなる。例えば汚れの除去等により解消が可能な読取エラーについては、エラーの原因の解消により取引が成立される。結果的に、ユーザは希望の通りの決済を実現でき、店舗側は販売機会を損なわずに済む。
推定された読取エラーの原因が具体的に表示されることで、取引を成立させるための具体的な行動を取りやすくなる。例えば汚れの除去等により解消が可能な読取エラーについては、エラーの原因の解消により取引が成立される。結果的に、ユーザは希望の通りの決済を実現でき、店舗側は販売機会を損なわずに済む。
<実施の形態2>
本実施の形態では、読取エラーの原因を推定する機能をカードリーダ20(図1参照)に設ける場合について説明する。
なお、実施の形態2の場合にも、図1に示す電子決済システム1を使用する。すなわち、実施の形態2で使用する電子決済システム1も、加盟店に設置されるPOS端末10(図1参照)と、POS端末10に連結されるカードリーダ20(図1参照)と、加盟店と決済事業者との間で決済情報を中継する決済中継センター30(図1参照)と、決済事業者が運用する決済センター40(図1参照)とで構成される。
本実施の形態では、読取エラーの原因を推定する機能をカードリーダ20(図1参照)に設ける場合について説明する。
なお、実施の形態2の場合にも、図1に示す電子決済システム1を使用する。すなわち、実施の形態2で使用する電子決済システム1も、加盟店に設置されるPOS端末10(図1参照)と、POS端末10に連結されるカードリーダ20(図1参照)と、加盟店と決済事業者との間で決済情報を中継する決済中継センター30(図1参照)と、決済事業者が運用する決済センター40(図1参照)とで構成される。
<各装置の構成>
図10は、実施の形態2で使用するPOS端末10の構成例を説明する図である。図10には、図2との対応部分に対応する符号を付して示している。
図10に示すPOS端末10の場合、OCX部112に、エラー原因推定部112Dの機能が設けられていない点で、図2に示すPOS端末10と相違する。
図11は、実施の形態2で使用するカードリーダ20の構成例を示す図である。図11には、図3との対応部分に対応する符号を付して示している。
図11に示すカードリーダ20の場合、制御部21が実行する機能として、エラー原因推定部21Cが追加されている点で、図3に示すカードリーダ20と相違する。なお、エラー原因推定部21Cが実行する処理の内容は実施の形態1と同様である。
図10は、実施の形態2で使用するPOS端末10の構成例を説明する図である。図10には、図2との対応部分に対応する符号を付して示している。
図10に示すPOS端末10の場合、OCX部112に、エラー原因推定部112Dの機能が設けられていない点で、図2に示すPOS端末10と相違する。
図11は、実施の形態2で使用するカードリーダ20の構成例を示す図である。図11には、図3との対応部分に対応する符号を付して示している。
図11に示すカードリーダ20の場合、制御部21が実行する機能として、エラー原因推定部21Cが追加されている点で、図3に示すカードリーダ20と相違する。なお、エラー原因推定部21Cが実行する処理の内容は実施の形態1と同様である。
<接触型カード媒体の読取エラー時の処理動作>
図12は、接触型カード媒体の読み取りでエラーが発生した場合に各端末で実行される他の処理動作例および端末間で実行される他の通信動作例を説明する図である。図12には、図5との対応部分に対応する符号を付して示している。
図12におけるカードリーダ20は、情報読取部24(図3参照)以外の機能は、基本的に正常に動作している。
本実施の形態の場合、読取エラーを検知したカードリーダ20は、エラー情報を生成し(ステップ1)、POS端末10のOCX部112に送信する。
図12は、接触型カード媒体の読み取りでエラーが発生した場合に各端末で実行される他の処理動作例および端末間で実行される他の通信動作例を説明する図である。図12には、図5との対応部分に対応する符号を付して示している。
図12におけるカードリーダ20は、情報読取部24(図3参照)以外の機能は、基本的に正常に動作している。
本実施の形態の場合、読取エラーを検知したカードリーダ20は、エラー情報を生成し(ステップ1)、POS端末10のOCX部112に送信する。
OCX部112は、エラー情報を受信すると(ステップ2)、決済中継センター30に対し、受信したエラー情報を送信する(ステップ3)。
エラー情報を受信した決済中継センター30では、実施の形態1の場合と同じく、受信したエラー情報に基づいて読取エラーの原因を推定し、推定した読取エラーの原因をPOS端末10に送信する(ステップ5~7)。
また、決済中継センター30は、蓄積したエラー情報を分析し、分析結果をPOS端末10に送信する等の処理を実行する(ステップ10~12)。
エラー情報を受信した決済中継センター30では、実施の形態1の場合と同じく、受信したエラー情報に基づいて読取エラーの原因を推定し、推定した読取エラーの原因をPOS端末10に送信する(ステップ5~7)。
また、決済中継センター30は、蓄積したエラー情報を分析し、分析結果をPOS端末10に送信する等の処理を実行する(ステップ10~12)。
以上の処理動作は、実施の形態1と共通である。
ただし、本実施の形態におけるカードリーダ20は、エラー情報の生成後、読取エラーの原因を推定し(ステップ21)、POS端末10側のOCX部112に対し、推定した読取エラーの原因を送信する(ステップ22)。
図12の場合、カードリーダ20は、読取エラーの原因はPOS端末10に送信するのみであるが、自身の操作表示部23(図3参照)に、推定したエラーの原因を表示してもよい。
ただし、本実施の形態におけるカードリーダ20は、エラー情報の生成後、読取エラーの原因を推定し(ステップ21)、POS端末10側のOCX部112に対し、推定した読取エラーの原因を送信する(ステップ22)。
図12の場合、カードリーダ20は、読取エラーの原因はPOS端末10に送信するのみであるが、自身の操作表示部23(図3参照)に、推定したエラーの原因を表示してもよい。
なお、OCX部112は、カードリーダ20で推定された読取エラーの原因又は決済中継センター30で推定された読取エラーの原因をPOSアプリ部111に通知する(ステップ8A)。
また、POSアプリ部111は、受信した読取エラーの原因を操作表示部13に表示する(ステップ9)。
また、POSアプリ部111は、受信した読取エラーの原因を操作表示部13に表示する(ステップ9)。
ところで、本実施の形態の場合、決済中継センター30から分析結果を受信したOCX部112の処理動作が実施の形態1と相違する。
実施の形態1におけるOCX部112は、受信した分析結果を自身による次回以降の読取エラーの原因の推定に使用したが、本実施の形態の場合、受信した分析結果をカードリーダ20に通知する(ステップ23)。本実施の形態の場合、読取エラーの原因の推定はカードリーダ20が実行するためである。
カードリーダ20は、分析結果を受信すると(ステップ24)、分析結果を次回の推定用に保存する(ステップ25)。これにより、カードリーダ20における読取エラーの推定精度は高い状態に維持される。
実施の形態1におけるOCX部112は、受信した分析結果を自身による次回以降の読取エラーの原因の推定に使用したが、本実施の形態の場合、受信した分析結果をカードリーダ20に通知する(ステップ23)。本実施の形態の場合、読取エラーの原因の推定はカードリーダ20が実行するためである。
カードリーダ20は、分析結果を受信すると(ステップ24)、分析結果を次回の推定用に保存する(ステップ25)。これにより、カードリーダ20における読取エラーの推定精度は高い状態に維持される。
<他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は前述した実施の形態に記載の範囲に限定されない。前述した実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は前述した実施の形態に記載の範囲に限定されない。前述した実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
前述の実施の形態では、決済中継センター30(図1参照)において読取エラーの原因を推定しているが、決済センター40(図1参照)において読取エラーの原因を推定してもよい。
また、前述の実施の形態では、図1に示すように、POS端末10に対してカードリーダ20が接続される形態を想定したが、例えば自動販売機や自動券売機のように、カードリーダ20が一体化された装置構成でもよい。カードリーダ20が一体化された装置は、決済受付装置の一例であり、この装置の一部として用いられる情報読取部24(図3等参照)は、特許請求の範囲における読取部の一例である。
また、前述の実施の形態では、接触型カード媒体における読取エラーの原因を推定する場合について説明したが、非接触型カード媒体における読取エラーの原因の推定に使用してもよい。
例えば非接触型カード媒体の読取エラーの原因には、例えばパスワードの複数回の入力誤りに伴うセキュリティーロック状態、決済処理が終わる前に情報読取部24から非接触型カード媒体が離れてしまった場合、プリペイド型の場合の残金不足、QRコード等が表示されるスマートフォン等の表示画面に汚れがある場合や表示画面の輝度不足、POS端末10やカードリーダ20側の故障がある。
非接触型カード媒体を用いた決済の場合にも、ユーザの操作ミス、非接触型カード媒体の不良、カードリーダ20等の不良の観点から読取エラーの原因を推定し、操作表示部13(図2参照)に表示することで、読取エラーの発生回数を低減することができる。
例えば非接触型カード媒体の読取エラーの原因には、例えばパスワードの複数回の入力誤りに伴うセキュリティーロック状態、決済処理が終わる前に情報読取部24から非接触型カード媒体が離れてしまった場合、プリペイド型の場合の残金不足、QRコード等が表示されるスマートフォン等の表示画面に汚れがある場合や表示画面の輝度不足、POS端末10やカードリーダ20側の故障がある。
非接触型カード媒体を用いた決済の場合にも、ユーザの操作ミス、非接触型カード媒体の不良、カードリーダ20等の不良の観点から読取エラーの原因を推定し、操作表示部13(図2参照)に表示することで、読取エラーの発生回数を低減することができる。
1…電子決済システム、10…POS端末、20…カードリーダ、30…決済中継センター、40…決済センター、50…決済ネットワーク、111…POSアプリ部、112…OCX部、112A…カード情報受信部、112B、31C…エラー情報受信部、112C…エラー情報送信部、112D、21C、31D…エラー原因推定部、112E…エラー原因受信部、112F…判定閾値受信部、21A…カード情報送信部、21B…エラー情報生成部、31A…電子決済情報受信部、31B…電子決済情報送信部、31E…エラー情報分析部、32A…電子決済情報、32B…エラー情報DB、32C…分析結果
Claims (19)
- 少なくともカード媒体から読み取った情報に基づく電子決済を受け付ける、複数の決済受付装置と、
電子決済を実行する決済センター、又は、当該決済センターと複数の前記決済受付装置との通信を中継する決済中継センターと、
を有する電子決済システムであって、
複数の前記決済受付装置は、
カード媒体の読み取り時に発生したエラーに関する情報を、エラー情報として前記決済センター、又は、前記決済中継センターに送信し、
前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、
前記決済受付装置から受信される前記エラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する、
電子決済システム。 - 前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、
新たに受信した前記エラー情報に対応するエラーの原因を、当該エラー情報の送信元である前記決済受付装置に通知する、
請求項1に記載の電子決済システム。 - 前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、
複数の前記決済受付装置から受信された複数の前記エラー情報を記憶する記憶部を有し、
前記記憶部に記憶されている複数の前記エラー情報を分析し、分析の結果をエラーの原因の推定処理に反映する情報を、複数の前記決済受付装置に送信する、
請求項1又は2に記載の電子決済システム。 - 前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、
特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった前記決済受付装置から、初回の読み取り時には、情報を全く読み取れない旨を示す前記エラー情報が受信される一方、二回目の読み取り時には、当該エラー情報が受信されなかった場合、
エラーの原因として、カード媒体の挿入方向に関する誤りを推定する、
請求項1又は2に記載の電子決済システム。 - 前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、
特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった前記決済受付装置から、特定のカード媒体についての読み取りでは、毎回、情報を全く読み取れない旨を示す前記エラー情報が受信される一方で、他のカード媒体についての読み取りでは、当該エラー情報が受信されなかった場合、
エラーの原因として、カード媒体に固有のエラーを推定する、
請求項1又は2に記載の電子決済システム。 - 前記決済センター、又は、前記決済中継センターは、
特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった前記決済受付装置から、初回の読み取り時には、部分的に情報を読み取れた旨を示す前記エラー情報が受信される一方、二回目の読み取り時には当該エラー情報が受信されなかった場合、
エラーの原因として、カード媒体の差し込み時間の不十分さを推定する、
請求項1又は2に記載の電子決済システム。 - 少なくともカード媒体から情報を読み取る読取部、又は、カード媒体から情報を読み取る読取装置と接続される接続部と、当該情報に基づく電子決済を受け付ける処理部と、を有する決済受付装置であって、
前記読取部が、カード媒体の読み取りに関するエラー情報を生成すると、又は、前記接続部が、カード媒体の読み取りに関するエラー情報を前記読取装置から受信すると、
前記処理部は、前記エラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する、
決済受付装置。 - 前記処理部は、電子決済を実行する決済センター、又は、当該決済センターと自装置との通信を中継する決済中継センターに対し、前記エラー情報を送信する、
請求項7に記載の決済受付装置。 - 前記処理部は、前記決済センター又は前記決済中継センター又は前記読取装置から受信したエラーの原因を表示部に表示する、
請求項8に記載の決済受付装置。 - 前記処理部は、
特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、初回の読み取り時には、情報を全く読み取れない旨を示すエラー情報を受け付ける一方、二回目の読み取り時には、読み取りエラーが発生しなかった場合、
エラーの原因として、カード媒体の挿入方向に関する誤りを推定する、
請求項7に記載の決済受付装置。 - 前記処理部は、
特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、特定のカード媒体についての読み取りでは、毎回、情報を全く読み取れない旨を示すエラー情報を受け付ける一方、他のカード媒体についての読み取りでは、読み取りエラーが発生しなかった場合、
エラーの原因として、カード媒体に固有のエラーを推定する、
請求項7に記載の決済受付装置。 - 前記処理部は、
特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、初回の読み取り時には、部分的に情報を読み取れた旨を示すエラー情報を受け付ける一方、二回目の読み取り時には、読み取りエラーが発生しなかった場合、
エラーの原因として、カードの差し込み時間の不十分さを推定する、
請求項7に記載の決済受付装置。 - 電子決済を受け付ける決済受付装置と通信可能に接続され、カード媒体から情報を読み取る読取装置であって、
カード媒体の読み取りエラーに関するエラー情報を生成する生成部と、
前記生成部により生成された前記エラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する推定部と
を有する読取装置。 - 前記推定部は、
特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、初回の読み取り時には、情報を全く読み取れない旨を示すエラー情報を受け付ける一方、二回目の読み取り時には、読み取りエラーが発生しなかった場合、
エラーの原因として、カード媒体の挿入方向に関する誤りを推定する、
請求項13に記載の読取装置。 - 前記推定部は、
特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、特定のカード媒体についての読み取りでは、毎回、情報を全く読み取れない旨を示すエラー情報を受け付ける一方、他のカード媒体についての読み取りでは、読み取りエラーが発生しなかった場合、
エラーの原因として、カード媒体に固有のエラーを推定する、
請求項13に記載の読取装置。 - 前記推定部は、
特定のカード媒体について複数回の読み取りがあった場合に、初回の読み取り時には、部分的に情報を読み取れた旨を示すエラー情報を受け付ける一方、二回目の読み取り時には、読み取りエラーが発生しなかった場合、
エラーの原因として、カード媒体の差し込み時間の不十分さを推定する、
請求項13に記載の読取装置。 - 少なくともカード媒体から読み取った情報に基づく電子決済を受け付ける複数の決済受付装置と通信可能に接続される、電子決済を実行する決済センター、又は、当該決済センターと複数の当該決済受付装置との通信を中継する決済中継センターにおいて実行されるエラー原因推定方法であって、
前記決済受付装置から受信されるエラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する処理
を有するエラー原因推定方法。 - 少なくともカード媒体から読み取った情報に基づく電子決済を受け付ける決済受付装置のコンピュータに、
カード媒体の読み取りエラーに関するエラー情報を生成する、又は、受け付ける機能と、
前記エラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する機能と、
を実現するためのプログラム。 - 電子決済を受け付ける決済受付装置と通信可能に接続され、カード媒体から情報を読み取る読取装置のコンピュータに、
カード媒体の読み取りエラーに関するエラー情報を生成する機能と、
前記エラー情報に基づいて、エラーの原因を推定する機能と
を実現するためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021148549A JP2023041279A (ja) | 2021-09-13 | 2021-09-13 | 電子決済システム、決済受付装置、読取装置、エラー原因推定方法及びプログラム |
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