JP2010026297A - 画像合成システム、表示制御方法、描画処理装置、及び制御プログラム - Google Patents

画像合成システム、表示制御方法、描画処理装置、及び制御プログラム Download PDF

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【課題】複数のレイヤ画像を重ね合わせることにより生成された合成画像を表示する場合において、下位側のレイヤ画像の少なくとも一部が再描画される際のちらつき及び暗転の発生を抑える。
【解決手段】画像合成システム1は、画像合成部13及び画像生成部10を備える。画像合成部13は、レイヤ画像P1及びP2を入力し、レイヤ画像P1の前面にレイヤ画像P2を重ね合わせて合成画像MPを生成する。画像生成部10は、レイヤ画像P1を生成するとともに、レイヤ画像P1の少なくとも一部の領域(例えばウインドウW11)が合成画像MPに含まれるように、ウインドウW11の配置に対応する対応領域が透過設定されたレイヤ画像P2を生成する。さらに、画像生成部10は、ウインドウW11の再描画が行われるブランク期間の間、再描画前のウインドウW11の画像をレイヤ画像P2内の対応領域にはめ込むとともに、対応領域に対する透過設定を解除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のレイヤ画像を重ね合わせることにより合成画像を生成する画像合成システムに関し、特にレイヤ画像の少なくとも一部が再描画される場合における合成画像の表示制御技術に関する。
複数のレイヤ画像を重ね合わせることにより合成画像を生成する画像合成システムが知られている。例えば、特許文献1は、複数のレイヤ画像を透過合成(アルファ合成)し、合成画像をLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置に出力する画像合成システム(特許文献1では、出力データ制御装置)を開示している。特許文献1では、複数のレイヤ画像は、それぞれ別々の画像生成部(例えば、パーソナルコンピュータ)によって生成される。
特開2002−182890号公報 特開2004−30092号公報 特開平5−127861号公報
本願の出願人は、複数のレイヤ画像を重ね合わせることによって合成画像を生成する場合に、下位レイヤつまり背景側の第1のレイヤ画像に含まれるウインドウの少なくとも一部を合成画像に出力するための表示方法等に関する発明を出願済みである(平成19年12月26日出願の特願2007−334854号)。本願に係る発明の目的を説明するために、以下では、特願2007−334854号に記載の発明について簡単に説明する。
特願2007−334854号に記載された発明の実施の形態の1つは、第1のレイヤ画像を生成する第1のプロセッサから、上位レイヤつまり前景側の第2のレイヤ画像を生成する第2のプロセッサに対して第1のレイヤ画像内のウインドウの配置を通知する。通知を受けた第2のプロセッサは、当該ウインドウに対応する第2のレイヤ画像内の対応領域を透過設定する。そして、第1のレイヤ画像及び第2のレイヤ画像を合成する画像合成部(例えば、グラフィック処理機能を有するディスプレイコントローラ)は、第1のレイヤ画像に第2のレイヤ画像を重ね合わせるに際して、透過設定がなされた対応領域に下位レイヤの画像を透過させることによって、第1のレイヤ画像に含まれるウインドウを合成画像に出力する。
ここで、ウインドウとは、アプリケーション・プログラム(以下、単にアプリケーションと呼ぶ)の実行状況を表示する仮想的なスクリーンである。ウインドウは、例えば、第1のプロセッサで実行されるアプリケーションの描画要求に応じて生成される。
また、透過設定とは、背景側の画像を透過させるべき領域であることを、第2のプロセッサから画像合成部に伝達するための設定である。第2のプロセッサによる透過設定は、例えば、アルファ合成に使用されるアルファ値を実質的に全透過を示す値(例えば、ゼロ又は1)に設定することで行われる。また、透過設定は、予め定められた透過色によって対応領域を塗りつぶすことで行われてもよい。
ところで、アプリケーション実行時の例外発生などに起因して第1のレイヤ画像に含まれるウインドウの再描画が必要となる場合がある。ウインドウの再描画が発生すると、上述した特願2007−334854号に記載の発明では、合成画像内におけるウインドウの表示に"ちらつき"や"暗転"が発生するおそれがある。
ここで、"ちらつき"とは、ウインドウによって隠されていた背景が一時的に描画される現象を意味する。また、"暗転"とは、ウインドウが表示されていた領域が所定の背景色によって塗りつぶされる現象を意味する。例えば、第1のプロセッサが描画用プログラムとしてX Window System(X11)を使用している場合、アプリケーションの終了に伴ってXサーバから再描画のためのExposeイベントが発行される。Exposeイベントに応じて、描画処理が行われれば"ちらつき"が発生し、描画処理が行われなければ"暗転"が発生する。
合成画像が表示装置の画面上に出力されている場合における、上述した"ちらつき"や"暗転"の発生は、視感上好ましくない場合がある。例えば、車載情報機器で使用される車両制御に関するアプリケーション(例えば、自動車の速度計をウインドウ表示するアプリケーション)が再起動される場合に、上述した"ちらつき"や"暗転"の発生してしまうと、車載情報機器の故障であるとユーザに誤認されるおそれがある。
なお、特許文献2は、コンピュータで実行されているアプリケーションに異常が発生した場合に、これを再起動するアプリケーション回復システムを開示している。特許文献2に開示されたシステムは、アプリケーションの実行中にユーザによって入力された履歴を一時ファイルに記録しておく。そして、当該システムは、実行中のアプリケーションの異常を検知した場合に、当該アプリケーションのウインドウ表示位置を取得するとともに、アプリケーションを再起動する。このとき、当該システムは、再起動されたアプリケーションのウインドウを再起動前と同位置に再描画するとともに、記録しておいた一時ファイルを用いてユーザの作業内容を復元する。
つまり、特許文献2は、アプリケーションの再起動の前後で、ウインドウの配置及び表示内容を実質的に同一とするための技術を開示している。しかしながら、特許文献2は、アプリケーションの再起動に伴って、ウインドウが消去されてから再描画されるまでの間の画像表示の制御に関しては何ら開示していない。
また、特許文献3は、複数ウインドウのオーバラップ表示が可能なマルチウインドウ機能を有する画像処理システムを開示している。特許文献3に開示されたシステムは、下位層ウインドウのうち上位層ウインドウの重なりによって表示されない領域(重なり領域)の画像をビットマップ画像としてメモリに記憶しておく。そして、当該システムは、フォーカスの移動等によって下位層ウインドウが上位層ウインドウの前面にエクスポーズされる際に、予めメモリに記憶されていた重なり領域のビットマップ画像を読み出し、この重なり領域の画像を追加表示する。
上述したように、特許文献3は、エクスポーズ処理、すなわち、重なり領域の画像を描画する処理を速やかに実行するための技術を開示している。しかしながら、特許文献3に開示された発明を利用しても、アプリケーションの再起動に伴って、ウインドウが消去された後に再び描画される場合に "ちらつき"が生じてしまう。つまり、特許文献3に記載の発明では、上述した"ちらつき"を抑制することはできない。
本発明は、上述した知見に基づいてなされたものであって、複数のレイヤ画像を重ね合わせることにより生成された合成画像を表示する場合において、下位側のレイヤ画像の少なくとも一部が再描画される際の"ちらつき"及び"暗転"の発生を抑制することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる画像合成システムは、画像合成部及び画像生成部を備える。前記画像合成部は、第1及び第2のレイヤ画像を入力し、前記第1のレイヤ画像の前面に前記第2のレイヤ画像を重ね合わせることにより合成画像を生成する。前記画像生成部は、前記第1のレイヤ画像を生成するとともに、前記第1のレイヤ画像の少なくとも一部の領域が前記合成画像に含まれるように、前記少なくとも一部の領域の配置に対応する対応領域が透過設定されている前記第2のレイヤ画像を生成する。さらに、前記画像生成部は、前記第1のレイヤ画像内の前記少なくとも一部の領域の再描画が行われるブランク期間の間、再描画前の前記少なくとも一部の領域の画像を前記第2のレイヤ画像内の前記対応領域にはめ込むとともに、前記対応領域に対する透過設定を解除する。
上述した本発明の第1の態様によれば、第2のレイヤ画像にはめ込まれた再描画前の画像によって、前記少なくとも一部の領域の再描画に伴う前記第1のレイヤ画像における過渡的な表示の変動が、合成画像に出力されることを防止できる。したがって、本発明の第1の態様によれば、上述した"ちらつき"及び"暗転"が合成画像に発生することを抑制できる。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<発明の実施の形態1>
本実施の形態にかかる画像合成システム1は、複数のレイヤ画像を生成するとともに、これらを重ね合わせて合成することにより合成画像を生成する。説明の便宜のために、以下では、レイヤ画像P1及びレイヤ画像P2の2枚を重ね合わせて合成画像MPを生成する場合について説明する。なお、レイヤ画像P1は背景側の画像とし、レイヤ画像P2はレイヤ画像P1の前面に重ねられる前景側の画像とする。
図1は、画像合成システム1の機能ブロック図である。図1において、画像生成部10は、レイヤ画像P1及びP2を生成する。画像生成部10が有する第1描画処理部11は、レイヤ画像P1を生成する。
一方、第2描画処理部12は、第2レイヤ画像P2を生成する。このとき、第2描画処理部12は、第1レイヤ画像P1に描画されたウインドウが合成画像に含まれるように、当該ウインドウの配置に対応する第2レイヤ画像P2内の対応領域を透過設定する。上述したように、透過設定とは、後述する画像合成部13に対して、背景側の画像を透過させるべき領域であることを伝達するための設定である。一例を示すと、第2描画処理部12による透過設定は、アルファ合成に使用されるアルファ値を実質的に全透過を示す値(例えば、ゼロ又は1)に設定することで行えばよい。また、透過設定は、予め定められた透過色によって対応領域を塗りつぶすことで行われてもよい。つまり、透過設定の具体的手法は、画像合成部13が採用している画像合成方法に合わせて適宜決定すればよい。
合成画像MPに表示されるべきウインドウの配置を伝達するために、第1描画処理部11は、配置情報D1を第2描画処理部12に供給する。ここで、配置情報D1は、レイヤ画像P1内でのウインドウ配置を特定可能な情報である。ユーザ操作等に応じてレイヤ画像P1内でのウインドウの配置及びサイズが変化する場合、配置情報D1には、ウインドウの少なくとも一点の座標と、ウインドウサイズの情報を含めればよい。ところで、第1描画処理部11による配置情報D1の送信は、必ずしも必要ではない。例えば、合成画像MPに表示すべきウインドウのレイヤ画像P1内での配置が予め固定されている場合、第2描画処理部12は、予め定められたウインドウの配置情報に基づいて透過設定を行えばよい。
また、第1描画処理部11は、合成画像MPに表示すべきウインドウの再描画を行なう際に、第2描画処理部12に対して通知情報D2を送信する。通知情報D2を受けた第2描画処理部12は、レイヤ画像P1に含まれる再描画前のウインドウをキャプチャした画像(以下、キャプチャ画像と呼ぶ)をレイヤ画像P2の対応領域にはめ込むとともに、対応領域の透過設定を解除する。ここで、透過設定の解除とは、透過設定がなされていたレイヤ画像P2内の領域を不透過状態に変更することである。透過設定の解除は、アルファ値を実質的に不透過を示す値に設定することで行えばよい。また、透過設定の解除は、予め定められた透過色による対応領域の塗りつぶしを停止することで行なってもよい。なお、レイヤ画像P2へのキャプチャ画像のはめ込み処理の詳細については後述する。
最後に、図1に示す画像合成部13は、レイヤ画像P1及びP2を入力し、第2描画処理部12によって指定される透過設定に基づいて、レイヤ画像P1及びP2を重ね合わせることにより合成画像MPを生成する。
続いて、画像合成システム1による画像合成の具体例につき図2を参照して説明する。図2の左側部分は、レイヤ画像P1及びP2の例である。図2では、1つのウインドウW11がレイヤ画像P1に描画されている。また、レイヤ画像P2には、2つのウインドウW21及びW22が描画されるとともに、透過ウインドウT1が配置されている。ここで、透過ウインドウとは、背景側の画像を透過させるために透過設定された対応領域を意味する。図2に示す透過ウインドウT1は、レイヤ画像P1内のウインドウW11の配置に対応している。
一方、図2の右側部分は、図2左側部分に示すレイヤ画像P1及びP2を合成して得られる合成画像MPの例である。画像合成部13は、前景側のレイヤ画像P2の中から透過設定がなされた対応領域つまり透過ウインドウT1を検知し、透過ウインドウT1に背景側のレイヤ画像P1を透過させることによって合成画像MPを生成する。透過ウインドウT1の検知は、アルファ値が実質的に全透過を示す画素を検知すること、又は所定の透過色に設定された画素を検知することにより行えばよい。
続いて以下では、レイヤ画像P2へのキャプチャ画像のはめ込み処理について図3及び4を参照して詳細に説明する。図3は、レイヤ画像P2へのキャプチャ画像のはめ込み処理の手順を示すシーケンス図である。
図3のステップS11では、第1描画処理部11が、ウインドウの再描画が必要となる異常の発生を検知する。ウインドウの再描画が必要となる異常の例は、ウインドウの描画要求元であるアプリケーションに例外(ゼロ除算、オーバーフロー、アドレスエラー等)が発生した場合である。この場合、例外の発生したアプリケーションの再起動が必要であるため、ウインドウの再描画も合わせて必要となる。ステップS12では、第1描画処理部11が、通知情報D2を送信することによって第2描画処理部12に対して異常発生を通知する。
ステップS13では、異常発生の通知を受けた第2描画処理部12がキャプチャ画像を取得し、これを対応領域にはめ込む。第2描画処理部12によるキャプチャ画像の取得は、第1描画処理部11から再描画されるウインドウの画像を受信することによって行なえばよい。また、第2描画処理部12は、レイヤ画像P1を画像合成部13に供給するために設けられたバッファメモリ(不図示)にアクセスすることによって、キャプチャ画像を取得してもよい。
ステップS14では、第2描画処理部12が、キャプチャ画像がはめ込まれた透過ウインドウの透過設定を解除する。なお、所定の透過色の使用によって透過設定が行われている場合、ステップS13にてキャプチャ画像のはめ込みが行なわれたことにより、実質的に透過設定が解除される。すなわち、独立した透過設定の解除ステップは存在しなくてもよい。
ステップS15では、第1描画処理部11が異常発生に関係するウインドウの再描画を実行する。例えば、アプリケーションの実行中に例外が発生した場合、例外の発生したアプリケーションの再起動を行い、再起動されたアプリケーションからの描画要求に応じてウインドウを再描画すればよい。ウインドウの再描画が完了した場合、第1描画処理部11は、通知情報D2を送信することによって再描画の完了を第2描画処理部12に通知する(ステップS16)。
最後に、ステップS17では、再描画完了通知を受信した第2描画処理部12が、対応領域(透過ウインドウ)へのキャプチャ画像のはめ込みを停止し、透過設定を再開する。
図4は、図3に示した処理手順によって実現されるレイヤ画像P1及びP2の状態遷移を示している。なお、図4でのレイヤ画像P1及びP2の具体例は、図2に示したものと共通である。
図4(a)は、レイヤ画像P1のウインドウW11に関して異常が発生したときのレイヤ画像P1及びP2の状態を示している。つまり、図4(a)は、図3のステップS11の実行後に相当する。図4(a)では、レイヤ画像P2に関して透過設定がなされているため、レイヤ画像P2には透過ウインドウT1が含まれている。
図4(b)は、ウインドウW11のキャプチャ画像がレイヤ画像P2にはめ込まれ、透過設定が解除された状態を示している。つまり、図4(b)は、図3のステップS14の実行後に相当する。このとき、レイヤ画像P2からは透過ウインドウT1が消去され、代わりにウインドウW11のキャプチャ画像が表示されている。
図4(c)は、ウインドウW11の再描画が行なわれている期間(以下では、ブランク期間と呼ぶ)のレイヤ画像P1及びP2の状態を示している。つまり、図4(c)は、図3のステップS15の実行中に相当する。このとき、レイヤ画像P2にはめ込まれたウインドウW11のキャプチャ画像によって、合成画像MPには、ウインドウW11が継続的に表示される。
図4(d)は、ウインドウW11の再描画が完了したが、まだレイヤ画像P2の透過設定が再開されていないときのレイヤ画像P1及びP2の状態を示している。つまり、図4(d)は、図3のステップS15とS17の間に相当する。
最後に、図4(e)は、レイヤ画像P2に対する透過設定が再開された後のレイヤ画像P1及びP2の状態を示している。つまり、図4(e)は、図3のステップS17の実行後に相当する。
上述したように、本実施の形態にかかる画像合成システム1は、複数のレイヤ画像P1及びP2を重ね合わせ合成することによって合成画像MPを生成するシステムである。また、画像合成システム1は、合成画像MPに表示されている背景側のレイヤ画像P1内のウインドウの再描画を行なう際に、再描画前の当該ウインドウのキャプチャ画像を取得する。そして、画像合成システム1は、このキャプチャ画像を前景側のレイヤ画像P2にはめ込むとともに、ウインドウの透過表示のために設定されていた対応領域の透過設定を解除する。
つまり、画像合成システム1は、レイヤ画像P2にはめ込まれた再描画前のキャプチャ画像によって、ウインドウの再描画に伴うレイヤ画像P1における過渡的な表示の変動が合成画像MPに出力されることを防止できる。したがって、画像合成システム1は、上述した"ちらつき"及び"暗転"が合成画像MPに発生することを抑制できる。
ところで、上述した本実施の形態の説明では、再描画の対象が矩形のウインドウであるとして説明した。しかしながら、再描画及びキャプチャの対象は、矩形のウインドウに限定されるものでなく、任意の図形等の描画オブジェクトであってもよいことは勿論である。
また、上述した本実施の形態の説明では、説明を簡素化するために、2枚のレイヤ画像の重ね合わせにより合成画像MPを生成する例を示した。しかしながら、3枚以上のレイヤ画像の重ね合わせによって合成画像MPを生成してもよいことは勿論である。このとき、再描画の対象となる描画オブジェクト(例えばウインドウ)のキャプチャ画像が転写されるレイヤ画像は、再描画が行なわれるレイヤ画像よりも前景側のレイヤ画像であればよい。
続いて以下では、複数のプロセッサを含むコンピュータとこれに実行されるコンピュータプログラムを使用して、本実施の形態にかかる画像合成システム1を構成する具体例について説明する。
図5は、コンピュータシステム100を利用した画像合成システム1の構成例を示している。図5において、コンピュータシステム100は、プロセッサ101及び102を有する。例えば、画像合成システム1を車載情報機器に適用する場合であれば、コンピュータシステム100は、複数のプロセッサコアを有するマルチコア型のシステムLSIとすればよい。以下では、コンピュータシステム100がマルチコア型のシステムLSI(MCU(Micro Controller Unit)、MPU(Micro Processor Unit)等とも呼ばれる)である場合を例にとって説明する。
第1プロセッサ101は、後述するオペレーティングシステム(OS:Operating System)210、描画用プログラム群(以下、描画システムと呼ぶ)211等を実行することによって、上述した第1描画処理部11として動作する。また、第2プロセッサ102は、後述するOS220、描画システム221等を実行することによって、上述した第2描画処理部12として動作する。
2つのプロセッサ101及び102の間は、高速バス104によって通信可能に接続されている。RAM103は、プロセッサ101及び102のキャッシュメモリ、プロセッサ101及び102の間で通信を行なうための共有メモリ等として使用される。
グラフィック処理ユニット(GPU:Graphic Processing Unit)106は、プロセッサ101及び102によって生成されたレイヤ画像P1及びP2を重ね合わせ合成し、合成画像MPを生成する。つまり、GPU106は、上述した画像合成部13として動作する。
GPU106が接続されているメインバス105は、外部RAM110とも接続されている。外部RAM110は、レイヤ画像P1及びP2が格納されるフレームバッファ111及び112として使用される。GPU106は、フレームバッファ111及び112からレイヤ画像P1及びP2を読み出し、画像合成を実行する。なお、レイヤ画像P1及びP2の書き込みと読み出しに同時に対応可能とするため、外部RAM110には、同時アクセス可能な複数のポートを有するRAM(例えばVRAM(Video RAM))を使用するとよい。
ディスプレイコントローラ107は、GPU106によって生成された合成画像MPをRGB出力として外部の表示装置に供給し、表示装置による画面表示を制御する。なお、GPU106及び107は、プロセッサ101及び102と同一チップ上に集積される必要はなく、プロセッサ101及び102とは別チップとされてもよい。
不揮発性メモリ120は、プロセッサ101及び102において実行されるプログラムを格納する。不揮発性メモリ120は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの組合せ等である。なお、不揮発性メモリ120は、コンピュータシステム120の内部と外部に分割して配置されてもよい。
図6は、図5のコンピュータシステム100により実行されるプログラム群の一例を示す階層図である。第1のプロセッサ101は、OS210を実行し、OS210によるハードウェアリソース管理の下で、描画システム211、アプリケーション管理マネージャ(以下APMと呼ぶ)212、及びアプリケーション213及び214等のプログラムを実行する。
ここで、描画システム211は、GUI(Graphical User Interface)環境を提供するためのプログラム群である。例えば、描画システム211は、X Window Systemなどのウインドウシステムのほか、アプリケーションが描画要求を行なうために用意されたソフトウェアライブラリを含む。
また、APM212は、第2プロセッサ102で実行されるAPM222との間でタスク間通信を行なう。タスク間通信には、OS210及びOS220によって提供されるソケット、メールボックス、メッセージキュー等の通信機能を利用すればよい。APM212は、APM222との間で配置情報D1及び通知情報D2を送受信することにより、APM222と協調して、透過ウインドウの生成、再描画時のキャプチャ画像の取得、前景側レイヤ画像へのキャプチャ画像のはめ込み、ウインドウの再描画などを実行する。
同様に、第2のプロセッサ102は、OS220を実行し、OS220によるハードウェアリソース管理の下で、描画システム221、APM222、及びアプリケーション223及び224等のプログラムを実行する。
例えば、画像合成システム1が車載情報機器などの組み込み機器に適用される場合、第1のプロセッサ101は、μITRON等のリアルタイムOSを実行し、速度制御、障害物検知などの車両制御に関するリアルタイム性の高いアプリケーションを実行すればよい。このとき、描画システム211は、簡易なウインドウシステムとすればよい。一方、第2のプロセッサ102は、組み込み向けUNIX(登録商標)等の非リアルタイムOSを実行し、カーナビゲーション、道路情報の受信処理、Webブラウザ等の情報系アプリケーションを実行するとよい。このとき、描画システム221には、例えば、X Window Systemを利用するとよい。
続いて、図5及び6を用いて説明した画像合成システム1によるウインドウ再描画の処理手順について説明する。図7は、当該処理手順を示すシーケンス図である。図7は先に説明した図3に対応する。
図7において、ステップS101では、OS210がAPM212に対してアプリケーション213の例外発生を通知する。これにより、APM212は、アプリケーション213での例外発生を検出する。つまり、ステップS101は、図3のステップS11に相当する。なお、ここでは、アプリケーション213の描画要求に基づいてレイヤ画像P1内にウインドウが描画されており、当該ウインドウが合成画像MPに表示されているものと仮定する。
ステップS102では、APM212が、APM222に対して例外発生を通知する。ステップS102は、図3のステップS12に相当する。
ステップS103では、APM212がアプリケーション213を一時停止させる。ステップS104では、APM212が、フレームバッファ112にアクセスし、アプリケーション213に関するウインドウのキャプチャ画像を取得する。ステップS105では、APM212からAPM222へキャプチャ画像が転送される。
ステップS106では、APM222が、透過ウインドウとされていた対応領域にキャプチャ画像を描画するよう描画システム221に要求する。併せてステップS106では、透過ウインドウの透過設定が解除される。つまり、ステップS106は、図3のステップS16及びS17に相当する。例えば、レイヤ画像P2内の対応領域の画素を所定の透過色とすることによって透過ウインドウが生成されている場合を考える。ステップS106において、レイヤ画像P2の対応領域の画素値がキャプチャ画像の画素値によって置換されることにより、対応領域の各画素値は、背景側のレイヤ画像P1に描画されたウインドウの各画素値と同一となる(ステップS107)。
ステップS108〜S113は、図3のステップS15(再描画ステップ)に相当する。具体的に述べると、ステップS108では、APM212がアプリケーション213の強制終了を要求する。ステップS109では、OS210がAPM212に対してアプリケーション213の終了を通知する。ステップS110では、APM212がアプリケーション213の再起動を要求する。ステップS111では、OS210がAPM212に対してアプリケーション213の起動完了を通知する。ステップS112では、再起動されたアプリケーション213が、描画システム211に対してウインドウの描画要求を行なう。ステップS113では、APM212がAPM222に対してアプリケーション213の再起動の完了を通知する。
ステップS114では、APM222が描画システム221に対して対応領域の透過設定を要求する。これにより、レイヤ画像P2内の対応領域は再び透過ウインドウとなり、レイヤ画像P1に再描画されたウインドウが合成画像MPに出力される。
以上に述べたように、図1に示した画像生成部10及び画像合成部13の機能は、複数のプロセッサ101及び102と、プロセッサ101及び102の各々で実行されるOS210(220)、描画システム211(222)及びAPM212(222)等のプログラム群と、GPU106を用いて具体的に実現することができる。
ところで、図5〜7を用いて説明した具体例では、コンピュータシステム100がマルチコア型のシステムLSIである場合について説明した。しかしながら、コンピュータシステム100は、システムLSIに限られないことは勿論である。例えば、コンピュータシステム100は、複数のシングルコアMPUを含むものでもよい。また、コンピュータシステム100は、通信ネットワークを介して結合された複数のパーソナルコンピュータを含むものでもよい。
また、図7では、APM222が、描画システム221に対してキャプチャ画像を供給し、キャプチャ画像を含むレイヤ画像P2を描画システム221に描画させる例を説明した。しかしながら、キャプチャ画像をレイヤ画像P2にはめ込む方法は、様々に変更可能である。例えば、APM222は、フレームバッファ111に格納された画像データをフレームバッファ112にコピーしてもよい。このとき、APM222は、キャプチャ画像がコピーされたフレームバッファ112の記憶領域への書き込みを行わないよう、描画システム221に要求すればよい。なお、フレームバッファ111からバッファ112へのデータコピーの制御は、APM111が行ってもよい。
また、アプリケーション213の再起動の契機となる異常検知は、上述した例外発生に限られないことはもちろんである。例えば、APM212がアプリケーション213に対して定期的にヘルスチェック要求を送信し、アプリケーション213からのヘルスチェック応答がタイムアウトするか否かによって異常を検知してもよい。
また、アプリケーション213の再起動を行なう場合には、アプリケーション213と同一のシステムリソース(メッセージキュー、共有メモリ等)を共用している他のアプリケーションについても再起動が必要となる場合がある。この場合、APM212は、予め定められたアプリケーショングループ単位で複数のアプリケーション管理しておき、アプリケーション213の再起動に合わせてこれと同一グループに属する他のアプリケーションも再起動すればよい。
また、APM212は、アプリケーション213の実行に伴う各種パラメータの変更履歴を記録してもよい。APM212は、アプリケーション213の再起動時に変更履歴を参照することによって、アプリケーションの状態及びウインドウの表示を例外発生直前の状態とすることができる。
<発明の実施の形態2>
本実施の形態にかかる画像合成システム2は、前景側のレイヤ画像P2に描画されたウインドウのキャプチャ画像を表示するために、通常時は全画面が透過ウインドウとされる第3のレイヤ画像P3を使用する。また、画像合成システム2は、レイヤ画像P2を描画する描画システム221の再起動が必要である場合に、レイヤ画像P2全体のキャプチャ画像を取得してレイヤ画像P3に転写する。
画像合成システム2の構成例を図8に示す。図8は、図5に示した画像合成システム1の具体例と同様に、マルチコア型のシステムLSIを用いた構成例である。なお、図8は、外部RAM110の一部がレイヤ画像P3を格納するためのフレームバッファ113として使用される点を除いて、図5と共通である。なお、レイヤ画像P3の生成は、プロセッサ101及び102のいずれかが行なえばよい。ここでは、プロセッサ101がレイヤ画像P3を生成するものとして説明を行なう。なお、レイヤ画像P2内のウインドウ又はレイヤ画像P2全体のキャプチャ画像を取得して前景側のレイヤ画像P3に転写する際の処理手順は、図3及び図7を用いて説明した画像合成システム1の処理手順と同様とすればよい。
図9は、画像合成システム2による画像合成を示す概念図である。なお、図9は、通常時、つまりレイヤ画像P2に表示されたウインドウの再描画が不要であるときを示している。図9の左側部分は、レイヤ画像P1〜P3の例である。レイヤ画像P3は、通常時は全体が透過ウインドウT2とされている。このため、合成画像MP(図9の右側部分)は、レイヤ画像P1及びP2のみの合成結果と同一となる。なお、図9に示すレイヤ画像P1及びP2は、図2に示したものと共通としている。
続いて以下では、レイヤ画像P2全体の再描画が行なわれる際の、レイヤ画像P3へのキャプチャ画像のはめ込み処理について説明する。図10は、レイヤ画像P1〜P3の状態遷移を示している。
図10(a)は、レイヤ画像P2を描画する描画システム222に異常が発生したときのレイヤ画像P1〜P3の状態を示している。図10(a)では、まだ、レイヤ画像P3の全体に透過設定がなされている。このため、レイヤ画像P3の全体が透過ウインドウT2とされている。
図10(b)は、レイヤ画像P2のキャプチャ画像と、レイヤ画像P1のウインドウW11のキャプチャ画像がレイヤ画像P3にはめ込まれ、透過設定が解除された状態を示している。このとき、レイヤ画像P3からは透過ウインドウT2が消去され、代わりにレイヤ画像P2全体及びウインドウW11のキャプチャ画像が表示されている。
図10(c)は、レイヤ画像P2の再描画が行なわれているブランク期間のレイヤ画像P1〜P3の状態を示している。このとき、レイヤ画像P3に転写されたレイヤ画像P2全体及びウインドウW11のキャプチャ画像によって、合成画像MPの表示内容は再描画前の状態に維持される。
図10(d)は、レイヤ画像P2の再描画が完了したが、まだレイヤ画像P3の透過設定が再開されていないときのレイヤ画像P1〜P3の状態を示している。最後に、図10(e)は、レイヤ画像P3に対する透過設定が再開された後のレイヤ画像P1〜P3の状態を示している。
上述したように、画像合成システム2は、通常時に全体が透過設定とされる冗長なレイヤ画像を生成する。そして、画像合成システム2は、この冗長なレイヤ画像を背景側のいずれかのレイヤ画像全体のキャプチャ画像を転写するための領域として利用する。このため、画像合成システム2は、描画システムの再起動が必要であって、レイヤ画像の全体が再描画される場合にも、合成画像MPに"ちらつき"及び"暗転"が発生することを抑制できる。
なお、レイヤ画像P3は、レイヤ画像P2に含まれる一部のウインドウのみを再描画する場合に、当該ウインドウのみのキャプチャ画像の転写先として利用してもよい。
また、レイヤ画像P3は、ユーザに対する警告メッセージ等のシステムダイアログを表示するためのレイヤ画像と兼用してもよい。この場合、プロセッサ101は、レイヤ画像P2からのキャプチャ画像とシステムダイアログとをレイヤ内で合成すればよい。
<その他の実施の形態>
上述した画像合成システム1は、レイヤ画像P1に描画されるウインドウ及びレイヤ画像P2に描画されるウインドウをレイヤ間にまたがって共通化された表示優先度で管理してもよい。具体的には、第1描画処理部11と第2描画処理部12の間で、レイヤ画像P1及びP2に描画される各ウインドウ単位での表示優先度を含む情報を送受信すればよい。そして、第2描画処理部12は、画像レイヤ間で共通化された表示優先度に基づいて、透過ウインドウを生成すればよい。なお、画像レイヤ間で共通化された表示優先度を用いて画像合成を行なう技術については、本願の出願人によって出願済みの特願2007−334854号(平成19年12月26日出願)の記載を参考にするとよい。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態1にかかる画像生成システムの機能ブロック図である。 図1に示す画像生成システムによって行なわれる透過ウインドウを用いた画像合成の概要を示す図である。 図1に示す画像生成システムにおいて、レイヤ画像P1内のウインドウ再描画を行なう際の処理手順を示すシーケンス図である。 レイヤ画像P1内のウインドウの再描画を行なう際の各レイヤ画像の状態遷移を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる画像生成システムの具体的な構成例の1つを示すブロック図である。 図5に示す画像生成システムのソフトウェア階層図である。 図5に示す画像生成システムにおいて、レイヤ画像P1内のウインドウ再描画を行なう際の処理手順を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態2にかかる画像生成システムのブロック図である。 図8に示す画像生成システムによって行なわれる透過ウインドウを用いた画像合成の概要を示す図である。 レイヤ画像P2全体の再描画を行なう際の各レイヤ画像の状態遷移を示す図である。
符号の説明
1、2 画像生成システム
10 画像生成部
11 第1描画処理部
12 第2描画処理部
13 画像合成部
100 コンピュータシステム
101 第1プロセッサ
102 第2プロセッサ
103 内部RAM(Random Access Memory)
104 高速バス
107 メインバス
106グラフィック処理ユニット(GPU:Graphic Processing Unit)
107 ディスプレイコントローラ
110 外部RAM
111〜113 フレームバッファ
120 不揮発性メモリ
210、220 オペレーティングシステム
211、221 描画システム
212、222 アプリケーションマネージャ
213、214、223、224 アプリケーション
P1 第1レイヤ画像
P2 第2レイヤ画像
P3 システムダイアログ(第3レイヤ画像)
W11、W21、W22 ウインドウ
T1、T2 透過ウインドウ

Claims (16)

  1. 第1及び第2のレイヤ画像を入力し、前記第1のレイヤ画像の前面に前記第2のレイヤ画像を重ね合わせることにより合成画像を生成する画像合成部と、
    前記第1のレイヤ画像を生成するとともに、前記第1のレイヤ画像の少なくとも一部の領域が前記合成画像に含まれるように、前記少なくとも一部の領域の配置に対応する対応領域が透過設定されている前記第2のレイヤ画像を生成する画像生成部と、
    を備え、
    前記画像生成部は、前記第1のレイヤ画像内の前記少なくとも一部の領域の再描画が行われるブランク期間の間、再描画前の前記少なくとも一部の領域の画像を前記第2のレイヤ画像内の前記対応領域にはめ込むとともに、前記対応領域に対する透過設定を解除する、画像合成システム。
  2. 前記少なくとも一部の領域は、第1のアプリケーション・プログラムの実行状況が表示される第1のウインドウを含み、
    前記ブランク期間は、前記第1のアプリケーション・プログラムの再起動が行われる期間である、請求項1に記載の画像合成システム。
  3. 前記画像生成部は、
    前記第1のレイヤ画像を生成する第1の描画処理部と、
    前記第1のウインドウの配置を示す配置情報及び前記ブランク期間の発生を示す通知情報を前記第1の描画処理部から受信し、前記配置情報及び前記通知情報に基づいて前記第2のレイヤ画像を生成する第2の描画処理部と、
    を備える、請求項2に記載の画像合成システム。
  4. 前記第1の描画処理部は、前記第1のアプリケーション・プログラム、前記第1のウインドウを含む前記第1のレイヤ画像を描画するための第1の描画用プログラム群、及び前記配置情報並びに前記通知情報を前記第2の画像処理部に送信するための第1のアプリケーション管理プログラムを実行する第1のプロセッサを備え、
    前記第2の描画処理部は、前記第2のレイヤ画像を描画するための第2の描画用プログラム群、及び前記配置情報並びに前記通知情報に基づいて前記第2のレイヤ画像の描画を制御する第2のアプリケーション管理プログラムを実行する第2のプロセッサを備える、請求項3に記載の画像合成システム。
  5. 前記第1のアプリケーション管理プログラムは、前記第1のアプリケーション・プログラムの実行中における例外発生に応じて実行され、前記第2のアプリケーション管理プログラムに前記通知情報を送信する処理と、前記第1のアプリケーション・プログラムを再起動させる処理とを前記第1のプロセッサに実行させる、請求項4に記載の画像合成システム。
  6. 前記ブランク期間は、マルチウインドウ環境を提供するための少なくとも1つのプログラムの再起動に起因して前記第1のレイヤ画像の全体の再描画が行われる期間であり、
    前記画像生成部は、前記ブランク期間の間、前記第1のレイヤ画像の全体を前記対応領域にはめ込む、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像合成システム。
  7. 前記画像生成部は、前記第1のレイヤ画像が書き込まれるとともに前記第1のレイヤ画像を前記画像合成部に供給する第1のフレームバッファから、前記第2のレイヤ画像が書き込まれるとともに前記第2のレイヤ画像を前記画像合成部に供給する第2のフレームバッファに対して、前記第1のレイヤ画像の少なくとも一部の領域の画像を転送することによって、前記対応領域への画像はめ込みを行う、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像合成システム。
  8. 前記画像生成部は、前記第2のレイヤ画像のアルファ値を前記画像合成部に供給することによって、前記透過設定及びその解除を行う、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像合成システム。
  9. 前記画像生成部は、前記対応領域に予め定められた透過色を使用することによって、前記透過設定を行う、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像合成システム。
  10. 第1のレイヤ画像の前面に第2のレイヤ画像を重ね合わせることにより生成される合成画像のディスプレイ表示を制御する表示制御方法であって、
    前記第1のレイヤ画像を生成すること、
    前記第1のレイヤ画像の少なくとも一部の領域が前記合成画像に含まれるように、前記少なくとも一部の領域の配置に対応する対応領域が透過設定された前記第2のレイヤ画像を生成すること、及び
    前記第1のレイヤ画像内の前記少なくとも一部の領域の再描画が行われるブランク期間の間、再描画前の前記少なくとも一部の領域の画像を前記第2のレイヤ画像内の前記対応領域にはめ込むとともに、前記対応領域に対する透過設定を解除すること、
    を含む表示制御方法。
  11. 前記少なくとも一部の領域は、第1のアプリケーション・プログラムの実行状況が表示される第1のウインドウを含み、
    前記ブランク期間は、前記第1のアプリケーション・プログラムの再起動が行われる期間である、請求項10に記載の表示制御方法。
  12. 前記ブランク期間は、マルチウインドウ環境を提供するための少なくとも1つのプログラムの再起動に起因して前記第1のレイヤ画像の全体の再描画が行われる期間であり、
    前記ブランク期間の間、前記第1のレイヤ画像の全体を前記対応領域にはめ込む、請求項10又は11に記載の表示制御方法。
  13. 第1のレイヤ画像の前面に第2のレイヤ画像を重ね合わせることにより合成画像を生成する装置に対して前記第2のレイヤ画像を供給する描画処理装置であって、
    前記第2のレイヤ画像を生成する描画手段と、
    前記描画手段による前記第2のレイヤ画像の生成を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1のレイヤ画像の少なくとも一部の領域の再描画が行われるブランク期間でないとき、前記少なくとも一部の領域が前記合成画像に含まれるように、前記少なくとも一部の領域の配置に対応する対応領域を透過設定させ、
    前記ブランク期間であるとき、再描画前の前記少なくとも一部の領域の画像を前記第2のレイヤ画像内の前記対応領域にはめ込むとともに、前記対応領域に対する透過設定を解除させる、描画処理装置。
  14. 前記少なくとも一部の領域は、第1のアプリケーション・プログラムの実行状況が表示される第1のウインドウを含み、
    前記ブランク期間は、前記第1のアプリケーション・プログラムの再起動が行われる期間である、請求項13に記載の描画処理装置。
  15. 前記ブランク期間は、マルチウインドウ環境を提供するための少なくとも1つのプログラムの再起動に起因して前記第1のレイヤ画像の全体の再描画が行われる期間であり、
    前記描画手段は、前記ブランク期間の間、前記第1のレイヤ画像の全体を前記対応領域にはめ込む、請求項13又は14に記載の描画処理装置。
  16. 第1のレイヤ画像の前面に第2のレイヤ画像を重ね合わせることにより生成される合成画像のディスプレイ表示を制御するための処理をコンピュータに実行させる制御プログラムであって、
    前記処理は、
    前記少なくとも一部の領域が前記合成画像に含まれるように、前記少なくとも一部の領域の配置に対応する対応領域が透過設定された前記第2のレイヤ画像の生成を、前記第2のレイヤ画像を描画するための描画用プログラムに要求すること、
    前記第1のレイヤ画像の少なくとも一部の領域の再描画が行われるブランク期間の発生を検知すること、及び
    前記ブランク期間の間、再描画前の前記少なくとも一部の領域の画像を前記第2のレイヤ画像内の前記対応領域にはめ込むとともに、前記対応領域に対する透過設定を解除するよう、前記描画用プログラムに要求すること、
    を含む、制御プログラム。
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