JP2010026167A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示品位の劣化および製造歩留まりの低下を防止することが可能な液晶表示装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 アレイ基板200と、アレイ基板200と対向するように配置された対向基板300と、アレイ基板200と対向基板300との間に保持された液晶層400と、アレイ基板200および対向基板300の主面上に液晶層400と接するように配置された一対の配向膜500と、複数の画素PXによって構成された表示領域120と、を備え、配向膜500は、表示領域120に配置された第1領域510と、少なくともラビング方向Sの始端側の表示領域外130に配置されているとともに、配向膜500の厚み方向において表示領域120の外側に向かって配向膜500の厚さが薄くなる第2領域520と、を備えている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、液晶表示装置に係り、特に、アクティブマトリクス型の液晶表示装置およびその製造方法に関する。
液晶表示装置は、アレイ基板と対向基板との間に液晶分子を含む液晶層を保持した構成である。アレイ基板は、マトリクス状に配置された複数の画素電極を有している。対向基板は、複数の画素電極に対向するように配置された対向電極を有している。複数の画素電極と対向電極とは、所定の方向にラビング処理された一対の配向膜に覆われている。液晶分子の配向状態は、配向膜のラビング方向と、画素電極と対向電極との間に生じる電位によって制御される。
画素電極と対向電極との間に電位差が生じていない場合には、液晶分子は、所定の方向にラビング処理された配向膜の規制力によってラビング方向に対して略平行に配向する。画素電極と、対向電極との間に生じる電位差により電界が形成されると、液晶分子は、その長軸方向が電界に略平行な方位を向くように配向する。液晶分子の配向方向が変化することによって、液晶層を透過する光に対する変調率が変化する。液晶表示装置は、変調率に応じて、光を選択的に透過し、画像を表示している。
従来、配向膜をラビング処理する方法として、配向膜をラビング布で擦る方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−240142号公報
ラビング布で配向膜を擦ってラビング処理を行う場合、例えばラビング布の一部や配向膜の一部等が異物として配向膜のエッジに溜まることがある。配向膜のエッジに溜まった異物の塊が、再び配向膜に付着すると、異物の塊によって配向膜にラビングすじが生じ、ラビング不良により表示品位が劣化する場合があった。また、ラビング布に付着した異物の塊が配向膜上に付着すると、基板の洗浄工程によっても洗浄されずに異物が残ることがあり、製造歩留まりが低下の原因となることがあった。
この発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、表示品位の劣化および製造歩留まりの低下を防止することが可能な液晶表示装置およびその製造方法を提供することにある。
この発明の第1態様による液晶表示装置は、第1基板と、前記第1基板と対向するように配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、前記第1基板および前記第2基板の主面上に前記液晶層と接するように配置された一対の配向膜と、複数の画素によって構成された表示領域と、を備え、前記配向膜は、前記表示領域に配置された第1領域と、少なくともラビング方向の始端側の前記表示領域外に配置されているとともに、前記配向膜の厚み方向において前記表示領域の外側に向かって前記配向膜の厚さが薄くなる第2領域と、を備えている。
この発明の第2態様による液晶表示装置は、第1基板と、前記第1基板と対向するように配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、
前記第1基板および前記第2基板の主面上に前記液晶層と接するように配置された一対の配向膜と、複数の画素によって構成された表示領域と、を備え、前記第1基板および前記第2基板は、少なくともラビング方向の始端側の前記表示領域外に凹部を有し、前記配向膜は、前記表示領域に配置された第1領域と、前記凹部上に配置された端部と、を有し、前記第1基板および前記第2基板の主面から前記配向膜の上面までの距離は、前記第1領域よりも、前記端部の方が小さい。
この発明の第3態様による液晶表示装置の製造方法は、画素電極を備えた第1基板を形成する工程と、対向電極を備えた第2基板を形成する工程と、前記第1基板の前記画素電極が形成された主面および前記第2基板の前記対向電極が形成された主面上に、配向膜印刷版を有するローラを回転させて配向膜を印刷する工程と、液晶分子の配向方向を規制するように前記配向膜をラビング処理する工程と、を備え、前記配向膜印刷版の少なくともラビング方向の始端側のエッジは、前記配向膜印刷版の外側に向かって前記配向膜印刷版の厚さが薄くなるように前記配向膜印刷版の厚み方向に傾斜した傾斜面を有する。
この発明の第4態様による液晶表示装置の製造方法は、画素電極を備えた第1基板を形成する工程と、対向電極を備えた第2基板を形成する工程と、前記第1基板の前記画素電極が形成された主面および前記第2基板の前記対向電極が形成された主面上に、配向膜印刷版を有するローラを回転させて配向膜を形成する工程と、液晶分子の配向を規制するように前記配向膜をラビング処理する工程と、を備え、前記配向膜印刷版は、第1印刷領域と第2印刷領域とを有し、前記第2印刷領域は、前記配向膜印刷版の少なくともラビング方向の始端側のエッジに形成され、前記第2印刷領域のメッシュ密度は、前記第1印刷領域のメッシュ密度より小さく形成されている。
この発明によれば、表示品位の劣化および製造歩留まりの低下を防止することが可能な液晶表示装置およびその製造方法を提供することができる。
以下、この発明の一実施形態に係る液晶表示装置およびその製造方法について図面を参照して説明する。
まず、本実施形態に係る液晶表示装置の構成について図面を参照して以下に説明する。図1および図2に示すように、本実施形態に係る液晶表示装置は、略矩形平板状の液晶表示パネル100と、液晶表示パネル100を照射するバックライトユニットBLとを備えている。
液晶表示パネル100は、一対の基板、すなわち、アレイ基板(第1基板)200および対向基板(第2基板)300と、アレイ基板200と対向基板300との間に保持された液晶層400と、によって構成されている。バックライトユニットBLは、液晶表示パネル100に対してアレイ基板200側に配置され、液晶表示パネル100をアレイ基板200側から照明する。
液晶表示パネル100のアレイ基板200と対向基板300とは、シール材110によって貼り合わせられている。液晶表示パネル100は、シール材110によって囲まれた内側に画像を表示する表示領域120を備えている。この表示領域120は、マトリクス状に配置された複数の画素PXによって構成されている。カラー表示タイプの液晶表示装置の場合、複数の画素PXは、赤色を表示する赤色画素PXR、緑色を表示する緑色画素PXG、青色を表示する青色画素PXBによって構成されている。
アレイ基板200は、表示領域120において、画素PXの行方向Hに沿って延びるように配置された複数の走査線Y(1、2、3、…、m)と、画素PXの列方向Vに沿って延びるように配置された複数の信号線X(1、2、3、…、n)と、各画素PXにおける信号線Xと走査線Yとの交差部に配置されたスイッチ素子220と、各画素PXに配置され、スイッチ素子220に接続された画素電極230と、を備えている。
また、液晶表示パネル100は、表示領域120の外側に位置する表示領域外130に配置された接続部131を備えている。この接続部131は、信号供給源として機能する駆動ICチップやフレキシブル配線基板に接続可能である。図1に示した例では、接続部131は、対向基板300の端部300Aより外方に延在したアレイ基板200の延在部200A上に配置されている。
表示領域120に配置された走査線Y(1、2、3、…、m)のそれぞれは、表示領域外130を経由して接続部131に接続されている。また、信号線X(1、2、3、…、n)のそれぞれも同様に、表示領域外130を経由して接続部131に接続されている。
図2に示すように、アレイ基板200は、ガラスなどの光透過性を有する絶縁基板210を有している。スイッチ素子220は、絶縁基板210上に配置され、例えば、アモルファスシリコンやポリシリコンなどによって形成された図示しない半導体層を備えた薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)を有している。スイッチ素子220のゲート電極222は、絶縁基板210の上に配置されている。ゲート電極222は、走査線Yに接続されている。
スイッチ素子220の半導体層は、図示しないゲート絶縁膜上に配置されている。半導体層には、スイッチ素子220のソース電極225およびドレイン電極227が接続している。ソース電極225およびドレイン電極227は、絶縁膜240によって覆われている。絶縁膜240は、例えば、窒化シリコン膜(SiN)によって形成されている。
画素電極230は、絶縁膜240上において、各画素PXに対応して配置されている。画素電極230は、絶縁膜240に形成されたコンタクトホールを介してドレイン電極227と電気的に接続されている。画素電極230は、例えば、インジウム・ティン・オキサイド(ITO)やインジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などの光透過性を有する導電材料によって形成されている。
対向基板300は、ガラスなどの光透過性を有する絶縁基板310と、表示領域120において、液晶層400を介して画素電極230と対向するように複数種類の画素PXに共通の対向電極330を備えている。絶縁基板310上の一方の主面(つまり、液晶層400と対向する面)には、表示領域120において、各画素PXを囲むブラックマトリクス340が配置されている。
さらに、対向基板300は、表示領域120において、絶縁基板310上の一方の主面に、カラーフィルタ層320を備えている。カラーフィルタ層320は、赤色画素PXRに対応して赤色の主波長の光を透過する赤色カラーフィルタ320Rと、緑色画素PXGに対応して緑色の主波長の光を透過する緑色カラーフィルタ320Gをと、さらに、青色画素PXBに対応して青色の主波長の光を透過する青色カラーフィルタ320Bとを備えている。
なお、カラーフィルタ層320は、アレイ基板200側に備えられていてもよい。また、対向基板300は、カラーフィルタ層320の表面の凹凸を平坦化する比較的厚い膜厚で配置されたオーバーコート層などを備えて構成してもよい。
対向電極330は、表示領域120において、液晶層400を介して画素電極230に対向するように配置されている。対向電極330は、ブラックマトリクス340の上層、つまり、カラーフィルタ層320上に配置されている。対向電極330は、例えば、ITOやIZOなどの光透過性を有する導電性材料によって形成されている。
これらのアレイ基板200と対向基板300とは、図示しないスペーサによって所定のギャップをおいて配置されている。液晶層400は、ギャップに封入された液晶分子を含む液晶材料で構成されている。
アレイ基板200および対向基板300は、液晶層400と接するように配置された一対の配向膜500にそれぞれ覆われている。つまり、配向膜500は、アレイ基板200および対向基板300の液晶層400側の主面上に液晶層400と接するように配置されている。配向膜500は、液晶層400に含まれる液晶分子の配向を規制するようにラビング処理されている。液晶分子は、配向膜500によって配向方向を規制されている。
また、アレイ基板200および対向基板300の外面(すなわちアレイ基板200および対向基板300の液晶層400と接する面とは反対の面)には、それぞれ光学素子260および360が設けられている。これらの光学素子260および360は、液晶層400の特性に合わせて偏光方向を設定した偏光板などを含んでいる。
本実施形態に係る液晶表示装置では、配向膜500は、表示領域120に配置された第1領域510と、第2領域520を有している。表示領域外130のエッジに配置された第2領域520では、配向膜500の厚み方向において表示領域120の外側に向かって配向膜500の厚さが薄くなる。なお、第2領域520は、少なくともラビング方向Sの始端側のエッジに形成されている。外側に向かう方向とは、表示領域120の端辺に直交する方向である。第2領域520の傾斜方向は、ラビング方向Sと略平行であることが望ましい。
配向膜500のラビング方向Sの始端側のエッジは、図3に示すように、ラビング方向Sが第1方向D1と平行な場合、配向膜500の辺500Aのエッジである。ラビング方向Sの始端側のエッジは、図4に示すように、ラビング方向Sが第2方向D2と平行な場合、配向膜500の辺500Aおよび辺500Bのエッジである。すなわち、第2方向D2を配向膜500のエッジと略平行な方向成分D21、D22に分けた場合に、ラビング方向Sの始端側のエッジは、これらの方向成分D21、D22の始端側となるエッジ500A、500Bとなる。図2に示した例では、配向膜500は、ラビング方向Sの始端側の辺500Aのエッジに第2領域520を有している。
第2領域520の幅は、2mm以上に形成されていることが望ましい。第2領域520の幅とは、配向膜500の辺から第1領域510までの距離のことである。なお、第2領域520の幅とは、例えば図3に示す場合では、ラビング方向Sにおける第2領域520の幅(W1)である。図4に示す場合では、第2領域520の幅とは、ラビング方向S(D2)の方向成分D21と略平行に延びる第2領域520の、方向成分D22と略平行な方向における幅(W2)、および、方向成分D22と略平行に延びる第2領域520の、方向成分D21と略平行な方向における幅(W3)である。
このように配向膜500に第2領域520を形成することによって、配向膜500のエッジがなだらかになる。これにより、ラビング布で配向膜500をラビング処理する際に、配向膜500のエッジやラビング布の削剥を防ぐことが可能となり、異物の発生を防ぐことが可能となる。
さらに、配向膜500のエッジに異物が溜まることが無く、溜まった異物の塊がラビング布に付着することを防ぐことが可能となり、ラビングすじの発生を防ぐことが可能となる。これにより、ラビング不良を防ぐことが可能となり、表示品位の劣化を防止することが可能となる。
さらに、配向膜500のエッジに異物が溜まることが無いため、例えば、ラビング布に付着した異物の塊が配向膜500上に付着することがなくなる。
すなわち、本実施形態に係る液晶表示装置によれば、表示品位の劣化および製造歩留まりの低下を防止することが可能となる。
ここで、本実施形態に係る液晶表示装置の製造方法の一例について説明する。
まず、アレイ基板200用の絶縁基板210と、対向基板300用の絶縁基板310を用意する。アレイ基板200用の絶縁基板210に、信号線X、走査線Y、スイッチ素子220、画素電極230などを形成する。これをアレイ基板200とする。対向基板300用の絶縁基板310に、ブラックマトリクス340、カラーフィルタ層320、対向電極330などを形成する。これを対向基板300とする。
そして、配向膜印刷版600を有するローラ700に配向膜材料を塗布し、図5に示すように、アレイ基板200の画素電極230が形成された主面にローラ700を回転させ第1領域510および第2領域520を有する配向膜500を形成する。次に、配向膜500の液晶層400に接する面をラビング布でラビングする。
同様に、対向基板300の対向電極330が形成された主面に、配向膜印刷版600を有するローラ700に配向膜材料を塗布し、このローラ700を回転させて第1領域510および第2領域520を有する配向膜500を形成する。次に、配向膜500の液晶層400に接する面をラビング布でラビングする。
これらのアレイ基板200と対向基板300とを貼り合わせ、液晶材料を注入し、封止する。このような工程により、アレイ基板200と対向基板300との間に液晶層400を保持した液晶表示装置が形成される。
上記の製造方法において、配向膜材料を塗布し、配向膜印刷版600を有するローラ700をアレイ基板200の画素電極230が形成された主面および対向基板300の対向電極330が形成された主面にローラ700を回転させると配向膜印刷版600のパターンに対応したパターンの配向膜500が形成される。
図5に示した例では、配向膜印刷版600の少なくともラビング方向Sの始端側のエッジは、外側に向かって配向膜印刷版600の厚さが薄くなるように配向膜印刷版600の厚み方向に傾斜した傾斜面630に形成されている。
配向膜印刷版600のラビング方向Sの始端側のエッジとは、配向膜500の始端側のエッジに対応するエッジである。すなわち、図6に示すように、ラビング方向Sが第1方向D1と平行な場合、ラビング方向Sの始端側のエッジは、配向膜印刷版600の辺600Aのエッジである。図7に示すように、ラビング方向Sが第2方向D2と平行な場合、ラビング方向Sの始端側のエッジは、配向膜印刷版600の辺600Aおよび600Bのエッジである。
すなわち、第2方向D2を配向膜500のエッジと略平行な方向成分D21、D22に分けた場合に、ラビング方向Sの始端側のエッジは、これらの方向成分D21、D22の始端側となるエッジ500A、500Bとなる。図5に示した例では、配向膜印刷版600は、ラビング方向Sの始端側の辺600Aと、辺600Aに対向する辺600Cのエッジに傾斜面630を有している。図示していないが、配向膜印刷版600は、全ての辺に傾斜面630を有していても良い。
このような配向膜印刷版600を有するローラ700に配向膜材料を塗布し、アレイ基板200の画素電極230が形成された主面および対向基板300の対向電極330が形成された主面にローラ700を回転させると配向膜印刷版600の傾斜面630に対応した第2領域520を有する配向膜500が形成される。
このような製造方法によれば、少なくともラビング方向Sの始端側の配向膜500のエッジは、なだらかに形成される。このため、ラビング布で配向膜500をラビング処理する際に配向膜500のエッジやラビング布の削剥を防ぐことが可能となり、異物の発生を防ぐことが可能となる。その結果、ラビング布に異物の塊が付着することを防ぐことが可能となり、ラビングすじの発生を防ぐことが可能となる。これにより、ラビング不良を防ぐことが可能となり、表示品位の劣化を防止することが可能となる。
さらに、このような製造方法によれば、配向膜500のエッジに異物が溜まることが無いため、例えば、ラビング布に付着した異物の塊が配向膜500上に付着することがなくなる。すなわち、本実施形態に係る液晶表示装置の製造方法よれば、表示品位の劣化および製造歩留まりの低下を防止することが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法について説明する。なお、以下の説明において、上述の第1実施形態に係る液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る液晶表示装置は、上述の第1実施形態に係る液晶表示装置と同様である。本実施形態に係る液晶表示装置の製造方法は、図8に示すように、配向膜印刷版600は、第1印刷領域610と第2印刷領域620とを有している。第2印刷領域620は、配向膜印刷版600の少なくともラビング方向Sの始端側のエッジに形成されている。第2印刷領域620のメッシュ密度は、第1印刷領域610のメッシュ密度より小さく形成されている。図8に示した例では、配向膜印刷版600は、ラビング方向Sの始端側の辺600Aと、辺600Aに対向する辺600Cのエッジに第2印刷領域620を有している。
このような配向膜印刷版600を有するローラ700に配向膜材料を塗布し、アレイ基板200の画素電極230が形成された主面および対向基板300の対向電極330が形成された主面にローラ700を回転させるとメッシュ密度の小さい第2印刷領域620に対応した領域に第2領域520を有する配向膜500が形成される。
このような製造方法においても、エッジがなだらかに形成され、ラビング処理する際に異物の発生を防ぐことが可能となる。また、このような構成においても、配向膜500のエッジに異物の塊が溜まらなくなる。つまり、上述の第1実施形態に係る液晶表示装置と同様の効果が得られる。
次に、本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置について以下に説明する。本実施形態に係る液晶表示装置は、図9に示すようにアレイ基板200は、表示領域外130に配置されるとともに配向膜500の第2領域520の下地となる下地部280を有しており、対向基板300は、配向膜500の第2領域520の下地となる下地部380を有している。
次に、本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置について以下に説明する。本実施形態に係る液晶表示装置は、図9に示すようにアレイ基板200および対向基板300は、表示領域外130に配置されるとともに配向膜500の第2領域520の下地となる下地部280(380)を有している。
下地部280(380)の第2領域520の厚さが薄くなる方向の幅は、第2領域520とのずれを考慮して、第2領域520の厚さが薄くなる方向の幅より大きく形成されている。この下地部280(380)は、配向膜500の第1領域510の下地となる下地材料より表面張力の小さい材料、例えば、ITOより表面張力の小さい材料によって形成されている。
配向膜500は、表面張力の小さい材料の上では、薄く伸びる。このため、表面張力の小さい下地部280(380)上に配置された配向膜500の膜厚は、第1領域510上に配置された配向膜500の膜厚よりも小さくなる。つまり、配向膜500の第2領域520の下地となる下地部280(380)を表面張力の小さい材料で形成することによって、配向膜500に第2領域520が形成される。
このような構成においても、エッジがなだらかに形成され、ラビング処理する際に異物の発生を防ぐことが可能となる。また、このような構成においても、配向膜500のエッジに異物の塊が溜まらなくなる。つまり、上述の第1実施形態に係る液晶表示装置と同様の効果が得られる。
次に、本発明の第4実施形態に係る液晶表示装置について説明する。本実施形態に係る液晶表示装置は、図10に示すように、アレイ基板200は、少なくともラビング方向Sの始端側の表示領域外130に凹部290を有する。また、対向基板300は、少なくともラビング方向Sの始端側の表示領域外130に凹部390を有する。凹部290は、アレイ基板200の画素電極230が形成された主面Pに形成される。また、凹部390は、対向基板300の対向電極330が形成された主面Pに形成される。また、配向膜500は、表示領域120に配置された第1領域510と、凹部290(390)上に配置された端部530と、を有する。
このようなアレイ基板200および対向基板300の主面Pに配向膜500を形成すると、アレイ基板200および対向基板300の主面Pから配向膜500の上面までの距離は、第1領域510よりも、端部530の方が小さくなる。
なお、凹部290(390)の底面は、外側に向かってアレイ基板200および対向基板300の厚さが薄くなるようにアレイ基板200および対向基板300の厚み方向に傾斜するように形成されることが望ましい。
このような構成においても、エッジがなだらかに形成され、ラビング処理する際に異物の発生を防ぐことが可能となる。また、このような構成においても、配向膜500のエッジに異物の塊が溜まらなくなる。つまり、上述の第1実施形態に係る液晶表示装置と同様の効果が得られる。
以上より、本実施の形態に係る液晶表示装置およびその製造方法によれば、表示品位の劣化および製造歩留まりの低下を防止することが可能な液晶表示装置とその製造方法を提供することが可能となる。
なお、この発明は、上記実施形態そのものに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
なお、本実施の形態に係る液晶表示装置は、透過型液晶表示装置であったが、この例に限らず、反射型液晶表示装置および半透過型液晶表示装置に本発明を適用してもよい。
図1は、この発明の一実施形態に係る液晶表示装置の液晶表示パネルの一構成例を概略的に示す図である。 図2は、図1に示したA−A’線に沿って液晶表示パネルを切断したときの断面図である。 図3は、配向膜のラビング方向の始端側のエッジを示す平面図である。 図4は、配向膜のラビング方向の始端側のエッジを示す平面図である。 図5は、本実施形態に係る液晶表示装置の配向膜印刷版の構造を概略的に示す図である。 図6は、配向膜印刷版のラビング方向の始端側のエッジを示す平面図である。 図7は、配向膜印刷版のラビング方向の始端側のエッジを示す平面図である。 図8は、第2実施形態に係る液晶表示装置の配向膜印刷版の構造を概略的に示す図である。 図9は、第3実施形態に係る液晶表示装置のアレイ基板と配向膜の構造を概略的に示す断面図である。 図10は、第4実施形態に係る液晶表示装置のアレイ基板と配向膜の構造を概略的に示す断面図である。
符号の説明
200…アレイ基板 300…対向基板 400…液晶層 500…配向膜 510…第1領域 520…第2領域 S…ラビング方向

Claims (5)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板と対向するように配置された第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、
    前記第1基板および前記第2基板の主面上に前記液晶層と接するように配置された一対の配向膜と、
    複数の画素によって構成された表示領域と、を備え、
    前記配向膜は、前記表示領域に配置された第1領域と、少なくともラビング方向の始端側の前記表示領域外に配置されているとともに、前記配向膜の厚み方向において前記表示領域の外側に向かって前記配向膜の厚さが薄くなる第2領域と、を備えている液晶表示装置。
  2. 前記第1基板および前記第2基板は、前記第2領域の下地となる下地部を有し、
    前記下地部は、前記第1領域の下地材料より表面張力の小さい材料である請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 第1基板と、
    前記第1基板と対向するように配置された第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、
    前記第1基板および前記第2基板の主面上に前記液晶層と接するように配置された一対の配向膜と、
    複数の画素によって構成された表示領域と、を備え、
    前記第1基板および前記第2基板は、少なくともラビング方向の始端側の前記表示領域外に凹部を有し、
    前記配向膜は、前記表示領域に配置された第1領域と、前記凹部上に配置された端部と、を有し、
    前記第1基板および前記第2基板の主面から前記配向膜の上面までの距離は、前記第1領域よりも、前記端部の方が小さい液晶表示装置。
  4. 画素電極を備えた第1基板を形成する工程と、
    対向電極を備えた第2基板を形成する工程と、
    前記第1基板の前記画素電極が形成された主面および前記第2基板の前記対向電極が形成された主面上に、配向膜印刷版を有するローラを回転させて配向膜を印刷する工程と、
    液晶分子の配向方向を規制するように前記配向膜をラビング処理する工程と、を備え、
    前記配向膜印刷版の少なくともラビング方向の始端側のエッジは、前記配向膜印刷版の外側に向かって前記配向膜印刷版の厚さが薄くなるように前記配向膜印刷版の厚み方向に傾斜した傾斜面を有する液晶表示装置の製造方法。
  5. 画素電極を備えた第1基板を形成する工程と、
    対向電極を備えた第2基板を形成する工程と、
    前記第1基板の前記画素電極が形成された主面および前記第2基板の前記対向電極が形成された主面上に、配向膜印刷版を有するローラを回転させて配向膜を形成する工程と、
    液晶分子の配向を規制するように前記配向膜をラビング処理する工程と、を備え、
    前記配向膜印刷版は、第1印刷領域と第2印刷領域とを有し、
    前記第2印刷領域は、前記配向膜印刷版の少なくともラビング方向の始端側のエッジに形成され、
    前記第2印刷領域のメッシュ密度は、前記第1印刷領域のメッシュ密度より小さく形成されている液晶表示装置の製造方法。
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