JP2010025884A - 高周波検査治具及び高周波デバイスの検査方法 - Google Patents

高周波検査治具及び高周波デバイスの検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】狭ピッチの高周波デバイスへ対応でき、且つ高周波デバイスの端子と確実に接続できる高周波検査治具を提供する。
【解決手段】金属板30と、金属板30と第1面が接着する板状の誘電体40と、第1面に対向する誘電体40の第2面に形成され、RF信号を伝送する導体部50、51とを具備する。導体部50、51は、第2面に接着する接着部50a、51aと、第2面に接着しない遊離部50b、51bとを備える。遊離部50b、51bは、検査対象の高周波デバイス10のRF信号端子11、12と接触して初期位置からずれたとき、初期位置へ戻ろうとする力に基づいてRF信号端子11、12を付勢しながら、RF信号端子11、12と接続する。
【選択図】図3

Description

本発明は、デバイスの電気特性を検査する検査治具に関し、特に高周波デバイスを検査する高周波検査治具及び高周波デバイスの検査方法に関する。
半導体IC(Integrated Circuit)あるいはモジュールを有するデバイスは、高周波化、多機能化及び小型化が進んでいる。これらに伴い、デバイスの外部接続する端子数は増加し、更に端子の間隔は狭くなっている。従って、このようなデバイスの電気特性の検査を行う検査治具は、高周波化及び端子間の狭ピッチ化へ適応出来なくてはならない。検査治具がデバイスの電気特性を検査する際に必要なことは、デバイスの端子と検査治具とが確実に接続されていること、高周波信号が流れる端子と検査治具とのインピーダンス整合が取れていること及び小型半導体の狭ピッチな端子に対応可能なことである。
特許文献1には、高周波デバイスの検査治具に関する技術が開示されている。図1を参照して、特許文献1の高周波デバイスの検査治具を説明する。図1の(a)は、特許文献1の検査治具200の断面図である。図1の(b)は、検査治具200に備わるコンタクトプローブ210の構成図である。図1の(a)及び(b)を参照すると、検査治具200は、金属ブロック201と、RF信号用のコンタクトプローブ210とを有する。コンタクトプローブ210は、金属ブロック201の一面側に可動するプランジャ211の先端が突出するように、金属ブロック201に設けられる。検査治具200は、プランジャ211にRF回路が形成された被検査デバイス300の端子301を押し付けることにより、被検査デバイス300の検査を行う。コンタクトプローブ210は、外周の少なくとも2ヶ所に誘電体リング212を固着する。誘電体リング212と金属ブロック201の貫通孔とが嵌合すると中空部220が形成される。即ち、コンタクトプローブ210を中心導体とし、金属ブロック201を外部導体とする同軸線路が検査治具200に形成される。誘電体リング212の太さ(d2)は、同軸線路が所望の特性インピーダンスとなるように設定される。
特開2004−170182号公報
同軸線路は、同軸線路インピーダンスを特性インピーダンス(Z)に設定するために、式1の関係を満たすように、同軸線路の中心導体の直径(d)と外部導体(D)の内径とが設計される。尚、Erは同軸線路の間に使用される誘電体の比誘電率を示す。
Figure 2010025884
特許文献1の検査治具200は、直径0.15mmのコンタクトプローブ210と、比誘電率が1の中空部220とを用いて、特性インピーダンスを50Ωにしている。従って、金属ブロック201の貫通孔の内径D1は0.35mmとなる。検査治具200は、被検査デバイス300の端子ピッチが0.4mmであれば、0.05mmの間隙を有して検査することができる。しかし、検査治具200は、非常に高度な加工技術を必要であること、及び端子ピッチが0.35mmより小さい被検査デバイス300に使用できないことの問題がある。更に、検査治具200は、0.35mmより狭いピッチの端子を有する被検査デバイス300に対応するために、金属ブロック201の内径D1を0.35mmより細く加工される必要がある。それに伴い、コンタクトプローブ210も、0.15mmより細く加工される必要があり、更にコンタクトプローブ210の中に含まれる端子との接触を保つためのスプリング(図示省略)も細く加工される必要がある。0.15mmより細いコンタクトプローブ210及び細いスプリングは、実現に微細な金属加工技術が要求される。従って、特許文献1に示すような同軸線路の検査治具は、0.35mmより小さい端子ピッチを有する被検査デバイスに対応するために、検査治具が高額化することや、製造の困難性から実現が不可能となることの問題が懸念される。
以下に、発明を実施するための最良の形態で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の高周波検査治具(20)は、金属板(30、100)と、金属板(30、100)と第1面が接着する板状の誘電体(40、110)と、第1面に対向する誘電体(40、110)の第2面に形成され、RF信号を伝送する導体部(50、51、120、121)とを具備する。導体部(50、51、120、121)は、第2面に接着する接着部(50a、51a、121a)と、第2面に接着しない遊離部(50b、51b、121b)とを備える。遊離部(50b、51b、121b)は、検査対象の高周波デバイス(10)のRF信号端子(11、12)と接触して初期位置からずれたとき、初期位置へ戻ろうとする力に基づいてRF信号端子(11、12)を付勢しながら、RF信号端子(11、12)と接続する。このような高周波検査治具(20)は、金属板(30、100)と、誘電体(40、110)と、導体部(50、51、120、121)とがマイクロストリップ線路を構成する。そして、高周波検査治具(20)は、高周波デバイス(10)と接続するとき、遊離部(50b、51b、121b)がRF信号端子(11、12)を付勢しながら接続する。
本発明の高周波検査治具は、容易な構造で、高周波デバイスとのインピーダンス整合を取ることができ、且つ狭ピッチな高周波デバイスに適合できる。更に、本発明の高周波検査治具は、高周波デバイスの端子と確実に接続できるため、検査の信頼性及び汎用性を高めることが出来る。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態による高周波検査治具を説明する。
まず、本発明の高周波検査治具20によって検査される、高周波デバイス10について説明する。図2は、高周波デバイス10の端子配置面の構成例を示した図である。図2を参照すると、高周波デバイス10は、RF(Radio Frequency)信号端子11と、RF信号端子12と、端子13と、接地端子14とを備える。RF信号端子11と、RF信号端子12とは、RF信号の入出力端子である。端子13は、RF信号の入出力端子又は電源端子である。接地端子14は、接地のための端子である。本発明の高周波検査治具20は、高周波デバイス10の各端子と電気的に接続することにより、高周波デバイス10の高周波で動作する半導体IC(Integrated Circuit)及び半導体ICに関連する回路部品の検査を行う。本説明中では、高周波検査治具20が検査する端子は、入力端子のRF信号端子11及び出力端子のRF信号端子12である。但し、高周波検査治具20は、端子13の何れかを検査対象のRF信号端子として含むことも可能である。尚、高周波で動作する半導体IC及び半導体ICに関連する回路部品は、高周波デバイス10の端子配置面との反対面に搭載される。
本発明の第1の実施の形態よる高周波検査治具20について説明する。図3の(a)は、本発明の第1の実施の形態による高周波検査治具20の平面図である。図3の(b)は、図3の(a)におけるA1−A2断面図である。図3の(a)及び(b)を参照すると、高周波検査治具20は、金属板30と、誘電体40と、導体部50と、導体部51と、導体部55と、接地部60とを具備する。尚、本発明の高周波検査治具20は、検査用回路(図示省略)と接続される。検査用回路は、検査用のRF信号を出力し、高周波検査治具20を介して、高周波デバイス10へ提供する。そして、検査用回路は、高周波検査治具20を介して、高周波デバイス10からRF信号を取得する。検査用回路は、出力したRF信号と、取得したRF信号とに基づき高周波デバイス10の検査結果を算出する。
金属板30は、アルミニウムや銅など導電性を有する金属であり、基準電位となる部位である。誘電体40は、エポキシ樹脂、ポリテトラフルオロエチレンなどの基板であり、誘電性を有する。誘電体40は、金属板30に接着し、金属板30に開口部41を形成する。
導体部50及び導体部51は、誘電体40の外周端部と開口部41との間で、誘電体40の上に形成される。導体部50及び導体部51は、線状に形成され、断面は円状又は角状に形成される。導体部50及び導体部51は、RF信号端子11及びRF信号端子12と接触し、高周波デバイス10と検査用回路とが入出力するRF信号を伝送する。
導体部50の詳細を説明する。導体部50は、誘電体40と接着する接着部50aと、接着しない遊離部50bとを含む。接着部50aは、誘電体40の外周端部の近傍に配置し、検査用回路と接続する部位である。遊離部50bは、開口部41の近傍に配置し、高周波デバイス10のRF信号端子11と接続する部位である。遊離部50bは、屈曲部50cから上方に折り曲げられ、誘電体40と接触しない。また、遊離部50bの先端部の位置は、接地部60の高さH2よりも上方に位置する。遊離部50bは、誘電体40から離れることによって、上方から近づく高周波デバイス10のRF信号端子11と接触しやすい効果を奏する。更に、遊離部50bの先端は、接地部60の高さH2よりも上方に位置することで、上方から近づく高周波デバイス10のRF信号端子11と確実に接触しやすい効果を奏する。尚、図3の(b)に示した遊離部50bの位置が初期位置である。
導体部50は、銅よりも弾力性を有する導電性材料で形成される。導体部50の材料は、ピアノ線材を含む炭素鋼や、合金鋼など、鉄を主成分とする合金の鋼が例示される。導体部50の材料の弾力性は、遊離部50bが誘電体40の方向へ初期位置から押し下げられたとき、押し下げられた位置から初期位置へ戻る力として作用する。尚、導体部50の弾力性は、高周波検査治具20が高周波デバイス10を検査するとき、導体部50と、RF信号端子11とが確実に接続するために利用される。接続方法の詳細については後述する。
導体部50の線路幅W1と、導体部50の線路厚T1と、誘電体40の誘電体厚H1について説明する。本発明の金属板30と、誘電体40と、導体部50、導体部51及び導体部55とは、マイクロストリップ線路を構成する。金属板30と、誘電体40と、導体部50とで構成されるマイクロストリップ線路の線路インピーダンスは、特性インピーダンスとなる。この特性インピーダンスは、周波数依存がないためRF信号まで伝送することができる。そして、特性インピーダンスの値は、導体部50の線路幅W1と、導体部50の線路厚T1と、誘電体40の誘電体厚H1と、誘電体40の比誘電率Erとに基づき決定される。一定の特性インピーダンスにおいて、線路幅W1は、誘電体40の誘電体厚H1に比例し、比誘電率Erに反比例する。従って、誘電体40の誘電体厚H1を薄くし、比誘電率Erを大きくすると、同じ特定インピーダンスでも、線路幅W1は狭くすることが出来る。本発明の高周波検査治具20は、これらパラメータを調整することで、狭ピッチの端子を有する高周波デバイス10を検査することが可能となる。例えば、誘電体厚H1=0.2mm、比誘電率Er=9.8、線路厚T1=0.05mm、の場合、特性インピーダンスが50Ωになる線路幅W1は0.16mmである。即ち、本発明の高周波検査治具20は、特許文献1の検査治具200よりも、狭ピッチの端子を有する高周波デバイス10に対して容易な構造で適合することが可能である。
導体部51は、接着部51aと、遊離部51bとを備える。導体部51は、導体部50と同様であるため説明を省略する。
導体部55は、導体部50及び導体部51と同様に形成される伝送路である。しかし、接続する端子13が電源端子である場合には、線路インピーダンスは重要ではないため、線路幅を考慮する必要はない。また、高周波デバイス10の端子13の何れかがRF信号を伝送する場合に、対応する導体部55の何れかが、RF信号を伝送するための特性インピーダンスを考慮して形成されてもよい。
接地部60は、高周波デバイス10を検査する際に、接地端子14が接続する部位である。接地部60は、金属板30と同じ金属から形成されてもよいし、異なる金属から形成されてもよい。接地部60は、開口部41の位置で、金属板30の上に設けられる。接地部60は、接地端子14と同程度の大きさで、開口部41よりも小さい。接地部60の厚さH2は、誘電体40の誘電体厚H1と導体部50の線路厚T1とを合わせた厚さよりも厚い。
高周波検査治具20が、高周波デバイス10を検査する方法について説明する。図4は、高周波検査治具20が高周波デバイス10を検査するときの、図3の(a)のA1−A2断面図である。図4を参照すると、図3の(b)に示した高周波検査治具20の上に、高周波デバイス10が接続している。高周波デバイス10は、押付部材70によって、高周波検査治具20へ押し付けられて検査される。尚、押付部材70は、高周波検査治具20を押付けてもよい。
高周波デバイス10と高周波検査治具20とが接続する方法を説明する。高周波デバイス10が高周波検査治具20に近づくと、RF信号端子11は初期位置の遊離部50bと接触する。同様に、RF信号端子12は、初期位置の遊離部51bと接触する。高周波デバイス10と、高周波検査治具20とは、RF信号端子11と遊離部50b及びRF信号端子12と遊離部51bが接触したまま、更に押付部材70から付与される押付力に基づき近づいていく。接地部60の厚さH2は、誘電体40の誘電体厚H1と導体部50又は導体部51の線路厚T1とを合わせた厚さよりも厚い。従って、接地端子14と接地部60とが接触した位置が、高周波デバイス10と高周波検査治具20とが最も接近した位置である。高周波デバイス10と高周波検査治具20とが最も接近して固定されたときの、図4に示した遊離部50b及び遊離部51bの位置が固定位置である。固定位置での遊離部50b及び遊離部51bは、屈曲部50c及び屈曲部51cに近い部位は誘電体40と接触するが、先端部に近い部位は誘電体40と完全に接していない。固定位置において、導体部50及び導体部51は、押付部材70の押付力の方向と反対方向に作用する固定位置から初期位置へ戻る材料の弾力性に基づいて、RF信号端子11及びRF信号端子12を勢いを持って押し付け続ける。そして、遊離部50b及び遊離部51bは、RF信号端子11及びRF信号端子12を付勢しながら、RF信号端子11及びRF信号端子12と接続する。本発明の高周波検査治具20は、導体部50及び導体部51が付勢しながらRF信号端子11及びRF信号端子12と接続するため、確実に接続することが出来る。
本発明の第1の実施の形態による高周波検査治具20は、金属板30と、誘電体40と、導体部50、導体部51とがマイクロストリップ線路を構成する。従って、高周波検査治具20は、誘電体40の誘電体厚H1と、誘電体40の比誘電率Erとを調整し導体部50及び導体部51の線路幅W1を狭く出来る。即ち、高周波検査治具20は、狭ピッチの端子を有する高周波デバイス10に対して、容易な構造でインピーダンス整合を取りつつ、狭ピッチに適合することが可能である。更に、本発明の高周波検査治具20は、導体部50及び導体部51が材料の弾力性に基づき付勢しながらRF信号端子11及びRF信号端子12と接続するため、高周波デバイス10と確実に接続することが出来る。これらの効果によって、本発明の高周波検査治具20は、狭ピッチの高周波デバイスへ対応でき且つ高周波デバイスの端子と確実に接続できるため、検査の信頼性及び汎用性を高めることが出来る。
本発明の第2の実施の形態よる高周波検査治具20について説明する。図5の(a)は、本発明の第2の実施の形態による高周波検査治具20の平面図である。図5の(b)は、図5の(a)におけるB1−B2断面図である。図5の(a)及び(b)を参照すると、高周波検査治具20は、金属板30と、誘電体40と、導体部55と、導体部56と、導体部58と、接地部60とを具備する。金属板30と、誘電体40と、導体部55と、導体部56と、導体部58とは、第1の実施の形態と同様に、マイクロストリップ線路を構成する。本発明の第2の実施の形態は、導体部56及び導体部58の構成が第1の実施の形態と異なる。その他の構成については、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
導体部56及び導体部58は、誘電体40の外周端部と開口部41との間で、誘電体40の上に形成される。導体部56及び導体部58は、線状に形成され、断面は円状又は角状に形成される。導体部56及び導体部58は、RF信号端子11及びRF信号端子12と接触し、高周波デバイス10と検査用回路とが入出力するRF信号を伝送する。尚、導体部56及び導体部58は、同様の構成であるため導体部56を例に詳細を説明する。
導体部56は、誘電体40と接着する接着部56aと、接着しない遊離部56bとを含む。接着部56aは、誘電体40の外周端部の近傍に配置し、検査用回路と接続する部位である。遊離部56bは、開口部41の近傍に配置し、高周波デバイス10のRF信号端子11と接続する部位である。遊離部56bは、屈曲部56cから上方に折り曲げられ、誘電体40と接触しない。また、遊離部56bの先端部の位置は、接地部60の高さH2よりも上方に位置する。これらの構造による効果は、第1の実施の形態による導体部50及び導体部51と同様である。尚、図5の(b)に示した遊離部56bの位置が初期位置である。
導体部56は、導体部57と、支持部80とを含む。導体部57は、鉄を主成分とする合金の鋼よりも弾力性の少ない、銅、真鍮などの導電性材料で形成される。従って、導体部57は、遊離部56bが誘電体40の方向へ初期位置から押し下げられたとき、押し下げられた位置から初期位置へ戻る力を十分に作用しない。
支持部80は、導体部57と同じ形状に形成され、導体部57上に接着する導体である。支持部80は、第1の実施の形態による導体部50及び導体部51と同様に、銅よりも弾力性を有する導電性材料から形成され、導体部56へ弾力性を付与する。尚、支持部80が付与する弾力性は、遊離部56bが誘電体40の方向へ初期位置から押し下げられたとき、押し下げられた位置から初期位置へ戻る力として作用する。即ち、支持部80の弾力性は、高周波検査治具20が高周波デバイス10を検査するとき、導体部56とRF信号端子11とが確実に接続するために利用される。接続方法の詳細は、第1の実施の形態と同様である。
導体部56の線路幅W2と、導体部57の線路厚T2と、支持部80の線路厚T3と、誘電体40の誘電体厚H1について説明する。金属板30と、誘電体40と、導体部56とで構成されるマイクロストリップ線路の線路インピーダンスは、特性インピーダンスとなる。即ち、特性インピーダンスの値は、導体部56の線路幅W2と、導体部57の線路厚T2と、支持部80の線路厚T3と、誘電体40の誘電体厚H1と、誘電体40の比誘電率Erとに基づき決定される。従って、本発明の第2の実施の形態による高周波検査治具20は、第1の実施の形態と同様にこれらパラメータを調整することで狭ピッチの端子を有する高周波デバイス10を検査することが可能となる。
本発明の第2の実施の形態による高周波検査治具20は、導体部57及び導体部59が弾力性を有していない材料から形成された場合でも、支持部80及び支持部81に基づいて弾力性が付与される。従って、高周波検査治具20は、導体部57及び導体部59が弾力性を有していなくても、高周波デバイス10のRF信号端子11及びRF信号端子12と確実に接続することが可能である。また、導体部57及び導体部59の上に支持部80及び支持部81が形成されているが、導体部57及び導体部59の下に支持部80及び支持部81が形成されても良い。
本発明の第3の実施の形態よる高周波検査治具20について説明する。図6の(a)は、本発明の第3の実施の形態による高周波検査治具20の平面図である。図6の(b)は、図6の(a)におけるC1−C2断面図である。図6の(a)及び(b)を参照すると、高周波検査治具20は、金属板30と、誘電体40と、導体部50と、導体部51と、導体部55と、接地部65と、スルーホール90とを具備する。本発明の第3の実施の形態は、接地部65と、スルーホール90との構成が第1の実施の形態と異なる。その他の構成は、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。但し、誘電体40と、導体部50、導体部51及び導体部55について第1の実施の形態と異なる部分については説明を行う。
誘電体40は、スルーホール90の形状と数に相当する開口を形成する。誘電体40が第1の実施の形態と異なることは、開口の形状である。
導体部50及び導体部51は、第1の実施の形態と異なり、接地部65と誘電体40の外周端部との間で、誘電体40の上に形成される。本発明の第3の実施の形態の金属板30と、誘電体40と、導体部50、導体部51及び導体部55とは、第1の実施の形態と同様に、マイクロストリップ線路を構成する。尚、図6の(b)に示した遊離部50b及び遊離部51bの位置が初期位置である。
接地部65は、接地部60と同様に、高周波デバイス10を検査する際に、接地端子14が接続する部位である。接地部65は、金属板30と同じ金属から形成されてもよいし、異なる金属から形成されてもよい。接地部65は、スルーホール90と接続して、誘電体40の上に形成される。接地部65の厚さH3は、導体部50及び導体部51の線路厚T1よりも厚い。従って、高周波デバイス10の接地端子14と接地部65とが接触した位置が、高周波デバイス10と高周波検査治具20とが最も接近した位置である。
スルーホール90は、金属板30と、接地部65とを接続する。スルーホール90は、導電性に優れる金属から形成される。スルーホール90は、金属板30及び接地部65と同じ金属で形成されてもよいし、異なる金属から形成されてもよい。スルーホール90は、図6では、円形に2個形成されているが、異なる形状や異なる個数でもよい。
第3の実施の形態による高周波検査治具20が、高周波デバイス10を検査する方法は第1の実施の形態と同様である。但し、第3の実施の形態では、接地部65と接地端子14とが接触する。接地部65の厚さH3は導体部50の線路厚T1よりも厚いため、接地端子14と接地部65とが接触したとき、高周波デバイス10と高周波検査治具20とは最も接近している。高周波デバイス10と高周波検査治具20とが最も接近して固定されたときの、遊離部50b及び遊離部51bの位置が第1の実施の形態と同様に、固定位置である。固定位置での遊離部50b及び遊離部51bは、屈曲部50cに近い部位は誘電体40と接触するが、先端部に近い部位は誘電体40と完全に接していない。固定位置において、導体部50及び導体部51は、材料の弾力性に基づいて、RF信号端子11及びRF信号端子12を付勢しながら、RF信号端子11及びRF信号端子12と接続する。即ち本発明の第3の実施の形態による高周波検査治具20は、第1の実施の形態と同様に、導体部50及び導体部51が付勢しながらRF信号端子11及びRF信号端子12と接続するため、確実に接続することが出来る。
本発明の第3の実施の形態による高周波検査治具20は、第1の実施の形態の効果に加え、誘電体40とスルーホール90の形状が単純であるため加工が容易であることと、接地に使用する部材が少ないことの効果を奏する。尚、本発明の第3の実施の形態による高周波検査治具20は、第2の実施の形態と同様に、弾力性のない導体部に弾力性を有する支持部が接着した構成とすることも可能である。
本発明の第4の実施の形態よる高周波検査治具20について説明する。図7の(a)は、本発明の第4の実施の形態による高周波検査治具20の平面図である。図7の(b)は、図7の(a)の裏面図である。図7の(a)及び(b)を参照すると、高周波検査治具20は、金属板100と、誘電体110と、導体部120と、導体部121と、導体部125とを具備する。本発明の第4の実施の形態による高周波検査治具20は、高周波デバイス10が接地する表面が金属板100であり、接地しない裏面に導体部120、導体部121及び導体部125が配置されている。
金属板100は、金属板30と同様に、アルミニウムや銅など導電性を有する金属であり、基準電位となる部位である。そして、金属板100は、高周波デバイス10を検査する際に、接地端子14が接続する。接地端子14が接続する箇所は、図7の(a)に示した平面図の中心を含む周辺部位である。金属板100は、開口部101を形成する。開口部101は、接地端子が接続する中心付近を囲んで配置される。開口部101の大きさは、開口部101を挿通する導体部120、導体部121及び導体部125と、金属板100とが接触しないように、開口部101を挿通するそれら部位よりも大きく形成される。
誘電体110は、誘電体40と同様に、エポキシ樹脂、ポリテトラフルオロエチレンなどの基板であり、誘電性を有する。誘電体110は、金属板100に接着する。誘電体110は、金属板100の開口部101に対応する位置に開口部130を形成する。開口部101及び開口部130によって、高周波検査治具20は、表裏を貫通する穴が設けられる。
導体部120及び導体部121は、RF信号端子11及びRF信号端子12と接触し、高周波デバイス10と検査用回路とが入出力するRF信号を伝送する。導体部120及び導体部121は、誘電体110の外周端部から開口部130との間で、誘電体110に形成される。導体部120及び導体部121は、線状に形成され、断面は円状又は角状に形成される。そして、導体部120及び導体部121の先端部は、開口部101及び開口部130を挿通する。
導体部121の詳細を説明する。尚、導体部120は、導体部121と同様であるため説明を省略する。図8は、図7の(a)におけるE3として示した部分のE1−E2断面図である。図8を参照すると、導体部121は、接着部121aと、遊離部121bとを含む。接着部121aと遊離部121bとの境目が屈曲部121cである。接着部121aは、検査用回路と接続する部位である。接着部121aは、誘電体110の外周端部の近傍に配置され、誘電体110と接着する。
遊離部121bは、高周波デバイス10のRF信号端子12と接続する部位である。遊離部121bは、図8を参照すると、誘電体110と接触している部位を含むが、誘電体110に接着しない。遊離部121bは、先端部121dを含む。遊離部121bの先端部121dは、開口部130及び開口部101を挿通する。
先端部121dの詳細を説明する。図9の(a)は、導体部121の側面図である。図9の(b)は、導体部121の裏面図である。図8及び図9を参照すると、先端部121dは、線路幅W3で表される面に直交する方向、即ち、接着部121aと誘電体110との接着面に対して直交する方向で、且つ金属板100が含まれる上方向へ突出する部位である。先端部121dは、開口部130及び開口部101を挿通する。そして、先端部121dは、金属板100を超えて上方へ突出る。高周波検査治具20は、先端部121dが金属板100より突出ることで、上方から近づく高周波デバイス10のRF信号端子12と接続し易い。尚、図8に示した遊離部121bの位置が初期位置である。
導体部121は、第1及び第3の実施の形態による導体部50と同様に、銅よりも弾力性を有する導電性材料で形成される。導体部121の材料は、ピアノ線材を含む炭素鋼や、合金鋼など、鉄を主成分とする合金の鋼が例示される。導体部121の材料の弾力性は、遊離部121bが金属板100の方向から誘電体110の方向へ、初期位置から押し下げられたとき、押し下げられた位置から初期位置へ戻る力として作用する。尚、導体部121の弾力性は、高周波検査治具20が高周波デバイス10を検査するとき、導体部121と、RF信号端子12とが確実に接続するために利用される。接続方法の詳細については後述する。
導体部121の線路幅W3と、導体部121の線路厚T4と、誘電体110の誘電体厚H4について説明する。本発明の第4の実施の形態では、金属板100と、誘電体110と、導体部120、導体部121及び導体部125とは、マイクロストリップ線路を構成する。金属板100と、誘電体110と、導体部121とで構成されるマイクロストリップ線路の線路インピーダンスは、特性インピーダンスとなる。そして、特性インピーダンスの値は、導体部121の線路幅W3と、導体部121の線路厚T4と、誘電体110の誘電体厚H4と、誘電体110の比誘電率Erとに基づき決定される。即ち、本発明の第4の実施の形態による高周波検査治具20は、第1から第3の実施の形態同様に、導体部121の線路幅W3を狭く設定することが出来るため、狭ピッチの端子を有する高周波デバイス10に対して簡易な構造で適合することが可能である。
導体部125は、導体部121と同様に形成される伝送路である。しかし、接続する端子13が電源端子である場合には、線路インピーダンスは重要ではないため、線路幅を考慮する必要はない。また、高周波デバイス10の端子13の何れかがRF信号を伝送する場合に、対応する導体部125の何れかが、RF信号を伝送するための特性インピーダンスを考慮して形成されてもよい。
高周波検査治具20が、高周波デバイス10を検査する方法について説明する。図10は、高周波検査治具20が高周波デバイス10を検査するときの、図7の(a)におけるE3として示した部分の断面図E1−E2である。図10を参照すると、図8に示した高周波検査治具20の上に、高周波デバイス10が接続している。高周波デバイス10は、押付部材70によって、高周波検査治具20へ押し付けられ検査される。
高周波デバイス10と高周波検査治具20とが接続する方法を説明する。高周波デバイス10が高周波検査治具20に近づくと、RF信号端子12は初期位置の遊離部121bと接触する。RF信号端子12が接触するのは、先端部121dである。高周波デバイス10と、高周波検査治具20とは、RF信号端子12と先端部121dが接触したまま、更に押付部材70から付与される押付力に基づき近づいていく。そのとき、遊離部121bは、図10に示すように、屈曲部121cを境に誘電体110から離れる。接地端子14と金属板100とが接触した位置が、高周波デバイス10と高周波検査治具20とが最も接近した位置である。高周波デバイス10と高周波検査治具20とが最も接近して固定されたときの、遊離部121bの位置が固定位置である。図10に示した固定位置での遊離部121bは、押付部材70の押付力の方向と反対方向に作用する固定位置から初期位置へ戻る材料の弾力性に基づいて、RF信号端子12を勢いを持って押し付け続ける。そして、遊離部121bは、RF信号端子12を付勢しながら、RF信号端子12と接続する。尚、図示していないが、RF信号端子11と導体部120との接続方法も同様である。本発明の高周波検査治具20は、導体部120及び導体部121が付勢しながらRF信号端子11及びRF信号端子12と接続するため、確実に接続することが出来る。
本発明の第4の実施の形態による高周波検査治具20は、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。即ち、第4の実施の形態による高周波検査治具20は、マイクロストリップ線路の構成に基づき容易な構造でインピーダンス整合を取りつつ、狭ピッチに適合することが可能である。また、本発明の高周波検査治具20は、導体部120及び導体部121が材料の弾力性に基づき付勢しながらRF信号端子11及びRF信号端子12と接続するため、高周波デバイス10と確実に接続することが出来る。更に、本発明の第4の実施の形態による高周波検査治具20は、高周波デバイス10を検査するために必要な外付け部品を有する場合、それらを導体部120が接着する裏面側(図7の(b)の面)に実装する。高周波検査治具20の表面(図7の(a)の面)、即ち、高周波デバイス10と接続する面には、接地となる金属板100以外含まない。従って、高周波デバイス10の検査を自動で行う場合、高周波デバイス10と外付け部品とがぶつかる虞がない。これは、高周波デバイス10又は高周波検査治具20を自動で動かす場合、検査のためにそれらを動かす方向を自由に設定出来る効果を奏する。
本発明の第5の実施の形態よる高周波検査治具20について説明する。図11の(a)は、本発明の第5の実施の形態による高周波検査治具20の平面図である。図11の(b)は、図11の(a)の裏面図である。図11の(a)及び(b)を参照すると、高周波検査治具20は、金属板100と、誘電体110と、導体部125と、導体部126と、導体部128とを具備する。本発明の第5の実施の形態は、金属板100と、誘電体110と、導体部125と、導体部126と、導体部128とは、第4の実施の形態と同様に、マイクロストリップ線路を構成する。本発明の第5の実施の形態は、導体部126及び導体部128の構成が第4の実施の形態と異なる。その他の構成については、第4の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
導体部126及び導体部128は、導体部120及び導体部121と同様に、RF信号端子11及びRF信号端子12と接触し、高周波デバイス10と検査用回路とが入出力するRF信号を伝送する。導体部126及び導体部128は、誘電体110の外周端部から開口部130との間に、誘電体110の上に形成される。導体部126及び導体部128は、線状に形成され、断面は円状又は角状に形成される。そして、導体部126及び導体部128の先端部は、開口部101及び開口部130を挿通する。尚、導体部126及び導体部128は、同様の構成であるため導体部128を例に詳細を説明する。
図12は、図11の(a)におけるF3として示した部分のF1−F2断面図である。図12を参照すると、導体部128は、誘電体110と接着する接着部128aと、接着しない遊離部128bとを含む。接着部128aと遊離部128bとの境目が屈曲部128cである。尚、図12に示した遊離部128bの位置が初期位置である。
遊離部128bは、第4の実施の形態による遊離部121bと同様の部位である。従って、遊離部128bは、誘電体110と接触する部位を含むが、誘電体110に接着しない。また、遊離部128bは、先端部128dを含む。先端部128dは、121dと同様に、開口部101及び開口部130を挿通し、金属板100から突出する。そして、先端部128dは、RF信号端子12と接続する部位である。
導体部128は、導体部129と、支持部141とを含む。導体部129は、鉄を主成分とする合金の鋼よりも弾力性の少ない、銅、真鍮など導電性材料で形成される。従って、導体部129は、遊離部128bが金属板100から誘電体110の方向へ初期位置から押し下げられた場合、押し下げられた位置から初期位置へ戻る力を十分に作用しない。
支持部141は、導体部128より小さい線状に形成され、導体部127に接着する導体である。支持部141は、第4の実施の形態による導体部120及び導体部121と同様に、銅よりも弾力性を有する導電性材料から形成され、導体部128へ弾力性を付与する。尚、支持部141が付与する弾力性は、遊離部128bが金属板100から誘電体110の方向へ押し下げられたとき、押し下げられた位置から初期位置へ戻る力として作用する。即ち、支持部141が付与する弾力性は、高周波検査治具20が高周波デバイス10を検査するとき、導体部128と、RF信号端子12とが確実に接続するために利用される。
導体部127の線路幅W4と、導体部127の線路厚T5と、支持部141の線路幅W5と、支持部141の線路厚T6と、誘電体40の誘電体厚H4について説明する。図13の(a)は、本発明の第5の実施の形態による高周波検査治具20の導体部128の側面図である。図13の(b)は、導体部128の裏面図である。図12、図13の(a)及び(b)を参照すると、金属板100と、誘電体110と、導体部128(導体部127及び支持部141)とで構成されるマイクロストリップ線路の線路インピーダンスは、特性インピーダンスとなる。即ち、特性インピーダンスの値は、導体部127の線路幅W4と、導体部127の線路厚T5と、支持部141の線路幅W5と、支持部141の線路厚T6と、誘電体110の誘電体厚H4と、誘電体110の比誘電率Erとに基づき決定される。従って、本発明の第5の実施の形態による高周波検査治具20は、第4の実施の形態と同様に、これらパラメータを調整することで狭ピッチの端子を有する高周波デバイス10を検査することが可能となる。
高周波検査治具20が、高周波デバイス10を検査する方法について説明する。図14は、高周波検査治具20が高周波デバイス10を検査するときの、図11の(a)におけるF3として示した部分のF1−F2断面図である。図14を参照すると、図12に示した高周波検査治具20の上に、高周波デバイス10が接続している。高周波デバイス10は、押付部材70によって、高周波検査治具20へ押し付けられ検査される。
高周波デバイス10と高周波検査治具20とが接続する方法を説明する。接続方法の詳細は、第4の実施の形態と同様であるため、異なる点について説明する。高周波デバイス10と高周波検査治具20とが最も接近して固定された、図14に示した遊離部128bの位置が固定位置である。遊離部128bは、支持部141の弾力性に基づいてRF信号端子12を付勢しながら、RF信号端子12と接続する。尚、図示していないが、RF信号端子11と導体部126との接続方法も同様である。
本発明の第5の実施の形態による高周波検査治具20は、導体部127が弾力性を有していない材料から形成された場合でも、支持部141の弾力性によって、導体部128が付勢しながらRF信号端子12と接続するため、確実に接続することが可能となる。
図1の(a)は、特許文献1の検査治具200の断面図である。図1の(b)は、検査治具200に備わるコンタクトプローブ210の構成図である。 図2は、高周波デバイス10の端子配置面の構成例を示した図である。 図3の(a)は、本発明の第1の実施の形態による高周波検査治具20の平面図である。図3の(b)は、図3の(a)におけるA1−A2断面図である。 図4は、高周波検査治具20が高周波デバイス10を検査するときの、図3の(a)のA1−A2断面図である。 図5の(a)は、本発明の第2の実施の形態による高周波検査治具20の平面図である。図5の(b)は、図5の(a)におけるB1−B2断面図である。 図6の(a)は、本発明の第3の実施の形態による高周波検査治具20の平面図である。図6の(b)は、図6の(a)におけるC1−C2断面図である。 図7の(a)は、本発明の第4の実施の形態による高周波検査治具20の平面図である。図7の(b)は、図7の(a)の裏面図である。 図8は、図7の(a)におけるE3として示した部分のE1−E2断面図である。 図9の(a)は、導体部121の側面図である。図9の(b)は、導体部121の裏面図である。 図10は、高周波検査治具20が高周波デバイス10を検査するときの、図7の(a)におけるE3として示した部分の断面図E1−E2である。 図11の(a)は、本発明の第5の実施の形態による高周波検査治具20の平面図である。図11の(b)は、図11の(a)の裏面図である。 図12は、図11の(a)におけるF3として示した部分のF1−F2断面図である。 図13の(a)は、本発明の第5の実施の形態による高周波検査治具20の導体部128の側面図である。図13の(b)は、導体部128の裏面図である。 図14は、高周波検査治具20が高周波デバイス10を検査するときの、図11の(a)におけるF3として示した部分のF1−F2断面図である。
符号の説明
10 高周波デバイス
11 RF信号端子
12 RF信号端子
13 端子
14 接地端子
20 高周波検査治具
30 金属板
40 誘電体
41 開口部
50 導体部
50a 接着部
50b 遊離部
50c 屈曲部
51 導体部
51a 接着部
51b 遊離部
51c 屈曲部
55 導体部
56 導体部
56a 接着部
56b 遊離部
56c 屈折部
57 導体部
58 導体部
58a 接着部
58b 遊離部
58c 屈折部
59 導体部
60 接地部
65 接地部
70 押付部材
80 支持部
81 支持部
90 スルーホール
100 金属板
101 開口部
110 誘電体
120 導体部
121 導体部
121a 接着部
121b 遊離部
121c 屈曲部
121d 先端部
125 導体部
126 導体部
126a 接着部
126b 遊離部
126c 屈折部
127 導体部
128 導体部
128a 接着部
128b 遊離部
128c 屈曲部
128d 先端部
129 導体部
130 開口部
140 支持部
141 支持部

Claims (8)

  1. 金属板と、
    前記金属板と第1面が接着する板状の誘電体と、
    前記第1面に対向する前記誘電体の第2面に形成され、RF信号を伝送する導体部と
    を具備し、
    前記導体部は、
    前記第2面に接着する接着部と、
    前記第2面に接着しない遊離部と
    を備え、前記遊離部は、検査対象の高周波デバイスのRF信号端子と接触して初期位置からずれたとき、前記初期位置へ戻ろうとする力に基づいて前記RF信号端子を付勢しながら、前記RF信号端子と接続する
    高周波検査治具。
  2. 請求項1に記載の高周波検査治具であって、
    前記導体部は、鋼を含む
    高周波検査治具。
  3. 請求項2に記載の高周波検査治具であって、
    前記導体部は、前記遊離部が前記誘電体と離れる方向へ折り曲げられ、
    前記遊離部は、前記初期位置において前記誘電体と接触しない
    高周波検査治具。
  4. 請求項3に記載の高周波検査治具であって、
    前記金属板の前記誘電体が接着する面に、前記金属板と前記高周波デバイスの接地端子とを接続する接地部
    を更に具備し、
    前記誘電体は、前記接地部の位置に、前記接地部よりも大きい第1開口部
    を備える
    高周波検査治具。
  5. 請求項3に記載の高周波検査治具であって、
    前記第2面に、前記高周波デバイスの接地端子と接続する接地部と、
    前記接地部と前記金属板とを接続するスルーホールと
    を更に具備し、
    前記誘電体は、前記スルーホールの形状の第2開口部
    を備える
    高周波検査治具。
  6. 請求項2に記載の高周波検査治具であって、
    前記金属板は、
    第3開口部
    を備え、
    前記誘電体は、
    前記第3開口部と対応する位置に第4開口部
    を備え、
    前記遊離部は、
    前記第3開口部と、前記第4開口部とを挿通し、前記金属板を超えて突出する先端部
    を備える
    高周波検査治具。
  7. 請求項2乃至6の何れか一項に記載の高周波検査治具であって、
    前記導体部は、
    支持部を
    を備え、前記鋼は、前記支持部に含まれる
    高周波検査治具。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の高周波検査治具の前記初期位置の前記遊離部と、前記高周波デバイスの前記RF信号端子とが接触することと、
    外部から付与される前記高周波検査治具と前記高周波デバイスとを近づける力に基づき、前記遊離部が前記RF信号端子と接触しながら、前記初期位置からずれることと、
    前記遊離部が、前記初期位置へ戻ろうとする力に基づいて前記RF信号端子を付勢することと
    を具備する
    高周波デバイスの検査方法。
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