JP2010023834A - ポリケトンチッパーおよび/またはフリッパーを有する空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】空気入りタイヤの、特にはビード領域において、せん断歪みによって隣接した部材が分離することを防ぐ。
【解決手段】空気入りタイヤ10には、回転軸、カーカス14、トレッド12及びベルト構造16が含まれる。カーカス14は、少なくとも1層の補強されたプライ及びせん断歪みを吸収するための補強構造32a、32bを有する。カーカス14の補強構造32a、32bは、コードからなる布を含む。それぞれのコードは、撚りをかけたポリケトン糸の少なくとも1本のストランドを有する。撚りをかけたポリケトン糸は、1570〜1770dtexの線密度および3〜9TPI(12〜35回/10cm)の撚り数レベルを有する。これらのコードは3〜9TPI(12〜35回/10cm)の撚り数レベル及びポリケトン糸の撚り方向と反対の撚り方向を有する。
【選択図】図1

Description

発明の分野
本発明は、空気入りタイヤ(pneumatic tire)に、より具体的にはラジアル乗用車用タイヤ(passenger tire)、ラジアルランフラット乗用車用タイヤ、ラジアルライトトラック(light truck)用タイヤ、またはラジアルミディアムトラック(medium truck)用タイヤに関する。
発明の背景
空気入りタイヤには、通例1対の、軸方向に分かれている非伸長性の(inextensible)ビードが含まれる。円周方向に配置されたビードフィラーエイペックス(bead filler apex)が、それぞれのビードから半径方向外側に伸びている。2つのビードの間には、少なくとも1つのカーカスプライが伸びている。カーカスプライは軸方向に向き合った(opposite)末端部分を有し、そのそれぞれが各ビードを取り巻いて折り返され、それらに固定される(secured)。トレッドゴムおよびサイドウォールゴムは、それぞれ、カーカスプライの、軸方向外側、および半径方向外側の位置にある。
ランフラットおよびトラックタイヤにおけるように過酷な運転条件下で、ビード領域における湾曲および加熱が特に問題になる可能性があり、異なる弾性率(moduli of elasticity)など、性状が異なる互いに隣接する構成部分での分離(separation)を招く原因になる。特に、プライの折返し端(ply turnup ends)は、タイヤの隣接する構造要素からの分離を招き易い恐れがある。
従来のプライは、タイヤの大部分が作られる隣接するゴム配合物(rubber compounds)よりも、はるかに大きい剛性(すなわち弾性率)を有するナイロン、ポリエステル、レーヨン、および/または金属などの材料で補強されることがある。互いに隣接するタイヤ要素の弾性率の差異が、使用中にタイヤに応力が掛り、変形する場合に分離の原因となる恐れがある。
タイヤのビード領域におけるタイヤ要素の分離を制御するため、様々な構造設計の取組みが行われている。例えば、一方法は、ビードおよびビードフィラーを少なくとも一部取り囲む「フリッパー(flipper)」を提供することである。このフリッパーは、プライが非伸長性のビードに直接接触しないようにするスぺーサーとして作用して、それがビード下方で上方に折り返される場所でプライとそれぞれのビードとの間のある程度の相対的な動きを可能にする。スペーサーとしてのこの役割で、フリッパーは、プライ上の応力と、タイヤの隣接するゴム構成部分(例えば、ビード領域におけるフィラーエイペックス、サイドウォールゴム、およびプライ自体のエラストマー部分)上の応力との不均衡を軽減できる。
フリッパーは、各繊維(fiber)、より糸(thread)またはコード(cord)が概して円形の断面を有する織物である四角い織布で作製できる。フリッパーをタイヤと一緒に加硫する(cure)と、フリッパー織物の平面内で繊維/コードの剛性がどの方向においても本質的に同じになる。
プライが分離を生じる傾向を低減させる手段としてフリッパーを使用することに加えて、あるいは代替として使用されている他の方法は、「チッパー(chipper)」を配置することを伴う。チッパーは円周方向に配備される金属または布の層であり、それらは、ホイールリム上にビードを嵌合させるタイヤの部分のビード領域内に配置される。より具体的には、チッパーはホイールリムの内側に(すなわち、ビードに向かって)、またビードを取り巻いて上方に折り返されるプライの部分の外側(すなわち、断面で見てビードに対し、半径方向外側)に存在する。チッパーは、隣接するゴム材料を補剛し、耐屈曲性を高める役割を果たし、それ自体は通例折返しプライ末端部に隣接している。
発明の概要
本発明に従う空気入りタイヤには、回転軸、カーカス、トレッド、およびベルト構造が含まれる。カーカスは、少なくとも1つの補強されたプライ、およびせん断歪みを吸収するための補強構造を有する。トレッドは、カーカスの半径方向外側に配置される。ベルト構造は半径方向に見て、カーカスとトレッドの間に配置される。カーカスの補強構造は、コードから作った布(fabric of cords)を含む。それぞれのコードは、撚りをかけたポリケトン糸(twisted polyketone yarn)のストランドを少なくとも1つ有する。あるいは、この布のコードは、例えば交互のストランド2本およびストランド3本コードなど、ストランド数の任意の組合せとしてよい。撚りをかけたポリケトン糸は、1570〜1770dtex(デシテックス)の線密度および3TPI(12回/cm)〜9TPI(35回/cm)の撚り数レベル(twist level)を有する。コードは3TPI(12回/cm)〜9TPI(35回/cm)の撚り数レベル、およびポリケトン糸の撚り方向と反対の撚り方向を有する。
本発明の一態様において、コードはポリケトン糸のストランド3本を有する。
本発明の他の態様において、カーカスの補強構造はフリッパーである。フリッパーにより、カーカスのビードから補強されたプライが分離されている。フリッパーは、ビードと補強されたプライのせん断弾性率の中間にあるせん断弾性率(shearing modulus of elasticity)を有し、それによりフリッパーは、ビードと補強されたプライとの間の歪みを軽減する層として作用する。フリッパーは、カーカスのビード領域を補強しており、かつまたこのカーカスのサイドウォールの半径方向内側部分を安定化する(stabilize)こともできる。
本発明の他の態様において、カーカスの補強構造はチッパーである。チッパーは、ビードに巻き付けられた補強されたプライの部分に隣接して配置される。チッパーは、フリッパーから見て補強されたプライの部分の反対側に配置される。チッパーは、ビードの下の補強されたプライが折り返される位置において、補強されたプライの半径方向最内側部分の周りに円周方向に配置される。チッパーは半径方向外側に伸びる。チッパーは、ビードに巻き付けられた補強されたプライの部分を、歪みから保護する。チッパーは、カーカスのビード領域を補強し、またこのカーカスのサイドウォールの半径方向内側部分を安定化する。
本発明のさらに他の態様において、前記布(fabric)は、14EPI(5.5エンド/cm)〜26EPI(10エンド/cm)を有するコードを含む。本発明のさらに他の態様において、ポリケトン糸は、主繰り返し単位として、−(CH2CH2−CO)−によって表されるケトン単位を含む。このポリケトン糸は、0.5dl/g以上の固有粘度(intrinsic viscosity)を有するポリケトン溶液から作製されることができる。本発明のさらに他の態様において、このポリケトン糸は、1.29g/cm3以上の密度、200cN/dtex以上の弾性率(elastic modulus)、および−1%〜3%の熱収縮(heat shrinkage)を有する。
本発明のさらに他の態様において、空気入りタイヤは、ラジアルランフラット乗用車用タイヤである。
本発明のさらに他の態様において、空気入りタイヤは、ラジアルライトトラック用タイヤまたはラジアルミディアムトラック用タイヤである。
本発明のさらに他の態様において、チッパーまたはフリッパーは、撚りをかけたポリケトン糸のストランド3本のコードを含み、これらの撚りをかけたポリケトン糸は1670dtexの線密度および5TPI(20回/10cm)の撚り数レベルを有し、またコードは、反対方向における5TPI(20回/10cm)の撚り数レベルを有する。
本発明のさらに他の態様において、ポリケトン糸は1670dtexなど、1650dtex〜1690dtexの範囲にある線密度を有する。
定義
特に指定しない限り、下記の定義により、本発明の記述が統一される(controlling for)。
「エイペックス(Apex)」または「ビードフィラーエイペックス(bead filler apex)」は、ビードコアの半径方向上方に、かつ1つまたは複数のプライと1つまたは複数の折返しプライとの間に位置するエラストマー充填材を意味する。
「軸方向の(Axial)」および「軸方向に(Axially)」は、タイヤの回転軸に平行である線または方向を意味する。
「ビード(Bead)」または「ビードコア(Bead Core)」は一般に、リムに対してタイヤを保持することに関連した半径方向内側ビード(radially inner beads)である環状引張(tensile)部材を含むタイヤ部分を意味する。ビードはプライコードによって巻かれており、かつ成形されており(shaped)、フリッパー、チッパー、エイペックスもしくはフィラー、トウガードおよびチェーファー(chafers)などの補強要素が付され、もしくは付されていない。
「ベルト構造(Belt structure)」は、トレッドの下側にある(underlying)、織物または不織物の、少なくとも1層、好ましくは少なくとも2層の平行コードのプライ(またはベルト)を意味する。平行コードの1つまたは複数のプライは、ビード、ガードおよびチェーファーに固定されないことが好ましい。
「カーカス(Carcas)」は、ベルト構造、トレッド、プライ上のアンダートレッドを除くが、ビードを含むタイヤ構造を意味する。
「ケーシング(Casing)」は、カーカスと、ベルト構造と、ビードと、サイドウォールと、トレッドおよびアンダートレッドを除くタイヤの全ての他の構成部分とを意味する。
「チッパー(Chipper)」は、ビード領域内に位置する布または鋼コードの狭い帯を指す。
「円周方向(Circumferential)」は、最もしばしば、軸方向に垂直な環状トレッド面の周囲に沿って伸びる円形の線もしくは方向を意味する。断面で見たときに、それらの半径がトレッドの軸方向曲率(curvature)を画定する、隣接した円形曲線の組合せの方向を指すこともできる。
「コード(Cord)」は、それによってプライおよびベルトが補強される、繊維を含む、補強ストランドの1種を意味する。
「赤道面(Equatorial Plane)」は、タイヤの回転軸に垂直な、そのトレッドの中心を通過する平面;またはトレッドの円周方向センターラインを含む平面を意味する。
「フリッパー(Flipper)」は、強度のための、またタイヤ本体内でビードワイヤを拘束する(tie)ための、ビードワイヤ周囲の補強用布を指す。
「ゲージ(Gauge)」は、一般に寸法(measurement)を、また具体的には厚さを指す。
「インナーライナー(Inner Liner)」は、チューブレスタイヤの内部表面を形成する、かつこのタイヤ内に膨張流体を収容する、エラストマーもしくは他の材料の1つまたは複数の層を意味する。
「横の(Lateral)」は、軸方向に平行な方向を意味する。
「正常負荷(Normal Load)」は、タイヤの使用状態について適正な規格団体により指定された特定の設計膨張圧力および負荷を意味する。
「プライ(Ply)」は、ゴム被覆され半径方向に配備されたコードである、またはさもなければ平行なコードであるコード補強層を意味する。
「半径方向の(Radial)」および「半径方向に(radially)」は、半径方向に見てタイヤの回転軸に向かう、もしくは離れる方向を意味する。
「ラジアルプライ構造(Radial Ply Structure)」は、少なくとも1層のプライがタイヤの赤道面に対して65度と90度の間の角度で配向された補強コードを有する1つまたは複数のカーカスプライを意味する。
「ラジアルプライタイヤ(Radial Ply Tire)」は、ベルト付きの、もしくは円周方向に締め付けられている(circumferentially−restricted)空気入りタイヤであって、少なくとも1つのプライが、ビードからビードに伸び、タイヤの赤道面に対して65度と90度の間のコード角度で存在しているコードを有するタイヤを意味する。
「断面高さ(Section Height)」は、公称(nominal)リム直径からタイヤの赤道面における外側直径までの半径方向距離を意味する。
「断面幅(Section Width)」は、タイヤの軸に平行な、かつ正常圧力で膨らませた場合および24時間後の、しかし無負荷であり、ラベル付け、装飾または保護バンドによる盛上りを除いた、タイヤのサイドウォール外側間の最大直線距離を意味する。
「サイドウォール(Sidewall)」は、トレッドとビードの間のタイヤの部分を意味する。
「トウガード(Toe guard)」は、それぞれのビードの軸方向内側の、円周方向に配備したエラストマー質の、リムに接触するタイヤ部分を指す。
「トレッド幅(Tread width)」は、タイヤの回転軸を含む平面内におけるトレッド面の弧の長さを意味する。
「折返し端(Turnup end)」は、プライが巻き付けられたビードから上方に(すなわち半径方向外側に)折られているカーカスプライの部分を意味する。
図面の簡単な説明
添付する図面に関連して行われる下記の記述を考慮すると、本発明の構造、動作、および利点がより明確になるであろう。
本発明での使用のための一例のタイヤの模式的横断面図を表す。 図1に示した例のタイヤのビード領域の模式的詳細図を表す。 本発明での使用のための他のビード領域の模式的詳細図を表す。
好ましい実施形態の詳細な説明
図1は、本発明に従って、フリッパーなどの補強構造を有して使用するための例のタイヤ10を示す。タイヤ例10は、トレッド12と、インナーライナー23と、ベルト18、20を含むベルト構造16と、単一のカーカスプライ14を有するカーカス22と、2つのサイドウォール15、17と、ビードフィラーエイペックス26a、26bおよびビード28a、28bを含む2つのビード領域24a、24bとを有する。タイヤ例10は、乗用車またはライトトラックのリムに取り付けるのに適している。カーカスプライ14には、1対の、軸方向に向き合った末端部分30a、30bが含まれ、そのそれぞれがビード28a、28bのそれぞれにしっかり固定されている(secured)。図2において細部が見られるように、カーカスプライ14のそれぞれの軸方向末端部分30aまたは30bは折り返されて、それぞれの軸方向末端部分30a、30bを固定する(anchor)のに十分となる位置まで、それぞれのビード28a、28bを取り巻いている。
カーカスプライ14は、ポリエステル、レーヨン、または類似の適切な有機ポリマー化合物などの材料で作った複数の実質的に平行なカーカス補強部材を有するゴム引きプライとすることができる。カーカスプライ14は、2つのフリッパー32a、32bの軸方向外側表面と係合している(engage)。
図3は、横断面から見て、本発明に従ってフリッパーおよびチッパーなどの補強構造を有して使用する他の例のタイヤのビード領域を示す。カーカスプライ50は、ビード52bに巻き付き、かつフリッパー54によってビードから分離されている。
フリッパー32a、32b、54は、ビード52bの周りに配置された、またビードの下で上方に折り返されるカーカスプライ50部分の内側に配置されたポリケトン布層とすることができる。ポリケトン布フリッパー54は、剛性な(rigid)金属ビード52bの物理的性質と、剛性がより低いカーカスプライ50の物理的性質との中間にある物理的性質(せん断弾性率など)を有し得る。したがって、ポリケトン布フリッパー54は、カーカスプライ50からビード52bを分離している、能動的歪み軽減層(active strain−relieving layer)としての役割を果たし得る。タイヤ技術で通常行われるように、カーカスプライ50は金属で補強できる。
図3の例のタイヤは、ビード領域内に位置して、ビード領域を補強し、かつサイドウォール57の軸方向内側部分を安定化するポリケトン布チッパー56をも有する。フリッパー54およびチッパー56は、それらを結合するゴム片(gum strip)または当て材(patch)58と一緒に下記において別々に考察され、次いでお互いの作用に関連して考察される。
フリッパー54は、ビード52bの周囲を包み、タイヤ例のサイドウォール領域内へと半径方向外側に伸びる。フリッパー54の軸方向内側部分55は、ビードフィラーエイペックス59b以内(within)に末端がある。フリッパー54の軸方向外側部分60bは、折返し端62bを超えて半径方向に存在し、折返し端62bそれ自体は、チッパー56の半径方向外側到達点を半径方向に超える位置にある(下記において、別途に考察する)。カーカスプライ50の折返し端62bの軸方向外側部分は、ホィールリム70のホイールリムフランジ72の頂部を超えて半径方向外側に約15〜30ミリメートル伸び得る。
図3に示すように、フリッパー54は、ビード52bの周囲に配備され、ビード52bはそれ自体、この例のタイヤ内において円周方向に配置されている。フリッパー54の軸方向内側部分55は、ホイールリム70のホイールリムフランジ72の頂部におよそ軸方向に近接する(adjacent)位置までビード52bから半径方向外側に伸びる。軸方向外側の側面において、フリッパー54は、ホイールリムフランジ72上方の端部60bまで、ビード52bから半径方向外側に伸びる。フリッパー54の末端60bの軸方向外側到達部は、折返し端62bの半径方向外側最大到達部を約7〜15ミリメートルの間で超えて伸び得る。フリッパー54は、比較的剛性なビード52bと比較的より剛性の低いカーカスプライ50との間の歪み差を積極的に(actively)吸収する(すなわちタイヤがたわむ間に)ので、「能動的」と呼び得るものである。
ポリケトン布チッパー56は、ビード52bの周囲を包むカーカスプライ50の部分に隣接して配置される。より具体的には、チッパー56は、フリッパー54から見て、カーカスプライ50の部分の反対側に配置されている。チッパー56の、軸方向内側部分は、ホイールリム70にタイヤを取り付けた場合に、そのホイールリムの円環状円筒部(circularly cylindrical part)74に最も接近して存在するであろうビード領域の部分に存在する。チッパー56の軸方向および半径方向外側部分は、ホイールリム70にタイヤを取り付けた場合に、トウガード64などのタイヤゴムによってホイールリムのその円形部分(circular portion)から離れて、そのホイールリム70のその円形部分の軸方向内側に存在するであろうビード領域の部分内に存在する。
換言すると、図3に見ることができるように、チッパー56は、ビード52bの下方でカーカスプライが折れ曲がるカーカスプライ50の半径方向内側部分の周囲に円周方向に配置される。チッパー56は、カーカスプライ50の折返し端62bとほぼ平行して、半径方向外側に伸びることができる。
チッパー56は、ビード52bに巻き付くカーカスプライ50の部分を、ホイールリム70からチッパーを隔てているゴム内の歪みから保護している。チッパー56は、ビード領域を補強し、かつサイドウォール57の半径方向内側部分を安定化する。換言すると、チッパー56は、ホイールリム70から、トウガード64を経て、チッパーが最も直接的に剛性のビード52bと隣接しているカーカスプライ50の折返し部分62bまで、内側に生じる応力誘発性(stress−induced)せん断歪みの伝達を最小にする方法で、変形を吸収できる。
図3に示す当て材58は、チッパー56の半径方向最外側領域68、およびカーカスプライ50の折返し端62bにかぶさるような形でビード52bの周囲に円周方向に配置されている。当て材58は、チッパー56およびフリッパー54の機能と類似した機能を発揮する。より具体的には、当て材58は、さもないとチッパー56およびカーカスプライ50のより柔軟ではない材料からの、柔軟なゴムの分離を誘発する、ゴム部分におけるせん断応力を吸収できる。例えば、当て材58はナイロン布製とすることができる。当て材58の半径方向外側部分67は、フリッパー54の上端60bの上方に少なくとも5mm(また好ましくは10〜15mm)伸びるなどの最小レベル(minimum level)に到達できる。当て材58の半径方向内側部分は、チッパー56と約10mm重なることができる。
ポリケトンのフリッパー54およびチッパー56を組み込む正味の効果は、せん断歪みの差を軽減もしくは吸収する歪み緩衝物を提供する(provide strain buffers)ことであり、さもないと、もしフリッパーおよびチッパーが存在しないとした場合、せん断弾性率の格差のある隣接した材料の分離を招く可能性がある。その上、この補強構造により、ゴム片による標準的構造よりも組み込む部品数が少ないことによって、タイヤの耐久性を高め得る。
本発明に従って、図1から3の例のタイヤのフリッパー54およびチッパー56は、その全体が本出願に参照により組み込まれている、Katoらへの米国特許第6818728号に記載されているものなどのポリケトン繊維を含む。これらのポリケトン繊維は、糸(yarns)のストランド(strands)を形成し、これらのストランドに撚りをかけてコードを形成するのに使用される。
ポリケトンは、いくつかの用途においてアラミドを有利に代替できる高テナシティー(high tenacity)材料である。例えば、ポリケトンは、図1〜3の例のタイヤなどの、ラジアル乗用車用ランフラットもしくは標準タイヤおよびラジアルライトもしくはラジアルミディアムトラックタイヤのフリッパーおよびチッパーとして、アラミドを代替して使用できる。通例のポリケトンコードの破断強度(breaking strength)は、同一構造のアラミドコードの破断強度の約70パーセントである。しかし、ポリケトンコードの撚りを減らすと、他の性状に重度に影響せずに、いくらかのもしくは全てのこの強度差を補償できる。
フリッパーおよびチッパーについて、TPI(1インチ当り撚り数)8.9(35回/10cm)/8.9(35回/10cm)以下およびEPI(1インチ当りエンド数(ends))16〜26(6.3〜10エンド/cm)を有する1670/2dtexのコードを有するポリケトン布が独特かつ有用な性状、ならびに省費用をもたらすことが見出されている。以下の表は、いくつかの他のポリケトン構造および同等のアラミド構造を比較している。この表は、一エンド浸漬された(single end dipped)6.9/6.9撚り構成(1インチ当りの撚り6.9回(27回/10cm)のコード撚り数/1インチ当りの撚り6.9回(27回/10cm)の糸撚り数)を有するアラミドの1670dtex/1/3コード、6.9/6.9撚り構成を有するポリケトン糸の1670dtex/1/3コード、5.0/5.0撚り構成(1インチ当りの撚り5.0回(20回/10cm)のコード撚り数/1インチ当りの撚り5.0回(20回/10cm)の糸撚り数)を有するポリケトン糸の1670dtex/1/3コード、および3.0(12回/10cm)/3.0(12回/10cm)撚り構造を有するポリケトン糸の1670dtex/1/3コードの性状を掲げている。
Figure 2010023834
一エンド浸漬6.9/6.9撚りポリケトンコードの強度は、アラミドの強度の72パーセントである(612.3N/860.3N)。予想したように、撚り数レベルを下げると強度が増加し、3/3構造では、アラミドの強度に近い強度をもたらしている(836.5N/860.3N)。特定の伸びにおける浸漬コード荷重もしくはLase値の比較は、アラミドコードの1パーセントLaseがいずれのポリケトンコード構成のそれよりも高いことを示している。しかし、浸漬アラミドコードの3パーセントLase(特定伸びにおける荷重)は、3/3浸漬ポリケトンコードの値と5/5浸漬ポリケトンコードの値の間にある(318.8Nは、365.0Nと279.7Nの間)。
付着力(adhesion)試験用試料は、2.54mm幅試験片についての標準引きはがし付着力試験(standard peel adhesion test)により調製した。細片付着力用試料(strip adhesion samples)は、0.30mmゴムコート配合物(rubber coat compound)で両側を被覆した布の層を重ねて(plying up)、ゴム引き布を作り、続いて、窓付きマイラーシート(myler window sheet)により分離した2層のゴム引き布のサンドイッチを調製することにより作製した。このサンドイッチを150℃で20分間加硫し(cure)、マイラー中のそれぞれの窓を中心に置いて2.54mm試料にカットした。次いで、加硫した試料は、マイラーの窓により画定される領域について、試験装置上の180°引きによってゴム引き布間の付着力について試験した。示した加硫サイクルで平行試料(parallel samples)を加硫した。次いで加硫試料は、示した試験条件で付着力について試験した。試験のため標準生産配合物(standard production compound)を使用した。細片付着力値の比較により、全ての3種の検討したポリケトン構成は、アラミドと比較して明らかに優れた付着力挙動を示すことが見てとれる。
疲労試験用試料は、コードを統合したゴム配合物のパッド(pad)を加硫することにより調製した。次いで加硫試料を、コードに平行な2.54mm幅細片に切断した。試料は、355.9Nの荷重を掛けながら「シューシャイン(shoeshine)試験」として、2時間屈曲させた(flexed)。次いでゴム細片からコードを取り出した。屈曲させたコードの残存強度を、屈曲前のコードの元の強度と比較した。残存強度値は、屈曲前のコードの強度についてのパーセントとして報告した。疲労性状の解析により、同一構成のアラミドと比較して、ポリケトンコードが優れた疲労性能を発揮することが示される。
ポリケトンの撚り数レベルを下げることにより、疲労性能の低下を招く。しかし、5/5および3/3構成のポリケトンコードは、6.9/6.9構成のアラミドコードに匹敵しうる疲労性能を有する。したがって、ポリケトンの撚り数レベルを下げることによって、アラミドと比較してより低いポリケトンの強度を一部補償することが可能である。
さらに、ポリケトンコードは、標準レゾルシノール−ホルムアルデヒド−ラテックス(RFL)接着剤で処理することにより、十分な付着力レベルを確保するために接着剤中にエポキシ成分などの追加的な付着力増進剤の使用を要するアラミドコードと同等の付着力レベルに到達できる。したがって、より安価で、かつ環境により優しい浸漬配合(すなわちエポキシを含まないRFL)を使用できる。
本発明で使用するためのポリケトン繊維の一例は、主繰り返し単位として下式によって示されるケトン単位を含む繊維である。ポリケトン繊維は、約0.5dl/g以上の固有粘度を有するポリケトン溶液から作製され、約90パーセント以上の結晶配向、1.29g/cm3以上(あるいは約1.29〜約1.31g/cm3)の密度、200cN/dtex以上の弾性率、および約−1パーセント〜3パーセント(あるいは約0.1パーセント〜約1.5パーセント)の熱収縮を示す。
Figure 2010023834
さらに、これらの例のポリケトン繊維は、摂氏0〜150°の範囲にある相分離温度(phase separation temperature)を有するポリケトン溶液を湿式紡糸することにより生産できる。これらの例のポリケトン繊維は高強度、高弾性率、優れた耐疲労性、良好な加工性、良好な耐熱性、寸法安定性、および優れた付着力性状を有する。したがって、これらの例の繊維は、上記において考察した農業、工業および商業用タイヤ用途に適している。
図1〜3に示しているタイヤ10は、代替としてフリッパー54だけを有し(図1〜2)、チッパー56だけを有し(図示されない)、または両方を有し得る(図3)。さらなる代替策では、タイヤ10は、撚りのあるポリケトン糸を備えたフリッパー54および任意の適切なチッパー材料などの異なった材料のチッパーだけを有し得る。さらに、さらなる代替策では、タイヤ10は、撚りのあるポリケトン糸を備えたチッパー56および任意の適切なフリッパー材料などの異なった材料のフリッパーを有し得る。その上、タイヤ10は、フリッパーおよび/またはチッパーを、車両に取り付ける場合のタイヤの外側など、タイヤ10の片側だけに配置できるという意味で非対称タイヤとすることができる。さらに、フリッパーおよび/またはチッパー中のポリケトンコードの角度を、タイヤの円周方向に対して15〜60度、特には30〜55度の範囲におけるものとすることができる。
本発明における変形形態は、本明細書において提供されるその説明に鑑みて可能である。本発明を例示する目的で、ある代表的実施形態および細部が示されているが、その中で本発明の範囲から逸脱せずに種々の変更および修正を行うことができることが当業者には明らかであろう。したがって、記述される特定の実施形態において変更を行うことができ、それらは、下記に添付される特許請求範囲によって定義される、本発明の完全に意図される範囲内にあるであろうことを理解されたい。
符号の説明
10 タイヤ
12 トレッド
14 カーカスプライ
15、17 サイドウォール
16 ベルト構造
18、20 ベルト
22 カーカス
23 インナーライナー
24a、24b ビード領域
26a、26b ビードフィラーエイペックス
28a、28b ビード
30a、30b カーカスプライの末端部分
32a、32b フリッパー
50 カーカスプライ
52b ビード
54 フリッパー
55 フリッパーの軸方向内側部分
56 チッパー
57 サイドウォール
58 当て材
59b ビードフィラーエイペックス
60b フリッパーの軸方向外側部分
62b カーカスプライの折返し端
64 トウガード
67 当て材の半径方向外側部分
68 チッパーの半径方向最外側領域
70 ホイールリム
72 ホイールリムフランジ
74 ホイールリムの円環状円筒部

Claims (19)

  1. 回転軸を有する空気入りタイヤであって、
    少なくとも1つの補強されたプライ、およびせん断歪みを吸収するための緩衝物を提供する補強構造を有するカーカスと、
    前記カーカスの半径方向外側に配置されるトレッドと、
    半径方向に見て前記カーカスと前記トレッドの間に配置されるベルト構造と
    を特徴とし、前記カーカスの前記補強構造が、コードの布(fabric of cords)を含み、それぞれのコードが、撚りをかけたポリケトン糸の、少なくとも1つのストランドを有し、前記撚りをかけたポリケトン糸が1570〜1770dtexの線密度および3TPI(12回/10cm)〜9TPI(35回/10cm)の撚り数レベルを有し、前記コードが3TPI(12回/10cm)〜9TPI(35回/10cm)の撚り数レベルおよび前記ポリケトン糸の撚り方向と反対の撚り方向を有する空気入りタイヤ。
  2. 前記カーカスの前記補強構造がフリッパーであることを特徴とする、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記フリッパーが、前記カーカスのビードから前記補強されたプライを分離していることを特徴とする、請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記フリッパーが、前記ビードのせん断弾性率と前記補強されたプライのせん断弾性率の間にあるせん断弾性率を有し、それにより前記フリッパーが、前記ビードと前記補強されたプライとの間の歪み軽減層として作用することを特徴とする、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記カーカスの前記補強構造がチッパーであることを特徴とする、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記チッパーが、前記カーカスのビードに巻き付けられた補強されたプライの部分に隣接して配置されることを特徴とする、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記チッパーが、フリッパーから見て、前記補強されたプライの前記部分の反対側に配置されることを特徴とする、請求項6に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記チッパーが、前記ビードの下で前記補強されたプライが上に折り返される位置で、前記補強されたプライの半径方向内側部分の周囲に円周方向に配置されることを特徴とする、請求項7に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記チッパーが、半径方向外側に伸びることを特徴とする、請求項8に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記チッパーが、前記カーカスの前記ビードに巻き付いた補強されたプライの部分を、歪みから保護することを特徴とする、請求項9に記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記チッパーが、前記カーカスのビード領域を補強し、また前記カーカスのサイドウォールの半径方向内側部分を安定化することを特徴とする、請求項10に記載の空気入りタイヤ。
  12. 前記布が、14EPI(5.5エンド/cm)〜26EPI(10エンド/cm)を有するコードを含むことを特徴とする、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  13. 前記ポリケトン糸が、主繰り返し単位として、−(CH2CH2−CO)−によって表されるケトン単位を含むことを特徴とする、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  14. 前記ポリケトン糸が、1.29g/cm3以上の密度、200cN/dtex以上の弾性率、および−1パーセント〜3パーセントの熱収縮を有することを特徴とする、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  15. ラジアルランフラット乗用車用タイヤであることを特徴とする、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  16. ラジアルライトトラック用タイヤであることを特徴とする、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  17. ラジアルミディアムトラック用タイヤであることを特徴とする、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  18. それぞれの前記コードが、撚りをかけたポリケトン糸のストランドを3つ有することを特徴とする、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  19. 少なくとも1つの前記コードが、ポリケトン糸のストランドを3つ有することを特徴とする、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
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