JP2010023693A - 車両天井構造 - Google Patents

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一雄 福井
Nobuhide Hashimoto
信秀 橋本
Teruji Kuroyanagi
輝治 黒柳
Kenji Shin
健次 新
Hiromasa Ishida
裕征 石田
Jun Isami
純 伊佐見
Toshimitsu Matsuoka
俊光 松岡
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Abstract

【課題】簡易な構造であり、組み付け作業が容易な車両天井構造を提供すること。
【解決手段】車両天井構造1において、サンルーフ用の天井開口部20が形成された天井材2と、同じくサンルーフ用のボデー開口部30が形成されたボデー材3とは、天井開口部20及びボデー開口部30の前方の周縁部において天井材2とボデー材3との間に配設されたリテーナー4によって固定されている。リテーナー4は、天井材2を嵌合させるための天井嵌合部41とボデー材3を嵌合させるためのボデー嵌合部42とを有する。天井嵌合部41には、天井開口部20の周縁に設けた天井材2の天井端部23が嵌合され、ボデー嵌合部42には、ボデー開口部30の周縁に設けたボデー材3のボデー端部33が嵌合されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、サンルーフを備えた車両における車両天井構造に関する。
サンルーフを備えた車両の天井部において、室内の内装材である天井材と車体を構成するボデー材とは、例えば、それぞれに形成されたサンルーフ用の開口部の周縁部において、両者の間に両者を保持するための部材(リテーナー)を配設することによって固定し、組み付けられている。
従来から、天井材とボデー材とを固定する様々な車両天井構造が知られている。例えば、樹脂等からなるリテーナーに対して天井材を接着・溶着し、それをボデー材に組み付けて固定する構造が知られている。また、特許文献1には、車体パネルに取り付けた金属クリップに自動車用内装部品を差し込んで固定する構造が開示されている。
特開2004−90790号公報
しかしながら、従来の構造では次のような問題があった。すなわち、天井材を接着・溶着する構造では、天井材の端部の剥がれや接着剤の汚れ等が露出して外観意匠性が低下するという問題が生じていた。また、金属クリップを用いた構造では、車体パネルに取り付けた金属クリップに天井材の端部を差し込むため、天井材の端部を正確に位置合わせ等して組み付ける必要があり、作業性の低下を招いていた。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡易な構造であり、組み付け作業が容易な車両天井構造を提供しようとするものである。
本発明は、サンルーフ用の天井開口部が形成された天井材と、同じくサンルーフ用のボデー開口部が形成されたボデー材とを、上記天井開口部及び上記ボデー開口部の前方又は後方の周縁部において上記天井材と上記ボデー材との間に配設されたリテーナーによって固定する車両天井構造であって、
上記リテーナーは、上記天井材を嵌合させるための天井嵌合部と上記ボデー材を嵌合させるためのボデー嵌合部とを有しており、
上記天井嵌合部には、上記天井開口部の周縁に設けた上記天井材の天井端部が嵌合され、上記ボデー嵌合部には、上記ボデー開口部の周縁に設けた上記ボデー材のボデー端部が嵌合されていることを特徴とする車両天井構造にある(請求項1)。
本発明の車両天井構造において、上記天井材と上記ボデー材との間に配設された両者を固定するための上記リテーナーは、上記天井材及び上記ボデー材をそれぞれ嵌合させるための上記天井嵌合部及び上記ボデー嵌合部を有している。すなわち、上記リテーナーは、上記天井材及び上記ボデー材をそれぞれ嵌合させることができるよう構成されている。そのため、上記リテーナーに対して上記天井材及び上記ボデー材を従来のような接着、溶着等の作業を行うことなく容易に組み付けることができる。
また、上記天井材の上記天井端部と上記リテーナー、あるいは上記ボデー材の上記ボデー端部と上記リテーナーを接着・溶着等する必要がないため、上記天井端部や上記ボデー端部の外観意匠性を向上させることができる。
また、上記リテーナーを上記構成とすることにより、例えば、予め上記天井端部を上記天井嵌合部に嵌合させた後、その状態のまま上記ボデー嵌合部に上記ボデー端部を嵌合させて組み付けることができる。すなわち、上記天井材の組み付けは、上記天井端部を上記天井嵌合部に嵌合させるだけでよく、非常に容易となる。そのため、従来のように、上記天井材を正確に位置合わせする等して組み付ける必要がなくなり、作業性を向上させることができる。
このように、本発明によれば、簡易な構造であり、組み付け作業が容易な車両天井構造を提供することができる。
本発明において、上記リテーナーの上記ボデー嵌合部は、上記リテーナーの左右方向において複数箇所に分かれて形成されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記リテーナーと上記ボデー材とを容易に安定して組み付けることができる。
また、上記リテーナーの上記天井嵌合部は、上記リテーナーの左右方向全長に渡って形成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記リテーナーの上記天井嵌合部において上記天井材の上記天井端部を十分かつ確実に固定することができる。
また、上記リテーナーの上記天井嵌合部を上記構成とすることにより、例えば、上記天井嵌合部に嵌合された上記天井端部の端面を上記天井嵌合部で覆うことによって露出させないようにすることができる(後述する実施例の図2〜図4参照)。これにより、上記天井開口部及び上記ボデー開口部の周縁部(サンルーフの周縁部)の外観意匠性を向上させることができる。
また、上記天井材の上記天井端部及び上記ボデー材の上記ボデー端部は、それぞれ上記リテーナーの上記天井嵌合部及び上記ボデー嵌合部に対して互いに反対方向に向かって嵌合されていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記リテーナーに対して上記天井材と上記ボデー材とを互いに反対方向から組み付けることができる。そのため、上記リテーナーに対して上記天井端部と上記ボデー端部とのいずれか一方を先に嵌合させた後に、他方を嵌合させようとしたとき、上記リテーナーが上記天井材又は上記ボデー材から外れてしまうという不具合を防ぐことができる。それ故、上記リテーナーに対して上記天井材と上記ボデー材とを容易かつ確実に組み付けることができ、作業性を向上させることができる。また、組み付け後も、上記リテーナーが上記天井材及び上記ボデー材から脱落し難く、安定した固定状態を保つことができる。
また、上記リテーナーの上記ボデー嵌合部には、上記ボデー材の上記ボデー端部が嵌合されていると共に、上記ボデー嵌合部と上記ボデー端部との間の隙間を埋めるためのスペーサー材が配設されていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記スペーサー材によって上記ボデー端部を上記ボデー嵌合部において十分かつ確実に固定することができる。これにより、上記天井材と上記ボデー材との間のガタ防止を図ることができる。
なお、上記スペーサー材としては、例えば、不織布、フェルト等を用いることができる。
また、上記リテーナーは、上記天井開口部及び上記ボデー開口部の前方の周縁部に配設されていることが好ましい(請求項6)。
この場合には、例えば、上記ボデー開口部側からその前方の周縁部に対して、上記天井材を前進させるようにして組み付けることができるため、その作業性がよい。
また、上記リテーナーの上記天井嵌合部は、後方向に開口するように凹状に形成され、上記ボデー嵌合部は、上記天井嵌合部の下方において前方向に開口するように凹状に形成されており、
上記天井材の上記天井端部は、前方向に突出して形成されていると共に上記リテーナーの上記天井嵌合部に対して前方向に向かって嵌合されており、
上記ボデー材の上記ボデー端部は、後方向に突出して形成されていると共に上記リテーナーの上記ボデー嵌合部に対して後方向に向かって嵌合されていることが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記リテーナーに対して上記天井材と上記ボデー材とを互いに反対方向から組み付けることができる。それ故、上述のごとく、上記リテーナーに対して上記天井材と上記ボデー材とを容易かつ確実に組み付けることができ、作業性を向上させることができる。また、組み付け後も、上記リテーナーが上記天井材及び上記ボデー材から脱落し難く、安定した固定状態を保つことができる。
また、上記ボデー開口部側からその前方の周縁部に対して、上記天井材を前進させるようにして組み付けることができるため、その作業性がよい。
また、上記リテーナーの一部に断面S字形状の部分を設けることにより、後方向に開口するように凹状に形成された上記天井嵌合部と前方向に開口するように凹状に形成された上記ボデー嵌合部とを上下に連続的に有する上記リテーナーを構成することができる(後述する実施例の図3、図4参照)。
この場合には、上記天井嵌合部に嵌合された上記天井端部と上記ボデー嵌合部に嵌合された上記ボデー端部とが、上記リテーナーを挟持する形で組み付けられる。そのため、上記リテーナーに対して上記天井材及び上記ボデー材がより一層確実に固定された構造とすることができる。
本発明の実施例にかかる車両天井構造について、図1〜図4を用いて説明する。
なお、本例の車両天井構造は、サンルーフを備えた車両に採用するものである。
本例の車両天井構造1は、図1〜図4に示すごとく、サンルーフ用の天井開口部20が形成された天井材2と、同じくサンルーフ用のボデー開口部30が形成されたボデー材3とを、天井開口部20の前方の周縁部201(ボデー開口部30の前方の周縁部301)において天井材2とボデー材3との間に配設されたリテーナー4によって固定している。
リテーナー4は、天井材2を嵌合させるための天井嵌合部41とボデー材3を嵌合させるためのボデー嵌合部42とを有しており、天井嵌合部41には、天井開口部20の周縁に設けた天井材2の天井端部23が嵌合され、ボデー嵌合部42には、ボデー開口部30の周縁に設けたボデー材3のボデー端部33が嵌合されている。
以下、これを詳説する。
図1に示すごとく、車室内の内装材である天井材2には、天井開口部20が設けられている。天井開口部20は、天井材2の前方側に設けられており、方形状を呈している。また、図3、図4に示すごとく、天井材2は、基材28と表皮29とを積層して構成されている。
また、図3、図4に示すごとく、車体を構成するボデー材3には、天井開口部20に対応する位置にボデー開口部30が設けられている。ボデー開口部30は、天井開口部20と同じく方形状を呈している。
図1、図2に示すごとく、リテーナー4は、天井開口部20の前方の周縁部201において配設されている。すなわち、天井材2とボデー材3とは、天井開口部20の前方の周縁部201(ボデー開口部30の前方の周縁部301)において、天井材2とボデー材3との間に配設されたリテーナー4によって固定されている。なお、図2は、天井材2にリテーナー4が組み付けられた状態を表しており、ボデー材3は省略してある。
図3、図4に示すごとく、天井材2の天井開口部20の前方の周縁部201には、天井本体部21から上方向に立設された天井立設部22と天井立設部22の上端から前方向に突出して形成された天井端部23とが設けられている。
また、ボデー材3のボデー開口部30の前方の周縁部301には、ボデー本体部31から下方向に立設されたボデー立設部32とボデー立設部32の下端から後方向に突出して形成されたボデー端部33とが設けられている。
また、図2に示すごとく、リテーナー4には、天井材2を嵌合させるための天井嵌合部41と、ボデー材3を嵌合させるためのボデー嵌合部42とが設けられている。天井嵌合部41は、リテーナー4の左右方向全長に渡って形成されている。また、ボデー嵌合部42は、リテーナー4の左右方向において4箇所に分かれて形成されている。
また、図3、図4に示すごとく、天井嵌合部41は、後方向に開口するように凹状に形成されている。また、図3に示すごとく、ボデー嵌合部42は、天井嵌合部41の下方において前方向に開口するように凹状に形成されている。
なお、図3は、リテーナー4においてボデー嵌合部42が形成されている部分の断面、すなわち図2のA−A断面である。また、図4は、それ以外の部分の断面、すなわち図2のB−B断面である。
ここで、図3に示すごとく、リテーナー4においてボデー嵌合部42が形成されている部分では、リテーナー4の上部(天井嵌合部41及びボデー嵌合部42を構成する部分)が断面S字形状となっている。そして、この断面S字形状の部分のうち、上方に形成された凹部に天井嵌合部41が設けられており、下方に形成された凹部にボデー嵌合部42が設けられている。
また、同図に示すごとく、天井開口部20及びボデー開口部30の上方には、天井開口部20及びボデー開口部30を覆うように透明のガラス板よりなるスライドルーフ61が配設されている。本例のスライドルーフ61は、天井開口部20及びボデー開口部30を開閉可能に構成され、車体の外側をスライドするアウタースライド型のものである。
また、スライドルーフ61の前方側には、チルトルーフ62が配設されている。チルトルーフ62は、その後端部を上下に移動させて開閉可能に構成されている。
また、スライドルーフ61の下方側には、日除け用のサンシェード63が配設されている。サンシェード63は、前後方向に移動して天井開口部20及びボデー開口部30を開閉可能に構成されている。
なお、本例では、天井材2は、上述のごとく、基材28と表皮29とを積層して構成されており、基材28はポリプロピレン、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂と木質繊維、ガラス繊維等の繊維との混合物からなり、表皮29はポリエステル等の合成樹脂材からなる。また、ボデー材3は、鋼板よりなる。また、リテーナー4は、ABS樹脂等の合成樹脂材や鋼板等の金属材料からなる。
次に、天井材2、ボデー材3及びリテーナー4の組み付け状態について説明する。
図3、図4に示すごとく、リテーナー4において、天井嵌合部41には、天井材2の天井端部23が嵌合されている。具体的には、天井材2の天井端部23がリテーナーの天井嵌合部41に対して前方向に向かって差し込まれている。したがって、天井端部23の端面231は、リテーナー4の左右方向全長に渡って形成された天井嵌合部41によって露出しないように覆われている。
また、同図に示すごとく、リテーナー4の左右方向に4箇所設けられたボデー嵌合部42には、ボデー材3のボデー端部33が嵌合されている。具体的には、ボデー材3のボデー端部33がリテーナー4のボデー嵌合部42に対して後方向に向かって差し込まれている。
さらに、ボデー嵌合部42には、ボデー材3のボデー端部33が嵌合されていると共に、ボデー嵌合部42とボデー端部33との間の隙間を埋めるためのスペーサー材51が配設されている。これは、ボデー材3が鋼板よりなり、ボデー嵌合部42に嵌合させるだけではガタつきが生じ易く、十分に固定することができないからである。本例では、スペーサー材51として不織布を用いた。
これに対して、天井嵌合部41には、特にスペーサー材を設けていない。これは、天井材2が厚み方向に弾性変形可能であるため、天井嵌合部41の開口高さを嵌入前の天井材2の厚みよりも小さくしておき、天井端部23を天井嵌合部42に押し込むことにより、リテーナー4と天井材2とを十分に固定することができるからである。
また、同図に示すごとく、天井材2及びボデー材3は、リテーナー4に対して互いに反対方向に向かって差し込まれて嵌合されている。そして、天井材2の天井端部23とボデー材3のボデー端部33とにより、リテーナー4を挟持する形で組み付けられている。
また、リテーナー4の下端部は、天井材2に対して接着剤等により接着して固定されている。
次に、天井材2、ボデー材3及びリテーナー4の組み付け手順について説明する。
まず、図3、図4を参照のごとく、リテーナー4の天井嵌合部41に、天井材2の天井端部23を前方向に向かって差し込む。このとき、天井材2をボデー開口部20側からその前方の周縁部201に対して前進させるようにして組み付ける。
次いで、リテーナー4の下端部を天井材2に対して接着剤等により接着する。なお、リテーナー4のボデー嵌合部42には、スペーサー材51となる不織布を予め配置しておく。そして、天井材2を組み付けた状態のリテーナー4のボデー嵌合部42に、ボデー材3のボデー端部33を後方向に向かって差し込む。
さらに、その後、リテーナー4を設けた位置以外の部位においても、アシストグリップ固定部71、ルームランプ固定部72、サンバイザー固定部73等(図1参照)において、アシストグリップ、ルームランプ、サンバイザー等と共に、天井材2をボデー材3に固定する。
以上により、天井材2、ボデー材3及びリテーナー4を組み付ける。
次に、本例の車両天井構造1における作用効果について説明する。
本例の天井部構造1において、天井材2とボデー材3との間に配設された両者を固定するためのリテーナー4は、天井材2及びボデー材3をそれぞれ嵌合させるための天井嵌合部41及びボデー嵌合部42を有している。すなわち、リテーナー4は、天井材2及びボデー材3をそれぞれ嵌合させることができるよう構成されている。そのため、リテーナー4に対して天井材2及びボデー材3を従来のような接着、溶着等の作業を行うことなく容易に組み付けることができる。
また、天井材2の天井端部23とリテーナー4、あるいはボデー材3のボデー端部33とリテーナー4を接着・溶着等する必要がないため、天井端部23やボデー端部33の外観意匠性を向上させることができる。
また、リテーナー4を上記構成とすることにより、本例のように、予め天井端部23を天井嵌合部41に嵌合させた後、その状態のままボデー嵌合部42にボデー材3を嵌合させて組み付けることができる。すなわち、天井材2の組み付けは、天井嵌合部41に嵌合させるだけでよく、非常に容易となる。そのため、従来のように、天井材2を正確に位置合わせする等して組み付ける必要がなくなり、作業性を向上させることができる。
また、本例において、リテーナー4のボデー嵌合部42は、リテーナー4の左右方向において複数箇所に分かれて形成されている。そのため、リテーナー4とボデー材3とを容易に安定して組み付けることができる。
また、リテーナー4の天井嵌合部41は、リテーナー4の左右方向全長に渡って形成されている。そのため、リテーナー4の天井嵌合部41において天井材2の天井端部23を十分かつ確実に固定することができる。また、本例のように、天井端部23の端面231を天井嵌合部41で覆うことによって露出させないようにすることができる。これにより、天井開口部20の周縁部201(サンルーフの周縁部)の外観意匠性を向上させることができる。
また、天井材2の天井端部23及びボデー材3のボデー端部33は、それぞれリテーナー4の天井嵌合部41及びボデー嵌合部42に対して互いに反対方向に向かって嵌合されている。そのため、本例のように、リテーナー4に対して天井端部23を先に嵌合させた後に、ボデー端部33を嵌合させようとしたとき、リテーナー4が天井材2から外れてしまうという不具合を防ぐことができる。それ故、リテーナー4に対して天井材2とボデー材3とを容易かつ確実に組み付けることができ、作業性を向上させることができる。また、組み付け後も、リテーナー4が天井材2及びボデー材3から脱落し難く、安定した固定状態を保つことができる。
また、リテーナー4のボデー嵌合部42には、ボデー材3のボデー端部33が嵌合されていると共に、ボデー嵌合部42とボデー端部33との間の隙間を埋めるためのスペーサー材51が配設されている。そのため、スペーサー材51によってボデー端部33をボデー嵌合部42において十分かつ確実に固定することができる。これにより、天井材2とボデー材3との間のガタ防止を図ることができる。
また、リテーナー4は、天井開口部20の前方の周縁部201(ボデー開口部30の前方の周縁部301)に配設されている。そのため、ボデー開口部20側からその前方の周縁部201に対して、天井材2を前進させるようにして組み付けることができる。これにより、作業性を向上させることができる。
また、リテーナー4は、その一部に断面S字形状の部分を有しており、後方向に開口するように凹状に形成された天井嵌合部41と前方向に開口するように凹状に形成されたボデー嵌合部42とを上下に連続的に有する構成となっている。そのため、天井嵌合部41に嵌合された天井端部23とボデー嵌合部42に嵌合されたボデー端部33とが、リテーナー4を挟持する形で組み付けられている。これにより、リテーナー4に対して天井材2及びボデー材3がより一層確実に固定された構造とすることができる。
このように、本例によれば、簡易な構造であり、組み付け作業が容易な車両天井構造1を提供することができる。
実施例における、天井材とリテーナーとが組み付けられた状態を示す説明図。 実施例における、天井開口部の前方の周縁部を拡大した説明図。 図2のA−A断面を示す説明図。 図2のB−B断面を示す説明図。
符号の説明
1 車両天井構造
2 天井材
20 天井開口部
23 天井端部
3 ボデー材
30 ボデー開口部
33 ボデー端部
4 リテーナー
41 天井嵌合部
42 ボデー嵌合部

Claims (7)

  1. サンルーフ用の天井開口部が形成された天井材と、同じくサンルーフ用のボデー開口部が形成されたボデー材とを、上記天井開口部及び上記ボデー開口部の前方又は後方の周縁部において上記天井材と上記ボデー材との間に配設されたリテーナーによって固定する車両天井構造であって、
    上記リテーナーは、上記天井材を嵌合させるための天井嵌合部と上記ボデー材を嵌合させるためのボデー嵌合部とを有しており、
    上記天井嵌合部には、上記天井開口部の周縁に設けた上記天井材の天井端部が嵌合され、上記ボデー嵌合部には、上記ボデー開口部の周縁に設けた上記ボデー材のボデー端部が嵌合されていることを特徴とする車両天井構造。
  2. 請求項1において、上記リテーナーの上記ボデー嵌合部は、上記リテーナーの左右方向において複数箇所に分かれて形成されていることを特徴とする車両天井構造。
  3. 請求項1又は2において、上記リテーナーの上記天井嵌合部は、上記リテーナーの左右方向全長に渡って形成されていることを特徴とする車両天井構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記天井材の上記天井端部及び上記ボデー材の上記ボデー端部は、それぞれ上記リテーナーの上記天井嵌合部及び上記ボデー嵌合部に対して互いに反対方向に向かって嵌合されていることを特徴とする車両天井構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、上記リテーナーの上記ボデー嵌合部には、上記ボデー材の上記ボデー端部が嵌合されていると共に、上記ボデー嵌合部と上記ボデー端部との間の隙間を埋めるためのスペーサー材が配設されていることを特徴とする車両天井構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、上記リテーナーは、上記天井開口部及び上記ボデー開口部の前方の周縁部に配設されていることを特徴とする車両天井構造。
  7. 請求項6において、上記リテーナーの上記天井嵌合部は、後方向に開口するように凹状に形成され、上記ボデー嵌合部は、上記天井嵌合部の下方において前方向に開口するように凹状に形成されており、
    上記天井材の上記天井端部は、前方向に突出して形成されていると共に上記リテーナーの上記天井嵌合部に対して前方向に向かって嵌合されており、
    上記ボデー材の上記ボデー端部は、後方向に突出して形成されていると共に上記リテーナーの上記ボデー嵌合部に対して後方向に向かって嵌合されていることを特徴とする車両天井構造。
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