JP2010023070A - 圧縮成形用金型及び成形方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】粉末材料から中空部に段差を有する筒状の成形体を成形する際に成形体にクラックやこすり傷を発生させることなく、寸法精度を良好にする。
【解決手段】外形を形成するダイス12、下パンチ13及び上パンチ14と、下パンチ13及び上パンチ14のいずれか一方から突出し、中空部を形成するピン15とからなり、粉末材料により中空部11Aを有する筒状の成形体11を成形する圧縮成形用金型において、ピン15は下パンチ13及び上パンチ14のいずれか一方から突出し、かつ段差部15Cを備えてなり、中空部11Aに段差11Bを有する成形体11を形成するものとしており、ダイス12の内面12aは粉末材料の充填部となるストレート部18と、成形体11の抜き方向に拡径するテーパ部17を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】外形を形成するダイス12、下パンチ13及び上パンチ14と、下パンチ13及び上パンチ14のいずれか一方から突出し、中空部を形成するピン15とからなり、粉末材料により中空部11Aを有する筒状の成形体11を成形する圧縮成形用金型において、ピン15は下パンチ13及び上パンチ14のいずれか一方から突出し、かつ段差部15Cを備えてなり、中空部11Aに段差11Bを有する成形体11を形成するものとしており、ダイス12の内面12aは粉末材料の充填部となるストレート部18と、成形体11の抜き方向に拡径するテーパ部17を備えている。
【選択図】図1
Description
本願発明は、セラミックス粉末や金属粉末により中空部を有する筒状の成形体を成形する圧縮成形用金型、成形方法に関し、詳しくは、中空部に段差を有する筒状の成形体をクラックやこすり傷を発生させず、精度良く成形するものである。
従来、セラミックス粉末や金属粉末等の粉末成形においては、図6に示すような金型100を用いて、中空部を有する円筒状の成形体101が成形されている。図6に示す金型100は、中空部がストレート形状のダイス102、下パンチ103、上パンチ104及び段差部を有するコアロッド(ピン)105を備え、ダイキャビティ内の粉末材料を上パンチ104と下パンチ103の間に圧縮成形するものとしている。
また、特開2003−170298号公報(特許文献1)では、図7に示すように、ダイ92、下パンチ93、上パンチ94及びコアロッド95を備えた金型90を提供している。金型90は、コアロッド95の成形空所に面する部分を、上方に漸次拡径するテーパ状に形成し、筒状の成形体91の寸法精度を確保するものとしている。
特開2003−170298号公報
しかしながら、図6の金型で中空部に段差を有する成形体101を成形すると、成形体101を金型100から取り出す際に、図8(c)に示すように、成形体101の中空部の段差部分にはクラックが入り、成形体101の外周面には抜き方向にダイス102とのこすり傷が生じる。これは、ダイス102の内部がストレート形状であるために、圧縮成形された成形体101(図8(a))が金型100から取り出される際に急激に圧力開放され、図8(b)のようにダイス102の出口内径寸法より成形体101の寸法が大きくなる現象、所謂スプリングバックが生じるためである。このようなクラックやこすり傷は成形体が焼成等された際に割れや外観不良の原因となるため、抑制する必要がある。また、特許文献1の金型90はコアロッド95にテーパを設けているが、これは成形後の成形体91の内面を直線状にし、成形体91からコアロッド95を抜き出しやすくするためであり、図8(c)のような成形体101の内部に発生するクラックや外周面のこすり傷を防止できるものではない。
本願発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、粉末材料から中空部に段差を有する筒状の成形体を成形する際にクラックやこすり傷を発生させることなく、寸法精度の良好な成形体を成形することを課題としている。
前記課題を解決するため、本願請求項1記載の発明では、外形を形成するダイス、下パンチ及び上パンチと、下パンチ及び上パンチのいずれか一方から突出し、中空部を形成するピンとからなり、粉末材料により中空部を有する筒状の成形体を成形する圧縮成形用金型において、ピンは下パンチ及び上パンチのいずれか一方から突出し、かつ段差部を備えてなり、中空部に段差を有する成形体を形成するものとしており、ダイスの内面は粉末材料の充填部となるストレート部と、成形体の抜き方向に拡径するテーパ部を備えていることを特徴としている。
又、本願請求項2記載の発明は、前記請求項1記載の圧縮成形用金型において、成形体取出口となるテーパ部の出口内径寸法は、金型から取り出した時に生じる成形体のスプリングバック後の同成形体の外径寸法以上であることを特徴としている。
又、本願請求項3記載の発明は、前記請求項1又は2記載の圧縮成形用金型において、テーパ部の深さ寸法が成形体の高さ以上であることを特徴としている。
又、本願請求項4記載の発明は、前記請求項1乃至3のいずれかに記載の圧縮成形用金型において、ピンの段差部はダイスのテーパ部側に位置していることを特徴としている。
又、本願請求項5記載の発明は、前記請求項1乃至4のいずれかに記載の圧縮成形用金型において、ピンは大径部と小径部、及び大径部と小径部を連結する段差部を備えるものとし、下パンチ及び上パンチに穿設された中心穴にピンの大径部と小径部がそれぞれ挿通することを特徴としている。
又、本願請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の圧縮成形用金型を用いた成形方法であって、ダイスに下パンチとピンとを配置した後、ダイスのストレート部に粉末材料を充填し、下パンチ及び上パンチにより荷重を加えて粉末材料を圧縮成形した後、成形体をダイスのテーパ部側から取出し、その後中空部のピンを取り外すことを特徴としている。
本願請求項1記載の発明の圧縮成形用金型においては、ダイスの成形体の抜き方向に拡径させたテーパ部を設けているので、圧縮後の成形体にかかる応力を緩和しながら成形体を取り出すことができる。そのため、中空部に段差を有する成形体をクラックやこすり傷の発生を抑制して成形不良なく得ることができる。かつ、ダイスの粉末材料の充填部はストレート形状としており、圧縮時にパンチとダイスの隙間から粉末材料が流出することもないので、成形体の深さ方向の寸法精度も良好にすることができる。
又、本願請求項2記載の発明の圧縮成形用金型においては、特に、ダイスのテーパ部の出口内径寸法を成形体を金型から取り出した時に生じるスプリングバック後の同成形体の外径寸法以上に設定し、ダイスの出口部分ではスプリングバックを完了させた状態としている。そのため、ダイスの出口部分で成形体に応力が加えられず、クラックやこすり傷の発生をより有効に防止し、外観を損なわない成形体を得ることができる。
又、本願請求項3記載の発明の圧縮成形用金型においては、特に、ダイスのテーパ部の深さ寸法を成形体の高さ以上として十分な深さのテーパを設けているので、成形体の取出す際のストレート部からテーパ部への進入角度を緩やかにすることができる。そのため、請求項2のようにテーパ部の出口内径寸法を成形体のスプリングバック後の外径寸法より大きく設定してもテーパ開始部分での急激な応力発生を抑制することができ、クラックやこすり傷の発生を一層効果的に抑制し、外観を損なわない成形体を得ることができる。
又、本願請求項4記載の発明の圧縮成形用金型においては、特に、ダイスのテーパ部をピンの段差部側に位置させているので、成形体を金型から取出す際に成形体の中空部の段差に応力が加わりにくくでき、安定な応力緩和機構を維持したまま、成形体を金型から抜き出す構成とすることができる。
又、本願請求項5記載の発明の圧縮成形用金型においては、ピン、下パンチ及び上パンチを別部材とし、ピンを個別に制御できるようにしているので、金型から成形体を取り出す際に成形体の外側からの圧縮力を開放したのち、中空部のピンを取り外すことができ、段階的に成形体に生じる応力を緩和し、クラックを発生しにくくすることができる。
又、本願請求項6記載の発明の成形方法によれば、前記請求項1乃至5記載のいずれかに記載の圧縮成形用金型を用いて、ダイスのストレート部に粉末材料を充填し、その後、下パンチ及び上パンチにより粉末材料を圧縮成形しているので、圧縮時にパンチとダイスの隙間から粉末材料が流出することもなく、良好な寸法精度の成形体を成形することができる。さらに、成形体をダイスのテーパ部側から取り出した後で中空部のピンを取り出しているので、成形体に急激な応力変化が加わるのを抑制し、安定な応力緩和機構を維持したまま、成形体を金型から抜き出すことができる。
図1、図2に、本願請求項1〜6の全てに対応した実施形態に係る圧縮成形用の金型1の断面図を示す。
この金型1は、セラミックス粉末や金属粉末を原材料として中空部11Aを有する筒状の圧縮成形体(以下、「成形体」と称す)11を成形するものであり、外形を形成するダイス12、下パンチ13及び上パンチ14と、上パンチ14から突出し、中空部11Aを形成するピン15を基本構成として備えている。ピン15は、上パンチ14から突出し、かつ段差部15Cを備えてなり、この段差部15Cにより成形体11の中空部11Aに段差11Bを形成するものとしている。金型1はダイス12の内面12aに粉末材料の充填部となるストレート部18と、成形体の抜き方向に拡径するテーパ部17を備えていることを特徴としている。
ダイス12のテーパ部17は、その出口部分における内径寸法L1が成形体11を金型1から取り出した時に生じるスプリングバック後の寸法L2以上、即ちL1≧L2となるようにしている。また、テーパ部17の深さ寸法D1は、成形後の成形体11の高さH1以上、即ちD1≧H1としている。ピン15は大径部15Aと小径部15B、及び大径部15Aと小径部15Bを連結する段差部15Cを備えるものとし、下パンチ13及び上パンチ14にそれぞれ穿設された中心穴13a,14aにピン15の小径部15Bと大径部15Aとがそれぞれ挿通する構成としている。また、成形体11の段差11Bを形成するピン15の段差部15Cはダイス12のテーパ部17側に位置させている。
以下、圧縮成形用金型1について、より具体的詳細に説明する。
図1に示すように、ダイス12は円筒形状であり、その内面12aで成形体11の外周面11Cが成形されるものとしている。ダイス12の内面12aには上下摺動可能に嵌合する上パンチ14及び下パンチ13が配置されており、この上パンチ14と下パンチ13で成形体11の上下端面11D,11Eをそれぞれ形成するものとしている。ピン15はその大径部15Aが上パンチ14の中心穴14aに挿通すると共に小径部15Bが下パンチ13の中心穴13aに上下摺動可能に挿通し、ピン15の段差部15C及び小径部15Bで成形体11の中空部11Aを形成する。即ち、ピン15は上パンチ14から突出する基端部に段差部15Cを備え、中空部11Aの開口端部に段差11Bを形成する。
ここで、ダイス12のテーパ部17の出口内径寸法L1は、成形される粉末材料の種類、及び圧縮条件等により予め求められたスプリングバック量から規定している。スプリングバックとは、成形体11をダイス12のストレート部18から抜き取る際に、図2(a)〜(c)に示すように、成形体11の圧力が開放され、ダイス12のストレート部18の内径寸法L0より成形体11の外径寸法L2が大きくなる現象である。例えば、ダイス12のストレート部18の内径寸法L0が10mmであり、成形体11のスプリングバック後の外形寸法L2が10.02mmである場合、ダイス12のテーパ部17の出口内径寸法L1は10.02mm以上としている。
一方、ダイス12のテーパ部17の深さ寸法D1は、成形体11の高さ寸法H1以上としている。例えば、成形体11の高さ寸法H1が20mmである場合、テーパ部17の深さ寸法D1は20mm以上としている。なお、図2において、上パンチ14及びピン15は図示していない。
次に、図3を参照して、金型1を用いた請求項6に対応する成形方法について説明する。
本成形方法では、ダイス12に下パンチ13及びピン15を配置した後、ダイス12のストレート部18に粉末材料21を充填し、下パンチ14及び上パンチ13により荷重を加えて粉末材料21を圧縮成形した後、得られた成形体11をダイス12のテーパ部17側から取出し、その後成形体11の中空部11Aのピン15を取り外している。
例えば、はじめに、図3(a)に示すように下パンチ13、上パンチ14及びピン15をセットしたダイス12において、ダイス12のテーパ部17の下方向に配置したストレート部18に粉末材料21を充填する。このとき、粉末材料21はダイス12のストレート部18のみに充填するようにしている。ついで、図3(b)のように上パンチ14とピン15を下動させると共に下パンチ13を上動させて粉末材料21に荷重を加え、図3(c)に示すようにダイス12のストレート部18において粉末材料21を圧縮成形する。
圧縮成形後、図3(d)に示すようにダイス12を下動させ、成形体11の外周面11Cをダイス12のテーパ部17に沿わせて通過させて、成形体11の外周面11Cに発生する応力を緩和する。ついで、上パンチ14を上動させて取り外して成形体11の上端面11Dの圧力を開放したのち、ピン15を上動させて成形体11の中空部11Aに発生する応力を開放して、成形体11を得ている。
以上のように、金型1はダイス12に成形体11の抜き方向に拡径させたテーパ部17を設けているので、圧縮後の成形体11の急激なスプリングバックを抑制し、スプリングバックを徐々に発生させることができる。このように、スプリングバックを徐々に発生させて、成形体11の応力を徐々に緩和しながら成形体11をダイス12の出口まで導いた後に取り出すことができるので、成形体11に図8(c)のようなクラックやこすり傷を発生させることがない。かつ、粉末材料21はダイス12のテーパ部17の下方向のストレート部18に充填し、その後荷重を加えて押し固めているので、圧縮時に上下パンチ14,13とダイス12の隙間から粉末材料21が流出することもなく、成形体11の深さ方向の寸法精度も良好にすることができる。
さらに、ダイス12のテーパ部17の出口内径寸法L1は、成形体11をダイス12から取り出した時に生じるスプリングバック後の同外径寸法L2以上に設定し、成形体11の取出口ではスプリングバックの発生を完了させているので、ダイス12の出口部分で成形体11に応力が殆ど発生することがなく、クラックやこすり傷をより有効に抑制して外観を損なわない成形体11を得ることができる。
また、ダイス12のテーパ部17の深さ寸法D1を成形体11の高さ寸法H1以上として十分な深さのテーパを設けることにより、テーパ開始部分の角度を緩やかにすることができる。そのため、テーパ部17の出口内径寸法L1をスプリングバック後の成形体11の外形寸法L2よりも大きくしてもテーパ開始部分には応力が加わりにくく、クラックやこすり傷の発生を一層有効に抑制し、外観を損なわない成形体11を得ることができる。
さらに本実施形態では上パンチ14とピン15は別部材とし、それぞれ独立して上下駆動するものとしているので、上パンチ14とピン15を個別に制御でき、成形体11の取り出しの際に上パンチ14とピン15を別個に取り外すことにより徐々に応力を緩和し、クラックの発生を抑制することができる。
しかも、ダイス12のテーパ部17はピン15の段差部15C側に位置させているので、成形体11の取り出しの際に成形体11の段差11Bの部分に応力が加わりにくく、安定な応力緩和機構を維持したまま、成形体11をダイス12から抜き出すことができる。また、前述した成形方法では成形体11はダイス12のテーパ部17から取り出したのち、上パンチ14についでピン15を取り外しており、成形体11の外周面11C→上端面11D→中空部11Aの順で圧力を開放し、中空部11Aのピン15は応力が緩和された状態で取り外している。そのため、成形体11に急激な応力が発生することを抑制し、より有効にクラックの発生を抑制することができる。
なお、第一の実施形態の金型1は全体を上下逆配置としてもよい。また、第一の実施形態ではダイス12,下パンチ13,上パンチ14及びピン15は独立して上下駆動するものとしたが、ダイス12は固定する構成としてもよい。
図4に、本願請求項1〜4に対応した第二の実施形態に係る圧縮成形用の金型2を示す。なお、ここでは、前記第一の実施形態と相違する事項についてのみ説明し、その他の事項(構成、作用効果等)については、前記第一の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。
この金型2は上パンチ24の一部にピン24Aを備えるものとし、ピン24Aが突出する基端部に段差部24Bを備えている点で第一の実施形態と相違する。
本構成では、上パンチ24とピン24Aが一体となるので、部品点数を少なくでき、簡単な構造で金型を製造することができる。しかし、金型2から成形体11の上端面11Dと中空部11Aを同時に取り外すことになる点で、前述した成形方法の効果を得ることはできない。
図5に、本願請求項1,2及び5に対応した第三の実施形態に係る圧縮成形用の金型3を示す。なお、ここでも、前記第一の実施形態と相違する事項についてのみ説明し、その他の事項(構成、作用効果等)については、前記第一の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。
本実施形態ではダイス32のストレート部38側にピン15の段差部15Cを配置させている点、及びダイス32のテーパ部37の深さ寸法D2を得られる成形体31の高さ寸法H2よりも小さくしている点で第一の実施形態と相違する。本構成としても、請求項3,4の効果が得られない以外は、第一の実施形態の金型1と同様の効果を得ることができる。
なお、前記実施形態では2段の段差を有する中空部を有する成形体について説明したが、これに限定されず、ピンの段差部は1段であってもよいし、3段以上であってもよい。
本発明の圧縮成形用金型及び成形方法で得られた段差を有する筒状の成形体は、例えば、医療用、歯科用、工業用等に用いられる。
1 金型
11 成形体
12 ダイス
13 下パンチ
14 上パンチ
15 ピン
15A 大径部
15B 小径部
15C 段差部
17 テーパ部
18 ストレート部
11 成形体
12 ダイス
13 下パンチ
14 上パンチ
15 ピン
15A 大径部
15B 小径部
15C 段差部
17 テーパ部
18 ストレート部
Claims (6)
- 外形を形成するダイス、下パンチ及び上パンチと、下パンチ及び上パンチのいずれか一方から突出し、中空部を形成するピンとからなり、粉末材料により中空部を有する筒状の成形体を成形する圧縮成形用金型において、
ピンは下パンチ及び上パンチのいずれか一方から突出し、かつ段差部を備えてなり、中空部に段差を有する成形体を形成するものとしており、
ダイスの内面は粉末材料の充填部となるストレート部と、成形体の抜き方向に拡径するテーパ部を備えていることを特徴とする圧縮成形用金型。 - 成形体取出口となるテーパ部の出口内径寸法は、金型から取り出した時に生じる成形体のスプリングバック後の同成形体の外径寸法以上である請求項1記載の圧縮成形用金型。
- テーパ部の深さ寸法が成形体の高さ以上である請求項1又は2記載の圧縮成形用金型。
- ピンの段差部はダイスのテーパ部側に位置している請求項1乃至3のいずれかに記載の圧縮成形用金型。
- ピンは大径部と小径部、及び大径部と小径部を連結する段差部を備えるものとし、下パンチ及び上パンチに穿設された中心穴にピンの大径部と小径部がそれぞれ挿通する請求項1乃至4のいずれかに記載の圧縮成形用金型。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の圧縮成形用金型を用いた成形方法であって、
ダイスに下パンチとピンとを配置した後、ダイスのストレート部に粉末材料を充填し、下パンチ及び上パンチにより荷重を加えて粉末材料を圧縮成形した後、成形体をダイスのテーパ部側から取出し、その後中空部のピンを取り外すことを特徴とする成形方法。
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JP2008186607A JP2010023070A (ja) | 2008-07-18 | 2008-07-18 | 圧縮成形用金型及び成形方法 |
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Cited By (2)
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JP2013198930A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Hitachi Powdered Metals Co Ltd | 平板状部品の圧粉体成形金型装置 |
CN106273632A (zh) * | 2016-11-01 | 2017-01-04 | 湖北蕲艾堂科技有限公司 | 一种艾管成型组件及艾管成型设备 |
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2008
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