JP2010023060A - 排ガス浄化装置加工用のチャック装置 - Google Patents

排ガス浄化装置加工用のチャック装置 Download PDF

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Abstract

【課題】筒体内にマットを介して柱状の触媒が挿入されていると共に、外径にバラツキがある半完成品を出発材料として、この半完成品にスピニング加工を施すときに、触媒に与える影響が軽減され且つクランプの剛性が保たれるチャック技術を提供することを課題とする。
【解決手段】アーチ部44の当たり面46上に、且つ中心角θ2が30°の位置に点A、Bを定め、この点Aより図左及び点Bより図右の領域に、面取り56、56が施されている。面取り56、56は、逃げ面又は逃がし面に相当し、チャック時に筒体には接触しない。
【選択図】図3

Description

本発明は、筒端にスピニング加工を施す排ガス浄化装置の加工技術に関する。
排ガス規制をクリアするための有効な手段として各種の排ガス浄化装置が実用に供されている。そのなかで車両用の排ガス浄化装置は、車両の排気管に介在させるため、触媒を筒体に囲った構造のものが広く採用されている。浄化作用を発揮させるには、触媒の径が排気管の径より大きくなる。そこで、触媒を囲っている筒体の端部は、前後の排気管の径に合うように、縮径させる必要がある。
縮径化は、例えばスピニング加工によって行われる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−239657公報(図5)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図8は従来のスピニング加工方法を説明する図であり、(b)に示すように、筒体101を下クランプ102と上クランプ103とでクランプする。次に、筒体101の一端105及び他端106にスピニングロール104、104、104、104を押し付けながら回転させることで、一端105及び他端106を縮径させる。
このような加工は、スピニング加工法又はへら絞り加工と呼ばれる。
スピニング加工の際に、スピニングロール104を筒体101の一端105及び他端106に強く押し付けるため、筒体101に大きな外力(曲げ力やねじり力)が加わる。
そこで、(a)に示すように、筒体101を下クランプ102と、上クランプ103とで強く挟んで、筒体101が動かないようにする。
図9は従来のクランプを説明する図である。図8(b)では触媒及びマットが省略されていたが、排ガス浄化装置であれば、筒体101内にマット108を介して円柱状の触媒109が挿入されている。図8(b)から明らかなように、両端が縮径された後には、触媒109を筒体101に挿入することはできない。
したがって、図9に示すように、筒体101内にマット108を介して円柱状の触媒109が挿入されている半完成品110が、スピニング加工前に作製される。次にこの半完成品110にスピニング加工が施される。
すなわち、半完成品110を、下のクランプ102と上のクランプ103とで、強く挟む。そして、スピニング加工を実施する。
ところで、筒体101は、一般に溶接管が採用される。溶接管は、平板をO形に曲げ、突合せ部を溶接することで得られる。平板の寸法のばらつき、突合せ部のギャップのばらつき、溶接に伴う溶着金属の収縮によるばらつきが組み合わさって、筒体101の外径のばらつきが不可避的に発生する。
柱状の触媒にマットを巻いた上で筒体に収納し、そのような筒体を縮径装置で縮径させることにより、筒体に触媒を収納する製造方法が知られている。この製造方法では、縮径が過少であると触媒の固定が不十分になり、縮径が過大であると触媒が破損するため、適度な縮径が求められる。縮径の度合いが制御されるため、結果的に筒体の外径にばらつきが発生する。
すなわち、筒体にマットが巻かれた柱状の触媒が収納されている半完成品において、筒体を縮径装置で縮径させた場合においても、筒体の外径にばらつきが発生する。
図10は従来のクランプにおける問題点を説明する図であり、(a)に示すように、上クランプ103に筒体113の基準外径(平均外径)に対応した半円柱溝112が設けられている。前記ばらつきがプラス側に発生したときには、筒体113の外径は基準外径より大きくなる。このような外径の大きな筒体113を上クランプ103でクランプしようとすると、半円柱溝112の左右の端部114、114が筒体113の外周面に当たる。一方、半円柱溝112の中央には隙間d1が発生する。
クランプ状態にするには、隙間d1がゼロになるまで上クランプ103を下げる必要がある。そうすると、左右の端部114、114が筒体113に食い込み、略d1の深さだけ中心に向かって筒体113が局部変形する。この局部変形が大きい程触媒に与える影響が大きくなり、触媒の破損が心配される。
その対策として(b)が推奨される。
(b)に示すように、上クランプ103が半分の大きさになれば、隙間d2はd1より格段に小さくなる。局部変形が小規模となり、触媒に与える影響が軽減される。
このように、上クランプ103及びクランプを細かく分割する程、隙間が小さくなり、触媒に与える影響が軽減される。
一方、クランプ103は、筒体113の反力を受ける。分割数を増すと、クランプが小型化し、剛性が低下し、剛性不足が心配される。
触媒に与える影響が軽減され且つクランプの剛性が保たれるチャック装置が求められている。
本発明は、筒体内にマットを介して柱状の触媒が挿入されていると共に、外径にバラツキがある半完成品を出発材料として、この半完成品にスピニング加工を施すときに、触媒に与える影響が軽減され且つクランプの剛性が保たれるチャック技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、筒体にマットが巻かれた柱状の触媒が収納されている半完成品を加工対象とし、この半完成品の筒体の外周面を複数の押圧片でチャックした状態で前記筒体の端部にスピニングローラを押し付けてスピニング加工を施す際に、前記筒体の外周面をチャックする排ガス浄化装置加工用のチャック装置であって、
前記押圧片は、前記筒体に対応する面が、前記筒体に当たる当たり面と、この当たり面の両端から逃がされた一対の面取りとからなり、
前記当たり面の曲率半径は、前記筒体の基準外径の半分に設定されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、筒体にマットが巻かれた柱状の触媒が収納されている半完成品を加工対象とし、この半完成品の筒体の外周面を複数の押圧片でチャックした状態で前記筒体の端部にスピニングローラを押し付けてスピニング加工を施す際に、前記筒体の外周面をチャックする排ガス浄化装置加工用のチャック装置であって、
前記押圧片は、前記筒体に対応する面が、前記筒体に当たる当たり面と、この当たり面の両端に設けられている円弧面とからなり、
前記当たり面の曲率半径は、前記筒体の基準外径の半分に設定され、
前記円弧面の曲率半径は、前記当たり面の曲率半径より大きな値に設定されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、半完成品の筒体の外周面を複数の押圧片でチャックする装置において、押圧片を、筒体に対応する面が、筒体に当たる当たり面と、この当たり面の両端から逃がされた一対の面取りと、で構成した。
筒体の外径が基準外径より大きい場合には、チャック開始時に当たり面の両端のみが筒体に接触する。両端の面取りを除外すると当たり面は小さくなる。当たり面が小さい程、触媒に与える影響は小さくなる。一方、筒体からの反力は押圧片で受けることとなり、当たり面に比較して押圧片は大きいため、押圧片の剛性は充分に高めることができる。
すなわち、請求項1によれば、押圧片の剛性を確保しつつ、触媒に与える影響を軽減することができる。
請求項2に係る発明では、半完成品の筒体の外周面を複数の押圧片でチャックする装置において、押圧片を、筒体に対応する面が、筒体に当たる当たり面と、この当たり面の両端の円弧面と、で構成した。なお、円弧面の曲率半径は、当たり面の曲率半径より大きな値に設定する。
筒体の外径が基準外径より大きい場合には、チャック開始時に当たり面の両端のみが筒体に接触する。縮径が進行すると、円弧面も筒体に接触する。
両端の円弧面を除外すると当たり面は小さくなる。当たり面が小さい程、触媒に与える影響は小さくなる。一方、筒体からの反力は押圧片で受けることとなり、当たり面に比較して押圧片は大きいため、押圧片の剛性は充分に高めることができる。
すなわち、請求項2によれば、押圧片の剛性を確保しつつ、触媒に与える影響を軽減することができる。加えて、縮径中に円弧面も押圧作用を発揮するため、完成品の仕上がり形状が、より良好になる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は半完成品を得る工程の説明図であり、(a)に示すように柱状の触媒11にマット12を巻いて金属製の筒体13に挿入する。これで、(b)に示すような半完成品10を得ることができる。なお、(a)と(b)との間に、縮径工程を設け、筒体13を縮径処理してもよい。この場合は、縮径後のものが半完成品10になる。半完成品10の外径をD2とする。
図2は本発明に係るチャック装置の構造を説明する断面図であり、半完成品10をチャックするチャック装置、すなわち、排ガス浄化装置加工用のチャック装置20は、大きなケース21と、このケース21に横向きに開けられた大きな穴22に図面左右に移動可能に挿入されたスライド筒23と、このスライド筒23の外周に鍔状に一体形成されたピストン部24と、このピストン部24を挟むようにしてケース21にボルト25、25で取り付けられ第1油室26及び第2油室27を形成する第1蓋28及び第2蓋29と、ケース21に貫通形成され第1油室26に繋がっている第1油路31と、ケース21に貫通形成され第2油室27に繋がっている第2油路32と、スライド筒23の内周に設けられたテーパ溝33、33と、これらのテーパ溝33、33に図面左右に移動可能に挿入されている押圧片34、34とからなる。
なお、この押圧片34は、円周で少なくとも8個に分割された分割片である。分割数の根拠は後述する。
スライド筒23は、ピストン部24に嵌めたOリング36を介してケース21の穴22に挿入されているため、回転する心配がある。そこで、スライド筒23は、アーム37及びガイドピン38を介して第1蓋28に連結され、回転止めが図られている。
また、押圧片34の図左端面にプレート39を設け、第2蓋29にストッパリング41を設け、このストッパリング41でプレート39の移動を制限することで、押圧片34がテーパ溝33から抜けないようにした。テーパ溝33と押圧片34との関係は、次図で説明する。
図3はテーパ溝と押圧片との関係を説明する図であり、テーパ溝33は、図面表裏方向にテーパが付いており、溝の奥(図上方)に左右のサイド溝42、42が設けられたT字溝である。押圧片34は、サイド溝42、42に緩く嵌合する凸条43、43を有していて下へ抜ける心配はない。すなわち、押圧片34は、図面表裏方向に移動自在に、スライド筒23で支えられている。
押圧片34の先端(図下方)は、アーチ部44とされ、円弧状の当たり面46を有している。アーチ部44は、想像線で示す隣のアーチ部44、44とともに円環を、例えば8個に分割することで得られた分割片である。
スライド筒23の中心49を通る放射線51、51がなす中心角θは、360°/n(nは分割数)で表される。この例では、nが8であるから、θは45°となる。アーチ部44、44同士の隙間δは、縮径化のために押圧片34が中心49へ移動したときに、アーチ部44、44同士が当たらぬように設けたクリアランスである。
このアーチ部44の当たり面46上に、且つ中心角θ2が30°の位置に点A、Bを定め、この点Aより図左及び点Bより図右の領域に、面取り56、56が施されている。面取り56、56は、逃げ面又は逃がし面に相当し、チャック時に筒体には接触しない。
図4は筒体と押圧片の関係を示す模式図であり、(a)に示すように、押圧片34は(D2mean/2)の曲率半径とする。このような押圧片34に、外径がD2maxの筒体13が接触すると、半径差の関係で、点Aと点Bで接触する。結果、中央にδaの隙間が発生する。
δaは幾何学的に求めることができる。その計算法を簡単に説明する。(b)に示すように、点Aと点Bとを結んだ弦と円弧との差h1は、半径−半径×cos(θ/2)=(D2max/2)・(1−cos(θ/2))で求まる。差h2も同様に(D2mean/2)・(1−cos(θ/2))で求まる。h1とh2の差がδaは、((D2max−D2mean)/2)・(1−cos(θ/2))となる。
ここで、θ=45°(8分割に相当)とθ=30°(12分割に相当)とを比較検討する。
θ=45°、D2max=134mm、D2mean=132mmとすれば、δa=((D2max−D2mean)/2)・(1−cos(θ/2))=((134−132)/2)・(1−cos(45/2))=1・(1−0.924)=0.076mmの計算により、δaは0.076mmとなる。
θ=30°、D2max=134mm、D2mean=132mmとすれば、δa=((D2max−D2mean)/2)・(1−cos(θ/2))=((134−132)/2)・(1−cos(30/2))=1・(1−0.966)=0.034mmの計算により、δaは0.034mmとなる。
θが45°のときに、δaが0.076mmであったが、θが30°であると、δaは0.034mmと半分以下になる。この点が重要である。
以上に述べたチャック装置20の作用を次に説明する。
図5は本発明に係るチャック装置の作用説明図であり、矢印(1)のように、第1油路31を介して第1油室26へ圧油を供給する。すると、矢印(2)、(2)のように、スライド筒23が図左へ移動する。すると、テーパ作用により、矢印(3)、(3)のように、押圧片34、34が半完成品10をチャックする。
第1油室26の油圧を高めるほど、スライド筒23が左へ移動して、半完成品10を強くクランプすることができる。したがって、第1油室26の油圧力を制御することにより、クランプ力を制御することができる。
半完成品10に内蔵される触媒11は脆弱であるため、触媒11にダメージを与えないようなクランプ力となるように、油圧力を制御する。
図6は本発明に係るチャック工程とスピニング工程とを説明する図である。
(a)に示すように、少なくとも8個の押圧片34で、半完成品10を穏やかにクランプする。そして、半完成品10の一端にスピニングローラ53、53、53を臨ませる。
そして、(b)に示すように、スピニングローラ53、53、53を押し付けながら一端を縮径化することで、排ガス浄化装置54を得ることができる。
ところで、図3では、θが45°、θ2が30°であった。すなわち、当たり面46は、分割数が12(θ=30°)の当たり面と等しくなる。すなわち、点Aと点Bが筒体に最初に接触し、チャックが開始されるため、触媒に与える影響は12分割されたものと同一になる。
一方、押圧片34は、全体的には分割数が8(θ=45°)の押圧片とほぼ同じ断面積になる。すなわち、押圧片34は、8分割されたものと同じ剛性を有する。この剛性は、12分割された押圧片より格段に大きい。
すると、押圧片34は、触媒に与える影響は12分割された押圧片並に小さくなり、剛性は8分割された押圧片並に大きくなる。
このように本発明によれば、触媒に与える影響が小さくなると共に剛性を確保することができる押圧片34が提供される。
ただし、点Aの左の面取り56と、その左の想像線で示す面取り56とは、チャック時に筒体を拘束しない。点Aの右の面取り56と、その右の想像線で示す面取り56も同様である。材料の種類によっては、これらの領域において、筒体が径外方へ膨らむことが考えられる。この膨らみを抑えることができる改良案があればより好ましい。そこで改良案を次に説明する。
図7は図3の改良案を説明する図であり、図3と相違する点は、「面取り」を曲率半径が(D2max/2)である円弧面に変更した点にある。その他は、図10と同一であるため、符号を流用して説明を省略する。
すなわち、押圧片34Cのアーチ部44Cは、8分割されたものであって、θは45°である。このアーチ部44Cの当たり面46の曲率半径は、(D2mean/2)である。そして、当たり面46上に、且つ中心角θ2が30°の位置に点A、Bを定め、この点Aより図左及び点Bより図右の領域は、円弧面57、57とした。
円弧面57、57の曲率半径は(D2max/2)であって、(D2mean/2)より大きい。
筒体の外径がD2maxであるときだけ、チャック開始時に、点A、点B、円弧面57、57が筒体の外周面に当たる。チャック中、円弧面57、57が筒体の外周面に接触し続ける。
筒体の外径がD2maxより小さいときには、チャック開始時に、点A、点Bが筒体の外周面に当たる。チャックの途中で円弧面57、57が筒体の外周面に当たり、以降、円弧面57、57が筒体の外周面に接触し続ける。そのため、筒体が局部的に径外方へ膨らむ心配はない。
この例でも、当たり面46は、分割数が12(θ=30°)の当たり面と等しくなる。すなわち、点Aと点Bが筒体に最初に接触し、縮径が開始されるため、触媒に与える影響は12分割されたものと同一になる。
押圧片34Cは、8分割された押圧片の剛性を有し、触媒に与える影響は12分割された押圧片並に小さくなる。
以上により、触媒に与える影響が小さくなると共に剛性を確保することができる。
以上の例では、θを8分割相当、θ2を12分割相当としたが、θ2<θの関係が保たれれば、θとθ2は任意に設定することができる。例えばθを2分割相当、θ2を4分割相当とすることや、θを12分割相当、θ2を16分割相当とすることもできる。
尚、スピニング加工は、実施例では縮径加工を説明したが、拡径加工であってもよい。
また、面取りの形態(角度、大きさを含む)は任意である。
本発明は、車両の排気管に装着される筒形排ガス浄化装置の製造に好適である。
半完成品を得る工程の説明図である。 本発明に係るチャック装置の構造を説明する断面図である。 テーパ溝と押圧片との関係を説明する図である。 筒体と押圧片の関係を示す模式図である。 本発明に係るチャック装置の作用説明図である。 本発明に係るチャック工程とスピニング工程とを説明する図である。 図3の改良案を説明する図である。 従来のスピニング加工方法を説明する図である。 従来のクランプを説明する図である。 従来のクランプにおける問題点を説明する図である。
符号の説明
10…半完成品、11…触媒、12…マット、13…筒体、20…排ガス浄化装置加工用のチャック装置、34、34C…押圧片、46…当たり面、53…スピニングローラ、54…排ガス浄化装置、56…面取り、57…円弧面、D2mean…筒体の基準外径。

Claims (2)

  1. 筒体にマットが巻かれた柱状の触媒が収納されている半完成品を加工対象とし、この半完成品の筒体の外周面を複数の押圧片でチャックした状態で前記筒体の端部にスピニングローラを押し付けてスピニング加工を施す際に、前記筒体の外周面をチャックする排ガス浄化装置加工用のチャック装置であって、
    前記押圧片は、前記筒体に対応する面が、前記筒体に当たる当たり面と、この当たり面の両端から逃がされた一対の面取りとからなり、
    前記当たり面の曲率半径は、前記筒体の基準外径の半分に設定されていることを特徴とする排ガス浄化装置加工用のチャック装置。
  2. 筒体にマットが巻かれた柱状の触媒が収納されている半完成品を加工対象とし、この半完成品の筒体の外周面を複数の押圧片でチャックした状態で前記筒体の端部にスピニングローラを押し付けてスピニング加工を施す際に、前記筒体の外周面をチャックする排ガス浄化装置加工用のチャック装置であって、
    前記押圧片は、前記筒体に対応する面が、前記筒体に当たる当たり面と、この当たり面の両端に設けられている円弧面とからなり、
    前記当たり面の曲率半径は、前記筒体の基準外径の半分に設定され、
    前記円弧面の曲率半径は、前記当たり面の曲率半径より大きな値に設定されていることを特徴とする排ガス浄化装置加工用のチャック装置。
JP2008184939A 2008-07-16 2008-07-16 排ガス浄化装置加工用のチャック装置 Active JP5244483B2 (ja)

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