JP2010022626A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】床面の掃除と浮遊塵埃の吸引とを同時に行うことができ、使い勝手が良く、低コストでコンパクトな電気掃除機を得る。
【解決手段】床面の塵埃を吸引するための吸込み具95が接続される第一吸気口8と、第一吸気口8よりも空気流れ下流側に設けられ、第一吸気口8と連通した集塵部21と、集塵部21と連通し、吸引風を発生する電動送風機31とを有する掃除機本体100を備え、掃除機本体100には、集塵部21又は集塵部21の空気流れ上流側に連通する第二吸気口13が形成され、第一吸気口8から吸引された空気及び第二吸気口13から吸引された空気は、集塵部21を通過する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気掃除機に関し、特に空気中に浮遊する塵埃を吸引する機能も有する電気掃除機に関するものである。
絨毯等の床面に付着している花粉、アレルゲン、埃等の塵埃を除去するため、電気掃除機が使用されている。しかしながら、掃除動作中、使用者の歩行動作等によって、床面に付着している塵埃が空気中に飛散する場合がある。空中に飛散した塵埃は床面近傍を長時間浮遊し続けるため、口や鼻の位置が低い乳幼児等はこの空中に飛散した塵埃を吸い込みやすい。乳幼児等に吸い込まれた塵埃は、花粉症やアトピ性皮膚炎といったアレルギーを発症させる原因の1つとなる場合がある。このため、空気中に浮遊する塵埃を捕集する必要があり、従来より、空気中に浮遊する塵埃(以下、浮遊塵埃という)を吸引する機能を有した電気掃除機が提案されている。
このような、浮遊塵埃を吸引する機能を有した従来の電気掃除機としては、例えば「掃除機として使用する場合は、電源コード9aの図示しないプラグをコンセントに接続するとともに、操作ハンドル29を回動操作して切換弁90を時計方向に回動させて貫通孔25aを開くとともに、貫通孔26aを閉じるように弁91および92を動作させ、ついで、掃除用電動送風機60の駆動スイッチ(図示しない)を閉成する。つぎに、空気清浄器として使用する場合について説明する。この空気清浄器として使用には、睡眠中等に静かな状態で空気清浄を行う静音清浄と短時間の間に室内の空気を清浄する急速清浄との二つの態様がある。まず、静音清浄の態様で使用する場合は、電源コード9aのプラグをコンセントに接続するとともに、操作ハンドル29を回動操作して切換弁90を反時計方向に回動させて貫通孔25aを閉じるとともに、貫通孔26aを開くように弁91および92を動作させ、ついで、図示しない空気清浄用電動送風機70の駆動スイッチを閉成する。急速清浄をする場合は、前記操作ハンドル29を回動操作して弁手段90を反時計方向に回動させ、弁91により貫通孔25aを閉じるとともに弁92により貫通孔26aを開き、ついで、掃除用電動送風機60の駆動スイッチを閉成する。」(例えば特許文献1参照)というものが提案されている。
また、例えば「ごみ集塵部4および電動送風機2を内蔵した掃除機本体1と、掃除機本体1と接続された吸い込みノズル9とを備え、掃除機本体1には、浮遊するごみを検知するごみ検知手段15と、ごみ検知手段15の出力信号により開閉するシャッター部14を有した第2の吸気通路12と、集塵フィルタ13とを設けたものである。これによって、掃除中に浮遊するごみがあるときこれをごみ検知手段15で検知し、シャッター部14を開成して第2の吸気通路12より浮遊ごみを自動的に吸引し、集塵フィルタ14で除去することができる。」(例えば特許文献2参照)というものが提案されている。
特開平10−151097号公報(段落番号0052,0057,0058,0062、図1) 特開2007−68676号公報(要約、図1)
しかしながら、例えば特許文献1に記載の電気掃除機は、使用者の判断によって、床面を掃除する機能と浮遊塵埃を吸引する機能とを切り替える必要があった。つまり、床面の掃除と浮遊塵埃の吸引とを同時に行うことができないという問題点があった。
また、例えば特許文献2に記載の電気掃除機は、床面に付着した塵埃を捕集する集塵袋と、浮遊塵埃を捕集する集塵フィルタが別部品となっている。このため、集塵袋と集塵フィルタを別々にメンテナンスする必要があるため、電気掃除機の使い勝手が悪くなってしまうという問題点があった。また、集塵袋と集塵フィルタは別々のものが必要となるので、コストがかかってしまうという問題点があった。また、集塵袋と集塵フィルタのそれぞれの設置スペースが必要となるため、電気掃除機が大きくなってしまうという問題点があった。
本発明は上述のような課題を解消するためになされたものであり、床面の掃除と浮遊塵埃の吸引とを同時に行うことができ、使い勝手が良く、低コストでコンパクトな電気掃除機を得ることを目的とする。
本発明に係る電気掃除機は、床面の塵埃を吸引するための吸込み具が接続される第1の吸気口と、該第1の吸気口よりも空気流れ下流側に設けられ、前記第1の吸気口と連通した集塵部と、該集塵部と連通し、吸引風を発生する電動送風機と、を有する本体を備え、該本体には、前記集塵部又は前記集塵部の空気流れ上流側に連通する第2の吸気口が形成され、前記第1の吸気口から吸引された空気、及び前記第2の吸気口から吸引された空気は、前記集塵部を通過するものである。
本発明においては、床面の塵埃を吸引するための吸込み具が接続される第1の吸気口に加えて第2の吸気口を設けた。このため、床面の掃除と同時に、第2の吸気口から浮遊塵埃を吸引することができる。つまり、床面の掃除と浮遊塵埃の吸引とを同時に行うことができる。
また、本発明においては、第1の吸気口から吸引された空気及び第2の吸気口から吸引された空気は同一の集塵部を通過する。このため、床面に付着した塵埃を捕集する集塵袋と、浮遊塵埃を捕集する集塵フィルタを別々にメンテナンスする必要がないので、電気掃除機の使い勝手が良くなる。また、電気掃除機には1個分の集塵部の設置スペースしか必要としないので、電気掃除機を低コストでコンパクトに製作することができる。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る電気掃除機の全体構成を示す斜視図である。なお、以下の図面では、第一吸気口8が形成されている側を掃除機本体の前部として説明する。
掃除機本体100の前部には床面の塵埃等を吸引するための第一吸気口8が設けられている。ここで、第一吸気口8が本発明の第1の吸気口に相当する。この第一吸気口8には蛇腹状のホース99の一端が着脱可能に接続されており、ホース99の他端には操作部98を有する手元ハンドル97が設けられている。使用者は、操作部98によって掃除機本体100(より詳しくは電動送風機)への電源入力等を操作する。手元ハンドル97には伸縮自在なパイプ96の一端が着脱可能に接続されており、パイプ96の他端には吸込み具95が着脱可能に接続されている。使用者は手元ハンドル97を持ち、吸込み具95を操作して、掃除機本体100に床面の塵埃等を吸引させる。
図2は、本発明の実施の形態に係る電気掃除機の掃除機本体を示す斜視図である。図3は、図2のA−A断面模式図である。また、図4は、図3のP部拡大図であり、(a)が第二吸気口が閉じた状態のP部拡大図、(b)が第二吸気口が開いた状態のP部拡大図である。以下、これら図2〜図4を用いて本実施の形態に係る電気掃除機の掃除機本体について説明する。なお、図2〜図4に示す矢印は空気流れを表し、実線の矢印が第一吸気口8から吸引される空気の流れを、破線の矢印が第二吸気口13から吸引される空気の流れを表す。
図2及び図3に示すように、掃除機本体100の外郭は、円筒状の上ケース2及び有底円筒状の下ケース3からなる本体外郭部1と、上面がゆるやかな円弧状に形成された上蓋4とからなり、上蓋4の後部側はヒンジ5を介して本体外郭部1に連結され、本体外郭部1の上面開口部を開閉する。上蓋4の前側には上蓋4をロックするための、例えばラッチ機構からなるボタン6が設けられている。
本体外郭部1の前部にはハンドル部材7が本体外郭部1と一体的に設けられている。このハンドル部材7には、ホース99が接続される第一吸気口8が形成されており、両側には斜め上方に延設された門型のハンドル9が設けられている。本体外郭部1の後部には延設部10が本体外郭部1と一体的に設けられており、その後面には排気口11が設けられている。また、本体外郭部1の底面部には複数の車輪12が回動自在に設けられている。
本体外郭部1の内部は、隔壁によって2つの空間に分割されている。これら2つの空間は連通しており、前部側の空間である集塵部収容空間20には集塵部21が着脱可能に収容され、後部側の空間である電動送風機31には電動送風機31が設けられている。集塵部21は、集塵室22、集塵室22の後方に設けられた集塵フィルタケース23、及び集塵フィルタケース23の内部に設けられた集塵フィルタ24等から構成されている。集塵室22は、前面部が第一吸気口8と連通しており、後面部が集塵フィルタケース23と連通している。この集塵室22と集塵フィルタケース23との連通部には一次フィルタ25が設けられている。集塵フィルタケース23は、後面側に開口部を有しており、電動送風機室30と連通している。この開口部には、集塵フィルタ24が設けられている。集塵フィルタ24は、一次フィルタ25よりも目の細かい構造となっており、一次フィルタ25を通過した粉塵を捕集する。
また、図2及び図3に示すように、本実施の形態に係る掃除機本体100には、上蓋4の上部前側に、集塵部21と連通する第二吸気口13が形成されている。つまり、第二吸気口13は、掃除機本体100の上部の前側(第一吸気口8が形成されている側)に形成されており、前側(第一吸気口8が形成されている側)に向かって開口している。また、図3及び図4に示すように、集塵フィルタケース23には、上面部の第二吸気口13と対応する位置に開口部27が形成されている。つまり、第二吸気口13は、開口部27を介して集塵フィルタケース23に連通している。ここで、第二吸気口13及び開口部27が、本発明の第2の吸気口に相当する。
図4に示すように、この開口部27の周囲には、集塵フィルタケース23の上面部外側にパッキン28が設けられている。これにより、上蓋4を閉じた状態では、上蓋4と集塵フィルタケース23との間の気密性が保たれ、第二吸気口13から吸い込まれた空気は開口部27を介して集塵フィルタケース23に流入する。つまり、第二吸気口13から流入した空気が集塵フィルタケース23に流入する風路50が形成される。
集塵フィルタケース23内部の上方には、第二吸気口13及び開口部27を開閉するための開閉手段40が設けられている。この開閉手段40は、第二吸気口13及び開口部27の内部に対応した筒形状をしており、上部が閉塞された形状となっている。また、開閉手段40の下部の開口部には、ストッパ部40aとなる複数の舌片が形成されている。開閉手段40の下方には、圧縮バネであるバネ41が設けられている。ここで、バネ41が本発明の付勢手段に相当する。このバネ41の下部は、例えば集塵フィルタケース23の側面部から突設された支持部42によって支持されており、バネ41は開閉手段40を上方向に付勢している。つまり、このバネ41の付勢力により、開閉手段40は第二吸気口13及び開口部27を閉じる構成となっている。このとき、ストッパ部40aは集塵フィルタケース23の上部内側に係止している。。図4(a)に示すように、開閉手段40が第二吸気口13及び開口部27を閉じた状態では、開閉手段40の側面部にはパッキン28が接触しており、第二吸気口13及び開口部27と開閉手段40との間の気密性が保たれている。なお、付勢手段はバネ41に限らず、板バネ、ゴム、又はクッション等の弾性部材でもよい。又、ストッパ部40aの形状は舌片に限らず、集塵フィルタケース23の上部内側に係止可能な形状であればよい。例えば、開閉手段40の外周部に環状の突縁を設け、この突縁に空気流通用の連通孔を形成してもよい。
図4(b)に示すように、開閉手段40は、所定の力が下方向にかかると、第二吸気口13及び開口部27を開く構成となっている。つまり、開閉手段40は、集塵部21(集塵フィルタケース23)の内部が所定の圧力以下になると、大気圧に押されて第二吸気口13及び開口部27を開く構成となっている。より詳しくは、開閉手段40は、集塵部21(集塵フィルタケース23)の内部圧力によって開閉手段40に付与される荷重(図4における下向き荷重)と、バネ41の付勢力(図4における上向き荷重)との釣り合いに応じて開く構成となっている。したがって、吸込み具95の床面との接触状態によって、第二吸気口13及び開口部27の開度(開閉手段40の下降量)は調整される。
本実施の形態においては、床面を掃除していない状態(電動送風機31が駆動され、吸込み具95を床面に接触させていない状態)では第二吸気口13及び開口部27が閉じた状態となるように、バネ41の付勢力が調整されている。また、床面を掃除している状態(電動送風機31が駆動され、吸込み具95を床面に接触させている状態)では第二吸気口13及び開口部27が開いた状態となるように、バネ41の付勢力が調整されている。
なお、本実施の形態では、捕集した塵埃の処理を容易とするため、集塵部収容空間20に集塵部21を着脱可能に収容している。しかしながら、例えば、集塵部収容空間20と電動送風機室30との連通部に集塵フィルタ24を設け、集塵部収容空間20で直接塵埃を捕集してもよい。この場合、上蓋4に形成された第二吸気口13が本発明の第2の吸気口に相当する。
(動作説明)
次に、本実施の形態にかかる電気掃除機の動作について説明する。
掃除機本体100のコードリールに巻かれた電源コード(図示せず)を引き出して商用電源に接続し、操作部98に設けられた電源スイッチ(図示せず)を入れる。これにより、電動送風機31が駆動され、吸引風が発生する。そして、吸込み具95から吸引された空気が、パイプ96、ホース99及び第一吸気口8を介して集塵部21に流入する。この空気流によって、床面に付着している塵埃を集塵部21に吸引する。
図3に示すように、この吸引された塵埃は、集塵部21の集塵室22に流入する。そして、一次フィルタ25を通過出来ない大きな塵埃は、集塵室22で捕集される。一次フィルタ25を通過した微細な塵埃は、集塵部21の集塵フィルタケース23に流入する。そして、この微細な塵埃は、集塵フィルタ24によって集塵フィルタケース23内に捕集される。
集塵フィルタ24を通過した清浄な空気は、電動送風機室30を通り、排気口11から外部に排出される。
上述のように、床面を掃除しているとき(電動送風機31が駆動され、吸込み具95を床面に接触させているとき)には、第二吸気口13及び開口部27は開かれた状態となっている。このため、第二吸気口13及び開口部27から空気が吸引され、この吸引された空気は集塵フィルタケース23に流入する。この空気流によって、床面の掃除によって空気中に飛散した塵埃(浮遊塵埃)を集塵フィルタケース23に吸引する。集塵フィルタケース23に流入した塵埃は、集塵フィルタ24によって集塵フィルタケース23内に捕集される。これにより、掃除機本体100の移動や吸込み具95の床面での摺動(掃除動作)や使用者の歩行動作等によって舞い上がる塵埃(浮遊塵埃)を、空気中に拡散する前に吸引することができる。したがって、掃除をする空間を快適な環境に保つことができる。
集塵フィルタ24を通過した清浄な空気は、電動送風機室30を通り、排気口11から外部に排出される。
なお、第二吸気口13及び開口部27から空気を吸引する際に吸気騒音が発生する。しかしながら、この騒音は、吸込み具95が床面に接している状態において電動送風機31から発生する騒音や排気騒音と比べると小さい。このため、第二吸気口13及び開口部27から空気を吸引する際に発生する吸気騒音を殆ど気にすることなく、床面の掃除と浮遊塵埃の吸引とを同時に行うことができる。
一方、床面を掃除していないとき(電動送風機31が駆動され、吸込み具95を床面に接触させていないとき)には、第二吸気口13及び開口部27は閉じられた状態となっている。床面を掃除していないときには浮遊塵埃が発生しておらず、浮遊塵埃の吸引を行う必要があまり無いからである。
吸込み具95が床面に接していない状態では、電動送風機31から発生する騒音や排気騒音はさほど大きくはない。このため、床面を掃除していないときに浮遊塵埃の吸引を行うと、第二吸気口13及び開口部27から空気を吸引する際に発生する吸気騒音が気になる場合が多い。電気掃除機の省エネルギー化や使い勝手という観点からも、床面を掃除していないときには浮遊塵埃の吸引を行わない方がよい。
なお、電気掃除機の使用状態等によっては、第一吸気口8からの吸引力を高めるため、床面を掃除しているときに第二吸気口13及び開口部27を閉じたい場合も考えられる。また、次の掃除箇所や次の掃除場所(例えば次の部屋)への移動時等、床面を掃除していないときでも、第二吸気口13及び開口部27を開いて浮遊塵埃を吸引したい場合も考えられる。このような場合を考慮し、例えば開閉手段40にロック機構を備え、使用者101が任意に第二吸気口13及び開口部27の開閉及び開度を調整できる構成を付加してもよい。
次に、本実施の形態に係る電気掃除機に形成された第二吸気口13及び開口部27の最適な位置について説明する。
図5は、本実施の形態に係る電気掃除機の使用状態を示す概略図である。図5に示すように、使用者101は手元ハンドル97を持ち、吸込み具95を操作して、床面の掃除をすることになる。また、手元ハンドル97と掃除機本体100の第一吸気口8とは、ホース99で接続されている。このため、床掃除を行う際、掃除機本体100は、第一吸気口8が形成されている側が手元ハンドル97(使用者101)の方向を向くこととなる。
したがって、第二吸気口13及び開口部27は、第一吸気口8が形成されている側に形成されているのが好ましい。また、第二吸気口13及び開口部27は、第一吸気口8が形成されている側に向かって開口しているのが好ましい。これにより、掃除機本体100の移動や吸込み具95の床面での摺動(掃除動作)や使用者の歩行動作等によって舞い上がる塵埃(浮遊塵埃)を、空気中に拡散摺る前に、効果的に吸引することができる。したがって、掃除をする空間を快適な環境に保つことができる。
なお、第二吸気口13及び開口部27は上記の位置に限定されるものでなく、その他の位置に設けられても本発明を実施可能である。例えば、集塵フィルタケース23よりも空気流れ上流側と連通するように、第二吸気口13及び開口部27を設けてもよい。このとき、集塵部21(集塵室22)よりも空気流れ上流側(例えば第一吸気口)と連通するように第二吸気口13を設けた場合、開口部27は不要となり、第二吸気口13が本発明の第2の吸気口となる。また、例えば第二吸気口13に筒部を出し入れ自在に設け、吸気口の高さを調整できる機能を設けてもよい。また、例えば第二吸気口13にルーバー等を設け、吸気口の吸引角度を調整可能としてもよい。
このように構成された電気掃除機においては、床面に付着した塵埃を吸引するための吸込み具95が接続される第一吸気口8に加えて、浮遊塵埃を吸引するための第二吸気口13及び開口部27が設けられている。このため、床面の掃除と同時に、第二吸気口13及び開口部27から浮遊塵埃を吸引することもできる。また、床面に付着していた塵埃と浮遊塵埃の両方を、同じ集塵フィルタケース23に捕集することができる。このため、浮遊塵埃を捕集するための集塵フィルタケースを新たに設ける必要がない。したがって、浮遊塵埃を捕集する集塵フィルタケースを別々にメンテナンスする必要がないので、電気掃除機の使い勝手が良くなる。また、電気掃除機には1個分の集塵フィルタケースの設置スペースしか必要としないので、電気掃除機を低コストでコンパクトに製作することができる。
また、第二吸気口13及び開口部27を開閉するための開閉手段40と、この開閉手段40を上方向に付勢して第二吸気口13及び開口部27を閉じるバネ41とを備えたので、開閉手段40は、集塵部21(集塵フィルタケース23)の内部圧力によって開閉手段40に付与される荷重(図4における下向き荷重)と、バネ41の付勢力(図4における上向き荷重)との釣り合いに応じて開く構成となっている。このため、浮遊塵埃が発生しているとき(床面を掃除しているとき)には浮遊塵埃を吸引し、浮遊塵埃が発生していないとき(床面を掃除していないとき)には浮遊塵埃を吸引しない電気掃除機を得ることができる。
また、第二吸気口13は、第一吸気口8が形成されている側に形成されている。また、第二吸気口13は、第一吸気口8が形成されている側に向かって開口している。このため、掃除機本体100の移動や吸込み具95の床面での摺動(掃除動作)や使用者の歩行動作等によって舞い上がる塵埃(浮遊塵埃)を、空気中に拡散摺る前に、効果的に吸引することができる。
また、第二吸気口13及び開口部27の開度を調整できる構成を付加することによって、床面の掃除を行っているか否かに関わらず、使用者101は浮遊塵埃の吸引を行うか否かを選択することができる。また、浮遊塵埃の吸引を行う際、第二吸気口13及び開口部27からの空気の吸引量を任意に設定することができる。
なお、長期間集塵フィルタ24のメンテナンスをせずに電気掃除機を使用していると、集塵フィルタ24が目詰まりを起こす場合がある。集塵フィルタ24が目詰まりを起こすと、集塵フィルタ24での圧力損失が大きくなり、第一吸気口8及び第二吸気口13からの吸引力が低下する。したがって、使用者は、定期的に集塵フィルタケース23のメンテナンスを行うのが好ましい。そのため、集塵フィルタ24(集塵部21)は、集塵部収容空間20に着脱可能に収容されている。
しかしながら、集塵フィルタ24のメンテナンス回数は少ない方が、使用者101にとっては使い勝手が良い。このため、例えば、集塵フィルタ24に付着した塵埃を除去する塵埃除去手段を集塵フィルタケース23に設けてもよい。
図6は、本実施の形態に係る集塵フィルタケース23の一例を示す斜視図である。この図は、集塵フィルタケース23を後部側(電動送風機室30側)から見た斜視図である。集塵フィルタケース23の後面部又は集塵フィルタ24の後面部には、所定の間隔を介して平行に配置されたリブ61が設けられている。これらリブ61の所定の位置には、複数の突起62が形成されている。
リブ61の後方には、外周部に歯が形成されたリング状のギヤ63が設けられている。このギヤ63の略中心部にはボス64が設けられており、ボス64とギヤ63とは複数のアーム65(本実施の形態では3本)で接続されている。このアーム65の1つには除塵子66が設けられている。また、ギヤ63は、例えば集塵フィルタケース23の後面部に形成された軸がボス64に形成された貫通孔に挿入されることにより、回動自在となっている。
ギヤ63の外周側には、このギヤ63と係合する中間ギヤ67が設けられいる。また、中間ギヤ67の外周側には、この中間ギヤ67と係合する出力ギヤ68が設けられており、この出力ギヤ68は除塵駆動用モータ69の回転軸に接続されている。
除塵駆動用モータ69を駆動させると、出力ギヤ68及び中間ギヤ67を介してギヤ63が回動する。このギヤ63の回動により、除塵子66は突起62に衝突する。除塵子66の突起62との衝突部材は、例えばバネ等の付勢手段によって付勢されており、所定の荷重以上の荷重がかかると突起62との接触を回避できる構成となっている。これにより、除塵子66は、ギヤ63の回動に伴って突起62との衝突及び回避を繰り返し、集塵フィルタ24に振動又は衝撃を与える。この振動又は衝撃によって、集塵フィルタ24に付着した塵埃を除去する。
このように、集塵フィルタ24に付着した塵埃を除去する塵埃除去手段を集塵フィルタケース23に設けることで、集塵フィルタ24のメンテナンス回数が少なくなり、使い勝手の良い電気掃除機を得ることができる。また、衛生的に優れ、性能を長期間保つことが可能な集塵フィルタ24を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る電気掃除機の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電気掃除機の掃除機本体を示す斜視図である。 図2のA−A断面模式図である。 図3のP部拡大図であり、(a)が第二吸気口が閉じた状態のP部拡大図、(b)が第二吸気口が開いた状態のP部拡大図である。 本実施の形態に係る電気掃除機の使用状態を示す概略図である。 本実施の形態に係る集塵フィルタケース23の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 本体外郭部、2 上ケース、3 下ケース、4 上蓋、5 ヒンジ、6 ボタン、7 ハンドル部材、8 第一吸気口、9 ハンドル、10 延設部、11 排気口、12 車輪、13 第二吸気口、20 集塵部収容空間、21 集塵部、22 集塵室、23 集塵フィルタケース、24 集塵フィルタ、25 一次フィルタ、27 開口部、28 パッキン、30 電動送風機室、31 電動送風機、40 開閉手段、40a ストッパ部、41 バネ、42 支持部、50 風路、61 リブ、62 突起、63 ギヤ、64 ボス、65 アーム、66 除塵子、67 中間ギヤ、68 出力ギヤ、69 除塵駆動用モータ、95 吸込み具、96 パイプ、97 手元ハンドル、98 操作部、99 ホース、100 掃除機本体、101 使用者。

Claims (6)

  1. 床面の塵埃を吸引するための吸込み具が接続される第1の吸気口と、
    該第1の吸気口よりも空気流れ下流側に設けられ、前記第1の吸気口と連通した集塵部と、
    該集塵部と連通し、吸引風を発生する電動送風機と、
    を有する本体を備え、
    該本体には、前記集塵部又は前記集塵部の空気流れ上流側に連通する第2の吸気口が形成され、
    前記第1の吸気口から吸引された空気、及び前記第2の吸気口から吸引された空気は、
    前記集塵部を通過することを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記第2の吸気口には、
    該第2の吸気口を開閉する開閉手段と、
    前記本体の内部から外部に向かって前記開閉手段を付勢し、前記第2の吸気口を閉じる付勢手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記第2の吸気口は、
    前記本体の上部で、前記第1の吸気口が形成された側に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記第2の吸気口は、
    前記第1の吸気口が形成された側に向かって開口していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電気掃除機。
  5. 前記開閉手段は、
    前記第2の吸気口を開いた状態、及び前記第2の吸気口を閉じた状態で保持可能な構造であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電気掃除機。
  6. 前記集塵部の集塵フィルタに付着した塵埃を除去する除塵手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の電気掃除機。
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