JP2010022591A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】パネル交換(例えば、遊技盤交換)の作業負荷を軽減し、その作業効率を格段に向上させることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機が設置される遊技島に固定される外枠と、前記外枠に対して開閉可能に軸支される本体枠と、前記本体枠に対して開閉可能に軸支されるフロント扉3と、遊技球が転動する遊技領域を有し、前記本体枠に装着される遊技盤19と、前記遊技盤を前記本体枠に対して着脱自在に装着するための遊技盤装着部材28と、前記遊技機へ電源を投入するための電源投入部材(電源基板25)と、前記遊技機の電源を切断するための電源切断部材(電源基板25)と、前記遊技盤装着部材により前記遊技盤が取り外し可能な状態となった際、これと同期して、前記電源切断部材により前記遊技機の電源を切断させるための給電制御部材38とを備えた遊技機とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、遊技機(例えば、パチンコ機)に関し、より具体的には、遊技機におけるパネル交換(例えば、遊技盤交換)の作業負荷を軽減し、その作業効率を向上させるための技術(給電制御技術)に関する。
遊技機(一例として、パチンコ機)としては、これが設置される遊技場の遊技島に固定される外枠と、外枠に対して開閉可能に軸支される本体枠と、本体枠に対して開閉可能に軸支されるフロント扉と、遊技球が転動する遊技領域を有し、前記本体枠に装着される遊技盤とを備えたものが一般的である。
通常、遊技場においては、遊技者の興趣やサービス品質などの向上を図るべく、定期的に遊技機の入れ替えが行われている。このような遊技機の入れ替えに際しては、新台への入れ替えではなく、コストの削減やリサイクルの観点から必要最小限の部材交換のみが行われる場合も少なくない(いわゆるパネル交換)。その際、交換対象となる部材としては、例えば、遊技盤などが挙げられる。
このようにパネル交換を行うことによって、遊技者の興趣やサービス品質などを常に継続して向上させることが可能となる一方で、パネル交換作業は非常に煩雑で手間がかかる。例えば、遊技盤の遊技領域に設けられた各入賞口への遊技球の通過を検出するために、該各入賞口に対応して入賞検出手段が設けられ、払出制御装置(例えば、払出制御基板)に接続されている場合、これらの入賞検出手段をパネル交換の度に払出制御装置へコネクタ接続解除させるとともに、再接続させなければならない。その際、交換対象となるパネル(遊技盤)に入賞口が多数設けられていると、そのコネクタの数も多くなるため接続解除と再接続の作業に手間がかかるだけでなく、再接続の際に接続ミスや接続忘れなどが生じる虞がある。
また、例えば、入賞検出手段への不正防止を図るために、各入賞口に入球したすべての球を総括して1球ごとに検出する全入賞検出手段が設けられ、メイン制御装置(例えば、主制御基板)に接続されている場合、該全入賞検出手段をパネル交換の度にメイン制御装置へコネクタ接続解除させるとともに、再接続させなければならない。
そこで、パネル交換時における作業負荷を軽減し、その作業効率を向上させるべく、従来から各種の方策が講じられている。
例えば、特許文献1には、前記入賞検出手段及び前記全入賞検出手段と、各入賞検出手段で検出された球数と全入賞検出手段で検出された球数とを比較して入賞球数が正常であるか否かの判定を行う判定手段(入賞球数正常/異常判定手段)とを設け、全入賞検出手段を払出制御装置のみに配線接続し、前記判定手段を該払出制御装置に設けた遊技機が一例として開示されている。
かかる遊技機によれば、全入賞検出手段を払出制御装置のみに配線接続するとともに、入賞球数正常/異常判定手段を払出制御装置に設けているため、全入賞検出手段及び該判定手段をパネル交換時に交換対象(作業対象)とはならない本体枠側の部材とすることができる。この結果、パネル交換時における全入賞検出手段のコネクタ接続操作(解除と再接続)を不要とし、該接続操作の手間を省くとともに、接続ミスや接続忘れなどの防止を図っている。なお、この場合、各入賞検出手段はメイン制御装置に接続されている。
特開2005−080926号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された遊技機において、パネル交換を行う際には、まず遊技機の電源をオフにし、メイン制御装置に接続された各入賞検出手段などへの通電を停止させる必要がある。
このため、パネル交換を行う場合、その前作業として本体枠を開放し、遊技機の背面にある電源スイッチを操作して電源をオフに切り換える作業を行う。これにより各入賞検出手段への通電を停止させた後、フロント扉を開扉するとともに、本体枠に取り付けられている遊技盤を取り外し、新たな遊技盤を本体枠に対して取り付けなければならない。
なお、パネル交換作業の完了後には、電源スイッチを再度操作して電源をオンに切り換える作業を行う必要がある。
このように、パネル交換を行うに当たっては、電源をオフにするための前作業を必ず手作業により行わなければならず、パネル交換の作業負荷は小さくない。さらに、遊技盤の交換対象となる遊技機が多数台に亘れば、より一層パネル交換作業は煩雑となるため、パネル交換の作業負荷を軽減し、その作業効率を向上させることが可能な技術(具体的には、給電制御技術)が望まれている。
本発明は、上述したような課題に鑑みてなされたものであり、パネル交換(例えば、遊技盤交換)の作業負荷を軽減し、その作業効率を格段に向上させることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のような遊技機を提供する。
請求項1に記載の遊技機は、遊技機が設置される遊技島に固定される外枠と、前記外枠に対して開閉可能に軸支される本体枠と、前記本体枠に対して開閉可能に軸支されるフロント扉と、遊技球が転動する遊技領域を有し、前記本体枠に装着される遊技盤と、前記遊技盤を前記本体枠に対して着脱自在に装着するための遊技盤装着部材と、前記遊技機へ電源を投入するための電源投入部材と、前記遊技機の電源を切断するための電源切断部材と、前記遊技盤装着部材により前記遊技盤が取り外し可能な状態となった際、これと同期して、前記電源切断部材により前記遊技機の電源を切断させるための給電制御部材とを備えていることを特徴としている。
この遊技機によれば、遊技盤の取り外しと電源の切断とを同期して自動的に行うことができる。したがって、遊技機におけるパネル交換(例えば、遊技盤交換)作業時において、電断を前作業として人為的に行う必要がなく、パネル交換の作業負荷が軽減され、作業効率を格段に向上させることができる。
請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記載の遊技機において、前記遊技盤装着部材が前記本体枠に対する前記遊技盤の取り付け及び取り外しを行うための操作部を有しており、前記遊技盤を取り外すために前記操作部が操作された際、前記給電制御部材が該操作と連動して前記遊技機の電源を切断させることを特徴としている。
この遊技機によれば、遊技盤を取り外す際に遊技盤装着部材の操作部を操作するだけで、遊技機の電源を切断させることができるため、パネル交換作業に当たって、非常に容易に遊技機を電断させることができる。
請求項3に記載の遊技機は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記遊技盤装着部材が前記操作部への操作と連動して可動する可動部を有しており、前記可動部が可動することによる該可動部との相対的な位置関係の変動により、前記給電制御部材が前記遊技機の電源を切断させることを特徴としている。
この遊技機によれば、遊技盤の取り外し時における遊技盤装着部材の操作部に対する操作と、給電制御部材による遊技機の電断とを確実に連動させることができる。
本発明によれば、遊技機におけるパネル交換(例えば、遊技盤交換)の作業負荷を軽減することができ、その作業効率を格段に向上させることができる。
以下、本発明の遊技機の一実施形態について、添付図面を参照して説明する。なお、本実施形態は本発明に係る遊技機の一例に過ぎず、何らこれに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。なお、ここでは、本発明に係る遊技機の一例として弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)を挙げて説明するが、遊技に必要なパネル部材のみの交換(パネル交換)が可能で、その際に給電制御を要するその他の遊技機も対象となる。
図1〜4には、本実施形態に係る遊技機(弾球遊技機)の全体構成が示されている。かかる弾球遊技機は、該弾球遊技機が設置される遊技場の島設備(遊技島)(図示しない)に固定される外枠1と、該外枠1に対して開閉可能に軸支され、遊技盤ベース18(図6)に種々の遊技部材を備えて遊技領域を構成した遊技盤19(図6)が着脱自在に装着される本体枠(内枠ともいう)2と、ガラス板4(図7)を介して遊技盤19が視認可能となるように配設されるフロント扉3とを備えて構成されている。この場合、本体枠2は外枠1に対し、フロント扉3は本体枠2に対し、それぞれヒンジなど(図示しない)を介して開閉可能(回動可能)に軸支されている。また、遊技盤19の背面には、表示装置(一例として、液晶表示装置(図示しない))が着脱自在に装着されている。
なお、本実施形態において、外枠1は、本体枠2が装着される部位の奥行方向の寸法(弾球遊技機に向かって前後方向の寸法)が、他の部位の奥行寸法よりも短寸に設定されている。一例として、図2,3には、外枠1の本体枠2装着部位のうち、その軸支側(図2の左側)の奥行寸法(同図の距離d1)を反軸支側(同図の右側、距離d2)の略半分の寸法(d1≒d2/2)とした構成が示されている。
このような構成とすることで、本体枠2(具体的には、遊技盤19)の幅寸法(弾球遊技機に向かって左右方向の寸法)を拡大させることができ(一例として、図2の距離wだけ拡大可能)、結果として遊技領域の拡大や表示装置の拡大などを図ることが可能となる。これにより、遊技者の興趣や演出効果などを増大させることが可能となる。なお、外枠1の本体枠2装着部位の軸支側ではなく反軸支側、あるいは両側の奥行寸法を上述した軸支側と同様の短寸としてもよい。
この場合、弾球遊技機の側面部分(一例として、弾球遊技機に向かって左側面)には、外枠1と本体枠2(遊技盤19)の境界部分の隙間や、本体枠2とフロント扉3の境界部分の隙間を覆うように閉塞部材(一例として、金属板材)23が取り付けられている。これにより、例えば、前記隙間から不正具(例えば、ピアノ線や針金など)を差し込むことによる不正行為の防止を図っている。
遊技部材は、弾球遊技機において遊技に必要な全ての部材を言い、例えば図6に示すように、遊技球が転動する表側の遊技領域を区画するとともに、該表側の遊技領域に発射装置22から打ち出される遊技球を導く発射通路を構成するガイドレール15、表示装置の変動表示を起動させるとともに、大当たりとするか否かの抽選処理を起動させる始動入賞装置(始動入賞口ともいう(図示しない))、大当たり時に開放するアタッカと称する特別電動役物の大入賞装置(大入賞口ともいう(図示しない))、遊技球が入賞することにより遊技球の払い出しを起動させる一般入賞装置(一般入賞口ともいう(図示しない))、遊技領域での入賞を逃したアウト球を排出するアウト口(図示しない)、遊技盤ベース18に打たれている多数の遊技釘(図示しない)、そして遊技球が転動可能なステージ及び天通路(いずれも図示しない)などの各部材が挙げられる。
なお、始動入賞口、大入賞口及び一般入賞口の後方(遊技盤19の裏側)には、それぞれ始動入賞球センサ、カウントセンサ及び一般入賞球センサ(いずれも図示しない)が配設されており、各入賞口への入球が検知されている。これらのセンサは電源基板25(図4,5)に接続され、該電源基板25から電力供給(給電)されることで駆動されており、各センサによって検知された信号は、本体枠2の背面に搭載された主制御基板(図示しない)へ与えられて演算処理されている。この場合、電源基板25は、弾球遊技機へ電源を投入するための電源投入部材として構成されており、各センサなどの電動部品に対する電力供給(給電)の制御を行うとともに、弾球遊技機の電源を切断するための電源切断部材として構成され、前記電動部品に対する電力供給(給電)の中止も併せて制御する。
遊技盤ベース18は、前記各遊技部材を固定でき、かつ、容易に変形しない(曲がらない)又は変質しない程度の硬度・強度等を有する材質で形成されている。また、遊技盤ベース18は、少なくともその一部が無色透明のアクリル樹脂材、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂などの透明性の高い硬質の合成樹脂材(透明部材)で形成され、裏側に配設される表示装置がその透明部材を介して視認可能とする。その際、樹脂以外の材質、例えばガラスなどを採用することも本発明の範囲内であり設計変更可能である。
なお、遊技盤ベース18を介して遊技盤19の裏側に装着された表示装置を視認可能とする構成を採用しない場合には、遊技盤ベース18全体が非透明部材からなるものであっても構わない。
フロント扉3の前面下部には、図1に示すように該フロント扉3と一体を成す皿ユニット20が設けられており、この皿ユニット20には、払出装置30(図4)から払い出された遊技球が遊技球受入口5aから供給されるとともに、発射装置22(図6)へと遊技球を供給するための遊技球供給皿(上皿)5と、遊技球供給皿5の満杯時に遊技球受入口5aの内方で溢れ出た球(溢出球)を排出する下皿排出口6aを有する下皿6が備えられている。
また、この下皿6には、発射ハンドル(図示しない)の操作によって発射装置22より発射されたが、遊技領域に到達しない遊技球(ファール球)と、上皿5に備えられた球抜取装置(図示しない)を操作することによって、上皿5から抜き取られた遊技球(抜取球)が、下皿排出口6aを介して排出される。
ここで、例えば、皿ユニット20に設けられた球貸し操作パネルの球貸しボタン(図示しない)を操作すると、弾球遊技機に内蔵された払出制御基板26(図4)と該弾球遊技機に併設されたカードユニット(図示しない)との間で球貸し処理に関する信号が交信される。このとき、交信された信号に基づいて、払出制御基板26が払出装置30(同図)を駆動制御することにより、本体枠2の上部に取り付けられた球タンク32(同図)からレールユニット34(同図)を流下した複数の遊技球のうち、所定数の遊技球が払出装置30によって1個ずつ払い出され、球払出通路36(同図)を流下して上皿5に供給される。
上皿5に遊技球が供給された状態において、発射ハンドル(図示しない)を時計回り方向に回動させると、その回動量に応じて、払出制御基板26が発射装置22の発射ソレノイド(図示しない)を駆動制御することにより、遊技球がガイドレール15に沿って遊技領域に打ち出される。このとき、遊技領域に打ち出された遊技球が入賞すると、主制御基板(図示しない)から払出制御基板26に送信されたコマンドに基づいて、該払出制御基板26が払出装置30(図4)を駆動制御する。そして、本体枠2上部に取り付けられた球タンク32(同図)からレールユニット34(同図)を流下した複数の遊技球のうち、所定数の遊技球が払出装置30によって1個ずつ払い出され、球払出通路36(同図)を流下して遊技球受入口5aから上皿5に供給される。
なお、遊技盤19には、遊技領域へ打ち出された遊技球が発射通路に戻ることを防止するために、戻り球防止片(一例として、板バネ(図示しない))がガイドレール15の延出端部に設けられている。前記戻り球防止片は、遊技球が遊技領域へ打ち出される際、該遊技球が接触することにより可動される構造(一例として、振幅構造)を成している。さらに、本実施形態においては、遊技球の遊技領域への打ち出し時における前記戻り球防止片の動きと連動してカウントアップされる球カウンタ(一例として、カウンタスイッチ(図示しない))が遊技盤19に設けられている。この場合、例えば、前記戻り球防止片の動きと連動して回動する軸を遊技盤19の裏側に突出させ、該軸が所定方向へ回動するごとに球カウンタのスイッチを押し込み、カウントアップさせる構造などとすればよい。なお、球カウンタは、樹脂などにより表面コーティングを施し、保護しておくことが好ましい。
このように球カウンタを配設することで、該球カウンタでカウントされた球数が、遊技領域へ打ち出された遊技球の球数と一致するため、発射装置22より発射され、実際に遊技領域へ打ち出された遊技球を正確かつ容易にカウントすることが可能となる。
また、発射装置22は、発射制御基板、発射ソレノイドや槌先などからなる遊技球発射機構を備え、本体枠2の前面(フロント扉3を開扉させた際に露出される面)下部に設けられている。
前記遊技球発射機構は、遊技球を遊技領域へ向けて発射させるための機構であり、発射ハンドルの操作により発射ソレノイドが駆動され、該発射ソレノイドの駆動により槌先が作動し、球送り装置から発射レールへ供給された遊技球を叩打することで、該遊技球を遊技領域へ向けて発射させる。その際、かかる遊技球を発射させるまでの一連の制御は、発射制御基板による信号処理によって実行されている。
本実施形態において、弾球遊技機には、遊技盤19を本体枠2に対して着脱自在に装着するための遊技盤装着部材が備えられている。かかる遊技盤装着部材によって遊技盤19を本体枠2に対して装着させることで、該遊技盤19を該本体枠2に対して一旦取り付けた後であっても、これを自由に取り外すことができ、遊技盤交換(以下、パネル交換という)によるスムーズな弾球遊技機の入れ替えの実施を可能としている。
この場合、遊技盤装着部材は、遊技盤19を本体枠2に対して着脱自在に装着することが可能であれば、その構造は特に限定されず任意の構造とすることができるが、本実施形態においては、図8〜12に示すような挟持構造により遊技盤19を挟み込んで保持する遊技盤装着部材28を一例として想定し、以下、その構成について説明する。
遊技盤装着部材28は、本体枠2に対する遊技盤19の取り付け及び取り外しを行うための2つの操作部28a,28bと、該操作部28a,28bの操作と連動して可動する可動部28cと、遊技盤装着部材28を本体枠2の裏側に固定されたベース部材27に取り付けけるための取付部28dを有し、これらが4つの軸js1,js2,js3,js4と一対の連結板jpによって相互に連結されて組み付けられた構造体を成しており、操作部28aと可動部28cとの間で遊技盤19を着脱自在に挟持する。
なお、操作部28aと可動部28cとの間の距離(間隔)、具体的には後述する操作部28aの底部a2と可動部28cの底部c2との最小対向間隔は、遊技盤装着部材28によって遊技盤19を安定して挟持するため、該遊技盤19が挟持される部位の厚さ寸法(奥行寸法)よりも僅かに小寸となるように設定する必要がある。
2つの操作部28a,28bは、パネル交換時において、本体枠2に装着されている遊技盤19を取り外す際に操作される第1の操作部(以下、第1操作部28aという)と、交換した遊技盤19を取り付ける際に操作される第2の操作部(以下、第2操作部28bという)により構成されている。
第1操作部28aは、軸js1の一端が挿通される貫通孔ahを有し、該貫通孔ahが対向するように位置付けられた一対の壁部a1と、該壁部a1の間に渡され、これらと相互に連続する底部a2と、該底部a2から延設され、その延出端につまみatが設けられた天部a3とを備え、これら各部位(壁部a1、底部a2、天部a3及びつまみat)が薄肉の板材(一例として、金属材)で成形されている。
かかる第1操作部28aは、貫通孔ahに挿通された軸js1を介して第2操作部28b及び可動部28cと壁部a1でそれぞれ連結され、底部a2と可動部28cとの間で遊技盤19を挟み込んで保持する構造を成すとともに、遊技盤19を挟持した状態で第1操作部28aに対して所定の操作が加えられる(一例として、つまみatを把持して弾球遊技機に向かって手前側に引き倒す)ことで、可動部28cとの間で作用させていた遊技盤19への挟持力(押圧力)を解除し、遊技盤19を本体枠2から取り外すことを可能としている。なお、第1操作部28aは、その壁部a1を軸js1方向に対して最も外側とし、可動部28c、第2操作部28bの順番で内側となるように、該軸js1を介してこれらと連結されている。
一方、第2操作部28bは、軸js1,js2の一端が挿通される貫通孔(符号は付さない)を有し、該貫通孔が対向するように位置付けられた一対の壁部b1と、該壁部b1の間に渡されて相互に連続し、つまみbtが設けられた底部b2とを備え、これら各部位(壁部b1、底部b2及びつまみbt)が第1操作部28aと同様の薄肉の板材(一例として、金属材)で成形されている。
かかる第2操作部28bは、貫通孔に挿通された軸js1を介して第1操作部28a及び可動部28cと壁部b1でそれぞれ連結されるとともに、貫通孔に挿通された軸js2及び一対の連結板jp、並びに軸js3を介して取付部28dと壁部b1で連結され、第1操作部28aの底部a2と可動部28cとの間で遊技盤19を挟持した状態で、所定の操作が加えられる(一例として、つまみbtを把持して弾球遊技機に向かって奥側へ押し倒す)ことで、第1操作部28aと可動部28cとの間で遊技盤19への挟持力(押圧力)を作用させ、遊技盤19を本体枠2へ取り付けることを可能としている。
なお、一対の連結板jpは、第2操作部28b(具体的には、壁部b1)及び取付部28d(具体的には、後述する壁部d1)がいずれも内側となるように、位置付けられている。
この場合、壁部b1は、遊技盤19が取り付けられた状態(第1操作部28aと可動部28cとの間で遊技盤19への挟持力(押圧力)が作用されている状態)において、後述する取付部28dの壁部d1と係合可能な平面形状を成している。一例として、図9〜12には、第2操作部28bの壁部b1を凸状に形成するとともに、取付部28dの壁部d1を該壁部b1の凸状部位の輪郭形状に沿った凹状に形成し、これらの壁部b1,d1を係合可能とした構成を示している。これら壁部b1,d1が係合することで、第2操作部28bの位置が連結板jpを介して取付部28dに対して固定されるとともに、位置決めされた第2操作部28b及び取付部28dに対する第1操作部28a及び可動部28cの位置が固定される。この結果、遊技盤装着部材28により遊技盤19が本体枠2に対して取り付けられた状態となる。
また、可動部28cは、軸js1,js4の一端が挿通される貫通孔(符号は付さない)を有し、該貫通孔が対向するように位置付けられた一対の壁部c1と、該壁部c1の間に渡されて相互に連続し、可動部28cが第1操作部28aへの操作と連動して可動された際、後述する給電制御部材との相対的な位置関係を変動させる給電制御部ccが延出方向に沿って突設された底部c2とを備え、これら各部位(壁部c1、底部c2及び給電制御部cc)が第1操作部28a及び第2操作部28bと同様の薄肉の板材(一例として、金属材)で成形されている。
かかる可動部28cは、貫通孔に挿通された軸js1を介して第1操作部28a及び第2操作部28bと壁部c1でそれぞれ連結されるとともに、貫通孔に挿通された軸js4を介して取付部28dと壁部c1で連結され、底部c2と第1操作部28aの底部a2との間で遊技盤19に対して挟持力(押圧力)を作用させることで、遊技盤19を本体枠2へ取り付けることを可能としているとともに、該挟持力(押圧力)を解除させることで、遊技盤19を本体枠2から取り外すことを可能としている。なお、可動部28cは、その壁部c1が軸js4方向に対して外側となるように、該軸js4を介して取付部28dと連結されている。
そして、取付部28dは、軸js3,js4の両端が挿通される貫通孔(符号は付さない)を有し、該貫通孔が対向するように位置付けられた一対の壁部d1と、該壁部d1の間に渡されてこれらと相互に連続し、ベース部材27と当接して固定部位となる底部d2とを備え、これら各部位(壁部d1及び底部d2)が第1操作部28a、第2操作部28b及び可動部28cと同様の薄肉の板材(一例として、金属材)で成形されている。
かかる取付部28dは、貫通孔に挿通された軸js4を介して可動部28cと壁部d1で連結されているとともに、貫通孔に挿通された軸js3及び一対の連結板jp、並びに軸js2を介して第2操作部28bと壁部d1で連結されている。
かかる遊技盤装着部材28によれば、取付部28dの底部d2がベース部材27へ取り付けられ、位置決め固定された状態で、第1操作部28aあるいは第2操作部28bに対して操作が加えられることで、可動部28cがこれらの操作部28a,28bに対して可動し、遊技盤19を本体枠2へ着脱自在に装着させることができる。なお、取付部28d(具体的には、底部d2)のベース部材27への取り付けは、例えば、溶接や各種接着剤による接着等の接合、各種締結部材(ボルト、ナットあるいはビス等)による締結など任意の方法で行えばよく、その取付方法は特に限定されない。
このような構成の遊技盤装着部材28による遊技盤19の取り外し方法、及び取り付け方法について、以下、説明する。
本実施形態においては、図6に示すように遊技盤装着部材28が本体枠2の前面側の右下部に位置付けられている。このため、遊技盤19は、その右下部を遊技盤装着部材28によって挟持された状態で、本体枠2に対して装着されている。
なお、遊技盤装着部材28の配設位置、及び配設数は特に限定されず、図示構成以外にも例えば、遊技盤装着部材28を本体枠2の前面側の左下部や中央下部、あるいは上部に1つだけ配設させてもよいし、これらの複数個所にそれぞれ遊技盤装着部材28を配設させてもよい。
パネル交換に当たって、かかる遊技盤19を本体枠2、具体的には遊技盤装着部材28から取り外す際には、まず、第1操作部28aのつまみatを把持し、弾球遊技機(本体枠2)に向かって手前側(以下、単に手前側という)に引き倒す。これにより、第1操作部28aは、図10,11に示すように軸js1周りに手前側へ回動する。その際、可動部28cに対しては、第1操作部28aの回動方向と同一方向へ軸js1を介して回動力が作用し、図10,11に示すように可動部28cが該軸js1周りに手前側へ回動する。
可動部28cが回動すると、壁部c1が連結板jpと当接してこれを押圧し、軸js2を介してその押圧力を第2操作部28bに作用させる。かかる押圧力は、第2操作部28bに対し、第1操作部28aの回動方向とは反対方向への軸js1周りの回動力として作用し、該回動力が作用された第2操作部28bは、軸js1周りに手前側(第1操作部28aの回動方向とは反対方向)へ回動する。すなわち、第1操作部28aと第2操作部28bは、軸js1周りに互いが近接する方向へそれぞれ回動する(図10,11参照)。
第2操作部28bが回動することにより、該第2操作部28bの壁部b1(一例として、凸部)が取付部28dの壁部d1(同、凹部)に沿ってスライドし、これら壁部b1,d1の係合状態が解除される(図10,11参照)。同時に、軸js2を介して第2操作部28bの壁部b1と連結された連結板jpが該軸js2周りに手前側(可動部28cの回動方向とは反対方向)へ回動するため、該連結板jpと可動部28cとの当接状態も解除される(図10,11参照)。
この結果、第1操作部28aと可動部28cとが相互にフリーな状態(個別に回動可能な状態)となり、これらの底部a2,c2の間で遊技盤19に対して作用させていた挟持力(押圧力)が解除される。
したがって、第1操作部28aの底部a2と可動部28cの底部c2との間で挟持されていた遊技盤19を遊技盤装着部材28、すなわち本体枠2から取り外すことが可能となる。
一方、パネル交換に当たって、交換する遊技盤19を本体枠2、具体的には遊技盤装着部材28へ取り付ける際には、まず、かかる遊技盤19の右下部を第1操作部28aの底部a2と可動部28cの底部c2との間に挿し込み、該遊技盤19の本体枠2に対する位置を粗決めする。この状態で、第2操作部28bのつまみbtを把持し、弾球遊技機(本体枠2)に向かって奥側(以下、単に奥側という)に押し倒す。なお、その際、第2操作部28bは、上述したように軸js1周りに手前側(第1操作部28aの回動方向とは反対方向)へ回動した状態となっている(図10,11参照)。
これにより、第2操作部28bは、軸js1周りに奥側へ回動する。その際、連結板jpが次第に可動部28cの壁部c1と当接し、該当接する壁部c1を押圧することで、軸js2を介して押圧力を可動部28cに作用させる。かかる押圧力は、可動部28cに対し、第2操作部28bの回動方向とは反対方向への軸js1周りの回動力として作用し、該回動力が作用された可動部28cは、軸js1周りに奥側(第2操作部28bの回動方向とは反対方向)へ回動する。
また、可動部28cが回動すると、第1操作部28aに対しては、可動部28cの回動方向と同一方向へ軸js1を介して回動力が作用し、第1操作部28aが該軸js1周りに奥側(第2操作部28bの回動方向とは反対方向)へ回動する。すなわち、第1操作部28aは、軸js1周りに可動部28cと接近する方向へ回動され、該第1操作部28aの底部a2と可動部28cの底部c2との対向間隔が狭められる。
そして、第2操作部28bが軸js1周りに奥側へ回動することで、該第2操作部28bの壁部b1(一例として、凸部)が取付部28dの壁部d1(同、凹部)に沿ってスライドし、これら壁部b1,d1が相互に係合される。
この結果、第1操作部28aの底部a2と可動部28cの底部c2とが相互に対向間隔を狭めつつ、該第1操作部28aと可動部28cとが相互にその位置を固定された状態(個別に回動不能な状態)となり、これらの底部a2,c2の間で遊技盤19に対して挟持力(押圧力)が作用される。
したがって、第1操作部28aの底部a2と可動部28cの底部c2との間で遊技盤19を遊技盤装着部材28で挟持すること、すなわち本体枠2に対して取り付けることが可能となる。
なお、本実施形態において弾球遊技機には、遊技盤装着部材28によって取り付けられた遊技盤19を本体枠2へ位置決め固定させるための係止機構29(図6)が備えられている。かかる係止機構29は、所定の係止部を有する係止体を本体枠2に設けた被係止部に係止させることで、該係止体を介して遊技盤19を本体枠2に対して固定する構造となっている。
係止部と被係止部の係止構造は特に限定されないが、例えば、係止体を凸状の突起部を有する鍵状部材(ストッパ)として遊技盤19に設けるとともに、被係止部を前記突起部を係止させることが可能な凹状の穴(係止穴)として本体枠2に形成すればよい。この場合、前記ストッパを所定方向(例えば、時計回り)へ所定角度(例えば、90度)だけ回動させることで、該ストッパの突起部が本体枠2の係止穴に嵌まり込んで係止される構造などを、一例として想定できる。その際には、ストッパを挿通させるとともに、回動させることが可能な貫通孔(ストッパ挿通孔)を遊技盤19に形成し、該ストッパ挿通孔に挿通されたストッパを前記のように回動させることで、該ストッパの突起部を係止穴に係止させればよい。
このように係止機構29を設けることで、遊技盤19を遊技盤装着部材28によって本体枠2へ取り付けた後、前記ストッパをストッパ挿通孔へ挿通して回動させるだけで、該遊技盤19を本体枠2へ容易に位置決め固定させることができる。
一方、遊技盤19を本体枠2から取り外す際には、遊技盤装着部材28への操作に先立ち、ストッパを上述した係止時とは逆方向(例えば、反時計回り)へ所定角度(例えば、90度)だけ回動させ、突起部と係止穴との係止を解除させればよい。
ここで、図6には、係止機構29を本体枠2の前面側の右上部に1つだけ配設させた構成を示しているが、係止機構29の配設位置、及び配設数はこれに限定されず、例えば、本体枠2の前面側の左上部や中央上部、あるいは下部に1つだけ配設させてもよいし、これらの複数個所にそれぞれ係止機構29を配設してもよい。
また、本実施形態において弾球遊技機には、遊技盤装着部材28により遊技盤19が取り外し可能な状態となった際、これと同期して、電源切断部材である電源基板25により前記弾球遊技機の電源を切断させるための給電制御部材が備えられている。この場合、給電制御部材は、遊技盤19を取り外すために遊技盤装着部材28の第1操作部28aが操作された(具体的には、手前側に引き倒された)際、該操作と連動して弾球遊技機の電源を切断させる。
給電制御部材が弾球遊技機の電源を切断させるに当たり、該給電制御部材と第1操作部28aとの連動方法は、該第1操作部28aに対する操作と給電制御部材による弾球遊技機の電源切断(電断)とが同期している限り特に限定されない。すなわち、第1操作部28aが操作された際、これと同期して給電制御部材を間接的、あるいは直接的に動作させて弾球遊技機を電断させればよい。
第1操作部28aに対する操作と給電制御部材による弾球遊技機への電断とを間接的に連動させる場合、例えば、第1操作部28aが操作された際、該操作に伴う遊技盤装着部材28(具体的には、第1操作部28aや可動部28cなど)の状態変化をセンサなどで検知し、該検知結果と同期して給電制御部材を動作させて弾球遊技機を電断させればよい。なお、遊技盤装着部材28の状態変化としては、例えば、可動部28cの給電制御部材(具体的には、後述する検知部30b)に対する位置の変動(間隔や対向有無の変動等)、及び接触状態の変動(接触圧や接触有無の変動等)などを想定することができる。
また、直接的に連動させる場合、例えば、第1操作部28aに対する操作に伴って給電制御部材自体を回動させる、あるいはスライドさせるなどの可動式とし、給電制御部材が可動することで弾球遊技機を電断させればよい。
本実施形態においては、遊技盤装着部材28と給電制御部材38を図8,12のように位置付け、該遊技盤装着部材28の第1操作部28aに対する操作と給電制御部材38による弾球遊技機への電断とを間接的に連動させる構成としている。
給電制御部材38は、電源基板25(図4,5)に取り付けられており、パネル交換に当たって遊技盤19を本体枠2から取り外すために、遊技盤装着部材28の第1操作部28aが手前側に引き倒され、これと連動して可動部28cが可動した際、該可動部28cとの相対的な位置関係の変動により、弾球遊技機の電源を切断させる。なお、給電制御部材38の取付箇所は、可動部28cとの相対的な位置関係の変動により、弾球遊技機の電源を切断させることが可能であれば、電源基板25には限定されず、例えばベース部材27(図8)などであってもよい。その際、給電制御部材38は、例えば、溶接や各種接着剤による接着等の接合、各種締結部材(ボルト、ナットあるいはビス等)による締結、嵌合や加締めなど任意の方法で電源基板25などに取り付ければよく、その取付方法は特に限定されない。
かかる給電制御部材38には、電源基板25に取り付けられる取付部38aと、可動部28cとの相対的な位置関係の変動を検知する検知部38bと、該検知部38bによって検知された可動部28cとの相対的な位置関係の変動情報(一例として、電気的な信号)を電源基板25に与えるための接続部38cが備えられている。
図8には、遊技盤19が遊技盤装着部材28によって本体枠2に取り付けられた状態における、該遊技盤装着部材28と給電制御部材38の位置関係が示されている。この状態において、給電制御部材38は、遊技盤装着部材28の可動部28c、具体的にはその底部c2(図9,12)に突設された給電制御部ccと検知部38bが所定の間隔を空けて対向するように位置付けられ、本体枠2に固定された電源基板25に対して取り付けられている。なお、この場合、検知部38bは、遊技盤装着部材28の可動部28cへ向けて柱状に突出されており、その突出端が給電制御部ccと所定の間隔を空けて対向可能な構造を成している。
このように遊技盤19が本体枠2に取り付けられた状態から、該遊技盤19を取り外す際には、上述したように遊技盤装着部材28の第1操作部28aが手前側に引き倒され、これと連動して可動部28cが軸js1周りに手前側(第1操作部28aの回動方向と同一方向)へ回動する。可動部28cが回動すると、底部c2に突設された給電制御部ccも手前側へ回動するため、静止している給電制御部材38の検知部38bとの間隔が拡大される。したがって、可動部28cと給電制御部材38、具体的には、検知部38bに対する給電制御部ccの位置が離間方向へ変動する。
給電制御部材38は、検知部38bと給電制御部ccとの位置関係が変動した(具体的には、間隔が拡大した)ことを該検知部38bが検知すると、該位置関係の変動情報(一例として、間隔拡大を示す電気的な信号)を接続部38cから電源基板25に与える。その際、接続部38cと電源基板25は、例えば、接続部38cに接続端子を設けて接続ケーブル(電気信号線など)をはんだ付けして接続させればよい。あるいは、接続部38c及び接続ケーブル(電気信号線など)にジョイント可能な接続コネクタをそれぞれ設けて該コネクタを介してこれらを接続させてもよい。
なお、この場合、検知部38bにおいて検知する給電制御部ccとの位置関係の変動を間隔拡大として捉えているが、例えば、検知部38bの検知可能領域から給電制御部ccが外れたことを、該給電制御部ccとの位置関係の変動として検知部38bで検知してもよい。
かかる変動情報(一例として、間隔拡大を示す電気的な信号)が与えられた電源基板25は、該情報に基づいて遊技盤19が取り外し可能な状態となったものと判定し、弾球遊技機の電源を切断し、電源基板25から始動入賞球センサ、カウントセンサ及び一般入賞球センサ(いずれも図示しない)などの電動部品への電力供給(給電)を中止させ、かかるセンサを停止させる。この場合、検知部38bと給電制御部ccとの位置関係が変動した(具体的には、間隔が拡がった)ことで、遊技盤19が取り外し可能な状態となったものと判定するための判定手段は、電源基板25ではなく、給電制御部材38(例えば、検知部38b)に設けてもよい。
例えば、給電制御部材38において検知部38bと給電制御部ccとの位置関係が変動した(具体的には、間隔が拡がった)、すなわち遊技盤19が取り外し可能な状態となったものと判定された際、電断を指示するためのコマンドを給電制御部材38(一例として、検知部38b)で生成し、該コマンドを電源基板25に対して与えることで前記電動部品を停止させればよい。
なお、いずれの場合においても、電源基板25(図4,5)に設けられている電源スイッチ40(同図)を物理的にオフに切り換える必要はなく、電源スイッチ40はオンとしたまま、電源基板25から前記電動部品への給電のみを中止させればよい。
また、本実施形態においては、給電制御部材38が弾球遊技機の電源を電源基板25により切断させる構成を想定しているが、給電制御部材38自体で弾球遊技機を電断可能な構成としてもよい。例えば、遊技盤装着部材28(第1操作部28a)が操作された際、電源基板25への制御は行わず(電源基板25による弾球遊技機への電源投入状態を維持したまま)、給電制御部材38によって前記電動部品への給電のみを一時的に中止させ、該電動部品を停止させる構成とすればよい。
このように、本実施形態に係る弾球遊技機によれば、遊技盤19を取り外す際に遊技盤装着部材28の第1操作部28aを操作するだけで、遊技盤19の取り外しと電源の切断とを同期して自動的に行うことができる。したがって、弾球遊技機におけるパネル交換作業時において、電断を前作業として人為的に行う必要がなく、非常に容易に遊技機を電断させることができる。この結果、パネル交換の作業負荷が軽減され、作業効率を格段に向上させることができる。
なお、本実施形態において、給電制御部材38は、上述したように、遊技盤装着部材28により遊技盤19が取り外し可能な状態となった際、弾球遊技機の電源を電源基板25により切断させるだけでなく、遊技盤装着部材28により遊技盤19が取り付けられた際、電源が切断された弾球遊技機に対して電源基板25により電源を再投入させることが可能となっている。この場合、給電制御部材38は、遊技盤19を取り付けるために遊技盤装着部材28の第2操作部28bが操作された(具体的には、奥側に押し倒された)際、該操作と連動して弾球遊技機に対して電源を投入させる。
すなわち、給電制御部材38は、パネル交換に当たって交換する遊技盤19を本体枠2へ取り付けるために、遊技盤装着部材28の第2操作部28bが奥側に押し倒され、これと連動して可動部28cが可動した際、該可動部28cとの相対的な位置関係の変動により、弾球遊技機に対して電源を投入させている。
交換する遊技盤19を取り付ける際には、上述したように遊技盤装着部材28の第2操作部28bが奥側に押し倒され、これと連動して可動部28cが軸js1周りに奥側(第2操作部28bの回動方向とは反対方向)へ回動する。可動部28cが回動すると、底部c2に突設された給電制御部ccも奥側へ回動するため、静止している給電制御部材38の検知部38bとの間隔が狭められる。したがって、可動部28cと給電制御部材38、具体的には、検知部38bに対する給電制御部ccの位置が近接方向へ変動する。
給電制御部材38は、検知部38bと給電制御部ccとの位置関係が変動した(具体的には、間隔が狭まった)ことを該検知部38bが検知すると、該位置関係の変動情報(一例として、間隔狭小を示す電気的な信号)を接続部38cから電源基板25に与える。なお、この場合、検知部38bにおいて検知する給電制御部ccとの位置関係の変動を間隔狭小として捉えているが、例えば、検知部38bの検知可能領域へ給電制御部ccが進入したことを、該給電制御部ccとの位置関係の変動として検知部38bで検知してもよい。
かかる変動情報(一例として、間隔狭小を示す電気的な信号)が与えられた電源基板25は、該情報に基づいて遊技盤19が取り付けられたものと判定し、弾球遊技機に対して電源を投入し、電源基板25から始動入賞球センサ、カウントセンサ及び一般入賞球センサ(いずれも図示しない)などの電動部品への電力供給(給電)を開始させ、かかるセンサを起動させる。この場合、検知部38bと給電制御部ccとの位置関係が変動した(具体的には、間隔が狭まった)ことで、遊技盤19が取り付けられたものと判定するための判定手段は、電源基板25ではなく、給電制御部材38(例えば、検知部38b)に設けてもよい。
例えば、給電制御部材38において検知部38bと給電制御部ccとの位置関係が変動した(具体的には、間隔が狭まった)、すなわち遊技盤19が取り付けられたものと判定された際、電源投入を指示するためのコマンドを給電制御部材38(一例として、検知部38b)で生成し、該コマンドを電源基板25に対して与えることで前記電動部品を起動させればよい。
なお、いずれの場合においても、上述したように電源基板25(図4,5)に設けられている電源スイッチ40(同図)はオンのままであるため、電源基板25から前記電動部品への給電のみを開始させればよい。
また、本実施形態においては、給電制御部材38が弾球遊技機の電源を電源基板25により投入させる構成を想定しているが、給電制御部材38自体で弾球遊技機を電断可能な構成とした場合には、該給電制御部材38自体で弾球遊技機へ電源投入可能な構成とすることができる。この場合、電源基板25による弾球遊技機への電源投入状態は維持されており、遊技盤装着部材28(第2操作部28b)が操作された際、給電制御部材38によって一時的に中止させていた前記電動部品への給電を再開させ、該電動部品を起動させる構成とすればよい。
このように、本実施形態に係る弾球遊技機によれば、遊技盤19を取り付ける際に遊技盤装着部材28の第2操作部28bを操作するだけで、遊技盤19の取り付けと電源の投入とを同期して自動的に行うことができる。したがって、弾球遊技機におけるパネル交換作業完了時において、給電を人為的に行う必要がなく、該弾球遊技機に対して電源を直ちに投入することができる。この結果、パネル交換作業の負荷がさらに軽減され、作業効率をより一層向上させることができる。
ここで、上述したように、遊技盤装着部材28の配設位置は特に限定されないため、該遊技盤装着部材28の配設位置に応じて、その可動部28c(より具体的には、給電制御部cc)と検知部38bが対向可能となるように、給電制御部材38を位置付ければよい。また、遊技盤装着部材28の配設数も特に限定されないため、例えば、複数の遊技盤装着部材28を配設した場合、そのうちの少なくとも1つの遊技盤装着部材28に対する操作と連動可能となるように、給電制御部材38を配設すればよい。
これにより、例えば、複数の遊技盤装着部材28をどのような順番で操作したとしても、すべての遊技盤装着部材28に対する操作(具体的には、第1操作部28aの手前側への引き倒し)が完了し、遊技盤19が本体枠2から取り外し可能な状態となった際、弾球遊技機の電源を確実に切断させることが可能となる。あるいは、すべての遊技盤装着部材28に対する操作(具体的には、第2操作部28bの奥側への押し倒し)が完了し、遊技盤19が本体枠2へ取り付けられた際、弾球遊技機に対して直ちに電源を投入することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る遊技機(弾球遊技機)の正面側の全体構成を示す平面図。 本発明の一実施形態に係る遊技機(弾球遊技機)の上面側の全体構成を示す平面図。 本発明の一実施形態に係る遊技機(弾球遊技機)の上面側の全体構成を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る遊技機(弾球遊技機)の背面側の全体構成を示す平面図。 給電制御部材の構成を説明するために遊技機(弾球遊技機)の背面側の構成を一部拡大して示す平面図。 本体枠の前面側の構成を示す平面図。 フロント扉の裏面側の構成を示す平面図。 遊技盤装着部材及び給電制御部材の構成を側面側から示す概略機構図。 遊技盤装着部材の構成を示す斜視図。 遊技盤に対する挟持力が解除された遊技盤装着部材の状態を説明するための斜視図。 遊技盤に対する挟持力が解除された遊技盤装着部材の状態を側面側から示す平面図。 遊技盤装着部材及び給電制御部材の相対的な位置関係を説明するための斜視図。
符号の説明
3 フロント扉
19 遊技盤
25 電源基板(電源投入部材及び電源切断部材)
28 遊技盤装着部材
38 給電制御部材

Claims (3)

  1. 遊技機が設置される遊技島に固定される外枠と、
    前記外枠に対して開閉可能に軸支される本体枠と、
    前記本体枠に対して開閉可能に軸支されるフロント扉と、
    遊技球が転動する遊技領域を有し、前記本体枠に装着される遊技盤と、
    前記遊技盤を前記本体枠に対して着脱自在に装着するための遊技盤装着部材と、
    前記遊技機へ電源を投入するための電源投入部材と、
    前記遊技機の電源を切断するための電源切断部材と、
    前記遊技盤装着部材により前記遊技盤が取り外し可能な状態となった際、これと同期して、前記電源切断部材により前記遊技機の電源を切断させるための給電制御部材とを備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技盤装着部材は、前記本体枠に対する前記遊技盤の取り付け及び取り外しを行うための操作部を有しており、前記給電制御部材は、前記遊技盤を取り外すために前記操作部が操作された際、該操作と連動して前記遊技機の電源を切断させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技盤装着部材は、前記操作部への操作と連動して可動する可動部を有しており、前記給電制御部材は、前記可動部が可動することによる該可動部との相対的な位置関係の変動により、前記遊技機の電源を切断させることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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