JP2010022574A - 電気掃除機 - Google Patents

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Masatoshi Tanaka
正俊 田中
Yusuke Kinoshita
祐介 木下
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Abstract

【課題】微細塵捕集室の容積を拡げつつ、微細塵捕集室に捕集した微細塵のプリーツフィルタへの再付着を抑制した電気掃除機を提供する。
【解決手段】粗塵D1を収容する粗塵捕集室76のメインフィルタ89を通過した塵埃を捕集するプリーツフィルタ95を設ける。プリーツフィルタ95に捕集した塵埃を除去する除塵手段126を設ける。除塵手段126によりプリーツフィルタ95から除去した微細塵D2を収容する微細塵捕集室113を、粗塵捕集室76の下部を開閉可能な蓋体84に粗塵捕集室76と隔離して設ける。微細塵捕集室113を粗塵捕集室76の下方に位置させることで、微細塵捕集室113の容積を拡げつつ、微細塵捕集室113に捕集した微細塵D2のプリーツフィルタ95側への移動を抑制して、微細塵D2がプリーツフィルタ95に再付着することを抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1分離部を通過した塵埃の少なくとも一部を捕集する第2分離部から除塵手段により除去された塵埃を収容する塵埃収容部を備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、電動送風機の吸込側に連通して本体集塵室が形成され、この本体集塵室には、集塵装置である集塵カップが着脱可能に設けられている。この集塵カップは、電動送風機の駆動により吸い込んだ空気に含まれる塵埃を捕集する第1分離部であるフィルタを有する集塵室である粗塵捕集室が形成されているとともに、このフィルタを通過した塵埃を捕集する第2分離部である微細塵フィルタが着脱可能に配置されている。また、この電気掃除機は、微細塵フィルタに捕集された塵埃を除去する除塵手段を備えている。さらに、集塵カップ内には、除塵手段により除去された塵埃を捕集する塵埃収容部としての微細塵捕集室が形成されている。この微細塵捕集室は、微細塵フィルタの下側に位置しており、粗塵捕集室に連通する開口部と、微細塵フィルタに対向する塵埃捕集口が形成されている。この塵埃捕集口は、除塵手段により微細塵フィルタから除去された塵埃を微細塵捕集室内へと落下させるものである。そして、この塵埃捕集口には、電動送風機の駆動時に開口部から吸い込んだ空気によって回動して塵埃捕集口を閉塞することで微細塵捕集室内に捕集された塵埃の吸い出しを防止するための閉塞部材であるシャッタが回動自在に配置されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−268122号公報(第3−6頁、図3)
しかしながら、上述の電気掃除機では、電動送風機が起動した瞬間に、微細塵捕集室内に捕集された塵埃が開口部から吸い込まれた空気により塵埃捕集口から微細塵フィルタ側へと吸い出され、この微細塵フィルタに再付着してこの微細塵フィルタを目詰まりさせるおそれがあるという問題点を有している。
また、微細塵捕集室は、微細塵フィルタの下方に位置しているため、集塵カップ内での微細塵捕集室の容積を大きく取ることが容易でないという問題点もある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、塵埃収容部の容積を拡げつつ、塵埃収容部に捕集した塵埃の第2分離部への再付着を抑制した電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、集塵室の第1分離部を通過した塵埃の少なくとも一部を捕集する第2分離部と、この第2分離部に捕集した塵埃を除去する除塵手段と、集塵室の下部を開閉可能な蓋体に集塵室と隔離されて設けられ、少なくとも一部が集塵室の下方に位置し、除塵手段により第2分離部から除去した塵埃を収容する塵埃収容部とを具備したものである。
本発明によれば、塵埃収容部を集塵室と隔離するとともに、塵埃収容部の少なくとも一部を集塵室の下方に位置させることで、塵埃収容部の容積を拡げつつ、塵埃収容部に捕集した塵埃の第2分離部側への移動を抑制して、塵埃が第2分離部に再付着することを抑制できる。
以下、本発明の一実施の形態の電気掃除機の構成を図1ないし図3を参照して説明する。
図3において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、管部12と、この管部12が着脱可能に接続される掃除機本体13とを有している。
管部12は、掃除機本体13に接続される基端側に対して先端側が前方へ屈曲した接続管部15と、この接続管部15の先端側に連通する可撓性を有するホース体16と、このホース体16の先端側に設けられた手元操作部17と、この手元操作部17の先端側に着脱可能に接続される延長管18と、この延長管18の先端側に着脱可能に接続される吸込口体としての床ブラシ19とを備えている。
手元操作部17には、把持部21がホース体16側へと突出し、この把持部21には、操作用の設定ボタン22が複数設けられている。
また、掃除機本体13は、本体ケース25を備え、この本体ケース25の内部には、図示しない隔壁が設けられ、この隔壁の後側に、電動送風機27(図1)を収容する図示しない電動送風機室、および、電源コード31を出し入れ可能に巻回した図示しないコードリールを収容するコードリール室がそれぞれ区画されているとともに、隔壁の前側に、この隔壁に設けられた連通口を介して電動送風機27の吸込側に連通する本体集塵室35が区画され、この本体集塵室35に、集塵装置としての集塵カップ36(図1)が着脱可能に配置されている。
本体ケース25は、例えば合成樹脂などにより形成され、上側が開口した下ケース41と、この下ケース41の上側後部である電動送風機室およびコードリール室を覆う上ケース42と、この上ケース42あるいは下ケース41に対して上下方向に回動可能に軸支され本体集塵室35を開閉可能とする本体蓋43とを備えている。そして、下ケース41の両側方には、掃除機本体13の走行用の大径の走行輪51(一方のみ図示)が回転自在に軸支されている。
上ケース42は、電動送風機室の下流側に連通する排気口55が多数開口形成されているとともに、これら排気口55の側方に、電源コード31を本体ケース25の外部に導出するための図示しないコード導出口が開口形成されている。
本体蓋43は、後端側が回動可能に軸支されている。また、この本体蓋43には、本体吸込口66を備えた回転部67が周方向に回転可能に設けられている。したがって、本体吸込口66は、前方上側に向けて開口形成されている。
電動送風機27は、電源コード31を介して電源から給電されることにより、設定ボタン22で設定された所定の動作モードで動作して管部12を介して空気とともに塵埃を吸い込むもので、本体ケース25に配置された各種部材中で例えば最も重量が大きい重量物である。そして、この電動送風機27は、前側を吸込側、後側を排気側として電動送風機室内に配置され、本体ケース25全体として後側に偏って位置している。なお、この電動送風機27は、例えばカバー体などによって少なくとも一部が覆われていてもよい。
そして、集塵カップ36は、図1および図2に示すように、吸込風に含まれる塵埃を捕集するもので、集塵装置本体としての外部ケースである合成樹脂製などのカップ本体部71を備え、このカップ本体部71の前側上部に傾斜状の傾斜部72が形成され、この傾斜部72に対して略垂直に吸気口73を区画する略円筒状の連通部である吸気筒部74が突出し、また、カップ本体部71の内部に壁部である区画壁75が形成され、この区画壁75の前後に、集塵室としての第1集塵室である粗塵捕集室76と連通室77とが区画されている。さらに、カップ本体部71の粗塵捕集室76の下部には、廃棄開口部81が形成され、連通室77の下部には、連通開口部82が形成され、かつ、カップ本体部71の後部には、集塵排気口としてのカップ排気口83が形成されている。そして、カップ本体部71の下部には、廃棄開口部81および連通開口部82、すなわち粗塵捕集室76および連通室77の下部を開閉可能な蓋体84が回動可能に軸支されている。なお、以下、集塵カップ36は前側が上流側、後側が下流側として説明する。
吸気筒部74は、先端側の外周縁部にフランジ部86が鍔状に突出して形成されており、このフランジ部86は、集塵カップ36を本体集塵室35に取り付けて本体蓋43を閉じた状態で、本体吸込口66の下流側の図示しないシール部材に圧接されることで、吸気口73が本体吸込口66と気密に接続されるように構成されている。
区画壁75は、上側が前方へと傾斜しており、中心域に粗塵捕集室76と連通室77とを連通する連通口88が開口形成されている。また、この連通口88には、第1分離部としてのメインフィルタ89が配置されている。したがって、メインフィルタ89は、吸気筒部74の軸線上に配置されており、吸気口73から粗塵捕集室76内に吸い込まれた吸込風が面方向に沿って傾斜状(鋭角状)に直接吹き付けられるように構成されている。
メインフィルタ89は、例えば金属などにより形成されたメッシュ状の濾過フィルタ体であり、吸気口73から粗塵捕集室76に吸い込まれた塵埃のうち、比較的大きく大部分を占める塵埃、すなわち綿ごみなどの粗塵D1を捕集するためのものである。したがって、粗塵捕集室76には、メインフィルタ89を通過できなかった粗塵D1が内部に収容され、この粗塵D1が、蓋体84を開いた状態で廃棄開口部81から廃棄可能となっている。また、このメインフィルタ89は、区画壁75に沿って配置されている。このため、このメインフィルタ89は、上側が前方(上流側)へと傾斜して配置され、吸気口73の開口方向(吸気筒部74の軸方向)に対して面方向が鋭角状に傾斜している。
連通室77には、粗塵捕集室76を通過した塵埃、すなわち比較的小さい塵埃である微細塵D2を捕集するためのフィルタ部91がカップ排気口83に後部から着脱可能となっている。また、連通室77の下部には、区画壁75の下端側とカップ本体部71のカップ排気口83の下部に形成された通路形成壁部としての後部壁92との間に、連通開口部82に連通する連通路93が上下方向に沿って区画されている。この連通路93は、横長に形成されており、区画壁75の下端側と後部壁92との間に亘って連続的に形成されたリブ状の複数の分割壁部94(1つのみ図示)により、左右幅方向に複数に分割されている。
フィルタ部91は、プリーツ状に形成された第2分離部としてのフィルタ部本体、すなわちサブフィルタであるプリーツフィルタ95と、このプリーツフィルタ95を保持する枠部としてのフィルタ保持枠96とを備えている。
プリーツフィルタ95は、例えば表面集塵フィルタであり、上下方向に沿って形成された山部と谷部とが左右幅方向に交互に連続して形成されている。また、このプリーツフィルタ95は、左右幅方向の全体が連通路93全体の左右幅寸法以下に設定され、フィルタ部91を連通室77に取り付けた状態で下端側が連通路93の上方に臨んで位置している。
フィルタ保持枠96は、カップ排気口83の形状に沿った外形を有し、プリーツフィルタ95の周囲を保持している。すなわち、このフィルタ保持枠96は、プリーツフィルタ95の後部である下流側が露出するフィルタ開口101が中心域に開口形成された枠状となっている。また、このフィルタ保持枠96のフィルタ開口101の下部には、プリーツフィルタ95の下部に臨む塵埃ガイド部としての傾斜面部102が形成されている。さらに、フィルタ保持枠96の外周部には、カップ排気口83との隙間を閉塞するための環状のシール部材103が取り付けられている。
傾斜面部102は、プリーツフィルタ95の後側から前側へと下方に向けて傾斜して形成されており、フィルタ部91を連通室77に取り付けた状態で、連通路93の上部に連続するように形成されている。
廃棄開口部81と連通開口部82との下部には、蓋体84を閉じた状態で粗塵捕集室76および連通室77を気密に閉塞するためのシール部材105が取り付けられている。
一方、蓋体84は、蓋体本体107と、この蓋体本体107の前部から突出した軸支部108とを備えており、カップ本体部71に対して、係脱部としてのクランプ部109によって後部側が係脱可能となっている。
蓋体本体107は、平板状の閉塞部111と、この閉塞部111の下部から周囲に亘って形成された蓋外郭部112とを備え、閉塞部111と蓋外郭部112との間に、塵埃収容部としての第2集塵室(粉体集塵部)である微細塵捕集室113が区画されている。したがって、この蓋体本体107は、二重底状となっている。
閉塞部111は、粗塵捕集室76の下部の形状に対応した形状に形成され、蓋体84を閉じた状態で粗塵捕集室76の下部を閉塞してこの粗塵捕集室76と微細塵捕集室113とを隔離している。
蓋外郭部112は、カップ本体部71の下部全体の形状に対応した座部としての平面枠状の受面部115と、この受面部115の左右両側間に亘って形成された区画枠部としての横枠部116と、受面部115の後側の位置に連続するガイド面部としての下部側面部117と、この下部側面部117に連続するガイド平面部としての平面部118と、この平面部118に連続するガイド斜面部としての斜面部119と、この斜面部119と下部側面部117との間に連続する傾斜側面部120と、受面部115の外縁部から立ち上がる外枠部としての外側面部121とを有している。
受面部115は、蓋体84を閉じた状態でカップ本体部71の下部のシール部材105が圧接される部分であり、横枠部116よりも前側の前側受面部115aと、横枠部116よりも後側の後側受面部115bとが連続的に形成されている。
横枠部116は、蓋体84を閉じた状態で区画壁75の下部のシール部材105が圧接される平坦状の部分であり、受面部115の後側寄りの位置に左右幅方向に沿って直線状に形成され、この受面部115と略面一となっている。したがって、この横枠部116と受面部115の前側受面部115aとの間には、閉塞部111が取り付けられてこの閉塞部111により閉塞される被閉塞口部123が形成されているとともに、この横枠部116と受面部115の後側受面部115bとの間には、微細塵捕集室113に連通する排出口124が形成されている。すなわち、この排出口124は、蓋体84の軸支部108側である前側と反対側、すなわち後側に位置している。
ここで、排出口124は、フィルタ部91のプリーツフィルタ95から除塵手段126により除去された塵埃である粉体などの微細塵D2を微細塵捕集室113へと運ぶとともに、この微細塵捕集室113に捕集された微細塵D2を、蓋体84を開いた状態で排出するための横長状の開口であり、蓋体84を閉じた状態で、連通開口部82および連通路93と連通する。
除塵手段126は、掃除機本体13の本体集塵室35(図3)の隔壁側に例えば上下2箇所に離間されて配置されており、集塵カップ36をこの本体集塵室35に装着した状態でプリーツフィルタ95の山谷部に先端側が嵌合する除塵体126aを備え、図示しないモータなどによりこの除塵体126aがプリーツフィルタ95の山谷部を順次乗り越えながら左右に移動するように駆動されることで、プリーツフィルタ95を弾いて振動を与え、このプリーツフィルタ95に捕集した微細塵D2を除去するものである。
なお、除塵手段126は、任意のタイミングで動作させることが可能であるが、例えば掃除の開始時である電動送風機27の起動時、あるいは掃除の終了時である電動送風機27の停止時などに動作させることが好ましい。
下部側面部117は、微細塵捕集室113の排出口124側の深さを設定するとともに、除塵手段126によりプリーツフィルタ95から除去されて落下した微細塵D2を平面部118上へと導くもので、排出口124の内縁となる受面部115の後側受面部115bの内縁側に連続して形成され、蓋体84を閉じた状態でカップ本体部71側の連通路93と略面一に連続するように上下方向に沿って形成されている。
平面部118は、下部側面部117の下端部に連続して水平状、すなわち閉塞部111と略平行となるように形成され、横枠部116よりも前方、すなわち軸支部108側へと延設されている。また、この平面部118上には、閉塞部111との間に、補強用(支持用)のリブ部128が前後方向に沿って形成されている。
斜面部119は、平面部118の前端部から、前方に向けて下方へと傾斜するように連続して形成されている。したがって、微細塵捕集室113は、この斜面部119に対応する位置において、排出口124側から前方(軸支部108側)へと深さが徐々に大きくなるように形成されている。また、この斜面部119は、集塵カップ36を掃除機本体13の本体集塵室35に装着した状態で、振動体131に接触している。
振動体131は、掃除機本体13の本体集塵室35(図3)の底部に配置されており、集塵カップ36をこの本体集塵室35に装着した状態で斜面部119の下面に接触し、蓋体84全体に微細な振動を与えることで、排出口124から微細塵捕集室113内へと落下した微細塵D2を、斜面部119の傾斜に沿って排出口124から離間される方向である前方、すなわち微細塵捕集室113の奥側(軸支部108側)へと移動させるものである。なお、この振動体131の振動は、微細塵捕集室113に捕集された微細塵D2を舞い上がらせない程度の振動とする。また、この振動体131は、任意のタイミングで動作させることが可能であるが、例えば除塵手段126を動作させた後に所定時間動作させることが好ましい。
傾斜側面部120は、下部側面部117の前部および斜面部119の前側全体の周囲から受面部115の前側受面部115aの内縁部に亘って連続して傾斜状に形成されている。
この結果、微細塵捕集室113は、蓋体84を閉じた状態で、粗塵捕集室76の下方に延設されている。
軸支部108は、蓋体本体107の外側面部121の前側で、かつ、左右幅方向の略中心域に連続して前方へと突出し、カップ本体部71の前部下側寄りに突出して左右方向に沿って形成された回動軸134の両端部を保持する保持板135が両側部(一方のみ図示)から上方に突出して形成されている。
回動軸134は、蓋体84をカップ本体部71に対して回動させて開く際の軸となる部分である。したがって、蓋体84は、開く際に、図2に示すように排出口124側である後側が下方に位置するように回動する。
クランプ部109は、後部壁92の後部に回動可能に取り付けられており、左右幅方向に沿って回転軸136を有しているとともに、この回転軸136の両端間の略中心部の下部に、作業者が蓋体84を開閉操作するためのつまみ部137が一体に形成されている。
回転軸136は、図示しない付勢手段であるトーションばねによってつまみ部137を前方へと回動させる方向に付勢されている。
つまみ部137は、蓋体本体107の受面部115の後側受面部115bの下側に形成された段差状の被係止部138に形成される係止部である爪部139が前側に突出して形成されているとともに、先端側が後方へと傾斜している。
次に、上記一実施の形態の動作を説明する。
掃除の際には、まず、作業者は、掃除機本体13の本体蓋43を開き、本体集塵室35に集塵カップ36を取り付け、本体蓋43を閉じる。このとき、作業者は上側の本体吸込口66に、接続管部15を介してホース体16を連通接続し、このホース体16の先端側に、延長管18および床ブラシ19を順次連通接続する。
さらに、作業者が、掃除機本体13から電源コード31を引き出して図示しないコンセントに接続し、把持部21を把持して所定の設定ボタン22を操作すると、この設定ボタン22により設定された動作モードに応じて電動送風機27が駆動される。
次いで、作業者は、把持部21を把持して床面上で床ブラシ19を前後に走行させることで、電動送風機27による負圧によって、床ブラシ19の先端側から塵埃を空気とともに吸い込む。
床ブラシ19から塵埃とともに吸い込まれた空気は吸込風となり、延長管18およびホース体16(接続管部15)を介して、塵埃を本体吸込口66から集塵カップ36へと運ぶ。
この集塵カップ36においては、本体吸込口66から吸気口73へと吸い込まれた吸込風が略直線状に粗塵捕集室76へと吸い込まれてメインフィルタ89の上流側に鋭角状に吹き付けられる。そして、メインフィルタ89を通過できない粗塵D1は、メインフィルタ89に捕集され、あるいは粗塵捕集室76内に溜められる。なお、メインフィルタ89に捕集されて付着した粗塵D1は、吸気口73から吹き付けられた吸込風により弾き飛ばされる。
このメインフィルタ89を通過した吸込風は、プリーツフィルタ95を通過する際に、メインフィルタ89により捕集しなかった微細塵D2が捕集される。
この後、吸込風は、電動送風機27へと吸い込まれ、この電動送風機27を通過して排気風となり、本体ケース25の排気口55から掃除機本体13の外部へと廃棄される。
掃除が終了し、電気掃除機11を収納する際には、電動送風機27を停止させる。この状態で、除塵手段126の除塵体126aが左右に所定時間往復動し、プリーツフィルタ95に捕集した微細塵D2を落下除去する。
この落下除去された微細塵D2は、フィルタ保持枠96の傾斜面部102により連通路93へと導かれ、この連通路93に沿って落下し、連通開口部82から排出口124を介して蓋体84の平面部118上および斜面部119上などに溜まる。
この後、振動体131が所定時間動作することで、平面部118および斜面部119上に溜まった微細塵D2が、この斜面部119の傾斜に沿って排出口124から離間される方向である前方へと移動し、微細塵捕集室113の奥側に溜まる。このように微細塵捕集室113の排出口124から離間された奥側に微細塵D2が溜まっているので、電動送風機27を駆動させた状態でも負圧によって排出口124から連通室77側へと微細塵捕集室113内の微細塵D2が吸い出されることがない。
また、集塵カップ36に捕集した塵埃が所定量以上溜まった場合には、作業者は掃除機本体13の本体蓋43を開き、集塵カップ36を本体集塵室35から取り外し、ごみ箱などの上方でつまみ部137をトーションばねの付勢に抗して後方へと回動させることで、爪部139が被係止部138から外れ、図2に示すように、回動軸134を中心として蓋体84が開き、粗塵捕集室76に捕集された粗塵D1は、廃棄開口部81から落下廃棄され、微細塵捕集室113に捕集された微細塵D2は、蓋体84の回動により上下方向に沿う逆テーパ状となった斜面部119および平面部118に沿って落下して排出口124から廃棄される。
この後、作業者は開いたときと逆の動作で蓋体84を閉じ、掃除機本体13の本体集塵室35に集塵カップ36を再度取り付けて本体蓋43を閉じる。
上述したように、上記一実施の形態では、微細塵捕集室113を粗塵捕集室76と隔離するとともに、微細塵捕集室113を粗塵捕集室76の下方に位置させる、すなわち微細塵捕集室113を蓋体84の投影全体を断面とするように形成する構成とした。
このため、微細塵捕集室を粗塵捕集室の後部下側の領域などに形成する従来の場合と比較して、微細塵捕集室113の容積を拡げることができ、多量の微細塵D2がプリーツフィルタ95から除去されても微細塵捕集室113が満杯になりにくいとともに、微細塵捕集室113が前後に長手状に形成されるので、排出口124の蓋部などを設けることなく、微細塵捕集室113に捕集した微細塵D2が、電動送風機27の駆動による負圧によってプリーツフィルタ95側へと吸い出されるように移動することを抑制でき、微細塵D2がプリーツフィルタ95に再付着することを抑制できる。
また、微細塵捕集室を粗塵捕集室の後部下側の領域などに形成する従来の場合では、この微細塵捕集室が満杯になると、蓋体が回動しにくくなるのに対して、本実施の形態では、微細塵捕集室113が満杯になりにくいので、蓋体84が回動しにくくなることもない。
さらに、微細塵捕集室113は、粗塵捕集室76と隔離されているので、電動送風機27の起動時などに、微細塵捕集室113内の微細塵D2が瞬間的に粗塵捕集室76へと吸い込まれることがなく、微細塵D2が他の塵埃に入り込んでメインフィルタ89を目詰まりさせることもないので、電動送風機27による吸込力がこのような微細塵D2によるメインフィルタ89の目詰まりなどによって低下することもない。
そして、蓋体84が回動によって粗塵捕集室76の下部を開閉するものであり、その回動軸134と反対側に微細塵捕集室113の排出口124を形成することにより、排出口124の周囲の構造を簡略化でき、スペースを確保しやすくなるとともに、蓋体84を開いた際に、排出口124側が大きく回動するので、排出口124から多量の微細塵D2を排出しやすくなる。
そして、微細塵捕集室113を、斜面部119によって蓋体84の回動軸134側へと徐々に深くなるように形成することにより、プリーツフィルタ95から除塵手段126によって除去された微細塵D2が斜面部119によって排出口124から離間される方向へと導かれるので、排出口124が詰まりにくくなるとともに、微細塵D2を、微細塵捕集室113の深い位置に収容できるので、電動送風機27の起動時などに、微細塵捕集室113内の微細塵D2が、排出口124から連通室77(プリーツフィルタ95側)へと、より吸い出されにくくなる。
しかも、蓋体84が開いた状態では、斜面部119が排出口124へと微細塵D2を落下させるように傾斜する、いわゆる逆テーパ状態となるため、微細塵捕集室113内に捕集した微細塵D2を、排出口124から容易に排出できる。
また、蓋体84を振動させて排出口124から微細塵捕集室113に収容した微細塵D2を蓋体84の回動軸134側へと移動させる振動体131を設けることにより、微細塵D2が排出口124に、より詰まりにくくなる。
さらに、振動体131は、除塵手段126によってプリーツフィルタ95に捕集した微細塵D2を除去した後に所定時間動作することにより、微細塵D2を効率よく微細塵捕集室113に溜めることができる。
そして、プリーツフィルタ95の下方と排出口124との間に、上下方向に沿う連通路93を形成することにより、除塵手段126によってプリーツフィルタ95から除去され微細塵捕集室113に捕集された微細塵D2がプリーツフィルタ95に対して、より離間されるので、電動送風機27の起動時などに、微細塵捕集室113に捕集された微細塵D2が連通室77へと、より吸い出されにくくなる。
また、プリーツフィルタ95の垂直下方に排出口124を配置しているので、除塵手段126によりプリーツフィルタ95から除去された微細塵D2が、微細塵捕集室113に、より捕集しやすくなる。
さらに、微細塵捕集室113を蓋体84に形成することにより、カップ本体部71側には何ら設計変更を施すことなく、微細塵捕集室113を容易に形成できるとともに、カップ本体部71の内部に構造物が形成されていないため、例えばメインフィルタ89などの掃除やメンテナンスも容易となる。
なお、上記一実施の形態において、第1分離部は、例えば遠心分離部、あるいは慣性(直進)分離部など、フィルタ以外の構成としてもよい。同様に、第1分離部を例えば紙パックなどの集塵袋とし、集塵カップ36に取り付ける構成としてもよい。
また、蓋体84は、回動により廃棄開口部81を開閉するものだけでなく、例えば摺動によって廃棄開口部81を開閉するものなどでも、同様に対応できる。
さらに、排出口124は、プリーツフィルタ95(第2分離部)から除塵手段126により落下除去した微細塵D2を確実に捕集できる位置であれば、任意の位置に形成することが可能である。
そして、除塵手段126は、上記構成に限定されるものではない。
また、プリーツフィルタ95から除去した微細塵D2を確実に微細塵捕集室113内へと捕集できれば、振動体131を設けずに構成を簡略化してもよい。
さらに、微細塵捕集室113は、少なくとも一部が粗塵捕集室76の下方に位置していれば、同様の作用効果を奏することができる。
そして、電気掃除機11としては、キャニスタ型に限らず、アップライト型、ハンディ型、あるいは自律走行型のものなどでも対応して用いることができる。
本発明の一実施の形態の電気掃除機の要部を前方から示す斜視断面図である。 同上電気掃除機の蓋体を開いた状態を後方から示す斜視断面図である。 同上電気掃除機を示す斜視図である。
符号の説明
11 電気掃除機
76 集塵室としての粗塵捕集室
84 蓋体
89 第1分離部としてのメインフィルタ
95 第2分離部としてのプリーツフィルタ
113 塵埃収容部としての微細塵捕集室
124 排出口
126 除塵手段
131 振動体
134 回動軸

Claims (5)

  1. 第1分離部を備えた集塵室と、
    前記第1分離部を通過した塵埃の少なくとも一部を捕集する第2分離部と、
    この第2分離部に捕集した塵埃を除去する除塵手段と、
    前記集塵室の下部を開閉可能な蓋体と、
    この蓋体に前記集塵室と隔離されて設けられ、少なくとも一部が前記集塵室の下方に位置し、前記除塵手段により前記第2分離部から除去した塵埃を収容する塵埃収容部と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 蓋体は、回動により集塵室の下部を開閉可能であり、
    塵埃収容部は、前記蓋体の回動軸側と反対側に排出口を備えている
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 塵埃収容部は、少なくとも一部の深さが蓋体の回動軸側へと大きくなるように形成されている
    ことを特徴とした請求項2記載の電気掃除機。
  4. 蓋体を振動させることで排出口から塵埃収容部に収容した塵埃を蓋体の回動軸側へと移動させる振動体を具備した
    ことを特徴とした請求項3記載の電気掃除機。
  5. 振動体は、除塵手段により第2分離部に捕集した塵埃を除去した後に所定時間動作する
    ことを特徴とした請求項4記載の電気掃除機。
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