JP2010022531A - 遊技機 - Google Patents

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Yasuyuki Sato
泰之 佐藤
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Abstract

【課題】遊技者の遊技への介入度を向上させることができるようにする。
【解決手段】スタートレバー110などが遊技者から受け付けた操作に応じて、メカリール120L,120C,120Rが、遊技に用いられる複数のリールとして選択されたり、ビデオリール140L,140Rが、遊技に用いられる複数のリールとして選択されたりされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチスロ等の遊技機に関する。
従来から、
(1)複数の図柄がそれぞれの表面に配された複数のリールと、
(2)遊技メダルやコイン等(以下、メダル等)が投入され、遊技者によりスタートレバーが操作されたことを検出し、複数のリールの回転の開始を要求するスタートスイッチと、
(3)複数のリールのそれぞれに対応して設けられたストップボタンが遊技者により押されたことを検出し、該当するリールの回転の停止を要求する信号を出力するストップスイッチと、
(4)複数のリールのそれぞれに対応して設けられ、それぞれの駆動力を各リールに伝達するステッピングモータと、スタートスイッチ及びストップスイッチにより出力された信号に基づいて、ステッピングモータの動作を制御し、各リールの回転及びその停止を行うリール制御部と、を備え、
(5)スタートレバーが操作されたことを検出すると、乱数値に基づいて抽籤を行い、この抽籤の結果(以下、「内部当籤役」という)とストップボタンが操作されたことを検出したタイミングとに基づいてリールの回転の停止を行う、パチスロと呼ばれる遊技機が知られている。
このような遊技機においては、複数の図柄を機械的に変動表示可能なメカリールと、複数の図柄画像を映像的に変動表示可能なビデオリールとを用いて遊技を行うものが提供されている。
特許文献1には、液晶ディスプレイに設けられた複数の可変表示部の各々を透視可能状態、又は、透視不可状態にして、透視可能状態の可変表示部においては、液晶ディスプレイの背後に設けられたメカリールに停止表示される図柄を用いるとともに、透視不可状態の可変表示部においては、液晶ディスプレイに表示されたビデオリールに停止表示される図柄画像を用いて遊技を行う遊技機が開示されている。
特開2007−68903号公報
ところで、メカリールとビデオリールとを併用する遊技機においては、遊技者の興趣を向上させるために、遊技者の遊技への介入度を向上させることが好ましい。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技者の遊技への介入度を向上させることが可能な遊技機を提供することにある。
本発明は、以下のような遊技機を提供する。
本発明の遊技機は、
複数の図柄を機械的に変動表示可能な図柄表示手段と、
画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段に前記画像として表示され、複数の図柄画像を映像的に変動表示可能な図柄画像表示手段と、
前記図柄画像表示手段に係る画像データを複数記憶する記憶手段と、
外部からの操作を受け付ける操作手段と、
前記操作手段が受け付けた操作に応じて、前記図柄表示手段において前記図柄を変動表示させる図柄表示制御手段と、
前記操作手段が受け付けた操作に応じて、対応する前記図柄画像表示手段を前記画像表示手段に表示させ、前記図柄画像表示手段において前記図柄画像を変動表示させる画像表示制御手段と、
前記図柄表示手段に停止表示される図柄及び/又は前記図柄画像表示手段に停止表示される図柄画像による図柄の組合せを内部当籤役として決定する内部当籤役決定手段と、
所定のタイミングで、前記図柄の変動表示を停止させる図柄停止制御手段と、
前記所定のタイミングで、前記図柄画像の変動表示を停止させる図柄画像停止制御手段と、
前記図柄の変動表示を停止させた結果及び/又は前記図柄画像の変動表示を停止させた結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
を有する。
この遊技機によれば、操作手段が受け付けた操作に応じて、図柄表示手段において図柄が変動表示されたり、図柄画像表示手段において図柄画像が変動表示されたりされるから、遊技者は、操作手段を操作することによって、図柄表示手段を用いて遊技を行うか、図柄画像表示手段を用いて遊技を行うかを選択することができる。また、操作手段が受け付けた操作に対応する図柄画像表示手段が画像表示手段に表示されるから、遊技者は、操作手段を操作することによって、遊技に用いる図柄画像表示手段を選択することができる。これにより、遊技者は、操作手段の操作によって、提供される遊技を自分の好みに合わせることができるから、遊技者の興趣が向上する。そして、遊技者は、自分の好みに合った遊技の提供を受けようとして、積極的に選択を行うようになるから、遊技者の遊技への介入度を向上させることができる。
また、本発明の遊技機は、前記構成に加えて、
前記操作手段は、所定の条件が成立した場合に、外部からの操作を受け付ける。
この遊技機によれば、所定の条件が成立した場合に、遊技者は、操作手段の操作によって、提供される遊技を自分の好みに合わせることができるようになる。例えば、ベーシックゲームからボーナスゲームに移行した場合に、操作手段への操作が受け付けられることによって、遊技者は、他の遊技者に対して優越感を抱くことができて、積極的に選択を行うようになる。
さらに、本発明の遊技機は、前記構成に加えて、
前記画像表示制御手段は、前記所定の停止態様が特定の停止態様である場合に、前記画像表示手段に表示させる前記図柄画像表示手段の数を増加させる。
この遊技機によれば、図柄の変動表示を停止させた結果及び/又は図柄画像の変動表示を停止させた結果が特定の停止態様である場合に、画像表示手段に表示される図柄画像表示手段の数が増加される。例えば、特定の内部当籤役が成立した場合に、図柄画像表示手段の数が増加されることによって、遊技が多様化されるから、遊技者の興趣を更に向上させることができる。
さらにまた、本発明の遊技機は、前記構成に加えて、
前記図柄表示手段は、前記画像表示手段の背後に設けられており、
前記画像表示制御手段は、前記画像表示手段を介して前記図柄表示手段を視認可能な透過状態と、前記画像表示手段を介して前記図柄表示手段を視認不能な非透過状態とに、前記画像表示手段の少なくとも一部を切り換える。
この遊技機によれば、画像表示手段を介して図柄表示手段を視認可能な透過状態と、画像表示手段を介して図柄表示手段を視認不能な非透過状態とに、画像表示手段の少なくとも一部が切り換えられる。これにより、画像表示手段における図柄表示手段の前方の位置を非透過状態にした場合には、この位置に図柄画像表示手段を表示させることができるようになるから、図柄表示手段と図柄画像表示手段とを別々の位置に配置する必要がなくなり、限られた遊技領域を有効活用することができる。
本発明の遊技機によれば、遊技者は、操作手段の操作によって、提供される遊技を自分の好みに合わせることができるから、遊技者の遊技への介入度を向上させることができる。
以下に、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
[パチスロ10の機能フロー]
本発明の遊技機に係る実施の形態について、以下図面を参照しながら説明する。はじめに、図1を参照して、本実施の形態における遊技機10(以下、パチスロ10と称する。)の機能フローについて説明する。
遊技者によりメダル(遊技価値)が投入され、スタートレバー110が操作されると、予め定められた数値の範囲(例えば、0〜65535)の乱数から1つの値(以下、乱数値)が抽出される。
内部抽籤手段は、抽出された乱数値に基づいて抽籤を行い、内部当籤役を決定する。内部当籤役の決定により、後述の入賞判定ライン126aに沿って表示を行うことを許可する図柄の組合せが決定される。尚、図柄の組合せの種別としては、メダルの払い出し、再遊技の作動、ボーナスの作動等といった特典が遊技者に与えられる「入賞」に係るものと、それ以外のいわゆる「ハズレ」に係るものとが設けられている。
単位遊技進行制御手段は、操作手段が受け付けた操作に応じて、遊技に用いる複数のリールを設定する。リールとしては、複数の図柄を機械的に変動表示可能なメカリール120L,120C,120Rと、複数の図柄画像を映像的に変動表示可能なビデオリール140L,140Rとが存在する。以下、単にリールという場合には、メカリールとビデオリールの両方が含まれているものとする。また、単に図柄という場合には、メカリールの図柄とビデオリールの図柄画像の両方が含まれているものとする。ビデオリール140L,140Rは、後述する液晶表示装置210に表示されるものであっても、他の表示装置に表示されるものであってもよい。
本実施の形態では、3つのメカリール120L,120C,120Rによる組み合わせと、1つのメカリール120Cと2つのビデオリール140L,140Rとによる組み合わせとのどちらかが、遊技に用いる複数のリールとして設定される。また、1つのメカリール120Cと2つのビデオリール140L,140Rとによる組み合わせが、遊技に用いる複数のリールとして設定された場合には、操作手段が受け付けた操作に応じて、2種類のビデオリール140L,140Rのどちらかが、遊技に用いるビデオリールとして設定される。なお、3つのビデオリールによる組み合わせが、遊技に用いる複数のリールとして設定される構成であってもよい。また、リールの数は「3」に限定されず、ビデオリールの種類は2種類に限定されない。
また、単位遊技進行制御手段は、ボーナスが成立した場合に、ボーナスの作動開始前に、遊技者による操作手段への操作を受け付けさせる。即ち、ボーナスが成立するまでは、3つのメカリール120L,120C,120Rを用いた遊技が行われ、ボーナスが成立した場合に、ボーナス中のビデオリールの使用を選択することができるようにされている。
また、単位遊技進行制御手段は、ビデオリール140L,140Rを用いた遊技がボーナス中に行われており、且つ、ボーナス中に特定役が成立した場合に、ビデオリールの数を増加させる。これにより、入賞の機会が増加されるなどされて、遊技が多様化される。
また、2つのメカリール120L,120Rは、ビデオリール140L,140Rを表示する表示装置の背後に設けられている。そして、表示装置における、2つのメカリール120L,120Rの前方に位置する箇所(該当箇所という)が透過状態にされた場合には、表示装置の該当箇所にビデオリール140L,140Rは表示されず、遊技者は表示装置の該当箇所を介して2つのメカリール120L,120Rを視認することができるようにされている。一方、表示装置の該当箇所が非透過状態にされた場合には、表示装置の該当箇所にビデオリール140L,140Rが表示されて、遊技者は表示装置の該当箇所を介して2つのメカリール120L,120Rを視認することができないようにされている。
続いて、単位遊技進行制御手段により設定された複数のリールの回転が行われた後で、遊技者によりストップボタン112L,112C,112Rが押されると、単位遊技進行制御手段は、内部当籤役とストップボタン112L,112C,112Rが押されたタイミングとに基づいて、メカリール停止制御手段及び/又はビデオリール停止制御手段に対して該当するリールの回転を停止するための制御を行う。
ここで、パチスロ10では、基本的に、ストップボタン112L,112C,112Rが押されたときから規定時間(190msec)内に、該当するリールの回転を停止する制御が行われる。本実施の形態では、上記規定時間内でのリールの回転に伴って移動する図柄の数を「滑り駒数」と呼び、その最大数を図柄4個分に定める。
メカリール停止制御手段は、単位遊技進行制御手段による制御に応じて、入賞に係る図柄の組合せの表示を許可する内部当籤役が決定されているときでは、上記規定時間を利用して、その図柄の組合せが入賞判定ライン126aに沿って極力表示されるようにメカリール120L,120C,120Rの回転を停止する。その一方で、内部当籤役によってその表示が許可されていない図柄の組合せについては、上記規定時間を利用して、入賞判定ライン126aに沿って表示されることがないようにメカリール120L,120C,120Rの回転を停止する。
ビデオリール停止制御手段は、単位遊技進行制御手段による制御に応じて、入賞に係る図柄(図柄画像を含む)の組合せの表示を許可する内部当籤役が決定されているときでは、上記規定時間を利用して、その図柄の組合せが入賞判定ライン126aに沿って極力表示されるようにビデオリール140L,140Rの回転を停止する。その一方で、内部当籤役によってその表示が許可されていない図柄の組合せについては、上記規定時間を利用して、入賞判定ライン126aに沿って表示されることがないようにビデオリール140L,140Rの回転を停止する。ビデオリールの数が増加されている場合も同様である。
こうして、複数のリールの回転がすべて停止されると、入賞判定手段は、入賞判定ライン126aに沿って表示された図柄の組合せが、入賞に係るものであるか否かの判定を行う。入賞に係るものであるとの判定が行われると、メダルの払い出し等の特典が遊技者に与えられる。以上のような一連の流れがパチスロ10における1回の遊技として行われる。
このように、遊技者は、操作手段を操作することによって、メカリール120L,120C,120Rを用いて遊技を行うか、ビデオリール140L,140Rを用いて遊技を行うかを選択することができる。また、遊技者は、操作手段を操作することによって、遊技に用いるビデオリール140L,140Rを選択することができる。これにより、遊技者は、操作手段の操作によって、提供される遊技を自分の好みに合わせることができるから、遊技者の興趣が向上する。そして、遊技者は、自分の好みに合った遊技の提供を受けようとして、積極的に選択を行うようになるから、遊技者の遊技への介入度を向上させることができる。
また、ボーナスが成立した場合に、遊技者は、操作手段の操作によって、提供される遊技を自分の好みに合わせることができるようになる。これにより、遊技者は、ボーナスが成立して選択が可能となったことについて、他の遊技者に対して優越感を抱くことができて、積極的に選択を行うようになる。
また、ビデオリール140L,140Rを用いた遊技がボーナス中に行われており、且つ、ボーナス中に特定役が成立した場合に、ビデオリールの数が増加されることによって、遊技が多様化されるから、遊技者の興趣を更に向上させることができる。
また、表示装置を介してメカリール120L,120Rを視認可能な透過状態と、表示装置を介してメカリール120L,120Rを視認不能な非透過状態とに、表示装置の該当箇所が切り換えられ、非透過状態にされた該当箇所にビデオリール140L,140Rが表示されるから、メカリール120L,120Rとビデオリール140L,140Rとを別々の位置に配置する必要がなくなり、限られた遊技領域を有効活用することができる。
また、パチスロ10では、前述した一連の流れの中で、液晶表示装置210により行う映像の表示、各種ランプ212により行う光の出力、スピーカ214により行う音の出力、或いはこれらの組合せを利用して様々な演出が行われる。
遊技者によりスタートレバー110が操作されると、前述の内部当籤役の決定に用いられた乱数値とは別に、演出用の乱数値(以下、演出用乱数値)が抽出される。演出用乱数値が抽出されると、演出内容決定手段は、内部当籤役に対応づけられた複数種類の演出内容の中から今回実行するものを抽籤により決定する。
演出内容が決定されると、演出実行手段は、リールの回転が開始されるとき、各リールの回転がそれぞれ停止されるとき、入賞の有無の判定が行われたとき等の各契機に連動させて演出の実行を進める。このように、パチスロ10では、内部当籤役に対応づけられた演出内容を実行することによって、決定された内部当籤役(言い換えると、狙うべき図柄の組合せ)を知る或いは予想する機会が遊技者に提供され、遊技者の興味の向上が図られる。
[パチスロ10の構造]
パチスロ10の機能フローについての説明は以上である。次に、図2及び図3を参照して、本実施の形態におけるパチスロ10の構造について説明する。
<パチスロ10の外部構造>
図2は、本実施の形態におけるパチスロ10の外部構造を示す。
(メカリール120L,120C,120Rと表示窓122L,122C,122R)
パチスロ10は、メカリール120L,120C,120Rや主制御回路150や副制御回路250等を収容するキャビネット20と、キャビネット20に対して開閉可能に取り付けられるフロントドア30とを備える。キャビネット20の内部には、図柄表示手段としての3つのメカリール120L,120C,120Rが横並びに設けられている。各メカリール120L,120C,120Rは、円筒状のフレームの周面に、複数の図柄(例えば8個)が回転方向に沿って連続的に配された帯状のシートを貼り付けて構成されている。
フロントドア30の中央には、画像表示手段としての液晶表示装置210が設けられている。液晶表示装置210は、図柄表示領域122L,122C,122Rを含む表示画面124を備え、正面から見て3つのメカリール120L,120C,120Rに重畳する手前側に位置するように設けられている。図柄表示領域122L,122C,122Rは、3つのメカリール120L,120C,120Rのそれぞれに対応して設けられており、その背後に設けられたメカリール120L,120C,120Rを透過することが可能な構成を備えている。
つまり、図柄表示領域122L,122C,122Rは、表示窓としての機能を果たすものであり、各図柄表示領域122L,122C,122Rが後述する透過状態にされている場合には、その背後に設けられたメカリール120L,120C,120Rの回転及びその停止の動作が遊技者側から視認可能となる。また、本実施の形態では、図柄表示領域122L,122C,122Rを含めた表示画面124の全体を使って、映像の表示が行われ、演出が実行される。
透過状態にされた図柄表示領域122L,122C,122R(以下、表示窓122L,122C,122Rと称する。)は、その背後に設けられたメカリール120L,120C,120Rの回転が停止されたとき、メカリール120L,120C,120Rの表面に配された複数種類の図柄のうち、その枠内における上段、中段及び下段の各領域にそれぞれ1個の図柄(合計で3個)を表示する。また、各表示窓122L,122C,122Rが有する上段、中段及び下段からなる3つの領域のうち中段をそれぞれ組合せてなる擬似的なラインを、入賞か否かの判定を行う対象となるライン126a(入賞判定ライン126a)として定義する。
本実施の形態では、各表示窓122L,122C,122Rの中段を組合せてなるセンターライン126aを入賞判定ライン126aとして設けている。
また、本実施の形態では、液晶表示装置210の表示画面124における表示窓122L,122C,122Rの各々は、液晶表示装置210を介してメカリール120L,120C,120Rを視認可能な透過状態と、液晶表示装置210を介してメカリール120L,120C,120Rを視認不能な非透過状態とに切り替えられる。非透過状態においては、表示画面124の全体を使った映像の表示が行われたり、ビデオリール140L,140Rが表示されたりする。
図柄画像表示手段としてのビデオリール140L,140Rの各々は、複数(例えば8個)の図柄画像が周方向に沿って連続的に配された円盤として表示される。このように、ビデオリール140L,140Rは、メカリールを模したものではなく、円盤状をしているから、メカリールを見慣れている遊技者に対して斬新な感じを与えることができて、遊技者の興趣を向上させることができる。
そして、メカリール120L,120Rとビデオリール140L,140Rとは、後述するように、遊技者の操作によって選択されるようにされている。遊技者の操作によって、メカリール120L,120Rが選択された場合には、3つの表示窓122L,122C,122Rが透過状態にされ、3つのメカリール120L,120C,120Rを用いた遊技が行われることとなる。一方、遊技者の操作によって、ビデオリール140L,140Rが選択された場合には、表示窓122Lおよび表示窓122Rが非透過状態にされ、2つのビデオリール140L,140Rが表示画面124に表示されることによって、1つのメカリール120Cと、2つのビデオリール140L,140Rとを用いた遊技が行われることとなる。
このように、液晶表示装置210を介してメカリール120L,120Rを視認可能な透過状態と、液晶表示装置210を介してメカリール120L,120Rを視認不能な非透過状態とに、各表示窓122L,122C,122Rが切り換えられ、非透過状態にされた表示窓122L,122Rにビデオリール140L,140Rが表示されるから、メカリール120L,120Rとビデオリール140L,140Rとを別々の位置に配置する必要がなくなり、限られた遊技領域を有効活用することができる。
(操作装置)
フロントドア30には、遊技者による操作の対象となる各種装置が設けられている。メダル投入口40は、遊技者によって外部から投下されるメダルを受け入れるために設けられる。メダル投入口40に受け入れられたメダルは、所定枚数(例えば3枚)を上限として1回の遊技に投入されることとなり、所定枚数を超えた分はパチスロ10内部に預けることが可能となる(いわゆるクレジット機能)。
ベットボタン132は、パチスロ10内部に預けられているメダルから1回の遊技に投入する枚数を決定するために設けられる。精算ボタン134は、パチスロ10内部に預けられているメダルを外部に引き出すために設けられる。
スタートレバー110は、全てのリール(メカリールとビデオリールの両方を含む。)の回転を開始するために設けられる。ストップボタン112L,112C,112Rは、3つのリールのそれぞれに対応づけられ、対応するリールの回転を停止するために設けられる。なお、ストップボタン112L,112C,112Rが設けられておらず、各リールは、その回転から一定の時間が経過した後に、自動で停止される構成にされていてもよい。
(その他装置)
7セグ表示器114は、7セグメントLEDからなり、今回の遊技に投入されたメダルの枚数(以下、投入枚数)、特典として遊技者に対して払い出すメダルの枚数(以下、払出枚数)、パチスロ10内部に預けられているメダルの枚数(以下、クレジット枚数)等の情報を遊技者に対してデジタル表示する。
ランプ(LED等)212は、演出内容に応じた点消灯のパターンにて光を出力する。スピーカ214は、演出内容に応じた効果音や楽曲等の音を出力する。メダル払出口42は、後述のメダル払出装置46の駆動により排出されるメダルを外部に導く。メダル払出口42から排出されたメダルは、メダル受皿44に貯められる。
<パチスロ10の内部構造>
図3は、本実施の形態におけるパチスロ10の内部構造を示す。フロントドア30が開放され、フロントドア30の裏面側の構造及びキャビネット20内部の構造が現れた状態が示されている。
キャビネット20内部の上方には、主制御回路150を構成する基板(以下、主基板150と称する。)が設けられている。主制御回路150は、内部当籤役の決定、リールの回転及び停止、入賞の有無の判定といった、パチスロ10における遊技の主な流れを制御する回路である。主制御回路150の具体的な構成は後述する。
キャビネット20内部の中央には、3つのメカリール120L,120C,120Rが設けられている。各メカリール120L,120C,120Rのそれぞれには、所定の減速比をもったギアを介してステッピングモータ130L,130C,130Rが接続されている。
3つのメカリール120L,120C,120Rの左側には、副制御回路250を構成する基板(以下、副基板250と称する。)が設けられている。副制御回路250は、映像の表示等による演出の実行を制御する回路である。副制御回路250の具体的な構成は後述する。
キャビネット20内部の下方には、多量のメダルを収容可能で、それらを1枚ずつ排出可能な構造を有するメダル払出装置46(以下、ホッパー46と称する。)が設けられている。遊技価値付与手段としてのホッパー46の左側には、パチスロ10が有する各装置に対して必要な電力を供給するための電源装置50が設けられている。
フロントドア30裏側の中央で、表示窓122L,122C,122Rの下方には、セレクタ48が設けられている。セレクタ48は、材質や形状等が適正であるメダルか否かを選別する装置であり、メダル投入口40に受け入れられた適正なメダルをホッパー46へ案内する。尚、セレクタ48内においてメダルが通過する経路上には、後述のメダルセンサ174が設けられており、適正なメダルが通過したことを検出する。
[パチスロ10の表示状態]
パチスロ10の構造についての説明は以上である。次に、図4乃至図7を参照して、本実施の形態におけるパチスロ10の表示状態について説明する。
<メカリール120L,120C,120Rの表示>
図4は、3つのメカリール120L,120C,120Rを用いて遊技を行っている際のパチスロ10の表示状態を示している。3つの表示窓122L,122C,122Rの各々が透過状態にされることによって、液晶表示装置210の背後に設けられた3つのメカリール120L,120C,120Rの回転及びその停止の動作が遊技者側から視認可能にされている。
スタートレバー110が操作されると、図4(a)に示すように、3つのメカリール120L,120C,120Rの各々は、上から下に向かって回転する。そして、ストップボタン112L,112C,112Rが操作されると、対応するメカリールの回転が停止され、全てのストップボタン112L,112C,112Rが操作されると、図4(b)に示すように、全てのメカリール120L,120C,120Rの回転が停止された状態となる。そして、入賞判定ライン126aに沿って並んだ3つの図柄により、入賞か否かの判定が行われることとなる。
<ビデオリール140L,140Rの表示>
図5は、1つのメカリール120Cと、2つのビデオリール140L,140Rとを用いて遊技を行っている際のパチスロ10の表示状態を示している。中央の表示窓122Cが透過状態にされることによって、液晶表示装置210の背後に設けられた1つのメカリール120Cの回転及びその停止の動作が遊技者側から視認可能にされている。また、左右の表示窓122L,122Rの各々が非透過状態にされることによって、2つのメカリール120L,120Rが遊技者側から視認不能にされ、代わりに、中央の表示窓122Cの左右にビデオリール140L,140Rが表示されている。
スタートレバー110が操作されると、図5(a)に示すように、中央のメカリール120Cが、上から下に向かって回転するとともに、左のビデオリール140Lが時計回りに回転し、右のビデオリール140Rが反時計回りに回転する。そして、ストップボタン112L,112C,112Rが操作されると、対応するメカリールまたはビデオリールの回転が停止され、全てのストップボタン112L,112C,112Rが操作されると、図5(b)に示すように、全てのリールの回転が停止された状態となる。そして、入賞判定ライン126aに沿って並んだ1つの図柄と2つの図柄画像とにより、入賞か否かの判定が行われることとなる。
<選択画面>
本実施の形態では、ボーナスの作動時以外においては、3つのメカリール120L,120C,120Rを用いた遊技が行われており、所定の条件であるボーナスが成立した場合に、ボーナス作動開始前に、遊技者がビデオリールの使用を選択することが可能となる。そして、遊技者がビデオリールの使用を選択した場合に、ボーナス中にビデオリール140L,140Rを用いた遊技が行われることとなる。即ち、ボーナスが成立すると、ボーナスの作動開始前に、図6(a)に示すように、遊技者にビデオリールを使用するか否かを選択させるための第1選択画面125が液晶表示装置210に表示される。
図6(a)に示す第1選択画面125においては、操作手段としてのスタートレバー110が遊技者により操作されることによって、「メカリールのみ」と「ビデオリール使用」のどちらかが選択され、その後、操作手段としての3つのストップボタン112L,112C,112Rのいずれかが操作されることによって、その選択が確定されるようにされている。
第1選択画面125において「メカリールのみ」が選択されると、図4に示したメカリール120L,120C,120Rのみの表示状態でボーナスが作動されることとなる。一方、第1選択画面125において「ビデオリール使用」が選択されると、次に、図6(b)に示すように、使用するビデオリールを遊技者に選択させるための第2選択画面126が液晶表示装置210に表示される。
図6(b)に示す第2選択画面126においては、スタートレバー110が遊技者により操作されることによって、「ノーマルタイプ」のビデオリールと、「ギャンブルタイプ」のビデオリールのどちらかが選択され、その後、3つのストップボタン112L,112C,112Rのいずれかが操作されることによって、その選択が確定されるようにされている。そして、図5に示したメカリール120Cとビデオリール140L,140Rとによる表示状態でボーナスが作動されることとなる。
「ノーマルタイプ」のビデオリールは、図柄画像の配列が、メカリールの図柄の配列と同じである。一方、「ギャンブルタイプ」のビデオリールは、図柄画像の配列が、メカリールの図柄の配列と異なり、「赤7」の図柄画像および「ブランク」の図柄画像が多く含まれている。これにより、「ノーマルタイプ」のビデオリールが選択された場合には、メカリールと同等の遊技がボーナス中に行われることとなる。一方、「ギャンブルタイプ」のビデオリールが選択された場合には、ボーナス中に「ベル」などの小役の入賞が成立し難くなる代わりに、入賞判定ライン126aに沿って「赤7」の図柄(図柄画像を含む)が3つ並ぶ特定の停止態様である特定役が成立しやすくなる。
このように、遊技者は、第1選択画面125において、スタートレバー110などを操作することによって、メカリール120L,120C,120Rを用いて遊技を行うか、ビデオリール140L,140Rを用いて遊技を行うかを選択することができる。また、遊技者は、第2選択画面126において、スタートレバー110などを操作することによって、遊技に用いるビデオリール140L,140Rの種類を選択することができる。これにより、遊技者は、選択操作によって、提供される遊技を自分の好みに合わせることができるから、遊技者の興趣が向上する。そして、遊技者は、自分の好みに合った遊技の提供を受けようとして、積極的に選択を行うようになるから、遊技者の遊技への介入度を向上させることができる。
また、ボーナスが成立した場合に、遊技者は、選択操作によって、提供される遊技を自分の好みに合わせることができるようになる。これにより、遊技者は、ボーナスが成立して選択が可能となったことについて、他の遊技者に対して優越感を抱くことができて、積極的に選択を行うようになる。
<ビデオリール140La,140Lb,140Ra,140Rbの表示>
本実施の形態では、ビデオリール140L,140Rを用いた遊技がボーナス中に行われており、且つ、ボーナス中に特定役が成立した場合に、図7に示すように、表示されるビデオリールの数が「2」から「4」に増加されるようにされている。
具体的には、中央の表示窓122Cの左右に、ビデオリールが2つずつ表示され、それぞれが回転される。そして、左側のビデオリール140Laの回転、および、左側のビデオリール140Lbの回転は、ストップボタン112Lが操作されたタイミングで、それぞれ停止される。また、右側のビデオリール140Raの回転、および、右側のビデオリール140Rbの回転は、ストップボタン112Rが操作されたタイミングで、それぞれ停止される。
そして、左側のビデオリール140Laの右斜め下の図柄画像と、中央の表示窓122Cの中段の図柄と、右側のビデオリール140Raの左斜め上の図柄画像とを横切る入賞判定ライン126bに沿って並んだ1つの図柄と2つの図柄画像とにより、入賞か否かの判定が行われるとともに、左側のビデオリール140Lbの右斜め上の図柄画像と、中央の表示窓122Cの中段の図柄と、右側のビデオリール140Rbの左斜め下の図柄画像とを横切る入賞判定ライン126cに沿って並んだ1つの図柄と2つの図柄画像とにより、入賞か否かの判定が行われることとなる。
このように、ビデオリール140L,140Rを用いた遊技がボーナス中に行われており、且つ、ボーナス中に特定役が成立した場合に、ビデオリールの数が増加されることによって、遊技が多様化されるから、遊技者の興趣を更に向上させることができる。
[パチスロ10が備える回路の構成]
パチスロ10の表示状態についての説明は以上である。次に、図8及び図9を参照して、本実施の形態におけるパチスロ10が備える回路の構成について説明する。本実施の形態におけるパチスロ10は、主制御回路150、副制御回路250及びこれらと電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)を備える。
<主制御回路150>
図8は、本実施の形態におけるパチスロ10の主制御回路150の構成を示す。
(マイクロコンピュータ152)
主制御回路150は、回路基板上に設置されたマイクロコンピュータ152を主たる構成要素としている。マイクロコンピュータ152は、CPU154(以下、メインCPU154と称する。)、ROM156(以下、メインROM156と称する。)及びRAM158(以下、メインRAM158と称する。)により構成される。
メインROM156には、メインCPU154により実行される制御プログラム、内部抽籤テーブル等のデータテーブル、副制御回路250に対して各種制御指令(コマンド)を送信するためのデータ等が記憶されている。メインRAM158には、制御プログラムの実行により決定された内部当籤役等の各種データを格納する格納領域が設けられる。
(乱数発生器等)
メインCPU154には、クロックパルス発生回路160、分周器162、乱数発生器164及びサンプリング回路166が接続されている。クロックパルス発生回路160及び分周器162は、クロックパルスを発生させる。メインCPU154は、発生されたクロックパルスに基づいて、制御プログラムを実行する。乱数発生器164は、予め定められた範囲の乱数(例えば、0〜65535)を発生する。サンプリング回路166は、発生された乱数の中から1つの値を抽出する。内部当籤役決定手段としてのメインCPU154は、抽出された乱数値を用いて内部抽籤処理を行い、内部当籤役を決定する。
(スイッチ等)
マイクロコンピュータ152の入力ポートには、スイッチ等が接続されている。メインCPU154は、スイッチ等の入力を受けて、ステッピングモータ130L,130C,130R等の周辺装置の動作を制御する。ストップスイッチ170L,170C,170Rは、3つのストップボタン112L,112C,112Rのそれぞれが遊技者により押されたこと(停止操作)を検出する。また、スタートスイッチ172は、スタートレバー110が遊技者により操作されたこと(開始操作)を検出する。なお、ストップボタン112L,112C,112Rを設けない場合には、ストップスイッチ170L,170C,170Rは不要である。
メダルセンサ174は、メダル投入口40に受け入れられたメダルが前述のセレクタ48内を通過したことを検出する。また、ベットスイッチ176は、ベットボタン132が遊技者により押されたことを検出する。また、精算スイッチ178は、精算ボタン134が遊技者により押されたことを検出する。
(周辺装置及び回路)
マイクロコンピュータ152により動作が制御される周辺装置としては、ステッピングモータ130L,130C,130R、7セグ表示器114及びホッパー46がある。また、マイクロコンピュータ152の出力ポートには、各周辺装置の動作を制御するための回路が接続されている。
図柄表示制御手段および図柄停止制御手段としてのモータ駆動回路180は、各メカリール120L,120C,120Rに対応して設けられたステッピングモータ130L,130C,130Rの駆動を制御することによって、各メカリール120L,120C,120Rにおいて図柄を変動表示させ、ストップボタン112L,112C,112Rが押されたタイミング(所定のタイミング)で、図柄の変動表示を停止させる。リール位置検出回路182は、発光部と受光部とを有する光センサにより、メカリール120L,120C,120Rが一回転したことを示すリールインデックスを各メカリールに応じて検出する。
ステッピングモータ130L,130C,130Rは、運動量がパルスの出力数に比例し、回転軸を指定された角度で停止させることが可能な構成を備えている。ステッピングモータ130L,130C,130Rの駆動力は、所定の減速比をもったギアを介してリール120L,120C,120Rに伝達される。ステッピングモータ130L,130C,130Rに対して1回のパルスが出力されるごとに、メカリール120L,120C,120Rは一定の角度で回転する。
メインCPU154は、リールインデックスを検出してからステッピングモータ130L,130C,130Rに対してパルスを出力した回数をカウントすることによって、メカリール120L,120C,120Rの回転角度(主に、メカリールが図柄何個分だけ回転したか)を管理し、メカリール120L,120C,120Rの表面に配された各図柄の位置を管理するようにしている。
表示部駆動回路184は、7セグ表示器114の動作を制御する。また、ホッパー駆動回路186は、ホッパー46の動作を制御する。また、払出完了信号回路188は、ホッパー46に設けられたメダル検出部190が行うメダルの検出を管理し、ホッパー46から外部に排出されたメダルが払出枚数に達したか否かをチェックする。
<副制御回路250>
図9は、本実施の形態におけるパチスロ10の副制御回路250の構成を示す。
副制御回路250は、主制御回路150と電気的に接続されており、主制御回路150から送信されるコマンドに基づいて演出内容の決定や実行等の処理を行う。副制御回路250は、基本的に、CPU252(以下、サブCPU252と称する。)、ROM254(以下、サブROM254と称する。)、RAM256(以下、サブRAM256と称する。)、レンダリングプロセッサ258、描画用RAM260、ドライバ262、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)264、オーディオRAM266及びA/D変換器268及びアンプ270を含んで構成されている。
サブCPU252は、主制御回路150から送信されたコマンドに応じて、サブROM254に記憶されている制御プログラムに従い、映像、音、光の出力の制御を行う。サブRAM256は、決定された演出内容や演出データを登録する格納領域や、主制御回路150から送信される内部当籤役等の各種データを格納する格納領域が設けられている。サブROM254は、基本的に、プログラム記憶領域とデータ記憶領域によって構成される。
プログラム記憶領域には、サブCPU252が実行する制御プログラムが記憶されている。例えば、制御プログラムには、主制御回路150との通信を制御するための主基板通信タスクや、演出用乱数値を抽出し、演出内容(演出データ)の決定及び登録を行うための演出登録タスク、決定した演出内容に基づいて液晶表示装置210による映像の表示を制御する描画制御タスク、ランプ212による光の出力を制御するランプ制御タスク、スピーカ214による音の出力を制御する音声制御タスク等が含まれる。
データ記憶領域は、各種データテーブルを記憶する記憶領域、各演出内容を構成する演出データを記憶する記憶領域、映像の作成に関するアニメーションデータを記憶する記憶領域、BGMや効果音に関するサウンドデータを記憶する記憶領域、光の点消灯のパターンに関するランプデータを記憶する記憶領域等が含まれている。
また、副制御回路250には、その動作が制御される周辺装置として、液晶表示装置210、スピーカ214及びランプ212が接続されている。
サブCPU252、レンダリングプロセッサ258、描画用RAM260(フレームバッファを含む)及びドライバ262は、演出内容により指定されたアニメーションデータに従って映像を作成し、作成した映像を液晶表示装置210により表示する。記憶手段としての描画用RAM260には、ビデオリールに係る画像データが複数記憶されている。画像表示制御手段としてのサブCPU252は、描画用RAM260に記憶されている画像データをビデオリールとして液晶表示装置210に表示させ、ビデオリールにおいて図柄画像を変動表示させる。また、図柄画像停止制御手段としてのサブCPU252は、ストップボタン112L,112C,112Rが押されたタイミング(所定のタイミング)で、ビデオリールにおける図柄画像の変動表示を停止させる。
また、サブCPU252、DSP264、オーディオRAM266、A/D変換器268及びアンプ270は、演出内容により指定されたサウンドデータに従ってBGM等の音をスピーカ214により出力する。また、サブCPU252は、演出内容により指定されたランプデータに従ってランプ212の点灯及び消灯を行う。
[メインROM156に記憶されているデータテーブルの構成]
パチスロ10が備える回路の構成についての説明は以上である。次に、図10〜図16を参照して、メインROM156に記憶されている各種データテーブルの構成について説明する。
[図柄配置テーブル]
図10を参照して、図柄配置テーブルについて説明する。図柄配置テーブルは、各メカリール120L,120C,120Rの回転方向における各図柄の位置と、各位置に配された図柄の種類を特定するデータ(以下、図柄コード)とを規定している。
図柄配置テーブルは、リールインデックスが検出されるときに表示窓122L,122C,122R内の中段に存在する図柄の位置を「0」として、リール120L,120C,120Rの回転方向に進む順に、各図柄の位置に対して「0」〜「7」をそれぞれ割り当てている。したがって、リールインデックスが検出されてから図柄何個分の回転が行われたかを管理しつつ、図柄配置テーブルを参照することによって、主として表示窓122L,122C,122Rの中段に存在する図柄の位置及びその図柄の種類を常に管理することが可能となっている。
[図柄組合せテーブル]
図11を参照して、図柄組合せテーブルについて説明する。本実施の形態では、入賞判定ライン126a〜126cに沿って各リールにより表示される図柄(図柄画像を含む)の組合せが、図柄組合せテーブルにより規定されている図柄の組合せと一致する場合に、入賞と判定され、メダルの払い出し、再遊技の作動、ボーナスゲームの作動といった特典が遊技者に対して与えられる。
図柄組合せテーブルは、特典の種類に応じて予め定められた図柄の組合せと、表示役と、払出枚数とを規定している。表示役は、入賞判定ライン126a〜126cに沿って表示された図柄の組合せを識別するデータである。
表示役は、各ビットに対して固有の図柄の組合せが割り当てられた1バイトのデータとして表される。例えば、各リールの図柄「ベル」が入賞判定ラインに沿って表示されたとき、表示役として「ベル(00000010)」が決定される。
また、払出枚数として1以上の数値が決定された場合、メダルの払い出しが行われる。本実施の形態では、表示役としてチェリー、ベル又はスイカが決定されたときメダルの払い出しが行われる。また、払出枚数は、投入枚数に応じて規定されており、基本的に投入枚数が少ないときの方がより多くの払出枚数が決定される。
また、表示役としてリプレイが決定されたとき、再遊技の作動が行われる。表示役としてBBが決定されたとき、ボーナスの作動が行われる。尚、入賞判定ラインに沿って表示された図柄の組合せが、図柄組合せテーブルにより規定されている図柄の組合せの何れとも一致しない場合には、いわゆる「ハズレ」となる。
[ボーナス作動時テーブル]
図12を参照して、ボーナス作動時テーブルについて説明する。ボーナス作動時テーブルは、ボーナスの作動が行われるときに、メインRAM158に設けられた各種格納領域に格納するデータを規定している。
作動中フラグは、作動が行われるボーナスの種類を識別するためのデータである。本実施の形態では、ボーナスの種類としてBB(第1種特別役物に係る役物連続作動装置)及びRB(第1種特別役物)を設けている。RBの作動は、BBの作動が行われている間、連続的に行われる。
BBの作動は、規定枚数に達するメダルの払い出しが行われた場合に終了する。RBの作動は、規定回数に達する遊技が行われた場合、規定回数に達する入賞が有った場合、又は、BBの作動が終了した場合の何れかによって終了する。ボーナス終了枚数カウンタ、遊技可能回数カウンタ及び入賞可能回数カウンタは、ボーナスの終了契機となる上記規定枚数或いは上記規定回数に達したか否かを管理するためのデータである。
より具体的には、ボーナス作動時テーブルにより規定されている数値が上記各カウンタに格納され、ボーナスの作動を通じてその減算が行われていく。その結果、各カウンタの値が「0」に更新されたことを条件に該当ボーナスの作動が終了する。
[内部抽籤テーブル]
図13及び図14を参照して、内部抽籤テーブルについて説明する。内部抽籤テーブルは、当籤番号に応じて、データポインタと抽籤値とを規定している。データポインタは、内部抽籤テーブルを参照して行う抽籤の結果として取得されるデータであり、後述の内部当籤役決定テーブルにより規定されている内部当籤役を指定するためのデータである。データポインタには、小役・リプレイ用データポインタ及びボーナス用データポインタが設けられている。
本実施の形態では、予め定められた数値の範囲「0〜65535」から抽出される乱数値を、各当籤番号に応じた抽籤値で順次減算し、減算の結果が負となったか否か(いわゆる「桁かり」が生じたか否か)の判定を行うことによって内部的な抽籤が行われる。
したがって、抽籤値として規定されている数値が大きいほど、これが割り当てられたデータ(つまり、データポインタ)が決定される確率が高い。尚、各当籤番号の当籤確率は、「各当籤番号に対応する抽籤値/抽出される可能性のある全ての乱数値の個数(65536)」によって表すことができる。
図13は、一般遊技状態用内部抽籤テーブルを示す。図14は、RB作動中用内部抽籤テーブルを示す。本実施の形態では、ボーナスの作動が行われているか否かといった状況に応じて、複数種類の内部抽籤テーブルを使い分けることにより、決定される内部当籤役の種類や当籤確率を変動させ、この結果、遊技者が抱く期待に起伏が生じるようにしている。
[内部当籤役決定テーブル]
図15及び図16を参照して、内部当籤役決定テーブルについて説明する。内部当籤役決定テーブルは、データポインタに応じて内部当籤役を規定している。データポインタが決定されると、内部当籤役が一義的に取得される構成となっている。
内部当籤役は、入賞判定ラインに沿って表示を許可する各リールの図柄(図柄画像を含む)の組合せを識別するデータである。内部当籤役は、表示役と同様に、各ビットに対して固有の図柄の組合せが割り当てられた1バイトのデータとして表される。尚、データポインタが「0」のとき、内部当籤役の内容は「ハズレ」となるが、これは前述の図柄組合せテーブルにより規定されている図柄の組合せの表示が何れも許可されないことを示す。
図15は、小役・リプレイ用内部当籤役決定テーブルを示す。小役・リプレイ用内部当籤役決定テーブルは、メダルの払い出しに係る内部当籤役又は再遊技の作動に係る内部当籤役を規定している。図16は、ボーナス用内部当籤役決定テーブルを示す。ボーナス用内部当籤役決定テーブルは、ボーナスの作動に係る内部当籤役を規定している。
[メインRAM158に設けられる格納領域の構成]
メインROM156に記憶されているデータテーブルの内容についての説明は以上である。次に、図17〜図19を参照して、メインRAM158に設けられている各種格納領域の構成について説明する。
[内部当籤役格納領域]
図17を参照して、内部当籤役格納領域の構成について説明する。内部当籤役格納領域は、前述の1バイトのデータにより表される内部当籤役を格納する。ビットに「1」が立っているとき、該当する図柄(図柄画像を含む)の組合せの表示が許可される。尚、全ビットが「0」であるとき、その内容はハズレとなる。
尚、メインRAM158には、前述の表示役が格納される表示役格納領域が設けられている。表示役格納領域の構成は、内部当籤役格納領域の構成と同様となっている。ビットに「1」が立っているとき、該当する図柄の組合せが入賞判定ラインに沿って表示されたことになる。
[持越役格納領域]
図18を参照して、持越役格納領域の構成について説明する。
前述の抽籤の結果、ボーナスの作動に係る内部当籤役が決定されたときは、これが持越役格納領域に格納される。持越役格納領域に格納されたボーナスの作動に係る内部当籤役(以下、持越役)は、対応する図柄(図柄画像を含む)の組合せが入賞判定ラインに表示されるまで、その内容がクリアされずに保持される構成となっている。そして、持越役格納領域に持越役が格納されている間は、前述の抽籤の結果にかかわらず、これが内部当籤役格納領域に格納される。
[作動中フラグ格納領域]
図19を参照して、作動中フラグ格納領域の構成について説明する。
作動中フラグ格納領域は、1バイトからなる作動中フラグを格納する。作動中フラグは、各ビットに対して固有のボーナスが割り当てられている。ビットに「1」が立っているとき、該当するボーナスの作動が行われている。尚、全ビットが「0」であるときの状態を一般遊技状態と定義する。
[サブROM254に記憶されているデータテーブルの構成]
次に、図20を参照して、サブROM254に記憶されている各種データテーブルの構成について説明する。
[図柄画像配置テーブル]
図20を参照して、図柄画像配置テーブルについて説明する。図柄画像配置テーブルは、各ビデオリール140L,140Rの回転方向における各図柄画像の位置と、各位置に配された図柄画像の種類を特定するデータ(以下、図柄画像コード)とを規定している。
図柄画像配置テーブルは、ビデオリール140L,140Rの回転方向に進む順に、各図柄画像の位置に対して「0」〜「7」をそれぞれ割り当てている。
なお、「ビデオリール(左1)」は、図10の「メカリール(左)」に相当し、「ビデオリール(右1)」は、図10の「メカリール(右)」に相当する。即ち、「ビデオリール(左1)」および「ビデオリール(右1)」は、ノーマルタイプのビデオリールである。一方、「ビデオリール(左2)」および「ビデオリール(右2)」は、「赤7」および「ブランク」が多く、ギャンブルタイプのビデオリールである。
[パチスロ10において実行されるプログラムフロー]
メインRAM158に設けられる各種格納領域の構成についての説明は以上である。次に、図21〜図27を参照して、主制御回路150のメインCPU154により実行されるプログラムの内容について説明する。
[主制御回路150のメインCPU154の制御によるメインフローチャート]
まず、図21を参照して、メインCPU154の制御によるメインフローチャートについて説明する。パチスロ10に電源が投入されると、はじめに、メインCPU154は、初期化処理を行う(S1)。次に、メインCPU154は、メインRAM158における指定格納領域のクリアを行う(S2)。例えば、内部当籤役格納領域や表示役格納領域等、1回の遊技ごとに消去が必要となる格納領域に格納されたデータがクリアされる。
次に、メインCPU154は、後で図22を参照して説明するメダル受付・スタートチェック処理を行う(S3)。この処理では、メダルセンサ174やスタートスイッチ172の入力のチェック等が行われる。
次に、メインCPU154は、乱数値を抽出し、メインRAM158に設けられた乱数値格納領域に格納する(S4)。次に、メインCPU154は、後で図23を参照して説明する内部抽籤処理を行う(S5)。この処理では、乱数値に基づいた抽籤により内部当籤役の決定が行われる。次に、メインCPU154は、スタートコマンドを副制御回路250に対して送信する(S6)。スタートコマンドは、内部当籤役等を特定するパラメータを含んで構成される。
次に、メインCPU154は、全リールの回転開始を要求する(S7)。尚、全リールの回転開始が要求されると、一定の周期(1.1173msec)で実行される割込処理(後述の図27)によってステッピングモータ130L,130C,130Rの駆動が制御され、各リールの回転が開始される。なお、ビデオリール140L,140Rの使用時には、ビデオリール140L,140Rの回転表示が開始されることとなる。ここで、ビデオリール140L,140Rの使用時には、2つのステッピングモータ130L,130Rは、駆動されても駆動されなくてもよい。
次に、メインCPU154は、後で図24を参照して説明するリール停止制御処理を行う(S8)。この処理では、ストップスイッチ170L,170C,170Rの入力のチェックが行われ、ストップボタン112L,112C,112Rが押されたタイミングと内部当籤役とに基づいて該当リールの回転が停止される。なお、ビデオリール140L,140Rの使用時には、ビデオリール140L,140Rの回転表示が停止されることとなる。
次に、メインCPU154は、入賞判定ラインに沿って表示された図柄(演出図柄を含む)の組合せを検索し、その結果に基づいて払出枚数等を決定する(S9)。検索の結果、入賞判定ラインに沿って表示された図柄の組合せが図柄組合せテーブルにより規定されている図柄の組合せと一致する場合、対応する表示役及び払出枚数が決定される。次に、メインCPU154は、表示コマンドを副制御回路250に対して送信する(S10)。表示コマンドは、表示役や払出枚数等を特定するパラメータを含んで構成される。これにより、ビデオリール140L,140Rの使用時には、ビデオリール140L,140Rの数が増加される場合がある。
次に、メインCPU154は、メダル払出処理を行う(S11)。決定された払出枚数に基づいて、ホッパー46の駆動やクレジット枚数の更新が行われる。次に、メインCPU154は、払出枚数に基づいて、ボーナス終了枚数カウンタを更新する(S12)。払出枚数として決定された数値がボーナス終了枚数カウンタから減算される。
次に、メインCPU154は、ボーナス作動中フラグがオンであるか否かを判別する(S13)。メインCPU154は、ボーナス作動中フラグがオンであると判別したときには、後で図26を参照して説明するボーナス終了チェック処理を行う(S14)。ボーナスの終了契機を管理するための各種カウンタを参照して、ボーナスの作動を終了するか否かがチェックされる。
メインCPU154は、S14の後、又は、S13においてボーナス作動中フラグがオンではないと判別したときには、後で図25を参照して説明するボーナス作動チェック処理を行う(S15)。ボーナスの作動を開始するか否かがチェックされる。この処理が終了すると、S2に移る。
[メダル受付・スタートチェック処理]
次に、図22を参照して、メダル受付・スタートチェック処理について説明する。はじめに、メインCPU154は、自動投入カウンタが0であるか否かを判別する(S31)。自動投入カウンタが0であると判別したときには、メダル通過許可を行う(S32)。セレクタ48のソレノイドの駆動が行われ、セレクタ48内のメダルの通過が促される。
メインCPU154は、自動投入カウンタが0ではないと判別したときには、自動投入カウンタを投入枚数カウンタに複写する(S33)。次に、メインCPU154は、自動投入カウンタをクリアする(S34)。S33及びS34は再遊技を行うための処理である。
メインCPU154は、S32又はS34の後で、投入枚数カウンタの最大値として3をセットする(S35)。次に、メインCPU154は、ボーナス作動中フラグがオンであるか否かを判別する(S36)。メインCPU154は、ボーナス作動中フラグがオンであると判別したときには、投入枚数カウンタの最大値を変更する(S37)。例えば、最大値が2に変更される。
メインCPU154は、S37の後、又は、S36においてボーナス作動中フラグがオンではないと判別したときには、メダルの通過が検出されたか否かを判別する(S38)。メインCPU154は、メダルの通過が検出されたと判別したときには、投入枚数カウンタが最大値に達したか否かを判別する(S39)。メインCPU154は、投入枚数カウンタが最大値に達していないと判別したときには、投入枚数カウンタを1加算する(S40)。次に、メインCPU154は、有効ラインカウンタに5を格納する(S41)。次に、メインCPU154は、メダル投入コマンドを副制御回路250に対して送信する(S42)。メダル投入コマンドは、投入枚数等を特定するためのパラメータを含んで構成されている。
メインCPU154は、S39において投入枚数カウンタが最大値であると判別したときには、クレジットカウンタを1加算する(S43)。メインCPU154は、S43の後、S42の後、又は、S38においてメダルの通過が検出されていないと判別したときには、ベットスイッチ176のチェックを行う(S44)。ベットボタン132に対応する数値が投入枚数カウンタに加算される一方でクレジットカウンタから減算される。
次に、メインCPU154は、投入枚数カウンタが最大値に達したか否かを判別する(S45)。投入枚数カウンタが最大値に達していないと判別したときには、S38に移る一方で、投入枚数カウンタが最大値に達したと判別したときには、スタートスイッチ172はオンであるか否かを判別する(S46)。
メインCPU154は、スタートスイッチ172がオンではないと判別したときには、S38に移る一方で、スタートスイッチ172がオンであると判別したときには、メダル通過禁止を行う(S47)。セレクタ48のソレノイドの駆動が行われず、メダルの排出が促される。この処理が終了すると、メダル受付・スタートチェック処理を終了する。
[内部抽籤処理]
次に、図23を参照して、内部抽籤処理について説明する。はじめに、メインCPU154は、内部抽籤テーブル及び抽籤回数を決定する(S61)。作動中フラグ格納領域が参照され、ボーナスの作動の有無等に応じて、内部抽籤テーブル及び抽籤回数が決定される。尚、抽籤回数は、内部抽籤テーブルにより規定された各当籤番号について、抽籤値の減算及び桁かりが生じたか否かの判定を行う回数を示す。
次に、メインCPU154は、乱数値格納領域に格納されている乱数値を取得し、判定用乱数値としてセットする(S62)。次に、メインCPU154は、当籤番号の初期値として1をセットする(S63)。
次に、メインCPU154は、内部抽籤テーブルを参照し、当籤番号に対応する抽籤値を取得する(S64)。次に、メインCPU154は、判定用乱数値から抽籤値を減算する(S65)。次に、メインCPU154は、桁かりが行われたか否かを判別する(S66)。メインCPU154は、桁かりが行われていないと判別したときには、抽籤回数を1減算し、当籤番号を1加算する(S67)。
次に、メインCPU154は、抽籤回数が0であるか否かを判別する(S68)。メインCPU154は、抽籤回数が0ではないと判別したときには、S64に移る一方で、抽籤回数が0であると判別したときには、小役・リプレイ用データポインタとして0をセットし、ボーナス用データポインタとして0をセットする(S69)。
メインCPU154は、S66において桁かりが行われたと判別したときには、現在の当籤番号に応じて、小役・リプレイ用データポインタ及びボーナス用データポインタを取得する(S70)。メインCPU154は、S70又はS69の後で、小役・リプレイ用内部当籤役決定テーブルを参照し、小役・リプレイ用データポインタに基づいて内部当籤役を取得する(S71)。
次に、メインCPU154は、取得した内部当籤役を内部当籤役格納領域に格納する(S72)。次に、メインCPU154は、持越役格納領域に格納されているデータが0であるか否かを判別する(S73)。メインCPU154は、持越役格納領域に格納されているデータが0であると判別したときは、ボーナス用内部当籤役決定テーブルを参照し、ボーナス用データポインタに基づいて内部当籤役を取得する(S74)。次に、メインCPU154は、取得した内部当籤役を持越役格納領域に格納する(S75)。
メインCPU154は、S75の後、又は、S73において持越役格納領域に格納されているデータが0ではないと判別したときには、持越役格納領域と内部当籤役格納領域との論理和をとり、その結果を内部当籤役格納領域に格納する(S76)。つまり、ボーナスの作動に係る内部当籤役の持ち越しが行われる。この処理が終了すると、内部抽籤処理を終了する。
[リール停止制御処理]
次に、図24を参照して、リール停止制御処理について説明する。はじめに、メインCPU154は、有効なストップボタンが押されたか否かを判別する(S101)。メインCPU154は、有効なストップボタンが押されていないと判別したときには、これが押されるまで待機する。
メインCPU154は、有効なストップボタンが押されたと判別したときには、該当ストップボタンの操作を無効化する(S102)。各ストップボタン112L,112C,112Rの有効及び無効の状態は、メインRAM158に設けられた所定の格納領域において管理される。
次に、メインCPU154は、チェック回数として5をセットする(S103)。本実施の形態では、滑り駒数の最大数を「4」としていることから、メカリールにおいては、ストップボタンが押されたときに該当表示窓の中段にある図柄の位置を含め、そこから4個先の図柄の位置までがチェックの対象となる。一方、ビデオリールにおいては、ストップボタンが押されたときに、該当するビデオリールにおける入賞判定ラインに沿った図柄画像の位置を含め、そこから4個先の図柄画像の位置までがチェックの対象となる。つまり、「0」、「1」、「2」、「3」及び「4」の5つの数値の何れかが滑り駒数として決定される。
次に、メインCPU154は、内部当籤役に基づいて、メカリールにおいては、ストップボタンが押されたときに該当表示窓の中段にある図柄の位置(以下、停止開始位置)を含めたチェック回数の範囲内にある各図柄の位置の中で、最も優先順位の高い図柄の位置を検索する一方、ビデオリールにおいては、ストップボタンが押されたときに該当するビデオリールにおける入賞判定ラインに沿った図柄画像の位置(以下、停止開始位置)を含めたチェック回数の範囲内にある各図柄画像の位置の中で、最も優先順位の高い図柄画像の位置を検索する(S104)。この処理では、内部当籤役によって表示が許可されている図柄(図柄画像を含む)の組合せを、入賞判定ラインに沿って表示することが可能となる図柄の位置が、最も優先順位の高い図柄の位置として決定される。
次に、メインCPU154は、検索の結果に基づいて滑り駒数を決定する(S105)。停止開始位置から上記最も優先順位の高い図柄の位置までの図柄の個数が滑り駒数として決定される。次に、メインCPU154は、停止予定位置待ちへ移行する(S106)。停止予定位置待ちへ移行すると、後述の割込処理によってステッピングモータ130L,130C,130Rの駆動が制御され、最も優先順位の高い図柄の位置が該当表示窓の中段に到達するのを待って該当リールの回転が停止される。なお、ビデオリール140L,140Rの使用時には、ビデオリール140L,140Rの回転表示が停止されることとなる。
次に、メインCPU154は、リール停止コマンドを副制御回路250に対して送信する(S107)。リール停止コマンドは、停止したリールの種別等を特定するパラメータを含んで構成されている。
次に、メインCPU154は、操作が有効なストップボタンがあるか否かを判別する(S108)。つまり、まだ回転中のリールがあるか否かが判別される。メインCPU154は、操作が有効なストップボタンがあると判別したときには、S101に移る一方で、操作が有効なストップボタンがないと判別したときには、リール停止制御処理を終了する。
[ボーナス作動チェック処理]
次に、図25を参照して、ボーナス作動チェック処理について説明する。はじめに、メインCPU154は、表示役がBBであるか否かを判別する(S121)。メインCPU154は、表示役がBBであると判別したときには、ボーナス作動時テーブルを参照し、BB作動時処理を行う(S122)。この処理では、BB作動中フラグがオンにされ、ボーナス終了枚数カウンタに所定値がセットされる。
次に、メインCPU154は、持越役格納領域をクリアする(S123)。次に、メインCPU154は、ボーナス開始コマンドを副制御回路250に対して送信する(S124)。この処理が終了すると、ボーナス作動チェック処理を終了する。これにより、液晶表示装置210に第1選択画面125などが表示されて、ビデオリール140L,140Rの使用が選択可能となる。
メインCPU154は、S121において表示役がBBではないと判別したときには、表示役がリプレイであるか否かを判別する(S125)。メインCPU154は、表示役がリプレイであると判別したときには、投入枚数カウンタの値を自動投入カウンタに複写する(S126)。
メインCPU154は、S125において表示役がリプレイではないと判別したときには、BB作動中フラグがオンであるか否かを判別する(S127)。メインCPU154は、BB作動中フラグがオンではないと判別したときには、ボーナス作動チェック処理を終了する一方で、BB作動中フラグがオンであると判別したときには、RB作動中フラグがオンであるか否かを判別する(S128)。
メインCPU154は、RB作動中フラグがオンであると判別したときには、ボーナス作動チェック処理を終了する一方で、RB作動中フラグがオンではないと判別したときには、ボーナス作動時テーブルを参照し、RB作動時処理を行う(S129)。この処理では、RB作動中フラグがオンにされ、入賞可能回数カウンタ及び遊技可能回数カウンタに所定値がセットされる。この処理が終了すると、ボーナス作動チェック処理を終了する。
[ボーナス終了チェック処理]
次に、図26を参照して、ボーナス終了チェック処理について説明する。はじめに、メインCPU154は、ボーナス終了枚数カウンタが0であるか否かを判別する(S141)。メインCPU154は、ボーナス終了枚数カウンタが0であると判別したときには、BB終了時処理を行う(S142)。この処理では、BB作動中フラグ及びRB作動中フラグがオフされ、ボーナスの終了契機を管理するための各種カウンタがクリアされる。次に、メインCPU154は、ボーナス終了コマンドを副制御回路250に対して送信する(S143)。この処理が終了すると、ボーナス終了チェック処理を終了する。これにより、ビデオリール140L,140Rの使用時には、液晶表示装置210からビデオリール140L,140Rが消去されることとなる。
メインCPU154は、S141においてボーナス終了枚数カウンタが0ではないと判別したときには、入賞可能回数カウンタ又は遊技可能回数カウンタを更新する(S144)。遊技可能回数カウンタが1減算され、また、入賞が有った場合に入賞可能回数カウンタが1減算される。次に、メインCPU154は、入賞可能回数カウンタ又は遊技可能回数カウンタが0であるか否かを判別する(S145)。
メインCPU154は、入賞可能回数カウンタ又は遊技可能回数カウンタが0ではないと判別したときには、ボーナス終了チェック処理を終了する一方で、入賞可能回数カウンタ又は遊技可能回数カウンタが0であると判別したときには、RB終了時処理を行う(S146)。この処理では、RB作動中フラグがオフにされ、入賞可能回数カウンタ及び遊技可能回数カウンタがクリアされる。この処理が終了すると、ボーナス終了チェック処理を終了する。
[メインCPU154の制御による割込処理(1.1173msec)]
次に、図27を参照して、メインCPU154の制御による割込処理(1.1173msec)について説明する。はじめに、メインCPU154は、レジスタの退避を行う(S161)。次に、メインCPU154は、入力ポートチェック処理を行う(S162)。この処理では、ストップスイッチ170L,170C,170R等の各種スイッチから入力される信号がチェックされる。
次に、メインCPU154は、リール制御処理を行う(S163)。この処理では、全リールの回転開始が要求されたときに、各リールの回転を開始し、その後一定速度での回転を行うよう、ステッピングモータ130L,130C,130Rの駆動が制御される。また、滑り駒数が決定されたときは、該当リールの回転が滑り駒数分継続するのを待ってその回転の減速及び停止を行うよう、ステッピングモータ130L,130C,130Rの駆動が制御される。なお、ビデオリール140L,140Rの使用時には、ビデオリール140L,140Rの回転開始を制御する回転開始コマンド、および、ビデオリール140L,140Rの回転停止を制御する回転停止コマンドが、副制御回路250に対して送信される。これにより、ビデオリール140L,140Rの使用時には、ビデオリール140L,140Rの回転表示が開始および停止されることとなる。
次に、メインCPU154は、ランプ・7セグ駆動処理を行う(S164)。次に、メインCPU154は、レジスタの復帰を行う(S165)。この処理が終了すると、割込処理を終了する。
[副制御回路250のサブCPU252によって実行されるプログラムフロー]
主制御回路150のメインCPU154により実行されるプログラムの内容についての説明は以上である。次に、図28〜図35を参照して、副制御回路250のサブCPU252により実行されるプログラムの内容について説明する。
[主基板通信タスク]
図28を参照して、サブCPU252により行われる主基板通信タスクについて説明する。はじめに、サブCPU252は、主制御回路150から送信されたコマンドの受信チェックを行う(S301)。次に、サブCPU252は、コマンドを受信した場合、そのコマンドの種別を抽出する(S302)。
次に、サブCPU252は、前回とは異なるコマンドを受信したか否かを判別する(S303)。サブCPU252は、前回とは異なるコマンドを受信しなかったと判別したときには、S301に移る一方で、前回とは異なるコマンドを受信したと判別したときには、メッセージキューに格納し(S304)、S301に移る。
[演出登録タスク]
次に、図29を参照して、サブCPU252により行われる演出登録タスクについて説明する。はじめに、サブCPU252は、メッセージキューからメッセージを取り出す(S311)。次に、サブCPU252は、メッセージが有るか否かを判別する(S312)。サブCPU252は、メッセージが有ると判別したときには、メッセージから遊技情報を複写する(S313)。例えば、パラメータによって特定される、内部当籤役、回転が停止したリールの種別、表示役、作動中フラグ等といった各種データがサブRAM256に設けられた格納領域に複写される。
次に、サブCPU252は、後で図30を参照して説明する演出内容決定処理を行う(S314)。この処理では、受信したコマンドの種別に応じて、演出内容の決定や演出データの登録等が行われる。
サブCPU252は、S314の後、又は、S312においてメッセージが無かったと判別したときには、アニメーションデータの登録を行う(S315)。次に、サブCPU252は、サウンドデータの登録を行う(S316)。次に、サブCPU252は、ランプデータの登録を行う(S317)。アニメーションデータの登録、サウンドデータの登録及びランプデータの登録は、演出内容決定処理において登録された演出データに基づいて行われる。この処理が終了すると、S311に移る。
[演出内容決定処理]
次に、図30を参照して、サブCPU252により実行される演出内容決定処理のフローチャートについて説明する。はじめに、サブCPU252は、スタートコマンド受信時であるか否かを判別する(S321)。サブCPU252は、スタートコマンド受信時であると判別したときには、演出用乱数値を抽出し、内部当籤役等に基づいて演出番号を抽籤により決定し、登録する(S322)。演出番号は、今回において実行する演出内容を指定するデータである。
次に、サブCPU252は、登録されている演出番号に基づいて、スタート時の演出データを登録する(S323)。演出データは、アニメーションデータ、サウンドデータ及びランプデータを指定するデータである。演出データが登録されると、対応するアニメーションデータ等が決定され、映像の表示等の演出が実行される。この処理が終了すると、演出内容決定処理を終了する。
次に、サブCPU252は、スタートコマンド受信時ではないと判別したときには、回転開始コマンド受信時であるか否かを判別する(S341)。サブCPU252は、回転開始コマンド受信時であると判別したときには、後で図31を参照して説明するビデオリール回転処理を行う(S342)。この処理が終了すると、演出内容決定処理を終了する。
次に、サブCPU252は、回転開始コマンド受信時ではないと判別したときには、回転停止コマンド受信時であるか否かを判別する(S343)。サブCPU252は、回転停止コマンド受信時であると判別したときには、後で図32を参照して説明するビデオリール停止処理を行う(S344)。この処理が終了すると、演出内容決定処理を終了する。
次に、サブCPU252は、リール停止コマンド受信時であるか否かを判別する(S324)。サブCPU252は、リール停止コマンド受信時であると判別したときには、登録されている演出番号とストップボタン112L,112C,112Rの種別に基づいて、停止時の演出データを登録する(S325)。この処理が終了すると、演出内容決定処理を終了する。
次に、サブCPU252は、リール停止コマンド受信時ではないと判別したときには、表示コマンド受信時であるか否かを判別する(S326)。サブCPU252は、表示コマンド受信時であると判別したときには、登録されている演出番号に基づいて、表示時の演出データを登録する(S327)。次に、サブCPU252は、後で図33を参照して説明するビデオリール増加処理を行う(S345)。この処理が終了すると、演出内容決定処理を終了する。
次に、サブCPU252は、表示コマンド受信時ではないと判別したときには、ボーナス開始コマンド受信時であるか否かを判別する(S328)。サブCPU252は、ボーナス開始コマンド受信時であると判別したときには、ボーナス開始用の演出データを登録する(S329)。次に、サブCPU252は、後で図34を参照して説明するボーナス開始処理を行う(S346)。この処理が終了すると、演出内容決定処理を終了する。
次に、サブCPU252は、ボーナス開始コマンド受信時ではないと判別したときには、ボーナス終了コマンド受信時であるか否かを判別する(S330)。サブCPU252は、ボーナス終了コマンド受信時ではないと判別したときには、演出内容決定処理を終了する一方で、ボーナス終了コマンド受信時であると判別したときには、ボーナス終了用の演出データを登録する(S331)。次に、サブCPU252は、後で図35を参照して説明するボーナス終了処理を行う(S347)。この処理が終了すると、演出内容決定処理を終了する。
[ビデオリール回転処理]
次に、図31を参照して、サブCPU252により実行されるビデオリール回転処理のフローチャートについて説明する。はじめに、サブCPU252は、ビデオリールを表示しているか否かを判別する(S401)。サブCPU252は、ビデオリールを表示していないと判別したときは、ビデオリール回転処理を終了する一方で、ビデオリールを表示していると判別したときには、各ビデオリールを回転表示させる(S402)。この処理が終了すると、ビデオリール回転処理を終了する。
[ビデオリール停止処理]
次に、図32を参照して、サブCPU252により実行されるビデオリール停止処理のフローチャートについて説明する。はじめに、サブCPU252は、ビデオリールを表示しているか否かを判別する(S411)。サブCPU252は、ビデオリールを表示していないと判別したときは、ビデオリール停止処理を終了する一方で、ビデオリールを表示していると判別したときには、対応するビデオリールを停止表示させる(S412)。この処理が終了すると、ビデオリール停止処理を終了する。
[ビデオリール増加処理]
次に、図33を参照して、サブCPU252により実行されるビデオリール増加処理のフローチャートについて説明する。はじめに、サブCPU252は、ビデオリールを表示しているか否かを判別する(S421)。サブCPU252は、ビデオリールを表示していないと判別したときは、ビデオリール増加処理を終了する一方で、ビデオリールを表示していると判別したときには、ビデオリールの数が「4」であるか否かを判別する(S422)。サブCPU252は、ビデオリールの数が「4」であると判別したときは、ビデオリール増加処理を終了する一方で、ビデオリールの数が「4」でないと判別したときは、「赤7」が入賞判定ライン126aに沿って並んだか否かを判別する(S423)。
サブCPU252は、「赤7」が入賞判定ライン126aに沿って並んでいないと判別したときは、ビデオリール増加処理を終了する一方で、「赤7」が入賞判定ライン126aに沿って並んだと判別したときは、ビデオリールの数が「2」から「4」に増加するように、ビデオリールを増加させる(S424)。この処理が終了すると、ビデオリール増加処理を終了する。
このように、ビデオリール140L,140Rを用いた遊技がボーナス中に行われており、且つ、ボーナス中に特定役が成立した場合に、ビデオリールの数が増加されることによって、遊技が多様化されるから、遊技者の興趣を更に向上させることができる。
[ボーナス開始処理]
次に、図34を参照して、サブCPU252により実行されるボーナス開始処理のフローチャートについて説明する。はじめに、サブCPU252は、各表示窓122L,122C,122Rを非透過状態にする(S431)。次に、サブCPU252は、第1選択画面125を液晶表示装置210に表示させる(S432)。次に、サブCPU252は、ビデオリールの使用が選択されたか否かを判別する(S433)。
サブCPU252は、ビデオリールの使用が選択されていないと判別したときは、各表示窓122L,122C,122Rを透過状態にする(S434)。この処理が終了すると、ボーナス開始処理を終了する。これにより、3つのメカリール120L,120C,120Rを用いてボーナスが行われることとなる。
サブCPU252は、ビデオリールの使用が選択されたと判別したときは、第2選択画面126を液晶表示装置210に表示させる(S435)。次に、サブCPU252は、「ノーマルタイプ」のビデオリールと「ギャンブルタイプ」のビデオリールのどちらかが選択されたか否かを判別する(S436)。サブCPU252は、どちらも選択されていないと判別したときは、S436を繰り返す一方で、どちらかが選択されたと判別したときは、中央の表示窓122Cを透過状態にし(S437)、左右の表示窓122L,122Rを非透過状態にする(S438)。次に、サブCPU252は、選択されたビデオリールを液晶表示装置210に表示させる(S439)。これにより、1つのメカリール120Cと2つのビデオリール140L,140Rとを用いてボーナスが行われることとなる。この処理が終了すると、ボーナス開始処理を終了する。
このように、遊技者は、第1選択画面125において、スタートレバー110などを操作することによって、メカリール120L,120C,120Rを用いて遊技を行うか、ビデオリール140L,140Rを用いて遊技を行うかを選択することができる。また、遊技者は、第2選択画面126において、スタートレバー110などを操作することによって、遊技に用いるビデオリール140L,140Rを選択することができる。これにより、遊技者は、選択操作によって、提供される遊技を自分の好みに合わせることができるから、遊技者の興趣が向上する。そして、遊技者は、自分の好みに合った遊技の提供を受けようとして、積極的に選択を行うようになるから、遊技者の遊技への介入度を向上させることができる。
また、ボーナスが成立した場合に、遊技者は、選択操作によって、提供される遊技を自分の好みに合わせることができるようになる。これにより、遊技者は、ボーナスが成立して選択が可能となったことについて、他の遊技者に対して優越感を抱くことができて、積極的に選択を行うようになる。
また、液晶表示装置210を介してメカリール120L,120Rを視認可能な透過状態と、液晶表示装置210を介してメカリール120L,120Rを視認不能な非透過状態とに、各表示窓122L,122C,122Rが切り換えられ、非透過状態にされた表示窓122L,122Rにビデオリール140L,140Rが表示されるから、メカリール120L,120Rとビデオリール140L,140Rとを別々の位置に配置する必要がなくなり、限られた遊技領域を有効活用することができる。
[ボーナス終了処理]
次に、図35を参照して、サブCPU252により実行されるボーナス終了処理のフローチャートについて説明する。はじめに、サブCPU252は、ビデオリールを表示しているか否かを判別する(S441)。サブCPU252は、ビデオリールを表示していないと判別したときは、ボーナス終了処理を終了する一方で、ビデオリールを表示していると判別したときには、各ビデオリールを液晶表示装置210から消去し(S442)、左右の表示窓122L,122Rを透過状態にする(S443)。これにより、ボーナス終了後は3つのメカリール120L,120C,120Rを用いて遊技が行われることとなる。この処理が終了すると、ボーナス終了処理を終了する。
(パチスロ10の概要)
本実施の形態におけるパチスロ10は、
複数の図柄を機械的に変動表示可能な図柄表示手段(メカリール120L,120C,120R)と、
画像を表示する画像表示手段(液晶表示装置210)と、
前記画像表示手段に前記画像として表示され、複数の図柄画像を映像的に変動表示可能な図柄画像表示手段(ビデオリール140L,140R)と、
前記図柄画像表示手段に係る画像データを複数記憶する記憶手段(描画用RAM260)と、
外部からの操作を受け付ける操作手段(スタートレバー110など)と、
前記操作手段が受け付けた操作に応じて、前記図柄表示手段において前記図柄を変動表示させる図柄表示制御手段(モータ駆動回路180など)と、
前記操作手段が受け付けた操作に応じて、対応する前記図柄画像表示手段を前記画像表示手段に表示させ、前記図柄画像表示手段において前記図柄画像を変動表示させる画像表示制御手段(サブCPU252など)と、
前記図柄表示手段に停止表示される図柄及び/又は前記図柄画像表示手段に停止表示される図柄画像による図柄の組合せを内部当籤役として決定する内部当籤役決定手段(メインCPU154)と、
所定のタイミングで、前記図柄の変動表示を停止させる図柄停止制御手段(モータ駆動回路180など)と、
前記所定のタイミングで、前記図柄画像の変動表示を停止させる図柄画像停止制御手段(サブCPU252など)と、
前記図柄の変動表示を停止させた結果及び/又は前記図柄画像の変動表示を停止させた結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段(ホッパー46など)と、
を有する構成である。
上記の構成によれば、操作手段が受け付けた操作に応じて、図柄表示手段において図柄が変動表示されたり、図柄画像表示手段において図柄画像が変動表示されたりされるから、遊技者は、操作手段を操作することによって、図柄表示手段を用いて遊技を行うか、図柄画像表示手段を用いて遊技を行うかを選択することができる。また、操作手段が受け付けた操作に対応する図柄画像表示手段が画像表示手段に表示されるから、遊技者は、操作手段を操作することによって、遊技に用いる図柄画像表示手段を選択することができる。これにより、遊技者は、操作手段の操作によって、提供される遊技を自分の好みに合わせることができるから、遊技者の興趣が向上する。そして、遊技者は、自分の好みに合った遊技の提供を受けようとして、積極的に選択を行うようになるから、遊技者の遊技への介入度を向上させることができる。
また、本実施の形態におけるパチスロ10は、上記の構成に加えて、
前記操作手段は、所定の条件(ボーナスなど)が成立した場合に、外部からの操作を受け付ける構成である。
上記の構成によれば、所定の条件が成立した場合に、遊技者は、操作手段の操作によって、提供される遊技を自分の好みに合わせることができるようになる。例えば、ベーシックゲームからボーナスゲームに移行した場合に、操作手段への操作が受け付けられることによって、遊技者は、他の遊技者に対して優越感を抱くことができて、積極的に選択を行うようになる。
さらに、本実施の形態におけるパチスロ10は、上記の構成に加えて、
前記画像表示制御手段は、前記所定の停止態様が特定の停止態様(特定役の成立など)である場合に、前記画像表示手段に表示させる前記図柄画像表示手段の数を増加させる構成である。
上記の構成によれば、図柄の変動表示を停止させた結果及び/又は図柄画像の変動表示を停止させた結果が特定の停止態様である場合に、画像表示手段に表示される図柄画像表示手段の数が増加される。例えば、特定の内部当籤役が成立した場合に、図柄画像表示手段の数が増加されることによって、遊技が多様化されるから、遊技者の興趣を更に向上させることができる。
さらにまた、本実施の形態におけるパチスロ10は、上記の構成に加えて、
前記図柄表示手段は、前記画像表示手段の背後に設けられており、
前記画像表示制御手段は、前記画像表示手段を介して前記図柄表示手段を視認可能な透過状態と、前記画像表示手段を介して前記図柄表示手段を視認不能な非透過状態とに、前記画像表示手段の少なくとも一部(表示窓122L,122C,122R)を切り換える構成である。
上記の構成によれば、画像表示手段を介して図柄表示手段を視認可能な透過状態と、画像表示手段を介して図柄表示手段を視認不能な非透過状態とに、画像表示手段の少なくとも一部が切り換えられる。これにより、画像表示手段における図柄表示手段の前方の位置を非透過状態にした場合には、この位置に図柄画像表示手段を表示させることができるようになるから、図柄表示手段と図柄画像表示手段とを別々の位置に配置する必要がなくなり、限られた遊技領域を有効活用することができる。
(本実施の形態の変形例)
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態において、メカリール120L,120C,120Rに設定された入賞判定ライン126aは1つであるが、各表示窓122L,122C,122Rの上段を組合せてなるトップライン、各表示窓122L,122C,122Rの中段を組合せてなるセンターライン、各表示窓122L,122C,122Rの下段を組合せてなるボトムライン、左表示窓122Lの上段、中表示窓122Cの中段及び右表示窓122Rの下段を組合せてなるクロスダウンライン、左表示窓122Lの下段、中表示窓122Cの中段及び右表示窓122Rの上段を組合せてなるクロスアップラインの5つを入賞判定ラインとして設けた構成にされていてもよい。
本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの機能フローの概略を示すブロック図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの外観を示す斜視図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの内部の概略を示す正面図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの表示状態を示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの表示状態を示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの表示状態を示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの表示状態を示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの主制御回路の構成を示すブロック図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの副制御回路の構成を示すブロック図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの図柄配置テーブルを示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの図柄組合せテーブルを示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのボーナス作動時テーブルを示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの一般遊技状態用内部抽籤テーブルを示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのRB作動中用内部抽籤テーブルを示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの小役・リプレイ用内部当籤役決定テーブルを示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのボーナス用内部当籤役決定テーブルを示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの内部当籤役(表示役)格納領域を示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの持越役格納領域を示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの作動中フラグ格納領域を示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロの図柄画像配置テーブルを示す図である。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのメインCPUの制御によるメインフローチャートである。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのメインCPUにより実行されるメダル受付・スタートチェック処理を示すフローチャートである。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのメインCPUにより実行される内部抽籤処理を示すフローチャートである。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのメインCPUにより実行されるリール停止制御処理を示すフローチャートである。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのメインCPUにより実行されるボーナス作動チェック処理を示すフローチャートである。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのメインCPUにより実行されるボーナス終了チェック処理を示すフローチャートである。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのメインCPUの制御による割込処理を示すフローチャートである。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのサブCPUにより行われる主基板通信タスクを示すフローチャートである。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのサブCPUにより行われる演出登録タスクを示すフローチャートである。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのサブCPUにより実行される演出内容決定処理を示すフローチャートである。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのサブCPUにより実行されるビデオリール回転処理を示すフローチャートである。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのサブCPUにより実行されるビデオリール停止処理を示すフローチャートである。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのサブCPUにより実行されるビデオリール増加処理を示すフローチャートである。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのサブCPUにより実行されるボーナス開始処理を示すフローチャートである。 本発明による遊技機の一実施の形態を示すパチスロのサブCPUにより実行されるボーナス終了処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチスロ(遊技機)
46 ホッパー
110 スタートレバー
120L,120C,120R メカリール
140L,140R ビデオリール
154 メインCPU
180 モータ駆動回路
210 液晶表示装置
252 サブCPU
260 描画用RAM

Claims (4)

  1. 複数の図柄を機械的に変動表示可能な図柄表示手段と、
    画像を表示する画像表示手段と、
    前記画像表示手段に前記画像として表示され、複数の図柄画像を映像的に変動表示可能な図柄画像表示手段と、
    前記図柄画像表示手段に係る画像データを複数記憶する記憶手段と、
    外部からの操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段が受け付けた操作に応じて、前記図柄表示手段において前記図柄を変動表示させる図柄表示制御手段と、
    前記操作手段が受け付けた操作に応じて、対応する前記図柄画像表示手段を前記画像表示手段に表示させ、前記図柄画像表示手段において前記図柄画像を変動表示させる画像表示制御手段と、
    前記図柄表示手段に停止表示される図柄及び/又は前記図柄画像表示手段に停止表示される図柄画像による図柄の組合せを内部当籤役として決定する内部当籤役決定手段と、
    所定のタイミングで、前記図柄の変動表示を停止させる図柄停止制御手段と、
    前記所定のタイミングで、前記図柄画像の変動表示を停止させる図柄画像停止制御手段と、
    前記図柄の変動表示を停止させた結果及び/又は前記図柄画像の変動表示を停止させた結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記操作手段は、所定の条件が成立した場合に、外部からの操作を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記画像表示制御手段は、前記所定の停止態様が特定の停止態様である場合に、前記画像表示手段に表示させる前記図柄画像表示手段の数を増加させることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記図柄表示手段は、前記画像表示手段の背後に設けられており、
    前記画像表示制御手段は、前記画像表示手段を介して前記図柄表示手段を視認可能な透過状態と、前記画像表示手段を介して前記図柄表示手段を視認不能な非透過状態とに、前記画像表示手段の少なくとも一部を切り換えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016123793A (ja) * 2015-01-07 2016-07-11 株式会社コーエーテクモゲームス ゲーム装置、その制御方法、ならびに、プログラム

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