JP2010021294A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不純物イオン注入時に、実効注入ドーズ量の場所によるばらつきが生じるのを防ぐ。
【解決手段】レジスト膜152をマスクとして半導体層(108)の所定の領域(112)に不純物イオンを注入する工程を含む半導体装置の製造方法であって、所定の領域に不純物イオンを注入するためにレジスト膜に開口部を形成する際に使用するレチクル領域全体に対する開口部の割合を示すマスクデータ率が第1の基準値未満の場合に、所定範囲の領域以外の領域に、ダミーイオン注入領域142を設け、レチクルのマスクデータ率が第1の基準値以上の第2の基準値より大きくなるようにする。
【選択図】図9

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
半導体集積回路に使用される抵抗素子として、たとえばポリシリコン層に不純物イオンを注入して形成されるポリシリコン抵抗素子が知られている。このようなポリシリコン抵抗素子は、以下の手順で製造される。まず、基板上の全面にポリシリコン層を形成する。つづいて、基板上の全面にレジスト膜を塗布後、フォトリソグラフィにより、抵抗素子となる所定の領域のみをレジスト開口する。そのレジスト膜をマスクとして、基板上の全面にボロン等の不純物イオンを注入する。この後、レジスト膜を除去し、ポリシリコン層を所定形状にパターニングし、熱処理により注入した不純物イオンを活性化する。さらに、ポリシリコン層上に層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜にコンタクト開口を形成し、開口部にアルミニウム等の導電材料を埋め込み配線する。
特開2006−344176号公報 特開2006−108571号公報 特開2006−80562号公報
しかし、本発明者は、上記のようなポリシリコン抵抗素子を形成する等の、半導体層に不純物イオンを注入する際に、導入される不純物イオンの実効注入ドーズ量に場所的なばらつきが生じることを見出した。このため、多数のチップ形成領域を有する半導体ウェハの各チップ形成領域に抵抗素子を形成する場合、場所によって抵抗値にばらつきが生じてしまう。この原因を種々検討した結果、本発明者は、不純物イオンを注入する領域が狭い場合に、このような現象が顕著に生じることを見出した。
図15は、ポリシリコン層108に、不純物イオンを注入するためのレジスト膜52が形成された状態を模式的に示す断面図である。たとえば、ポリシリコン抵抗素子を形成するための不純物イオン注入は、抵抗素子用の不純物イオンを注入するためだけの専用レジスト膜を用いる。そのため、不純物イオンを注入する領域が極端に狭くなる。このように、不純物イオンを注入する領域が非常に狭い場合、図15(a)に示すように、レジスト膜52の開口部52aが非常に狭く、ポリシリコン層108のほぼ全面がレジスト膜52で覆われた状態となってしまう。そのため、レジスト膜52上に電荷がたまり、不純物イオンが開口部52a内に入り込めなくなると考えられる。これにより、このように狭い開口部52aからポリシリコン層108に注入される不純物イオンの濃度が低くなってしまうと考えられる。
また、基板上で不純物イオンを注入する領域が粗密に配置されることもある。この場合も、ポリシリコン層108がレジスト膜52で覆われた領域が広いと、レジスト膜52上には電荷がたまってしまう。そのため、図15(b)に示すように、不純物イオン注入領域が広い箇所ではポリシリコン層108に不純物イオンが注入されるが、非常に狭い開口部52a内には不純物イオンが入り込めず、導入される不純物イオンの実効注入ドーズ量に場所的なばらつきが生じると考えられる。
このような問題を解消するために、本発明者は、不純物イオンを注入する領域が狭く、レジスト膜の開口部が狭い場合に、レジスト膜の開口部を大きくすることにより、レジスト膜表面に蓄積した電荷を不純物イオンを注入する対象の半導体層に移動させることにより、レジスト膜上の電荷量を減らせることを見出し、本発明に到達した。
従来、凹部内に金属材料等を埋め込み、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)で凹部外部の金属材料を除去して平坦化する際に、凹部のパターンの比率が多すぎたり少なすぎたりする場合に、金属材料が必要以上に削れてしまうという問題を解消するために、ダミーパターンを導入するという技術が知られている(たとえば特許文献1〜3)。しかし、従来、不純物イオンの注入時に、実効注入ドーズ量にばらつきが生じるという課題や、それを解消するための手法については検討されていなかった。
本発明によれば、
レジスト膜をマスクとして半導体層の所定の領域に不純物イオンを注入する工程を含む半導体装置の製造方法であって、
前記所定の領域に前記不純物イオンを注入するために前記レジスト膜に開口部を形成する際に使用するレチクル領域全体に対する開口部の割合を示すマスクデータ率が第1の基準値未満の場合に、前記所定範囲の領域以外の領域に、ダミーイオン注入領域を設け、レチクルのマスクデータ率が前記第1の基準値以上の第2の基準値より大きくなるようにする半導体装置の製造方法が提供される。
このようにすると、図15を用いて説明したようなレジスト膜52表面に蓄積した電荷を半導体層であるポリシリコン層108に移動させることにより、レジスト膜上の電荷量を減らし、開口部から不純物イオンが注入されるようにすることができる。このようにした例を図14に示す。図14に示すように、ポリシリコン層108が露出する領域を広くすることにより、レジスト膜152上に蓄積された電荷をポリシリコン層108に逃がすことができ、レジスト膜152上の電荷を減らすことができる。これにより、開口部152aが狭くても、開口部152aから不純物イオンをポリシリコン層108に注入することができ、ポリシリコン層108に導入される不純物イオンの実効注入ドーズ量の場所的なばらつきを低減することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、不純物イオン注入時に、実効注入ドーズ量の場所によるばらつきが生じるのを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
以下、半導体層が、半導体基板上に形成されたポリシリコン層である場合を例として説明する。まず、半導体基板上に形成されたポリシリコン層に、不純物イオンを注入して、抵抗素子およびゲート電極を形成する手順を説明する。図1は、この手順を示すフローチャートである。
半導体基板上全面にゲート絶縁膜を形成し(S100)、その上にポリシリコン層を形成する(S102)。つづいて、ポリシリコン層の、後にゲート電極となる領域に不純物イオンを注入する(S104)。次いで、ポリシリコン層の、後に抵抗となる領域に不純物イオンを注入する(S106)。その後、ポリシリコン層をゲート形状および抵抗形状にパターニングする(S108)。つづいて、ゲート形状のポリシリコン層をマスクとして、不純物イオンを注入してLDD/エクステンション領域を形成する(S110)。次いで、ゲート形状および抵抗形状のポリシリコン層側方に、サイドウォールを形成する(S112)。その後、ゲート形状のポリシリコン層およびサイドウォールをマスクとして、不純物イオンを注入してソースドレイン領域を形成する(S114)。このとき、抵抗形状のポリシリコン層の、後にコンタクトと接続する部分にも高濃度の不純物イオンが注入される。次いで、アニールを行い(S116)、シリサイド層を形成する(S118)。つづいて、ポリシリコン層を覆う絶縁膜を形成し(S120)当該絶縁膜にコンタクトボールを形成して、コンタクトを形成する(S122)。
次に、図面を参照して具体的に説明する。図2から図6は、この手順を示す工程断面図である。
半導体基板102(基板)の一部の表面には、素子分離絶縁膜104が形成されている。さらに、半導体基板102上の全面にゲート絶縁膜106を形成する。次いで、半導体基板102上の全面にポリシリコン層108を形成する。この状態を図2(a)に示す。
つづいて、ポリシリコン層108上にレジスト膜150を形成し、レチクルを用いてレジスト膜150を露光・現像してレジスト膜150に、後にトランジスタのゲート電極となる領域を開口した開口部を形成する。このとき、一つのレチクルに対応する領域をレチクル領域という。つづいて、レジスト膜150をマスクとして用いて、半導体基板102上の全面に不純物イオンを注入する(図2(b))。次いで、レジスト膜150を除去する。これにより、ゲート電極領域110に選択的に不純物イオンが注入される(図2(c))。
その後、後に抵抗素子となる領域を選択的に開口したレジスト膜152(絶縁膜)をマスクとして用いて、半導体基板102上の全面に不純物イオンを注入する(図3(a))。つづいて、レジスト膜152を除去する。これにより、抵抗素子領域112に選択的に不純物イオンが注入される(図3(b))。
次いで、ポリシリコン層108をゲート電極形状および抵抗素子形状にパターニングするためのレジスト膜154を用いてポリシリコン層108およびゲート絶縁膜106をエッチングする(図4(a)、(b))。その後、ゲート電極領域110をマスクとして、半導体基板102上全面に不純物イオンを注入し、エクステンション領域113を形成する(図4(c))。
つづいて、ゲート電極領域110および抵抗素子領域112の側方にそれぞれサイドウォール114およびサイドウォール116を形成する(図5(a))。次いで、抵抗素子領域112の所定の領域およびソースドレイン領域以外の領域をマスクするレジスト膜156を用いて、半導体基板102上全面に不純物イオンを注入し、抵抗素子領域112に高抵抗領域120を形成するとともに、ゲート電極領域110のサイドウォール114の両側方にソースドレイン領域118を形成する(図5(b)、(c))。
その後、ソースドレイン領域118上、ゲート電極領域110上、および抵抗素子領域112の高抵抗領域120上にそれぞれシリサイド層122、シリサイド層124、およびシリサイド層126を形成する(図6(a))。つづいて、ゲート電極領域110および抵抗素子領域112等を埋め込む層間絶縁膜130を形成する。さらにその後、層間絶縁膜130にコンタクトホールを形成し、層間絶縁膜130を導電材料で埋め込むことにより、コンタクト132およびコンタクト134を形成する(図6(b))。
ところで、以上の手順において、たとえば、抵抗素子領域112を形成する領域の基板全面に占める割合は、非常に狭い。また、抵抗素子領域112に選択的に不純物イオンを注入する工程では、抵抗素子領域112に不純物イオンを注入するためだけに使用するための専用フォトレジスト膜を用いるため、このレジスト膜に開口部を形成する際に使用するレチクル領域全体に対する開口部の割合を示すマスクデータ率は、たとえば0.1%未満と非常に低くなってしまう。
図16は、半導体ウェハ(半導体基板102)に形成された抵抗素子領域112を模式的に示す平面図である。ここで、半導体基板102上には、スクライブライン領域202で区切られた複数のチップ形成領域200が形成されている。各チップ形成領域200中に、抵抗素子領域112が設けられている。このように、抵抗素子領域112の面積の割合が低い場合に、そのまま抵抗素子領域112にだけ不純物イオンを注入しようとすると、レジスト膜52のパターンは、図17に示したようになる。図17に示すように、ポリシリコン層108のほとんどの領域がレジスト膜52で覆われてしまう。そのため、図15を参照して説明したように、レジスト膜52上に電荷がたまり、不純物イオンが抵抗素子領域112部分に対応する開口部内に入り込めなくなってしまう。これにより、導入される不純物イオンの実効注入ドーズ量が低くなってしまう。また、ここでは、説明のために複数のチップ形成領域200に同じ形状の抵抗素子領域112が設けられる例を示しているが、チップ形成領域200によって、抵抗素子領域112の形状やサイズが異なり、不純物イオンを注入する領域が粗密に配置されることもある。この場合、不純物イオンを注入する領域が粗な部分では実効注入ドーズ量が低くなるとともに、密な部分では実効注入ドーズ量が高くなり、実効注入ドーズ量に場所的なばらつきが生じると考えられる。
そこで、本実施の形態においては、レジスト膜をマスクとして半導体層の所定の領域に不純物イオンを注入する工程を含む場合に、所定の領域に不純物イオンを注入するためにレジスト膜に開口部を形成する際に使用するレチクル領域全体に対する開口部の割合を示すマスクデータ率が第1の基準値未満の場合に、所定範囲の領域以外の領域に、ダミーイオン注入領域を設け、レチクルのマスクデータ率が第1の基準値以上の第2の基準値より大きくなるようにする。
図7は、この手順を示すフローチャートである。
まず、目的の不純物イオン注入領域に不純物イオンを注入するためにレジスト膜に開口部を形成する際に使用するレチクル領域全体に対する開口部の割合を示すマスクデータ率が第1の基準値未満か否かを判断する(S200)。このマスクデータ率が第1の基準値未満の場合(S200のYES)、ダミーイオン注入領域を設定して、マスクデータ率が、第1の基準値以上の第2の基準値より大きくなるようにする(S202)。その後、当初の目的の不純物イオン注入領域とステップS202で設定されたダミーイオン注入領域とを開口させたレジスト膜を用いて、不純物イオンの注入を行う(S204)。
本実施の形態において、図1を参照して説明した各不純物イオン注入工程について、この手順を行う。たとえば、ステップS106の抵抗素子領域112に不純物イオンを注入する工程において、抵抗素子領域112を形成する際に使用するレチクル領域全体に対する開口部の割合を示すマスクデータ率が第1の基準値未満の場合、同時に不純物イオンを注入するダミーイオン注入領域を設ける。
図8は、スクライブライン領域202にダミーイオン注入領域142を設けた例を示す図である。ここで、ドットで示した箇所に不純物イオンを注入するものとする。このように、スクライブライン領域202にダミーイオン注入領域を設ける場合、レジスト膜152のパターンは、図9に示したようになる。この場合、図9に示すように、各チップ形成領域の周囲でポリシリコン層108が露出する。そのため、図14に示すように、レジスト膜152上に蓄積した電荷がポリシリコン層108に移動して、レジスト膜152上に蓄積しなくなる。これにより、抵抗素子領域112に不純物イオンを注入するための開口部(たとえば152a)が狭くても、この開口部から不純物イオンがポリシリコン層108に注入されるようにすることができる。また、このようにスクライブライン領域202にダミーイオン注入領域142を設けることにより、ポリシリコン層108が露出する領域を均等にすることができる。これにより、実効注入ドーズ量の場所的なばらつきを低減することができる。
次に、第1の基準値と第2の基準値の好ましい範囲を説明する。
図10は、図1のステップS106の抵抗素子領域112に不純物イオンを注入する工程において、マスクデータ率を0.1%未満とした場合およびマスクデータ率を約3.3%とした場合の、抵抗素子領域112の半導体基板102上の各場所におけるシート抵抗のばらつきを測定した結果を示す図である。
図11は、半導体装置100のレチクル領域を示す平面図である。
レチクル領域は、このようにスクライブライン領域202で囲まれた複数の領域を含む。 図11(a)は、マスクデータ率を0.1%未満(約0.09%)とした場合の抵抗素子領域112のパターンを模式的に示す。ここで、抵抗素子領域112は、回路により任意に配置されるため、レチクル領域内で粗密が発生する。イオン注入のドーズ量は、形成する抵抗素子領域112に必要なシート抵抗値に基づき適宜決定することができる。たとえば、シート抵抗値=1000Ω/mが必要な場合、ボロンを8E14cm−2程度注入する。
しかし、図10に示すように、マスクデータ率が0.1%未満と極端に低い場合、ポリシリコン層に注入される実効注入ドーズ量が低下し、抵抗値が大きくなる。たとえば、注入ドーズ量が=8E14cm−2のとき、実効ドーズ=7E14cm−2程度となる。さらに、注入領域が疎の部分では、より実効注入ドーズが低くなる。たとえば、注入ドーズ=8E14cm−2のとき、実効ドーズ=6E14cm−2程度となる。また、データ率が0.1%未満の場合、図10に示すように、ショット内で約200Ω/m(約25%)のシート抵抗値のばらつきが生じた。その結果、レチクル領域全体内でのシート抵抗ばらつきが大きくなる。
一方、図11(b)は、スクライブライン領域202にダミーイオン注入領域142を設けて、マスクデータ率を約3.3%とした場合のパターンを模式的に示す。これにより、図10に示すように、全体的な抵抗値が低下するとともにばらつきも低下した。
同様に、マスクデータ率を、0.60%、1.60%、100%と変更させて、各場合のシート抵抗ばらつきを測定した。その結果を図12および図13に示す。ここで示すように、マスクデータ率が0.1%未満の場合、抵抗値のばらつきが大幅に生じる。一方、マスクデータ率を1%以上とすることにより、抵抗値のばらつきを10%以下に抑えることができた。
以上から、一例として、第1の基準値は、たとえば0.1%とすることができる。また、一例として、第2の基準値は、たとえば1%とすることができる。図12および図13に示したように、マスクデータ率が0.6%の場合も、多少のばらつきが生じている。そのため、他の例として、第1の基準値および第2の基準値を1%として、マスクデータ率が1%未満の場合は、1%以上となるようにダミーイオン注入領域を設けるようにすることもできる。
本実施の形態の効果を説明する。
マスクデータ率を高めることにより、図14に示すように、レジスト膜152表面に蓄積した電荷をポリシリコン層108に移動させることができ、レジスト膜152上に蓄積した電荷量を減らすことができる。これにより、幅の狭い開口部152aからも不純物イオンを注入することができ、導入される不純物イオンの実効注入ドーズ量の低下や場所的なばらつきを抑えることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以上では、スクライブライン領域202にダミーイオン注入領域142を設ける例を示したが、ダミーイオン注入領域142は、スクライブライン領域以外の領域に設けることもできる。たとえば、図1のステップS108でパターニングにより除去される部分にダミーイオン注入領域142を設けておくようにすることもできる。
また、たとえば、目的の不純物イオン注入領域が粗に配置されている箇所の近傍に、密にダミーイオン注入領域142に配置する等により、場所のばらつきを減らすこともできる。
さらに、以上では、図1のステップS106の不純物イオンの注入工程でのみ、ダミーイオン注入領域を設ける例を示したが、他の工程においても、マスクデータ率が低い場合は、ダミーイオン注入領域を設ける処理を適用することができる。
本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の一例を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の一例を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の一例を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の一例を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の一例を示す工程断面図である。 ダミーイオン注入領域を設定する手順を示すフローチャートである。 ダミーイオン注入領域を示す平面図である。 図8に示したパターンを形成するためのレジスト膜を示す平面図である。 マスクデータ率とシート抵抗値とのばらつきの関係を示す図である。 半導体装置のレチクル領域を示す平面図である。 データ率とシート抵抗とのばらつきの関係を示す図である。 データ率とシート抵抗とのばらつきの関係を示す図である。 ポリシリコン層上に、不純物イオンを注入するためのレジスト膜が形成された状態を模式的に示す断面図である。 ポリシリコン層上に、不純物イオンを注入するためのレジスト膜が形成された状態を模式的に示す断面図である。 抵抗素子領域を示す平面図である。 図16に示したパターンを形成するためのレジスト膜を示す平面図である。
符号の説明
52 レジスト膜
52a 開口部
100 半導体装置
102 半導体基板
104 素子分離絶縁膜
106 ゲート絶縁膜
108 ポリシリコン層
110 ゲート電極領域
112 抵抗素子領域
113 エクステンション領域
114 サイドウォール
116 サイドウォール
118 ソースドレイン領域
120 高抵抗領域
122 シリサイド層
124 シリサイド層
126 シリサイド層
130 層間絶縁膜
132 コンタクト
134 コンタクト
142 ダミーイオン注入領域
150 レジスト膜
152 レジスト膜
152a 開口部
154 レジスト膜
156 レジスト膜
200 チップ形成領域
202 スクライブライン領域

Claims (7)

  1. レジスト膜をマスクとして半導体層の所定の領域に不純物イオンを注入する工程を含む半導体装置の製造方法であって、
    前記所定の領域に前記不純物イオンを注入するために前記レジスト膜に開口部を形成する際に使用するレチクル領域全体に対する開口部の割合を示すマスクデータ率が第1の基準値未満の場合に、前記所定範囲の領域以外の領域に、ダミーイオン注入領域を設け、レチクルのマスクデータ率が前記第1の基準値以上の第2の基準値より大きくなるようにする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ダミーイオン注入領域を、分散配置する半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体層には、スクライブライン領域で区切られた複数のチップ形成領域が設けられ、
    前記ダミーイオン注入領域を、前記スクライブライン領域上に設ける半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1から3いずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の基準値は、0.1%である半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1から4いずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2の基準値は、1%である半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1から3いずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の基準値および前記第2の基準値は、1%である半導体装置の製造方法。
  7. 請求項1から6いずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
    前記不純物イオンを注入する工程は、基板上に形成されたポリシリコン層に前記不純物イオンを注入して、ポリシリコン抵抗素子を形成する半導体装置の製造方法。
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